JP2001199127A - データ変換方法、データ変換回路および該回路を有する記録装置 - Google Patents

データ変換方法、データ変換回路および該回路を有する記録装置

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JP2001199127A
JP2001199127A JP2000013249A JP2000013249A JP2001199127A JP 2001199127 A JP2001199127 A JP 2001199127A JP 2000013249 A JP2000013249 A JP 2000013249A JP 2000013249 A JP2000013249 A JP 2000013249A JP 2001199127 A JP2001199127 A JP 2001199127A
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Taro Takita
太郎 滝田
Yasuhisa Mobara
泰久 茂原
Shinichi Matsuyama
眞一 松山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HV変換等のデータの配列を変換する処理を
高速化する。 【解決手段】 入力されたラスタ形式のデータを記録ヘ
ッドの記録素子の配列に合わせた形式に変換して出力す
るHV変換器を少なくとも2つ用意し、デュアルポート
RAM103からHV変換器A 106へラスタ形式の
データが入力される期間内に、HV変換器B 105か
ら記録素子の配列に合わせた形式のデータが出力されて
DRAM104へ格納されるように2つのHV変換器の
動作を制御して、データ配列形式の変換に係る処理時間
を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ変換方法、
データ変換回路および該回路を有する記録装置に関し、
特に、所定方向に配列された複数の記録素子を有する記
録ヘッドを、前記記録素子の配列方向と略直交する方向
に記録媒体上で走査させて記録を行うシリアルスキャン
型の記録装置において、入力されたラスタ形式の画像デ
ータを記録素子の配列に合わせた形式のデータに変換す
るデータ変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行うプリンタがある。
【0003】プリンタの記録方式としてはドットインパ
クト方式、サーマル方式、インクジェット方式等があ
り、その構成としては、複数の記録素子が所定方向に配
列された記録ヘッドを備え、記録媒体の搬送方向と直行
する方向に記録ヘッドを往復移動させて記録ヘッドの幅
に相当する分の記録を行った後に、記録された分だけ記
録媒体の搬送を行う動作を繰り返して記録する、所謂シ
リアルスキャン方式が一般的である。
【0004】シリアルスキャン方式のプリンタでは、記
録素子の配列に合わせた形式で記録ヘッドにデータが転
送され、記録ヘッドが1画素に相当する距離を移動する
度に記録素子が駆動されて、画像が記録される。
【0005】しかしながら、通常ホストコンピュータか
らプリンタに送られてくる画像データの形式は、画素デ
ータをラスタ(水平)方向に連続した形式で表わす、所
謂ラスタ形式である場合が多い。従って、水平方向のデ
ータを縦方向のデータに変換する(以後HV変換と記
す)必要がある。
【0006】HV変換については、特開平8−1977
85号公報等により知られている。以下図8Aおよび8
Bを用いて従来のHV変換について簡単に説明する。
【0007】図8Aに示したように、従来例においてH
V変換を行う構成としては、HV変換器803と、一時
的にラスタ形式の画像データ(以下ラスタデータと称す
る)を格納すると共にHV変換されたデータを格納する
DRAM802とがある。HOST801から送信され
たラスタデータは、一旦DRAM802に入力されて格
納される。HV変換できるだけのラスタデータが、DR
AM802に入力されると、DRAM802よりデータ
が読み出されてHV変換器803に入力される。そして
変換されたデータは、HV変換器803からDRAM8
02のもとのアドレスに入力される。
【0008】次に図8Bを用いてHV変換の様子を説明
する。ここでは、分かりやすくするために、4×4ドッ
トの変換を行う場合を例に説明する。4×4のドットの
HV変換を行うHV変換器803は、縦に4個、横に4
個のレジスタで構成される。DRAM802内部には、
ホストコンピュータから送信されたラスタデータが一時
的に4bitのデータ幅で横方向に書込まれている。そ
して4ライン分のラスタデータの書込みが終了したら、
図中太い線で示した4ワード(1ワード4bit)単位
で、DRAM802からデータを読み出してHV変換器
803に入力する。そしてHV変換器803から出力す
るときは、縦の方向にデータを取り出してDRAM80
2のもとのアドレスに入力することでHV変換が行われ
る。
【0009】以上のように従来例では、ラスタデータを
一旦DRAMに入力してHV変換ができるだけの量のデ
ータが入力されたら、ラスタデータをDRAMより取り
出しHV変換器に入力し、HV変換器より縦方向にデー
タを取り出してDRAMの元のアドレスに入力すること
