JPH05265336A - 電子写真カラー印刷方法および装置 - Google Patents
電子写真カラー印刷方法および装置Info
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- JPH05265336A JPH05265336A JP4350302A JP35030292A JPH05265336A JP H05265336 A JPH05265336 A JP H05265336A JP 4350302 A JP4350302 A JP 4350302A JP 35030292 A JP35030292 A JP 35030292A JP H05265336 A JPH05265336 A JP H05265336A
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- photoconductive drum
- transfer roller
- drum
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/169—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer with means for preconditioning the toner image before the transfer
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
- G03G15/0105—Details of unit
- G03G15/0131—Details of unit for transferring a pattern to a second base
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/1665—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
- G03G15/167—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】現像画像の転写効率を向上させ、転写されるカ
ラー画像の忠実度を高くする。 【構成】光導電ドラム10の表面を該光導電ドラム10
の波長相対伝達特性に対する選択された波長範囲内の光
で照射して、それによって上記光導電ドラムの層の中の
正孔・電子対を再結合させ、光導電ドラム層の実効電圧
を減少させることによって、印刷媒体を通過させる光導
電ドラムの表面および該光導電ドラムに近接する直接転
写部材との間に与えられる静電場の強さを増加させる。
これにより印刷媒体上により高いバイアスを掛けること
が可能となる。
ラー画像の忠実度を高くする。 【構成】光導電ドラム10の表面を該光導電ドラム10
の波長相対伝達特性に対する選択された波長範囲内の光
で照射して、それによって上記光導電ドラムの層の中の
正孔・電子対を再結合させ、光導電ドラム層の実効電圧
を減少させることによって、印刷媒体を通過させる光導
電ドラムの表面および該光導電ドラムに近接する直接転
写部材との間に与えられる静電場の強さを増加させる。
これにより印刷媒体上により高いバイアスを掛けること
が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は広義には電子写真カラ
ー印刷に関し、より詳細には印刷媒体への液体トナーの
直接転写を用いたかかる印刷に関する。
ー印刷に関し、より詳細には印刷媒体への液体トナーの
直接転写を用いたかかる印刷に関する。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】発明の背景
と関連するアプリケーションカラー画像現像処理におけ
る液体カラートナーの使用は電子写真技術の分野では広
く知られており、たとえばランダ(Landa )その他の米
国特許4、286、039 号、エルマスリ(Elmasry )その他の
米国特許4、946、753 号および米国特許4、925、766 号に説
明されており、ここではこれらを参照している。
と関連するアプリケーションカラー画像現像処理におけ
る液体カラートナーの使用は電子写真技術の分野では広
く知られており、たとえばランダ(Landa )その他の米
国特許4、286、039 号、エルマスリ(Elmasry )その他の
米国特許4、946、753 号および米国特許4、925、766 号に説
明されており、ここではこれらを参照している。
【0003】本出願人の、同時係属中の1991年5月17日
出願の米国特許出願07/704、572号“Electro-statically
Assisted Transfer Roller And Method For Directly
Transferring Liquid Toner To A Print Medium ”で
は、液体カラートナーを用いた直接転写電子写真カラー
印刷技術における新しい有効な改良が開示され、特許請
求されている。この同時係属中の出願では特に電子写真
プリンタの光導電ドラムから隣接する印刷媒体に複合カ
ラー画像を直接転写するための直接転写技術のさまざま
な利点が説明されている。この方法は中間転写部材(IT
M )を用いる従来の技術とは対照的なものである。従来
の技術では始めに光導電ドラムからこの中間転写部材の
表面に現像されたカラー画像を転写し、続いて中間転写
部材の表面から隣接する印刷媒体にこの現像されたカラ
ー画像を転写する。
出願の米国特許出願07/704、572号“Electro-statically
Assisted Transfer Roller And Method For Directly
Transferring Liquid Toner To A Print Medium ”で
は、液体カラートナーを用いた直接転写電子写真カラー
印刷技術における新しい有効な改良が開示され、特許請
求されている。この同時係属中の出願では特に電子写真
プリンタの光導電ドラムから隣接する印刷媒体に複合カ
ラー画像を直接転写するための直接転写技術のさまざま
な利点が説明されている。この方法は中間転写部材(IT
M )を用いる従来の技術とは対照的なものである。従来
の技術では始めに光導電ドラムからこの中間転写部材の
表面に現像されたカラー画像を転写し、続いて中間転写
部材の表面から隣接する印刷媒体にこの現像されたカラ
ー画像を転写する。
【0004】上記の本出願人を譲受人とする同時係属中
の出願には、さらに光導電ドラムの表面から直接転写ロ
ーラー装置に隣接して位置する印刷媒体の表面への現像
されたカラー画像の直接転写を静電的に助ける方法と装
