JPH05249556A - 情報記録可能なカメラ - Google Patents

情報記録可能なカメラ

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Publication number
JPH05249556A
JPH05249556A JP4047100A JP4710092A JPH05249556A JP H05249556 A JPH05249556 A JP H05249556A JP 4047100 A JP4047100 A JP 4047100A JP 4710092 A JP4710092 A JP 4710092A JP H05249556 A JPH05249556 A JP H05249556A
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JP
Japan
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frame
film
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exposed
cartridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP4047100A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Inoue
英也 井上
Kazuyuki Kazami
一之 風見
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH05249556A publication Critical patent/JPH05249556A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 いずれのワインド方式による途中巻戻しフィ
ルムにも対応でき、かつ磁気ヘッドが1個で済む情報記
録可能なカメラ提供する。 【構成】 ノーマルワインド時には、検出された最も先
頭の未露光駒をアパ−チャと対向せしめ、プリワインド
時には、最も終端の未露光駒をアパ−チャと対向させる
第1の制御手段106と、ノーマルワインド時には、撮
影のたびにフィルムを巻上げて情報再生を行い、プリワ
インド時には、撮影のたびにフィルムを巻戻して情報記
録を行う第2の制御手段108と、ノーマルワインド時
には、上記1駒巻上げ時に露光済み駒と判定されたら全
駒撮影終了と判断し、プリワインド時には、先頭の未露
光駒の撮影が終了したら全駒撮影終了と判断する終了判
定手段110と、巻戻し指令信号に応答してフィルムの
全巻戻しを行い、ノーマルワインド時には、巻戻しに伴
って、上記撮影された駒に対して情報記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの各駒に対し
て情報記録が可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】途中まで撮影したフィルムをいったんカ
−トリッジに巻戻して取り出した後、再度カメラに装填
して使用する場合がある。このような途中巻戻しフィル
ムを再度装填した際には、未露光駒か露光済み駒かを判
定して未露光駒にのみ撮影を行うようにする必要があ
る。そこで、各駒撮影後の駒送り時にその露光済み駒の
上部あるいは下部に磁気ヘッドにより露光済み情報を記
録しておき、再装填時に磁気ヘッドを再生駆動して露光
済み情報の有無を検出し、露光済み情報が記録されてい
ない駒(未露光駒)に対して撮影を行うようにしたカメ
ラが提案されている(例えば、米国特許公報4,878,075
号)。これによれば、途中巻戻しフィルムを使用した場
合に多重露光を防止できるとともに、フィルムの無駄を
防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、カメラの巻上
げ方式としては、カ−トリッジ装填に伴ってフィルムを
所定量(例えば4駒分)巻上げ、その後、撮影のたびに
1駒づつ巻上げてゆくいわゆるノーマルワインド方式
と、カ−トリッジ装填に伴ってフィルムをいったん終端
まで巻上げ、その後、撮影のたびに1駒づつ巻戻してゆ
くいわゆるプリワインド方式とがある。しかしながら、
上記米国特許公報4,878,075号に開示されたカメラは、
プリワインド方式のみを採用しており、このため先にプ
リワインド方式で一部分露光された途中巻戻しフィルム
のみが対応可能であり、ノーマルワインド方式のカメラ
での途中巻戻しフィルムには対応していなかった。そこ
で、ノーマルワインド方式,プリワインド方式のいずれ
でも撮影でき、かついずれのワインド方式による途中巻
戻しフィルムにも対応可能なカメラが望まれるが、この
場合、上述したように必ず各駒撮影後の駒送り時にその
露光済み駒に対して露光済み情報を記録するようにする
と、ノーマルワインド時とプリワインド時とにそれぞれ
対応する2つの磁気ヘッドが必要となり、カメラが大型
化するとともにコストアップを招来するという問題があ
る。
【0004】一方、装填されたフィルムが巻上スプール
に巻き付いている状態で誤ってカ−トリッジ蓋を開ける
と、フィルムの一部が不所望に露光されてしまう。しか
しながら従来は、このような場合に何らの措置も行って
いなかったので、上記不所望に露光された駒がラボ等に
おいて不要にプリントされ無駄が生じるおそれがあっ
た。
【0005】本発明の目的は、ノーマルワインド方式,
プリワインド方式のいずれでも撮影可能であるととも
に、いずれのワインド方式による途中巻戻しフィルムに
も対応でき、かつ磁気ヘッドが1個で済む情報記録可能
なカメラ提供することにある。また本発明の他の目的
は、不所望に露光された駒が不要にプリントされないよ
