JPH05253523A - 塗料塗布装置および塗料塗布方法 - Google Patents

塗料塗布装置および塗料塗布方法

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JPH05253523A
JPH05253523A JP5389392A JP5389392A JPH05253523A JP H05253523 A JPH05253523 A JP H05253523A JP 5389392 A JP5389392 A JP 5389392A JP 5389392 A JP5389392 A JP 5389392A JP H05253523 A JPH05253523 A JP H05253523A
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JP
Japan
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coating material
discharge nozzle
coated
spring
coating
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Application number
JP5389392A
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Inventor
Sumio Hashimoto
純男 橋本
Morio Tominaga
守雄 富永
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被塗布物の表面が平坦でない場合でも,塗料
吐出ノズルの摺動が円滑に行なえ,塗布されたペースト
等の塗料の線幅や膜厚を均一にできる塗布装置および塗
布方法を提供することを目的とする。 【構成】 塗料Pを充填したシリンジ21に吐出ノズル
20を接続した塗料供給部Sと,この塗料供給部Sの下
方に設けられた被塗布物保持体Hと,上記塗料供給部S
をばね14を介し吊上げた吊上具Tと,上記塗料供給部
Sに設けられ上記吐出ノズル20の先端部を基準として
被塗布物Bの外形に沿いガイドされる案内体17と,上
記塗料供給部Sと被塗布物保持体Hとを相対的に移動さ
せる手段とを備えた塗料塗布装置およびこの装置を用い
上記ばね14の張力を一定に保持しながら上記塗料供給
部Sの吐出ノズル20先端部を下方に設けた被塗布物保
持体Hに保持された被塗布物Bの外表面に接触させると
ともにこの被塗布物Bを案内体17で押さえ,上記塗料
供給部Sまたは被塗布物保持体Hを相対的に移動させ
て,被塗布物Bの外表面に塗料を塗布するようにした塗
料塗布方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被塗布物たとえば蛍光ラ
ンプなどのガラスバルブ表面に始動補助用としての導電
体や予熱用のヒータとしてのペースト等の塗料を塗布す
る装置および塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば蛍光ランプのガラスバルブ外面
にはバルブ軸に沿い予熱用のヒータとしての銀ペースト
を線状に塗布することが行われている。このペーストの
塗布はガラスバルブの表面とペーストを吐出するノズル
の先端部との間隔を一定にとり,バルブまたはノズルを
移動させて線引きするのが一般的である。しかしこの場
合,塗布されたペーストの線幅や膜厚は,上記バルブと
ノズルとの間隔,ノズルの吐出部の内径,移動速度,ペ
ーストの吐出圧力,ペーストの粘度などの条件で決ま
る。
【0003】しかし,上記バルブとノズルとの間隔を除
く他の条件のことは作業管理を行うことにより比較的容
易に解消できるが,バルブとノズルとの間隔の条件の解
消は簡単なようで,非常に難しいことである。これは,
直線状のガラスハルブでもあるが,ガラスバルブをUや
W字形あるいは環状形等に屈曲や湾曲させる熱加工を行
なうものではバルブ外面が偏平になったり,その外径が
変わるなどして必ずしも外面は平坦でなく,塗布作業時
バルブとノズルとの間隔が一定でなくなるため,塗布さ
れたペーストの線幅や膜厚が変化してしまうという問題
があった。
【0004】上記問題を解決する一手段として,先端が
被塗布物の表面を摺動するようにスプリングを有するノ
ズルが提案されているが,このものは摺動面やスプリン
グの周囲にペーストが固まって摺動困難になるため,高
い頻度での清掃が必要になる。また,シリンジ内に収容
したペーストの量が万杯のときと空に近いときとでは,
摺動面に加わる力が変化するため,塗布線幅や膜厚が変
