JPH05261718A - グリーンシート積層体の異物除去装置 - Google Patents

グリーンシート積層体の異物除去装置

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JPH05261718A
JPH05261718A JP6415992A JP6415992A JPH05261718A JP H05261718 A JPH05261718 A JP H05261718A JP 6415992 A JP6415992 A JP 6415992A JP 6415992 A JP6415992 A JP 6415992A JP H05261718 A JPH05261718 A JP H05261718A
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green sheet
conveyor
sheet laminate
foreign matter
pressure air
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JP6415992A
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Mikio Funato
幹雄 船戸
Tsutomu Nakao
力 中尾
Hiroaki Takahashi
裕明 高橋
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NGK Insulators Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B11/00Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
    • B28B11/22Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for cleaning

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】グリーンシート積層体を変形させることなく異
物を除去することができ、高率で良品を得ることができ
るグリーンシート積層体の異物除去装置を提供する。 【構成】異物除去装置1は、PGA用グリーンシート積
層体(Pin GridArray)2を支持して搬送
するコンベア3と、コンベア3にて搬送されるPGA用
グリーンシート積層体2に対向するように設けられた洗
浄水吐出装置4と、洗浄水吐出装置4の下流に隣接して
設けられた高圧エア吐出装置5、低圧エア吐出装置6及
び熱風吐出装置7とを有する。洗浄水吐出装置4及び高
圧エア吐出装置5は、枠体11a、11bにコンベア3
の搬送方向と直交するように軸支して取着されており、
図示しない駆動装置により、コンベア3の搬送方向に沿
って前後に揺動される。洗浄水吐出装置4は、洗浄水を
2〜8kg/cm2 の圧力で吐出する。高圧エア吐出装
置5、低圧エア吐出装置6及び熱風吐出装置7はPGA
用グリーンシート積層体2にエアを吹きつけて乾燥す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼成前のグリーンシー
ト積層体に付着している異物を除去するために使用され
るグリーンシート積層体の異物除去装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI等の半導体装置用セラミッ
クスパッケージのうちシート積層法によるものは、アル
ミナ粉末とバインダ等との混合物を成形してなる焼成前
のグリーンシートにタングステンまたはモリブデンを主
成分とする導体ペーストで導体印刷や層間スルーホール
印刷を施し、パンチングによりキャビティを設け、この
グリーンシートを必要に応じて複数枚重ね合わせて積層
した後、チップ毎に裁断し、このチップを雰囲気焼成炉
を用いて水蒸気及び水素を含む還元雰囲気中、1500
〜1600℃にてアルミナと導体とを同時に焼結し、セ
ラミック表面と内部とに配線を形成することにより製造
されている。
【0003】ところが、前記セラミックスパッケージで
は、前記複数枚積層されたグリーンシートをチップ毎に
裁断する際、キャビティ形成のためのパンチングの際、
或はこれらの操作の後のハンドリングに伴って発生する
グリーンシートの切片がチップに付着しやすい。このよ
うなグリーンシート積層体を焼成したときに、焼成後も
