JPH0526202B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0526202B2
JPH0526202B2 JP61174825A JP17482586A JPH0526202B2 JP H0526202 B2 JPH0526202 B2 JP H0526202B2 JP 61174825 A JP61174825 A JP 61174825A JP 17482586 A JP17482586 A JP 17482586A JP H0526202 B2 JPH0526202 B2 JP H0526202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
counter
phase
output
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61174825A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6217801A (ja
Inventor
Kenji Nakano
Tadahiko Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP61174825A priority Critical patent/JPS6217801A/ja
Publication of JPS6217801A publication Critical patent/JPS6217801A/ja
Publication of JPH0526202B2 publication Critical patent/JPH0526202B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、VTRのサーボ回路、特にサーボ回
路の直流ゲインが有限なため、制御しきれずに残
るいわゆる残留誤差は手動調整することなく自動
的に補正し回転、サーボ糸におけるサーボエラー
をなくすための改良に関するものである。
従来のサーボ回路は、例えば、VTRのドラム
駆動サーボ回路においては、位相サーボ回路によ
り、ドラムに取付けられたパルス発生器の出力信
号と基準信号とを一定位相にすることが目的であ
り、この時にサーボ糸の利得が有限なために残留
誤差は、位相エラーとして残ることになる。この
位相エラーが、その他の位相エラーに関する部
分、例えば、パルス発生器の取付誤差、VTR相
互間の機械的なバラツキ、サーボ回路部品のバラ
ツキなどと合せて、ビデオヘツドのスイツチング
位置に関する規格(VSYNCの前7H±1・5H)
におさまる程度であれば、調整の必要はないが、
普通は全てのバラツキを補正する目的で手動調整
されている。また、もうひとつの問題点として周
囲の動作温度変化に対する残留誤差の影響があ
る。温度が低くなつて0℃近辺になると、モータ
軸受け部のオイル等が固くなり、モータの負荷が
増加する。これは、モータのトルクが不足するこ
とになり、位相ロツクの位置が変わつてサーボが
かかることになる。この結果、位相エラーが生じ
る。一般には、この位相ずれが数10H相当時間位
になるため、温度補償回路を用いて位相エラーを
少なく押さえているが、部品の選定などにも限定
があり、低温状態における動作は、大きな問題で
ある。これも温度変化により生じる一種の残留誤
差といえる。
このように残留誤差が累積されると、ロツク位
相のずれにより画面の中にスイツチングポイント
が現われ、スキユーなども見えるようになり、視
覚的に欠陥がわかつてしまう。
本発明はかかる従来技術の欠点を改良するため
になされたもので、サーボ回路の残留誤差を含む
サーボ誤差を検出し、その検出された誤差量に応
じて補正量に応じて補正量及びその補正方向を決
めると共に該補正量を積算、保持し、上記サーボ
誤差が零となるまで前記サーボ回路に前記補正量
及び補正方向に対応した誤差電圧を与えるように
したことを特徴とする。
以下まず本発明の対象とするデイジタル型サー
ボ回路について図面を参照して説明する。
一般に、駆動モータに対してサーボをかける必
要のある機器(例えば、VTR)において、最も
普通に使用されている回路方式は、基準信号(或
いは被制御信号)よりランプ電圧を発生し、被制