わったり,ノズル先端の磨耗が大きかったり,塗布面に
傷を付ける等の問題があった。
【0005】また他の手段としては,描画する被塗布物
の表面高さを予め測定しておき,間隔を一定に保っよう
被塗布物かノズルを上下させながら線引きを行う方法も
あるが,被塗布物毎に測定をし直すなど,設備が高価で
作業時間も多くかかるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする問題点は描画する被塗布物の表面が平坦でない場
合や被塗布物の形状が不安定な場合,塗布されたペース
ト等の塗料の線幅や膜厚が安定せず所望の描画形状が得
られない,被塗布物の表面に傷が付く,ペーストが固ま
ってノズルの摺動が困難になる等のことがあり,この対
応には設備が高価となり作業時間も測定時間を要する等
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の塗料塗布装置は,塗料を収容したシリンジに吐出ノズ
ルを接続した塗料供給部と,この塗料供給部の下方に設
けられた被塗布物保持体と,上記塗料供給部をばねを介
し吊上げた吊上具と,上記塗料供給部と被塗布物保持体
とを相対的に移動させる手段とを具備したことを特徴と
している。
【0008】本発明の請求項2に記載の塗料塗布装置
は,塗料を収容したシリンジに吐出ノズルを接続した塗
料供給部と,この塗料供給部の下方に設けられた被塗布
物保持体と,上記塗料供給部をばねを介し吊上げた吊上
具と,上記塗料供給部に設けられ上記吐出ノズルの先端
部を基準として被塗布物の外形に沿いガイドされる案内
体と,上記塗料供給部と被塗布物保持体とを相対的に移
動させる手段とを具備したことを特徴としている。
【0009】本発明の請求項3に記載の塗料塗布装置
は,上記吐出ノズルの先端部にはこのノズルの移動方向
に切欠部が形成されていることを特徴としている。
【0010】本発明の請求項4に記載の塗料塗布方法
は,塗料を収容したシリンジに吐出ノズルを接続した塗
料供給部をばねを介し吊上げ,この塗料供給部の吐出ノ
ズルの先端部を下方に設けた被塗布物保持体に保持され
た被塗布物の外表面に接触させ,この塗料供給部または
被塗布物保持体を相対的に移動させて,被塗布物の外表
面に塗料を塗布するようにしたことを特徴としている。
【0011】本発明の請求項5に記載の塗料塗布方法
は,塗料を収容したシリンジに吐出ノズルを接続した塗
料供給部をばねを介し吊上げ,この塗料供給部の吐出ノ
ズルの先端部を下方に設けた被塗布物保持体に保持され
た被塗布物の外表面に接触させ,この被塗布物を上記塗
料供給部に吐出ノズルの先端部を基準として設けた被塗
布物の外形に沿いガイドする案内体で押さえ,この塗料
供給部または被塗布物保持体を相対的に移動させて,被
塗布物の外表面に塗料を塗布するようにしたことを特徴
としている。
【0012】
【作用】本発明ではシリンジに接続した吐出ノズルをば
ねを介し吊上げることにより,被塗布物の表面に凹凸が
あっても吐出ノズルが常に被塗布物の表面に略一定の力
で接触した状態であり,線幅や厚さが均一の線引きがで
きる。また,吐出ノズルまたは被塗布物を移動する際に
は吐出ノズルの先端を基準とした被塗布物の外形を検知
する案内体を設けたので,常時吐出ノズルは所定の被塗
布面を移動し所定の線引きを行わせることができる。
【0013】
【実施例】以下,本発明の実施例を被塗布物としてU字
形に屈曲してなる蛍光ランプのガラスバルブに始動予熱
用ヒータ(抵抗)としての銀ペーストを塗布する装置お
よび塗布方法について適用した場合について説明する。
図1および図2において1は装置のベッド,2はベッド
1から起立した支柱,3はこの支柱2上に設けたX軸ス
ライド基盤(ロボット),4はこのX軸スライド基盤3
上に設けられこのX軸スライド基盤と直交するY方向に
移動可能なY軸スライド基盤(ロボット),5はこのY
軸スライド基盤4の側面に固着されたL字形のプレート
で,このプレート5には上下のZ方向に移動可能なZ軸
スライドガイド6およびエアシリンダ7が取着されてい
る。
【0014】8はこのZ軸スライドガイド6により上下
方向に移動可能なコ字形のブラケットで,下方には軸9
を介しコ字形の回転ヘッド10が軸支されている。ま
た,31はブラケット8上に取付けられたモータで変速
機32を介して上記軸9と連結している。また,この回
転ヘッド10には巻上げプーリ11を連結した巻上げモ
ータ12と,このプーリ11に巻回されたワイヤ13の
中間部にばね14を介し吊上げられるとともにスライド
ガイド15により上下方向に移動可能に装着されたL字
形のスライド板16とが設けられ吊上具Tを構成してい
る。また,回転ヘッド10の下方には一対のエアシリン
