JP2003311528A - 束ねワーク加工方法 - Google Patents

束ねワーク加工方法

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JP2003311528A JP2002115126A JP2002115126A JP2003311528A JP 2003311528 A JP2003311528 A JP 2003311528A JP 2002115126 A JP2002115126 A JP 2002115126A JP 2002115126 A JP2002115126 A JP 2002115126A JP 2003311528 A JP2003311528 A JP 2003311528A
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悟 鈴木
Masahiro Sato
正弘 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントバイス装置49を備えた帯鋸盤1を
用いて、束ねワークWBに対して切断加工を行う場合に
おいて、束ねワークWBからある程度まとまった状態で
複数の小物製品W’を取り出す。 【解決手段】 第1フロントバイス53を束ねワークW
Bの一側面に接触させ、かつ第2フロントバイス55を
束ねワークWBの他側面に近接させた状態の下で、束ね
ワークWBに対して切断加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯鋸盤、丸鋸盤等
の鋸盤を用いて、複数の小物のワークを上下左右に束ね
てなる束ねワークに対して切断加工を行う束ねワーク加
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の小物のワークを上下左右に束ねて
なる束ねワークに対して切断加工を行う場合にあって
は、次のような鋸盤を用いていた。
【0003】即ち、上記鋸盤は本体フレームをベースと
してあって、この本体フレームには加工ヘッドが上下方
向へ移動可能に設けてあり、この加工ヘッドは切削方向
へ循環移動可能な鋸刃を備えている。また、上記本体フ
レームにおける加工位置付近には本体バイス装置が設け
てあり、この本体バイス装置は、第1本体バイスと、こ
の第1本体バイスに対して接近・離反可能な第2本体バ
イスとを備えている。
【0004】上記本体フレームの後側には前後方向へ延
びた搬送テーブルが設けてあって、この搬送テーブルに
は搬送バイス装置が前後方向へ移動可能に設けてある。
上記本体バイス装置は、第1搬送バイスと、この第1搬
送バイスに対して接近・離反可能な第2搬送バイスとを
備えている。
【0005】上記本体フレームにおける上記加工位置の
前方側には製品ガイドプレートが設けてあり、この製品
ガイドプレートは、上記束ねワークの切断加工によって
生じる小物製品を切削方向側へ引きずられないように支
持するものである。また、上記本体フレームにおける上
記加工位置の前方側には製品フェンスが手動操作により
左右方向へ位置調節可能に設けてあり、この製品フェン
スは、上記束ねワークの切断加工中に上記小物製品が崩
れ落ちないように保護するものである。
【0006】上記鋸盤を用いて、上記束ねワークに対し
て次のように切断加工を行う。
【0007】即ち、上記第2搬送バイスを上記第1搬送
バイスに対して接近させることによって上記第1本体バ
イスと上記第2本体バイスにより上記束ねワークを挟持
する。そして、上記搬送バイス装置を前方向へ移動させ
て上記束ねワークを前方向へ搬送して上記束ねワークの
被加工部を上記加工位置に位置決めする。更に、上記第
2本体バイスを上記第1本体バイスに対して接近させる
ことにより上記第1本体バイスと上記第2本体バイスに
より上記束ねワークを挟持する。
【0008】上記第1本体バイスと上記第2本体バイス
により上記束ねワークを挟持した後に、上記製品ガイド
プレートを上記束ねワークの一側面に接触させ、かつ記
製品ガイドフェンスを手動操作によって左右方向へ位置