御信号(或いは基準信号)で、その傾斜電圧をサ
ンプリングホールドして、制御対象モータの端子
電圧とする方法である。
第1図はこのような従来のサーボ方式のブロツ
ク回路図で、10はモータ12の回転を表すタコ
パルスを受けるための端子で、第2図aに示され
るこのタコパルス即ち被制御信号PG(制御対象1
2より発生する信号で、VTRの場合は回転する
ヘツドドラムに取付けられたマグネツトと固定し
て置かれたコイルとにより得られるが、勿論周波
数発電機FGからの信号でもよい。)は被形成形回
路14で波形成形され、次いで第1のモノマルチ
16、第2のモノマルチ18に与えられる。これ
らモノマルチ16,18及び後述するモノマルチ
28は、PGコイルやマグネツトの取付位置を制
約させないようまたその取付精度を厳密化させな
いよう更には制御しきれないサーボの残留誤差を
手動で補正する等の目的で設けられる。第2図b
は第1のモノマルチ16の出力波形、第2図cは
第2のモノマルチ18及びランプ電圧発生回路2
0を経た後の出力波形を示す。第1図の26は基
準信号発生回路であり、この基準信号は制御対象
12を正しい速度あるいは一定の回転位相関係に
するために必要なもので、通常水晶発振器、ライ
ン電源周波数源等よりなつてもよい。第2図dは
この基準信号として例えばV同期波形を示す。2
8は上述したモノマルチ、30はサンプリングパ
ルス発生回路でそれぞれの出力波形は第2図e及
びfに示されている。サンプリングパルス発生回
路30からのサンプリングパルス回路32で第2
図c及びfに示すようにランプ電圧発生回路20
のランプ部分をサンプリングする。第2図gは被
サンプリング電圧がホールド回路22及びモータ
駆動増幅器24を介してモータ12に与えられる
際のモータ電圧を示す。付与電圧E1、E2との差
電圧レベルΔEはサーボ誤差電圧を示す。
以上のようなランプ電圧をサンプリングして誤
差を発生するサーボ方式に対してデイジタル型の
誤差検出器である。このデイジタル型誤差検出器
の構成方法には、幾つかの方法が考えられ、すで
に知られているものもある。このデイジタル型誤
差検出器の原理を第3図のタイミングチヤートに
関連して以下に説明する被制御信号たるPG信号
(第3図a)と基準信号たるV同期信号との間の
時間間隔(第3図cの“1”の期間)をある一定
値に保つのがサーボの目的であるから、デイジタ
ル型においてはこの時間間隔Tを十分に速いクロ
ツクでカウントし、そのカウント結果により目的
数に対して小さいか大きいかの判定を行う。第3
図においては時間間隔Tの間で第3図dの如くカ
ウンタクロツクを発生させ、このクロツク数をN
ビツトからなるカウンタがカウントする。第3図
でeはカウンタ第1ビツト目出力(即ち、最下位
ビツト出力)CT2、gはカウンタNビツト目出力
CTNを示す。第3図cの“1”の終了時つまりV
同期エツジがきた時のカウンタの最上位ビツト
CTNは第3図gのように、、のいずれか1
つの状態になつているはずであり、はTの間隔
の開きすぎ、は最適間隔、はTの間隔が狭す
ぎの状態を示す。これは目的の時間間隔Tになつ
た時と丁度カウンタが一巡して全て“0”となる
ようにクロツクの周波数若しくはカウンタの段数
を選んだ結果である。従つて、第1図及び第2図
に関連したアナログ方式ではサーボ誤差が直接電
圧値として得られるが、デイジタル方式において
はサーボ誤差はカウンタの値としてデイジタル値
で与えられる。故に、デイジタル値で与えられる
サーボ誤差はモータに与えられる前に何らかの態
様でアナログ電圧に変換される必要がある。この
ようなアナログ電圧に変換する態様としてはDA
変換器を使用する方法とPWM(パルス幅変調)
を行う方法とがある。後者の方法は、上述したア
ナログ方式でランプ電圧の中央をサンプリングす
る時すなわちPGとV同期の位相関係が最適状態
の時、PWMの“1”及び“0”の比即ちデユー
テイを50:50即ち1とするもので、フイルタを通
つて直流電圧化された後はアナログ方式と同じ値
になるように設計する。そして、デイジタル値で
得られた誤差によりこのPWM“1”、“0”の比
を可変してやれば、アナログ方式と全く等価な機
能を行わせることができる。この時に、PWMの
繰返し周期は直流電圧化のためのフイルタによる
位相遅れが誤差の発生する周波数に対して無視で
