JPH05251786A - 自動補償付ホールセンサ - Google Patents

自動補償付ホールセンサ

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JPH05251786A
JPH05251786A JP4202455A JP20245592A JPH05251786A JP H05251786 A JPH05251786 A JP H05251786A JP 4202455 A JP4202455 A JP 4202455A JP 20245592 A JP20245592 A JP 20245592A JP H05251786 A JPH05251786 A JP H05251786A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、チップの製造中に温度補償のため
の調整を必要としない動作電流用の電源装置を集積され
たモノリシック集積ホールセンサを得ることを目的とす
る。 【構成】 電源装置が第1の温度依存性を有する第1の
補助電流の第1の電流源q1 と第2の温度依存性を有す
る第2の補助電流の第2の電流源q2 とを含み、それら
の電流源q1,q2がそれぞれホール素子の半導体領域
と共通の半導体領域の第1と第2の抵抗器R1,R2を
含み、電流変換器b1とb2が第1の成分電流i11,i
12及び第2の成分電流i21,i22を出力し、それぞれが
第1及び第2の補助電流i1 ,i2 に対する予め決めら
れた変換率c11,c12;c21,c22を有し、加算/減算
装置k1 ,k2 が第1及び第2の成分電流の加算/減算
によって所望の温度依存性を有する動作電流を発生する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノリシック集積回路
技術によって構成され、動作電流用の集積された電源装
置を具備している補償されたホールセンサに関し、さら
にヒステレシススイッチング装置を有する及び有さない
積誘導感度及びホール素子の温度依存性に対するホール
センサの自動補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モノリシック集積ホールセンサは市販さ
れており、磁界を測定するために使用される以外にも非
接触スイッチングが必要な場合に効果的に使用される。
例えば、このような技術的分野は自動車のギア装置ある
いはタコメータの回転速度測定である。このようなスイ
ッチの適用において、交流あるいは単極の磁界の方向及
び大きさはホール電圧によって決定され、しきい値を超
える時にカウントパルスが放出される。例えば、トラン
ジスタのオープンコレクタによって表される電気スイッ
チは、大抵の場合、集積回路の1部分であり、したがっ
てホールセンサの1部分である。スイッチ用として、ホ
ールセンサは増幅する検知素子あるいはバッファ増幅器
を通常含み、シュミットトリガ段はヒステレシス、及び
電流及び/又は電圧電源装置を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既知のホールセンサの
欠点は、ホール素子の感度における積変化及び温度依存
性の補償はチップ形成中の個々の調整ステップによって
達成されなければならないということである。
【0004】それ故に本発明の目的は、補償されたホー
ルセンサ用の回路を提供することであり、この回路を基
礎として個々の調整ステップを有さない感度における技
術的及び温度誘導変化の自動補償を可能にする方法を提
供することである。
【0005】本発明によって提供される利点は、個々の
調整の必要性を除去することであり、簡単な半導体装置
製造技術が使用できる。加えて、要求されるチップ面積
は、無視できない別の必要な調整コンタクトの領域によ
って減少される。自動的な補償は、測定用のための線形
ホールセンサ、及び、例えばヒステレシススイッチング
機能を含んでいるスイッチング機能を有するホールセン
サの両方に適用できる。ある制限内にホールセンサの温
度依存性を予め設定することも可能である。自動補償が
各半導体チップの技術的製造パラメータの追跡によって
制御のみされるので、これらのパラメータの非線形効果
も大きく補償される。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的なアイデ
ィアの1つは、ホール素子の動作電流が半導体チップ上
の電源装置、例えばホール素子半導体領域と熱的及び技
術的に結合される装置によって発生されることである。
ホール電圧(=uh)は以下のようなホール素子の半導
体領域の技術的なパラメータ、絶対温度(=T)、及び
基準温度(=T)に依存される。
【0007】 (1) uh(T)=μH (T)×R(T)×iv(T)×B ここで、μH は温度及び材料依存ホール移動度である。 (1.1 ) μH (T)=μ(To)×1/1(1+a×ΔT) ここで、ΔT=T−Toは基準温度差であり、R(T)
はホール素子のオーム抵抗であり、R(T)=R(T
