JPH05261617A - 切断処理方法及び切断機 - Google Patents

切断処理方法及び切断機

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JPH05261617A
JPH05261617A JP40683590A JP40683590A JPH05261617A JP H05261617 A JPH05261617 A JP H05261617A JP 40683590 A JP40683590 A JP 40683590A JP 40683590 A JP40683590 A JP 40683590A JP H05261617 A JPH05261617 A JP H05261617A
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JP
Japan
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cutting
cut
vise
piece
separated
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JP40683590A
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English (en)
Inventor
Kikuo Moriya
菊雄 守屋
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 搬送バイス装置やテーブルに多量の切粉が付
着することなく、切断工具(例えば帯鋸刃)の寿命をの
ばすことができる、切断処理方法及び切断機を提供す
る。 【構成】 切断加工の前に、第2テーブル79を切断加
工部31から僅かに離反させることにより、切粉の侵入
口を形成する。また、第2搬送バイス装置81も切断加
工部31から離反させる。第一搬送バイス装置57によ
りワークを切断位置に送り込み、本体バイス装置33で
把持固定する。切断加工が終了近くになったときに、第
2テーブル79、第2搬送バイス装置81を切断加工部
31に接近させると共に、第2搬送バイス装置81によ
り切断片に相当する部分を把持する。切断加工終了後
は、切断片を把持した第2バイス装置81を、切断加工
部31から離反排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被切断材の切断処理方
法及び切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】切断機の一例として竪型帯鋸盤について
説明すると、切断加工部の左側には走行可能な帯鋸刃
(切断工具の一例)を備えた鋸刃ハウジングが切断加工
部に接近離反する左右方向へ移動自在に設けてあり、切
断加工部には被切断材を固定するための本体バイス装置
が設けてある。切断加工部の後側と前側には被切断材を
支持する第1テーブル、第2テーブルがそれぞれ配置し
てあり、第1テーブルと第2テーブルは切断加工部に接
近してある。第1テーブルには第1搬送バイス装置が前
後方向へ移動自在に設けてあると共に、第2テーブルに
は第2バイス装置が前後方向へ移動自在に設けてある。
【0003】したがって、第1テーブルに被切断材を支
持せしめた後に、第1搬送バイス装置により被切断材を
把持する。次に、第1搬送バイス装置を切断加工部に接
近する前方向へ移動させることにより、被切断材の所定
箇所を切断加工部に位置せしめる。このときに、第2搬
送バイス装置は切断加工部に接近した位置に待機してい
る。そして、本体バイス装置により被切断材(切断片に
相当する部分以外の被切断材)を把持した後に、帯鋸刃
を走行させた状態のもとで鋸刃ハウジングを被切断材に
接近する右方向へ移動させることにより、被切断材に対
して切断加工を行うことができるものである。切断加工
終了後は、鋸刃ハウジングを被切断材から離反する左方
向へ移動させるものである。
【0004】なお、第2搬送バイス装置は、切断片に担
当する部分が長い場合に使用し、通常は被切断材の搬送
には使用しないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来において
は、第2テーブルが切断加工部に接近した位置にあるた
めに、切断加工時に第1テーブルに多量の切粉が付着
し、被切断材の加工の都度切粉の除去をしなければなら
ず、作業が煩雑化するといった問題があった。また、被
切断材を把持していない第2搬送バイス装置は切断加工
部に接近した位置に待機しているために、切断加工時に
第2テーブルと同様に第2搬送バイス装置に多量の切粉
が付着し、上述と同様の問題があった。
【0006】更に、切断加工時には第2搬送バイス装置
により切断片に相当する部分を把持していないために、
切断片に相当する部分が切断分離されたときに、帯鋸刃
と切断片が干渉してしまうことがあり、帯鋸刃の寿命が
