JPH0548076B2 - - Google Patents

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JPH0548076B2
JPH0548076B2 JP2051153A JP5115390A JPH0548076B2 JP H0548076 B2 JPH0548076 B2 JP H0548076B2 JP 2051153 A JP2051153 A JP 2051153A JP 5115390 A JP5115390 A JP 5115390A JP H0548076 B2 JPH0548076 B2 JP H0548076B2
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signal
counter
output
flip
servo
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Tadahiko Nakamura
Kenji Nakano
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はサーボ回路、特にデイジタル型サーボ
回路のデイジタル誤差検出器(カウンタ)の出力
をパルス幅変調(以下PWMと略記する)する方
式の改良に関する。
VTR等のドラムサーボ系において誤差検出さ
れたデイジタル情報は最終的にサーボモータの駆
動信号としてフイードバツクしてアナログ量に変
換する必要がある。このためデイジタル誤差検出
器の出力情報をアナログ量に変換するD−A変換
方式としてPWMが最適である。
而してこの場合、VTRのドラム駆動用モータ
について考えてみるとモータ速度の検出信号は例
えば1回転毎に6回発生するPG間信号となるの
で、30×6=180Hz毎に検出される信号を基準信
号と比較して変調することにより誤差検出器の出
力情報がつくられ、これがPWMの信号に変換さ
れる。このとき問題となるのはPWM信号の周期
であつて、180Hz毎に“1”と“0”との比の変
化としてPWMが行われると、PWM信号を低域
濾波器を介してモータに与える場合、この低域濾
波器による位相等のために、サーボ系としは大き
な位相遅れを有することになるので、大変好まし
くない。
従つてモータ速度の検出は180Hz毎であるとし
てもそのD−A変換におけるPWM周期は早けれ
ば早い程サーボ系としては好ましいことになる。
しかるにPWMとは“1”と“0”との比で信
号を変調する訳であるから、この比を決める最小
ユニツト時間が問題であつて、これがD−A変換
器の量子化誤差になる。
例えば、今、モータ電圧として60dbのダイナ
ミツク・レンジが必要だとすると、PWM周期を
56KHzとして最小ユニツト時間は56×1024(60db)
≒57MHzということになつて、これはPWM信号
を作るカウンタの速度としては非常に早いので好
ましくない。
一方60dbの分解能というのは180Hzに対する
60dbの分解能と考えてよいから、57KHzという
PWM周期に対しては32db(ユニツト時間3.58M
Hz)としての残りの18db分はPWM周期を更に時
分割すれば、いずれの要求をもカバーできること
がわかる。
本発明はかかる事由に鑑みて実用上問題ないユ
ニツト時間にPWMを行いながらなおかつ充分の
分解能が得られるPWM方式を提供せんとするも
ので、デイジタルサーボ回路の誤差検出器の出力
をPWMで作る場合に、PWM周期自体は充分早
く、一方サーボ駆動回路の要求を満足せしめるべ
く量子化誤差として現われるダイナミツク・レン
ジは充分に広く、しかもPWM周期中における量
子化(ユニツト時間)は実用上問題ない位に選定
できるようにするために、モータの速度及び位相
誤差信号のフイードバツク周期を充分大きなブロ
ツクにわけると共にそのブロツク毎にPWMの1
ビツト分の変調を行うようにし、この変調はブロ
ツク中のPWM信号にできるだけ均等に行うか、
或いはブロツクの特定のものに着目してそこに数
ビツト分の変調をまとめて行うことを特徴とす
る。
以下まず本発明の対象とするサーボ回路につい