o)×(1+a×ΔT)である。iv(T)はホール素
子の電源電流であり、Bは磁気誘導であり、aは基準温
度のホール素子半導体領域のシート抵抗率(=r' )の
温度係数である。
【0008】ホール電圧の温度依存性及び処理技術依存
性は、式(1)に個々の依存性を置換することによって
得られる。技術依存係数(1+a×ΔT)は相殺され、
磁気誘導Bが温度に無関係な場合に電源電流iv(T)
の温度依存性のみがホール電圧uh(T)に影響する。
【0009】 (2) uh(T)=比例係数×iv(T) 式(2)は、ホール電圧の温度依存性が電源電流の温度
依存性に緊密に結合されることを示す。電源電流の温度
依存性がゼロに調整されるときにホール電圧は温度依存
性がないことを示すことは、特に興味がある。
【0010】オフセット電圧(=uj)がホール素子の
検知入力でオフセット電流(=j)によってホール電圧
uhに重畳される場合、オフセット電圧の値は次の通り
である。 (3) uj(T)=j(T)×rh(T) ここで、rhはホール素子の等価抵抗である。したがっ
て、 (4) uj(T)=j(T)×rh(To)×(1+a×ΔT) 故に、基準温度Toでオフセット電圧の温度依存性をゼ
ロにするために、次の条件がオフセット電流iv(T)
に対して満たされなければならない。 (5) j(T)=j(To)×1/(1+a×ΔT) 特にゼロ調整中のホール電圧およびオフセット電圧の温
度依存性の追跡のため、式(2)及び(5)から導かれ
る次の条件が満たされなければならない。
【0011】 (6) Δiv(T)/Δj(T)=1+a×ΔT 式(6)は、係数(1+a×ΔT)によって定められる
ホール素子半導体領域のシート抵抗率(r' )の温度依
存性とホール素子の動作電流の温度依存性の割合を結合
する。このように式(6)に従って、動作電流の温度依
存性の絶対値は動作電流iv及びjのいずれかに対して
自由に予め設定することが可能である。式(6)は任意
の基準温度及び全体の動作温度領域に対して適用される
から、それは異なる回路変化の温度補償を比較する優れ
た評価特徴を表す。
【0012】本発明は、異なる温度依存性を有する電流
の和あるいは差を形成することによって、別の温度依存
性を有する合成された電流が形成されることをさらに認
識する。異なる温度依存性が大きいほど、この方法の反
復可能性は高い。本発明に従って、異なる温度特性を有
する少なくとも2つの補助電流の電源装置はホールセン
サに集積される。各温度特性はほぼ線形であることが仮
定され、各スロープは、例えば333度K(絶対温度)
の基準温度Toで決定される。相対スロープは正あるい
は負のppm値(ppm=parts per milion)として有効的
に与えられる。各ppm値を加算あるいは減算すること
によって、各基準温度Toで補助電流の関係部分あるい
は加重係数を容易に決定し、基準温度Toで所望の温度
係数を有する新しい電流を生ずる。この温度が全温度領
域を調整する良い方法は、基準温度Toの外側の正確な
温度特性を知ることなしには決定されない。温度の近似
は多少良好である。
【0013】等しい大きさの2つの補助電流I1,I2
に基づく次の簡単な実施例は、加重係数の決定を示すも
のである。I1は+5000ppmの温度依存性を有
し、I2は−2000ppmの温度依存性を有する。I
2の加重係数2.5の合計によって、総電流が0ppm
である温度依存性が得られる。すなわち、少なくとも基
準温度の温度依存性を示す。I1+2.5×I2は簡単
なppm表記法で示す。
【0014】 5000ppm+(−2.5×2000ppm)=0ppm I2の加重係数2による減算は、基準点での温度依存性
が簡単なppm表記法によって次の値を有する。
【0015】 5000ppm−(−2×2000ppm)=9000ppm 十分に再生可能である電流及びppm表示を介する加重
係数の簡単な推定に関して、差電流は単一の電流I1あ
るいはI2のオーダーであるべきである。異なる温度依
存性による電流の発生は、実施例に関連して説明され
る。
【0016】式(6)から、ヒステレシススイッチング
感度を自動的に補償する有効的な構成は、電源電流iv
(T)に依存する。以下の検討においてホール素子半導
体領域のシート抵抗率r' が電源電流iv及びオフセッ
ト電流jの大きさに共通の係数として関係することが仮
定される。
【0017】第1の場合において、iv(T)が一定で
温度に無関係な場合、uh(T)も一定であるが、オフ
セット電流j(T)の温度依存性は次の条件に従わなけ
ればならない。 (7) j(T)=j(To)/(1+a×ΔT) 図1は、この式の好ましい実施例を示す。
【0018】第2の場合において、ホール素子が電源電
圧VDDによって直接供給される場合、動作の別の有効
的なモードが得られ、電源電流ivのためにホールの感
度は非常に良い。この場合、ホール素子半導体領域の温
度依存性と同様に電源電圧VDD及び電源電圧の平常の
温度依存性VDD(T)の各値は、電源電流ivの大き
さに関係する。電源電流iv(T)は次の式によって決