でHV変換が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、HV変換の3つの工程、すなわ
ち、ラスタデータの入力、HV変換器への入力、および
HV変換器からのデータの取り出しとDRAMへの再入
力、の3つの工程は、すべてメモリの入出力に関する工
程であり、更に、このうち2つの工程は同じHV変換器
に対する入出力工程であるので、これら3つの工程を順
番に処理する必要があり、このため処理を高速に行うこ
とができないという問題が生じる。
【0011】本発明は以上のような状況を鑑みてなされ
たものであり、HV変換等のデータの配列を変換する処
理を高速に行うことができるデータ変換方法、データ変
換回路および該回路を有する記録装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のデータ変換方法は、所定方向に配列された
複数の記録素子を有する記録ヘッドを、前記記録素子の
配列方向と略直交する方向に記録媒体上で走査させて記
録を行う場合のデータ変換方法であって、入力されたラ
スタ形式のデータを前記記録素子の配列に合わせた形式
に変換して出力する変換手段を少なくとも2つ用意し、
一つの変換手段への前記ラスタ形式のデータの入力と、
他の変換手段から前記記録素子の配列に合わせた形式の
データの出力とが同時に行われるように前記変換手段の
動作を制御することを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成する本発明のデータ
変換回路は、所定方向に配列された複数の記録素子を有
する記録ヘッドを、前記記録素子の配列方向と略直交す
る方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置の
データ変換回路であって、入力されたラスタ形式のデー
タを前記記録素子の配列に合わせた形式に変換して出力
する少なくとも2つの変換手段と、一つの変換手段への
前記ラスタ形式のデータの入力と、他の変換手段から前
記記録素子の配列に合わせた形式のデータの出力とが同
時に行われるように前記変換手段の動作を制御する制御
手段とを備えている。
【0014】更に、上記データ変換回路を有する記録装
置によっても本発明の目的は達成される。
【0015】すなわち、本発明では、入力されたラスタ
形式のデータを記録ヘッドの記録素子の配列に合わせた
形式に変換して出力する変換手段を少なくとも2つ用意
し、一つの変換手段へラスタ形式のデータが入力される
期間内に、他の変換手段から記録素子の配列に合わせた
形式のデータが出力されるように変換手段の動作を制御
して、データ配列形式の変換に係る処理時間を短縮する
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0017】図9は、本発明のデータ変換回路を有する
記録装置の代表的な実施の形態であるインクジェットプ
リンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図である。
図9において、駆動モータ5013の正逆回転に連動し
て駆動力伝達ギア5009〜5011を介して回転する
リードスクリュー5005の螺旋溝5004に対して係
合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、ガイド
レール5003に支持されて矢印a,b方向を往復移動
する。キャリッジHCには、記録ヘッドIJHとインク
タンクITとを内蔵した一体型インクジェットカートリ
ッジIJCが搭載されている。
【0018】5002は紙押え板であり、キャリッジH
Cの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000に
対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
で、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うた
めのホームポジション検知器である。
【0019】5016は記録ヘッドIJHの前面をキャ
ップするキャップ部材5022を支持する部材で、50
15はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。
【0020】又、5021は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0021】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0022】次に、上述したインクジェットプリンタI
JRAの記録制御を実行するための制御構成について説
明する。
【0023】図10はインクジェットプリンタIJRA
の制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路を
示す同図において、102はホストコンピュータから画
像信号が入力されるインタフェース、101はCPU、
1702はCPU101が実行する制御プログラムを格
納するROM、104は各種データ(上記記録信号やヘ
ッドに供給される記録データ等)を保存しておくDRA
Mである。1704は記録ヘッドIJHに対する記録デ
ータの供給制御を行うゲートアレイ(G.A.)であ
り、インタフェース102、CPU101、DRAM1
04間のデータ転送制御も行う。1710は記録ヘッド
