JPH0526325U - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JPH0526325U
JPH0526325U JP7444791U JP7444791U JPH0526325U JP H0526325 U JPH0526325 U JP H0526325U JP 7444791 U JP7444791 U JP 7444791U JP 7444791 U JP7444791 U JP 7444791U JP H0526325 U JPH0526325 U JP H0526325U
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光則 小田
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西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯材の開口部に架設された補強梁を除去する
装置が不要な射出成形装置を提供する。 【構成】 固定型28及び可動型30によって、開口部
12及び補強梁20を有する芯材18を収納すると共に
表皮10を構成する成形用樹脂が充填されるキャビティ
31が形成される。固定型28及び可動型30には、芯
材18の開口部12と対向する部位で開口する固定型用
貫通孔34及び可動型用貫通孔36が形成されており、
固定型用貫通孔34及び可動型用貫通孔36には、各々
の周壁に対して摺動可能な固定型用スライド型38及び
可動型用スライド型40が設けられている。固定型用ス
ライド型38及び可動型スライド型40は芯材18の補
強梁20を表裏から挟持して芯材18の位置決めを行な
う。固定型用スライド型38は芯材18の開口部12及
び可動型用貫通孔36の内部に進入して補強梁20を切
断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は射出成形装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形装置としては、特開平2−41221号公報に示されるように、第1 の成形材により予め成形された第1成形品に対して第2成形材を射出成形するこ とにより、第1成形品と第2成形品とからなる二重成形品を成形するものが知ら れている。また、このような二重成形品の一例としては、成形品に剛性と表面の 柔らかさとを付与するために、硬質プラスチック等よりなる芯材の表面に塩化ビ ニール等よりなる成形用樹脂を射出成形して芯材の表面に表皮を形成してなるも のが知られている。
【0003】 ところで、このように芯材の表面に表皮が形成されてなる二重成形品において は、該二重成形品に他の部品を組み込む等の要請から該二重成形品に開口部が設 けられる場合があり、この場合には予め芯材に開口部を形成しておく必要がある 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、芯材に設ける開口部の大きさが大きい場合には、開口部の周辺の剛 性が不足するため芯材が変形し易くなる。芯材が変形すると表皮成形用樹脂の充 填時に芯材がキャビティ内の正規の位置からずれてしまうので、芯材の表面に形 成される表皮の厚さが一定にならず、二重成形品の表面の柔らかさが部位によっ て異なる、また表面に芯材が露出する等の不具合がある。
【0005】 そこで、本願考案者は、芯材の開口部に補強梁を架設して開口部の周辺部の剛 性を向上させ、これにより芯材の変形を防止することを考慮した。
【0006】 ところが、開口部に補強梁を架設すると、二重成形品を成形した後に開口部の 補強梁を除去しなければならないので、補強梁を除去する装置が必要になるとい う新たな問題が発生した。
【0007】 また、二重成形品を成形する場合は、芯材をキャビティで挾んで位置決めする 必要があり、二重成形品の表面に位置決め跡が残る問題があった。
【0008】 上記に鑑みて、本考案は、芯材の位置決め跡を成形品に残すことなく確実に芯 材をキャビティ内に位置決めでき、芯材の開口部に架設された補強梁を除去する 装置が不要な射出成形装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、キャビティを形成する成形型のうちの 一方の成形型に、キャビティ内に収納されている芯材の開口部内に進出可能なス ライド型を設け、該スライド型を上記開口部に進出させることにより、該開口部 に架設されている補強梁を切断するものである。