て図面を参照して説明する。
一般に、駆動モータに対してサーボをかける必
要のある機器(例えば、VTR)において、最も
普通に使用されているアナログのサーボ回路方式
は、基準信号(或いは被制御信号)よりランプ電
圧を発生し、被制御信号(或いは基準信号)で、
その傾斜電圧をサンプリングホールドして、制御
対象モータの端子電圧とする方法である。
第1図はこのような従来のアナログのサーボ方
式のブロツク回路図で、10はモータ12の回転
を表すタコパルスを受けるための端子で、第2図
aに示されるこのタコパルス即ち被制御信号PG
(制御対象のモータ12より発生する信号で、
VTRの場合は回転するヘツドドラムに取付けら
れたマグネツトと固定して置かれたコイルとによ
り得られるが、勿論周波数発電機FGからの信号
でもよい。)は波形成形回路14で波形成形され、
次いで第1のモノマルチ16、第2のモノマルチ
18に与えられる。これらモノマルチ16,18
及び後述するモノマルチ28は、PGコイルやマ
グネツトの取付位置を制約させないようまたその
取付精度を厳密化させないよう更に制御しきれな
いサーボの残留誤差を補正する等の目的で設けら
れる。第2図bは第1のモノマルチ16の出力波
形、第2図cは第2のモノマルチ18及びランプ
電圧発生回路20を経た後の出力波形を示す第1
図の26は基準信号発生回路であり、この基準信
号は制御対象12を正しい速度あるいは一定の回
転位相関係にするために必要なもので、通常水晶
発振器、ライン電源周波数源等よりなつてもよ
い。第2図dはこの基準信号として例えばV同期
波形を示す。28は上述したモノマルチ、30は
サンプリングパルス発生回路でそれぞれの出力波
形は第2図e及びfに示されている。サンプリン
グパルス発生回路30からのサンプリングパルス
は回路部分32で第2図c及びfに示すようにラ
ンプ電圧発生回路20のランプ部分をサンプリン
グする。第2図gは被サンプリング電圧がホール
ド回路22及びモータ駆動増幅器24を介してモ
ータ12に与えられる際のモータ電圧を示す。附
与電圧E1,E2との差電圧レベル△Eはサーボ誤
差電圧を示す。
このようなランプ電圧をサンプリングして誤差
を発生するアナログのサーボ方式に対してデイジ
タル型の誤差検出器がある。このデイジタル型誤
差検出器の構成方法には、幾つかの方法が考えら
れ、すでに知られているものもある。このデイジ
タル型誤差検出器の原理を第3図のタイミングチ
ヤートに関連して以下に説明する被制御信号たる
PG信号(第3図a)と基準信号たるV同期信号
(第3図b)との間の時間間隔T(第3図cの
“1”の期間)をある一定値に保つのがサーボの
目的であるから、デイジタル型においてはこの時
間間隔Tを充分に速いクロツクでカウントし、そ
のカウント結果により目的数に対して小さいか大
きいかの判定を行う。第3図においては時間間隔
Tの間で第3図dの如くカウンタクロツクを発生
させ、このクロツク数をNビツトからなるカウン
タがカウントする。第3図でeはカウンタ1ビツ
ト出力CT、fはカウンタ2ビツト出力CT2、g
はカウンタNビツト出力CTNを示す。第3図cの
“1”の終了時つまりV同期エツジが来た時のカ
ウンタの最上位ビツトCTNは第3図gのように
、、のいずれか1つの状態になつているは
ずであり、はTの間隔の開きすぎ、は最適間
隔、はTの間隔が狭すぎの状態を示す。これは
目的の時間間隔Tになつた時に丁度カウンタが一
巡して全て“0”となるようにクロツクの周波数
若しくはカウンタの段数を選んだ結果である。従
つて、第1図及び第2図に関連したアナログ方式
ではサーボ誤差が直接電圧値として得られるが、
デイジタル方式においてはサーボ誤差はカウント
の値としてデイジタル値で与えられる。故に、デ
イジタル値で与えられるサーボ誤差はモータに与
えられる前に何らかの態様でアナログ電圧に変換
される必要がある。このようなアナログ電圧に変
換する態様としてはDA変換器を使用する方法と
PWM(パルス幅変調)を行う方法とがある。後
者の方法は、上述したアナログ方式でランプ電圧
の中央をサンプリングする時即ちPGとV同期の