IJHを搬送するためのキャリアモータ、1709は記
録紙搬送のための搬送モータである。1705は記録ヘ
ッドを駆動するヘッドドライバ、1706,1707は
それぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ1710
を駆動するためのモータドライバである。
【0024】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース102に画像信号が入力されるとゲートアレイ
1704とCPU101との間で、後で詳述するように
HV変換が行われ画像信号がプリント用の記録データに
変換される。そして、モータドライバ1706、170
7が駆動されると共に、ヘッドドライバ1705に送ら
れた記録データに従って記録ヘッドが駆動され、記録が
行われる。
【0025】ここでは、CPU101が実行する制御プ
ログラムをROM1702に格納するものとしたが、E
EPROM等の消去/書き込みが可能な記憶媒体を更に
追加して、インクジェットプリンタIJRAと接続され
たホストコンピュータから制御プログラムを変更できる
ように構成することもできる。
【0026】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能なイ
ンクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成
して、インクがなくなったときにインクタンクITだけ
を交換できるようにしても良い。
【0027】図11は、インクタンクとヘッドとが分離
可能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視
図である。インクカートリッジIJCは、図11に示す
ように、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッ
ドIJHとが分離可能である。インクカートリッジIJ
CにはこれがキャリッジHCに搭載されたときには、キ
ャリッジHC側から供給される電気信号を受け取るため
の電極(不図示)が設けられており、この電気信号によ
って、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてイン
クが吐出される。
【0028】なお、図11において、500はインク吐
出口列である。また、インクタンクITにはインクを保
持するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体
が設けられており、そのインク吸収体によってインクが
保持される。
【0029】以下、上記インクジェットプリンタIJR
Aで行われる画像データ変換処理について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0030】図1は、上記インクジェットプリンタIJ
RAにおける、画像データ変換処理としてのHV変換に
関する第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0031】図中CPU101、インターフェース10
2、およびDRAM104については、図10に関して
上記で説明したのでここでは説明を省略する。これ以外
の構成要素であるデュアルポートRAM103、HV変
換器105および106、アドレスカウンタ107〜1
09、アドレス変換器110、HVR/W切替器111
およびHVアドレスデコード回路112は、図10のゲ
ートアレイ(G.A)1704を構成する内部回路ある
いは対応する部分であると理解されたい。
【0032】デュアルポートRAM103は、それぞれ
独立非同期にアクセスすることができる入力および出力
を2系統備えており、本実施形態ではインタフェース1
02を介して入力されたラスタデータを一時的に格納
し、HV変換器へ出力している。2つのHV変換器10
5,106は16×16ドット分のラスタデータをHV
変換し、一方にラスタデータが入力されているとき他方
からは変換されたデータが出力される。3つのアドレス
カウンタ107,108,109は、それぞれデュアル
ポートRAM103の入力、出力、DRAM104の入
力のアドレスを、CPU101から指定された初期アド
レス、およびアドレス変換器110より出力される初期
アドレスに基づいて算出して出力する。
【0033】また、アドレス変換器110は、デュアル
ポートRAMの入力初期アドレスを、デュアルポートR
AMの出力およびDRAMの入力初期アドレスに変換す
る。HVR/W切替器111は、16×16のラスタデ
ータの入力、および変換データの読み出しが終了する毎
に2つのHV変換器105および106の動作を切り替
える。HVアドレスデコード回路112は、アドレスカ
ウンタ108より出力されるRASアドレスの下位4b
itから16段あるHV変換器の入力先、及び読み出し
先アドレスをデコードする。
【0034】次に、図1の構成におけるHV変換動作に
ついて説明する。ホストコンピュータから1ラインのラ
スタデータが入力されると、インターフェース102は
CPU101とコマンド通信を行い、色毎に1ライン分
のラスタデータ(DATA1)を16ビットずつ送信す
る。CPU101は送信されるラスタデータの色および
何本目のラインかにより初期入力アドレス(S_AD)
を設定し、アドレスカウンタ107およびアドレス変換
器110に送信する。