きる位の値に選ばれなければならない。
このようなPWM方式のデイジタル型誤差検出
器よりなるサーボ回路は基本的には全て論理回路
で実現できるため、 (1) 高精度の制御が達成できる。
(2) 部分のバラツキによる調整を回避できる。
(3) 温度及び経時変化がない。
(4) 高集積化が可能である。
等の利点を有するが、この反面クロツクの周波数
に基因する量子化誤差が必ず発生し、結果として
サーボに対してはエラー要素となるのでそれが影
響しないような設計をしなければならない。
このような要請を満足するデイジタル型の誤差
検出器を有するサーボ回路、特にVTRの回転ヘ
ツドドラムサーボ用として改良された本発明の対
象とするサーボ回路を次に説明するが、これに先
立ち、ドラムサーボ本来の役割について説明す
る。DCモータを使用してVTRのドラムサーボを
構成する場合、ドラムのビデオヘツドの位置を特
定の基準信号と一定の位相関係を持たせる位相サ
ーボが中心となる。また、当然のことながら、位
相が合うためには速度が一致している必要があ
り、同時に速度サーボも必要である。つまり
VTRにおいては、速度サーボループは位相サー
ボをかけるための必要条件的役割とも考えられ
る。また、位相ロツクする際の位相サーボループ
からの速度可変に対して大きく速度がずれないよ
うに制御し、引き込みを早くするダンピングとし
ての役割を持つ。基本的に定速性が期待できる
ACモータを使用した場合、この速度ループは不
要である。第4図にこの位相サーボのタイミング
チヤートを示す。第4図aはビデオヘツドの位置
を示すPG、第4図bは基準信号であつて、例え
ば記録信号のV同期信号、再生CTL同期信号、
30Hzのクリスタル周波数源等の基準信号であつて
もよい。位相サーボかPG信号aと基準信号bの
位相のφを一定位相に維持する。勿論この時の基
準信号はVTRの録再モードのそれぞれで異なる
し、トラツキングをドラムで行うかまたキヤプス
タン送りで行うかによつても変わつてくる。しか
しながら第4図の位相φを一定に維持する原則は
同じである。
第5図及び6図は上述した原理に従つて構成さ
れたVTRのドラムサーボの回路図で、特に第5
図は速度サーボ部分、第6図は位相サーボ部分を
示す。端子50及び52に与えられるPGA及び
PGB信号は回転ヘツドドラムに等間隔で取付け
られた例えば6個のポールピースと協動するほぼ
18°離れたピツクアツプ・コイルからの2つの回
転速度タコパルス情報である。従つてPGA及び
PGB信号は回転ヘツドドラム1回転当りそれぞ
れ6個のタコパルスとして生じる。PGAはPGB
に対して先行するように構成されている。それぞ
れのPG信号は増幅器51,53によつて増幅さ
れ、増幅されたPGA信号は速度サーボ用遅延回
路54によつて所定量遅延され、フリツプフロツ
プ56のセツト入力に与えられ、一方増幅された
PGB信号はフリツプフロツプ56のリセツト入
力に直接与えられる。この遅延回路54は、
PGA及びPGB信号間の時間長をカウンタで計数
しそのカウント値をモータに与える速度指令電圧
に対応させる際に、このカウント操作及び構成の
簡便化のためのものであるため必ずしも必要なも
のではない。
一方、縦続接続したフリツプフロツプ58,6
0が設けられている。フリツプフロツプ58のセ
ツト入力は増幅されたPGB信号を受け、フリツ
プフロツプ60のセツト入力はフリツプフロツプ
58の出力を受ける。フリツプフロツプ60の出
力FF10はこれら2つのフリツプフロツプ58,
60のリセツト入力となる。フリツプフロツプ6
0のクロツク入力CPには後述するタイミング信
号Tiがクロツク発生カウンタ62の出力ライン
62aから与えられる。
このカウンタ62aは例えば3・58MHzのクリ
スタル64を有し、4つの異なつた周波数のタイ
ミングクロツク信号を発生する。ライン62bは
3・58MHzのクロツク※0を発生し、ライン62
cは※0/4の周波数(895KHz)のクロツク※
1を発生し、ライン62dは※0/32の周波数
(112KHz)のクロツク※2を発生する。出力ライ
ン62bのクロツク※0は例えば10ビツト構成
(1024進)のカウンタ66のクロツク入力CPとし
て与えられる。このカウンタの最大ビツト位置あ
るいはカウンタが0に戻るタイミングを示す
MSD信号は図示したように立ち下がりビツトと
