JPH09150429A - プレスロール装置 - Google Patents
プレスロール装置Info
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- JPH09150429A JPH09150429A JP31041495A JP31041495A JPH09150429A JP H09150429 A JPH09150429 A JP H09150429A JP 31041495 A JP31041495 A JP 31041495A JP 31041495 A JP31041495 A JP 31041495A JP H09150429 A JPH09150429 A JP H09150429A
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- JP
- Japan
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- press roll
- roll
- press
- guide rail
- chock
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレスロールの交換を容易、迅速かつ安全に
行うことができるプレスロール装置を提供する。 【解決手段】 プレスロール５と、プレスロール５の軸
を支持する図示しない軸受けを内蔵するチョック６と、
そのチョック６と着脱可能な支持台３０と、チョック６
の下面に設けられたＶ突起１１および支持台３０の上面
に設けられたＶ溝１２と、支持台３０と連結されたピス
トンロッド２３によりチョック６を介してプレスロール
５を押圧する押圧シリンダ７と、一端は回動可能に固定
され、他端は傾動シリンダ９に連結されて鉛直方向に昇
降されることにより水平方向からわずかに傾斜されるガ
イドレール１０とから構成されている。
行うことができるプレスロール装置を提供する。 【解決手段】 プレスロール５と、プレスロール５の軸
を支持する図示しない軸受けを内蔵するチョック６と、
そのチョック６と着脱可能な支持台３０と、チョック６
の下面に設けられたＶ突起１１および支持台３０の上面
に設けられたＶ溝１２と、支持台３０と連結されたピス
トンロッド２３によりチョック６を介してプレスロール
５を押圧する押圧シリンダ７と、一端は回動可能に固定
され、他端は傾動シリンダ９に連結されて鉛直方向に昇
降されることにより水平方向からわずかに傾斜されるガ
イドレール１０とから構成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレンダのプレス
ロールを交換することができるプレスロール装置に関す
るものである。
ロールを交換することができるプレスロール装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】カレンダは、数本の加熱ロールを配列し
た圧延成形機械で、主として塩化ビニル樹脂を使用して
フィルムやシートを成形したり、布や紙などの基布材に
プラスチックを被覆するのに使用する装置である。加熱
ロールは一般に２〜４本を組み合わせ、その配列には、
直立２本形、傾斜２本形、直立３本形、傾斜３本形、Ｌ
字形、逆Ｌ字形、Ｚ字形、傾斜Ｚ字形、Ｍ字形などがあ
る。また、プレスロールは、カレンダで圧延されるプラ
スチックシートと、基布材とを張り合わせるために、最
終カレンダロールに押圧されるゴムロールである。
た圧延成形機械で、主として塩化ビニル樹脂を使用して
フィルムやシートを成形したり、布や紙などの基布材に
プラスチックを被覆するのに使用する装置である。加熱
ロールは一般に２〜４本を組み合わせ、その配列には、
直立２本形、傾斜２本形、直立３本形、傾斜３本形、Ｌ
字形、逆Ｌ字形、Ｚ字形、傾斜Ｚ字形、Ｍ字形などがあ
る。また、プレスロールは、カレンダで圧延されるプラ
スチックシートと、基布材とを張り合わせるために、最
終カレンダロールに押圧されるゴムロールである。
【０００３】図４にプレスロールを有する逆Ｌ字形カレ
ンダの概念断面図を示す。前工程からカレンダ１に送ら
れてきた樹脂は、No.1ロール１５とNo.2ロール１６との
間でバンク（樹脂溜まり）１８を形成し、そこからNo.2
ロール１６、No.3ロール１７、No.4ロール（最終カレン
ダロール）４と圧延されることによりプラスチックシー
ト２が成形される。最終カレンダロール４の下方に送ら
れてきたプラスチックシート２は、プレスロール５の前
工程から送られてきた基布材３と、その接点で張り合わ
され、テイクオフロール１９を通って、後工程へと送ら
