JPH05254462A - クローラ式走行体 - Google Patents

クローラ式走行体

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JPH05254462A
JPH05254462A JP4058121A JP5812192A JPH05254462A JP H05254462 A JPH05254462 A JP H05254462A JP 4058121 A JP4058121 A JP 4058121A JP 5812192 A JP5812192 A JP 5812192A JP H05254462 A JPH05254462 A JP H05254462A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 楔状シムなどの別部材を用いなくても、サイ
ドフレームを拡大させたときに、下ロ−ラの両フランジ
で荷重を受けられるようにする。 【構成】 トラックフレーム20の連結部21が遊嵌さ
れる嵌合孔31を有し、この嵌合孔31を介してトラッ
クフレーム20に対して側方にそれぞれ摺動可能なサイ
ドフレーム30と、サイドフレーム30を車幅拡大位置
と車幅縮小位置との間で駆動する駆動手段と、内側フラ
ンジ4aと外側フランジ4bとを有し、サイドフレーム
30の下面に回転可能に支持された下ロ−ラ4と、下ロ
−ラ4に案内されつつ駆動されるトラックシュー6とを
備えたクローラ式走行体において、連結部21上面に第
1の当接部41を突設する一方、嵌合孔31上面に第2
の当接部31aを突設し、サイドフレーム30が車幅拡
大位置に駆動されると、第2の当接部31aの下面が第
1の当接部41の上面と当接するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンや油圧ショベ
ルなどに代表される建設機械のクローラ式走行体に係
り、特にトラックフレームの両サイドにサイドフレーム
を幅方向に移動可能に設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図6はこの種のクローラ式走行体の一例
を示す全体構成図、図7はそのVII−VII線断面図であ
る。図において、トラックフレーム1の中央部には、旋
回ベアリング2が固着され、その上部に上部旋回体(不
図示)が旋回自在に支持される。またトラックフレーム
1の両側には、各一対の連結部1aが外側に張り出すよ
うに形成され、この連結部1aに左右一対のサイドフレ
ーム3がそれぞれ連結される。各サイドフレーム3の前
後部には、図示しない油圧駆動装置により回転駆動され
る駆動輪と遊動輪とがそれぞれ設けられるとともに、サ
イドフレーム3の下面側には、図7に示すように、内側
フランジ4aと外側フランジ4bとを有する複数の下ロ
−ラ4が上記駆動輪と遊動輪との間で回転可能に支持さ
れている。また、駆動輪と遊動輪にはトラックシュー6
が掛け回され、このトラックシュー6は駆動輪の回転に
より下ロ−ラ4とサイドフレーム3の上面側に設けられ
ている上ロ−ラ(不図示)とに案内されつつ駆動され
る。
【0003】サイドフレーム3にはまた、幅方向に開口
する前後一対の嵌合孔3aが形成され、これらの各嵌合
孔3aに上記トラックフレーム1の各連結部1aが摺動
自在に挿通される。ここで、トラックフレーム1の連結
部1aの高さ寸法Aと、サイドフレーム3の嵌合孔3a
の高さ寸法Bとは、図7に示すようにA<Bとなってい
る。図6の7は、左右のサイドフレーム3間に設けられ
た油圧シリンダで、この油圧シリンダ7のロッド側は左
方のサイドフレーム3に、ボトム側は右方のサイドフレ
ーム3にそれぞれ連結されている。したがって、油圧シ
リンダ7の伸縮により、各サイドフレーム3は、連結部
1aに案内されるようにしてトラックフレーム1に対し
図示実線で示す作業時位置(車幅拡大位置)と二点鎖線
で示す輸送時位置(車幅縮小位置)との間で移動可能と
される。
【0004】そして作業時には、サイドフレーム3を実
線で示す作業時位置に広げて車幅をW2で示す作業時幅
とし、これにより車両の安定性を図るとともに、輸送時
にはサイドフレーム3を図示二点鎖線で示す輸送時位置
に狭めて車幅をW1(<W2)で示す輸送時幅とし、こ
れにより輸送上の便宜を図っている。また、図7のLは
転倒支点間距離であり、一般には左右の下ロ−ラ4の外
側フランジ4b間の距離とされる。なお5は、サイドフ