位相関係が最適状態の時、PWMの“1”及び
“0”の比即ちデユーテイを50:50即ち1とする
もので、フイルタを通つて直流電圧化された後は
アナログ方式と同じ値になるように設計する。そ
して、デイジタル値で得られた誤差によりこの
PWM“1”、“0”の比を可変してやれば、アナ
ログ方式と全く等価な機能を行わせることができ
る。この時に、PWMの繰り返し周期は直流電圧
化のためのフイルタによる位相遅れを誤差の発生
する周波数に対して無視できる位の値に選ばれな
ければならない。
このようなPWM方式のデイジタル型誤差検出
器よりなるサーボ回路は基本的には全て論理回路
で実現できるため、 (1) 高精度の制御が達成できる。
(2) 部分のバラツキによる調整を回避できる。
(3) 温度及び経時変化がない。
(4) 高集積化が可能である。
等の利点を有するが、この反面クロツクの周波数
に起因する量子化誤差が必ず発生し、結果として
サーボに対してはエラー要素となるのでそれが影
響しないような設計をしなければならない。
次に、本発明の対象とするVTRの回転ヘツド
ドラムサーボ回路を述べるに先立ち、ドラムサー
ボ本来の役割について説明する。DCモータを使
用してVTRのドラムサーボを構成する場合、ド
ラムのビデオヘツドの位置を特定の基準信号と一
定の位相関係を持たせる位相サーボが中心とな
る。また、当然の事ながら、位相が合うためには
速度が一致している必要があり、同時に速度サー
ボも必要である。つまり、VTRにおいては、速
度サーボループは位相サーボをかけるための必要
条件的役割とも考えられる。また、位相ロツクす
る際の位相サーボループからの速度可変に対して
大きく速度がずれないように制御し、引き込みを
早くするダンピングとしての役割も持つ。基本的
に定速性が期待できるACモータを使用した場合
に、この速度ループは不要である。第4図にこの
位相サーボのタイミングチヤートを示す。第4図
aはビデオヘツドの位置を示すPG、第4図bは
基準信号であつて、例えば記録信号のV同期信
号、再生CTL同期信号、30Hzのクリスタル周波
数源等の基準信号あつてもよい。位相サーボは
PG信号aと基準信号bの位相のφを一定位相に
維持する。勿論この時の基準信号はVTRの録再
モードのそれぞれで異なるし、トラツキングをド
ラムで行うかまたキヤプスタン送りで行うかによ
つても変わつてくる。しかしながら第4図の位相
φを一定に維持する原則は同じである。
第5及び6図は上述した原理に従つて構成され
たVTRのドラムサーボの回路図で、特に第5図
は速度サーボ部分、第6図は位相サーボ部分を示
す。端子50及び52に与えられるPGA及び
PGB信号は回転ヘツドドラムの周囲に等間隔で
取付けられた例えば6個のポールピースと協働す
るほぼ18°離れたピツクアツプコイルからの2つ
の回転速度タコパルス情報である。従つて、
PGA及びPGB信号は回転ヘツドドラム1回転当
りそれぞれ6個のタコパルスとして生じる。
PGAはPGBに対して先行するように構成されて
いる。それぞれのPG信号は増幅器51,53に
よつて増幅され、増幅されたPGA信号は速度サ
ーボ用遅延回路54によつて所定量遅延され、フ
リツプフロツプ56のセツト入力に与えられ、一
方増幅されたPGB信号はフリツプフロツプ56
のリセツト入力に直接与えられる。この遅延回路
54は、PGA及びPGB信号間の時間長をカウン
タで計数しそのカウント値をモータに与える速度
指令電圧に対応させる際に、このカウント操作及
び構成の簡便化のためのものでああるため必ずし
も必要なものではない。
一方、縦続接続したフリツプフロツプ58,6
0が設けられている。フリツプフロツプ58のセ
ツト入力は増幅されたPGB信号を受け、フリツ
プフロツプ60のセツト入力はフリツプフロツプ
58の出力を受ける。フリツプフロツプ60の出
力FF10はこれら2つのフリツプフロツプ58,
60のリセツト入力となる。フリツプフロツプ6
0のクロツク入力CPには後述するタイミング信
号Tiがクロツク発生カウンタ62の出力ライン
62aから与えられる。
このカウンタ62aは例えば3.58MHzのクリス