れる。
ンダの概念断面図を示す。前工程からカレンダ１に送ら
れてきた樹脂は、No.1ロール１５とNo.2ロール１６との
間でバンク（樹脂溜まり）１８を形成し、そこからNo.2
ロール１６、No.3ロール１７、No.4ロール（最終カレン
ダロール）４と圧延されることによりプラスチックシー
ト２が成形される。最終カレンダロール４の下方に送ら
れてきたプラスチックシート２は、プレスロール５の前
工程から送られてきた基布材３と、その接点で張り合わ
され、テイクオフロール１９を通って、後工程へと送ら
れる。
【０００４】図５に従来のプレスロール装置の図を示
す。（Ａ）はその正面図であり、（Ｂ）はその側面図で
ある。なお、図を見やすくするために、プレスロール５
は一点鎖線で示し、プラスチックシートおよび基布材は
省略する。これらの図に示すように、プレスロール装置
は左右対称にカレンダ１の内側に固定される二つのプレ
スロールユニット２０，２０を有している。そして、プ
レスロール５の軸の両側を、図示しない軸受けを内蔵す
る軸受け箱（以下、チョックという）６で支持し、さら
にそのチョック６を支持台２１で支持し、ブラケット２
２，２２でその両側を挟んでいる。また、支持台２１に
連結されたピストンロッド２３によりチョック６を介し
てプレスロール５を押圧するシリンダ７と、ピストンロ
ッド２３と平行に設けられたピストンガイド２４とによ
り、プレスロール５を水平に維持しながら昇降できるよ
うになっている。シリンダ７およびピストンガイド２４
のガイド案内部材２５はユニット板２６に固定され、そ
のユニット板２６がカレンダ１の内側に固定されてい
る。また、プレスロール５の交換時に、プレスロール５
の軸の両端部に設けられた溝２７でプレスロール５を転
動可能に支持するガイドレール１０は、ガイドレール支
持部材２８により、一端はユニット板２６に固定され、
他端はカレンダ１の内壁に直接固定されて水平に維持さ
れている。なお、ガイドレール１０の両端には、プレス
ロール５のストッパ２９が設けられている。
す。（Ａ）はその正面図であり、（Ｂ）はその側面図で
ある。なお、図を見やすくするために、プレスロール５
は一点鎖線で示し、プラスチックシートおよび基布材は
省略する。これらの図に示すように、プレスロール装置
は左右対称にカレンダ１の内側に固定される二つのプレ
スロールユニット２０，２０を有している。そして、プ
レスロール５の軸の両側を、図示しない軸受けを内蔵す
る軸受け箱（以下、チョックという）６で支持し、さら
にそのチョック６を支持台２１で支持し、ブラケット２
２，２２でその両側を挟んでいる。また、支持台２１に
連結されたピストンロッド２３によりチョック６を介し
てプレスロール５を押圧するシリンダ７と、ピストンロ
ッド２３と平行に設けられたピストンガイド２４とによ
り、プレスロール５を水平に維持しながら昇降できるよ
うになっている。シリンダ７およびピストンガイド２４
のガイド案内部材２５はユニット板２６に固定され、そ
のユニット板２６がカレンダ１の内側に固定されてい
る。また、プレスロール５の交換時に、プレスロール５
の軸の両端部に設けられた溝２７でプレスロール５を転
動可能に支持するガイドレール１０は、ガイドレール支
持部材２８により、一端はユニット板２６に固定され、
他端はカレンダ１の内壁に直接固定されて水平に維持さ
れている。なお、ガイドレール１０の両端には、プレス
ロール５のストッパ２９が設けられている。
【０００５】プレスロール５は一般にゴムロールである
ため、劣化し易く、随時交換する必要がある。プレスロ
ール５を交換するときの様子を図６に示す。図５に示す
押圧状態から、ピストンロッド２３を下降すると、プレ
スロール５、チョック６、支持台２１およびブラケット
２２が一体となって、プレスロール５の溝２７がガイド
レール１０上に載るまで下降する。さらに、プレスロー
ル５およびチョック６をガイドレール１０上に残したま
ま、支持台２１およびブラケット２２を、プレスロール
５およびチョック６と干渉しない位置まで下降させる。
その状態で、作業員がカレンダ１の内側に入り込み、プ
レスロール５をチョック６とともにガイドレール１０上
を転動させて取り出せる位置まで横移動させる。そこ
で、フォークリフトなどで持ち上げて交換するプレスロ
ール５を取り外し、新しいプレスロール５をガイドレー
ル１０上に載せる。再び作業員がプレスロール５を転動
させて横移動させ、ブラケット２２に取り付けてから、
ピストンロッド２３を上昇させる。
ため、劣化し易く、随時交換する必要がある。プレスロ
ール５を交換するときの様子を図６に示す。図５に示す
押圧状態から、ピストンロッド２３を下降すると、プレ