ダ18,18が取着され,このエアシリンダ18,18
の支持軸にはそれぞれランプのバルブBを挾持案内する
ローラ17,17が設けられている。
【0015】また,このスライド板16にはブラケット
19を介し塗料供給部Sである先端に吐出ノズル20を
有し内部に銀ペーストPを入れたシリンジ21が取付け
られており,この吐出ノズル20の先端は上記一対のロ
ーラ17,17の開閉中心に位置するよう調整されてい
る。なお,図中22は上限センサ,23は下限センサ,
24はセンサトグ,25は上記シリンジ21内に圧力気
体を送るホースである。 また,ベッド1上にはレール
26,26が敷かれ,このレール26,26上にはクラ
ンプ30を介し被塗布物であるバルブBを挟持するばね
チヤック27,27および矢弦台28からなるバルブ保
持具29が4組設けられていて被塗装物保持体Hを構成
している。このバルブ保持具29はクランプ30上おい
て前後左右等に数mmの範囲で自由に移動でき,また,
クランプ30はレール26に係止できるよう図示しない
手段で構成されている。
【0016】また,図3に示すように上記ペーストP吐
出用のノズル20の先端部には線引き方向の後ろ側に切
欠部20Aが形成してある。
【0017】上記構成の塗布装置によるU字形蛍光ラン
プのガラスバルブB外面への銀ペーストPの塗布はつぎ
のようにして行う。まず,ベッド1上のランプ保持具2
9,29,…に設けた矢弦28上の所定位置にU字形ラ
ンプのバルブBを置きばねチヤック27,27でバルブ
Bを挟持させる。つぎに,エアシリンダ7を作動しZ軸
スライドガイド6に沿ってブラケット8を下降させる。
そして,回転ヘッド10の下方に取付けられたエアシリ
ンダ18,18を動作しローラ17,17の支持軸を互
いに内方に寄らせてローラ17,17間でバルブBの外
径部を挾むようにする。このとき,シリンジ21の吐出
ノズル20の先端がバルブB端部近くの銀ペーストPを
塗布する始点S(図4)面上の位置にあるよう合わせて
おく。
【0018】そして,U字形に屈曲したガラスバルブB
の中心に沿うU字を描くよう予め動きを設定しておいた
記憶装置(図示しない。)からの信号によりX軸スライ
ド基盤3およびY軸スライド基盤4を移動させるととも
に同じく記憶装置(図示しない。)からの信号によりモ
ータ31を制御し回転ヘッド10をも指向させ,図示し
ないディスペンサからシリンジ21内に所定圧力の気体
を送り銀ペーストPを吐出ノズル20先端から吐出させ
ヒータ用の抵抗線Rを引く。この吐出ノズル20(上記
回転ヘッド10)の縦横方向への移動は記憶装置からの
信号によるが,回転ヘッド10の下方に設けた常に開閉
中心をノズル20の先端に合わせた一対のローラ17,
17がバルブBの外側に沿ってその形状を検知しガイド
しながら進むので,バルブBの外径が部分的に変化して
もノズル20の先端は常にバルブBの中心に合ってい
る。また,個々のガラスバルブBの外形はU字形に屈曲
する際の加熱により少々の違いを生じ必ずしも同じにな
らないが,レール26上のランプ保持具29,29,…
を可動としたので少しの変形はバルブB側が動くことに
より吸収できる。また,吐出ノズル20は先端の切欠部
20Aが常に移動方向の後ろにありペーストPはこの切
欠部20Aから円滑に流れ出ていく。
【0019】上記は,バルブBの屈曲方向に対する吐出
ノズル20の動きであるが,バルブB上面と吐出ノズル
20先端との間隙への対応は図5に示すようにして行わ
れる。ペーストPの吐出を一定に行い均一の線幅および
膜厚を得るにはバルブB外表面に吐出ノズル20の先端
を僅かの接触圧で接触させながら移動していく必要があ
る。特にこの銀ペーストPは比重が約2.5と大きく,
たとえば50ccのシリンジ21内の銀ペーストPが満
杯時と空の状態でのシリンジ21の重さは125gの差
があるため,通常では接触圧が一定にはならない。この
重量差を吸収しないとノズル20の磨耗が激しかった
り,バルブB外表面に傷をつける要因にもなる。
【0020】そこで本発明では,図示のようにシリンジ
21等の塗料供給部Sを含むスライド板16をばね14
で吊り上げ,その張力を制御することによって常に一定
の力で吐出ノズル20がバルブB外表面に接触するよう
にした。この調整を図5を参照して説明すると,下限セ
ンサ23は吐出ノズル20の先端がこの位置より下方に
下がるとノズル20の先端が被塗布物であるバルブBに
強く当たったり不所望に押圧したりしてノズル20また
はバルブBを損傷するのを防ぐためのものであり,ま
た,上限センサ22はシリンジ21内の銀ペーストPの
残量が少なくなってきたことを検知するためのものであ
る。
【0021】シリンジ21内に銀ペーストPが満杯であ