調節して上記束ねワークの他側面に近接させた状態の下
で、上記鋸刃を循環移動させつつ、上記加工ヘッドを下
方向へ移動させる。これによって、上記束ねワークに対
して切断加工を行うことができ、上記束ねワークWから
複数の上記小物製品を取り出すことができる。
【0009】ここで、切断加工中において、上記製品ガ
イドプレートによって上記小物製品が上記切削方向側へ
引きずられないように支持すると共に、上記製品フェン
スによって上記小物製品が崩れ落ちないように保護する
ため、複数の上記小物製品がバラバラになることなく、
複数の上記小物製品をある程度まとまった状態で上記束
ねワークWから取り出すことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記鋸盤と
異なり、上記フロントバイス装置を備えた鋸盤にあって
は、上記フロントバイス装置を上記加工位置にできるだ
け接近させるため、上記製品ガイドプレート及び上記製
品フェンスを省略して構成してある。そのため、上記フ
ロントバイス装置を備えた鋸盤を用いて、上記束ねワー
クに対して切断加工を行う場合に、複数の上記小物製品
がバラバラになることなく、上記束ねワークからある程
度まとまった状態で複数の上記小物製品を取り出すこと
が難しくなり、複数の上記小物製品を上記鋸盤から搬出
する作業も煩雑化する。
【0011】そこで、本発明は、上記の問題を解決する
ことができる束ねワーク加工方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、循環移動可能な鋸刃を備え、上下方向へ移動
可能な加工ヘッドと、加工位置付近に設けてあって、第
1本体バイスと、この第1本体バイスに対して接近・離
反可能な第2本体バイスを備えた本体バイス装置と、上
記加工位置の前方に前後方向へ移動可能に設けてあっ
て、上記鋸刃の切削方向側に配置した第1フロントバイ
スと、この第1フロントバイスに対して接近・離反可能
な第2フロントバイスを備えたフロントバイス装置と備
えてなる鋸盤を用いて、複数の小物のワークを上下左右
に束ねてなる束ねワークに対して切断加工を行う束ねワ
ーク加工方法において、上記束ねワークを前方向へ搬送
して上記束ねワークの被加工部を上記加工位置に位置決
めする搬送工程と、この搬送工程が終了した後に、上記
第2本体バイスを上記第1本体バイスに対して接近させ
ることにより上記第1本体バイスと上記第2本体バイス
により上記束ねワークを挟持することにより本体バイス
挟持工程と、上記フロントバイス装置を後方向へ移動さ
せて上記加工位置に接近させるフロントバイス接近工程
と、上記本体バイス挟持工程と上記フロントバイス接近
工程が終了した後に、上記第1フロントバイスの挟持面
を上記束ねワークの一側面に接触させ、かつ上記第2フ
ロントバイスの挟持面を上記束ねワークの他側面に近接
させた状態の下で、上記鋸刃を循環移動させつつ、上記
加工ヘッドを下方向へ移動させる切断工程とを備えてな
ることを特徴とする。
【0013】ここで、「循環移動可能な鋸刃」とは、循
環移動可能な帯鋸刃の他に、回転可能な丸鋸刃を含む意
である。
【0014】請求項1に記載の発明特定事項によると、
上記切断工程において、上記第1フロントバイスの挟持
面を上記束ねワークの一側面に接触させ、かつ上記第2
フロントバイスの挟持面を上記束ねワークの他側面に近
接させてるため、上記第1フロントバイスによって上記
小物製品を切削方向側へ引きずられないように支持する
と共に、上記第2フロントバイスによって上記小物製品
が崩れ落ちないように保護することができる。
【0015】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1にに記載の発明特定事項の他に、上記鋸盤は、上記加
工位置の後方に前後方向へ移動可能に設けてあって、第
1搬送バイスと、この第1搬送バイスに対して接近・離
反可能な第2搬送バイスを備えた搬送バイス装置とを備
えてあって、上記搬送工程は、上記第2搬送バイスを上
記第1搬送バイスに対して接近させることによって上記