して微分回路68に与えられ、次いでフリツプフ
ロツプ70のリセツトパルスとなる。一方、出力
ライン62aのタイミングパルスTiはフリツプ
フロツプ70のセツト入力となる。フリツプフロ
ツプ70の出力である2はPWA出力であり、
この周期はTiクロツクによつて決定され、リセ
ツトパルス、すなわちMSD信号は2のデユー
テイ比、従つてモータ76への付勢電力レベルを
決定する。
フリツプフロツプ70のPWM出力は2は積
分器72で直流化され、次いでモータ駆動増幅器
74で電力増幅される。
バツフアカウンタ66は後述する態様でリセツ
トされ、このリセツトするタイミングはPWM用
のフリツプフロツプ70のリセツト信号のタイミ
ングを変え、従つてモータ付勢電力レベルを変更
する。
バツフアカウンタ66のリセツトのタイミング
は速度検出カウンタ78のMSD出力によつて決
定される。このカウンタ78も上述したバツフア
カウンタ66と同様1024進のカウンタであつても
よい。このカウンタ78は、ANDゲート82で
FF1出力によつてストローブした※1クロツクと
ANDゲート84でFF10出力によつてストローブ
した※0クロツクとANDゲート86で後述する
位相サーボ部分からのMFD出力によつてストロ
ーブした※1クロツクとをORゲート88を介し
てクロツク入力CPで受ける。また、リセツト信
号としては増幅されたPGA信号をPGA増幅器か
らPGA′信号として受ける。カウンタ78のMSD
立ち下がり出力は微分回路90で微分され、次い
でANDゲート80でFF10出力でゲートされ、そ
の後バツフアカウンタ66にリセツト入力として
与えられる。
第6図は位相サーボ回路部分を示し、その出力
はMFD信号として第5図の速度回路部分にAND
ゲート86のMFD入力として与えられる。端子
100には回転ヘツドドラムに固着したポールピ
ースに関連したピツクアツプ・コイルからの回転
ヘツドドラムの回転位相を表すタコパルスPGC
が与えられ、一方、端子102には位相基準たる
基準パルスが与えられる。端子100のPGC信
号は増幅器104及び遅延回路106を介してフ
リツプフロツプ108のセツト入力に接続され、
一方、端子102の位相基準パルスはリセツト入
力に与えられる。即ち、フリツプフロツプ108
の出力は基準位相に対する回転ヘツドドラムの位
相査(固定遅延を含んだ)を示す。このフリツプ
フロツプ出力はANDゲート110に※2クロツ
クのストローブ信号として与える。
一方、速度制御ループのFF10出力と同様に同
期信号FF21を与える2つの縦続接続したフリツ
プフロツプ112,114が設けられている。第
1のフリツプフロツプ112のセツト入力が位相
基準パルスを受けることを除き、この回路構成は
速度ループの上述したフリツププロツプ58,6
0の回路構成と同じである。
フリツププロツプ114のFF21出力はANDゲ
ート116において※0クロツクのストローブ信
号として働く。ANDゲート110,116の出
力はORゲート118を介して位相誤差検出カウ
ンタ120のクロツク入力として与えられる。こ
のカウンタ120は例えば256進カウンタであり、
増幅されたPGC信号即ち増幅器104の出力
PGC′によつてリセツトされる。カウンタ120
の立ち下がりエツジの形のMSD出力は微分回路
122を介してANDゲート124においてFF21
出力でゲートせしめられ、次いで位相ループ用バ
ツフアカウンタ126のリセツト入力に与えられ
る。
カウンタ126は例えば256進カウンタであり、
ANDゲート128において後述するシフト信号
TSFTでストローブされた※1クロツクとANDゲ
ート130でFF21信号でストローブされた※0
クロツクをORゲート132を介してクロツク入
力で受ける。カウンタ126のMSD立ち下がり
エツジは微分回路134で微分され、この出力パ
ルスはフリツプフロツプ136のリセツト入力に
与えられる。フリツプフロツプ136のセツト入
力はPGA′信号を受け、この出力は速度ループに
与えられるMFD信号を与える。
上述したTSFT信号はフリツプフロツプ140、
ANDゲート144、例えば256進のカウンタ14
2よりなる回路によつて得られる。フリツプフロ
ツプ140はそのセツト入力にはPGA′信号が与
えられ、リセツト入力にはカウンタ142の256