レーム3の内側とトラックフレーム1との間に配設され
た4個の固定リンクで、各固定リンク5はそのガイド孔
をガイドピンに案内させつつサイドフレーム3の内側ま
たは外側への移動を案内するとともに、輸送時幅W1ま
たは作業時幅W2となったときのサイドフレーム3の外
れを防止する。
【0005】ところで、上述のように構成されたクロー
ラ式走行体においては、サイドフレーム3がトラックフ
レーム1に対し円滑に移動できるように嵌合孔3aは連
結部1aに遊嵌されている。このため、サイドフレーム
3を作業時位置まで広げた状態においては、トラックフ
レーム1に加わる荷重によってサイドフレーム3は下ロ
−ラ4の内側フランジ4aを中心として時計回り方向へ
回動するような回転力を受ける。このため、図7に示す
如く下ロ−ラ4の外側フランジ4bはトラックシュー6
から離間して上方に浮き上がり、トラックフレーム1に
加わる荷重により下ロ−ラ4の内側フランジ4aに多大
な面圧が加わるだけでなく、転倒支点間距離Lが下ロ−
ラ4の内側フランジ4a間の距離L’に短縮するという
問題がある。
【0006】そこで本出願人は、この問題を解決すべく
実公平1−21909号公報に開示されているようなク
ローラ走行体を先に提案した。これは、図8〜図10に
示すように、サイドフレーム11の嵌合孔11aの下面
を上面よりも短くするとともに、トラックフレーム1の
連結部1a上面と、嵌合孔11a上面に形成したテーパ
面11bとの間に楔状シム12を挿入し、これを図9お
よび図10に示すようにボルト13で固定するようにし
たものである。これによれば、サイドフレーム11を作
業時位置側に移動させたときに、下ロ−ラ4の両フラン
ジ4a,4bの周面が共にトラックシュー6に当接し、
広い範囲で荷重を受けることができるので、内側フラン
ジ4aのみに多大な荷重が作用する現象を防止できると
ともに、転倒支点間距離をLに保持できる。なお、サイ
ドフレーム11を輸送時位置に駆動するときには楔状シ
ム12は除去される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな楔状シム12を用いた場合、以下に示すような問題
点が生ずる。 (1)上記サイドフレーム11を移動させる都度、ボル
ト13により楔状シム12の着脱を行う必要があり、面
倒である。 (2)上記楔状シム12は輸送時には取外されるが、従
来は、この取外した楔状シム12を紛失防止のためクロ
ーラ走行体の別の箇所にボルト13にて固定す るようにしており、その作業に手間がかかる。(3)建
設機械の発進時および停止時に楔状シム12に多大な力
が作用してボルト13が緩み易い。 すなわち、上記トラックフレーム1およびサイドフレー
ム3は、溶接構造物のため製作精度に限界があり、図6
に示すように、嵌合孔3aと連結部1aとの間に必ず隙
間d1,d2が生ずる。このため、発進時には、走行駆
動装置を有するサイドフレーム3が上記隙間分だけトラ
ックフレーム1に先行して発進し、その後、嵌合孔3a
の壁面が連結部1aの側面に当接して初めてトラックフ
レーム1がサイドフレーム3と一体に動きだすことにな
る。また停止時には逆に、サイドフレーム3が停止した
後もトラックフレーム1は上記隙間分だけ動き、連結部
1aの側面が嵌合孔3aの壁面に当接して停止する。つ
まり、発進および停止の都度、トラックフレーム1は上
記隙間分だけサイドフレーム3に対して前後に移動する
ことになる。そして、上記楔状シム12は、トラックフ
レーム1とサイドフレーム3との間に設けられているか
ら、例えば図10のD1方向に発進する際には、サイド
フレーム3がトラックフレーム1に対してA方向へ移動
するために、楔状シム12にD2で示す方向の回転力が
作用し、また、停止の際にはB方向と逆方向の回転力が
作用する。このように発進,停止のたびに楔状シム12
に回転力が働くので、その繰返しによりボルト13が緩
み、ボルト13が外れて楔状シム12がずれたり外れた
りするおそれがある。 (4)図9に示すように、サイドフレーム11と楔状シ
ム12の当り面が傾斜しているため、接触面積が大きく
とれず、接触面のへたり、摩耗が促進される。
【0008】本発明の目的は、上述した楔状シムなどの
別部材を用いなくても、サイドフレームを作業時位置側
に移動させたときに、下ロ−ラの両フランジで荷重を受
けることが可能なクローラ式走行体を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明は、両側端に連結部21が