置が説明されている。この方法と装置には直接画像転写
処理中に転写ローラーに加えられる機械的圧力、熱力お
よび静電力の組合せが用いられる。この同時係属中の出
願には直接転写ローラーの好適な構造と実施例が開示さ
れており、この装置は転写ローラーの面と隣接する光導
電ドラムの当接する面の間に静電転写フィールドを発生
させる所定の直流バイアス電圧を受けるように接続され
ている。
の出願には、さらに光導電ドラムの表面から直接転写ロ
ーラー装置に隣接して位置する印刷媒体の表面への現像
されたカラー画像の直接転写を静電的に助ける方法と装
置が説明されている。この方法と装置には直接画像転写
処理中に転写ローラーに加えられる機械的圧力、熱力お
よび静電力の組合せが用いられる。この同時係属中の出
願には直接転写ローラーの好適な構造と実施例が開示さ
れており、この装置は転写ローラーの面と隣接する光導
電ドラムの当接する面の間に静電転写フィールドを発生
させる所定の直流バイアス電圧を受けるように接続され
ている。
【0005】本出願人を譲受人とする同時係属中の1991
年8月21日出願の出願番号07/748、120の“Conditioning
Roller and Mehtod of Operation For Use With A Pho
t-oconductive Drum In An Electrophotographic Color
Printer”には、光導電ドラム上の液体トナーの調整と
その中のアイソパー(isopar)液の低減による直接カラ
ー画像転写処理の性能の向上と印刷されたカラー画像の
印刷品質の向上における新しい有効な改良が開示され特
許請求されている。これらの同時係属中の同一人を譲受
人とする出願はいずれもここに参照している。
年8月21日出願の出願番号07/748、120の“Conditioning
Roller and Mehtod of Operation For Use With A Pho
t-oconductive Drum In An Electrophotographic Color
Printer”には、光導電ドラム上の液体トナーの調整と
その中のアイソパー(isopar)液の低減による直接カラ
ー画像転写処理の性能の向上と印刷されたカラー画像の
印刷品質の向上における新しい有効な改良が開示され特
許請求されている。これらの同時係属中の同一人を譲受
人とする出願はいずれもここに参照している。
【0006】上記の同時係属中の両方の出願に説明する
発明は直接転写電子写真カラー印刷技術の分野における
最も重要な進歩となるものであるが、転写ローラーと隣
接する光導電ドラムの面の間に印刷媒体が通過する転写
ローラーと光導電ドラムの接合面に許容できない静電場
破壊状態を起こすことなく加えることのできる静電場の
レベルにはある制約がある。この発明はこの後者の問題
点を解決しようとするものである。
発明は直接転写電子写真カラー印刷技術の分野における
最も重要な進歩となるものであるが、転写ローラーと隣
接する光導電ドラムの面の間に印刷媒体が通過する転写
ローラーと光導電ドラムの接合面に許容できない静電場
破壊状態を起こすことなく加えることのできる静電場の
レベルにはある制約がある。この発明はこの後者の問題
点を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するたけの手段】したがって、この発明の
広義の目的と主たる対象は光導電ドラムの面から隣接す
る印刷媒体にカラー画像を直接転写するためのカラート
ナーを用いる技術におけるさらに新しく有効な改良を行
うことである。
広義の目的と主たる対象は光導電ドラムの面から隣接す
る印刷媒体にカラー画像を直接転写するためのカラート
ナーを用いる技術におけるさらに新しく有効な改良を行
うことである。
【0008】この発明の他の目的は光導電ドラムの面か
ら隣接する印刷媒体へのカラー画像の直接転写が印刷媒
体がドラムと転写ローラーの間をそれらに密着して通過
する場所で発生する条件を最適化するのに有効な上述し
た種類の新しい改良された方法と装置を提供することで
ある。この発明の他の目的は製造上経済的であり、動作
の信頼性が高く、高い性能対価格比指数を有する上述し
た種類の新しい改良された方法と装置を提供することで
ある。
ら隣接する印刷媒体へのカラー画像の直接転写が印刷媒
体がドラムと転写ローラーの間をそれらに密着して通過
する場所で発生する条件を最適化するのに有効な上述し
た種類の新しい改良された方法と装置を提供することで
ある。この発明の他の目的は製造上経済的であり、動作
の信頼性が高く、高い性能対価格比指数を有する上述し
た種類の新しい改良された方法と装置を提供することで
ある。
【0009】この発明の他の目的は従来の直接転写電子
写真カラープリンタに存在した空気イオン化の問題を排
除する動作をする上述した種類の新しい改良された方法
と装置を提供することである。この発明の他の目的は電
子写真プリンタの光導電ドラム上の電気的ストレスを低
減し、光導電ドラムの寿命を延ばすはたらきをする上述
した種類の新しい改良された方法と装置を提供すること
である。
写真カラープリンタに存在した空気イオン化の問題を排
除する動作をする上述した種類の新しい改良された方法
と装置を提供することである。この発明の他の目的は電
子写真プリンタの光導電ドラム上の電気的ストレスを低
減し、光導電ドラムの寿命を延ばすはたらきをする上述
した種類の新しい改良された方法と装置を提供すること
である。
【0010】この発明の新規性のある特徴は、採用され
た全照度のために結像していない有機光導電体(OPC )
領域により低いOPC 電位が発生する上述した種類の新し
い改良された方法と装置を設けたことである。この特徴
は空気のイオン化および他の望ましくない紙の帯電の問
題を防止することに役立つ。
た全照度のために結像していない有機光導電体(OPC )
領域により低いOPC 電位が発生する上述した種類の新し
い改良された方法と装置を設けたことである。この特徴
は空気のイオン化および他の望ましくない紙の帯電の問
題を防止することに役立つ。
【0011】この発明のさまざまな目的およびそれに関
係する利点・特徴は、次のステップを含む電子写真カラ
ー印刷法によって達成される。 a.光導電ドラムの表面に複合カラー画像を現像するステ
ップ、 b.光導電ドラムの表面をこの光導電ドラムの波長特性に
対応する選択された波長範囲内の光で照射して、それに
よって光導電ドラムの層の中の正孔・電子対を再結合さ
せ、光導電ドラム層の実効電圧を約 +30ボルト程度のレ
ベルまで小さくするステップ、 c.直接転写ローラーを転写ローラーと光導電ドラムの表
面の間を通過する印刷媒体と密着させるステップ、同時