進のカウント値になつたことを表す信号が与えら
れる。フリツプフロツプ140のQ出力はTSFT
号を出力し、出力はカウンタ142をリセツト
する信号を与える。カウンタ142はそのクロツ
ク入力にTSFT信号でストローブした※1クロツク
を受ける。
第7図は第5図及び第6図の速度及び位相ルー
プよりなるデイジタルサーボの動作を説明するた
めの波形図であり、aは端子100に与えられる
PGC信号、bは端子50に与えられるPGA信号、
cは端子52に与えられるPGB信号、dは端子
102に与えられる位相基準信号(例えば1/2に
分周したV同期信号)である。PGC信号はドラ
ム1回転に1つ生じ、従つてPGCパルス間はド
ラム1回転の時間をさす。また、ドラム1回転期
間即ちPGCパルスにはそれぞれ6つのPGA及び
PGBパルスが存在する。
e図は位相ループの動作波形を示し、e−1は
遅延回路106の出力でPGCパルスの位置で立
ち上がり、所定量の遅延の後に立ち下がる。e−
2はフリツプフロツプ108の出力波形を示す。
即ち、e−1の遅延回路出力の立ち下がりで立ち
上がり、dのV同期信号位置で立ち下がる。e−
3はフリツプフロツプ112の出力波形を示す。
これはV同期信号位置で立ち上がり、タイミング
信号Tiの到来で立ち下がる。e−4はフリツプ
フロツプ114の出力FF21の波形を示し、フリ
ツプフロツプ112のリセツトの時定数でセツト
され次のTiタイミングパルスの到来でリセツト
される。従つて、端子100のPGCパルスと端
子102の位相基準パルスとの位相差に関連した
位相誤差つまりフリツプフロツプ108のパルス
期間e−2は※2クロツクに関連づけられて最初
カウンタ120でカウントされ、次いでFF21
パルス期間に※0クロツクをカウントしてMSD
出力を生じる。つまり、位相誤差量が大きければ
それだけフリツプフロツプ108の出力期間は長
くなり、※2カウント量も多くなるため、FF21
期間(Tiの周期)での※0カウント量は少にな
り、このためカウンタ120のMSD出力のタイ
ミングは早くなる。ANDゲート124はMSD微
分パルスが常にFF21の期間内に生じることを保
証するように働く。従つて、位相ループ用バツフ
アカウンタ126は位相誤差の大きさに応じてリ
セツトタイミングが変化せしめられる。位相誤差
検出カウンタ120は各PGC信号のタイミング
つまりヘツドの各回転につき1度の割合でリセツ
トされ、従つて位相ループ用バツフアカウンタ1
26は位相誤差情報即ちMFD信号をヘツドの各
回転当り6回の割合で速度ループに導入する必要
がある。この目的のため、バツフアカウンタ12
6のクロツク入力の制御用にTSFT信号が使用され
る。第7図のf−4はこのTSFT信号の波形を示
す。このTSFTパルスは各PGAパルスの到来によ
り生じ、TSFTパルスの期間にバツフアカウンタ1
26が1回転することが必要である。即ち、バツ
フアカウンタ126は測定した位相誤差を6回保
持するようにされる。バツフアカウンタ126の
MSD出力は位相誤差検出カウンタ120の出力
に関連した誤差情報を6回継続した形でフリツプ
フロツプ136のリセツト入力に供給される。故
に、フリツプフロツプ136のYFD出力はPGA
信号の到来でオンになり、位相誤差を表す立ち下
がりタイミングを持つことになる。
第7図のf−1は第5図の速度ループのPGA
信号の遅延回路54の出力を示し、f−2はフリ
ツプフロツプ56の出力FF1を示し、f−3は
MFD信号を示す。また、第8図は第7図でgの
信号時間位置を拡大して他の信号をも含ませて示
した波形図である。
第8図aはPGA信号、bはPGB信号、cは
PGA信号に応じて立ち上がり、所定の固有の時
間の後に立ち下がる遅延回路54の出力、dはこ
の立ち下がりに応じてセツトされかつPGB信号
に応じてリセツトされるフリツプフロツプ56の
出力FF1である。eは位相ループからのMFD信
号でありPGA信号により立ち上がり位相誤差を
表す期間を有している。PGA′信号によりリセツ
トされる速度検出カウンタ78はこのMFD信号
期間の間※1クロツクをカウントする。即ち、位
相項はカウンタ78のカウント値の初期値を変え
ることによつて速度ループ中に導入される。fは
TSFT信号を示し、これは同様PGA信号に応じて