第1搬送バイスと上記第2搬送バイスにより上記束ねワ
ークを挟持し、上記搬送バイス装置を前方向へ移動させ
て上記束ねワークを前方向へ搬送することを特徴とす
る。
【0016】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用と同様の作用
を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態に係わる帯鋸
盤の模式的な平面図であって、図2及び図3は、本発明
の実施の形態に係わる束ねワーク加工方法を説明する図
である。ここで、「上」とは、図1から図3において紙
面に向かって表のことをいい、「下」とは、図1から図
3において紙面に向かって裏のことをいい、「前」と
は、図1において下,図2及び図3において右のことを
いい、「後」とは、図1において上,図2及び図3にお
いて左のことをいい、「左」とは、図1において左,図
2及び図3において下のことをいい、「右」とは、図1
において右,図2及び図3において上のことをいう。
【0019】図1に示すように、本発明の実施の形態に
係わる帯鋸盤1は、箱形の本体フレーム3をベースとし
ており、エンドレス状の帯鋸刃5の切削作用によって切
断加工を行う機械である。
【0020】本体フレーム3にはガイドポスト7が立設
してあり、このガイドポスト7には帯鋸刃5を備えた加
工ヘッド9が上下方向へ移動可能に設けてある。加工ヘ
ッド9を上下方向へ移動させるため、本体フレーム3に
は上下方向へ移動可能なピストンロッド11を有した加
工シリンダ13が立設してあり、このピストンロッド1
1が加工ヘッド9に連結してある。ここで、帯鋸刃5は
鋸刃モータ(図示省略)の駆動により循環移動するもの
であって、帯鋸刃5における切削領域を進入する部分の
移動方向、換言すれば帯鋸刃5の切削方向は左方向(図
2及び図3において白抜き矢印で示す方向)である。
【0021】本体フレーム3における加工位置付近には
本体バイス装置15が設けてあって、本体バイス装置1
5の構成の詳細は次のようになる。
【0022】即ち、本体フレーム15における加工位置
付近には第1本体バイス17が設けてあり、また、本体
フレーム15における加工位置付近には第2本体バイス
19が第1本体バイス17に左右に対向して設けてあっ
て、この第2本体バイス19は第1本体バイス17に対
して接近・離反する左右方向へ移動可能である。
【0023】第2本体バイス17を左右方向へ移動させ
るため、本体フレーム3の左部には左右方向へ移動可能
なピストンロッド21を有したバイスシリンダ23が設
けてあり、このピストンロッド21が第2本体バイス1
9に連結してある。なお、第1本体バイス17は、本体
フレーム3の右部に設けたミニシリンダ25の作動によ
り左右方向へ僅かに移動可能である。
【0024】本体フレーム3の後側には前後方向へ延び
た搬送テーブル27が設けてあり、この搬送テーブル2
7には搬送バイス装置29が前後方向へ移動可能に設け
てあって、この搬送バイス装置29の具体的構成は、次
のようになる。
【0025】即ち、搬送テーブル27には搬送スライダ
31がガイド部材(図示省略)を介して前後方向へ移動
可能に設けてあり、この搬送スライダ31の右部には第
1搬送バイス33が設けてある。また、搬送スライダ3
1には第2搬送バイス35が第1搬送バイス33に左右
に対向して設けてあって、この第2搬送バイス33は第
1搬送バイス35に対して接近・離反する左右方向へ移
動可能である。
【0026】第2搬送バイス35を左右方向へ移動させ
るため、搬送スライダ31の左部には左右方向へ移動可
能なピストンロッド37を有したバイスシリンダ39が
設けてあり、このピストンロッド37が第2搬送バイス
35に連結してある。なお、第1搬送バイス33は、搬
送スライダ31の右部に設けたミニシリンダ41の作動
により左右方向へ僅かに移動可能である。
【0027】更に、搬送バイス装置29を前後方向へ移
動させるため、搬送テーブル27には前後方向へ移動可
能なピストンロッド43を有した搬送シリンダ45が設
けてあり、このピストンロッド43が搬送バイス装置2