うにした情報記録可能なカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1(a)により説明すると、請求項1の発明に係る情報
記録可能なカメラは、露光済みの駒に対して露光済み情
報が記録された途中巻戻しフィルムが装填可能とされ、
フィルムの巻上げおよび巻戻しを行う給送手段101
と、カ−トリッジが装填されるカ−トリッジ室とアパ−
チャとの間に設けられ、上記フィルム給送に伴って各駒
に対する情報の再生および露光済み情報の記録が可能な
単一の磁気ヘッド102と、この磁気ヘッド102の再
生情報に基づいて未露光駒か露光済み駒かを判定する駒
判定手段103と、ワインド切換指令に応答してノーマ
ルワインドモードとプリワインドモードとを切換設定す
る切換設定手段104と、途中巻戻しフィルムが装填さ
れると、フィルムを巻上げつつ上記情報再生を行うべく
給送手段101および磁気ヘッド102を作動させ、そ
のときの駒判定手段103の判定結果に基づいて最も先
頭の未露光駒または最も終端の未露光駒を検出する未露
光駒検出手段105と、ノーマルワインドモード設定時
には、上記最も先頭の未露光駒が検出されるとその駒を
アパ−チャと対向せしめる一方、プリワインドモード設
定時には、最も終端の未露光駒が検出されるとその駒を
アパ−チャと対向させるべく給送手段101を制御する
第1の制御手段106と、プリワインドモード設定時
に、上記検出された最も先頭の未露光駒を記憶する第1
の記憶手段107と、ノーマルワインドモード設定時に
は、撮影が行われるたびにフィルムを1駒分巻上げると
ともに、その巻上げに伴って情報再生を行うべく給送手
段101および磁気ヘッド102を制御する一方、プリ
ワインドモード設定時には、撮影が行われるたびにフィ
ルムを1駒分巻戻すとともに、その巻戻しに伴って露光
済み情報の記録を行うべく給送手段101および磁気ヘ
ッド102を制御する第2の制御手段108と、ノーマ
ルワインドモード設定時に、撮影された各駒を記憶する
第2の記憶手段109と、ノーマルワインドモード設定
時には、第2の制御手段108による1駒巻上げ時に駒
判定手段103が露光済み駒と判定したら全駒撮影終了
と判断する一方、プリワインドモード設定時には、第1
の記憶手段107に記憶された最も先頭の未露光駒の撮
影が終了したら全駒撮影終了と判断する終了判定手段1
10と、巻戻し指令信号に応答してフィルムの全巻戻し
を行うべく給送手段101を制御するとともに、ノーマ
ルワインドモード設定時には、全巻戻しに伴って露光済
み情報を第2の記憶手段109に記憶された駒に対して
記録すべく磁気ヘッド102を制御する第3の制御手段
111とを具備し、これにより上記問題点を解決する。
またクレーム対応図である図1(b)により説明する
と、請求項2の発明に係る情報記録可能なカメラは、フ
ィルムを給送する給送手段201と、フィルム給送に伴
い、フィルムが不所望に露光されたことを示す情報をフ
ィルムの各駒に対して記録可能な記録手段202と、フ
ィルムが装填され且つ巻上げスプールに巻き付いている
状態を検出する状態検出手段203と、カ−トリッジ蓋
が開かれたことを検出するカ−トリッジ蓋検出手段20
4と、状態検出手段203により上記状態が検出されて
いるときにカ−トリッジ蓋検出手段204によりカ−ト
リッジ蓋が開かれたことが検出されると、不所望に露光
された駒に対してその旨の情報を記録すべく給送手段2
01および記録手段202を制御する記録制御手段20
5とを具備するものである。さらに、特に請求項3の発
明は、上記記録手段202および記録制御手段205を
次のように構成したものである。すなわち記録手段20
2は、カ−トリッジが装填されるカ−トリッジ室とアパ
−チャとの間に設けられる。また記録制御手段205
は、上記状態が検出されているときにカ−トリッジ蓋が
開かれたことが検出されると、フィルムを1駒分巻上
げ、その後、フィルムを全駒巻戻しつつ巻戻される駒に
対して上記不所望に露光されたことを示す情報を記録す
べく給送手段201および記録手段202を制御する。
【0007】
【作用】
(1)請求項1の発明 ノーマルワインドモード設定時には、最も先頭の未露光
駒が検出されるとその駒がアパ−チャと対向され、その
後、撮影が行われるたびにフィルムが1駒分巻上げられ
るとともに、その巻上げに伴って磁気ヘッド102によ
り情報再生が行われる。そして上記1駒巻上げ時、情報
再生の結果から露光済み駒が検出されると全駒撮影終了
と判断される。また、上記撮影が行われるとその駒が記
憶され、フィルムの全巻戻しに伴ってその記憶された各
駒に対して露光済み情報が記録される。一方、プリワイ
ンドモード設定時には、最も先頭の未露光駒が検出され
るとその駒が記憶され、最も終端の未露光駒が検出され
るとその駒がアパ−チャと対向される。そして、撮影が
行われるたびにフィルムが1駒分巻戻され、その巻戻し
に伴って磁気ヘッド102によって露光済み情報の記録
が行われる。そして、上記記憶された最も先頭の未露光
駒の撮影が終了したら全駒撮影終了と判断される。フィ
ルムの全巻戻し時には露光済み情報の記録は行われな
い。 (2)請求項2,3の発明 フィルムが装填され且つ巻上げスプールに巻き付いてい
る状態でカ−トリッジ蓋が開かれたことが検出される
と、不所望に露光された駒に対してその旨の情報が記録
される。すなわち、例えばフィルムが1駒分巻上げられ
た後、フィルムを全駒巻戻しつつ巻戻される各駒に対し
て上記情報が記録される。
【0008】
【実施例】図2〜図12により本発明の一実施例を説明
する。図2は本発明に係る途中巻戻しフィルムを使用可
能なカメラの要部を示す平面断面図である。カメラ本体
1の一端側には、フィルムカ−トリッジ10が装填され
るカ−トリッジ室2が設けられるとともに、他端側には
巻上スプール3を回転可能に収容するスプール室4が設