定され、それにおけるVDDoは一定にされた電源電圧
基準値あるいは標準化した値を表す。 (8) iv(T,VDD) =iv(To)×(VDD/VDDo)/(1+a×ΔT)
【0019】式(6)から、オフセット電流j(T)が
電源電圧VDDに依存しなければならないことが導かれ
る。しかしながら、ホール素子半導体領域の温度依存性
は係数1/(1+a×ΔT)2 によってオフセット電流
の大きさに関係しなければならない。このように、次の
方程式はオフセット電流j(T)に得られる。 (9) j(T,VDD) =j(To)×(VDD/VDDo)/(1+a×ΔT)2
【0020】所望の温度依存性は第2の電流成分ik2
によって第1の電流成分ik1を乗算することによって
達成され、ik1は1/(1+a×ΔT)に比例し、i
k2は(VDD/VDDo)/(1+a×ΔT)に比例
する。このように、所望なようにik1×ik22 =j
は(VDD/VDDo)/(1+a×ΔT)2に比例す
る。電流乗算に関して、ゼロの温度係数を有する第3の
電流成分ik3は基準電流として必要とされる。第2の
場合の好ましい実施例は、図2に示されている。
【0021】第3の場合において、動作のさらに効果的
なモードにおけるホール素子は、調整されない電流電圧
VDDよりも温度安定化されたホール素子電源電圧(=
V)を供給される。2つの異なる電流成分ik1,ik
2を乗算する代りに、電流成分ik1を2乗することを
必要とする。ゼロの温度係数を有する基準電流ik3も
さらに必要である。オフセット電流j(T)は次の式に
よって与えられる。 (10) j(T)=j(To)/(1+a×ΔT)2
【0022】二次係数1/(1+a×ΔT)2が係数
(1+2×a×ΔT)によって近似的に置換えられるた
めにa×ΔTが1より小さい場合にさらに簡単となり、
異なる温度特性を有する電流の加算あるいは減算によっ
て再び実現できる。この方法は、式(8)及び(9)に
おける二次係数に同様に適用できる。この第3の好まし
い実施例は図3に示されている。本発明およびその他の
有効性は添付図面を参照にしてさらに詳細に説明される
であろう。
【0023】
【実施例】図1は、ヒステレシススイッチング装置を有
するホールセンサの第1の実施例を概略的に示す。それ
はモノリシック集積回路技術を使用する自己補償付ホー
ルセンサであり、それにおける動作電流のための全ての
電源装置はチップ表面obに集積されている。ホールセ
ンサは3端子装置として設計され、電源電圧端子VD
D、接地端子Mおよびホールセンサの出力信号を出力す
る低インピーダンス出力端子を必要とするのみである。
【0024】図1の実施例は、ホール素子hの検知入力
2および4に接続される比較器kの定められたスイッチ
ングを生ずるホール電圧uhにオフセット電圧を重ねる
ヒステレシススイッチング装置hsを含む。ホール素子
hは簡単に表示されているが結晶格子上の理由のために
原則として90°に間隔が隔てられ液晶縁部に対して4
5°の方位の2つの並列に接続されたホール素子が使用
される。
【0025】ホールセンサが周期的スイッチとして使用
されることを可能にするために、オフセット電圧ujは
交互に切替えられ、スイッチングは比較器kの各状態に
よって影響される。このために、比較器kの出力は電子
切替えスイッチsの各位置を決定する制御装置stに接
続される。電子切替えスイッチsの位置によって、オフ
セット電流jは検知入力2あるいは検知入力4のいずれ
かを通りホール素子hに供給される。このオフセット電
流jは各検知端子2あるいは4と接地端子3の間のホー
ル素子等価抵抗rhを横切ってオフセット電圧ujを生
成する。
【0026】量的な磁界の測定に関して、ヒステレシス
スイッチング装置hsは必要ない。比較器kはホール電
圧uhを検知し、低インピーダンス出力端子Kで対応し
ている電圧値として利用するK有効である高インピーダ
ンス線形検知装置によって置換される。
【0027】オフセット電流jの重畳はホール素子hで
直接行われる必要はなく、減結合された重畳装置fによ
って行われてもよく、それは図1の付加的な回路図とと
して示されている。減結合ネットワークは、利得が等価
補助抵抗器ra,ra' によって同じ値に設定される2
つの並列接続されたトランジスタ段から構成される。比
較器kは、オフセット電流jが注入されるコレクタ端子
2' ,4' に接続される。ベース端子2,4及びコレク
タ端子2' ,4' は、それぞれホール素子h及び電子切
替えスイッチsの同様の符号で示される端子に接続され
る。減結合された重畳装置fは、単なる例示である。電
界効果トランジスタを使用する実施例を含む別の実施例
は、当業者によって容易に実行できる。オフセット電流
jあるいはその1部分はホール電圧uhに対称的に重畳
され、ヒステレシススイッチング装置hsを有さないで
もよい。
【0028】実施例は、バイポーラ及び電界効果トラン
ジスタ技術あるいはハイブリッド技術におけるモノリシ
ック集積に適当であることが明白に示される。個々の回
路パラメータの適合及び個々の回路モジュールの最適な