スロール５、チョック６、支持台２１およびブラケット
２２が一体となって、プレスロール５の溝２７がガイド
レール１０上に載るまで下降する。さらに、プレスロー
ル５およびチョック６をガイドレール１０上に残したま
ま、支持台２１およびブラケット２２を、プレスロール
５およびチョック６と干渉しない位置まで下降させる。
その状態で、作業員がカレンダ１の内側に入り込み、プ
レスロール５をチョック６とともにガイドレール１０上
を転動させて取り出せる位置まで横移動させる。そこ
で、フォークリフトなどで持ち上げて交換するプレスロ
ール５を取り外し、新しいプレスロール５をガイドレー
ル１０上に載せる。再び作業員がプレスロール５を転動
させて横移動させ、ブラケット２２に取り付けてから、
ピストンロッド２３を上昇させる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したプレ
スロール装置では、プレスロールを交換するときに、プ
レスロールを転動させるために、作業員がカレンダの内
側の狭い所に入らなければならない。また、上方にはカ
レンダロールがあるため作業性が著しく低下する。さら
に、プレスロールの位置決めを目視で確認しながら手作
業で行っているため、時間がかかり作業効率が低下す
る、などの問題があった。
スロール装置では、プレスロールを交換するときに、プ
レスロールを転動させるために、作業員がカレンダの内
側の狭い所に入らなければならない。また、上方にはカ
レンダロールがあるため作業性が著しく低下する。さら
に、プレスロールの位置決めを目視で確認しながら手作
業で行っているため、時間がかかり作業効率が低下す
る、などの問題があった。
【０００７】本発明は、前記課題を解決するために創案
されたものである。すなわち、プレスロールの交換を容
易、迅速かつ確実に行うことができるプレスロール装置
を提供することを目的とする。
されたものである。すなわち、プレスロールの交換を容
易、迅速かつ確実に行うことができるプレスロール装置
を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カレン
ダで圧延されるプラスチックシートと基布材とを張り合
わせるべく最終カレンダロールにプレスロールを押圧す
るとともに、プレスロールを最終カレンダロールの下方
から横移動させて交換することができるプレスロール装
置であって、前記プレスロールの軸を支持する軸受けを
内蔵する軸受け箱と、プレスロールを最終カレンダロー
ルの下方まで横移動させたときに、軸受け箱の横移動方
向の位置を規制する位置決め手段と、その軸受け箱を介
してプレスロールを押圧する押圧シリンダと、一端は回
動可能に固定され、他端は昇降手段に連結されて鉛直方
向に昇降されることにより水平方向からわずかに傾斜さ
れるガイドレールと、からなり、そのガイドレールで前
記プレスロールの軸の両端部を支持し、ガイドレールを
傾斜させることにより、ガイドレールの一端から他端ま
でプレスロールを横移動させて交換する、ことを特徴と
するプレスロール装置が提供される。
ダで圧延されるプラスチックシートと基布材とを張り合
わせるべく最終カレンダロールにプレスロールを押圧す
るとともに、プレスロールを最終カレンダロールの下方
から横移動させて交換することができるプレスロール装
置であって、前記プレスロールの軸を支持する軸受けを
内蔵する軸受け箱と、プレスロールを最終カレンダロー
ルの下方まで横移動させたときに、軸受け箱の横移動方
向の位置を規制する位置決め手段と、その軸受け箱を介
してプレスロールを押圧する押圧シリンダと、一端は回
動可能に固定され、他端は昇降手段に連結されて鉛直方
向に昇降されることにより水平方向からわずかに傾斜さ
れるガイドレールと、からなり、そのガイドレールで前
記プレスロールの軸の両端部を支持し、ガイドレールを
傾斜させることにより、ガイドレールの一端から他端ま
でプレスロールを横移動させて交換する、ことを特徴と
するプレスロール装置が提供される。
【０００９】本発明の好ましい実施の形態によれば、前
記位置決め手段は、前記軸受け箱の下面または前記押圧
シリンダのピストンロッドの先端のいずれか一方に設け
られた凸部と、その他方に設けられ一方の凸部と嵌合す
る凹部とからなる。
記位置決め手段は、前記軸受け箱の下面または前記押圧
シリンダのピストンロッドの先端のいずれか一方に設け
られた凸部と、その他方に設けられ一方の凸部と嵌合す
る凹部とからなる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図１から図３を参照して説明する。なお、各図にお