短くなるといった問題があった。また、切断加工終了し
た後で鋸刃ハウジングを被切断材から離反する左方向へ
移動させるときに、被切断材の切断面、切断片の切断面
と帯鋸刃が干渉することがあり、上記同様に帯鋸刃の寿
命が短くなるといった問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記の問題点を解決する
ことができる切断処理方法及び切断機を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するために、本発明においては、第1の手段と
して、切粉の侵入口を形成すべく、被切断材から切断分
離されて切断片になる部分(以下切断片に相当する部分
という)を支持するテーブルを、切断加工部にわずかな
量だけ離反した位置に待機させ、被切断材の切断加工が
終了近くになったときに、上記テーブルを切断加工部に
接近させることを特徴とする。
【0009】第2の手段として、切断片に相当する部分
を把持するための搬送バイス装置を切断加工部に離反し
た位置に待機させ、被切断材の切断加工が終了近くにな
ったときに、上記搬送バイス装置を切断加工部に接近し
た位置に接近させ、搬送バイス装置により上記切断片に
相当する部分を把持することを特徴とする。
【0010】第3の手段として、被切断材の切断加工が
終了した後に被切断材を把持している第1搬送バイス装
置を切断加工部から離反させると共に、切断片を把持し
ている第2バイス装置を切断加工部に離反させることを
特徴とする。
【0011】第4の手段として、切断機において、切断
加工部の一側と他側に被切断材を支持するテーブルをそ
れぞれ配置し、各テーブルに被切断材を把持する搬送バ
イス装置をテーブルの長手方向へ移動自在に設け、切断
片に相当する部分を支持する上記テーブルを、切断加工
部に接近した位置と切断加工部にわずかな量だけ離反し
た位置の間を移動自在に設けてなることを特徴とする。
【0012】
【作用】前記の構成において、まず、切断加工部の一側
に配置したテーブルに被切断材を支持せしめると共に、
切断片に相当する部分を支持するテーブルを、切断加工
部に接近した位置から切断加工部にわずかな量だけ離反
した位置に位置せしめる。ここで、わずかな量とは、上
記テーブルと切断加工部の間に切粉の侵入孔を形成する
ために必要なテーブルの移動量をいう。
【0013】また、切断片に相当する部分を把持するた
めの搬送バイス装置(第2搬送バイス装置)を切断加工
部に離反した位置に待機させる。なお、上記離反した位
置においては、第2搬送バイス装置は切断片に相当する
部分を把持していても、把持していなくても差し支えな
いものである。
【0014】次に、切断片に相当する部分以外を把持し
ている搬送バイス装置(第1搬送バイス装置)により被
切断材を把持して、第1搬送バイス装置を切断加工部に
接近する方向へ移動させた後に、切断機を適宜に操作し
て切断加工を開始する。切断中に生じた切粉は、上記侵
入孔に落下し、切断片に相当する部分を支持しているテ
ーブル、及び第2搬送バイス装置に多量の切粉が付着し
たりすることはないものである。
【0015】そして、被切断材の切断加工が終了近くに
なったときに、切断加工部にわずかな量だけ離反したテ
ーブル、及び切断加工部に離反した第2搬送バイス装置
を切断加工部に接近させると共に、上記搬送バイス装置
により切断片に相当する部分を把持する。
【0016】被切断材の切断加工が終了して、切断片に
相当する部分が被切断材から切断分離されたときに、上
記第2搬送バイス装置により切断片が把持されているた
めに、切断片と切断機の切断工具が干渉したりすること
はないものである。
【0017】被切断材の加工が終了した後は、被切断材
を把持している第1搬送バイス装置を切断加工部から離
反させると共に、切断片を把持している第2搬送バイス
装置を切断加工部から離反させる。これによって、被切
断材の切断面、切断片の切断面と切断工具が干渉したり
することはないものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について図面に基
づいて説明する。
【0019】図6,図7,図8を参照するに、切断機の
一例としての竪型帯鋸盤1はベースフレーム3とこのベ
ースフレーム3に対して左右方向(図6において左右方
向、図7において上下方向、図8において表裏方向)へ
移動自在な鋸刃ハウジング5を備えている。
【0020】上記鋸刃ハウジング5の詳細については、
ベースフレーム3の一部を構成し、かつ立設した支持フ
レーム7には、左右方向へ延伸した複数のガイドレール
9,11が設けてあり、ガイドレール9,11に案内さ
れて左右方向へ移動自在な走行部材13,15が鋸刃ハ
ウジング5の適宜位置に取付けてある。また、上記鋸刃
ハウジング5を左右方向へ移動させるために、支持フレ
ーム7には駆動モータ17に連動連結したボールねじ1