に、 d.直接転写ローラー部材に所定の直流バイアス電圧を印
加し、それによって光導電ドラムの表面層の電圧を低下
させ、直接転写ローラーに印加される直流バイアス電圧
のそれに応じた増大を可能とするステップ。この特徴に
よって光導電ドラムの表面と転写ローラーの表面の間に
発生する静電場の強さが増し、帯電したトナーと現像カ
ラー画像を光導電ドラムの表面から印刷媒体に引き付け
るための達成しうる静電力がます。
係する利点・特徴は、次のステップを含む電子写真カラ
ー印刷法によって達成される。 a.光導電ドラムの表面に複合カラー画像を現像するステ
ップ、 b.光導電ドラムの表面をこの光導電ドラムの波長特性に
対応する選択された波長範囲内の光で照射して、それに
よって光導電ドラムの層の中の正孔・電子対を再結合さ
せ、光導電ドラム層の実効電圧を約 +30ボルト程度のレ
ベルまで小さくするステップ、 c.直接転写ローラーを転写ローラーと光導電ドラムの表
面の間を通過する印刷媒体と密着させるステップ、同時
に、 d.直接転写ローラー部材に所定の直流バイアス電圧を印
加し、それによって光導電ドラムの表面層の電圧を低下
させ、直接転写ローラーに印加される直流バイアス電圧
のそれに応じた増大を可能とするステップ。この特徴に
よって光導電ドラムの表面と転写ローラーの表面の間に
発生する静電場の強さが増し、帯電したトナーと現像カ
ラー画像を光導電ドラムの表面から印刷媒体に引き付け
るための達成しうる静電力がます。
【0012】したがって、上述の新規性のある動作は、
光導電ドラムの表面から光導電ドラムと隣接するバイア
スされた転写ローラーの間を通過する印刷媒体の隣接す
る表面に転写される複合カラー画像の忠実度と印刷品質
を向上させる効果を有する。この発明の簡単な概要とそ
の多数の利点は添付図面に関する以下の説明からより明
確に理解されるであろう。
光導電ドラムの表面から光導電ドラムと隣接するバイア
スされた転写ローラーの間を通過する印刷媒体の隣接す
る表面に転写される複合カラー画像の忠実度と印刷品質
を向上させる効果を有する。この発明の簡単な概要とそ
の多数の利点は添付図面に関する以下の説明からより明
確に理解されるであろう。
【0013】
【実施例】図1にはドラム10の表面上でのカラー画像の
現像に用いられる単色光(たとえばレーザー)14の光源
12に隣接して配置された有機光導電ドラム10を示す。図
1の装置はさらにドラム10用の従来のコロナ充電機構16
と図示するように光導電ドラム10の表面に隣接して取り
付けた従来のドラム面クリーニング装置18を含む。シア
ン、黄、マゼンタ、および黒のカラー液体トナー源20、
22、24および26が図示するように光導電ドラム10の下面
に隣接して位置しており、これらの透明液体トナーから
なる色源と黒色源は電子写真カラー印刷技術に精通する
者には理解される周知の方法で構成され動作し、したが
って詳細には説明しない。これらの液体トナーの色源お
よび黒色源20、22、24、および26の一般的構造と動作の
詳細については上記のエルマスリ(Elmasry )その他の
特許およびランダ(Landa )その他の特許を参照するこ
とができる。
現像に用いられる単色光(たとえばレーザー)14の光源
12に隣接して配置された有機光導電ドラム10を示す。図
1の装置はさらにドラム10用の従来のコロナ充電機構16
と図示するように光導電ドラム10の表面に隣接して取り
付けた従来のドラム面クリーニング装置18を含む。シア
ン、黄、マゼンタ、および黒のカラー液体トナー源20、
22、24および26が図示するように光導電ドラム10の下面
に隣接して位置しており、これらの透明液体トナーから
なる色源と黒色源は電子写真カラー印刷技術に精通する
者には理解される周知の方法で構成され動作し、したが
って詳細には説明しない。これらの液体トナーの色源お
よび黒色源20、22、24、および26の一般的構造と動作の
詳細については上記のエルマスリ(Elmasry )その他の
特許およびランダ(Landa )その他の特許を参照するこ
とができる。
【0014】加熱され電気的にバイアスされた転写ロー
ラーは28で表され、図示するように光導電ドラム10の上
面の上に回転可能に取り付けられている。転写ローラー
28は転写ローラー28の外面と有機光導電ドラム10の外面
の間を通過する紙等の印刷媒体30の上面に対して駆動さ
れる。好適には、転写ローラー28は上記の1991年5月17
日出願の同時係属中の出願07/7043572号の原理と開示内
容にしたがって構成され動作し、導電内芯部材32を含
み、その中にヒーター要素34が配置されている。この導
電内芯あるいは金属スリーブ部材32はその外面が第1の
円筒状のエラストマー層36に取り囲まれており、この層
は薄い外保護コーティング38によって覆われている。金
属内芯部材32は導体40を介して電気的バイアス源42に接
続されており、このバイアス源の反対側はノード44で接
地されている。
ラーは28で表され、図示するように光導電ドラム10の上
面の上に回転可能に取り付けられている。転写ローラー
28は転写ローラー28の外面と有機光導電ドラム10の外面
の間を通過する紙等の印刷媒体30の上面に対して駆動さ
れる。好適には、転写ローラー28は上記の1991年5月17
日出願の同時係属中の出願07/7043572号の原理と開示内
容にしたがって構成され動作し、導電内芯部材32を含
み、その中にヒーター要素34が配置されている。この導
電内芯あるいは金属スリーブ部材32はその外面が第1の
円筒状のエラストマー層36に取り囲まれており、この層
は薄い外保護コーティング38によって覆われている。金
属内芯部材32は導体40を介して電気的バイアス源42に接
続されており、このバイアス源の反対側はノード44で接
地されている。
【0015】円筒状のエアギャップ45が中心に位置する
ヒーター要素34を内金属スリーブ32から分離し、転写ロ
ーラー28の回転軸に位置するヒーター要素は好適には細
長い水晶ヒーター管である。このヒーター管は通常画像
転写動作中に80−90℃程度以上の制御された高温に加熱
され、媒体30に直接接触する転写ローラー28のロール間
隙領域に熱エネルギーと電気的および機械的な力を提供
する。通常、内金属スリーブ32は-900ボルトDC以上の電
圧に直流バイアスされ、5psi 程度以上のレベルの機械
的圧力がロール間隙領域に加えられる。
ヒーター要素34を内金属スリーブ32から分離し、転写ロ
ーラー28の回転軸に位置するヒーター要素は好適には細
長い水晶ヒーター管である。このヒーター管は通常画像
転写動作中に80−90℃程度以上の制御された高温に加熱
され、媒体30に直接接触する転写ローラー28のロール間
隙領域に熱エネルギーと電気的および機械的な力を提供