けられ、それらの間にアパ−チャ5が設けられている。
カ−トリッジ室2に装填されたカ−トリッジ10から引
出されたフィルム11は、アパ−チャ5の直後を通過し
て巻上スプール3に巻上げられる。フィルム11には、
図3に示すように、各撮影駒(以下、フレームという)
の下部に磁気記録領域11aが設けられるとともに、各
フレーム間上部には、フィルム位置決めのためのパーフ
ォレーションPが穿設されている。ここで、各磁気記録
領域11aには、その駒が未露光である旨を示す情報が
フィルム製造段階において磁気記録されているものとす
る。
【0009】6はフィルム給送に伴ってその磁気記録領
域11aに撮影関連情報(例えば、撮影日付や露出値な
どの情報であり、本実施例ではこの撮影関連情報が露光
済み情報に相当する)を記録したり、磁気記録領域11
aに記録された情報を再生するための磁気ヘッド、7は
フィルム11を磁気ヘッド6に押圧した状態でフィルム
給送に伴って回転するロ−ラである。図3に示すよう
に、上記磁気ヘッド6は、現在アパ−チャ5と対向して
いるフレーム(Fapで示す)と、その1つ終端側のフ
レームとの間に位置するよう配置されている。本実施例
では、フィルム巻上げ時に磁気記録領域11aから情報
を再生し、フィルム巻戻し時に磁気記録領域11aに撮
影関連情報を記録するようになっており、上述した磁気
ヘッド6の配置によれば、フィルム巻上げ時には、任意
のフレームの情報が磁気ヘッド6によって再生された後
にそのフレームがアパ−チャ5と対向することになる。
またフィルム巻戻し時には、アパ−チャ5と対向してい
たフレームがアパ−チャ5から退避する際にそのフレー
ムの磁気記録領域11aに磁気ヘッド6により情報記録
が行われる。ここで、撮影関連情報が記録されると、先
に記録されていた未露光駒を示す情報は消去される。
【0010】また8は、投光器8aと受光器8bとから
成るパーフォレーション検出用のフォトカプラである。
このフォトカプラ8は、フィルム巻上時、図4(a)に
示すように投光器8aと受光器8bとの間にパーフォレ
ーションPが位置していないときには「0」の信号を出
力し、パーフォレーションPが通過し始めると信号レベ
ルが徐々に増加する。そして、図4(b)に示すように
フォトカプラ8がパーフォレーションPの図示左側に半
分かかったとき(時点t1)には「1/2」の信号を、
図4(c)に示すように完全にかかったとき(時点t
2)には「1」の信号を出力する。その後、フォトカプ
ラ8がパーフォレーションPの右端に達してからは信号
レベルは徐々に減少し、図4(d)に示すようにフォト
カプラ8がパーフォレーションPの右側に半分かかった
状態(時点t3)では「1/2」の信号を、図4(e)
に示すようにフォトカプラ8がパーフォレーションPか
ら完全に離れた状態(時点4)では「0」の信号を出力
する。一方、フィルム巻戻し時には、上述とは逆に図4
(e),(d)・・・(a)の順でフォトカプラ8の出
力信号は変化することになる。このフォトカプラ8は、
任意のフレームがアパ−チャ5と対向したときに、その
フレームFapとその1つ先端側のフレームのと間のパ
ーフォレーションPを検出する位置に配置される。なお
図2において、LEは撮影レンズである。
【0011】図5は上記カメラの制御系のブロック図を
示している。CPU、ROM、RAMなどから成る制御
回路21には、上述したフォトカプラ8、磁気ヘッド6
を駆動して情報記録/再生を行う記録/再生回路22が
接続されるとともに、フィルム給送モータ23のモータ
駆動回路24、および種々の情報を外部に表示する液晶
表示装置などの表示装置25が接続されている。磁気ヘ
ッド6により再生された情報は、記録/再生回路22を
介して制御回路21に入力され、制御回路21は、入力
された情報に基づいてそのフレームが露光済みか未露光
かを判定する。すなわち、未露光を示す情報が再生され
た場合には未露光フレームと判断し、未露光を示す情報
が再生されない場合には露光済みフレームと判断する。
【0012】また、上記フィルム給送モータ23の回転
は、不図示の歯車列を介してフィルム給送用のフォーク
に伝達されフォークの回転によりフィルム11の給送が
行われる。すなわち本実施例のカ−トリッジ10は、例
えば米国特許4,832,275号公報に開示されているものと
同型式のもので、このカ−トリッジ10がカ−トリッジ
室2に装填されると、カ−トリッジ10のスプール軸1
2(フィルム11が巻回される)に上記フォークが係合
され、フォークの正転によりフィルム11がカ−トリッ
ジ10から送出され、フォークの逆転によりフィルム1
1がカ−トリッジ10内に巻戻される。またモータ23
の回転は上記巻上スプール3にも伝達され、巻上スプー
ル3の回転によりフィルム11が巻上げられる。
【0013】制御回路21にはまた、カ−トリッジ室2
を開閉するカ−トリッジ蓋(例えばカメラ本体の底面に
設けられる)の閉じ動作に連動してオンするカ−トリッ
ジ蓋スイッチSW1と、カ−トリッジ10がカ−トリッ
ジ室2に装填されるとオンするカ−トリッジスイッチS
W2と、撮影完了ごとにオンする露出完了スイッチSW
3と、ワインドモードを切換えるためのワインドモード
切換スイッチSW4と、カメラ動作を開始させるために
オンされる起動スイッチSW5と、途中巻戻しスイッチ
SW6が接続されている。
【0014】本実施例では、上記ワインドモードとし
て、ノーマルワインドモードとプリワインドモードとが
設定可能とされ、スイッチSW4のオンのたびに両者が
交互に切換設定される。ノーマルワインドとは、上述し
たように撮影のたびにフィルムを1駒づつ巻き上げて行
くものであり、プリワインドとは、フィルムをいったん
終端まで巻上げ、その後、撮影のたびに1駒づつ巻戻し
てゆくものである。すなわちノーマルワインドモードで
はフィルムの先端側から終端側にかけて順次撮影が行わ
