JPH06118262A - 光ファイバアレイ及びその製造方法 - Google Patents
光ファイバアレイ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH06118262A JPH06118262A JP26867392A JP26867392A JPH06118262A JP H06118262 A JPH06118262 A JP H06118262A JP 26867392 A JP26867392 A JP 26867392A JP 26867392 A JP26867392 A JP 26867392A JP H06118262 A JPH06118262 A JP H06118262A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- groove
- adhesive
- substrate
- fiber array
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着剤が光ファイバの上側面に回り込むこと
なく、光ファイバの先端部が剥き出し状態のまま基板に
固定された光ファイバアレイ及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 Ｖ溝基板１のＶ溝３の底部に、接着剤注入用
の溝４を形成しておき、その内部に光ファイバの先端部
を挿入し、仮押さえ基板７によって光ファイバをＶ溝３
に接触させた状態で接着剤注入用の溝４から接着剤を注
入する。その後、仮押さえ基板７を除去すれば光ファイ
バの下面のみがＶ溝３に接着され、上側面への接着剤の
回り込みのない光ファイバアレイが得られる。
なく、光ファイバの先端部が剥き出し状態のまま基板に
固定された光ファイバアレイ及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 Ｖ溝基板１のＶ溝３の底部に、接着剤注入用
の溝４を形成しておき、その内部に光ファイバの先端部
を挿入し、仮押さえ基板７によって光ファイバをＶ溝３
に接触させた状態で接着剤注入用の溝４から接着剤を注
入する。その後、仮押さえ基板７を除去すれば光ファイ
バの下面のみがＶ溝３に接着され、上側面への接着剤の
回り込みのない光ファイバアレイが得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを光学素子
と接続する場合等に、光ファイバの先端部を剥き出し状
態のまま整列固定する目的で使用する光ファイバアレイ
及びその製造方法に関するものである。
と接続する場合等に、光ファイバの先端部を剥き出し状
態のまま整列固定する目的で使用する光ファイバアレイ
及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバと光学素子との接続に使用さ
れる従来一般の光ファイバアレイは、図３に示されるよ
うにＶ溝基板50と上基板51とから構成されたもので、Ｖ
溝基板50には光ファイバを収納するためのＶ溝52と、光
ファイバの被覆部を収納するための座ぐり部53とが形成
され、また上基板51の下面にも光ファイバの被覆部を収
納するための座ぐり部54を形成したものであった。この
光ファイバアレイでは、光ファイバは上面を上基板51に
よって押さえられた状態で接着剤によりＶ溝52内に固定
されている。
れる従来一般の光ファイバアレイは、図３に示されるよ
うにＶ溝基板50と上基板51とから構成されたもので、Ｖ
溝基板50には光ファイバを収納するためのＶ溝52と、光
ファイバの被覆部を収納するための座ぐり部53とが形成
され、また上基板51の下面にも光ファイバの被覆部を収
納するための座ぐり部54を形成したものであった。この
光ファイバアレイでは、光ファイバは上面を上基板51に
よって押さえられた状態で接着剤によりＶ溝52内に固定
されている。
【０００３】ところが、光ファイバの先端を斜めに加工
して上方への反射光を取り出したいような特殊な場合に
は、光ファイバの先端を上基板51等で押さえることなく
剥き出しのまま接着剤で固定した光ファイバアレイが要
求されている。このような光ファイバアレイは、光ファ
イバの上側面を基準面として利用することにより光ファ
イバのコア位置のバラツキを光ファイバの半径のバラツ
キ程度に押さえることができる利点がある。
して上方への反射光を取り出したいような特殊な場合に
は、光ファイバの先端を上基板51等で押さえることなく
剥き出しのまま接着剤で固定した光ファイバアレイが要
求されている。このような光ファイバアレイは、光ファ
イバの上側面を基準面として利用することにより光ファ
イバのコア位置のバラツキを光ファイバの半径のバラツ
キ程度に押さえることができる利点がある。
【０００４】このため、この種の光ファイバアレイには
光ファイバの上側面に絶対に接着剤の付着のないことが
要求される。しかし従来はＶ溝基板のＶ溝内に光ファイ
バを固定する際、まずＶ溝内に接着剤を少量塗布し、そ
の中に光ファイバを入れて仮押さえして接着固定してい
たため、どうしても接着剤の一部が光ファイバの上側面
に回り込むという問題があった。また光ファイバの被覆
部を収納するための基板に樹脂注入溝を形成しておき、
そこから接着剤を流し込む方法を取った場合にも、接着
剤の一部が光ファイバの上側面に回り込むことが避けら
れなかった。
光ファイバの上側面に絶対に接着剤の付着のないことが
要求される。しかし従来はＶ溝基板のＶ溝内に光ファイ
バを固定する際、まずＶ溝内に接着剤を少量塗布し、そ
の中に光ファイバを入れて仮押さえして接着固定してい
たため、どうしても接着剤の一部が光ファイバの上側面
に回り込むという問題があった。また光ファイバの被覆
部を収納するための基板に樹脂注入溝を形成しておき、
そこから接着剤を流し込む方法を取った場合にも、接着
剤の一部が光ファイバの上側面に回り込むことが避けら
れなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、接着剤が光ファイバの上側面に回
り込むことなく光ファイバを剥き出しのままでＶ溝内に