9における搬送スライダ31に連結してある。
【0028】本体フレーム3の前側には前後方向へ延び
たフロントテーブル47が設けてあり、このフロントテ
ーブル47にはフロントバイス装置49が前後方向へ移
動可能に設けてあって、このフロントバイス装置49の
具体的構成は、次のようになる。
【0029】即ち、フロントテーブル47にはフロント
スライダ51がガイド部材(図示省略)を介して前後方
向へ移動可能に設けてあり、このフロントスライダ51
の右部には第1フロントバイス53が設けてある。ま
た、フロントスライダ51には第2フロントバイス55
が第1フロントバイス53に左右に対向して設けてあっ
て、この第2フロントバイス55は第1フロントバイス
53に対して接近・離反する左右方向へ移動可能であ
る。
【0030】第2フロントバイス55を左右方向へ移動
させるため、フロントスライダ51の左部には左右方向
へ移動可能なピストンロッド57を有したバイスシリン
ダ59が設けてあり、このピストンロッド57が第2フ
ロントバイス55に連結してある。なお、第1フロント
バイス53は、フロントスライダ51の右部に設けたミ
ニシリンダ61の作動により左右方向へ僅かに移動可能
である。
【0031】ここで、ピストンロッド57には左右方向
へ延びたラック63が設けてあって、フロントスライダ
51にはこのラック63に噛合したピニオン65が回転
可能に設けてある。そして、適宜位置にはピニオン65
の回転量、換言すれば第2フロントバイス55の挟持面
における左右方向の位置を検出するエンコーダ67が設
けてあって、このエンコーダ67がバイスシリンダ59
を制御可能なコントローラ(図示省略)に電気的に接続
してある。
【0032】更に、フロントバイス装置49を前後方向
へ移動させるため、フロントテーブル47には前後方向
へ移動可能なピストンロッド69を有したフロントシリ
ンダ71が設けてあり、このピストンロッド69がフロ
ントバイス装置49におけるフロントスライダ51に連
結してある。
【0033】上述の構成からなる帯鋸盤1を用いて、複
数の小物のワークを上下左右に束ねてなる束ねワークW
Bに対して切断加工を行う束ねワーク加工方法について
作用を含めて説明する。この束ねワーク加工方法は、次
のような搬送工程、本体バイス挟持工程、フロン
トバイス接近工程、切断工程を備えている。
【0034】 搬送工程 搬送バイス装置29が上記加工位置に対して後方向へ大
きく離反した状態の下で、搬送バイス装置29における
バイスシリンダ39の作動により第2搬送バイス35を
第1搬送バイス33に対して接近する右方向へ移動させ
ることにより、第1搬送バイス33と第2搬送バイス3
5により束ねワークWBを挟持する(図2(a)参
照)。そして、搬送シリンダ45の作動により搬送バイ
ス装置29を前方向へ移動させることにより、束ねワー
クWBを前方向へ搬送して束ねワークWBの被加工部を
上記加工位置に位置決めする(図2(b)参照)。この
とき、第1本体バイス17の挟持面は束ねワークWBの
一側面よりも右側へ僅かにずれてあると共に、第2本体
バイス19の挟持面は束ねワークWBの他側面よりも左
側へ大きくずれてあるため、第1本体バイス17の挟持
面及び第2本体バイス19の挟持面は束ねワークWBに
接触することはない。
【0035】 本体バイス挟持工程 上記搬送工程が終了した後に、本体バイス装置15に
おけるミニシリンダ25の作動により第1本体バイス1
7を左方向へ僅かに移動させて、第1本体バイス17を
束ねワークWBの一側面に接触させる。そして、本体バ
イス装置15におけるバイスシリンダ23の作動により
第2本体バイス19を第1本体バイス17に対して接近
する右方向へ移動させることにより、第1本体バイス1
7と第2本体バイス19により束ねワークWBを挟持す
る(図2(b)参照)。これによって、束ねワークWB
を本体フレーム3に対して固定することができる。
【0036】なお、第1本体バイス17と第2本体バイ
ス17により束ねワークWBを挟持した後に、次のよう
な操作をしておくことが望ましい。即ち、搬送バイス装