【0035】アドレス変換器110は、入力された初期
アドレスをデュアルポートRAM103から読み出すデ
ータの初期アドレス(S_AD2)に変換し、アドレス
カウンタ108およびアドレスカウンタ109に送信す
る。
【0036】以上のような設定が終了したら、まずホス
トコンピュータから送信されたラスタデータは、デュア
ルポートRAM103のアドレスカウンタ1 107に
より出力されたアドレスに入力される。そして16bi
tのラスタデータが入力される毎に初期アドレス(S_
AD)がインクリメントされ、アドレスカウンタ110
7よりアドレス(AD1)が出力されてラスタデータが
入力されていく。
【0037】本実施形態のHV変換器105および10
6は、16×16のデータのHV変換を行うので、16
ライン分のラスタデータが入力されるとHV変換を行う
ことができる。従って、16ライン分のラスタデータが
入力されると、デュアルポートRAM103の出力より
アドレスカウンタ2 108より出力されるアドレス
(AD2)に格納されたデータを読み出して、HV変換
器A 106の、HVアドレスデコード回路 112よ
り出力されるアドレスHVAD[0−15](後述)に
ラスタデータを格納する。
【0038】この時HVR/W111より出力されるH
V変換器の状態を切替る信号であるR/W信号は、初期
設定としてHV変換器A 106が入力、HV変換器B
105が出力となっている。なおHV変換器B 10
5には、まだラスタデータの入力が行われていないので
DRAM104への入力は行われない。
【0039】そしてアドレスカウンタ2 108をイン
クリメントしながら16×16のラスタデータをHV変
換器A 106に入力する。16×16のラスタデータ
のHV変換器A 106への入力が終了したら、HVR
/W111より出力されるR/W信号を切り替えて、H
V変換器A 106を出力、HV変換器B 105を入
力にする。そしてHV変換器A 105の、HVアドレ
スデコード回路112より出力されるアドレスHVAD
[0−15](後述)より変換後のデータを読み出し、
DRAM104のアドレスカウンタ3 109より出力
されるアドレス(AD3)に入力する。
【0040】同様にしてアドレスカウンタ3 109の
アドレスをインクリメントさせて16×16の変換後の
データを、HV変換器A 106から読み出してDRA
M104に入力する。またこのときHV変換器A 10
6から変換後のデータをDRAM104に入力するのと
同期して、デュアルポートRAM103の出力からHV
変換器B 105に16×16のラスタデータを入力す
る。
【0041】そして16×16のラスタデータに対する
処理が終了したら、同様にHV変換器B 105よりD
RAM104に16×16の変換後データを入力し、そ
れに同期して、デュアルポートRAM103の出力から
16×16のラスタデータをHV変換器A 106に入
力する動作を行う。
【0042】このように、本実施形態ではHV変換器を
2つ用いてHV変換器へのラスタデータ入力と、HV変
換器からの変換後のデータのDRAMへの入力を並列に
行う。このときデュアルポートRAM103は、それぞ
れ独立してアクセス可能な入出力系統を2つ持っている
ので、HV変換の入出力処理とホストコンピュータより
出力されるラスタデータの入力を並列処理することがで
きる。
【0043】次に図2を用いて、本実施形態におけるデ
ータの動きを説明する。図中上部はデュアルポートRA
M103の一部を示しており、1色分、32ライン分の
画像データに対応するメモリ領域でありデータ幅は16
ビットである。Column方向に画像データ横幅分
(例えばA4サイズであれば長い方の幅分)、Raw方
向に画像データ32ライン分のアドレスを割り当てる。
そしてRaw方向に16ラインずつ、A,Bの2つの領
域に分け、そしてA,Bの領域に交互に入出力を行う。
【0044】すなわちAの領域にラスタデータを入力し
ているときには、既にラスタデータの入力が終了してい
るBの領域よりラスタデータを読み出してHV変換器に
入力を行い、逆にBの領域にラスタデータを入力してい
るときには、Aの領域からラスタデータを読み出してH
V変換器に入力する。
【0045】図中下方にはDRAM104の一色分の画
像データメモリ領域を示している。Column方向に
画像データの横幅分(例えばA4サイズであれば長い方
の幅分)、Raw方向に512ライン分のアドレスを割
り当てる。
【0046】デュアルポートRAM103にデータを入
力する時には、インターフェース102とCPU101
がコマンドの送受信を行い初期アドレス(S_AD1)
を設定する。Aの領域の1ライン目にデータを入力する
と想定すると、初期アドレスはColumn X00
0、Raw X00となり、このアドレスがアドレスカ
ウンタ1 107に入力される。なお1ライン毎に初期
アドレス(S_AD)を設定しにいくので、初期のCo
lumnアドレスは必ずX000である。
【0047】はじめはAの領域にラスタデータが入力さ
れるので、Bの領域からHV変換器への入力を行う。ア
ドレス変換器110に入力された初期アドレスをBの領
域の読み出し開始位置に変換し、アドレスカウンタ2
108,アドレスカウンタ3109に入力する。この場
合はColumn X000、Raw X10であり、
読み出しは16ワード(16×16ビット)毎におこな
われるので、Rawアドレスは、Aの領域より読み出す