いて従来と共通する部分には同じ符号を付して使用す
る。
態を図１から図３を参照して説明する。なお、各図にお
いて従来と共通する部分には同じ符号を付して使用す
る。
【００１１】図１は本発明のプレスロール装置の側面図
であり、図２はプレスロールを交換するときの図であ
る。なお、図を見やすくするために、プレスロール５は
一点鎖線で示し、プラスチックシートおよび基布材は省
略する。これらの図に示すプレスロール装置は、プレス
ロール５と、プレスロール５の軸を支持する図示しない
軸受けを内蔵するチョック６と、そのチョック６と着脱
可能な支持台３０と、チョック６の下面に設けられたＶ
突起１１および支持台３０の上面に設けられたＶ溝１２
と、支持台３０と連結されたピストンロッド２３により
チョック６を介してプレスロール５を押圧する押圧シリ
ンダ７と、一端は回動可能に固定され、他端は昇降手段
としての傾動シリンダ９に連結されて鉛直方向に昇降さ
れることにより水平方向からわずかに傾斜されるガイド
レール１０とから構成され、前記チョック６のＶ突起１
１および支持台３０のＶ溝１２が、プレスロール５を最
終カレンダロール４の下方まで横移動させたときに、チ
ョック６の横移動方向の位置を規制する位置決め手段８
となっている。
であり、図２はプレスロールを交換するときの図であ
る。なお、図を見やすくするために、プレスロール５は
一点鎖線で示し、プラスチックシートおよび基布材は省
略する。これらの図に示すプレスロール装置は、プレス
ロール５と、プレスロール５の軸を支持する図示しない
軸受けを内蔵するチョック６と、そのチョック６と着脱
可能な支持台３０と、チョック６の下面に設けられたＶ
突起１１および支持台３０の上面に設けられたＶ溝１２
と、支持台３０と連結されたピストンロッド２３により
チョック６を介してプレスロール５を押圧する押圧シリ
ンダ７と、一端は回動可能に固定され、他端は昇降手段
としての傾動シリンダ９に連結されて鉛直方向に昇降さ
れることにより水平方向からわずかに傾斜されるガイド
レール１０とから構成され、前記チョック６のＶ突起１
１および支持台３０のＶ溝１２が、プレスロール５を最
終カレンダロール４の下方まで横移動させたときに、チ
ョック６の横移動方向の位置を規制する位置決め手段８
となっている。
【００１２】チョック６には、上述したように、その下
面にＶ突起１１が設けられており、プレスロール５を最
終カレンダロール４の下方まで横移動させたときに、そ
のＶ突起１１が支持台３０のＶ溝１２に嵌合することに
より、チョック６の横移動方向の位置が規制されて容易
に位置決めできる。なお、チョック６の重心を下げて、
Ｖ突起１１が常に下になるようにしてもよい。
面にＶ突起１１が設けられており、プレスロール５を最
終カレンダロール４の下方まで横移動させたときに、そ
のＶ突起１１が支持台３０のＶ溝１２に嵌合することに
より、チョック６の横移動方向の位置が規制されて容易
に位置決めできる。なお、チョック６の重心を下げて、
Ｖ突起１１が常に下になるようにしてもよい。
【００１３】支持台３０の上面には、上述したように、
Ｖ溝１２が設けられるとともに、プレスロール５の転落
を防止するチョックストッパ３１が固定されている。ま
た、支持台３０の下面には、ピストンロッド２３の先端
金物と、ピストンロッド２３の両側に平行に設けられる
ピストンガイド２４の先端とが固着されている。
Ｖ溝１２が設けられるとともに、プレスロール５の転落
を防止するチョックストッパ３１が固定されている。ま
た、支持台３０の下面には、ピストンロッド２３の先端
金物と、ピストンロッド２３の両側に平行に設けられる
ピストンガイド２４の先端とが固着されている。
【００１４】ガイドレール１０は、図２に示すように、
その一端はピン３２でガイドレール支持部材２８に回動
可能に固定され、その他端は傾動シリンダ９や偏心カム
（図示せず）などの昇降手段に連結されておよそ５〜１
０mmの範囲で昇降できるようになっている。また、その
両端にはプレスロール６のストッパ２９，２９が設けら
れている。
その一端はピン３２でガイドレール支持部材２８に回動
可能に固定され、その他端は傾動シリンダ９や偏心カム
（図示せず）などの昇降手段に連結されておよそ５〜１
０mmの範囲で昇降できるようになっている。また、その
両端にはプレスロール６のストッパ２９，２９が設けら
れている。
【００１５】なお、押圧シリンダ７、ピストンガイド２
４のガイド案内部材２５およびガイドレール支持部材２
８は、ユニット板２６に固定され、傾動シリンダ９はカ
レンダ１に固定されている。
４のガイド案内部材２５およびガイドレール支持部材２
８は、ユニット板２６に固定され、傾動シリンダ９はカ