タル64を有し、4つの異なつた周波数のタイミ
ングクロツク信号を発生する。ライン62bは
3.58MHzのクロツク※0を発生し、ライン62c
は※0/4の周波数(895KHz)のクロツク※1
を発生し、ライン62dは※0/32の周波数
(112KHz)のクロツク※2を発生する。出力ライ
ン62bのクロツク※0は例えば1024ビツト構成
のカウンタ66のクロツク入力CPとして与えら
れる。このカウンタの最大ビツト位置あるいはカ
ウンタが0に戻るタイミングを示すMSD信号は
図示したように立下がりビツトとして微分回路6
8に与えられ、次いでフリツプフロツプ70のリ
セツトパルスとなる。一方、出力ライン62aの
タイミングパルスTiはフリツプフロツプ70の
セツト入力となる。フリツプフロツプ70の出力
FF2はPWM出力であり、この周期はTiクロツク
によつて決定され、リセツトパルスMSDはデユ
ーテイ比即ちモータ76への付勢電力レベルを決
定する。
フリツプフロツプ70のオン・オフ出力は積分
器72で直流化され、次いでモータ駆動増幅器7
4で電力増幅される。
バツフアカウンタ66は後述する態様でリセツ
トされ、このリセツトするタイミングはPWM用
のフリツプフロツプ70のリセツト信号のタイミ
ングを変え、従つてモータ付勢電力レベルを変更
する。
バツフアカウンタ66のリセツトのタイミング
は速度検出カウンタ78のMSD出力によつて決
定される。このカウンタ78も上述したバツフア
カウンタ66と同様1024ビツト構成のカウンタで
あつてもよい。このカウンタ78は、ANDゲー
ト82でFF、出力によつてストローブした※1
クロツクとANDゲート84でFF10出力によつて
ストローブした※0クロツクとANDゲート86
で後述する位相サーボ部分からのMDF出力によ
つてストローブした※1クロツクとをORゲート
88を介してクロツク入力CPで受ける。また、
リセツト信号としては増幅されたPGA信号を
PGA増幅器からPGA′信号として受ける。カウン
タ78のMSD立下がり出力は微分回路90で微
分され、次いでANDゲート80でFF10出力でゲ
ートされ、その後バツフアカウンタ66にリセツ
ト入力として与えられる。
第6図は位相サーボ回路部分を示し、その出力
はMDF信号として第5図の速度回路部分にAND
ゲート86のMDF入力として与えられる。端子
100には、回転ヘツドドラムに固着したポール
ピースに関連したピツクアツプコイル装置からの
回転ヘツドドラムの回転位相を表すタコパルス
PGCが与えられ、一方端子102には位相基準
たる基準パルスが与えられる。端子100の
PGC信号は増幅器104及び遅延回路106を
介してフリツプフロツプ108のセツト入力に接
続され、一方、端子102の位相基準パルスはフ
リツプフロツプ108のリセツト入力に与えられ
る。即ち、フリツプフロツプ108の出力は基準
位相に対する回転ヘツドドラムの位相差(固定遅
延を含んだ)を示す。このフリツプフロツプ10
8の出力はANDゲート110において※2クロ
ツクのストローブ信号を与える。
一方、速度制御ループのFF10出力と同様にゲ
ート信号FF21を与える2つの継続接続したフリ
ツプフロツプ112,114が設けられている。
第1のフリツプフロツプ112のセツト入力は位
相基準パルスを受けることを除き、この回路構成
は速度ループの上述したフリツプフロツプ58,
60の回路構成と同じである。
フリツプフロツプ114の出力FF21はANDゲ
ート116において※0クロツクのストローブ信
号として働く。ANDゲート110,116の出
力はORゲート118を介して位相誤差検出カウ
ンタ120のクロツク入力として与えられる。こ
のカウンタ120は例えば256進カウンタであり、
増幅されたPGC信号即ち増幅器104の出力
PGC′によつてリセツトされる。カウンタ120
の立下がりエツジの形のMSD出力は微分回路1
22を介してANDゲート124においてFF21
力でゲートせしめられ、次いで位相ループ用バツ
フアカウンタ126のリセツト入力に与えられ
る。
カウンタ126は例えば256進カウンタであり、