9が設けてあり、このボールねじ19に螺合したナット
部材21が鋸刃ハウジング5に取付けてある。
【0021】上記鋸刃ハウジング5内には、エンドレス
状の帯鋸刃23を掛回して取付けるための駆動ホイール
25、従動ホイール27が回転自在に設けてある。上記
駆動ホイール25は駆動モータ29を介して回転可能で
ある。
【0022】また、鋸刃ハウジング5の左側には切断加
工部31が設けてあり、この切断加工部31には切断時
に被切断材Wを固定するための本体バイス装置33が設
けてある。
【0023】より詳細には、図4,図5を参照するに、
ベースフレーム3の一部を構成する支持フレーム35に
は本体バイス装置33の一部を構成するバイスヘッド3
7が設けてあり、このバイスヘッド37は被切断材Wを
支持する作用をなすものである。上記バイスヘッド37
の右側(図4において上側、図5において裏側)にはバ
イス支持部材39が設けてあり、このバイス支持部材3
9には固定バイス41が設けてある。
【0024】また、上記バイスヘッド35の左側上部に
はバイス支持部材43が設けてあり、このバイス支持部
材43には可動バイス45がクランプ用シリンダ47を
介して固定バイス41に接近離反する左右方向へ移動可
能に設けてある。
【0025】上記構成により、固定バイス41と可動バ
イス45の間に被切断材Wを位置せしめた後に、クラン
プ用シリンダ47を介して可動バイス45を固定バイス
41に接近する右方向へ移動させて被切断材Wを把持す
る。そして従動ホイール25,27を回転させて帯鋸刃
23を走行させると共に、駆動モータ29、ボールねじ
19等を介して鋸刃ハウジング5を被切断材Wに接近す
る左方向へ移動させる。これにより、被切断材Wに対し
て所望の切断加工を行うことができるものである。
【0026】上記切断加工部31の後側(図3,図4に
おいて左側)から前方向へ被切断Wを搬送するためにワ
ーク搬送装置49が設けてある。
【0027】上記ワーク搬送装置49の詳細について
は、切断加工部31の後側には被切断材Wを支持するた
めの第1テーブル51が配置してあり、この第1テーブ
ル51は前後方向へ延伸してある。すなわち、支持フレ
ーム31には前後方向へ延伸した一対のローラ支持部材
53が設けてあり、一対のローラ支持部材53には多数
の支持ローラ55が回転自在に設けてある。
【0028】上記第1テーブル51には被切断材Wを把
持する第1搬送バイス装置57が前後方向へ移動自在に
設けてある。
【0029】より詳細には、支持フレーム35には前後
方向へ延伸した一対のガイドバー59が複数の支持ブラ
ケット61を介して設けてあり、上記ガイドバー59に
は第2搬送バイス装置57の一部を構成するバイスヘッ
ド63が前後方向へ移動自在に設けてある。上記バイス
ヘッド63を移動させるために支持フレーム35の適宜
位置には第1搬送シリンダ65が設けてあり、この第1
搬送シリンダ65から前方向へ突出自在のピストンロッ
ド67がバイスヘッド63に一体的に取付けてある。
【0030】上記バイスヘッド63の右側上部にはバイ
ス支持部材69が設けてあり、このバイス支持部材69
には固定バイス71が設けてある。バイスヘッド63の
左側上部にはバイス支持部材73が設けてあり、このバ
イス支持部材73には可動バイス75がクランプ用シリ
ンダ77を介して固定バイス71に接近離反する左右方
向へ移動可能に設けてある。
【0031】前記切断加工部31の前側には、被切断材
Wから切断分離されて切断片になる部分(以下切断片に
相当する部分という)Wを支持する第2テーブル79が
配置してある。また、第2テーブル79には切断片に相
当する部分Wを把持する第2搬送バイス装置81が設け
てある。
【0032】詳細について、図1,図2,図3を参照す
るに、支持フレーム35の適宜には一対のガイドブロッ
ク83が一体的に設けてあり、上記ガイドブック83に
は一対のガイドバー85が前後方向(図1,図2におい
て左右方向,図3において表裏方向)へわずかな量だけ
移動可能に設けてある。上記ガイドバー85には第2テ
ーブル79の一部を構成するテーブル枠87が設けてあ
る。このテーブル枠87は、一対のガイドバー85の前
側と後側に一体的に設けた複数のホールドプレート8
9,91と、ホールドプレート89,91に一体的に設
けた一対のローラ支持部材93を備えている。一対のロ
ーラ支持部材93には多数の支持ローラ95が回転自在
に設けてあると共に、隣接する支持ローラ95の間には
それぞれ支持バー97が設けてある。
【0033】一対のガイドバー85には第2搬送バイス
装置81の一部を構成するバイスヘッド99が前後方向
へ移動自在に設けてある。このバイスヘッド99の右側
(図1において裏側,図2において上側,図3において
右側)上部にはバイス支持部材101が設けてあり、こ
のバイス支持部材101には固定バイス103が一対の
ガイドロッド105を介して左右方向へ移動自在に設け
てある。この固定バイス103はミニシリンダ107の