する。通常、内金属スリーブ32は-900ボルトDC以上の電
圧に直流バイアスされ、5psi 程度以上のレベルの機械
的圧力がロール間隙領域に加えられる。
【0016】図1と図2の両方を見ると、液体トナー調
整・安定化装置を46で示し、これは図示するように光導
電ドラム10の右側面に配置されている。このトナー調整
装置46は駆動モーター48と駆動ベルト50によって光導電
ドラム10の外面に密着して駆動される。トナー調整・安
定化装置46はまた中央に配設された加熱要素52を含み、
この加熱要素52はまず円筒状のエアーギャップ54に取り
囲まれ、さらにアルミニウム等の適当な金属からなる内
金属ローラー芯56によって取り囲まれている。加熱要素
52もまた調整ローラー46の回転軸に配置された細長い水
晶管とすることができる。ローラー芯部材56は金属スリ
ップリング58に取り囲まれており、この金属スリップリ
ング58は隣接するハウジング内のバイアス電極と接続ピ
ン62を介して直流バイアス源66に接続されており、この
直流バイアス源66の反対側はノード68で接地されてい
る。金属スリップリング58の外面は次に説明するトナー
調整動作に要求される非常に平滑な外面72を有する軟芯
エラストマー材料70によって取り囲まれている。外芯部
材70はたとえば導電シリコンあるいは導電ポリウレタン
材料とすることができる。軟芯材料70が図では中断した
状態に示されているのは、スリップリング58のバイアス
構成の要素62等が軟芯ローラー70の前面に位置するため
である。
整・安定化装置を46で示し、これは図示するように光導
電ドラム10の右側面に配置されている。このトナー調整
装置46は駆動モーター48と駆動ベルト50によって光導電
ドラム10の外面に密着して駆動される。トナー調整・安
定化装置46はまた中央に配設された加熱要素52を含み、
この加熱要素52はまず円筒状のエアーギャップ54に取り
囲まれ、さらにアルミニウム等の適当な金属からなる内
金属ローラー芯56によって取り囲まれている。加熱要素
52もまた調整ローラー46の回転軸に配置された細長い水
晶管とすることができる。ローラー芯部材56は金属スリ
ップリング58に取り囲まれており、この金属スリップリ
ング58は隣接するハウジング内のバイアス電極と接続ピ
ン62を介して直流バイアス源66に接続されており、この
直流バイアス源66の反対側はノード68で接地されてい
る。金属スリップリング58の外面は次に説明するトナー
調整動作に要求される非常に平滑な外面72を有する軟芯
エラストマー材料70によって取り囲まれている。外芯部
材70はたとえば導電シリコンあるいは導電ポリウレタン
材料とすることができる。軟芯材料70が図では中断した
状態に示されているのは、スリップリング58のバイアス
構成の要素62等が軟芯ローラー70の前面に位置するため
である。
【0017】動作中、加熱されバイアスされた転写ロー
ラー28と媒体30はまず、光導電ドラム19の表面にシア
ン、黄、マゼンタ、および黒の透明カラートナーの層を
重ねて現像するのに用いられる露出・現像処理の間に有
機光導電ドラム10の表面から離される。シアン、黄、マ
ゼンタ、および黒のカラートナーのそれぞれの層がはじ
めに光導電ドラム10の表面に加えられた後、これらの層
はドラム10の右側にあるトナー調整装置46によって処理
され、続いて光導電ドラム10の左側の単色光源12からの
光12によって露出される。
ラー28と媒体30はまず、光導電ドラム19の表面にシア
ン、黄、マゼンタ、および黒の透明カラートナーの層を
重ねて現像するのに用いられる露出・現像処理の間に有
機光導電ドラム10の表面から離される。シアン、黄、マ
ゼンタ、および黒のカラートナーのそれぞれの層がはじ
めに光導電ドラム10の表面に加えられた後、これらの層
はドラム10の右側にあるトナー調整装置46によって処理
され、続いて光導電ドラム10の左側の単色光源12からの
光12によって露出される。
【0018】次に、シアン、黄、マゼンタ、および黒の
カラートナーがすべて露出・現像されて重なりあった所
望の複合画像が得られ、トナー調整装置46によって調整
され安定化された後、加熱されバイアスされた転写ロー
ラー28と印刷媒体30が図1に示す位置で光導電ドラム10
の表面と密着させられる。ここで複合現像カラー画像は
印刷媒体30の下面に現像されたカラートナーのすべてを
緊密に保持するまとまった凝集性の高分子膜として転写
される。以下に説明するが、図1および図2に示すトナ
ー調整・安定化装置46を用いない場合、これらのカラー
トナーは光導電ドラム10の表面から印刷媒体30の下面に
離散的な粒子の形態で転写される。そして、前述したよ
うに従来の直接転写電子写真カラープリンタはすべての
現像されたカラー画像と離散的な粒子カラートナーを印
刷媒体に転写することにおいていくぶん非効率的である
という特徴があった。しかし、この発明によれば、印刷
媒体30の下面に高品質のカラー画像が得られる。
カラートナーがすべて露出・現像されて重なりあった所
望の複合画像が得られ、トナー調整装置46によって調整
され安定化された後、加熱されバイアスされた転写ロー
ラー28と印刷媒体30が図1に示す位置で光導電ドラム10
の表面と密着させられる。ここで複合現像カラー画像は
印刷媒体30の下面に現像されたカラートナーのすべてを
緊密に保持するまとまった凝集性の高分子膜として転写
される。以下に説明するが、図1および図2に示すトナ
ー調整・安定化装置46を用いない場合、これらのカラー
トナーは光導電ドラム10の表面から印刷媒体30の下面に
離散的な粒子の形態で転写される。そして、前述したよ
うに従来の直接転写電子写真カラープリンタはすべての
現像されたカラー画像と離散的な粒子カラートナーを印
刷媒体に転写することにおいていくぶん非効率的である
という特徴があった。しかし、この発明によれば、印刷
媒体30の下面に高品質のカラー画像が得られる。
【0019】カラー液体透明トナー20、22、24および26
の供給源はそれぞれ帯電したアイソパー(isopar)トナ
ーキャリア液に浸せきした正に帯電したトナー粒子の組
合せを含む。光導電ドラム10の正に帯電した面がこれら
の液体トナー源20、22、24および26を通過して回転する
とき、正に帯電したトナー粒子が光導電ドラム10の表面
に静電的に引き付けられ、同時に負に帯電した対イオン
が正に帯電した核から剥ぎ取られて隣接する正に帯電し
た基板(図示せず)に向かう。しかし、キャリア液のい
くぶんかは正に帯電したトナー粒子とともに光導電ドラ
ム10の表面に引き付けられ、したがってトナーの色を重
ねた層を凝集性のあるまとまった高分子膜にするために
はこれを調整し安定化する必要がある。これは図1の右