場合はX00、Bの領域より読み出す場合はX10であ
る。またColumnアドレスは、後述するようにアド
レス変換器110に入力される初期アドレスのRawア
ドレスで決定される。
【0048】図に示すように、インターフェース102
から送信されるラスタデータを、アドレスカウンタ1
107をColumn方向にインクリメントさせて16
ビットずつデュアルポートRAM103へ入力してい
く。それと同期してアドレスカウンタ2 108より出
力されるアドレスをRaw方向にインクリメント(ただ
し16ワード入力したらColumnを一回インクリメ
ントする)させながら、ラスタデータを読み出してHV
変換器A 106に入力する。すなわち、図中で示さ
れた2つの処理が同期して行われる。
【0049】16ワードのラスタデータのデュアルポー
トRAM103への入力、およびHV変換器A 106
への入力が終わると、HVR/W111からの切り替え
信号によりHV変換器B 105にラスタデータを入力
する。これと同期して次の16ワードのラスタデータの
デュアルポートRAM103への入力、およびHV変換
器A 106に入力された画像データが、上記のアドレ
スカウンタ2と同じようにアドレスカウンタ3 109
をインクリメントさせながらHV変換後のデータとして
DRAM103へ入力される。すなわち、図中で示さ
れた3つの処理が同期して行われる。
【0050】次に再びで示した処理が行われる時に
は、HV変換器B 105に入力された画像データが、
アドレスカウンタ3 109をインクリメントさせなが
らHV変換後のデータとしてDRAM103へ入力され
る、で示した処理も同期して行われる。
【0051】以上のように(および)の処理との
処理とを交互に繰り返して、1ライン分の画像データの
入力と64ブロックのHV変換とを並列に行う。次のラ
インのラスタデータが入力されたときも同様に並列処理
を行う。
【0052】次に図3Aを用いてアドレス変換器11
0、HVアドレスデコード回路112、HVR/W11
1での処理を説明する。
【0053】アドレス変換器110は、図3(a)に示
したように、CPU101からのラスタデータ初期アド
レス(S_AD)のRawアドレスをもとに、デュアル
ポートRAM103から出力する初期アドレス(S_A
D2)に変換し出力する。
【0054】図3A(b)は、デュアルポートRAM1
03のAの領域にラスタデータを入力し、Bの領域より
データを読み出しHV変換器へ入力する場合の例を示し
ている。この場合、まずデュアルポートRAM103の
Aの領域のの部分(RawX00、ColumnX0
00)に、S_ADがアドレスカウンタ1に設定される
と、S_AD2はBの領域のの場所(RawX10、
ColumnX000)であるので、アドレス変換器よ
りRawX10、ColumnX000が出力(S_A
D2)されてアドレスカウンタ2、および3に入力さ
れ、そのアドレスをもとにアドレスをカウントしてい
く。
【0055】アドレスカウンタ1はAの領域に16bi
tのラスタデータを入力する毎に、Column方向に
矢印のようにアドレスをインクリメントして入力して行
く。一方、アドレスカウンタ2は、S_AD2をもとに
Bの領域のRaw方向のアドレスをインクリメントさ
せ、Raw X1Fまで入力したら破線矢印のようにR
awをX00に戻し、Columnを1つインクリメン
トさせ、図のようにラスタデータを読み出してHV変換
器へ入力していく。
【0056】Aの領域に1ライン分のデータを入力し終
わると(すなわち、AD1のColumnアドレスがX
3FFとなると)、Bの領域においては64回、AD2
のColumnがインクリメントされたこととなるの
で、次のS_AD1はの場所すなわち、Raw X0
1 Column X000に設定され、S_AD2は
Bの領域におけるの場所すなわち、Raw X10、
Column X040に設定される。同様にAの領域
において16番目の場所(Raw X0F)に設定され
ると、S_AD2はBの領域の16番目の位置(Raw
X10、Column X3C0)に設定される。同
様にAの領域から読み出し、Bの領域にラスタデータを
入力する場合にも、S_AD2はColumn方向に6
4ブロックおきに変換される。
【0057】HVアドレスデコード回路112は、図3
A(c)に示すように、ADD2のRawアドレスの下
位4bitより入出力用のHV変換器の読み出し位置、
および入力位置を決めるHV[0−16]を出力する。
【0058】またHVR/W111は、図3A(d)に
示すように、2つのHV変換器の動作を読み出しと入力
とに切替える。HVAD[15]のときのデータの出力
及び読み出しが終わると、2つのHV変換器から16×
16のデータに対する読み出しおよび入力が終了したこ
ととなるので、HVR/W111は、HVAD[15]
からHVAD[0]に変化したときに、2つのHV変換
器の動作を切り替える信号を出力する。
【0059】図3Bは2つのHV変換器105および1
06の内部構造を例示的に示す図である。図3B(a)
は入力時の状態を示し、図3B(b)は読み出し(出
力)時の状態を示している。本実施形態のHV変換器
は、16×16のレジスタで構成され、図示したように
16bit単位で入力および出力を行う。AD2の下位
4bitがX0のときは(a)に示したようにHV変換
器のHVAD[0]の列に入力し、(b)に示すように