ANDゲート128において後述するシフト信号
TSFTでストローブされた※1クロツクとANDゲ
ート130でFF21信号でストローブされた※0
クロツクをORゲート132を介してクロツク入
力で受ける。カウンタ126のMSD立下がりエ
ツジは微分回路134で微分され、この出力パル
スはフリツプフロツプ136のリセツト入力に与
えられる。フリツプフロツプ136のセツト入力
はPGA′信号を受け、この出力は速度ループに与
えられるMDF信号を与える。
上述したTSFT信号はフリツプフロツプ140、
ANDゲート144、例えば256進のカウンタ14
2よりなる回路によつて得られる。フリツプフロ
ツプ140はそのセツト入力にはPGA′信号が与
えられ、リセツト入力にはカウンタ142の256
進のカウント値になつたことを表す信号が与えら
れる。フリツプフロツプ140のQ出力はTSFT
号を出力し、Q出力はカウンタ142をリセツト
する信号を与える。カウンタ142はそのクロツ
ク入力でTSFT信号でストローブした※1クロツク
を受ける。
第7図は第5図及び第6図の速度及び位相ルー
プよりなるデイジタルサーボの動作を説明するた
めの波形図であり、aは端子100に与えられる
PGC信号、bは端子50に与えられるPGA信号、
cは端子52に与えられるPGB信号、dは端子
102に与えられる位相基準信号(例えば1/2に
分周したV周期信号)である。PGC信号はドラ
ム1回転に1つ生じ、従つてPGCパルス間はド
ラム1回転の時間をさす。また、ドラム1回転期
間即ちPGCパルス間にはそれぞれ6つのPGA及
びPGBパルスが存在する。
e図は位相ループの動作波形を示し、e−1は
遅延回路106の出力でPGCパルスの位置で立
上がり、所定量の遅延の後に立ち下がる。e−2
はフリツプフロツプ108の出力波形を示す。即
ち、e−1の遅延回路出力の立下がりで立上が
り、dのV同期信号位置で立ち下がる。e−3は
フリツプフロツプ112の出力の波形を示す。こ
れはV同期信号位置で立上がり、タイミング信号
Tiの到来で立ち下がる。e−4はフリツプフロ
ツプ114の出力FF21の波形を示し、フリツプ
フロツプ112のリセツトの時定数でセツトされ
次のTiタイミングパルスの到来でリセツトされ
る。従つて、端子100のPGCパルスと端子1
02の位相基準パルスとの位相差に関連した位相
誤差つまりフリツプフロツプ108のパルス期間
e−2は※2クロツクに関連づけられて最初カウ
ンタ120でカウントされ、次いでFF21の期間
の中間の※0クロツクのカウントの間にカウンタ
120はMSD出力を生じる。つまり、位相誤差
量が大きければそれだけフリツプフロツプ108
の出力期間は長くなり、※2カウント量も多くな
るため、FF21期間(Tiの周期)での※1カウン
ト量は少になり、このためカウンタ120の
MSD出力のタイミングは早くなる。ANDゲート
124はMSD微分パルスが常にFF21の期間内に
生じることを保障するように働く。従つて、位相
ループ用バツフアカウンタ126は位相誤差の大
きさに応じてリセツトタイミングが変化せしめら
れる。位相誤差検出カウンタ120は各PGC信
号のタイミングつまりヘツドの各回転につき1度
の割合でリセツトされ、従つて位相ループ用バツ
フアカウンタ126は位相誤差情報即ちMDF信
号をヘツドの各回転当り6回の割合で速度ループ
に導入する必要がある。この目的のため、バツフ
アカウンタ126のクロツク入力の制御用にTSFT
信号が使用される。第7図のf−4はこのTSFT
号の波形を示す。このTSFTパルスは各PGAパル
スの到来により生じ、TSFTパルスの期間にバツフ
アカウンタ126が1回転することが必要であ
る。即ち、バツフアカウンタ126は測定した位
相誤差を6回保持するようにされる。バツフアカ
ウンタ126のMSD出力は位相誤差検出カウン
タ120の出力に関連した誤差情報を6回継続し
た形でフリツプフロツプ136のリセツト入力に
供給される。故に、フリツプフロツプ136の
MDF出力はPGA信号の到来でオンになり、位相
誤差を表す期間を持つことになる。
第7図のf−1は第5図の速度ループのPGA
