JPH05248001A - ドーム架構の建て方工法 - Google Patents
ドーム架構の建て方工法Info
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- JPH05248001A JPH05248001A JP8262792A JP8262792A JPH05248001A JP H05248001 A JPH05248001 A JP H05248001A JP 8262792 A JP8262792 A JP 8262792A JP 8262792 A JP8262792 A JP 8262792A JP H05248001 A JPH05248001 A JP H05248001A
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- JP
- Japan
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- ring
- refraction
- regular polygon
- panel
- middle ring
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 仮設架構の大幅な簡略化と架構本体の組立施
工の単純化によって、建設工期の短縮と建設コストの節
減が可能である建て方工法を提供する。 【構成】 ドーム架構1を正多角形のコアリング2と、
コアリング2の下方に同心配置される正多角形のミドル
リング3と、外向きに凸に屈折した四角形の屈折パネル
4と、屈折線6より下側の屈折パネル部分の間に配置さ
れる四角形の平面パネル5とに分割して構成し、建設用
敷地7に中心仮設柱8を設置し、中心仮設柱8に連結し
たリング保持ワイヤー9でコアリング2とミドルリング
3を所定高さに保持し、各屈折パネル4と平面パネル5
をコアリング2とミドルリング3に接合し、更に基礎定
着部材10に接合した後、リング保持ワイヤー9を取り
外して中心仮設柱8を撤去する。
工の単純化によって、建設工期の短縮と建設コストの節
減が可能である建て方工法を提供する。 【構成】 ドーム架構1を正多角形のコアリング2と、
コアリング2の下方に同心配置される正多角形のミドル
リング3と、外向きに凸に屈折した四角形の屈折パネル
4と、屈折線6より下側の屈折パネル部分の間に配置さ
れる四角形の平面パネル5とに分割して構成し、建設用
敷地7に中心仮設柱8を設置し、中心仮設柱8に連結し
たリング保持ワイヤー9でコアリング2とミドルリング
3を所定高さに保持し、各屈折パネル4と平面パネル5
をコアリング2とミドルリング3に接合し、更に基礎定
着部材10に接合した後、リング保持ワイヤー9を取り
外して中心仮設柱8を撤去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一定の規則性のもとに各
構造部材が立体的に展開するドーム架構の建て方工法に
関するものである。
構造部材が立体的に展開するドーム架構の建て方工法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の細長い構造部材を例えばハニカム
型に連結して所要の曲面壁構造を構成したドーム架構
は、完成状態では面方向に配置した隣接の構造部材間に
働く引張力と圧縮力が釣り合うため、充分強固な壁構造
である。しかしながら、複層式のドーム架構ではともか
くとして、単層式のドーム架構では、敷地面の基礎定着
部材から上方に向かって各構造部材を順次接合して行く
建て上げの過程においては、力の釣り合いによる構造部
材の相互支持が期待できない。そのため、敷地面に支保
用仮設架構を建て上げ、既に組み上げた壁部分の構造部
材を該仮設架構で支持している。
型に連結して所要の曲面壁構造を構成したドーム架構
は、完成状態では面方向に配置した隣接の構造部材間に
働く引張力と圧縮力が釣り合うため、充分強固な壁構造
である。しかしながら、複層式のドーム架構ではともか
くとして、単層式のドーム架構では、敷地面の基礎定着
部材から上方に向かって各構造部材を順次接合して行く
建て上げの過程においては、力の釣り合いによる構造部
材の相互支持が期待できない。そのため、敷地面に支保
用仮設架構を建て上げ、既に組み上げた壁部分の構造部
材を該仮設架構で支持している。
【0003】この支保工と作業足場を兼ねた仮設架構
は、曲面壁構造が上方に伸びるのにつれて高くする必要
があり、仮設架構はドーム架構の周辺部から中心部側に
向かって順次拡大して行く。このように底面積が広くて
ドーム架構のほぼ最上点にまで達する仮設架構を建て上
げるのは、ドーム架構全体の建設作業の能率向上を阻害
するものであり、多くの作業員を仮設架構に割り当てる
のは、労働力不足で労賃が高騰している情況下では、建
設コストの低減を困難にしている。
は、曲面壁構造が上方に伸びるのにつれて高くする必要
があり、仮設架構はドーム架構の周辺部から中心部側に
向かって順次拡大して行く。このように底面積が広くて
ドーム架構のほぼ最上点にまで達する仮設架構を建て上
げるのは、ドーム架構全体の建設作業の能率向上を阻害
するものであり、多くの作業員を仮設架構に割り当てる
のは、労働力不足で労賃が高騰している情況下では、建
設コストの低減を困難にしている。
【0004】本発明者等は一定の規則性のもとに各構造