立ち上がり所定の長さ即ち上述したように位相ル
ープ用バツフアカウンタ126が6回転する目的
のために使用される。
速度検出用カウンタ78は、また信号FF1の期
間の間※1クロツクをカウントする。上述したよ
うにFF1の期間は速度項を表している。従つて速
度検出カウンタ78はFF1信号の立ち下がり位置
で位相及び速度項を対応した個数のクロツクをカ
ウントしたことになる。
第8図gはPWMの周期を定めるTi信号を示
し、hはPWM出力発生用のフリツプフロツプ7
0の出力であるFF2を示す。FF2はTiタイミング
パルスの位置で立ち上がり位相及び速度項の大き
さに応じた期間の終了で立ち下がる。hはフリツ
プフロツプ58の出力FF3で、これはPGBパルス
の到来で立ち上がり、次に時間的に続くTiタイ
ミングパルスの生起で立ち下がる。第8図iは
FF3の立ち下がりに応じて立ち上がりかつ次のTi
タイミングパルスに応じて立ち下がるFF10信号
を示す。このFF10信号はANDゲート84に与え
られ、クロツク※0をストローブしてORゲート
88を介して速度検出用カウンタ78のクロツク
入力に※0クロツクを供給する。FF10期間の途
中※0クロツクの供給でカウンタ78がフルアツ
プし、それによりカウンタ78がMSD立ち下が
りエツジを出力すると、これは速度ループ用バツ
フアカウンタ66をリセツトする。これはこのバ
ツフアカウンタ66のMSDエツジを生じさせこ
れによりFF2信号の立ち下がり位置(矢示位置)
のタイミングを決定させる。以後のFF2の立ち下
がり位置は次のリセツトパルスの到来までパツフ
アカウンタの立ち下がりに従うことになる。
以上のようにして構成されたデイジタル型サー
ボ回路において、本発明は自動的に位相ロツク位
置を調整、即ち残留誤差を補正しようとするもの
で、第9図にブロツクダイアグラムを、第10図
及び第11図にそのタイミングチヤートを示す。
第9図は本発明の具体的な実施例を示し、第6
図に示された回路を基本に変形されている。従つ
て極力第6図と同じ回路要素には同じ番号を与え
ている点に留意されたい。
本発明部分は第6図のモノマルチ106とフリ
ツプフロツプ108の間に可変遅延回路(第9図
の場合には残留誤差補正カウンタ147が相当)
が挿入されるので、第9図におけるモノマルチ1
06の時定数は第6図のそれに比べて半分になさ
れており、残りの半分の時間は残留誤差補正カウ
ンタが受け持つことになる。
VTR自身に初めて通電する場合、未だサーボ
ループが安定していないのでカウンタ147には
常に設計中心値がプリセツトされるように構成さ
れている。即ち、スイツチ200は電源スイツチ
に連動するもので、スイツチ200が操作されて
からモノマルチ202で定められた時間の後に自
動補正ループが働く。そのためスイツチ200の
出力とモノマルチ202の出力とがアンド回路2
04を介してD型フリツプフロツプ206に与え
られている。一方、このD型フリツプフロツプ2
06の出力は続いてD型フリツプフロツプ208
のデータ端子に加えられており、夫々のフリツプ
フロツプ206,208のクロツク端子には
PGC′パルスが与えられている。フリツプフロツ
プ206及び208の出力を夫々FX1,FX2と名
付けると、出力FX1及びFX2は夫々PGC′パルス
に同期することになる。この部分の様子は第10
図の波形図から明らかになる。
第10図において、AはPGC′パルス、Bはス
イツチ200の出力、Cはモノマルチ202の出
力、Dはアンド回路204の出力、E,Fは夫々
前記出力FX1,FX2を示す。又、フリツプフロツ
プ206の否定出力即ち1信号がアンド回路2
10にてPGC′パルスをゲートしており、略モノ
マルチ202が立ち上がるまで、即ちサーボの不
安定区間はPGC′パルスによつて補正カウンタ1
47が、設計中心値の(10000000)にプリセツト
ロードされている。一方、モノマルチ106の出
力は2つのフリツプフロツプ212及び214と
カウンタ216により所定の時間を作つている。
カウンタ216はフリツプフロツプ214の出
力、即ちTJST信号の立ち上がりよりアンド回路
218で、※2クロツクをストローブして数え、
フリツプフロツプ214をリセツトする。又、カ
ウンタ216のキヤリー出力の1ビツト手前の時
間を作るためにデコーダ220が設けられ、又、