接着固定した光ファイバアレイ及びその製造方法を提供
するために完成されたものである。
の問題点を解決して、接着剤が光ファイバの上側面に回
り込むことなく光ファイバを剥き出しのままでＶ溝内に
接着固定した光ファイバアレイ及びその製造方法を提供
するために完成されたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに完成された本発明の光ファイバ剥き出しアレイは、
Ｖ溝基板に形成されたＶ溝に光ファイバの先端部を剥き
出し状態のまま接着した光ファイバアレイにおいて、Ｖ
溝の底部に接着剤注入用の溝が形成されており、光ファ
イバの先端部の下面がＶ溝に固定されていることを特徴
とするものである。また上記の課題を解決するために完
成された本発明の光ファイバアレイの製造方法は、底部
に接着剤注入用の溝が形成されたＶ溝を持つＶ溝基板の
Ｖ溝内に光ファイバの先端部を挿入し、仮押さえ基板に
よって光ファイバをＶ溝に接触させた状態で接着剤注入
用の溝から接着剤を注入して光ファイバの下面をＶ溝に
接着したうえ、仮押さえ基板を除去することを特徴とす
るものである。
めに完成された本発明の光ファイバ剥き出しアレイは、
Ｖ溝基板に形成されたＶ溝に光ファイバの先端部を剥き
出し状態のまま接着した光ファイバアレイにおいて、Ｖ
溝の底部に接着剤注入用の溝が形成されており、光ファ
イバの先端部の下面がＶ溝に固定されていることを特徴
とするものである。また上記の課題を解決するために完
成された本発明の光ファイバアレイの製造方法は、底部
に接着剤注入用の溝が形成されたＶ溝を持つＶ溝基板の
Ｖ溝内に光ファイバの先端部を挿入し、仮押さえ基板に
よって光ファイバをＶ溝に接触させた状態で接着剤注入
用の溝から接着剤を注入して光ファイバの下面をＶ溝に
接着したうえ、仮押さえ基板を除去することを特徴とす
るものである。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に沿って更に詳
細に説明する。図１は本発明の実施例を示す図であり、
１はＶ溝基板、２は光ファイバの被覆部を固定するため
の光ファイバ固定基板である。Ｖ溝基板１には光ファイ
バの先端部を収納するためのＶ溝３が形成されている
が、これらのＶ溝３の底部には接着剤注入用の溝４が形
成されている。この溝４は、図２に拡大して示したよう
に光ファイバとＶ溝３との接触点５、５間の距離よりも
幅狭に形成されており、光ファイバの位置決めに支障の
ない構造とされている。
細に説明する。図１は本発明の実施例を示す図であり、
１はＶ溝基板、２は光ファイバの被覆部を固定するため
の光ファイバ固定基板である。Ｖ溝基板１には光ファイ
バの先端部を収納するためのＶ溝３が形成されている
が、これらのＶ溝３の底部には接着剤注入用の溝４が形
成されている。この溝４は、図２に拡大して示したよう
に光ファイバとＶ溝３との接触点５、５間の距離よりも
幅狭に形成されており、光ファイバの位置決めに支障の
ない構造とされている。
【０００８】本発明の光ファイバアレイを製造するに
は、まずＶ溝基板１のＶ溝３内に光ファイバの先端部を
挿入し、図２に想像線で示すような仮押さえ基板７によ
って光ファイバをＶ溝３に２点接触させる。仮押さえ基
板７としては、例えばフッ素樹脂のような接着剤が付か
ない材質が選ばれる。この状態で接着剤注入用の溝４の
端面から接着剤を注入すれば、接着剤は毛細管現象によ
って接着剤注入用の溝４の内部に進入し、光ファイバの
下面をＶ溝３に接着する。このとき、光ファイバは仮押
さえ基板７によってＶ溝３に密着されているため、接着
剤注入用の溝４に注入された接着剤が光ファイバの上側
面に回り込むことはない。なお接着剤としては硬化前の
粘性の低いものが好ましい。このようにして接着、固化
が完了した後、仮押さえ基板７を除去し端面を研磨すれ
ば、接着剤により光ファイバの先端部の下面のみがＶ溝
３に固定された光ファイバアレイが得られることとな
る。
は、まずＶ溝基板１のＶ溝３内に光ファイバの先端部を
挿入し、図２に想像線で示すような仮押さえ基板７によ
って光ファイバをＶ溝３に２点接触させる。仮押さえ基
板７としては、例えばフッ素樹脂のような接着剤が付か
ない材質が選ばれる。この状態で接着剤注入用の溝４の
端面から接着剤を注入すれば、接着剤は毛細管現象によ
って接着剤注入用の溝４の内部に進入し、光ファイバの
下面をＶ溝３に接着する。このとき、光ファイバは仮押
さえ基板７によってＶ溝３に密着されているため、接着
剤注入用の溝４に注入された接着剤が光ファイバの上側
面に回り込むことはない。なお接着剤としては硬化前の
粘性の低いものが好ましい。このようにして接着、固化
が完了した後、仮押さえ基板７を除去し端面を研磨すれ
ば、接着剤により光ファイバの先端部の下面のみがＶ溝
３に固定された光ファイバアレイが得られることとな
る。
【０００９】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の光ファ
イバアレイはＶ溝３の底部に形成された接着剤注入用の
溝４を通じて注入された接着剤により光ファイバの先端
部の下面をＶ溝３に固定したものであるから、従来のも
のとは異なり接着剤が光ファイバの上側面に回り込むこ
とがない。このため、光ファイバの上側面を基準面とし
て利用する場合に極めて精度のよい芯合わせが可能とな
る。また本発明の光ファイバアレイの製造方法によれ
ば、上記のような光ファイバアレイを簡便にかつ精度よ
く製造することができる。よって本発明は従来の問題点
を解決した光ファイバアレイ及びその製造方法として、
業界に寄与するところは極めて大きいものである。
イバアレイはＶ溝３の底部に形成された接着剤注入用の
溝４を通じて注入された接着剤により光ファイバの先端
部の下面をＶ溝３に固定したものであるから、従来のも
のとは異なり接着剤が光ファイバの上側面に回り込むこ
とがない。このため、光ファイバの上側面を基準面とし
て利用する場合に極めて精度のよい芯合わせが可能とな
る。また本発明の光ファイバアレイの製造方法によれ
ば、上記のような光ファイバアレイを簡便にかつ精度よ
く製造することができる。よって本発明は従来の問題点
を解決した光ファイバアレイ及びその製造方法として、