前記グリーンシートの切片などの異物が付着したままで
あると、得られたセラミックスパッケージに半導体を搭
載する際のボンディング不良や外観不良の原因となる。
【0004】そこで、従来は、裁断後のグリーンシート
積層体を作業者が手で把持してそのグリーンシート積層
体を刷毛で掃きながらエアを吹きつけて前記異物を除去
することが行われている。
【0005】すなわち、エアを吹きつけただけで、前記
異物を除去しようとすると、エアの吹き付け圧を強くす
る必要があるが、異物を除去できる程度にまで強くする
と製品が変形してしまう。また、たとえエアによって前
記異物を一旦除去できたとしても、エアだけだと一旦舞
い上がった異物を運搬する能力が低いので、再びグリー
ンシート積層体に付着する。従って、従来においては、
エアだけでなく、刷毛をも用いていた。
【0006】しかしながら、この方法は手作業だから、
手間がかかる上に刷毛払いを強くすると、導体やグリー
ンシートにキズが生じ、導体が断線する等の問題があっ
た。さらに、グリーンシート積層体のキャビティの周辺
部には段差が存在するから死角が生じやすく、従来のエ
アと刷毛による方法では、段差部分の異物を十分に除去
することは困難であり、良品率が低いという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、グリーンシート積層体に変形や断線など
を生じさせることなくグリーンシート積層体に付着して
いる異物を能率よく除去することができると共に、高率
で良品を得ることができるグリーンシート積層体の異物
除去装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記焼成前のグリーンシ
ート積層体は、従来、水と接触させるとバインダが膨潤
して変形したり、水により導体が酸化されるなどして不
良の原因になるため、水洗することは禁忌と考えられて
いた。ところが、本発明者らの検討によれば、前記グリ
ーンシート積層体は、水と接触させたのち直ちに乾燥さ
せることによりバインダの膨潤及び導体の酸化を避ける
ことができることが判明した。
【0009】本発明は前記知見に基づいて為されたもの
であり、本発明のグリーンシート積層体の異物除去装置
は、グリーンシート積層体を支持して搬送する搬送手段
と、該搬送手段に支持されるグリーンシート積層体と対
向して揺動自在に設けられ洗浄水を吐出する水洗手段
と、該搬送手段の搬送方向に沿って該水洗手段の下流に
隣接して設けられ水洗後のグリーンシート積層体を乾燥
する乾燥手段とを有することを特徴とする。
【0010】前記水洗手段は、洗浄水を2〜8kg/c
2 の範囲の圧力で吐出する水洗手段であることが好ま
しい。洗浄水の吐出圧が2kg/cm2 以下のときには
グリーンシートの切片等の異物を十分に除去できないこ
とがあり、8kg/cm2 以上のときには水圧によりグ
リーンシート積層体が変形することがある。
【0011】前記水洗手段は、グリーンシート積層体に
対して死角ができないように洗浄水を吐出するために、
前記グリーンシート積層体に対して揺動自在となってい
ることが好ましく、その揺動角は鉛直方向を中心とし
て、5〜60°の範囲であることが好ましい。揺動角が
5°以下のときにはキャビティ周辺の段差部分を十分洗
浄することが困難である。また、60°以上のときに
は、グリーンシート積層体の外にも洗浄水が当たるよう
になり、洗浄水が無駄になることがある。
【0012】前記乾燥手段は、前記洗浄水を飛散させる
ことができるよう、水洗後のグリーンシート積層体にエ
アを吹きつけて乾燥する乾燥手段が適している。
【0013】前記乾燥手段は、例えば、2〜8kg/c
2 の範囲の圧力の高圧エア、1〜3kg/cm2 の範
囲の圧力の低圧エア及び80〜90℃の熱風を順次吹き
つけるように構成されている。このようにすることによ
り、まず高圧エアにより洗浄水が飛散されて大略除去さ
れ、次いで低圧エアにより残余の水分が除去される。そ
して、熱風により加熱乾燥することにより、バインダの
膨潤によるグリーンシート積層体の変形を防止しつつ、
洗浄水による導体の酸化を防止して乾燥することができ
るので好ましい。
【0014】
【作用】かかる手段によれば、前記搬送手段に支持され
て搬送されるグリーンシート積層体は、まず、水洗手段
から吐出される洗浄水によりグリーンシートの切片など
の異物が除去される。該異物は前記洗浄水により洗い流
されるので、前記グリーンシート積層体に再付着するこ
とがない。このとき、前記水洗手段は揺動自在に構成さ