れ、プリワインドモードでは終端側から先端側にかけて
撮影が行われることになる。なお、ワインドモードの切
換えは、フィルム巻戻し完了から別のフィルムをカメラ
に入れてカ−トリッジ蓋を閉じるまでの間、またはフィ
ルム未装填時にのみ許容されるようになっている。
【0015】ここで、本実施例のカメラに装填されるフ
ィルムは、図6(a)〜(e)に示す5つのケースが考
えられる。(a)は1駒も露光されていない新品のフィ
ルム、(b)は先にノーマルワインドモードで一部分露
光された途中巻戻しフィルム、(c)は先にプリワイン
ドモードで一部分露光された途中巻戻しフィルム、
(d)はノーマルワインドモードとプリワインドモード
の双方で一部分露光された途中巻戻しフィルム(以下、
クロスユースフィルムと呼ぶ)、(e)は全駒露光済み
のフィルムである。
【0016】次に、図7〜図12のフローチャートに基
づいて制御回路21による制御の手順を説明する。上記
起動スイッチSW5がオフからオンされると図7のメイ
ンルーチンがスタートし、まずステップS1でカ−トリ
ッジ蓋スイッチSW1がオフからオンしたか、すなわち
カ−トリッジ蓋が閉じられたか否かを判定する。否定さ
れるとステップS2に進み、肯定されるとステップS7
のフィルム装填ルーチンを行ってステップS2に進む。
ステップS2で露出完了スイッチSW3がオフと判定さ
れるとステップS3に進み、オンと判定されると、すな
わち任意のフレームの撮影が終了した状態のときにはス
テップS8の露出完了後ルーチンを行ってステップS3
に進む。
【0017】ステップS3で途中巻戻しスイッチSW6
がオフと判定されるとステップS4に進み、オンと判定
されるとステップS9で全巻戻しルーチンを行ってステ
ップS4に進む。ステップS4でワインドモード切換ス
イッチSW4がオフと判定されるとステップS5に進
み、オンと判定されるとステップS10のワインドモー
ド切換ルーチンを行ってステップS5に進む。ステップ
S5でカ−トリッジ蓋スイッチSW1のオン、すなわち
カ−トリッジ蓋の閉成が判定されるとステップS6に進
み、スイッチSW1のオフ、すなわちカ−トリッジ蓋の
開放が判定されると、ステップS11のカ−トリッジ蓋
開放後ルーチンを行ってステップS6に進む。ステップ
S6で起動スイッチSW5がオンと判定されると上記ス
テップS1に戻り、オフと判定されると処理を終了させ
る。
【0018】上記ステップS7〜S11の各処理の詳細
は図8〜図12のフローチャートにそれぞれ示される。
図8はフィルム装填ルーチン(ステップS7)の詳細を
示し、ステップS701でカ−トリッジ10が装填され
ていないと判定された場合(カ−トリッジスイッチSW
2がオフの場合)には図7の処理にリターンし、カ−ト
リッジ10が装填されている場合(カ−トリッジスイッ
チSW2オンの場合)にはステップS702に進む。ス
テップS702では記録/再生回路22を再生モードに
設定し、次いでステップS703で現在のワインドモー
ドを判定する。ノーマルワインドモードであればステッ
プS704に進み、フィルム11の送出および巻上げを
行う。すなわちモータ駆動回路24を介してフィルム給
送モータ23に給電し、モータ23の回転により不図示
のフォークを介してカ−トリッジ10のスプール軸12
および巻上スプール3を共に正転させる。これによりフ
ィルム11がカ−トリッジ10から送出され、送出され
たフィルム11はアパ−チャ5を通過して巻上スプール
3に導かれてこれに巻上げられる。
【0019】ステップS705でフィルム給送モータ2
3が給電中に停止したと判定されると、フィルム11が
終端まで巻上げられた、あるいは事故により不所望にモ
ータ23が停止したと判断してステップS707の全巻
戻しルーチンを行って図7の処理にリターンし、そうで
ない場合にはステップS706に進む。ステップS70
6では露出済みフレームか否かの判定を次のようにして
行う。
【0020】すなわち、ステップS704で開始した巻
上げ動作によりフィルム11は図3に示す巻上げ方向に
走行し、これに伴って磁気ヘッド6により磁気記録領域
11aから情報が再生される。本実施例では、情報再生
開始後、パーフォレーションPが図4(a)に示すよう
にフォトカプラ8にかかっていない状態から図4(b)
に示すようにフォトカプラ8に約半分かかってフォトカ
プラ8の出力が「1/2」となる直前、つまり任意のフ
レームがアパ−チャ5と対向する直前において、上記磁
気ヘッド6で再生した情報を判定する。そして、未露光
を示す情報が再生されなかったら(撮影関連情報が再生
されたら)そのフレームを露光済みフレームと判断し、
ステップS705に進んで上述の処理を繰り返す。また
未露光を示す情報が再生されたら(撮影関連情報が再生
されなかったら)未露光フレームと判断し、ステップS
708でフィルム給送モータ23による巻上げを停止し
て図7の処理にリターンする。これにより露光済みフレ
ームはスキップされ、最も先端側の未露光フレームがア
パ−チャ5と対向した状態でフィルムが停止することに
なる。ここで、最も先端側の未露光フレームとは、図6
(a)〜(d)にFsで示すフレームである。
【0021】次に、上記ステップS703でプリワイン
ドと判定された場合について説明する。この場合にはス
テップS709で上述と同様にフィルム11巻上げを開
始するとともに、ステップS710,S711で上記ス
テップS715,S706と同様の処理を行い、ステッ
プS710が肯定されると、すなわちフィルム終端と判
定された場合には、先頭から終端まで露光済みのフィル
ム(図6(e))と判断してステップS718の全巻戻
しルーチンに進む。またステップS711で露光済みフ
レームでないと判定された場合には、ステップS712
でそのフレームのフレーム番号をメモリに記憶してステ
ップS713に進む。ここで、フレーム番号とは、図6