設計は、当業者に良く知られている。
【0029】ホール素子hの動作電流、すなわち電源電
流iv及びオフセット電流jはチップ表面obに集積さ
れる電源装置によって発生される。これは様々なホール
素子半導体領域に技術的及び熱によって結合される動作
電流およびそれぞれの動作温度Tを与える。これによっ
て、電源装置は第1の温度依存性による第1の補助電流
i1のための第1の電流源q1及び第2の温度依存性に
よる第2の補助電流i2のための第2の電流源q2を含
む。第1及び第2の電流源q1及びq2は、それぞれ少
なくとも1つの第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2
を含み、それぞれの半導体領域はホール素子hの半導体
領域に技術的に等価である。例えば、第1の電流源q1
はトランジスタ対t1,t2を有するバンドギャップ回
路bgを含み、そのエミッタ領域の面積比はAの数値を
有し、例えばA=14である。第1の補助電流i1を決
定するための第1の抵抗器r1は、例えば24キロオー
ムの抵抗器と207キロオームの抵抗器との直列回路か
ら構成される。
【0030】良く知られているように、バンドギャップ
回路の動作は、ベースエミッタ電圧差がエミッタ領域の
面積比Aによって生じ、電圧比較において含まれる抵抗
器r1の両端の電圧降下に等しいような値にトランジス
タ対t1,t2の等しいエミッタ電流が調整回路によっ
て調整されることによって行われる。この電圧比較は、
入力が第1のトランジスタt1のエミッタおよび第1の
抵抗器r1の電圧分配器タップに接続される第1の制御
増幅器g1によって実行される。
【0031】第1の制御増幅器g1の出力は、異なる変
換率によって第1の電流変換器b1を形成する制御され
た電流バンクの制御入力に結合される。上記に与えられ
る抵抗値に関して、バンドギャップ回路bgはトランジ
スタt1,t2のそれぞれに5.7マイクロアンペアの
エミッタ電流を供給する。これは第1の補助電流i1で
ある。
【0032】しかしながら、図1に示されるバンドギャ
ップ回路の実施例は電界効果トランジスタ技術で実行す
るとき利点を有する。すなわち、トランジスタ対t1,
t2は、CMOS技術を使用して容易に実現される基板
トランジスタから構成される。
【0033】バンドギャップ回路bgの別の利点は、第
2の電流源q2に基準電圧として供給される温度安定性
バンドギャップ電圧vrを付加的に供給することであ
る。最も簡単な場合、第2の電流源q2はホール素子半
導体領域に技術的に等しい第2の抵抗器r2、及びバン
ドギャップ電圧vrを有する第2の抵抗器r2の両端間
の電圧を比較する第2の制御増幅器g2のみを含む。第
2の抵抗器r2を通る電流、すなわち第2の電流i2は
第2の制御される電流バンクである第2の電流変換器b
2によって第2の抵抗器r2の両端の電圧とバンドギャ
ップ電圧とが等しくなるまで再調整される。第2の電流
源q2は、電圧対電流変換器uiとして動作する。第1
の補助電流i1の温度依存性は、以下のようにバンドギ
ャップ回路によって決定される。 (11) i1(T)=i1(To)×(T/To)/(1+a×ΔT) 温度安定化されたバンドギャップ電圧vrのため、第2
の補助電流i2の温度依存性は、次のとおりである。
【0034】 (12) i2(T)=i2(To)/(1+a×ΔT) 電圧対電流変換器uiの基準電圧vrが温度に無関係で
なく、温度係数b(第2の係数)によって決定される場
合、この温度依存性は方程式(12)に付加的な係数1+
b×ΔTとして組込まれなければならない。
【0035】 (13) i2(T)=i2(To)×(1+b×ΔT)/(1+a×ΔT) 基準電圧vrの技術的温度依存性は、例えば1以上のベ
ースエミッタ通路の温度依存性からのこの電圧を生成す
ることによって実行される。これは、適当な付加的なバ
ンドギャップ回路において容易に実行される。
【0036】図1の実施例を示すために、以下の例示的
な値が与えられる。1.2Vの温度安定性バンドギャッ
プ電圧および39キロオームの抵抗器r2によって、2
1マイクロアンペアの第2の補助電流i2が設定され
る。+6220ppmのホール素子半導体領域の温度係
数は、CMOS技術が使用される場合にn個のウェルの
シート抵抗率r' から生じる。これは、333度Kの基
準温度Toで、それぞれ第1及び第2の補助電流i1及
びi2に対して−2887ppm及び−6220ppm
の温度係数を与える。
【0037】図1の実施例は、ホール電圧uh(T)が
温度に無関係であるという仮定に基づき、電源電圧iv
(T)もまた温度に無関係なことを式(2)に従って要
求する。これは第1及び第2の電流変換器b1及びb2
がそれぞれ第1及び第2の成分電流i11,i12,…及び
i21,i22,…,を出力し、第1及び第2の補助電流i
1及びi2に関して一定の変換率c11,c12,…および
c21,c22,…を有するということによって図示の実施
例において実行される。加算/減算装置における第1及
び第2の成分電流の加算/減算によって、所望の温度依