1ビツトあとの時間を作るためにモノマルチ22
2が設けられている。
この様子は、第11図の波形図で明らかにな
る。即ち、第11図AはPGC′パルス、Bはモノ
マルチ106の出力、CはTJST信号、Dは
TEND信号、そしてEはTNXT信号を示す。
TJST,TEND及びTNXTの各信号は全て※2
クロツクに同期しており、又、TEND信号、
TNXT信号は夫々※2クロツクの1クロツク分
の幅を示す。残留誤差がない時には、誤差補正カ
ウンタ147のMSDは第11図で示すように※
2クロツクを教えて丁度パルスTJSTの中心で立
ち下がり微分回路224を介してフリツプフロツ
プ108をトリガーすることになる。
又、残留誤差の検出は、位相検出カウンタ12
0の状態を見ることによつて検出される。即ち、
フリツプフロツプ108の立ち下がり(リセツ
ト)タイミングにおけるカウンタ120の内容を
夫々デコーダ151を介してフリツプフロツプ2
26,228にラツチする。フリツプフロツプ2
26には130以上、フリツプフロツプ228には
126以下の場合に夫々デコーダ151より“1”
レベルの出力が出てラツチするように構成されて
いる。カウンタ120の内容が127〜129の場合に
は残留誤差がないものとして誤差補正は行わな
い。フリツプフロツプ226の出力はカウンタ1
47のカウントクロツクを1つ増やすことを意味
し、フリツプフロツプ228の出力はカウンタ1
47のカウントクロツクを1つ減らすことを意味
する。夫々の信号はアンドケート230及びナン
ドゲート232に供給される。ナンドゲート23
2の出力はTJST信号と共にアンド回路234に
供給され、アンド回路234の出力はオア回路2
36、アンド回路238を介して※2クロツクを
カウンタ147に与える。かくして、誤差検出カ
ウンタ120は常に設定中心に追い込まれるよう
にループが働き、その分だけ誤差補正カウンタ1
47が設定中心よりずれることになる。
又、以上の説明では誤差補正カウンタ147の
動作は設計中心より1ビツトずつ行うようにして
あるが、計測開始時には残留誤差が大きくずれて
いることもあり、その場合には、FX12で定
義される時間に1度に先ず検出カウンタ120で
の誤差分を補正カウンタ147に与えれば追従を
早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方式のサーボ回路を示す概略ブロ
ツク図、第2図は第1図の回路の動作波形図、第
3図は一般的なデイジタル型誤差検出器の動作を
説明するための波形図、第4図は本発明の対象と
する位相サーボの説明図、第5及び第6図は本発
明の対象とするデイジタルサーボ回路のブロツク
図、第7図及び第8図はその動作波形図、第9図
は本発明の基本的構成を示すブロツク図、第10
図及び第11図はその一部の動作説明用波形図で
ある。 図で66は速度ループ用バツフアカウンタ、7
0はPWM発生用フリツプフロツプ、120は位
相検出カウンタ、147は残留誤差補正用カウン
タ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基準信号と回転体の回転に伴つて得られる被
    制御信号との位相差情報を保持する位相検出カウ
    ンタと、該位相検出カウンタの出力に従つて上記
    被制御信号の位相を上記基準信号の位相に対し一
    定の関係になるように上記回転体の回転を制御す
    る回転サーボ回路において、上記回転サーボ回路
    の動作状態において上記位相検出カウンタのカウ
    ンタ状態を位相検出がなされた後にデコードする
    ことによりサーボ誤差を検出し、検出された誤差
    量に応じて補正量及びその補正方向を決定し補正
    信号を出力するサーボ誤差検出用デコーダ回路
    と、該サーボ誤差検出用デコーダ回路からの補正
    信号に従つて上記の基準信号もしくは上記の被制
    御信号の位相が電気的に補正されるようにカウン
    トパルスの供給が制御される可変位相制御用カウ
    ンタ回路とを有する回転サーボ回路におけるサー
    ボ誤差自動補正回路。
