JP6934338B2 - 射出成形方法及び金型 - Google Patents
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Description
所定の成形空間内にゲートを介して溶融樹脂を射出し、当該成形空間内に充填された溶融樹脂を冷却固化することにより、意匠面をなす主表面を有した成形体主部と、前記成形体主部の一端から当該成形体主部の主裏面側に屈曲する形で延び出す屈曲端部と、を有した樹脂成形体を成形する射出成形装置の金型であって、
内部に、前記成形体主部を成形する主部成形空間と前記屈曲端部を成形する屈曲端部成形空間とが連通する成形空間が形成され、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主表面に面して位置する第一型と、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主裏面に面して位置する第二型と、
前記第二型側に設けられ、前記屈曲端部成形空間と連通するよう、当該成形空間で成形される前記樹脂成形体の前記屈曲端部の先端面に面して開口する前記ゲートを、前記第二型の端部との間で形成する可動コアと、
成形完了後に前記第一型と前記第二型とが開いて前記樹脂成形体が前記第一型から離脱された状態において、成形された前記樹脂成形体が、前記ゲート内の残留樹脂からなる樹脂残留体から分離、離脱するよう、当該樹脂成形体を所定の押付方向へと押し付けて前記第二型から離脱させる第一の押付部と、
前記状態において、前記ゲート内の前記樹脂残留体が取り出し可能となるよう、前記可動コアを前記押付方向側へと押し付けて、前記第二型から離脱させる第二の押付部と、
前記状態において、前記樹脂残留体を前記押付方向側へと押し付けて、前記第二型から離脱させる第三の押付部と、
前記第一の押付部を前記押付方向に押し出すとともに、前記第二の押付部及び前記第三の押付部を前記押付方向側へと押し出す押し出し動作部と、
前記第二の押付部及び前記第三の押付部の押し出し開始を、前記第一の押付部の押し出し開始に対し所定時間遅らせる押し出し遅延機構と、
少なくとも前記樹脂成形体が前記樹脂残留体から分離、離脱するまでの間、成形された前記樹脂成形体に連れて前記可動コアが前記押付方向に移動しないよう当該可動コアの移動を妨げる移動阻止手段と、
を備える一方、前記可動コアは、前記ゲートを、前記屈曲端部の先端面に対し、意匠面となる前記屈曲端部の表面とは逆の、前記主裏面から続く当該屈曲端部の裏面の側に偏った位置で面するように形成され、
前記第二の押付部は、前記樹脂成形体が前記樹脂残留体から分離された後に、前記可動コアを前記第二型から離脱させ、
前記第三の押付部は、前記樹脂成形体から分離された前記樹脂残留体を前記第二型から離脱させることを特徴とする。
金型の所定の成形空間内にゲートを介して溶融樹脂を射出し、当該成形空間内に充填された溶融樹脂を冷却固化することにより、意匠面をなす主表面を有した成形体主部と、前記成形体主部の一端から当該成形体主部の主裏面側に屈曲する形で延び出す屈曲端部と、を有した樹脂成形体を成形する射出成形方法であって、
前記金型は、
その内部に、前記成形体主部を成形する主部成形空間と前記屈曲端部を成形する屈曲端部成形空間とが連通する成形空間が形成されるとともに、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主表面に面して位置する第一型と、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主裏面に面して位置する第二型と、
前記第二型側に設けられ、前記屈曲端部成形空間と連通するよう、当該成形空間で成形される前記樹脂成形体の前記屈曲端部の先端面に面して開口する前記ゲートを、前記第二型の端部との間で形成する可動コアとを備えており、
前記可動コアは、前記ゲートを、前記屈曲端部の先端面に対し、意匠面となる前記屈曲端部の表面とは逆の、前記主裏面から続く当該屈曲端部の裏面の側に偏った位置で面するよう形成され、
成形完了後に前記第一型と前記第二型とを開いて前記樹脂成形体から前記第一型を離脱させる第一型離脱ステップと、
前記第一型離脱ステップの後に、成形された前記樹脂成形体を、所定の押付方向へと押し付けて前記第二型から離脱させるとともに、前記樹脂成形体の押し出し開始から所定時間は、前記可動コアを、前記押付方向と逆側に付勢しながら前記第二型から離脱させないようにすることで、前記樹脂成形体を前記ゲート内の樹脂残留体から分離させる第一の押し出しステップと、