【0010】 具体的に本考案が講じた解決手段は、表裏面を貫通する開口部と該開口部に架 設された補強梁とを有する芯材の表面に表皮を射出成形するための射出成形装置 を対象とし、上記芯材を収納せしめると共に表皮成形用樹脂が充填されるキャビ ティを形成する一対の成形型と、該一対の成形型の各々に、上記キャビティ内に 収納される芯材の開口部と対向する部位で開口するように形成された貫通孔と、 該各貫通孔内に摺動可能に設けられ、両者で上記芯材の補強梁を表裏から挟持し て当該芯材の位置決めを行なう一対のスライド型とを備え、該一対のスライド型 は、一方のスライド型が、上記芯材の開口部内に進出移動することにより他方の スライド型が設けられている貫通孔の開口端周壁と協働して上記芯材の補強梁を 切断するように構成するものである。
【0011】
【作用】 上記の構成により、芯材の開口部に補強梁が架設されているため、芯材の開口 部周辺の剛性が向上して芯材の変形が防止されているので、表皮成形用樹脂の充 填時における芯材の位置ずれが低減する。
【0012】 また、一対の成形型の各々に、芯材の開口部と対向する部位で開口する貫通孔 が形成され、各貫通孔内に摺動可能に設けられ、両者で芯材の補強梁を表裏から 挟持して当該芯材の位置決めを行なう一対のスライド型を備えているために、成 形型に対して芯材を位置決めをするための位置決めピンを芯材又は成形型に設け る必要がなくなり、位置決めピンの跡により製品の見栄えを損ねることがなくな る。
【0013】 さらに、一対のスライド型は、一方のスライド型が、芯材の開口部内に進出移 動することにより他方のスライド型の貫通孔の周壁と協働して芯材の補強梁を切 断することができるので、開口部の補強梁を切断するための装置を別途に設ける 必要がない。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 図3は、本考案の一実施例に係る射出成形装置により成形される射出成形品と しての車輌用プルハンドルAを示し、同図において、10は車輌用プルハンドル Aを構成する表皮、12はドアを開閉するための開閉ノブ用開口部、13はハン ドル部、14はハンドル部13を形成する開口部、16は車輌用プルハンドルA を車輌のドア(図示せず)に取り付けるための取付け孔である。
【0016】 図4は車輌用プルハンドルAを構成する芯材18を示し、同図において20は 開閉ノブ用開口部12を補強するための補強梁、24は芯材18を補強するため のリブ、26は芯材18と表皮10との結合力を向上させるための樹脂浸入用孔 である。
【0017】 図1は、上記射出成形装置の断面構造を示し、同図において、28は固定型、 30は可動型であって、これら固定型28及び可動型30によって、芯材18を 収納すると共に表皮10を構成する成形用樹脂が充填されるキャビティ31を形 成する一対の成形型32が構成されている。
【0018】 本実施例の特徴として、固定型28には、該固定型28のキャビティ面28a における芯材18の開閉ノブ用開口部12と対向する部位で開口する固定型用貫 通孔34が形成されており、該固定型用貫通孔34は上記開閉ノブ用開口部12 と同形状の断面よりなる大径の大径部34aと該大径部34aよりも小径の小径 部34bとからなる。可動型30には、該可動型30のキャビティ面30aにお ける芯材18の開閉ノブ用開口部12と対向する部位で開口する可動型用貫通孔 36が形成されており、該可動型用貫通孔36は、上記開閉ノブ用開口部12と 同形状の断面よりなる小径部36aと該小径部36aよりも大径の大径部36b とからなる。
【0019】 固定型用貫通孔34の大径部34aの内部には、該固定型用貫通孔34の大径 部34aの周壁面に対して摺動可能な固定型用スライド型38が設けられている 。該固定型用スライド型38は、図示しない油圧シリンダによって固定型用貫通 孔34の内部を軸方向へ移動可能に構成されており、油圧シリンダの作動により キャビティ31及び可動型用貫通孔36の内部に進入可能である。そして、固定 型用スライド型38は、先端面38aを固定型28のキャビティ面28aに臨ん だ位置で、上記固定型用貫通孔34の大径部34aと小径部34bとの間に形成 された段部34cに当接し、固定型28に対する後退方向の位置が規制されてい る。
【0020】 可動型用貫通孔36の内部には、該可動型用貫通孔36の小径部36a及び大 径部36bの周壁面に対して摺動可能な可動型用スライド型40が設けられてお り、該可動型用スライド型40は図示しない付勢手段によって固定型28の方へ 付勢されている。また、該可動型用スライド型40の先端面40aには、上記芯 材18の補強梁20が嵌まり込む溝40bが形成されている。そして、該可動型 用スライド型40の先端面40aが可動型30のキャビティ面30aより芯材1 8の板厚分進出した位置で該可動型用スライド型40は可動型用貫通孔36の小 径部36aと大径部36bとの間に形成された段部36cに当接して上記固定型 用貫通孔34内への進入を阻止されるように構成されている。