れているので、前記グリーンシート積層体に対して死角
がなくなるように洗浄水が吐出され、キャビティの設け
られた部分の各シートの段差部分に付着した前記異物も
除去される。
【0015】次いで、前記グリーンシート積層体は、前
記水洗手段の下流に隣接して設けられている乾燥手段に
より水洗後直ちに乾燥される。この結果、バインダが膨
潤せずグリーンシート積層体の変形が避けられるととも
に、洗浄水による導体の酸化が避けられる。
【0016】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明の一
実施例であるグリーンシート積層体の異物除去装置につ
いてさらに詳しく説明する。図1は本実施例の異物除去
装置の構成を一部切欠いて示す斜視図、図2は図1のI
I−II線で切る説明的断面図である。
【0017】図1に示すように、本実施例の異物除去装
置1は、2段のPGA(Pin Grid Arra
y)用グリーンシート積層体2を支持して搬送するコン
ベア3と、コンベア3の上下に設けられた洗浄水吐出装
置4と、洗浄水吐出装置4の下流に隣接してコンベア3
の上下に設けられた高圧エア吐出装置5、コンベア3の
上方に設けられた低圧エア吐出装置6及びコンベア3の
上下に設けられた熱風吐出装置7とを有する。
【0018】コンベア3は無端のケプラー製ネット8が
スプロケット9、10により、間欠的に駆動される構成
となっている。ケプラー製ネット8は3メッシュの網目
を有し、その上にPGA用グリーンシート積層体2を8
個ずつ、コンベア3の搬送方向と直交するように配置し
て支持し、搬送する。
【0019】コンベア3の上方に設けられた洗浄水吐出
装置4、高圧エア吐出装置5及び低圧エア吐出装置6
は、枠体11aに等間隔を存して、コンベア3の搬送方
向と直交するように取着されている。枠体11aはロッ
ド12を介して図示しない駆動装置により上下動自在に
なっており、枠体11aの下面には3メッシュの網目を
有するケプラー製ネット13が張設されている。一方、
コンベア3の下方に設けられた洗浄水吐出装置4及び高
圧エア吐出装置5は固定された枠体11bに取着されて
おり、前記コンベア3の上方に設けられた洗浄水吐出装
置4及び高圧エア吐出装置5に対応する位置に取着され
ている。
【0020】洗浄水吐出装置4は、コンベア3にて搬送
されるPGA用グリーンシート積層体2に対向する8本
のノズル4aを備え、ノズル4aから5kg/cm2
圧力で洗浄水をPGA用グリーンシート積層体2に向け
て噴射する。洗浄水吐出装置4は、枠体11a、11b
に軸支されており、図示しない駆動装置により、1秒当
たり1往復の周期でコンベア3の搬送方向に沿って前後
に揺動される。洗浄水吐出装置4は、図2に示すよう
に、鉛直方向を中心とし前後5〜60°の範囲の揺動角
αで揺動される。
【0021】高圧エア吐出装置5は、コンベア3にて搬
送されるPGA用グリーンシート積層体2に対向する8
本のノズル5aを備え、ノズル5aから5kg/cm2
の圧力でエアをPGA用グリーンシート積層体2に向け
て吹きつける。高圧エア吐出装置5は、枠体11a、1
1bに軸支されており、図示しない駆動装置により、1
秒当たり1往復の周期でコンベア3の搬送方向に沿って
前後に揺動される。高圧エア吐出装置5は、図2に示す
ように、鉛直方向から35°、コンベア3の上流方向に
傾いた方向を中心とし前後5〜65°の範囲の揺動角β
で揺動される。揺動角βの中心をコンベア3の上流方向
に傾けることにより、ネット13により阻害されて死角
となる部分を少なくすることができると共に、洗浄水が
コンベア3の下流方向に飛散するのを抑制することがで
きる。揺動角βが5°以下のときにはPGA用グリーン
シート積層体2に対する死角が大きくなったり、PGA
用グリーンシート積層体2の狭い範囲に高圧エアが集中
する傾向がある。また、揺動角βが65°以上になると
PGA用グリーンシート積層体2にエアが当たらず洗浄
水を飛散させる効果が十分に得られないことがある。
【0022】低圧エア吐出装置6は、コンベア3にて搬
送されるPGA用グリーンシート積層体2に対向する8
本のノズル6aを備え、ノズル6aから1〜3kg/c
2の圧力でエアをPGA用グリーンシート積層体2に
向けて吹きつける。低圧エア吐出装置6は、ノズル6a
が鉛直下方に指向されてPGA用グリーンシート積層体
2に対向するように、枠体11aに固定されている。
【0023】熱風吐出装置7は、枠体11a、11b下
流のコンベア3の上下に固定された乾燥室14内に、コ
