JPH05257031A - 光導波路部品 - Google Patents
光導波路部品Info
- Publication number
- JPH05257031A JPH05257031A JP6614091A JP6614091A JPH05257031A JP H05257031 A JPH05257031 A JP H05257031A JP 6614091 A JP6614091 A JP 6614091A JP 6614091 A JP6614091 A JP 6614091A JP H05257031 A JPH05257031 A JP H05257031A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- optical waveguide
- hole
- holes
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】接着剤中の残留気泡を無く、光動波損失を小さ
くする。 【構成】光導波路部材である光フィルム２を挟み固定す
る固定板１に、接着剤８を注入するとともに注入された
接着剤に空圧を与えるための穴１０を形成することによ
って、注入された接着剤中に気泡が残らないようにして
いる。
くする。 【構成】光導波路部材である光フィルム２を挟み固定す
る固定板１に、接着剤８を注入するとともに注入された
接着剤に空圧を与えるための穴１０を形成することによ
って、注入された接着剤中に気泡が残らないようにして
いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に使用される光
ファイバ端末である光ファイバ整列器及びこの光ファイ
バ整列器に接合される光導波路固定器とをもつ光導波路
部品に関する。
ファイバ端末である光ファイバ整列器及びこの光ファイ
バ整列器に接合される光導波路固定器とをもつ光導波路
部品に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３（ａ）〜（ｃ）は従来の一例を示す
光導波路部品の平面図、ＡＡ矢視図及びＢＢ矢視図であ
る。従来、この種の光導波路部品は、例えば、図３
（ａ）に示すように、アレイブロック３上に光ファイバ
９を並べスライド板５で固定される光ファイバ整列器
と、この光ファイバ整列器の光ファイバ９の芯線におけ
る端面と接着固定される光フィルム２と、この光フィル
ム２を接着剤により固定保持する２枚の固定板１ａとを
有していた。
光導波路部品の平面図、ＡＡ矢視図及びＢＢ矢視図であ
る。従来、この種の光導波路部品は、例えば、図３
（ａ）に示すように、アレイブロック３上に光ファイバ
９を並べスライド板５で固定される光ファイバ整列器
と、この光ファイバ整列器の光ファイバ９の芯線におけ
る端面と接着固定される光フィルム２と、この光フィル
ム２を接着剤により固定保持する２枚の固定板１ａとを
有していた。
【０００３】この光導波路部品の組立に際しては、ま
ず、光ファイバ整列器の組立を行なう。これには、ま
ず、図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、光ファイバ９
の被覆を所定の長さで剥き、アレイブロック４の後側に
ある窪み部に光ファイバ９を一列に並べる。次に、素線
９ａを段差部の壁に寄せて一列に並べる。次に、接着剤
７を塗布し、スライド板５ａを案内面に沿って挿入し、
整列された光ファイバ９の芯線９ａを固着する。
ず、光ファイバ整列器の組立を行なう。これには、ま
ず、図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、光ファイバ９
の被覆を所定の長さで剥き、アレイブロック４の後側に
ある窪み部に光ファイバ９を一列に並べる。次に、素線
９ａを段差部の壁に寄せて一列に並べる。次に、接着剤
７を塗布し、スライド板５ａを案内面に沿って挿入し、
整列された光ファイバ９の芯線９ａを固着する。
【０００４】次に、光導波路固定器の組立を行なう。こ
れには、まず、図３（ｃ）に示すように、光フィルム２
に接着剤８を塗布し、固定板１ａで挟み固定する。次
に、組立てられた光ファイバ整列器と光導波路固定器と
を、図３（ａ）に示すように、芯線９ａと光フィルム２
と一致させ、端面同志を接着剤で接続する。 このよう
に、これら光導波路部品は、被覆部品で光ファイバ及び
光フィルムを接着剤で固定保持して組立ていた。
れには、まず、図３（ｃ）に示すように、光フィルム２
に接着剤８を塗布し、固定板１ａで挟み固定する。次
に、組立てられた光ファイバ整列器と光導波路固定器と
を、図３（ａ）に示すように、芯線９ａと光フィルム２
と一致させ、端面同志を接着剤で接続する。 このよう
に、これら光導波路部品は、被覆部品で光ファイバ及び