るとスライド板16は下方に下がるがセンサトグ24が
L線上の下限センサ23に検知される。この検知によ
り,巻上げモータ12に信号が入り巻上げプーリ11が
回りワイヤ13により連結されたスライド板16が吊り
上げられる。この巻上げはばね14の張力がシリンジ2
1やスライド板16等の総重量以上になるとスライド板
16が上昇し,センサトグ24が上限センサ22に検知
された位置で停止させる。つぎに,巻上げプーリ11を
逆転しスライド板16のセンサトグ24が目標位置であ
るC線上に位置するまで下降させる。
【0022】この後,ランプ保持具29,29,…にラ
ンプのバルブBをセットすると,バルブBの外表面に当
接したシリンジ21の吐出ノズル20はばね14の張力
に抗してセンサトグ24がU線上の位置まで上がり塗布
を開始する。この場合凹凸のあるバルブBの外表面にお
いてU線上の位置が最も高いと仮定すると,吐出ノズル
20の先端がU線上の位置からL線上の位置の範囲であ
ればノズル20はその凹凸(T)に追従していき,上述
したようにノズル20の移動方向後方側の切欠部20A
からペーストPが流れ出て均一な線引き(抵抗線R)が
行われる。この塗布作業はランプバルブBを変える毎に
上記手段で繰返し行われシリンジ21内の銀ペーストP
は徐々に減ってシリンジ21側の重量が変わってくる
が,そのリミットは上限センサ22によって検知され,
シリンジ21側の設定位置C線より下げるか必要に応じ
ペーストPの補充を行えば作業が続行される。
【0023】さらに,上記ばね14の作用について図6
を参照して説明する。図6において縦軸は力F,横軸は
ばねの伸びXで,シリンジ21内に銀ペーストPが満杯
でノズル20がバルブB外表面の凹凸に追従したときの
ばね14の変化量を△X2 とし,空に近い状態でノズル
14がバルブB外表面の凹凸に追従したときのばね14
の変化量を△X1 とすると,ばねaにおいては△X2 に
相当する力Fの変化量は△Fa2 になり,△X1 に相当
する力Fの変化量は△Fa1 になる。このとき,ばね1
4の変化量△X2 =△X1 であれば力Fの変化量△Fa
2 =△Fa1 になる。したがって,ペーストPが満杯の
ときも,空に近いときも同一の接触圧でノズル20がバ
ルブB外表面に接触する。なお,力Fの変化量を小さく
するためにはばねbのようにばね定数を小さくすればよ
いことが解る。(△Fa1 が△Fb1 になり△Fa2 が
△Fb2 になる。)上述したように,本発明によればU
字形等に屈曲したガラスバルブへの銀ペーストの塗布に
あたり,水平方向の変形については外形に沿い移動する
案内体で吐出ノズルをガイドし常にバルブの中心軸上に
吐出ノズルが存るようにし,また,縦方向の高低につい
ては吐出ノズルをばねにより順応させノズルのバルブの
外表面への接触圧を常に一定になるようにし,かつ,ノ
ズル先端部の移動方向の後方側には切欠部を形成したの
で,ペーストの流れ出が円滑になり一定の線幅,膜厚の
ヒータ線Rの塗布ができるようになった。
【0024】なお,本発明は上記の実施例に限らず,本
発明の要旨を逸脱しない範囲で他に適用できることはい
うまでもなく,装置各部の具体的構成は種々変形可能で
ある。たとえば,塗料の比重が軽い材料ならばシリンジ
や吐出ノズルからなる塗料供給部を吊上げるワイヤの端
部を直接回転ヘッドに固定し,実施例のように巻上げモ
ータやプーリを設けなくてもよい。また,ばねはコイル
状に巻回したものに限らず他の形体のものでもよい。
【0025】また,回転ヘッドはブラケットに軸支させ
モータを駆動源として指向方向に回転するようにした
が,モータを用いずに圧力シリンダ等により向きを変え
るようにしてもよく,曲率が大きく案内体が支障なく進
む場合には何等駆動源を設けることなくブラケットに対
し回転ヘッドが自由に回転できるようにしても差支えな
い。
【0026】また,案内体は一対のローラで被塗布物を
挾むようにしたがローラに限らず被塗布物の外側を円滑
に摺動していく他の形体のものでもよく,被塗布物が幅
広などの場合は吐出ノズルのガイドが困難なので,記憶
装置(図示しない。)に予め記憶させておいた信号によ
りモータ等を制御し,回転ヘッドを所定方向に移動させ
吐出ノズルから非直線状の線引きを行うようにしてもよ
い。また,上記実施例では被塗布物側を固定し吐出ノズ
ル側を移動させたがこれに限らず,被塗布物をセットし
た保持具側をレール上で移動させたりあるいは両者を相
対的に移動させてもよく,少なくとも一方が移動できれ
ばよく,被塗布物の形状に応じ適宜選べばよい。また,
塗料供給部の構造はシリンジ部と吐出ノズル部とが一体
のものに限らず,この吐出ノズルの先端の切欠部もノズ