(a)に#1,#2,・・・,#36で示したものであ
り、これはフィルムが1駒巻上げられるごとにフィルム
カウンタ(不図示)のフィルムカウント値をアップさせ
てゆくことで検知できる。そして、上記ステップS71
2で記憶されるフレーム番号は、図6(a)〜(d)に
Fsで示した最も先端側の未露光フレームのフレーム番
号となる。
【0022】ステップS713では上記ステップS70
6と同様に未露光フレームか否かの判定を行う。露光済
みフレームと判定されるとステップS715に進み、未
露光フレームと否定されるとステップS714に進んで
モータ23が給電中に停止したか否か、すなわちフィル
ム終端か否かを判定する。ステップS714が否定され
るとステップS713に戻り、肯定されるとステップS
715に進む。ステップS715では、フィルム給送モ
ータ23により不図示のフォークを介してカ−トリッジ
10のスプール軸12を逆転させ、フィルムの巻戻しを
開始する。ここで、上記ステップS714が肯定される
ということは、このフィルムが、図6(a)に示す新品
のフィルムか、あるいは図6(b)に示すようなノーマ
ルワインドモードで一部分露光された途中巻戻しフィル
ムであることを示している。また、ステップS714が
否定されるということは、このフィルムが、図6(c)
に示すプリワインドモードで一部分露光された途中巻戻
しフィルムか、あるいは図6(d)に示すようなクロス
ユースフィルムであることを示している。
【0023】ステップS715でのフィルム巻戻し開始
の後、ステップS716ではフォトカプラ8によりパー
フォレーションPが検出されるまで待ち、検出される
と、最も終端側の未露光フレーム(図6(a)〜(d)
にFeで示す)がアパ−チャと対向したと判断してステ
ップS717で巻戻しを停止し、その後、図7の処理に
リターンする。
【0024】また図9は、上記ステップS8(図7)の
露出完了ルーチンを示す図である。これは、上述したよ
うに任意のフレームの撮影(露光)が完了すると実行さ
れるものであり、まずステップS801で現在のワイン
ドモードを判定し、ノーマルワインドモードであればス
テップS802に進む。ステップS802では上記露光
が完了したフレームに対する撮影関連情報をメモリに記
憶し、次いでステップS803でフィルム11を1フレ
ーム分巻上げる。ステップS804でモータが給電中に
停止した、すなわちフィルム終端と判定されると、ステ
ップS806の全巻戻しルーチンに進み、そうでなけれ
ばステップS805に進む。
【0025】ステップS805で次のフレーム(現在ア
パ−チャ5と対向しているフレーム)が露光済みフレー
ムと判定されると、ステップS806の全巻戻しルーチ
ンに進み、ステップS805で未露光フレームと判定さ
れると、ステップS807で巻上げを停止して図7の処
理にリターンする。このようにノーマルワインドモード
設定時には、撮影終了ごとにフィルムが1フレーム分巻
上げられ、露光済みフレームが検出されるか、あるいは
フィルム終端に達すると、全駒の撮影が終了したと判断
されてフィルムの全巻戻しが行われる。
【0026】一方、上記ステップS801でプリワイン
ドモードと判定された場合には、ステップS808で記
録/再生回路22を記録モードに設定し、次いでステッ
プS809で1フレーム分の巻戻しを開始するととも
に、ステップS810でこのフレームに関する撮影関連
情報を磁気ヘッド6により磁気記録領域11aに記録す
る。次いでステップS811では、情報記録を行ったフ
レームのフレーム番号が上記メモリに記憶された先頭の
未露光フレームのフレーム番号と一致するか否かを判定
し、肯定されると、全駒の撮影が終了したと判断してス
テップS813の全駒巻戻しルーチンを行い、その後、
図7の処理にリターンする。
【0027】また、ステップS811が否定されると、
ステップS812に進み、1フレーム分の巻戻しが完了
したと判定されるまで上記ステップS810,S811
を繰返し、ステップS812が肯定されると、次の未露
光フレームがアパ−チャ5と対向したと判断してステッ
プS814に進み、フィルム巻戻しを停止して図6の処
理にリターンする。ここで、ステップS812の判定
は、フォトカプラ8の出力信号が図4(e)に示す状態
から(d),(c)の状態を経て、(b)に示すように
パーフォレーションPがフォトカプラ8の左半分にかか
った状態となったか否かにより行われる。すなわち、フ
ォトカプラ8の出力が「0」,「1/2」,「1」を経
て再び「1/2」になったことが判定されるとステップ
S812が肯定されることになる。このようにプリワイ
ンドモード設定時には、撮影終了ごとにフィルムが1フ
レーム分巻戻され、その際に撮影関連情報の記録が行わ
れる。そして、先頭の未露光フレームFsの撮影が終了
すると、全駒の撮影が終了したと判断されフィルムの全
巻戻しが行われる。
【0028】図10は上述した全巻戻しルーチン(ステ
ップS9,S707,S718,S806,S813)
の詳細を示すフローチャートである。ステップS901
でワインドモードを判定し、ノーマルワインドモードで
あればステップS902に進む。ステップS902では
記録/再生回路22を記録モードに切換え、次いでステ
ップS903で上記メモリに記憶された撮影関連情報を
新しい順に読み出してゆく。1フレーム分の情報が読み
出されるたびにステップS904に進み、既に全部の情
報が読み出されているか、あるいはまだ読み出されてい
ない情報があるかを判定する。ステップS904が否定
されるとステップS905に進む。
【0029】ステップS905では、フィルム巻戻しを
開始し、次いでステップS906において、上記読み出
した情報を磁気ヘッド6によりフィルムの磁気記録領域
11aに記録する。ステップS907で1フレーム分の
巻戻しが完了したと判定されるまでステップS906を