突設されたトラックフレーム20と、駆動輪および遊動
輪を回転可能に支持するとともに、連結部21が遊嵌さ
れる嵌合孔31を有し、この嵌合孔31を介してトラッ
クフレーム20に対して側方にそれぞれ摺動可能に配置
された左右一対のサイドフレーム30と、これらのサイ
ドフレーム30を所定の車幅拡大位置と車幅縮小位置と
の間で駆動する駆動手段7(図6)と、内側フランジ4
aと外側フランジ4bとを有し、駆動輪と遊動輪との間
でサイドフレーム30の下面に回転可能に支持された複
数の下ロ−ラ4と、駆動輪と遊動輪との間に掛け回さ
れ、駆動輪の回転によって少なくとも複数の下ロ−ラ4
に案内されつつ駆動されるトラックシュー6とを備えた
クローラ式走行体に適用される。そして、連結部21上
面の所定箇所に第1の当接部41を突設する一方、連結
部21の上面と対向する嵌合孔31上面の所定箇所に第
1の当接部41の上面と当接可能な第2の当接部31a
を突設し、サイドフレーム30が車幅縮小位置にあると
きには第1および第2の当接部41,31aは非接触状
態を保持し、サイドフレーム30が車幅拡大位置に駆動
されると、第2の当接部31aの下面が第1の当接部4
1の上面と当接してサイドフレーム30を、下ロ−ラ4
の両フランジ4a,4b周面が共にトラックシュー6の
内面に面接触する姿勢に保持するよう構成し、これによ
り上記問題点を解決する。
【0010】
【作用】サイドフレーム30を上記車幅拡大位置に駆動
すると、第2の当接部31aの下面が第1の当接部41
の上面と当接する。これにより、連結部21と嵌合孔3
1との上下方向の隙間の一部が第1,第2の当接部4
1,31aで埋められることになるから、トラックフレ
ーム20にかかる荷重によりサイドフレーム30に時計
回り方向の回転力が作用しても、サイドフレーム30が
回転することはない。したがって、下ロ−ラ4の両フラ
ンジ4a,4bの周面が共にトラックシュー6の内面に
面接触し、両フランジ4a,4bで荷重を受けることが
可能となる。
【0011】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0012】
【実施例】図1〜図4により、本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明に係るクローラ式走行体の要部を示
す上記図7に相当する断面図、図2はその一部を拡大し
て示す図、図3は図1のIII−III線に沿う矢視図であ
る。なお各図において、上記図6,図7と同様な箇所に
は同一の符号を付してある。符号20で示すトラックフ
レームには、上述したようにその中央部に旋回ベアリン
グ2(図6)が設けられるとともに、トラックフレーム
20の両側部には、各一対の連結部21が外側に張り出
すように形成され、連結部21の上板21aには、先端
側に略矩形形状の貫通孔HLが形成されている。21b
は、連結部21の底板21cに固着された支持板21d
を介して連結部21内の上記貫通孔HL直下に固定され
たブロック載置台であり、この載置台21b上には、図
3に示すような8角形のブロック41がシム42を介し
て上記貫通孔HLから上部に突出するように載置され
る。
【0013】ブロック41の前後左右方向の径は、貫通
孔HLの同方向の径と略同一とされ、これによりブロッ
ク41の前後左右方向の動きが貫通孔HLの壁面によっ
て拘束される。またブロック41には、その一端側(詳
しくは、連結部21の基端部側)上部に斜面41aが形
成されている。シム42は、シート状の部材を複数枚積
層して成り、その枚数を加減することによりブロック4
1上面の貫通孔HLからの突出量が調節可能とされる。
シム42の一端側は、図2に示すように載置台21bの
一端面に沿うように下方に折り曲げられている。43
は、シム42の抜け防止用ストッパであり、その折り曲
げ部43aがシム42の折り曲げ部に当接する状態でボ
ルト44により連結部21の上板21a下面に取付けら
れる。ここで、使用するシム42の枚数に応じて折り曲
げ部43aの位置を変える必要があるため、ストッパ4
3のボルト貫通孔43bは、長孔とされている。
【0014】一方、30は、上記トラックフレーム20
の連結部21に連結される左右一対のサイドフレーム
(図では一方のみ示してある)であり、各サイドフレー
ム30の下面側には、上述したように内側フランジ4a
と外側フランジ4bとを有する複数の下ロ−ラ4が取付
けられるとともに、サイドフレーム30の前後には、不