JP61174825A 1986-07-24 1986-07-24 残留誤差自動補正回路 Granted JPS6217801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61174825A JPS6217801A (ja) 1986-07-24 1986-07-24 残留誤差自動補正回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61174825A JPS6217801A (ja) 1986-07-24 1986-07-24 残留誤差自動補正回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6217801A JPS6217801A (ja) 1987-01-26
JPH0526202B2 true JPH0526202B2 (ja) 1993-04-15

Family

ID=15985319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61174825A Granted JPS6217801A (ja) 1986-07-24 1986-07-24 残留誤差自動補正回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6217801A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4899587A (ja) * 1972-04-01 1973-12-17
JPS4964785A (ja) * 1972-10-26 1974-06-22
JPS51143182A (en) * 1975-06-04 1976-12-09 Sony Corp Servo circuit

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4899587A (ja) * 1972-04-01 1973-12-17
JPS4964785A (ja) * 1972-10-26 1974-06-22
JPS51143182A (en) * 1975-06-04 1976-12-09 Sony Corp Servo circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6217801A (ja) 1987-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6146849B2 (ja)
JPH0664790B2 (ja) 磁気再生装置の自動トラッキング装置
EP0335417B1 (en) Control method for use with magnetic tape having video track and control track
JP2898991B2 (ja) 回転制御装置
JPH0526202B2 (ja)
EP0116926A1 (en) Magnetic recording and reproducing apparatus
JP2776884B2 (ja) サンプリングレート導出装置
EP0484143B1 (en) Capstan servo devices
US5221882A (en) Motor servo apparatus
JP2656288B2 (ja) 位相検波回路
JPH0319632B2 (ja)
JP2531664B2 (ja) ディスク記録情報再生装置における位相同期回路
JPH0548076B2 (ja)
JPS60100204A (ja) サ−ボ回路
JP2651053B2 (ja) サーボ回路
JP2506731B2 (ja) 検出窓を用いた同期信号検出方式及び時間軸制御方式
JPH0119657B2 (ja)
CA1078959A (en) Tracking control system for magnetic video recording and reproducing system
JP3263886B2 (ja) 時間軸補償装置および方法
JPS62226459A (ja) トラツキング調整回路
JPS60167010A (ja) 位相制御装置
JPH0127501B2 (ja)
JPS6358431B2 (ja)
JPS62229564A (ja) トラツキングずれ調整装置
JPH0522972A (ja) モーターの速度制御装置