繰返し、その後、ステップS903に戻って上述の処理
を繰り返す。ここで、上記ステップS907の判定は、
フォトカプラ8の出力信号が図4(e)から(d)を経
て(c)の状態になったか否かによって行われる。すな
わちフォトカプラ8の出力が「0」から「1」になると
ステップS907が肯定される。
【0030】一方、ステップS904で記憶情報が全て
読み出されていると判定された場合には、今回撮影した
全てのフレームに対して情報記録が終了したと判断して
ステップS908に進み、巻戻しを開始する。ステップ
S909ではフィルムが全てカ−トリッジ内に巻戻され
るまで待ち、その後、ステップS910で巻戻しを停止
してリターンする。またステップS901でプリワイン
ドモードと判定された場合にもステップS908〜S9
10の処理を行う。ここで、ステップS909の判定
は、フォトカプラ8の出力が所定時間連続して「1」で
あるか否かにより行われる。すなわち、巻戻し時にフィ
ルム先端がフォトカプラ8の位置を通過してからは、フ
ォトカプラ8の出力は連続して「1」となるから、この
「1」の状態が所定時間(フィルム先端がフォトカプラ
8を通過してからカ−トリッジ内に全て巻戻されるのに
要する時間)経過すれば、フィルムが完全に巻戻された
と判定できる。このようにノーマルワインドモード設定
時には、記憶されていた各フレームの撮影関連情報がフ
ィルム巻戻しに伴って対応するフレームの磁気記録領域
に順に記録される。またプリワインドモード設定時に
は、上述したように撮影後の1フレーム巻戻しの際に既
に情報記録が行われているで、この全巻戻し時には情報
記録は行われない。
【0031】以上が制御回路21による制御の手順であ
る。この手順をまとめると、ノーマルワインドモード設
定時には、最も先頭の未露光フレームが検出されるとそ
のフレームがアパ−チャと対向され、その後、撮影が行
われるたびにフィルムが1フレーム分巻上げられるとと
もに、その巻上げに伴って磁気ヘッド6により情報再生
が行われる。そして上記1フレーム巻上げ時、情報再生
の結果から露光済みフレームが検出されると全フレーム
撮影終了と判断されフィルムの全巻戻しが行われる。ま
た、上記撮影が行われるとそのフレームが記憶され、フ
ィルムの全巻戻しに伴ってその記憶された各フレームに
対して撮影関連情報(露光済み情報)が記録される。一
方、プリワインドモード設定時には、最も先頭の未露光
フレームが検出されるとそのフレームが記憶され、最も
終端の未露光フレームが検出されるとそのフレームがア
パ−チャと対向される。そして、撮影が行われるたびに
フィルムが1フレーム分巻戻され、その巻戻しに伴って
磁気ヘッド102によって撮影関連情報(露光済み情
報)の記録が行われる。そして、上記記憶された最も先
頭の未露光フレームの撮影が終了したら全フレーム撮影
終了と判断され、全巻戻しが行われる。この全巻戻し時
には撮影関連情報の記録は行われない。
【0032】以上によれば、ノーマルワインド方式でも
プリワインド方式でも撮影が行え、またノーマルワイン
ド方式による途中巻戻しフィルム、プリワインド方式に
よる途中巻戻しフィルムおよびクロスユースフィルムも
使用可能であり、これらのフィルムに対して多重露光す
ることなく、またフィルムを無駄にすることなく撮影が
行える。しかも、撮影関連情報の記録時期をノーマルワ
インドモード時とプリワインドモード時とで変え、ノー
マルワインド時には全巻戻し時、プリワインドモード時
には1フレーム巻戻し時にそれぞれ情報記録を行うよう
にしたので、磁気ヘッド6が1つで済むという利点があ
る。
【0033】すなわち、図2に示すようにカ−トリッジ
室2とアパ−チャ5との間に1つの磁気ヘッド6を設け
た構成で、仮りにいずれのワインド設定時にも撮影後の
駒送り時に情報記録を行うようにすると、プリワインド
モード時には問題はないが、ノーマルワインド時には、
撮影後にいったんフィルムを1フレーム分巻戻して情報
記録可能な状態とし、この状態で1フレーム分巻上げて
撮影フレームに情報を記録し、更に1フレーム分巻上げ
て次の未露光フレームをアパ−チャと対向させるといっ
た複雑な給送動作を行わなければならず、次の撮影まで
に時間がかかる。これを防止するには、上記図2の位置
に加えて、アパ−チャとスプール室4との間にも磁気ヘ
ッドを新たに設け、ノーマルワインドモード時にはその
新たに設けた磁気ヘッドを用いて情報記録を行うように
すればよい。しかし、磁気ヘッドを2つ設けることは、
そのスペースの確保とコストアップを招来する。そこ
で、本実施例のように情報の記録時期をノーマルワイン
ドモード時とプリワインドモード時とで上述の如く変え
れば、1つの磁気ヘッドで、しかも撮影後に複雑な給送
動作を行うことがなく情報記録が行える。さらに本実施
例では、フィルム巻上げ時にはフォトカプラ8の出力が
図4(a)から(b)の状態になったときに任意のフレ
ームがアパ−チャと対向したと判定し、一方、巻戻し時
にはフォトカプラ8の出力が図4(e)から(d),
(c)を経て(b)の状態になったときに任意のフレー
ムがアパ−チャと対向したと判定するようにした。この
ようにいずれの場合にも(b)の状態を検出して上記判
定を行うようにしたので、ノーマルワインドモード時と
プリワインドモード時とでアパ−チャと対向するフレー
ムにずれが生ずることはない。
【0034】なお図11は、上述したステップS10
(図7)のワインドモード切換ルーチンの詳細を示すフ
ローチャートである。この制御は、上述したようにワイ
ンドモード切換スイッチSW4がオンされると開始され
るもので、まずステップS101でフィルムローディン
グ後で且つ全巻戻し前の状態、すなわちカメラにフィル
ムが装填されて巻上スプールに巻きついている状態か否
かを判定する。この状態判定は、例えばフィルム装填で
オンし、全巻戻し終了でオフするフラグなどを用いて判