業界に寄与するところは極めて大きいものである。
【図１】本発明の実施例の光ファイバアレイを示す斜視
図である。
図である。
【図２】要部を拡大して示す正面図である。
【図３】従来の光ファイバアレイを示す斜視図である。
１ Ｖ溝基板 ３ Ｖ溝 ４ 接着剤注入用の溝 ７ 仮押さえ基板
Claims (2)
- 【請求項１】 Ｖ溝基板に形成されたＶ溝に光ファイバ
の先端部を剥き出し状態のまま接着した光ファイバアレ
イにおいて、Ｖ溝の底部に接着剤注入用の溝が形成され
ており、接着剤により光ファイバの先端部の下面がＶ溝
に固定されていることを特徴とする光ファイバアレイ。 - 【請求項２】 底部に接着剤注入用の溝が形成されたＶ
溝を持つＶ溝基板のＶ溝内に光ファイバの先端部を挿入
し、仮押さえ基板によって光ファイバをＶ溝に接触させ
た状態で接着剤注入用の溝から接着剤を注入して光ファ
イバの下面をＶ溝に接着したうえ、仮押さえ基板を除去
することを特徴とする光ファイバアレイの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04268673A JP3129538B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 光ファイバアレイ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04268673A JP3129538B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 光ファイバアレイ及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06118262A true JPH06118262A (ja) | 1994-04-28 |
| JP3129538B2 JP3129538B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=17461809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04268673A Expired - Fee Related JP3129538B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 光ファイバアレイ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3129538B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5905831A (en) * | 1995-06-30 | 1999-05-18 | The Whitaker Corporation | Passive alignment frame using monocrystalline material |
| US5981975A (en) * | 1998-02-27 | 1999-11-09 | The Whitaker Corporation | On-chip alignment fiducials for surface emitting devices |
| US6085007A (en) * | 1998-02-27 | 2000-07-04 | Jiang; Ching-Long | Passive alignment member for vertical surface emitting/detecting device |
| US6222967B1 (en) | 1997-03-13 | 2001-04-24 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Packaging platform, optical module using the platform, and methods for producing the platform and the module |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP04268673A patent/JP3129538B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5905831A (en) * | 1995-06-30 | 1999-05-18 | The Whitaker Corporation | Passive alignment frame using monocrystalline material |
| US6222967B1 (en) | 1997-03-13 | 2001-04-24 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Packaging platform, optical module using the platform, and methods for producing the platform and the module |
| US5981975A (en) * | 1998-02-27 | 1999-11-09 | The Whitaker Corporation | On-chip alignment fiducials for surface emitting devices |
| US6085007A (en) * | 1998-02-27 | 2000-07-04 | Jiang; Ching-Long | Passive alignment member for vertical surface emitting/detecting device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3129538B2 (ja) | 2001-01-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001027 |
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