前記所定時間後に、前記可動コア及び前記樹脂残留体を前記押付方向側へと押し出す第二の押し出しステップと、
を有することを特徴とする。
2 可動型
3 固定型
24 可動コア
4 ゲート形成部
5 押し出し動作部
6 押し出し遅延機構
7 移動阻止手段
8 載置部(位置保持手段)
9 成形空間
10 第一の押付部
20 第二の押付部
30 第三の押付部
100 樹脂成形体
101 成形体主部
102 屈曲端部
102c 屈曲端部の先端面
200 樹脂残留体
G ゲート
P 押付方向
Q 直交方向
K 傾斜方向
Claims (5)
- 所定の成形空間内にゲートを介して溶融樹脂を射出し、当該成形空間内に充填された溶融樹脂を冷却固化することにより、意匠面をなす主表面を有した成形体主部と、前記成形体主部の一端から当該成形体主部の主裏面側に屈曲する形で延び出す屈曲端部と、を有した樹脂成形体を成形する射出成形装置の金型であって、
内部に、前記成形体主部を成形する主部成形空間と前記屈曲端部を成形する屈曲端部成形空間とが連通する成形空間が形成され、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主表面に面して位置する第一型と、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主裏面に面して位置する第二型と、
前記第二型側に設けられ、前記屈曲端部成形空間と連通するよう、当該成形空間で成形される前記樹脂成形体の前記屈曲端部の先端面に面して開口する前記ゲートを、前記第二型の端部との間で形成する可動コアと、
成形完了後に前記第一型と前記第二型とが開いて前記樹脂成形体が前記第一型から離脱された状態において、成形された前記樹脂成形体が、前記ゲート内の残留樹脂からなる樹脂残留体から分離、離脱するよう、当該樹脂成形体を所定の押付方向へと押し付けて前記第二型から離脱させる第一の押付部と、
前記状態において、前記ゲート内の前記樹脂残留体が取り出し可能となるよう、前記可動コアを前記押付方向側へと押し付けて、前記第二型から離脱させる第二の押付部と、
前記状態において、前記樹脂残留体を前記押付方向側へと押し付けて、前記第二型から離脱させる第三の押付部と、
前記第一の押付部を前記押付方向に押し出すとともに、前記第二の押付部及び前記第三の押付部を前記押付方向側へと押し出す押し出し動作部と、
前記第二の押付部及び前記第三の押付部の押し出し開始を、前記第一の押付部の押し出し開始に対し所定時間遅らせる押し出し遅延機構と、
少なくとも前記樹脂成形体が前記樹脂残留体から分離、離脱するまでの間、成形された前記樹脂成形体に連れて前記可動コアが前記押付方向に移動しないよう当該可動コアの移動を妨げる移動阻止手段と、
を備える一方、前記可動コアは、前記ゲートを、前記屈曲端部の先端面に対し、意匠面となる前記屈曲端部の表面とは逆の、前記主裏面から続く当該屈曲端部の裏面の側に偏った位置で面するように形成され、
前記第二の押付部は、前記樹脂成形体が前記樹脂残留体から分離された後に、前記可動コアを前記第二型から離脱させ、
前記第三の押付部は、前記樹脂成形体から分離された前記樹脂残留体を前記第二型から離脱させることを特徴とする金型。 - 前記押し出し遅延機構は、前記第一の押付部の押し出し開始時において、前記押し出し動作部を、前記第一の押付部に対し前記押付方向へと押し出し可能となるよう接触させ、かつ前記第二の押付部に対し前記押付方向側に所定幅の空隙を挟んだ所定位置に位置保持手段によって位置保持させた押し出し開始状態とする一方、前記第一の押付部の押し出し中において、前記押し出し動作部を、前記所定幅の空隙を埋めて前記第二の押付部に接近するよう前記押付方向に移動させる第一の押し出し状態から、前記第二の押付部に接触した後に当該第二の押付部を前記押付方向側へと押し出しながら前記押付方向に移動させる第二の押し出し状態へと移行させるように構成される請求項1に記載の金型。
- 前記第二の押付部は、前記押付方向側かつ前記押付方向に対する直交する方向側に向かう傾斜方向へと前記可動コアを移動させ、
前記押し出し遅延機構は、前記第三の押付部の押し出し開始を、前記第二の押付部の押し出し開始と同時またはそれ以降とする請求項1または2に記載の金型。 - 前記移動阻止手段は、
軸部と、
前記軸部の前端側に設けられ、前記可動コアに対し前記押付方向の逆側から当接する移動阻止部と、