存性を有する動作電流iv,jが発生され、加重係数c
11,…から生ずる一定の成分電流比率によって設定され
る。加算/減算装置は、各成分電流が供給されるノード
k1,k2,…によって形成される。
【0038】電流の加算に関して、2つの成分電流は2
つの電流変換器b1,b2から直接各ノードに供給さ
れ、一方に減算に関して、1つの成分電流の流れの方向
はこの電流が関係したノードに与えられる前に電流ミラ
ーpによって反転される。電流の加算中に正確な符号の
ppmの値は基準温度に対して合計され、減算中に成分
電流が電流ミラーpによって方向が変えられて加算の前
にppmの値は反転される。
【0039】この方法において、温度に無関係な電源電
流ivは2つの成分電流から形成され、合成された電流
は、ホール素子電源電流ivが例えば7ミリアンペアで
あるために適当な変換率によって非常に高度に増幅され
なければならない。それ故、異なる方法が、ホール素子
hの検知入力2の電圧及び基準電圧uvの間に等しく存
在するまで電源電流ivを再調整する制御増幅器rを介
する電源電流の発生によって図1の実施例において与え
られる。制御は第3の制御増幅器g3によって達成さ
れ、その出力はpチャンネルトランジスタt3のゲート
端子に結合され、電源電圧VDDとホール素子電源端子
1の間に電流制御素子として接続される。基準電圧uv
はホール素子半導体領域に技術的に等しい第3の抵抗器
r3によって形成され、第1のノードk1から温度に無
関係な電流ir1を供給される。実施例に関して、i11
=45マイクロアンペアであり、i21=21マイクロア
ンペアであるため、ir1=24マイクロアンペアであ
る。加重係数c11,c21,…は、各成分電流i11,i2
1,…の大きさによって定められる。
【0040】2つの電流源q1,q2の特定の結合のた
め、第2の電流変換器b2の出力電流は式(7)に従っ
たオフセット電流j(T)の温度依存性を有する。それ
故、オフセット電流jは電流ミラーpの出力から加重係
数c23が得られ、その入力は第2の電流変換器b2から
第2の補助電流i2を供給される。ここに想定される実
施例において、電流ミラーへの入力は21マイクロアン
ペアであり、加重係数c23は0.74マイクロアンペア
の電流に相当する。このように、電源電圧ivは、オフ
セット電流jよりも約10,000倍大きい。
【0041】図1の実施例には、第2のノードk2を介
する電流ミラーpからの点線が示されており、加重係数
c22を有する一定のオフセット電流は必要な場合にホー
ル素子hの検知入力2へ与えられ、ホール電圧uhの非
対称のシフトを生ずる。
【0042】加重係数c12,c24を有する第1及び第2
の電流変換器b1,b2からの破線は、別のppm値で
オフセット電流jが第3のノードk3によって異なって
加重された成分電流から形成されることができることを
示す。
【0043】最後に、1点鎖線は加重係数c13が第4の
ノードk4に接続される第1の電流変換器b1の出力を
さらに示し、第4のノードk4は電流ミラーpから加重
係数c23を供給される。この1点鎖線は加重係数を最適
にすることによって非線形の効果が高次の効果の補償能
力を与える電流の加算/減算を考慮することを概略的に
示している。基準温度Toのスロープを除いて、全温度
領域における成分電流の曲線は、平均で補償が改善され
るように考慮される。この最適化から生ずる加重係数
は、基準温度Toのみが考慮される加重係数とは異な
る。しかしながら、式(6)の条件に反してはならな
い。
【0044】図2及び図3の実施例において、電源装置
及びヒステレシススイッチング装置hsの領域において
示される機能的装置は、図1の機能的装置とほぼ等し
い。それ故、これらの機能的装置は基準特性によって設
計されるので再び説明される必要はない。図1と異なっ
て図2において、ホール素子hは電源電圧VVDに直接
接続される。結果として、電源電流ivはホール素子h
のオーム抵抗Rによってのみ制限される。これは、予め
決められた電源電圧VVDで最大の磁界感度を与える。
【0045】オフセット電流j(T)の条件は、式
(9)から導かれる。温度及び材料の依存の係数1+a
×ΔTは式(9)に2次式で入ることが重要である。図
2の実施例において、これは乗算器mにおける第1及び
第2の電流成分ik1,ik2を乗算することによって
実行される。第1の電流成分ik1は、温度依存性が式
(12)によって与えられる第2の補助電流i2から生ず
る。第2の電流成分ik2は電源電圧VVDに比例し、
ホール素子半導体領域のシート抵抗率r' に対して反比
例する。第2の電流成分ik2の条件式は次の通りであ
る。 (14) ik2(T,VDD) =ik2(To)×(VDD/VDDo/1+a×ΔT)
【0046】第2の電流成分ik2は、半導体領域がホ
ール素子半導体領域に技術的に等価な電流設定をする第
4の抵抗器r4を含む第3の電流源q3によって形成さ
れる。この抵抗器r4の両端の電圧は、電源電圧VDD
あるいはそれに比例する1部分は、所望な依存性が確保