光フィルムを接着剤で固定保持して組立ていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光導波路部品では、素線あるいは光フィルムに接着剤を
塗布してから、部品で押さえ固着させていたので、光導
波路固定器の場合、接着剤硬化後に気泡が残る問題があ
る。この気泡は、光フィルムを圧迫して光導波の損失を
招くことになる。また、光ファイバ整列器の場合は、芯
線間の隙間に接着剤が一葉に入り込まず、気泡として残
り、気泡の部分で芯線に歪みが生じ、やはり光導波損失
を招くことになる。
光導波路部品では、素線あるいは光フィルムに接着剤を
塗布してから、部品で押さえ固着させていたので、光導
波路固定器の場合、接着剤硬化後に気泡が残る問題があ
る。この気泡は、光フィルムを圧迫して光導波の損失を
招くことになる。また、光ファイバ整列器の場合は、芯
線間の隙間に接着剤が一葉に入り込まず、気泡として残
り、気泡の部分で芯線に歪みが生じ、やはり光導波損失
を招くことになる。
【０００６】本発明の目的は、かかる問題を解消すべ
く、気泡を生ずることなく組立て出来、光導波損失の少
ない光導波路部品を提供することである。
く、気泡を生ずることなく組立て出来、光導波損失の少
ない光導波路部品を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の光導波路
部品は、光導波路部材を挟み固定する固定部材に前記光
導波路部材に接着剤を塗布するための少なくとも一つの
穴が形成されていることを特徴としている。
部品は、光導波路部材を挟み固定する固定部材に前記光
導波路部材に接着剤を塗布するための少なくとも一つの
穴が形成されていることを特徴としている。
【０００８】本発明の第２の光導波路部品は、前記穴と
前記光導波路との間に前記光導波路部材と接する空間部
を有することを特徴としている。
前記光導波路との間に前記光導波路部材と接する空間部
を有することを特徴としている。
【０００９】本発明の第３の光導波路部品は、第１及び
第２のいずれかの光導波路部品であって、かつ前記穴が
段付き穴であって、大きい穴が注入器の注入針と滑合
し、小さい穴が前記注入針の外径より小さいことを特徴
としている。
第２のいずれかの光導波路部品であって、かつ前記穴が
段付き穴であって、大きい穴が注入器の注入針と滑合
し、小さい穴が前記注入針の外径より小さいことを特徴
としている。
【００１０】本発明の光導波路部品の組立方法は、前記
固定部材で前記光導波路部材を挟み固定する工程と、前
記穴より前記接着剤を注入し、前記光導波路部材に塗布
する工程と、前記穴より前記接着剤に圧力を印加する工
程とを含んでいることを特徴としている。
固定部材で前記光導波路部材を挟み固定する工程と、前
記穴より前記接着剤を注入し、前記光導波路部材に塗布
する工程と、前記穴より前記接着剤に圧力を印加する工
程とを含んでいることを特徴としている。
【００１１】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【００１２】図１（ａ）及び（ｂ）は本発明の光導波路
部品の一実施例における光導波路固定器を示す斜視図及
び縦断面図、図２（ａ）及び（ｂ）は本発明の光導波路
部品の一実施例における光ファイバ整列器を示す断面部
分図である。この光導波路部品における光導波路固定器
は、図１（ａ）及び（ｂ）に示すように、裏表の２枚の
固定板１に示すように、光フィルム２にディスペンサ１
６により接着剤８を注入する穴１０を形成し、光フィル
ム２の端面研磨時に、光フィルムのだれ防止用の光フィ
ルム２の端面を保持する突部１２と、光フィルム２の側
面を案内挿入する段差部１３とを設けたことである。ま
た、穴１０は、光フィルム２の長手方向に配置され、ニ
ードル１５と滑合する穴部とニードル１５の開口と同じ
程度の直径の穴径である注入穴１０ａとで形成される段
付き穴である。さらに、この注入穴１０ａは、光フィル
ム２の面に接着剤が行き渡るように、固定板１の合せ面
側の空間部１４をなす窪みに通じている。
部品の一実施例における光導波路固定器を示す斜視図及
び縦断面図、図２（ａ）及び（ｂ）は本発明の光導波路
部品の一実施例における光ファイバ整列器を示す断面部
分図である。この光導波路部品における光導波路固定器
は、図１（ａ）及び（ｂ）に示すように、裏表の２枚の
固定板１に示すように、光フィルム２にディスペンサ１
６により接着剤８を注入する穴１０を形成し、光フィル
ム２の端面研磨時に、光フィルムのだれ防止用の光フィ
ルム２の端面を保持する突部１２と、光フィルム２の側
面を案内挿入する段差部１３とを設けたことである。ま
た、穴１０は、光フィルム２の長手方向に配置され、ニ
ードル１５と滑合する穴部とニードル１５の開口と同じ
程度の直径の穴径である注入穴１０ａとで形成される段