側に示し、また図2の拡大断面図に示すトナー調整・安
定化装置46の動作によって達成される。
の供給源はそれぞれ帯電したアイソパー(isopar)トナ
ーキャリア液に浸せきした正に帯電したトナー粒子の組
合せを含む。光導電ドラム10の正に帯電した面がこれら
の液体トナー源20、22、24および26を通過して回転する
とき、正に帯電したトナー粒子が光導電ドラム10の表面
に静電的に引き付けられ、同時に負に帯電した対イオン
が正に帯電した核から剥ぎ取られて隣接する正に帯電し
た基板(図示せず)に向かう。しかし、キャリア液のい
くぶんかは正に帯電したトナー粒子とともに光導電ドラ
ム10の表面に引き付けられ、したがってトナーの色を重
ねた層を凝集性のあるまとまった高分子膜にするために
はこれを調整し安定化する必要がある。これは図1の右
側に示し、また図2の拡大断面図に示すトナー調整・安
定化装置46の動作によって達成される。
【0020】トナー調整装置46の上記の説明から、液体
トナーの各層が外側の調整用軟芯ローラー部材70の平滑
な表面72に対して連続して反時計方向に通過するとき液
体トナーの連続する層に、この装置は機械的圧力、静電
力および低レベルの熱エネルギーの組合せを提供する動
作をすることがわかる。外ローラー部材70は好適には約
108 オーム・ 以下の体積抵抗率と30以下のショアA硬
度を有するポリウレタンあるいは導電性シリコン材料等
の柔軟な弾性材料である。この柔軟な弾性ローラー70の
外側のカバー層は平滑な表面仕上げとなるように設計せ
ねばならず、この平滑な表面仕上げは画像の忠実度を維
持するのに有効であり、またブレードで清掃して余剰な
キャリア液を除去しなければならない。トナー調整装置
46の内芯56はアルミニウム等の円筒状の金属スリーブで
あり、液体トナー粒子と同極性の最大許容可能直流電位
にバイアスされている。この特徴は上記のカラートナー
現像処理の動作中に自然に発生する任意の放電されたト
ナー粒子の再充電を提供するのに有効である。導体62に
は直流バイアスと交流バイアスの両方を用いて光導電ド
ラム10の外面に形成された弾性膜を印刷媒体30の下面に
直接効率的に転写するための適正な符号とレベルのトナ
ー電荷を提供することができる。
トナーの各層が外側の調整用軟芯ローラー部材70の平滑
な表面72に対して連続して反時計方向に通過するとき液
体トナーの連続する層に、この装置は機械的圧力、静電
力および低レベルの熱エネルギーの組合せを提供する動
作をすることがわかる。外ローラー部材70は好適には約
108 オーム・ 以下の体積抵抗率と30以下のショアA硬
度を有するポリウレタンあるいは導電性シリコン材料等
の柔軟な弾性材料である。この柔軟な弾性ローラー70の
外側のカバー層は平滑な表面仕上げとなるように設計せ
ねばならず、この平滑な表面仕上げは画像の忠実度を維
持するのに有効であり、またブレードで清掃して余剰な
キャリア液を除去しなければならない。トナー調整装置
46の内芯56はアルミニウム等の円筒状の金属スリーブで
あり、液体トナー粒子と同極性の最大許容可能直流電位
にバイアスされている。この特徴は上記のカラートナー
現像処理の動作中に自然に発生する任意の放電されたト
ナー粒子の再充電を提供するのに有効である。導体62に
は直流バイアスと交流バイアスの両方を用いて光導電ド
ラム10の外面に形成された弾性膜を印刷媒体30の下面に
直接効率的に転写するための適正な符号とレベルのトナ
ー電荷を提供することができる。
【0021】以上、紙に直接転写するための現像された
透明カラー液体トナーを適正に準備するのに有効な態様
で動作する新しい電子写真カラー印刷およびトナー調整
装置46を説明した。光導電ドラム10の表面に密着した電
気的にバイアスされ加熱された調整ローラー46は帯電し
たトナー粒子を圧縮し、これが離散した粒子の形態で調
整装置46によって受けられる。トナー調整装置46による
多数の順次堆積される離散的な粒子膜の静電的・機械的
圧縮は、重なりあった画像の忠実度を維持するはたらき
をし、またこれらの画像の劣化の防止を助ける。さもな
ければかかる劣化は印刷された文字の周囲のエッジのぼ
け、縞、およびトナーの散乱の形態を取る可能性があ
る。
透明カラー液体トナーを適正に準備するのに有効な態様
で動作する新しい電子写真カラー印刷およびトナー調整
装置46を説明した。光導電ドラム10の表面に密着した電
気的にバイアスされ加熱された調整ローラー46は帯電し
たトナー粒子を圧縮し、これが離散した粒子の形態で調
整装置46によって受けられる。トナー調整装置46による
多数の順次堆積される離散的な粒子膜の静電的・機械的
圧縮は、重なりあった画像の忠実度を維持するはたらき
をし、またこれらの画像の劣化の防止を助ける。さもな
ければかかる劣化は印刷された文字の周囲のエッジのぼ
け、縞、およびトナーの散乱の形態を取る可能性があ
る。
【0022】さまざまなトナー層にはたらく静電圧Pe
はマックスウェルの周知の応力方程式からトナー膜上の
実効電荷にトナー膜の上下の電場の平均を掛けたものに
直接関係するものとして示すことができる。
はマックスウェルの周知の応力方程式からトナー膜上の
実効電荷にトナー膜の上下の電場の平均を掛けたものに
直接関係するものとして示すことができる。
【0023】式1:Pe =[(EAT+EBT)/2]4σnet
【0024】EATはトナー層の上の静電場であり、EBT
はトナー層の下の静電場であり、σnet は光導電ドラム
10上のトナー層上の実効電荷に等しい。この関係はトナ
ー調整・安定化ローラー46と静電的に支援された転写ロ
ーラー28の両方の静電圧Peにあてはまる。
はトナー層の下の静電場であり、σnet は光導電ドラム
10上のトナー層上の実効電荷に等しい。この関係はトナ
ー調整・安定化ローラー46と静電的に支援された転写ロ
ーラー28の両方の静電圧Peにあてはまる。
【0025】したがって、バイアスされ加熱されたロー
ラー調整装置46もまたトナーに上述したような電荷の不
足が発生した場合に適正なトナー電荷レベルと極性を加
えるはたらきをする。このトナー調整装置46はまた通常
画像領域と背景領域の両方の光導電体に存在するために
印刷媒体に出る過剰な量の液体キャリア(たとえばisop
ar)を低減し制限するのに用いられる。このisopar液は
調整装置46によって大幅に除去される。調整装置46の平
滑な外面72は前述したようにクリーニングブレード74の
拭き取り動作によって連続的にクリーニングされ調整ロ
ーラー46の表面72から残留アイソパー(isopar)が掻き
取られるようになっている。最適なクリーニングはロー
ラー部材46の平滑な面72に密着して掃き、それによって
アイソパー(isopar)の余分な液を隣接する容器(図示