信号の遅延回路54の出力を示し、f−2はフリ
ツプフロツプ56の出力FF1を示し、f−3は
MDF信号を示す。また、第8図は第7図でgの
信号時間位置を拡大して他の信号をも含ませて示
した波形図である。
第8図aはPGA信号、bはPGB信号、cは
PGA信号に応じて立上がり、所定の固有の時間
の後に立ち下がる遅延回路54の出力、dはこの
立下がりに応じてセツトされかつPGB信号に応
じてリセツトされるフリツプフロツプ56の出力
FF1である。eは位相ループからのMDF信号で
ありPGA信号により立上がり位相誤差を表す期
間を有している。PGA′信号によりリセツトされ
る速度検出カウンタ78はこのMDF信号期間の
間※1クロツクをカウントする。即ち、位相項は
カウンタ78のカウント値の初期値を変えること
によつて速度ループ中に導入される。fはTSFT
号を示し、これは同様にPGA信号に応じて立上
がり所定の長さ即ち上述したように位相ループ用
バツフアカウンタ126が6回転する目的のため
に使用される。
速度検出カウンタ78は、また信号FF1の期間
の間※1クロツクをカウントする。上述したよう
にFF1の期間は速度項を表している。従つて、速
度検出カウンタ78はFF1信号の立下がり位置で
位相及び速度項に対応した個数のクロツクをカウ
ントしたことになる。
第8図gはPWMの周期を定めるTi信号を示
し、hはPWM出力発生用のフリツプフロツプ7
0の出力であるFF2を示す。FF2はTiタイミング
パルスの位置で立上がり位相及び速度項の大きさ
に応じた期間の終了で立ち下がる。
iはフリツプフロツプ58の出力FF3で、これ
はPGB信号の到来で立上がり、次に時間的に続
くTiタイミングパルスの生起で立ち下がる。第
8図jはFF3の立下がりに応じて立上がりかつ次
のTiタイミングパルスに応じて立ち下がるFF10
信号を示す。このFF10信号はANDゲート84に
与えられ、クロツク※0をストローブしてORゲ
ート88を介して速度検出カウンタ78のクロツ
ク入力に※0クロツクを供給する。FF10期間の
途中※0クロツクの供給でカウンタ78がカウン
トアツプし、それによりカウンタ78でMSD立
下がりエツジを出力すると、これは速度ループ用
バツフアカウンタ66をリセツトする。これはこ
のバツフアカウンタ66のMSDエツジを生じさ
せこれによりFF2信号の立下がり位置(矢印位
置)のタイミングを決定させる。以後のFF2の立
下がり位置は次のリセツトパルスの到来までバツ
フアカウンタ66の立下がりに従うことになる。
以上の説明によつて第5図、第6図にて示され
るデイジタル型誤差検出器の結果がPWM波の形
で(FF2)出力されることが理解できたと思う。
この例では※0として3.58MHzを使用し、PWM
波の周波数はタイミング信号Tiの周波数で約
3.5KHz(ダイナミツクレベル60db)である。こ
の周期をもつと早くしたい場合に本発明が適用さ
れる。
本発明ではカウンタ78の出力はMSD出力の
みでなく全ビツト内容が取り出される。
即ち第9図が本発明の一実施例であり第5図の
カウンタ78以後の回路が改良されてFF2に相当
する出力がPWM2として得られている。
即ち端子150より入力されるFF10パルスの
立上がりのタイミングにおいてカウンタ78の内
容が4ビツトのレジスタ161及び64進のカウン
タ162に並列に入力される。レジスタ161に
はカウンタ78の下位4ビツトがそれぞれAND
ゲート151〜154を介して入力され、また上
位6ビツトはANDゲート155〜160を介し
てカウンタ162に入力される。
更に64進カウンタ163及び4ビツトカウンタ
164が設けられ、カウンタ63よりは先のTi
の16倍の周波数のパルス列T5を作り出している。
またカウンタ162でもクロツク※0を数えてい
るのでT5と同じ周波数のMSB信号を出し、微分
回路165を介してフリツプフロツプ166をセ
ツトする。
なおカウンタ163及び164はパルスFF10
の立上がりでリセツトされている。カウンタ16
4の内容はN0〜N3と名付けられ、またレジスタ
161の内容はB0〜B3となづられ、ANDゲート