HV変換器のHVAD[0]の行より出力する。同様に
AD2の下位4bitがX1のときは、(a)のHVA
D[1]より入力され、(b)のHVAD[1]より出
力される。以上のようにしてHVAD[0−15]に対
する入出力が行われる。
【0060】次に図4を用いてアドレスカウンタ3 1
09の動作を説明する。図4(a)はアドレスカウンタ
3の信号の流れを示し、図4(b)はDRAM104内
部でのアドレスカウンタ3から出力されたアドレス位置
の変化を示している。アドレス変換器110から出力さ
れた信号S_AD2がアドレスカウンタに入力されイン
クリメントされる。
【0061】図2に関して上記で説明したように、16
×16のデータは、DRAM104のデュアルポートR
AM103と同じColumnアドレスにそのまま移さ
れる。ここで、AD2は次のブロックのデータをHV変
換器へ入力するアドレスを出力しているので、AD3は
AD2より1つ遅れたColumnのアドレスが出力さ
れる。すなわち、AD2のColumn X001の1
6bitのデータをHV変換器に入力しているとき、A
D3はColumn X000に変換後データを入力し
ている。同様にAD3がX002のときはAD2はX0
03である。AD3のRASアドレスの下位4bitは
共通であるが、それより上位bitはColumnがX
3FFまでの入力が終わると、図4(b)に矢印で示す
ようにRawを1つインクリメントして入力されてい
く。
【0062】次に、図5のタイミングチャートを用いて
ラスタデータ、および変換後のデータの入出力のタイミ
ングを説明する。なお、図5はHV変換器A 106に
ラスタデータを入力し、HV変換器B 105から変換
後のデータを読み出す場合を示している。
【0063】RAS、CASはデュアルポートRAM、
およびDRAMの制御信号発生装置(不図示)より出力
される制御信号であり、AD1,AD2,AD3はアド
レスカウンタ1,2,3より出力されるアドレス、HV
ADは、HVアドレスデコード回路112より出力され
るHV変換器のアドレスを示す信号、DATA1は、イ
ンターフェース102より出力されるラスタデータ、D
ATA2はデュアルポートRAM103より出力される
ラスタデータ、DATA3は読み出し用HV変換器より
出力される変換後のデータである。
【0064】このタイミングチャートに示されているよ
うに、RASおよびCASが立ち下がるタイミングで、
AD1に出力されるアドレスにDATA1を入力し、A
D2より出力されるアドレスからDATA2を読み出
す。また、CASの立ち上がるタイミングで、HV変換
器A 106のHVADより出力される位置にデータを
入力する。そしてHV変換器B 105のHVADより
出力される位置からデータを読み出す。RASおよびC
ASが立ち下がるタイミングでDRAM104のAD3
より出力されるアドレスに変換後のデータを入力する。
【0065】以上の動作を同期して行う。アドレスは前
述したようにAD1についてはColumnがインクリ
メントされ、AD2およびAD3はRawがインクリメ
ントされる。また前述したようにAD2とAD3のCo
lumnは1つずれながらインクリメントされる。
【0066】以上のように本実施形態によればラスタデ
ータの入力、HV変換器へのラスタデータ入力および変
換後のデータ出力を並列に処理することができ、HV変
換をより高速に行うことができる。なお本実施形態では
HV変換器を2つ用いた構成を説明したが、3個以上用
いても同様な効果が得られる。
【0067】以下、本発明のデータ変換回路の第2の実
施形態について説明する。
【0068】図6は画像データ変換処理としてのHV変
換に関する第2の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。第1の実施形態と異なるのは、デュアルポートRA
M103を使用する替わりに通常のDRAM104aを
利用している点と、CPU101からDRAM104a
のWE(ライト・イネーブル)信号を出力している点で
ある。
【0069】DRAMには入出力は1系統しかないの
で、上記第1の実施形態と異なりラスタデータの入力と
HV変換の並列処理はできない。この点以外の動作は上
記第1の実施形態と同様である。CPU101から出力
されるWE信号は、DRAM104aにラスタデータを
入力する際にはLOWとなり、DRAM104aからラ
スタデータを読み出す際にはHIGHとなる。
【0070】次に、図7のタイミングチャートを用いて
本実施形態のデータの入出力のタイミングを説明する。
なお、図7はHV変換器A 106にラスタデータを入
力し、HV変換器B 105から変換後のデータを読み
出す場合を示している。
【0071】RAS1およびCAS1はインターフェー
ス102からのラスタデータの入力のタイミング信号で
あり、RAS2およびCAS2はHV変換への入出力の
タイミング信号である。図に示すようにラスタデータの
入力が終了したら、2つのHV変換器の入出力が並列に
処理される。
【0072】以上のように第2の実施形態によれば、H
V変換器へのデータの入出力を並列処理することによ
り、HV変換を高速に処理することが可能となる。なお
本実施形態ではHV変換器を2つ用いた構成を説明した
が、3個以上用いても同様な効果が得られる。
【0073】[他の実施形態]なお、以上の実施形態に
おいて、記録ヘッドから吐出される液滴はインクである