図示の油圧駆動装置により回転駆動される駆動輪と遊動
輪とが設けられている。また、駆動輪と遊動輪にはトラ
ックシュー6が掛け回され、このトラックシュー6は、
駆動輪の回転により下ロ−ラ4と、サイドフレーム30
の上面側に設けられた上ロ−ラ(不図示)とにより案内
されつつ駆動される。
【0015】サイドフレーム30にはまた、幅方向に開
口する前後一対の嵌合孔31(図では1個のみ示してあ
る)が形成され、これらの各嵌合孔31に上記トラック
フレーム20の各連結部21が摺動自在に挿通され、左
右のサイドフレーム30間に設けられた油圧シリンダ7
(図6)により、各サイドフレーム30が連結部21に
案内されるようにして上記作業時位置と輸送時位置との
間で移動可能とされる。
【0016】さらに、嵌合孔31の上面一端側には、上
記ブロック41に対応する箇所に突起部31aが設けら
れ、その車両前後方向の長さは、図3に示すようにブロ
ックの同方向の長さと略等しくされる。この突起部31
aは、サイドフレーム30が図4のように輸送時位置に
あるときには、上記ブロック41から離れた位置にあ
り、このとき突起部31a下面とトラックフレーム20
の連結部21上面との間隔d3は、ブロック41上面の
貫通孔HLからの突出量、すなわち連結部21の上面と
ブロック41の上面との間隔d4とほぼ等しくなるよう
にされる。
【0017】次に、実施例の動作を説明する。図4は輸
送時の状態を示し、このときの車幅は、図5にW2で示
す輸送時幅となっている。この状態で作業を開始するに
あたり、まず上記油圧シリンダ7を伸長させて左右一対
のサイドフレーム30を外側に移動させる。このとき、
トラックフレーム20の連結部21の上面とサイドフレ
ーム30の嵌合孔31の上面との間に隙間があり、また
油圧シリンダ7の伸長方向とサイドフレーム30の移動
方向が同一であるので、連結部21と嵌合孔31との摺
動抵抗は小さく、サイドフレーム30をスムーズに駆動
させることができ、したがって、油圧シリンダの駆動力
は比較的小さくて済む。
【0018】サイドフレーム30が作業時位置の直前に
達するとサイドフレームに時計回り方向の回転力が生じ
始め、このとき嵌合孔31の突起部31aがブロック4
1の斜面41aに当接し、その際、突起部31aは斜面
41aを介してブロック41を図示左方および下方に押
圧する。ここで、ブロック41の左側の面は貫通孔HL
の壁面に接しているのでブロック41の左方への移動は
禁止されるとともに、シム42によりブロック41の下
方への移動も禁止され、したがってブロック41は移動
せず、突起部31aは、斜面41a上を摺動しつつ左方
に移動し、サイドフレーム30が作業位置に達したとき
には、図1また図2に示すように、突起部31aの下面
がブロック41の上面と面接触する状態となる。
【0019】この状態で作業が行われるが、その際にト
ラックフレーム30に下方の荷重が作用してサイドフレ
ーム30に時計回り方向の回転力が加わっても、その力
を突起部31aとブロック41との当接面で受けること
ができるので、サイドフレーム30が時計回り方向に回
転することはなくサイドフレーム30はトラックフレー
ム20に対して平行に保持される。したがって、下ロ−
ラ4の両フランジ4a,4bの周面が共にトラックシュ
ー6の内面に面接触し、両フランジ4a,4bで荷重を
受けることが可能となり、内側フランジ4aのみに多大
な荷重が作用する現象を防止できるとともに、転倒支点
間距離を長くできる。また図3に示すように、上記ブロ
ック41および突起部31aは車両前後方向に摺動可能
なので、発進時や停止時にトラックフレーム20がサイ
ドフレーム30に対して前後方向に多少相対移動しても
何ら問題はない。
【0020】また作業が終了し、輸送するにあたって油
圧シリンダ7を収縮させると、サイドフレーム30が図
示右方に駆動される。このとき嵌合孔31の突起部31
aは、ブロック41上を摺動するが、突起部31aが斜
面41aの位置に達すると突起部31aとブロック41
とが非接触状態となり、以降はサイドフレーム30を輸
送時位置までスムーズに駆動できる。
【0021】以上の実施例の構成において、油圧シリン
ダ7が駆動手段を、ブロック41が第1の当接部を、突
起部31aが第2の当接部をそれぞれ構成する。
【0022】なお以上では、トラックフレーム20の連
結部21の上面に貫通孔HLを設け、ここからブロック
41を上方に突出させるようにしたが、例えば図5に示
すように、トラックフレーム20’の連結部21’に段