前記移動阻止部を前記押付方向とは逆側に向かって付勢する付勢手段とを備え、
前記押し出し動作部は、前記移動阻止手段も前記押付方向側へと押し出し、
前記押し出し遅延機構は、前記移動阻止手段の押し出し開始を、前記第一の押付部の押し出し開始に対し遅らせ、
前記移動阻止手段の押し出し開始は、前記第二の押付部の押し出し開始よりも先である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の金型。 - 金型の所定の成形空間内にゲートを介して溶融樹脂を射出し、当該成形空間内に充填された溶融樹脂を冷却固化することにより、意匠面をなす主表面を有した成形体主部と、前記成形体主部の一端から当該成形体主部の主裏面側に屈曲する形で延び出す屈曲端部と、を有した樹脂成形体を成形する射出成形方法であって、
前記金型は、
その内部に、前記成形体主部を成形する主部成形空間と前記屈曲端部を成形する屈曲端部成形空間とが連通する成形空間が形成されるとともに、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主表面に面して位置する第一型と、
前記成形空間で成形される前記樹脂成形体に対し前記主裏面に面して位置する第二型と、
前記第二型側に設けられ、前記屈曲端部成形空間と連通するよう、当該成形空間で成形される前記樹脂成形体の前記屈曲端部の先端面に面して開口する前記ゲートを、前記第二型の端部との間で形成する可動コアとを備えており、
前記可動コアは、前記ゲートを、前記屈曲端部の先端面に対し、意匠面となる前記屈曲端部の表面とは逆の、前記主裏面から続く当該屈曲端部の裏面の側に偏った位置で面するよう形成され、
成形完了後に前記第一型と前記第二型とを開いて前記樹脂成形体から前記第一型を離脱させる第一型離脱ステップと、
前記第一型離脱ステップの後に、成形された前記樹脂成形体を、所定の押付方向へと押し付けて前記第二型から離脱させるとともに、前記樹脂成形体の押し出し開始から所定時間は、前記可動コアを、前記押付方向と逆側に付勢しながら前記第二型から離脱させないようにすることで、前記樹脂成形体を前記ゲート内の樹脂残留体から分離させる第一の押し出しステップと、
前記所定時間後に、前記可動コア及び前記樹脂残留体を前記押付方向側へと押し出す第二の押し出しステップと、
を有することを特徴とする射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017135284A JP6934338B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | 射出成形方法及び金型 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017135284A JP6934338B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | 射出成形方法及び金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019014211A JP2019014211A (ja) | 2019-01-31 |
JP6934338B2 true JP6934338B2 (ja) | 2021-09-15 |
Family
ID=65358086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017135284A Active JP6934338B2 (ja) | 2017-07-11 | 2017-07-11 | 射出成形方法及び金型 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110370553A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-10-25 | 中山市富晟特热流道科技有限公司 | 一种进胶口和出胶口偏离中心的热流道热咀 |
-
2017
- 2017-07-11 JP JP2017135284A patent/JP6934338B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019014211A (ja) | 2019-01-31 |
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