されるように選択されるべきである。図3に示される第
3の電流源q3は、抵抗器r4およびpnp電流ミラー
のベースエミッタ経路の直列結合ためのこの要求を満足
する。さらに正確であるが高価な回路は当業者に良く知
られている。それらは、制御段として主に構成される。
乗算器mの出力は式(9)にしたがって所望の温度依存
性を有するオフセット電流jを出力する。
【0047】乗算器mを構成するとき、バイポーラ技術
かあるいは電界効果技術か、特にCMOS技術によって
形成されるかを区別しなければならない。バイポーラ技
術ではベースエミッタ電圧とエミッタあるいはコレクタ
電流の間の指数特性が通常使用され、一方電界効果トラ
ンジスタ技術ではゲートソース電圧とドレイン電流の間
の2乗関係が使用される。両方の場合において、乗算器
mの基準電流入力brは温度に無関係でなければならな
い第3の電流成分ik3を供給されなければならない。
2つの成分電流の加重された加算/減算による第3の電
流成分ik3の発生は、第5のノードk5によって図2
に略図的に示されている。例えば、このような温度に無
関係な電流は、図1の実施例における温度に無関係な電
流ik1である。それ故、詳細な説明は必要ない。
【0048】CMOS技術における乗算器mは、文献
(1987年6月の「IEEE Journal of Solid-State Ci
rcuit 」第sc-22 巻、第3号、第357 乃至365 頁)に記
載されている。例えば、バイポーラ技術における乗算器
は文献(1978年Springer-Verlag 社のU.Tietze氏および
Ch.Schenk 氏らによる「Advanced Elect
ronic Circuits」第36乃至37頁)に記
載されている。その図1.39において与えられる例
は、基準電圧Uzを使用する2つのアナログ電圧値Ux
及びUyの乗算を示す。しかしながら、入力抵抗R1,
R2,R2' を除去することによって、回路は簡単な方
法で入力電流用に変換される。さらに、電流出力は電圧
対電流変換器によって電圧出力Uoから形成されなけれ
ばならない。
【0049】図3の実施例は、ホール素子hの電源端子
1が調整されていない電源電圧VDDには接続されず、
温度安定化されたホール素子の電源電圧Vに接続されて
いる点で図2の実施例とは異なる。ホール素子の電源電
圧Vは、図2あるいは図3の上記電力電源装置の一部を
形成する調整された電圧源vgによって発生される。最
良の解決法は、温度安定化された出力電圧vrを発生す
るバンドギャップ回路vgである。この電圧は、再び適
当な制御回路によって行われる通常の回路手段によって
ホール素子の電源電圧Vの値まで上げられることが必要
である。
【0050】図1の実施例において、第1及び第2の電
流源q1,q2は、第2の補助電流i2が第2の抵抗器
r2の両端の温度に無関係な電圧降下を生成するように
互いに結合される。ホール素子及び第2の抵抗器r2の
シート抵抗は技術的に等しく、第2の電流バンクb2の
増加された電流は温度に無関係なホール素子のオーム抵
抗の両端の電圧降下を生成し、それも温度に無関係なも
のである。この構成は図3の実施例において略図的に示
され、ホール素子の電源端子1は電流変換器b2から供
給される。
【0051】温度安定化されたホール素子の電源電圧V
により、回路は乗算器mの領域で簡単にされる。第2の
電流成分ik2はもはや必要ではなく、第1の電流成分
ik1のみが形成されることが必要であり、それが2乗
される。基準電流入力brに与えられる第3の電流成分
ik3は不変に保持される。第1の電流成分ik1の2
乗は、例えば上記乗算器mによって形成される2乗装置
mqによって行われ、2つの乗算入力は第1の電流成分
を供給される。
【0052】電流成分ik1,ik2の2乗あるいは乗
算は、合成電流jにおける2次係数1/(1+a×Δ
T)2 を生ずる。a×ΔTが1よりもずっと小さい場
合、2次の項は係数1/(1+2×a×ΔT)によって
置換えられる。しかしながら、この温度に無関係な電流
は図1の実施例に示されるように2つの成分電流の加重
された加算/減算によって発生され、電流の比較的複雑
な乗算あるいは2乗の必要性を除去する。この変形は第
6のノードk6及び第1及び第2の電流変換器b1,b
2への破線の電流接続によって図3に示されている。第
6のノードk6の出力は、所望のオフセット電流jを出
力する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒステレシススイッチング装置を有するホール
センサの第1の好ましい実施例のブロック図。
【図2】ホール素子が電源電圧VVDによって直接供給
される第2の好ましい実施例のブロック図。
【図3】温度安定化された性ホール素子電源電圧Vを使
用している第3の好ましい実施例のブロック図。
【符号の説明】
h…ホール素子、i1,i2,ik1,ik2,iv,
j…電流、k1,k2…加算/減算装置、q1,q2…