部を形成し、この段部とストッパ21Aとの間にブロッ
ク41を載置するようにしても上述と同様の作用効果が
得られる。また上述とは逆に、サイドフレームの嵌合孔
上面から下方に突出するようシムを介してブロックを設
ける一方、トラックフレームの連結部の上面に突起を設
け、サイドフレーム30が作業時位置に達したときに上
記ブロックが突起と当接するようにしてもよい。さらに
以上では、シート状部材を積層して成るシムを介してブ
ロックを載置するようにしたが、サイドフレーム30が
作業時位置に達したときに突起をブロックに密着させる
ことが可能であれば、シムの構成は問わない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
イドフレームが車幅拡大位置に駆動されたときに、サイ
ドフレームの嵌合孔に設けた第2の当接部がトラックフ
レームの連結部に設けた第1の当接部と当接することに
より、下ロ−ラの両フランジ周面が共にトラックシュー
の内面に面接触するようサイドフレームの姿勢を固定す
るようにしたので、従来のように別体の楔状シムを用い
ずとも、下ロ−ラの内側フランジのみに多大な荷重が作
用する現象を防止できるとともに、転倒支点間距離を長
く保持できる。したがって、楔状シムの着脱作業や保管
作業の手間が省けるとともに、発進時や停止時にサイド
フレームとトラックフレームとが多少相対移動しても第
1,第2の当接部は当接状態を保持し、何ら問題はな
い。また、上述した楔状シムの場合と異なり第1,第2
の当接部の当接面を大きくとることができるので、その
当接面の疲労や摩耗を最小限に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクローラ式走行体の要
部を示す断面図であり、サイドフレームが作業時位置に
ある状態を示す。
【図2】図1の一部分を拡大して示す図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】サイドフレームが輸送時位置にある状態を示す
断面図である。
【図5】別実施例を示す図1に相当する図である。
【図6】従来のクローラ式走行体の全体構成を示す平面
図である。
【図7】そのVII−VII線断面図である。
【図8】楔状シムを用いた従来例を示す断面図である。
【図9】図8の一部を拡大して示す図である。
【図10】図8の平面図である。
【符号の説明】
2 旋回ベアリング 4 下ロ−ラ 4a 内側フランジ 4b 外側フランジ 6 トラックシュー 7 油圧シリンダ 20 トラックフレーム 21 連結部 21b ブロック載置台 30 サイドフレーム 31 嵌合孔 31a 突起部 41 ブロック 41a 斜面 42 シム 43 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側端に連結部が突設されたトラックフ
    レームと、 駆動輪および遊動輪を回転可能に支持するとともに、前
    記連結部が遊嵌される嵌合孔を有し、この嵌合孔を介し
    て前記トラックフレームに対して側方にそれぞれ摺動可
    能に配置された左右一対のサイドフレームと、 これらのサイドフレームを所定の車幅拡大位置と車幅縮
    小位置との間で駆動する駆動手段と、 内側フランジと外側フランジとを有し、前記駆動輪と遊
    動輪との間で前記サイドフレームの下面に回転可能に支
    持された複数の下ロ−ラと、 前記駆動輪と遊動輪に掛け回され、駆動輪の回転によっ
    て少なくとも前記複数の下ロ−ラに案内されつつ駆動さ
    れるトラックシューとを備えたクローラ式走行体におい
    て、 前記連結部の上面には所定箇所に第1の当接部が突設さ
    れる一方、該連結部の上面と対向する前記嵌合孔の上面
    には、所定箇所に前記第1の当接部の上面と当接可能な
    第2の当接部が突設され、 前記サイドフレームが前記車幅縮小位置にあるときには
    前記第1および第2の当接部は非接触状態を保持し、サ
    イドフレームが前記車幅拡大位置に駆動されると、前記
    第2の当接部の下面が第1の当接部の上面と当接してサ
    イドフレームを、前記下ロ−ラの両フランジ周面が共に
    前記トラックシューの内面に面接触する姿勢に保持する
    よう構成したことを特徴とするクローラ式走行体。
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