として説明し、さらにインクタンクに収容される液体は
インクであるとして説明したが、その収容物はインクに
限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や
耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために
記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがイン
クタンクに収容されていても良い。
【0074】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0075】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急激な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0076】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0077】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0078】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0079】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0080】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0081】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0082】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0083】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0084】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0085】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0086】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0087】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0088】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0089】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図5および/または図
7に示す)タイミングチャートに対応するプログラムコ
ードが格納されることになる。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、入力されたラスタ形式のデータを記録ヘッドの記
録素子の配列に合わせた形式に変換して出力する変換手
段を少なくとも2つ用意し、一つの変換手段へラスタ形
式のデータが入力される期間内に、他の変換手段から記
録素子の配列に合わせた形式のデータが出力されるよう
に変換手段の動作を制御して、データの入力と出力とを
並列に処理することができるので、データ配列形式の変
換に係る処理時間を短縮することができるという効果が
ある。
【0091】この場合、変換手段に入力すべきラスタ形
式のデータを一時的に記憶するメモリにデュアルポート
RAMを用いると、インタフェースなどから第1のメモ
リへの入力と、第1のメモリから変換手段への出力も同
時に行うことができるので、より一層処理時間を短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ変換回路の第1の実施形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の回路におけるデータの入出力を説明する
ための図である。
【図3A】図1の各部の動作を説明するための図であ
る。
【図3B】HV変換器の動作を説明するための図であ
る。
【図4】アドレスカウンタ3の動作を説明するための図
である。
【図5】第1の実施形態のデータの入出力に関するタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明のデータ変換回路の第2の実施形態の構
成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態のデータの入出力に関するタイ
ミングチャートである。
【図8A】従来のデータ変換回路のブロック図である。
【図8B】従来のデータ変換回路の動作を説明するため
の図である。
【図9】本発明が適用される記録装置の構成の概要を示
す外観斜視図である。
【図10】図9の記録装置の制御構成を示すブロック図
である。
【図11】図9の記録装置のインクカートリッジの構成