作用により左右方向へわずかな量だけ移動するものであ
る。
【0034】上記バイスヘッド99の左側上部にはバイ
ス支持部材109が設けてあり、このバイス支持部材1
09には一対のガイドバー111を介して可動バイス1
13が固定バイス103に接近離反する左右方向へ移動
自在に設けてある。上記可動バイス113はクランプ用
シリンダ115の作用により左右方向へ移動するもので
もある。
【0035】上記第2搬送バイス装置81を前記ガイド
バー85を介して前後方向へ移動させるために、前記ガ
イドブロック83には第2搬送シリンダ117が設けて
あり、この第2搬送シリンダ117に前後方向へ移動自
在に設けたピストンロッド119がバイスヘッド99に
一体的に取付けてある。また、第2搬送バイス装置81
の位置を検出するためにバイスヘッド99には一体的に
ラック部材121が設けてあり、ガイドブロック83の
適宜位置には、このラック部材121に噛合し、かつエ
ンコーダ123を備えたピニオン125が設けてある。
【0036】前記第2テーブル79をわずかな量だけ前
記ガイドバー85を介して前後方向へ移動できるように
なっている。
【0037】より詳細には、第2搬送シリンダ117の
前側にはガイドケース127が設けてあり、このガイド
ケース127にはわずかな量だけ前後方向へ移動可能な
スライドロッド129が設けてある。なお、スライドロ
ッド129はガイドケース127から離反しないように
なっている。このスライドロッド129の前端はテーブ
ル枠87のホールドプレート89に一体的に取付けてあ
り、ガイドケース127とホールドプレート89の間に
弾装したスプリング131により、テーブル枠87は前
方向へ付勢されている。また、バイスヘッド99の適宜
位置には当接ボルト133が設けてあり、テーブル枠8
7のホールドプレート91はスプリング131によって
当接ボルト133に当接する方向へ付勢されている。
【0038】上記構成により、バイスヘッド99を最も
後側に位置せしめた状態においては、ホールドプレート
99は当接ボルト133に当接してある。そして、第2
搬送シリンダ117を介してバイスヘッド99を前方向
へ移動させると、ホールドプレート91が当接ボルト1
33に当接した状態のもとでテーブル枠87、スライド
ロッド129は前方向へ移動し、スライドロッド129
がストローク端に達すると、テーブル枠87は前方向へ
移動せず、ホールドプレート91と当接ボルト133の
当接状態が解除される。上記のように、第2テーブル7
9は第2搬送シリンダ117に追従してわずかな量だけ
前方向へ移動することができ、切断加工部31と第2テ
ーブル79の間には切粉の侵入孔135が形成されるも
のである。
【0039】なお、第2テーブル79は油圧シリンダ等
を介して独自の駆動手段のみを介して前後方向へ移動可
能としても差し支えないものである。
【0040】以下、本実施例の概要について作用を含め
て説明する。
【0041】第1テーブル51に被切断材Wを支持せし
める前、又は支持せしめた後に、切断片に相当する部分
Wを支持する第2テーブル79を、第2搬送シリンダ1
17を介して切断加工部31からわずかな量だけ離反し
た前側の位置に位置せしめておく。これによって、切断
加工部31と第2テーブル79の間に侵入孔135が形
成される。
【0042】また、切断片に相当する部分Wを把持する
ための第2搬送バイス装置81を、第2搬送シリンダ1
17を介して切断加工部31に離反した前側の位置に待
機させる。なお、上記離反した位置において、第2搬送
バイス装置81により切断片に相当する部分Wを把持し
ても差し支えないものである。
【0043】次に、第1テーブル51に被切断材Wを支
持せしめた後に、第1搬送バイス装置57のクランプ用
シリンダ77を適宜に操作して固定バイス71と可動バ
イス75により被切断材Wを把持する。第1搬送バイス
装置57により被切断材Wを把持した状態のもとで、第
1搬送シリンンダ65を適宜に操作してバイスヘッド6
5を切断加工部31に接近する前方向へ移動させること
により、被切断材Wの所定箇所を切断加工部31の所定
位置に位置せしめる。
【0044】被切断材Wの所定箇所を位置決めした後
に、本体バイス装置33のクランプ用シリンダ47を適
宜に操作して固定バイス41と可動バイス45とにより
被切断材Wにおける切断片に相当する部分Wよりも後側
を把持する。
【0045】そして、竪型帯鋸盤1を適宜に操作して、
前述のごとく被切断材Wの切断加工を開始する。切断加
工中に生じた切粉は、前記侵入孔135に落下し、第2
テーブル79、第2搬送バイス装置81に多量の切粉が
付着したりすることはないものである。
【0046】そして、被切断材Wの切断加工が終了近く
になったときに、切断加工部31にわずかな量だけ離反
した第2テーブル79、及び切断加工部31に離反した
第2搬送バイス装置81を、切断加工部31に接近させ
る。また、第2搬送バイス装置81のクランプ用シリン