せず)に集めることを可能にする鋭いクリーニングブレ
ード74を用いて達成することができる。
ラー調整装置46もまたトナーに上述したような電荷の不
足が発生した場合に適正なトナー電荷レベルと極性を加
えるはたらきをする。このトナー調整装置46はまた通常
画像領域と背景領域の両方の光導電体に存在するために
印刷媒体に出る過剰な量の液体キャリア(たとえばisop
ar)を低減し制限するのに用いられる。このisopar液は
調整装置46によって大幅に除去される。調整装置46の平
滑な外面72は前述したようにクリーニングブレード74の
拭き取り動作によって連続的にクリーニングされ調整ロ
ーラー46の表面72から残留アイソパー(isopar)が掻き
取られるようになっている。最適なクリーニングはロー
ラー部材46の平滑な面72に密着して掃き、それによって
アイソパー(isopar)の余分な液を隣接する容器(図示
せず)に集めることを可能にする鋭いクリーニングブレ
ード74を用いて達成することができる。
【0026】発光ダイオード(LED )アレー等の光導電
発光体76が有機光導電体10の表面から約2ミリメートル
の距離に配置されており、840 ナノメートル近辺の光波
長を提供するように設計されている。図2Aから図2Cによ
り詳細に示すように、この波長は有機光導電体基板領
域、基板領域の表面に配されたその電荷発生層、および
電荷発生層の表面に配された電荷搬送層の波長範囲特性
に対応する波長範囲内にある。LED アレーの電力レベル
は約3500ミリワット/ 以上でなければならない。
発光体76が有機光導電体10の表面から約2ミリメートル
の距離に配置されており、840 ナノメートル近辺の光波
長を提供するように設計されている。図2Aから図2Cによ
り詳細に示すように、この波長は有機光導電体基板領
域、基板領域の表面に配されたその電荷発生層、および
電荷発生層の表面に配された電荷搬送層の波長範囲特性
に対応する波長範囲内にある。LED アレーの電力レベル
は約3500ミリワット/ 以上でなければならない。
【0027】図2Aを見ると、有機光導電体10の基板領域
78は光導電体10がレーザービームによって生成された潜
像を受けた後、負の電荷80を保持する。この過程は静電
場のはたらきによって正のトナー電荷82を電荷搬送層86
の表面84に引き付け、また電荷発生層90内に光によって
発生した荷電した正孔−電子対88を生成する。
78は光導電体10がレーザービームによって生成された潜
像を受けた後、負の電荷80を保持する。この過程は静電
場のはたらきによって正のトナー電荷82を電荷搬送層86
の表面84に引き付け、また電荷発生層90内に光によって
発生した荷電した正孔−電子対88を生成する。
【0028】光導電発光体76からの露光に先立つ電荷発
生段階においては、中間電荷発生層90内の光によって発
生した電荷対88は図2Aに示す位置にとどまり、光導電発
光体76からの光の照射がない場合、現像された画像の印
刷媒体30への転写中の有機光導電体10の表面における電
荷状態を表す。
生段階においては、中間電荷発生層90内の光によって発
生した電荷対88は図2Aに示す位置にとどまり、光導電発
光体76からの光の照射がない場合、現像された画像の印
刷媒体30への転写中の有機光導電体10の表面における電
荷状態を表す。
【0029】しかし、図2Bと図2Cに示すようにこの発明
によれば、光導電発光体76から光導電体10への光の照射
によって図2Bに示すように光導電ドラム10のさまざまな
層に電荷搬送状態が発生する。電荷搬送層86の表面84で
受けられる入射光は電荷発生層90中の負の電荷92を電荷
搬送層86の表面に向けて加速し、それによって電荷搬送
層86の表面84に存在する正の電荷の総量を中性化させ低
減しようとする。同時に、電荷発生層90中の正の電荷96
は基板中の負の電荷に向かって加速され、それによって
図2Cの98に示す領域中の実効電荷をほぼ中性化させる。
したがって、図2Cは領域98はほぼ完全に中性化され、電
荷発生層90がほぼ中性化され、電荷搬送層86の表面84の
下にはごく少量の負の電荷100 しか残っていない状態を
表す。したがってこの中性化効果によって図2Cに示す電
荷搬送層86の表面84上の実効正電荷密度はかなり小さく
なる。この作用の純粋な効果は、正の光導電体電位が小
さくなることであり、これによって最終的には転写ロー
ラーにより高い転写バイアスを加えうることになり、よ
り高い正電転写圧が発生する。
によれば、光導電発光体76から光導電体10への光の照射
によって図2Bに示すように光導電ドラム10のさまざまな
層に電荷搬送状態が発生する。電荷搬送層86の表面84で
受けられる入射光は電荷発生層90中の負の電荷92を電荷
搬送層86の表面に向けて加速し、それによって電荷搬送
層86の表面84に存在する正の電荷の総量を中性化させ低
減しようとする。同時に、電荷発生層90中の正の電荷96
は基板中の負の電荷に向かって加速され、それによって
図2Cの98に示す領域中の実効電荷をほぼ中性化させる。
したがって、図2Cは領域98はほぼ完全に中性化され、電
荷発生層90がほぼ中性化され、電荷搬送層86の表面84の
下にはごく少量の負の電荷100 しか残っていない状態を
表す。したがってこの中性化効果によって図2Cに示す電
荷搬送層86の表面84上の実効正電荷密度はかなり小さく
なる。この作用の純粋な効果は、正の光導電体電位が小
さくなることであり、これによって最終的には転写ロー
ラーにより高い転写バイアスを加えうることになり、よ
り高い正電転写圧が発生する。
【0030】したがって、図2Aには光導電ドラム10の表
面に衝突する光によって荷電された正孔−電子対が発生
する電荷発生段階を表す。図2Bにおいて、荷電対が分解
し反対の符号の表面および基板電荷密度に移行する。図
2Cには光導電ドラムの表面の電位がゼロに近い電荷中性
化の最終段階を示す。この過程は結像された(トナーを
有する)領域と背景あるいは露光されていない領域の両
方で発生する。
面に衝突する光によって荷電された正孔−電子対が発生
する電荷発生段階を表す。図2Bにおいて、荷電対が分解
し反対の符号の表面および基板電荷密度に移行する。図
2Cには光導電ドラムの表面の電位がゼロに近い電荷中性
化の最終段階を示す。この過程は結像された(トナーを
有する)領域と背景あるいは露光されていない領域の両
方で発生する。
【0031】有機光導電体10は薄い障壁/サブレイヤー
78が約0.1 ミクロンの厚さに形成された基板材料からな
り、この障壁/サブレイヤー78の表面上に電荷発生層90
が約0.1 ミクロンの厚さに形成されている。電荷搬送層
86が電荷発生層90の表面上に約10ミクロン程度の厚さに