置29におけるバイスシリンダ39の作動により第2搬
送バイス35を第1搬送バイス33に対して離反する左
方向へ移動させると共に、ミニシリンダ41の作動によ
り第1本体バイス17を左方向へ僅かに移動させる。そ
して、搬送シリンダ45の作動により搬送バイス装置2
9を後方向へ移動させることにより、上記加工位置に対
して後方向へ大きく離反させる。
【0037】 フロントバイス接近工程 フロントバイス装置49を上記加工位置に対して前方向
へ大きく離反した状態から、フロントシリンダ45の作
動によりフロントバイス装置29を後方向へ移動させ上
記加工位置に接近させる(図3(a)参照)。このと
き、第1フロントバイス53の挟持面は束ねワークWB
の一側面よりも右側へ僅かにずれてあると共に、第2フ
ロントバイス55の挟持面は束ねワークWBの他側面よ
りも左側へ大きくずれてあるため、第1フロントバイス
53の挟持面及び第2フロントバイス55の挟持面は束
ねワークWBに接触することはない。
【0038】なお、上記フロントバイス接近工程は、
図3(a)においては上記本体バイス挟持工程が終了
した後に行われるようになっているが、上記本体バイ
ス挟持工程と並行して行ってもよく、上記本体バイス
挟持工程が開始される前に行ってもよい。
【0039】 切断工程 上記本体バイス挟持工程及び上記フロントバイス接
近工程が終了した後に、フロントバイス装置49におけ
るミニシリンダ61の作動により第1フロントバイス5
3を左方向へ僅かに移動させて、第1フロントバイス5
3の挟持面を束ねワークWBの一側面に接触させる。ま
た、フロントバイス装置49におけるバイスシリンダ5
9の作動により第2フロントバイス55を第1フロント
バイス53に対して接近する右方向へ移動させることに
より、第2フロントバイス55を束ねワークWBの他側
面に近接させる。なお、搬送バイス装置29が第2搬送
バイス35の左右方向の位置を検出するエンコーダを備
えていたり或いは本体バイス装置15が第2本体バイス
19の左右方向の位置を検出するエンコーダを備えてい
る場合にあっては、そのエンコーダの検出値に基づいて
上記コントローラによりバイスシリンダ59を制御して
第2フロントバイス55を束ねワークWBの他側面に近
接させる。
【0040】そして、第1フロントバイス53を束ねワ
ークWBの一側面に接触させ、かつ第2フロントバイス
55を束ねワークWBの他側面に近接させた状態の下
で、上記鋸刃モータの駆動により帯鋸刃5を循環移動さ
せつつ、加工シリンダ13の作動により加工ヘッド9を
下方向へ移動させる(図3(b)参照)。これによっ
て、帯鋸刃5の切削作用により束ねワークWBに対して
切断加工を行うことができ、束ねワークWBから複数の
小物製品W’を取り出すことができる。ここで、切断加
工中において、第1フロントバイス53によって小物製
品W’が左側(切削方向側)へ引きずられないようにす
ると共に、第2フロントバイス55によって小物製品
W’が崩れ落ちるないようにするため、複数の小物製品
W’がバラバラになることなく、複数の小物製品W’を
ある程度まとまった状態で束ねワークWBから取り出す
ことができる。
【0041】以上の如き、本発明の実施の形態によれ
ば、フロントバイス装置49を備えた帯鋸盤1を用い
て、束ねワークWBに対して切断加工を行う場合におい
て、フロントバイス装置49における第1フロントバイ
ス53によって小物製品W’を切削方向側へ引きずられ
ないように支持すると共に、フロントバイス装置49に
おける第2フロントバイス55によって小物製品W’が
崩れ落ちないように保護するため、複数の小物製品W’
がバラバラになることなく、束ねワークWBからある程
度まとまった状態で複数の小物製品W’を取り出すこと
ができ、複数の小物製品W’を帯鋸盤1から搬出する搬
出作業の能率も向上する。
【0042】なお、本発明は、前述の発明の実施の形態
の説明に限るものではなく、例えば、本体バイス装置1
5又は搬送バイス装置29に束ねワークWBを上方向か
ら挟持するバイス(特開平5−309523号公報参
照)を備えたり、或いは回転可能な丸鋸刃を備えた丸鋸