断することができる。ステップS101が肯定されると
ステップS107表示装置25により警告表示を行って
図7の処理にリターンする。すなわち、ワインドモード
の切換は、フィルムが装填されていないとき、および装
填されていても巻上スプールに巻きついないときにのみ
可能とされる。
【0035】ステップS101が否定されるとステップ
S102に進み、現在ノーマルワインドモードと判定さ
れるとステップS103でプリワインドモードへ切換え
るとともに、ステップS104で表示装置25によりプ
リワインドモードが設定された旨の表示を行う。一方、
ステップS102で現在プリワインドモードと判定され
るとステップS105でノーマルワインドモードへ切換
えるとともに、ステップS106で表示装置25により
ノーマルワインドモードが設定された旨の表示を行う。
【0036】また図12は、ステップS11(図7)の
カ−トリッジ蓋開放ルーチンの詳細を示すフローチャー
トである。この処理は、カ−トリッジ蓋が開かれると起
動され、まずステップS1101で上述したと同様に、
フィルムローディング後で且つ全巻戻し前の状態、すな
わちカメラにフィルムが装填されて巻上スプールに巻き
ついている状態か否かを判定する。ステップS1101
が否定されるとステップS1109に進み、肯定される
とカ−トリッジ蓋の誤開放によりフィルムが不所望に露
光されたと判断してステップS1102に進む。ここ
で、本実施例では、上記誤開放によりフィルムのカ−ト
リッジから露出している部分が全て不所望に露光された
と判断するようにしている。
【0037】ステップS1102ではカ−トリッジ蓋が
閉じられるまで、すなわちカ−トリッジ蓋スイッチSW
1がオンされるまで待ち、その後、ステップS1103
に進む。ステップS1103ではフィルムを1フレーム
分巻上げ、次いでステップS1104で記録/再生回路
22を記録モードに設定する。ステップS1105でフ
ィルムの巻戻しを開始するとともに、ステップS110
6で不所望に露光された旨の情報を磁気記録領域に記録
する。そして、ステップS1107でフィルムが全て巻
戻されるまでステップS1106を行い、その後、ステ
ップS1108で巻戻しを停止してステップS1109
に進む。ステップS1109では、上述の処理でメモリ
に記憶した各情報をクリアして図7の処理にリターンす
る。
【0038】以上の図12の手順によれば、フィルムが
装填され且つ巻上げスプールに巻き付いている状態でカ
−トリッジ蓋が開かれたことが検出されると、フィルム
が不所望に露光されたと判定され、フィルムが1フレー
ム分巻上げられた後、フィルムを全フレーム巻戻しつつ
巻戻されるフレームに対して上記情報が記録される。す
なわち、カ−トリッジ蓋開時にカ−トリッジから露出し
ていた全てのフレームに対して不所望に露光された旨の
情報が記録されることになる。したがって、この情報を
ラボで読み込んでそのフレームのプリントを禁止すれ
ば、そのフレームが不要にプリントされることがなく無
駄が防止できる。
【0039】以上の実施例の構成において、フィルム給
送モータ23およびそのモータ駆動回路24が給送手段
101,201を、制御回路21が駒判定手段103,
切換設定手段104,未露光駒検出手段105,第1の
制御手段106,第1の記憶手段107,第2の制御手
段108,第2の記憶手段109,終了判定手段11
0,第3の制御手段111,状態検出手段203と、カ
−トリッジ蓋が開かれたことを検出するカ−トリッジ蓋
検出手段204および記録制御手段205を、カ−トリ
ッジ蓋スイッチSW1がカ−トリッジ蓋検出手段204
をそれぞれ構成する。
【0040】なお以上では、撮影日付や露出値などの撮
影関連情報を露光済み情報として兼用するようにした
が、専用の露光済み情報を用いるようにしてもよい。ま
たスプール軸を回転させることでフィルムを送り出すタ
イプのカ−トリッジを用いた例を示したが、通常の13
5型フィルムのように、撮影者がフィルムを引出して巻
上スプールに巻き付けてから裏蓋を閉じるとフィルムが
ローディングされるタイプのカ−トリッジを用いた場合
にも本発明を適用できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように構成し
たから、ノーマルワインド方式でもプリワインド方式で
も撮影が行え、またノーマルワインド方式による途中巻
戻しフィルム、プリワインド方式による途中巻戻しフィ
ルムおよびクロスユースフィルムのいずれも対応可能と
なる。しかも、撮影関連情報の記録時期をノーマルワイ
ンドモード時とプリワインドモード時とで変えたので、
単一の磁気ヘッドで複雑なフィルム給送動作を行わずに
露光済み情報の記録が行え、カメラの大型化およびコス
トアップを回避できる。また請求項2の発明によれば、
フィルムが装填され且つ巻上げスプールに巻き付いてい
る状態でカ−トリッジ蓋が開かれたことが検出される
と、不所望に露光された駒に対してその旨の情報を記録
するようにしたので、この情報をラボで読み込んでその
フレームのプリントを禁止すれば、そのフレームが不要
にプリントされることがなく無駄が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例に係るカメラの要部を示す平
面断面図である。
【図3】フィルムのパーフォレーションおよび磁気記録
領域と、フォトカプラおよび磁気ヘッドとの位置関係を
示す図である。
【図4】パーフォレーションに対するフォトカプラの位
置とフォトカプラの出力信号との関係を示す図である。
【図5】カメラの制御系を示すブロック図である。
【図6】5タイプのフィルムを示す図である。
【図7】動作を説明するメインのフローチャートであ
る。
【図8】フィルム装填ルーチンの詳細を示すフローチャ
ートである。