形成され、この複合層構造の透過率対波長特性のピーク
は840 ナノメートル近辺である。
78が約0.1 ミクロンの厚さに形成された基板材料からな
り、この障壁/サブレイヤー78の表面上に電荷発生層90
が約0.1 ミクロンの厚さに形成されている。電荷搬送層
86が電荷発生層90の表面上に約10ミクロン程度の厚さに
形成され、この複合層構造の透過率対波長特性のピーク
は840 ナノメートル近辺である。
【0032】図3は図1の76に示す全体照射の行われる
状態と行われない状態の両方における、典型的な液体ト
ナー膜を光導電体から紙に引き付ける静電圧の計算を表
す。図3の下のカーブは全体露光および照射がされてお
らず、また約+100ボルトの画像電位を有する光導電体の
トナー転写圧を示す。
状態と行われない状態の両方における、典型的な液体ト
ナー膜を光導電体から紙に引き付ける静電圧の計算を表
す。図3の下のカーブは全体露光および照射がされてお
らず、また約+100ボルトの画像電位を有する光導電体の
トナー転写圧を示す。
【0033】一方、図3の上のカーブは同じ種類の図で
あるが、この発明による全体露光の結果、画像電位の測
定値は約+30 ボルトである。図3の上の線と下の線を比
較すると、上の線では静電圧が約20%向上していること
がわかる。これはこの発明によって提供されるより低い
光導電体電位が、空気のイオン化やトナー破壊を発生さ
せるクリティカルなレベルを越えることなく、画像転写
中に印刷媒体上により高いバイアスを用いることを可能
にするためである。この高いバイアスは光導電ドラム10
の表面から印刷媒体30への現像画像の転送効率を向上さ
せ、それによって印刷媒体上のカラー画像の印刷品質が
向上し、転写されるカラー画像の忠実度が高くなる。
あるが、この発明による全体露光の結果、画像電位の測
定値は約+30 ボルトである。図3の上の線と下の線を比
較すると、上の線では静電圧が約20%向上していること
がわかる。これはこの発明によって提供されるより低い
光導電体電位が、空気のイオン化やトナー破壊を発生さ
せるクリティカルなレベルを越えることなく、画像転写
中に印刷媒体上により高いバイアスを用いることを可能
にするためである。この高いバイアスは光導電ドラム10
の表面から印刷媒体30への現像画像の転送効率を向上さ
せ、それによって印刷媒体上のカラー画像の印刷品質が
向上し、転写されるカラー画像の忠実度が高くなる。
【0034】上述の実施例にはこの発明の精神と範囲か
ら離れることなくさまざまな変更を加えることができ
る。たとえば、この発明は発光体76にLED アレーを使用
することには限定されず、光導電体の光導電材料層の波
長範囲に適合し、光導電体10の表面で適切な電子放出を
得るのに十分な電力レベルを有する石英ランプ、電場発
光ストリップ等の他の光源を用いることもできる。さら
に、この発明はここに説明した調整ローラーの材料や形
状には限定されず、このトナー安定化ローラー46は、ト
ナーを光導電ドラムに付着させるための他のさまざまな
電子写真書き込み法、カラートナー転写技術、および光
導電ドラムの表面から隣接する印刷媒体への現像された
カラー画像の直接転写を助ける他のさまざまな方法と組
み合わせて用いることができる。また、この発明はここ
に説明した転写ローラー装置の使用には限定されない。
したがって、これらの設計上の変更および他の設計上の
変更は以下のクレームの範囲内にあることは明らかであ
る。
ら離れることなくさまざまな変更を加えることができ
る。たとえば、この発明は発光体76にLED アレーを使用
することには限定されず、光導電体の光導電材料層の波
長範囲に適合し、光導電体10の表面で適切な電子放出を
得るのに十分な電力レベルを有する石英ランプ、電場発
光ストリップ等の他の光源を用いることもできる。さら
に、この発明はここに説明した調整ローラーの材料や形
状には限定されず、このトナー安定化ローラー46は、ト
ナーを光導電ドラムに付着させるための他のさまざまな
電子写真書き込み法、カラートナー転写技術、および光
導電ドラムの表面から隣接する印刷媒体への現像された
カラー画像の直接転写を助ける他のさまざまな方法と組
み合わせて用いることができる。また、この発明はここ
に説明した転写ローラー装置の使用には限定されない。
したがって、これらの設計上の変更および他の設計上の
変更は以下のクレームの範囲内にあることは明らかであ
る。
【0035】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、低い光導電
体電位が、空気のイオン化やトナー破壊を発生させるク
リティカルなレベルを越えることなく、画像転写中に印
刷媒体上により高いバイアスを用いることが可能とな
り、光導電ドラムの表面から印刷媒体への現像画像の転
写効率を向上させ、それによって印刷媒体上のカラー画
像の印刷品質が向上し、転写されるカラー画像の忠実度
が高くなる。
体電位が、空気のイオン化やトナー破壊を発生させるク
リティカルなレベルを越えることなく、画像転写中に印
刷媒体上により高いバイアスを用いることが可能とな
り、光導電ドラムの表面から印刷媒体への現像画像の転
写効率を向上させ、それによって印刷媒体上のカラー画
像の印刷品質が向上し、転写されるカラー画像の忠実度
が高くなる。
【図1】本発明の一実施例に係る静電写真カラープリン
タの概略側面図である。
タの概略側面図である。
【図2A】正孔─電子対電荷の中和プロセスにおける生
成段階を示す図である。
成段階を示す図である。
【図2B】正孔─電子対電荷の中和プロセスにおける搬
送段階を示す図である。
送段階を示す図である。
【図2C】正孔─電子対電荷の中和プロセスにおける中
和段階を示す図である。
和段階を示す図である。
【図3】トナー層上の絶対静電転写圧を示すグラフであ
る。
る。
10:光導電ドラム 12:光源 20、22、24、26:カラー液体トナー源 28:転写ローラ 30:印刷媒体 46:トナー調整・安定化装置 76:光導電発光体
Claims (3)
- 【請求項1】a.光導電ドラムの表面に複合カラー画像
を現像するステップと、 b.上記光導電ドラムの表面を該光導電ドラムの波長特
性に対する選択された波長範囲内の光で照射して、それ
によって上記光導電ドラムの層の中の正孔・電子対を再
結合させ、光導電ドラム層の実効電圧を減少させるステ
ップと、 c.直接転写ローラーを印刷媒体に密着させて、該印刷
媒体を上記直接転写ローラーと上記光導電ドラムの表面
との間を通過するようにするステップと、同時に、 d.上記直接転写ローラーに所定の直流バイアス電圧を
印加し、それによって光導電ドラムの表面層の電圧の低
下が、上記転写ローラーに印加される直流バイアス電圧