ンベア3の搬送方向と直交するように取着されている。
熱風吐出装置7は、コンベア3にて搬送されるPGA用
グリーンシート積層体2に対向する8本のノズル7aを
備え、ノズル7aから80〜90℃の温度範囲の熱風を
PGA用グリーンシート積層体2に向けて吹きつける。
熱風吐出装置7は、ノズル7aが鉛直方向に指向されて
PGA用グリーンシート積層体2に対向するように、乾
燥室14に固定されている。
【0024】次に、本実施例の異物除去装置1の動作に
ついて説明する。
【0025】まず、前工程にて所定の大きさに裁断され
たPGA用グリーンシート積層体2が、図示しない移載
装置により8個ずつコンベア3の搬送方向と直交するよ
うに配置されて、ケプラー製ネット8上に載置される。
PGA用グリーンシート積層体2は、前記移載装置によ
り洗浄水吐出装置4、高圧エア吐出装置5及び低圧エア
吐出装置6の間隔と等しい間隔を存して、連続的にケプ
ラー製ネット8上に載置される。
【0026】次に、コンベア3が駆動され、PGA用グ
リーンシート積層体2を上下の洗浄水吐出装置4に挟ま
れる位置に搬送して8〜13秒間停止する。枠体11a
は、コンベア3によってPGA用グリーンシート積層体
2が搬送されてくると、PGA用グリーンシート積層体
2の直上に下降する。
【0027】このとき、図2に示すように、PGA用グ
リーンシート積層体2はコンベア3のケプラー製ネット
8と枠体11aの下面に張設されたケプラー製ネット1
3とにより挟持される。そして、洗浄水吐出装置4が揺
動角αが5〜60°となる範囲でコンベア3の搬送方向
に沿って前後に揺動しながら、ノズル4aから洗浄水を
5kg/cm2 の圧力でPGA用グリーンシート積層体
2に噴射する。
【0028】PGA用グリーンシート積層体2のキャビ
ティ孔15では、図2に模式的に示すように、複数枚の
グリーンシートが積層されて階段状の段差16を形成し
ており、段差16の奥部に付着したグリーンシートの切
片等の異物が除去されにくい傾向がある。しかし、異物
除去装置1では前述のように洗浄水吐出装置4が前記範
囲の揺動角αで前後に揺動しながら洗浄水を噴射するの
で、矢示するように水流の当たらない死角が無くなり、
前記異物が残らず除去され、洗浄水に伴われて洗い流さ
れる。洗浄水吐出装置4は前記コンベア3が停止してい
る時間だけ洗浄水をPGA用グリーンシート積層体2に
噴射すると洗浄水の吐出を停止し、枠体11aが上方に
移動される。
【0029】次に、再びコンベア3が駆動され、洗浄さ
れたPGA用グリーンシート積層体2を上下の高圧エア
吐出装置5に挟まれる位置に搬送して8〜13秒間停止
する。次いで、枠体11aがPGA用グリーンシート積
層体2の直上に下降し、ケプラー製ネット8とケプラー
製ネット13とによりPGA用グリーンシート積層体2
を挟持する。そして、高圧エア吐出装置5が揺動角βが
5〜65°となる範囲でコンベア3の搬送方向に沿って
前後に揺動しながら、ノズル5aから5kg/cm2
圧力でエアを吹きつける。この結果、PGA用グリーン
シート積層体2に付着している洗浄水は、前記エアによ
り飛散され大略除去されるが、PGA用グリーンシート
積層体2を挟持している両ネット8、13に阻害されて
前記エアが当たりにくい箇所には若干の水分が残され
る。
【0030】そこで、前記コンベア3の停止時間後に枠
体11aが上方に移動されると、再びコンベア3が駆動
され、高圧エアで洗浄水が大略除去されたPGA用グリ
ーンシート積層体2を低圧エア吐出装置6の下方に搬送
して8〜13秒間停止する。そして、枠体11aがPG
A用グリーンシート積層体2の直上に下降し、ケプラー
製ネット8とケプラー製ネット13とにより挟持された
PGA用グリーンシート積層体2にノズル6aから1〜
3kg/cm2 の圧力でエアが吹きつけられ、残余の水
分が除去される。なお、このノズル6aによって吹きつ
けられるエアは、洗浄水がコンベア3の下流側に飛散す
るのを防止するエアカーテンの役割も果たしている。
【0031】さらに、前記コンベア3の停止時間後に枠
体11aが上方に移動されると、再びコンベア3が駆動
され、PGA用グリーンシート積層体2を乾燥室14内
に搬送する。乾燥室14内は、熱風吐出装置7のノズル
7aから吹き出される前記温度範囲の熱風により均一に
加熱されており、PGA用グリーンシート積層体2は乾
燥室14内で均一に乾燥される。
【0032】洗浄及び乾燥が完了したPGA用グリーン
シート積層体2は、コンベア3の末端部から図示しない
搬出装置により搬出される。