ル移動方向の前後に形成してもよく,塗料の押し出しも
スクリュー方式等でもさしつかえない。
【0027】さらに,上記実施例ではU字形に屈曲した
蛍光ランプのバルブにヒータ(抵抗)を形成する銀ペー
ストを塗布する場合について述べたが,塗料としては銀
ペーストに限らずペイントなど油脂系や合成樹脂系等の
各種の材料からなる塗料であってもよく,さらに,蛍光
ランプに限らず他のランプやランプ以外のものへの適用
も可能である。
【0028】さらにまた,被塗布装物の形状もU字形や
W字形等の屈曲や折曲したものに限らず,長方形等の幅
広のものに線を描く場合や表面が波状のもの等であって
もよく,被塗布物の形状から吐出ノズルを所定移動方向
に指向させる検知体も被塗布物の外形を挾むものに限ら
ない。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば,被
塗布物の塗布面が平坦の場合はもちろん,平坦でなく凹
凸等の高低があっても,シリンジ内の塗料の量が変化し
ても安定した接触圧で先端の一部を切欠した吐出ノズル
が被塗布物の塗布面に常に接触しているので,線幅やそ
の厚さにばらつきがでることがなく,均一な線引きがで
きる。
【0030】また,載置された被塗布物の水平方向の変
形については被塗布物の外形に沿い移動するガイドで吐
出ノズルを案内し常にバルブの中心に吐出ノズルが存る
ようにしたので,被塗布物の外形が変形していても常に
被塗布物の中心に塗料を塗布できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布装置の実施例を示す側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】要部を示す拡大側面図。
【図4】被塗装物であるU字形蛍光ランプを示す上面
図。
【図5】本発明装置の要部を示す側面図。
【図6】本発明に使用するばねの特性を示す説明図。
【符号の説明】
B 被塗布物(ガラスバルブ) H 被塗布物保持体 R ヒータ線(抵抗線) S 塗料供給部 T 吊上具 3 X軸スライド基盤 4 Y軸スライド基盤 5 プレート 8 ブラケット 9 軸 10 回転ヘッド 13 ワイヤ 14 ばね 16 スライド板 17 案内体(ローラ) 19 ブラケット 20 ノズル 21 シリンジ 29 被塗布物保持具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料を収容したシリンジに吐出ノズルを
    接続した塗料供給部と,この塗料供給部の下方に設けら
    れた被塗布物保持体と,上記塗料供給部をばねを介し吊
    上げた吊上具と,上記塗料供給部と被塗布物保持体とを
    相対的に移動させる手段とを具備したことを特徴とする
    塗料塗布装置。
  2. 【請求項2】 塗料を収容したシリンジに吐出ノズルを
    接続した塗料供給部と,この塗料供給部の下方に設けら
    れた被塗布物保持体と,上記塗料供給部をばねを介し吊
    上げた吊上具と,上記塗料供給部に設けられ上記吐出ノ
    ズルの先端部を基準として被塗布物の外形に沿いガイド
    される案内体と,上記塗料供給部と被塗布物保持体とを
    相対的に移動させる手段とを具備したことを特徴とする
    塗料塗布装置。
  3. 【請求項3】 上記吐出ノズルの先端部にはこのノズル
    の移動方向に切欠部が形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項2の塗料塗布装置。
  4. 【請求項4】 塗料を収容したシリンジに吐出ノズルを
    接続した塗料供給部をばねを介し吊上げ,この塗料供給
    部の吐出ノズルの先端部を下方に設けた被塗布物保持体
    に保持された被塗布物の外表面に接触させ,この塗料供
    給部または被塗布物保持体を相対的に移動させて,被塗
    布物の外表面に塗料を塗布するようにしたことを特徴と
    する塗料塗布方法。
  5. 【請求項5】 塗料を収容したシリンジに吐出ノズルを
    接続した塗料供給部をばねを介し吊上げ,この塗料供給
    部の吐出ノズルの先端部を下方に設けた被塗布物保持体
    に保持された被塗布物の外表面に接触させ,この被塗布
    物を上記塗料供給部に吐出ノズルの先端部を基準として
    設けた被塗布物の外形に沿いガイドする案内体で押さ
    え,この塗料供給部または被塗布物保持体を相対的に移
    動させて,被塗布物の外表面に塗料を塗布するようにし
    たことを特徴とする塗料塗布方法。
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