盤を用いて束ねワークWBに対して切断加工を行ったり
等、適宜の変更を行うことが可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の発明によ
れば、上記フロントバイス装置を備えた鋸盤を用いて、
上記束ねワークに対して切断加工を行う場合において、
上記フロントバイス装置における上記第1フロントバイ
スによって上記小物製品を切削方向側へ引きずられない
ように支持すると共に、上記フロントバイス装置におけ
る上記第2フロントバイスによって上記小物製品が崩れ
落ちないように保護するため、複数の上記小物製品がバ
ラバラになることなく、上記束ねワークからある程度ま
とまった状態で複数の上記小物製品を取り出すことがで
き、複数の上記小物製品を上記鋸盤から搬出する搬出作
業の能率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる帯鋸盤の模式的な
平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる束ねワーク加工方
法を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる束ねワーク加工方
法を説明する図である。
【符号の説明】
1 帯鋸盤 5 帯鋸刃 9 加工ヘッド 15 本体バイス装置 17 第1本体バイス 19 第2本体バイス 29 搬送バイス装置 33 第1搬送バイス 35 第2搬送バイス 49 フロントバイス装置 53 第1フロントバイス 55 第2フロントバイス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環移動可能な鋸刃を備え、上下方向へ
    移動可能な加工ヘッドと、 加工位置付近に設けてあって、第1本体バイスと、この
    第1本体バイスに対して接近・離反可能な第2本体バイ
    スを備えた本体バイス装置と、 上記加工位置の前方に前後方向へ移動可能に設けてあっ
    て、上記鋸刃の切削方向側に配置した第1フロントバイ
    スと、この第1フロントバイスに対して接近・離反可能
    な第2フロントバイスを備えたフロントバイス装置と備
    えてなる鋸盤を用いて、 複数の小物のワークを上下左右に束ねてなる束ねワーク
    に対して切断加工を行う束ねワーク加工方法において、 上記束ねワークを前方向へ搬送して上記束ねワークの被
    加工部を上記加工位置に位置決めする搬送工程と、 この搬送工程が終了した後に、上記第2本体バイスを上
    記第1本体バイスに対して接近させることにより上記第
    1本体バイスと上記第2本体バイスにより上記束ねワー
    クを挟持することにより本体バイス挟持工程と、 上記フロントバイス装置を後方向へ移動させて上記加工
    位置に接近させるフロントバイス接近工程と、 上記本体バイス挟持工程と上記フロントバイス接近工程
    が終了した後に、上記第1フロントバイスの挟持面を上
    記束ねワークの一側面に接触させ、かつ上記第2フロン
    トバイスの挟持面を上記束ねワークの他側面に近接させ
    た状態の下で、上記鋸刃を循環移動させつつ、上記加工
    ヘッドを下方向へ移動させる切断工程とを備えてなるこ
    とを特徴とする束ねワーク加工方法。
  2. 【請求項2】 上記鋸盤は、 上記加工位置の後方に前後方向へ移動可能に設けてあっ
    て、第1搬送バイスと、この第1搬送バイスに対して接
    近・離反可能な第2搬送バイスを備えた搬送バイス装置
    とを備えてあって、 上記搬送工程は、 上記第2搬送バイスを上記第1搬送バイスに対して接近
    させることによって上記第1搬送バイスと上記第2搬送
    バイスにより上記束ねワークを挟持し、上記搬送バイス
    装置を前方向へ移動させて上記束ねワークを前方向へ搬
    送することを特徴とする請求項1に記載の束ねワーク加
    工方法。
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