ダ115を介して固定バイス103と可動バイス113
により切断片に相当する部分Wを把持する。
【0047】被切断材Wの切断加工が終了して、切断片
に相当する部分Wが被切断材Wから切断分離されたとき
に、第2搬送バイス装置81により切断片Wが把持され
ているために、切断片Wと帯鋸刃23が干渉したりする
ことはないものである。
【0048】被切断材Wの切断加工が終了した後は、第
1搬送シリンダ65を介して被切断材Wを把持している
第1搬送バイス装置57を切断加工部31から離反させ
ると共に、第2搬送シリンダ117を介して切断片Wを
把持している第2搬送バイス装置81を切断加工部31
から離反させる。そして、鋸刃ハウジング5を切断加工
部31に離反する右方向へ移動させる。これによって、
被切断材Wの切断面、切断片Wの切断面とが帯鋸刃23
と干渉したりすることがないものである。
【0049】本実施例によれば、切断加工時に、切断片
に相当する部分Wを支持している第2テーブル79、第
2搬送バイス装置81に多量の切粉が付着することがな
く、作業が煩雑化することはないものである。
【0050】切断片に相当する部分Wが切断分離される
ときに、切断片Wと帯鋸刃23が干渉したりすることが
なく、また切断加工が終了した後に、被切断材Wの切断
面、切断片Wの切断面と帯鋸刃23が干渉したりするこ
とがなく、帯鋸刃23の寿命をのばすことができるもの
である。
【0051】なお、本発明は前述のごとき実施例の説明
に限るものではなく、適宜の変更を行うことによりその
他種々の態様で実施可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本発明によれば、切断加工時に、切断片に
相当する部分を支持しているテーブル、第2搬送バイス
装置に多量の切粉が付着することがなく、作業が煩雑化
することはないものである。
【0053】切断片に相当する部分が切断分離されると
きに切断片と切断工具が干渉したりすることがなく、ま
た切断加工が終了した後に、被切断材の切断面、切断片
の切断面と切断工具が干渉したりすることがなく、切断
工具の寿命をのばすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の要部を示す図である。
【図2】図1におけるII-II 線に沿った図である。
【図3】図1におけるIII-III 線に沿った図である。
【図4】ワーク搬送装置の平面図である。
【図5】ワーク搬送装置の正面図である。
【図6】竪型帯鋸盤の正面図である。
【図7】竪型帯鋸盤の平面図である。
【図8】竪型帯鋸盤の左側面図である。
【符号の説明】
1 竪型帯鋸盤 23 帯鋸刃 49 ワーク搬送装置 51 第1テーブル 57 第1搬送バイス装置 79 第2テーブル 81 第2搬送バイス装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切粉の侵入口を形成すべく、被切断材か
    ら切断分離されて切断片になる部分(以下切断片に相当
    する部分という)を支持するテーブルを、切断加工部に
    わずかな量だけ離反した位置に待機させ、被切断材の切
    断加工が終了近くになったときに、上記テーブルを切断
    加工部に接近させることを特徴とする切断処理方法。
  2. 【請求項2】 切断片に相当する部分を把持するための
    搬送バイス装置を切断加工部に離反した位置に待機さ
    せ、被切断材の切断加工が終了近くになったときに、上
    記搬送バイス装置を切断加工部に接近した位置に接近さ
    せ、搬送バイス装置により上記切断片に相当する部分を
    把持することを特徴とする切断処理方法。
  3. 【請求項3】 被切断材の切断加工が終了した後に被切
    断材を把持している第1搬送バイス装置を切断加工部か
    ら離反させると共に、切断片を把持している第2搬送バ
    イス装置を切断加工部に離反させることを特徴とする切
    断処理方法。
  4. 【請求項4】 切断機において、切断加工部の一側と他
    側に被切断材を支持するテーブルをそれぞれ配置し、各
    テーブルに被切断材を把持する搬送バイス装置をテーブ
    ルの長手方向へ移動自在に設け、切断片に相当する部分
    を支持する上記テーブルを、切断加工部に接近した位置
    と切断加工部にわずかな量だけ離反した位置の間を移動
    自在に設けてなることを特徴とする切断機。
JP40683590A 1990-12-26 1990-12-26 切断処理方法及び切断機 Pending JPH05261617A (ja)

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JP (1) JPH05261617A (ja)

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