【図9】露出完了後ルーチンの詳細を示すフローチャー
トである。
【図10】全巻戻しルーチンの詳細を示すフローチャー
トである。
【図11】ワインドモード切換ルーチンの詳細を示すフ
ローチャートである。
【図12】カ−トリッジ蓋開放後ルーチンの詳細を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 3 巻上スプール 5 アパ−チャ 6 磁気ヘッド 8 フォトカプラ 10 フィルムカ−トリッジ 11 フィルム 11a 磁気記録領域 12 スプール軸 21 制御回路 22 記録/再生回路 23 フィルム給送モータ 24 モータ駆動回路 25 表示装置 SW1 カ−トリッジ蓋スイッチ SW2 カ−トリッジスイッチ SW3 露出完了スイッチ SW4 ワインドモード切換スイッチ SW5 起動スイッチ SW6 途中巻戻しスイッチ 101,201 給送手段 102 磁気ヘッド 103 駒判定手段 104 切換設定手段 105 未露光駒検出手段 106 第1の制御手段 107 第1の記憶手段 108 第2の制御手段 109 第2の記憶手段 110 終了判定手段 111 第3の制御手段 202 記録手段 203 状態検出手段 204 カートリッジ蓋検出手段 205 記録制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光済みの駒に対して露光済み情報が記
    録された途中巻戻しフィルムが装填可能とされ、 フィルムの巻上げおよび巻戻しを行う給送手段と、 カ−トリッジが装填されるカ−トリッジ室とアパ−チャ
    との間に設けられ、前記フィルム給送に伴って各駒に対
    する情報の再生および露光済み情報の記録が可能な単一
    の磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドの再生情報に基づいて未露光駒か露光済
    み駒かを判定する駒判定手段と、 ワインド切換指令に応答してノーマルワインドモードと
    プリワインドモードとを切換設定する切換設定手段と、 前記途中巻戻しフィルムが装填されると、フィルムを巻
    上げつつ前記情報再生を行うべく前記給送手段および磁
    気ヘッドを作動させ、そのときの前記駒判定手段の判定
    結果に基づいて最も先頭の未露光駒または最も終端の未
    露光駒を検出する未露光駒検出手段と、 前記ノーマルワインドモード設定時には、前記最も先頭
    の未露光駒が検出されるとその駒をアパ−チャと対向せ
    しめる一方、前記プリワインドモード設定時には、前記
    最も終端の未露光駒が検出されるとその駒をアパ−チャ
    と対向させるべく前記給送手段を制御する第1の制御手
    段と、 前記プリワインドモード設定時に、前記検出された最も
    先頭の未露光駒を記憶する第1の記憶手段と、 前記ノーマルワインドモード設定時には、撮影が行われ
    るたびにフィルムを1駒分巻上げるとともに、その巻上
    げに伴って前記情報再生を行うべく前記給送手段および
    磁気ヘッドを制御する一方、前記プリワインドモード設
    定時には、撮影が行われるたびにフィルムを1駒分巻戻
    すとともに、その巻戻しに伴って前記露光済み情報の記
    録を行うべく前記給送手段および磁気ヘッドを制御する
    第2の制御手段と、 前記ノーマルワインドモード設定時に、撮影された各駒
    を記憶する第2の記憶手段と、 前記ノーマルワインドモード設定時には、前記第2の制
    御手段による1駒巻上げ時に前記駒判定手段が露光済み
    駒と判定したら全駒撮影終了と判断する一方、前記プリ
    ワインドモード設定時には、前記第1の記憶手段に記憶
    された最も先頭の未露光駒の撮影が終了したら全駒撮影
    終了と判断する終了判定手段と、 巻戻し指令信号に応答してフィルムの全巻戻しを行うべ
    く前記給送手段を制御するとともに、前記ノーマルワイ
    ンドモード設定時には、該全巻戻しに伴って前記露光済
    み情報を前記第2の記憶手段に記憶された駒に対して記
    録すべく前記磁気ヘッドを制御する第3の制御手段とを
    具備することを特徴とする情報記録可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 フィルムを給送する給送手段と、 前記フィルム給送に伴い、フィルムが不所望に露光され
    たことを示す情報をフィルムの各駒に対して記録可能な
    記録手段と、 フィルムが装填され且つ巻上げスプールに巻き付いてい
    る状態を検出する状態検出手段と、 カ−トリッジ蓋が開かれたことを検出するカ−トリッジ
    蓋検出手段と、 前記状態検出手段により前記状態が検出されているとき
    に前記カ−トリッジ蓋検出手段によりカ−トリッジ蓋が
    開かれたことが検出されると、不所望に露光された駒に
    対してその旨の情報を記録すべく前記給送手段および記
    録手段を制御する記録制御手段とを具備することを特徴
    とする情報記録可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、カ−トリッジが装填さ
    れるカ−トリッジ室とアパ−チャとの間に設けられ、前
    記記録制御手段は、前記状態が検出されているときに前
    記カ−トリッジ蓋が開かれたことが検出されると、フィ
    ルムを1駒分巻上げ、その後、フィルムを全駒巻戻しつ
    つ該巻戻される駒に対して前記不所望に露光されたこと
    を示す情報を記録すべく前記給送手段および記録手段を
    制御することを特徴とする請求項2に記載の情報記録可
    能なカメラ。
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