電流源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリヒ・テウス ドイツ連邦共和国、7803 グンデルフィン ゲン、シェーンベルクシュトラーセ 5ベ ー (72)発明者 マリオ・モッツ ドイツ連邦共和国、1200 フランクフルト /オーデル、ベー・− ヨット・− レー ニンアレー 69 (72)発明者 ユルゲン・ニーンドルフ ドイツ連邦共和国、1200 フランクフルト /オーデル、ゲーエル・シャルンシュトラ ーセ 18

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノリシック集積回路技術によって構成
    され、動作電流用の集積された電源装置を具備している
    補償されたホールセンサにおいて、 電源装置が第1の温度依存性を有する第1の補助電流の
    第1の電流源及び第2の温度依存性を有する第2の補助
    電流の第2の電流源を含み、 第1及び第2の電流源がそれぞれ第1の抵抗器及び第2
    の抵抗器を含み、その各半導体領域がホール素子の半導
    体領域に技術的に等価であり、 第1の電流変換器及び第2の電流変換器が第1の成分電
    流及び第2の成分電流を出力し、それぞれが第1及び第
    2の補助電流に対する予め決められた変換率を有し、 加算/減算装置が第1及び第2の成分電流の加算/減算
    によって所望の温度依存性を有する動作電流を発生する
    ことを特徴とする補償されたホールセンサ。
  2. 【請求項2】 ホール電圧を検知するための素子がチッ
    プ表面に集積されることを特徴とする請求項1記載のホ
    ールセンサ。
  3. 【請求項3】 動作電流が電源電流及びオフセット電流
    を含み、 重畳装置がオフセット電流によってホール電圧にオフセ
    ット電圧を重畳し、 重畳がホール素子で直接的に行われるか、あるいはホー
    ル素子の半導体領域に技術的に等価な1以上の補助抵抗
    器にオフセット電流が供給されるときホール素子から減
    結合され、 温度依存性が素子電流の割合によって設定されるオフセ
    ット電流の温度依存性が、 Δiv(T)/Δj(T)=1+a×ΔT として電源電流の温度依存性に関係され、ここで、aは
    ホール素子半導体領域のシート抵抗率の温度係数であ
    り、Tは絶対温度であり、Toは基準温度であり、ΔT
    =T−Toは基準温度差であることを特徴とする請求項
    2記載のホールセンサ。
  4. 【請求項4】 検知素子が2つの状態を有する比較器で
    あり、 重畳装置が各スイッチ位置によりヒステレシス電圧の方
    向を決定するヒステレシススイッチング装置を具備し、 ヒステレシススイッチング装置の制御入力が比較器の出
    力に接続されていることを特徴とする請求項3記載のホ
    ールセンサ。
  5. 【請求項5】 第1の電流源がエミッタ領域面積比Aを
    有するトランジスタ対及び第1の抵抗器によって第1の
    補助電流を発生するバンドギャップ回路を含み、第1の
    補助電流は、 i1(T)=i1(To)×(T/To)/(1+a×ΔT) の温度依存性を有し、 第2の電流源が第2の抵抗器を含み、その両端に第1の
    抵抗器の両端の電圧とは異なる温度依存性を有する電圧
    を発生し、 第2の補助電流の温度依存性が第2の抵抗器の両端の電
    圧の温度係数である第2の係数及び第1の係数によって
    定められ、それは、 i2(T)=i2(To)×(1+b×ΔT)/(1+a×ΔT) で与えられ、 第1及び第2の電流変換器が、出力が予め決められた変
    換率によって成分電流を出力する第1の制御電流バンク
    及び第2の制御電流バンクであることを特徴とする請求
    項4記載のホールセンサ。
  6. 【請求項6】 抵抗器の両端の電圧がバンドギャップ回
    路からの温度安定化された電圧であることを特徴とする
    請求項5記載のホールセンサ。
  7. 【請求項7】 ホール素子に要求される動作電流が、チ
    ップ表面のホール素子と共に集積される電源装置によっ
    て形成されるホール素子に熱的及び技術的に緊密に結合
    され、 電源装置が第1の温度依存性を有する第1の補助電流及
    び第1の温度依存性とは異なる第2の温度依存性を有す
    る第2の補助電流を発生し、共通の温度及び技術依存係
    数r' ×(1+a×ΔT)であるホール素子半導体領域
    のシート抵抗率が第1及び第2の補助電流の大きさ及び
    温度依存性を決定し、 加算/減算装置による第1及び第2の補助電流の比例し
    た加算あるいは減算の割合によって、ホール素子の動作
    電流が形成され、動作電流の温度依存性が各補助電流部
    分の大きさによって決定されるステップによってホール
    素子の積誘導感度及びホール素子の温度依存性に対して
    ホールセンサを自動的に補償する方法。
  8. 【請求項8】 電源装置がホール素子の半導体領域に技
    術的に等価な電流設定抵抗器を含むことを特徴とする請