【0033】尚、異物除去装置1では、前述のようにP
GA用グリーンシート積層体2は、前記移載装置により
洗浄水吐出装置4、高圧エア吐出装置5及び低圧エア吐
出装置6の間隔と等しい間隔を存して、連続的にケプラ
ー製ネット8上に載置されており、コンベア3の停止時
間は、洗浄水吐出装置4、高圧エア吐出装置5及び低圧
エア吐出装置6の各装置に対して等しく設定されてい
る。従って、コンベア3が間欠的に駆動されるにつれ
て、先のPGA用グリーンシート積層体2が上下の洗浄
水吐出装置4に挟まれる位置から上下の高圧エア吐出装
置5に挟まれる位置に進むと、同時に次のPGA用グリ
ーンシート積層体2が上下の洗浄水吐出装置4に挟まれ
る位置に供給されるというように、洗浄及び乾燥が順次
連続的に行われ効率よく処理される。
【0034】本実施例の異物除去装置によれば、従来1
00個中70個程度しか得られなかった良品が、100
個中96〜98個得られるようになり、良品率が向上さ
れた。
【0035】本実施例では、グリーンシート積層体とし
てPGA用グリーンシート積層体を例にとって説明して
いるが、本発明の異物除去装置はPGAに限られること
なく、LDCC(Leaded Chip Carri
er)、QFP(QuadFlat Packag
e)、DIP(Dual Inline Packag
e)等の半導体装置用パッケージ、多層セラミックス基
板等のグリーンシート積層体にも適用することができ
る。
【0036】前記実施例では、乾燥手段として、高圧エ
ア吐出装置5の後方に低圧エア吐出装置6を設けている
が、グリーンシート積層体に設けられたキャビティが深
い場合には、低圧エア吐出装置6の代わりに高圧エア吐
出装置を備え、高圧エア吐出装置を2段に設けてもよ
い。
【0037】また、前記実施例では洗浄水吐出装置4及
び高圧エア吐出装置5を揺動させて、洗浄水及び高圧エ
アのPGA用グリーンシート積層体2に対する死角を無
くすようにしているが、洗浄されるグリーンシート積層
体またはその支持体を揺動させるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の異物除去装置によれば、グリーンシート積層体に付着
したグリーンシートの切片などの異物を、効率的に除去
することができる。前記グリーンシートの切片などの異
物の除去は水洗によって行われ、グリーンシート積層体
が刷毛などの硬質のものと接触することがないので、該
グリーンシートに印刷された導体等を傷つけることなく
行うことができる。
【0039】また、前記グリーンシートの切片などの異
物が水洗除去されたグリーンシート積層体を、水洗手段
の下流に隣接して設けられている乾燥手段により水洗後
直ちに乾燥するので、バインダが膨潤せずグリーンシー
ト積層体の変形を避けることができると共に、導体の酸
化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる異物除去装置の一実施例の構成
を一部切欠いて示す斜視図。
【図2】図1のII−II線で切る説明的断面図。
【符号の説明】
1…異物除去装置、 2…グリーンシート積層体、 3
…コンベア、4…洗浄水吐出装置、 5…高圧エア吐出
装置、 6…低圧エア吐出装置、7…熱風吐出装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリーンシート積層体を支持して搬送する
    搬送手段と、該搬送手段に支持されるグリーンシート積
    層体と対向して揺動自在に設けられ洗浄水を吐出する水
    洗手段と、該搬送手段の搬送方向に沿って該水洗手段の
    下流に隣接して設けられ水洗後のグリーンシート積層体
    を乾燥する乾燥手段とを有することを特徴とするグリー
    ンシート積層体の異物除去装置。
  2. 【請求項2】前記乾燥手段は、水洗後のグリーンシート
    積層体にエアを吹きつけて乾燥する乾燥手段であること
    を特徴とする請求項1記載のグリーンシート積層体の異
    物除去装置。
  3. 【請求項3】前記水洗手段は、洗浄水を2〜8kg/c
    2 の範囲の圧力で吐出する水洗手段であることを特徴
    とする請求項1記載のグリーンシート積層体の異物除去
    装置。
JP6415992A 1992-03-19 1992-03-19 グリーンシート積層体の異物除去装置 Pending JPH05261718A (ja)

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