付き穴である。さらに、この注入穴１０ａは、光フィル
ム２の面に接着剤が行き渡るように、固定板１の合せ面
側の空間部１４をなす窪みに通じている。
【００１３】次に、この光導波路固定器の組立について
説明する。まず、固定板１のいずれかの方の段差部１３
の溝に光フィルム２を挿入する。次に、もう一方の固定
板１を被せ、固定板１で光フィルム２を挟み保持する。
次に、この固定板１をクランプで固定し、ディスペンサ
１６のニードル１５を穴１０に挿入し、接着剤８を押し
込む。このことにより接着剤８は、注入穴１０ａより窪
み１４に侵入し、光フィルム面に塗布される。次に、必
要に応じて圧力室に入れ、接着剤に気包が残らないよう
に一様の圧力で押圧する。そして所定の時間を経過させ
て接着剤８を硬化させる。次に、研削盤で突部１２とと
もに光フィルム２の端面を研磨する。
説明する。まず、固定板１のいずれかの方の段差部１３
の溝に光フィルム２を挿入する。次に、もう一方の固定
板１を被せ、固定板１で光フィルム２を挟み保持する。
次に、この固定板１をクランプで固定し、ディスペンサ
１６のニードル１５を穴１０に挿入し、接着剤８を押し
込む。このことにより接着剤８は、注入穴１０ａより窪
み１４に侵入し、光フィルム面に塗布される。次に、必
要に応じて圧力室に入れ、接着剤に気包が残らないよう
に一様の圧力で押圧する。そして所定の時間を経過させ
て接着剤８を硬化させる。次に、研削盤で突部１２とと
もに光フィルム２の端面を研磨する。
【００１４】一方、光ファイバ整列器は、図２に示すよ
うに、スライド板５にディスペンサ１６ａで接着剤が注
入される穴１７を形成したことである。次に、この光フ
ァイバ整列器の組立について説明する。まず、図２
（ａ）及び（ｂ）に示すように、被覆が所定の長さで剥
かれた光ファイバ９の被覆部を挿入溝にそれぞれ押し込
み固定保持する。次に、素線９ａを溝に一列に並べ挿入
する。次に、スライド板５をアレイブロック４の後側か
ら案内面にその両側面を入れる。そしてスライド板５の
テーパ部１８よりせり出した部分で芯線９ａを押し、芯
線９ａは引張れるとともに溝底面に押し付け整列され
る。次に、ディスペンサ１６ａのニードル１５ａを穴１
７に入れ、接着剤７を注入する。次に、前述と同様に圧
力を加えながら接着剤を硬化させる。
うに、スライド板５にディスペンサ１６ａで接着剤が注
入される穴１７を形成したことである。次に、この光フ
ァイバ整列器の組立について説明する。まず、図２
（ａ）及び（ｂ）に示すように、被覆が所定の長さで剥
かれた光ファイバ９の被覆部を挿入溝にそれぞれ押し込
み固定保持する。次に、素線９ａを溝に一列に並べ挿入
する。次に、スライド板５をアレイブロック４の後側か
ら案内面にその両側面を入れる。そしてスライド板５の
テーパ部１８よりせり出した部分で芯線９ａを押し、芯
線９ａは引張れるとともに溝底面に押し付け整列され
る。次に、ディスペンサ１６ａのニードル１５ａを穴１
７に入れ、接着剤７を注入する。次に、前述と同様に圧
力を加えながら接着剤を硬化させる。
【００１５】このように、光導波路部材力を被覆する部
材に、接着剤を注入するとともに接着剤に空圧による押
圧力を与えるための穴を設けることによって、注入され
た接着剤に、気泡を生じさせることなく、接着剤を硬化
させ組立てすることが出来た。なお、これらの穴は、押
さえ領域がゆるす限り、多数個設けた方が有利であるこ
とは自明である。
材に、接着剤を注入するとともに接着剤に空圧による押
圧力を与えるための穴を設けることによって、注入され
た接着剤に、気泡を生じさせることなく、接着剤を硬化
させ組立てすることが出来た。なお、これらの穴は、押
さえ領域がゆるす限り、多数個設けた方が有利であるこ
とは自明である。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光導波路
部材を挟み固定する部材に、接着剤を注入するとともに
注入された接着剤に空圧を与えるための穴を形成するこ
とによって、気泡が残らない光導波損失の少ない光導波
路部品が得られるといういう効果がある。
部材を挟み固定する部材に、接着剤を注入するとともに
注入された接着剤に空圧を与えるための穴を形成するこ
とによって、気泡が残らない光導波損失の少ない光導波
路部品が得られるといういう効果がある。
【図１】本発明の光導波路部品の一実施例における光導
波路固定器を示し、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面図
である。
波路固定器を示し、（ａ）は斜視図、（ｂ）は縦断面図
である。
【図２】本発明の光導波路部品の一実施例における光フ
ァイバ整列器の断面部分図である。
ァイバ整列器の断面部分図である。
【図３】従来の光導波路部品の一例を示し、（ａ）は平