レンダ１に固定されている。
【００１６】プレスロール５を交換するときには、図１
の押圧状態から、押圧シリンダ７を作動させてピストン
ロッド２３を下げていくと、支持台３０、チョック６お
よびプレスロール５が一体となって、ピストンガイド２
４により水平に維持されたまま下降する。さらにピスト
ンロッド２３を下げていくと、図５（Ａ）で説明したの
と同様に、プレスロール５の溝２７が、ガイドレール１
０上に載る。その後、プレスロール５およびチョック６
をガイドレール１０上に残したまま、チョック６のＶ突
起１１が支持台３０のＶ溝１２から完全に外れる位置ま
で下降させて押圧シリンダ７を停止させる。
の押圧状態から、押圧シリンダ７を作動させてピストン
ロッド２３を下げていくと、支持台３０、チョック６お
よびプレスロール５が一体となって、ピストンガイド２
４により水平に維持されたまま下降する。さらにピスト
ンロッド２３を下げていくと、図５（Ａ）で説明したの
と同様に、プレスロール５の溝２７が、ガイドレール１
０上に載る。その後、プレスロール５およびチョック６
をガイドレール１０上に残したまま、チョック６のＶ突
起１１が支持台３０のＶ溝１２から完全に外れる位置ま
で下降させて押圧シリンダ７を停止させる。
【００１７】次に、傾動シリンダ９を作動させて、ガイ
ドレール１０の端部を５〜１０mm下降しガイドレール１
０を傾斜させると、プレスロール５がガイドレール１０
上を転動して横移動し、ストッパ２９と衝突して停止す
る。このとき、徐々にガイドレール１０の端部を上昇さ
せるなど、傾動シリンダ９を制御することにより、プレ
スロール５の速度を調節し、ストッパ２９にかかる荷重
が少なくなるようにしたり、ガイドレール１０の端部に
ちょうど静止するようにしてもよい。
ドレール１０の端部を５〜１０mm下降しガイドレール１
０を傾斜させると、プレスロール５がガイドレール１０
上を転動して横移動し、ストッパ２９と衝突して停止す
る。このとき、徐々にガイドレール１０の端部を上昇さ
せるなど、傾動シリンダ９を制御することにより、プレ
スロール５の速度を調節し、ストッパ２９にかかる荷重
が少なくなるようにしたり、ガイドレール１０の端部に
ちょうど静止するようにしてもよい。
【００１８】その後、フォークリフトなどで持ち上げて
交換するプレスロール５を取り外し、新しいものと載せ
換える。ガイドレール１０を傾斜させ、プレスロール５
を支持台３０の上方まで転動させてストッパ２９で停止
させる。その状態で、押圧シリンダ７を作動させてピス
トンロッド２３を上昇させると、支持台３０のＶ溝１２
とチョック６のＶ突起１１が嵌合して、プレスロール５
の位置決めをするとともにチョック６を支持し、プレス
ロール５およびチョック６を安定して上昇させることが
できる。プレスロール５が所定の位置まで上昇したら、
押圧シリンダ７を停止させる。
交換するプレスロール５を取り外し、新しいものと載せ
換える。ガイドレール１０を傾斜させ、プレスロール５
を支持台３０の上方まで転動させてストッパ２９で停止
させる。その状態で、押圧シリンダ７を作動させてピス
トンロッド２３を上昇させると、支持台３０のＶ溝１２
とチョック６のＶ突起１１が嵌合して、プレスロール５
の位置決めをするとともにチョック６を支持し、プレス
ロール５およびチョック６を安定して上昇させることが
できる。プレスロール５が所定の位置まで上昇したら、
押圧シリンダ７を停止させる。
【００１９】したがって、本発明のプレスロール装置に
よれば、プレスロール５を交換するときに、作業員がカ
レンダ１の狭い所に入る必要がなく、プレスロール５の
位置決めに手間取ることもない。
よれば、プレスロール５を交換するときに、作業員がカ
レンダ１の狭い所に入る必要がなく、プレスロール５の
位置決めに手間取ることもない。
【００２０】また、位置決め手段８は、支持台３０にＶ
突起を設け、チョック６にＶ溝を設けるようにしてもよ
いし、図３に示すように、チョック６の下面に孔１３を
穿孔し、先端にテーパを有しチョックの孔と嵌合するピ
ン１４を設けるようにしてもよい。さらに、凹凸の形状
を換えたり、数を増やしたりすることもできる。
突起を設け、チョック６にＶ溝を設けるようにしてもよ
いし、図３に示すように、チョック６の下面に孔１３を
穿孔し、先端にテーパを有しチョックの孔と嵌合するピ
ン１４を設けるようにしてもよい。さらに、凹凸の形状
を換えたり、数を増やしたりすることもできる。
【００２１】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更でき
ることは勿論である。
されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更でき
ることは勿論である。
【００２２】
【発明の効果】上述したように、本発明のプレスロール
装置によれば、プレスロールの位置決め手段を設けたこ
とにより、プレスロールを移動させて、支持台を上昇さ
せるだけで容易かつ迅速に位置決めをすることができ
る。また、ガイドレールを傾斜させることにより、作業
員がカレンダの狭い所に入ることなく、容易、迅速かつ
確実にプレスロールを交換することができる、などの優
れた効果を有する。
装置によれば、プレスロールの位置決め手段を設けたこ
とにより、プレスロールを移動させて、支持台を上昇さ
せるだけで容易かつ迅速に位置決めをすることができ
る。また、ガイドレールを傾斜させることにより、作業
員がカレンダの狭い所に入ることなく、容易、迅速かつ
確実にプレスロールを交換することができる、などの優
れた効果を有する。
【図１】本発明のプレスロール装置の側面図である。
【図２】プレスロールを交換するときの図である。
【図３】位置決め手段の他の実施の形態を示す図であ
る。
る。
【図４】従来のプレスロールを有する逆Ｌ字形カレンダ
の概念断面図である。
の概念断面図である。
【図５】従来のプレスロール装置を示す図であり、
（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその側面図である。
（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその側面図である。
【図６】従来のプレスロールを交換するときの図であ
る。
る。
１ カレンダ ２ プラスチックシート ３ 基布材 ４ 最終カレンダロール（No.4ロール） ５ プレスロール ６ チョック ７ 押圧シリンダ ８ 位置決め手段 ９ 傾動シリンダ １０ ガイドレール １１ Ｖ突起（凸部） １２ Ｖ溝（凹部） １３ 孔 １４ ピン １５ No.1ロール １６ No.2ロール １７ No.3ロール １８ バンク １９ テイクオフロール ２０ プレスロールユニット ２１，３０ 支持台 ２２ ブラケット ２３ ピストンロッド ２４ ピストンガイド ２５ ガイド案内部材 ２６ ユニット板 ２７ 溝 ２８ ガイドレール支持部材 ２９ ストッパ ３１ チョックストッパ ３２ ピン
フロントページの続き (72)発明者 清水 克己 神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内
Claims (2)
- 【請求項１】 カレンダで圧延されるプラスチックシー
トと基布材とを張り合わせるべく最終カレンダロールに
プレスロールを押圧するとともに、プレスロールを最終
カレンダロールの下方から横移動させて交換することが
できるプレスロール装置であって、 前記プレスロールの軸を支持する軸受けを内蔵する軸受
け箱と、 プレスロールを最終カレンダロールの下方まで横移動さ
せたときに、軸受け箱の横移動方向の位置を規制する位
置決め手段と、 その軸受け箱を介してプレスロールを押圧する押圧シリ
ンダと、 一端は回動可能に固定され、他端は昇降手段に連結され
て鉛直方向に昇降されることにより水平方向からわずか
に傾斜されるガイドレールと、からなり、そのガイドレ
ールで前記プレスロールの軸の両端部を支持し、ガイド
レールを傾斜させることにより、ガイドレールの一端か
ら他端までプレスロールを横移動させて交換する、こと
を特徴とするプレスロール装置。 - 【請求項２】 前記位置決め手段は、前記軸受け箱の下
面または前記押圧シリンダのピストンロッドの先端のい
ずれか一方に設けられた凸部と、その他方に設けられ一
方の凸部と嵌合する凹部と、からなる請求項１記載のプ
レスロール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31041495A JP3567442B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | プレスロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31041495A JP3567442B2 (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | プレスロール装置 |
Publications (2)
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1995
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