を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 インターフェース 103 デュアルポートRAM 104 DRAM 105 HV変換器A 106 HV変換器B 107 アドレスカウンタ1 108 アドレスカウンタ2 109 アドレスカウンタ3 110 アドレス変換器 111 HV−R/W切替器 112 HVアドレスデコード回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 眞一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ05 AR01 HJ06 HN15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に配列された複数の記録素子を
    有する記録ヘッドを、前記記録素子の配列方向と略直交
    する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う場合のデ
    ータ変換方法であって、 入力されたラスタ形式のデータを前記記録素子の配列に
    合わせた形式に変換して出力する変換手段を少なくとも
    2つ用意し、 一つの変換手段への前記ラスタ形式のデータの入力と、
    他の変換手段から前記記録素子の配列に合わせた形式の
    データの出力とが同時に行われるように前記変換手段の
    動作を制御することを特徴とするデータ変換方法。
  2. 【請求項2】 前記制御は、各変換手段に入力動作と出
    力動作との切替えを指示する切替信号を送信する工程を
    含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ変換方
    法。
  3. 【請求項3】 前記変換手段に入力すべきラスタ形式の
    データを一時的に記憶する第1のメモリ工程と、前記変
    換手段から出力された前記記録素子の配列に合わせた形
    式のデータを記憶する第2のメモリ工程とを更に備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ変換
    方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のメモリ工程に、デュアルポー
    トRAMを用いることを特徴とする請求項3に記載のデ
    ータ変換方法。
  5. 【請求項5】 所定方向に配列された複数の記録素子を
    有する記録ヘッドを、前記記録素子の配列方向と略直交
    する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置
    のデータ変換回路であって、 入力されたラスタ形式のデータを前記記録素子の配列に
    合わせた形式に変換して出力する少なくとも2つの変換
    手段と、 一つの変換手段への前記ラスタ形式のデータの入力と、
    他の変換手段から前記記録素子の配列に合わせた形式の
    データの出力とが同時に行われるように前記変換手段の
    動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするデ
    ータ変換回路。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、各変換手段に入力動作
    と出力動作との切替えを指示する切替信号を送信する手
    段を含むことを特徴とする請求項5に記載のデータ変換
    回路。
  7. 【請求項7】 前記変換手段に入力すべきラスタ形式の
    データを一時的に記憶する第1のメモリ手段と、前記変
    換手段から出力された前記記録素子の配列に合わせた形
    式のデータを記憶する第2のメモリ手段とを更に備える
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のデータ変換
    回路。
  8. 【請求項8】 前記第1のメモリ手段が、デュアルポー
    トRAMであることを特徴とする請求項7に記載のデー
    タ変換回路。
  9. 【請求項9】 前記変換手段は、縦横それぞれに前記記
    録素子の数のドットデータを格納するレジスタであるこ
    とを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載のデー
    タ変換回路。
  10. 【請求項10】 請求項5から9のいずれかに記載のデ
    ータ変換回路を有する記録装置であって、前記記録ヘッ
    ドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録
    ヘッドであることを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項10に記載の記
    録装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102205751A (zh) * 2010-03-25 2011-10-05 富士施乐株式会社 图像处理装置和图像处理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102205751A (zh) * 2010-03-25 2011-10-05 富士施乐株式会社 图像处理装置和图像处理方法
CN102205751B (zh) * 2010-03-25 2015-01-14 富士施乐株式会社 图像处理装置和图像处理方法

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