の対応する増大を可能とし、上記光導電ドラムの表面と
転写ローラーの表面の間に発生する静電場の強さを増
し、さらに帯電したトナーと現像カラー画像を光導電ド
ラムの表面から印刷媒体に引きつけるための達成しうる
静電力を増すようにするステップと、 からなることを特徴とする電子写真カラー印刷法。 - 【請求項2】a.光導電ドラムの表面に複合カラー画像
を現像する手段と、 b.上記光導電ドラムの表面を該光導電ドラムの波長特
性に対する選択された波長範囲内の光で照射して、それ
によって上記光導電ドラムの層の中の正孔・電子対を再
結合させ、光導電ドラム層の実効電圧を減少させる手段
と、 c.直接転写ローラーを印刷媒体に密着させて、該印刷
媒体を上記直接転写ローラーと上記光導電ドラムの表面
との間を通過するようにする手段と、 d.上記直接転写ローラーに所定の直流バイアス電圧を
印加し、それによって光導電ドラムの表面層の電圧の低
下が、上記転写ローラーに印加される直流バイアス電圧
の対応する増大を可能とし、上記光導電ドラムの表面と
転写ローラーの表面の間に発生する静電場の強さを増
し、さらに帯電したトナーと現像カラー画像を光導電ド
ラムの表面から印刷媒体に引きつけるための達成しうる
静電力を増すようにする手段と、 からなることを特徴とする電子写真カラー印刷装置。 - 【請求項3】光導電ドラムから印刷媒体への画像の転写
中、印刷媒体を通過させる光導電ドラムの表面および該
光導電ドラムに近接する直接転写部材との間に与えられ
る静電場の強さを増加させる方法において、 上記光導電ドラムの表面を該光導電ドラムの波長相対伝
達特性に対する選択された波長範囲内の光で照射して、
それによって上記光導電ドラムの一層または複数の層の
中の正孔・電子対を再結合させ、光導電ドラム層の実効
電圧を減少させる、 ことを特徴とする光導電ドラムの表面および該光導電ド
ラムに近接する直接転写部材との間に与えられる静電場
の強さを増加させる方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US802,028 | 1985-11-25 | ||
US80202891A | 1991-12-03 | 1991-12-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05265336A true JPH05265336A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=25182660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4350302A Pending JPH05265336A (ja) | 1991-12-03 | 1992-12-03 | 電子写真カラー印刷方法および装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0549867A3 (ja) |
JP (1) | JPH05265336A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3388857B2 (ja) * | 1994-02-08 | 2003-03-24 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置 |
US5650253A (en) * | 1995-09-29 | 1997-07-22 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method and apparatus having improved image transfer characteristics for producing an image on a receptor medium such as a plain paper |
EP0852748A1 (en) * | 1995-09-29 | 1998-07-15 | Imation Corp. | Method and apparatus for producing a multi-colored image in an electrophotographic system |
US7592117B2 (en) | 2005-06-16 | 2009-09-22 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | System and method for transferring features to a substrate |
US7920810B2 (en) | 2007-08-15 | 2011-04-05 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Electrophotography device with electric field applicator |
JP6213495B2 (ja) * | 2015-02-20 | 2017-10-18 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP7259440B2 (ja) * | 2019-03-19 | 2023-04-18 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62238585A (ja) * | 1986-04-09 | 1987-10-19 | Asahi Optical Co Ltd | 電子写真法による多色画像形成方法 |
JPS63314579A (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPS6413578A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-18 | Minolta Camera Kk | Destaticizer for electrophotographic device |
-
1992
- 1992-11-02 EP EP19920118751 patent/EP0549867A3/en not_active Withdrawn
- 1992-12-03 JP JP4350302A patent/JPH05265336A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0549867A2 (en) | 1993-07-07 |
EP0549867A3 (en) | 1994-07-20 |
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