167〜170で論理がとられる。このゲートで
は付加ビツトの割振りが行われることになる。こ
の割振られた場所においては※0クロツク1つ分
のPWM変調が行われる。そのためD型のフリツ
プフロツプ171が設けられている。タイミング
信号T5は微分回路173インバータ175を経
てANDゲート177に与えられ、またフリツプ
フロツプ171の出力は微分回路172インバー
タ174を介してアンドゲート176に与えられ
る。またORゲート180で集められた付加ビツ
トのデータは直接にアンドゲート176にまたイ
ンバータを介してアンドゲート177に与えられ
る。従つて付加ビツトを付ける時にはアンドゲー
ト176より出力が、また付けない時には177
より出力が得られORゲート178を介してフリ
ツプフロツプ166をリセツトすることになり最
終的に付加ビツトが割振られたPWM波が出力端
子182より得られる。なお179は微分回路で
ある。
第10図は本発明を理解するためのタイムチヤ
ートである。第10図Aはタイミング信号Tiを
またBはT5を示す。またC1〜C4はカウンタ16
4の出力N0〜N3を示しDはFF10信号を表す。ま
た第10図のE1〜E4はレジスタ161の内容B3
〜B0を表しアンドゲート167〜170のロジ
ツクに従つて付加ビツトの位置が決定される。
F1〜F4はB3〜B0のコードに従つて付加される付
加ビツトのタイミングを示し、総計はF5で示さ
れている。FF10のパルスが立つ以前はB3〜B0
(1011)でFF10が立つたあとB3〜B0が(0101)に
変更された状態を示す。付加ビツトによりPWM
波が※0クロツクの1クロツク分変調される様子
は第11図でより明らかになる。第11図でAは
タイミング信号T5を示しBはカウンタ162の
MSB出力、またはCはフリツプフロツプ166
の出力を示す。すなわち、第11図Dに示す付加
ビツト信号F5がない時にはフリツプフロツプ1
66はタイミング信号T5の立ち下がりでリセツ
トされるが、F5がある時には第11図のEで示
す※0クロツクの1クロツク分遅れてリセツトさ
れる。かくして各付加ビツトによりPWM波の修
正が行われる。
以上で実施例の説明は理解し得たと思うが本発
明の実施には種々の変型が考えうるものであり実
施例にとらわれる必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方式のサーボ回路を示す概略ブロ
ツク図、第2図は第1図の回路の動作波形図、第
3図は一般的なデイジタル型誤差検出器の動作を
説明するための波形図、第4図は本発明の実施例
を説明するための位相サーボの説明図、第5図及
び6図は本発明の一実施例のデイジタルサーボ回
路のブロツク図、第7図及び第8図はこの実施例
の動作波形図、第9図は本発明の一実施例を示す
ブロツク図、第10図及び第11図はその動作説
明用タイミングチヤートである。 図で66は速度ループ用バツフアカウンタ、7
0はPWM発生用フリツプフロツプ、78は速度
検出カウンタ、145,146は64進カウンタ、
147はラツチ回路、148は16進カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転体の回転速度又は回転位相に関連して得
    られる2つのパルスの間隔に応じたゲートパルス
    で基準クロツク信号を計数し、巡回するカウンタ
    の計数状態をサーボ誤差信号としてパルス幅変調
    波を形成するように構成したサーボ回路におい
    て、上記カウンタの計数状態を上位ビツトのブロ
    ツクと下位ビツトのブロツクに分けて別々に取り
    出し、上記上位ビツトのブロツクで前端の位置が
    決定され、下位ビツトのブロツクで後端の位置が
    決定される変調パルスを得ることにより、上記カ
    ウンタのカウント状態に応じてパルス幅の変更さ
    れるPWM変調波を得、PWM変調波で上記回転
    体の回転を制御するようにしたことを特徴とする
    サーボ回路。
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