面図、（ｂ）はＡＡ矢視図、（ｃ）はＢＢ矢視図であ
る。
面図、（ｂ）はＡＡ矢視図、（ｃ）はＢＢ矢視図であ
る。
１、１ａ、 固定板 ２ 光フィルム ４ アレイブロック ５、５ａ スライド板 ６ 案内面 ７、８ 接着剤 ９ 光ファイバ ９ａ 芯線 １０、１７ 穴 １０ａ、１７ａ 注入穴 １１ 溝 １２ 突部 １３ 段差部 １４ 窪み １５、１５ａ ニードル １６、１６ａ ディスペンサ
Claims (4)
- 【請求項１】 光導波路部材を挟み固定する固定部材に
前記光導波路部材に接着剤を塗布するための少なくとも
一つの穴が形成されていることを特徴とする光導波路部
品。 - 【請求項２】 前記穴と前記光導波路との間に前記光導
波路部材と接する空間部を有することを特徴とする請求
項１記載の光導波路部品。 - 【請求項３】 前記穴が段付き穴であって、大きい穴が
注入器の注入針と滑合し、小さい穴が前記注入針の外径
より小さいことを特徴とする請求項１及び請求項２記載
の光導波路部品。 - 【請求項４】 前記固定部材で前記光導波路部材を挟み
固定する工程と、前記穴より前記接着剤を注入し、前記
光導波路部材に塗布する工程と、前記穴より前記接着剤
に圧力を印加する工程とを含んでいることを特徴とする
光導波路部品の組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6614091A JPH05257031A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 光導波路部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6614091A JPH05257031A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 光導波路部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05257031A true JPH05257031A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13307260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6614091A Pending JPH05257031A (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 光導波路部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05257031A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6953286B2 (en) | 2002-08-29 | 2005-10-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Ferrule for hermetically packaging optical fibers |
| US20140147083A1 (en) * | 2012-11-28 | 2014-05-29 | International Business Machines Corporation | Connector for multilayered optical waveguide |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6614091A patent/JPH05257031A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6953286B2 (en) | 2002-08-29 | 2005-10-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Ferrule for hermetically packaging optical fibers |
| US20140147083A1 (en) * | 2012-11-28 | 2014-05-29 | International Business Machines Corporation | Connector for multilayered optical waveguide |
| US9274288B2 (en) * | 2012-11-28 | 2016-03-01 | International Business Machines Corporation | Connector for multilayered optical waveguide |
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