【0021】 本実施例に係る射出成形装置は、上記のように構成されているため、車輌用プ ルハンドルAの成形は次のように行われる。まず、可動型30の可動型用スライ ド型40を進出させた状態で、芯材18を可動型30側にセットし、固定型用ス ライド型38の先端面38aを固定型28のキャビティ面28aに臨んだ状態で 可動型30側をスライドさせて型締めを行なう。これにより、図1に示すように 、芯材18の開閉ノブ用補強梁20は、固定型用スライド型38の先端面38a と可動型用スライド型40の先端面40aに形成された溝40bとによって挟持 されると共にキャビティ31内の所定位置に位置決めされる。次に、キャビティ 31内に表皮成形用樹脂を充填し表皮10と芯材18とが一体となった二重成形 品を成形する。
【0022】 さらに、図2に示すように、油圧シリンダを作動させて固定型用スライド型3 8をキャビティ31を介して可動型用貫通孔36の内部に進入させると、開閉ノ ブ用補強梁20は、固定型用スライド型38と可動型用貫通孔36の小径部36 aの周壁面とに挟圧されて切断され、開閉ノブ用開口部12が形成された車輌用 プルハンドルAが得られる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る射出成形装置によると、開口部に補強梁が 架設されている芯材に対して表皮成形用樹脂を射出成形して表皮を形成すること ができるため、補強梁によって芯材の開口部周辺の剛性が向上して芯材の変形が 防止されており、さらには、補強梁を挾んでキャビティ内に芯材が確実に位置決 めされており、これらにより表皮成形用樹脂の充填時における芯材の位置ずれが 低減するので、表皮の厚さが高精度になる。
【0024】 また、一対の成形型の各々に、芯材の開口部と対向する部位で開口する貫通孔 を形成し、各貫通孔内に摺動可能に設けられ両者で芯材の補強梁を表裏から挟持 して当該芯材の位置決めを行なう一対のスライド型を設けたため、成形型に対す る芯材の位置決め用のピンを芯材又は成形型に設ける必要がないので、成形品に 位置決め用ピンの跡が残らず、得られる成形品の美観が向上する。
【0025】 さらに、一対のスライド型は、一方のスライド型が、芯材の開口部内に進出移 動することにより他方のスライド型が設けられている貫通孔の周壁と協働して芯 材の補強梁を切断することができるので、開口部の補強梁を切断するための装置 を別途に設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る射出成形装置のスライ
ド型が芯材の補強梁を挟持した状態を示す断面図であ
る。
【図2】上記射出成形装置のスライド型が芯材の補強梁
を切断した状態を示す断面図である。
【図3】上記射出成形装置により成形される自動車用プ
ルハンドルの正面図である。
【図4】上記射出成形装置による成形に用いられる芯材
の正面図である。
【符号の説明】
10…表皮 12…開閉ノブ用開口部(開口部) 18…芯材 20…開閉ノブ用補強梁(補強梁) 28…固定型 30…可動型 31…キャビティ 32…一対の成形型 34…固定型用貫通孔 36…可動型用貫通孔 38…固定型用スライド型 40…可動型用スライド型
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面を貫通する開口部と該開口部に架
    設された補強梁とを有する芯材の表面に表皮を射出成形
    するための射出成形装置であって、 上記芯材を収納せしめると共に表皮成形用樹脂が充填さ
    れるキャビティを形成する一対の成形型と、 該一対の成形型の各々に、上記キャビティ内に収納され
    る芯材の開口部と対向する部位で開口するように形成さ
    れた貫通孔と、 該各貫通孔内に摺動可能に設けられ、両者で上記芯材の
    補強梁を表裏から挟持して当該芯材の位置決めを行なう
    一対のスライド型とを備え、 該一対のスライド型は、一方のスライド型が、上記芯材
    の開口部内に進出移動することにより他方のスライド型
    が設けられている貫通孔の開口端周壁と協働して上記芯
    材の補強梁を切断するように構成されていることを特徴
    とする射出成形装置。
JP7444791U 1991-09-17 1991-09-17 射出成形装置 Expired - Lifetime JP2554633Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016007730A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 株式会社小糸製作所 樹脂成形品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016007730A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 株式会社小糸製作所 樹脂成形品

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JP2554633Y2 (ja) 1997-11-17

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