    求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ホール素子の動作電流は、温度依存性が Δiv(T)/Δj(T)=1+a×ΔT にしたがって電源電流及びオフセット電流によって形成
    されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1の補助電流がバンドギャップ回路
    によって発生され、第1の補助電流の大きさが第1の抵
    抗器によって決定され、この第1の抵抗器はホール素子
    半導体領域に技術的に等価であり、トランジスタ対はエ
    ミッタ領域の面積比Aを有し、 第2の補助電流がホール素子の半導体領域に技術的に等
    価である第2の抵抗器によって形成され、この第2の抵
    抗器の両端の電圧の温度依存性が第1の抵抗器の両端の
    電圧の温度依存性とは異なることを特徴とする請求項8
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 第2の抵抗器の両端の電圧がバンドギ
    ャップ回路からの温度安定化された電圧であることを特
    徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 電源電流が、動作領域の温度依存性が
    ゼロになるように調整され、 オフセット電流が、動作領域の温度依存性が次の式 j(T)=j(To)×1/(1+a×ΔT)によって
    決定されるように調整されていることを特徴とする請求
    項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 自動補償によって、温度依存性の非線
    形部分が第1及び第2の補助電流の比例した付加的な加
    算あるいは減算によって第1及び第2の補助電流の比例
    した加算あるいは減算の線形の温度係数に加えて非線形
    の温度係数を考慮することによって減少され、第1及び
    第2の補助電流の各部分が予め設定されなければならな
    い付加的な変換率によって決定されることを特徴とする
    請求項7記載の方法。
  14. 【請求項14】 ホール素子に要求される電源電流がホ
    ール素子の抵抗及びそれに供給される電源電圧によって
    決定され、 ホール素子に要求されるオフセット電流がチップ表面の
    ホール素子と共に集積される電源装置によって形成され
    るホール素子と熱的及び技術的に緊密に結合され、 ヒステレシススイッチング装置に供給されるオフセット
    電流が乗算器によって第1及び第2の電流成分から形成
    され、乗算器の基準入力が基準温度における温度依存性
    がゼロである第3の電流成分を受け、 第1の電流成分が相互作用する第1の電流源及び第2の
    電流源によって形成され、第1の電流成分は、 ik1(T)=ik1(To)×1/1(1+a×ΔT) に依存し、ここで、aはホール素子半導体領域の温度係
    数(=第1の係数)であり、Tは絶対温度であり、To
    は基準温度であり、ΔT=T−Toは基準温度差であ
    り、 第2の電流成分が第3の電流源によって形成され、この
    第3の電流源は電源電圧が、 ik2(T,VDD) =ik2(To)×(VDD(VDDo)/(1+a×ΔT) として第2の電流成分に絶対値及び温度依存性を与える
    ように設計され、第3の電流成分が第1の電流源からの
    第1の補助電流及び第2の電流源からの別の温度依存性
    を有する第2の補助電流の比例した加算あるいは減算に
    よる第5のノードによって形成され、各電流部分が、合
    成電流(=第3の電流成分)が少なくとも基準温度で温
    度依存性がないように固定されるステップによってホー
    ル素子の積及び温度誘導ヒステレシススイッチング感度
    用のヒステレシススイッチング装置を具備しているホー
    ルセンサの自動補償方法。
  15. 【請求項15】 ホール素子用の調整されていない電源
    電圧が調整された電圧源からの電圧及び温度安定化され
    たホール素子の電源電圧によって置換えられる場合、乗
    算器が2乗装置によって置換えられ、第1の電流成分が
    2乗され、第3の電流成分が2乗装置の基準電流入力に
    与えられることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 オフセット電流の二次温度依存性係数 1/(1+a×ΔT)2 が第6のノードにより第1及び
    第2の補助電流の比例した加算あるいは減算によって置
    換され、それによって合成電流(=オフセット電流)が
    形成され、その基準温度Toにおける温度依存性係数 1/(1+2+a×ΔT)によって近似的に決定される
    ことを特徴とする請求項14あるいは15記載の方法。
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