部材が立体的に展開するドーム架構を特願平2−214
575号で提案している。このドーム架構は、図2と図
3に示したように、高さ位置をずらせて同心に配置さ
れ、平面座標に投影したとき内外三重になる各正多角形
について、内側に来る正多角形の辺数をNとし、一辺の
長さをXとしたとき、その外側に来る正多角形の辺数が
2Nとなり、一辺の長さがXとなるように、当該内側の
正多角形と外側の正多角形の間に形成される四角形の縦
辺の平面座標における長さYを下記数1
部材が立体的に展開するドーム架構を特願平2−214
575号で提案している。このドーム架構は、図2と図
3に示したように、高さ位置をずらせて同心に配置さ
れ、平面座標に投影したとき内外三重になる各正多角形
について、内側に来る正多角形の辺数をNとし、一辺の
長さをXとしたとき、その外側に来る正多角形の辺数が
2Nとなり、一辺の長さがXとなるように、当該内側の
正多角形と外側の正多角形の間に形成される四角形の縦
辺の平面座標における長さYを下記数1
【数1】で定め、各正多角形の各辺と各四角形の各辺を
構造部材で構成したものである。外側の正多角形の外接
円の半径は内側の正多角形の外接円の半径よりも大きく
なっている。
構造部材で構成したものである。外側の正多角形の外接
円の半径は内側の正多角形の外接円の半径よりも大きく
なっている。
【0005】図2に示した平面図形は、最も内側の正多
角形(正三角形)の周りに一個の正多角形(正六角形)
を同心に配置したものであり、二つの正多角形の間に
は、それらの各辺を横辺とした3個の四角形が形成され
ている。図3に示した平面図形では、最も内側の正多角
形(正三角形)の周りに2個の正多角形(正六角形と正
十二角形)を同心に配置しており、最も内側の正多角形
と2番目の正多角形の間には、それらの各辺を横辺とし
た3個の四角形が形成され、2番目の正多角形と3番目
の正多角形の間には、それらの各辺を横辺とした6個の
四角形が形成されている。
角形(正三角形)の周りに一個の正多角形(正六角形)
を同心に配置したものであり、二つの正多角形の間に
は、それらの各辺を横辺とした3個の四角形が形成され
ている。図3に示した平面図形では、最も内側の正多角
形(正三角形)の周りに2個の正多角形(正六角形と正
十二角形)を同心に配置しており、最も内側の正多角形
と2番目の正多角形の間には、それらの各辺を横辺とし
た3個の四角形が形成され、2番目の正多角形と3番目
の正多角形の間には、それらの各辺を横辺とした6個の
四角形が形成されている。
【0006】このように形成されるドーム架構は、上記
規則性のためにコンピューターによる設計製図を能率良
く行なうのに適するものであり、内外の各正多角形の各
辺を構成する構造部材と、内外の正多角形間の四角形の
各縦辺を構成する構造部材の大幅な均一化、画一化によ
って製作加工のコストを節減できる等の利点を有するも
のであるが、建て方工法として、前記した大掛かりな仮
設架構による下方からの建て上げ方式をそのまま踏襲す
るときには、この斬新なドーム架構本来の利点が、その
分だけ減殺され、ドーム架構全体の建設コストの削減や
工期の短縮等が抑制されてしまうことになる。
規則性のためにコンピューターによる設計製図を能率良
く行なうのに適するものであり、内外の各正多角形の各
辺を構成する構造部材と、内外の正多角形間の四角形の
各縦辺を構成する構造部材の大幅な均一化、画一化によ
って製作加工のコストを節減できる等の利点を有するも
のであるが、建て方工法として、前記した大掛かりな仮
設架構による下方からの建て上げ方式をそのまま踏襲す
るときには、この斬新なドーム架構本来の利点が、その
分だけ減殺され、ドーム架構全体の建設コストの削減や
工期の短縮等が抑制されてしまうことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、上記数1に基づいて構成されるドーム架構の建て
方工法として高い有用性があり、仮設架構の大幅な簡略
化と架構本体の組立施工の単純化によって、ドーム架構
全体の建設工期の短縮と建設コストの節減等が可能であ
る建て方工法を提供することである。
的は、上記数1に基づいて構成されるドーム架構の建て
方工法として高い有用性があり、仮設架構の大幅な簡略
化と架構本体の組立施工の単純化によって、ドーム架構
全体の建設工期の短縮と建設コストの節減等が可能であ
る建て方工法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記数式
に基づいて内外三重に正多角形を配置したドーム架構で
は、最も内側の正多角形と2番目の正多角形の間に形成
される上側四角形と、2番目の正多角形と3番目の正多
角形の間に形成される下側四角形の半数とが、2番目の
正多角形の一辺を共有して一定角度に屈折して1個置き
に接続されていることに着目して、このドーム架構の合
理的な分割の仕方を検討し、本発明を完成した。
に基づいて内外三重に正多角形を配置したドーム架構で
は、最も内側の正多角形と2番目の正多角形の間に形成
される上側四角形と、2番目の正多角形と3番目の正多
角形の間に形成される下側四角形の半数とが、2番目の
正多角形の一辺を共有して一定角度に屈折して1個置き
に接続されていることに着目して、このドーム架構の合
理的な分割の仕方を検討し、本発明を完成した。
【0009】以下、添付図面中の参照符号を用いて説明
すると、本発明の建て方工法では、前記方式で展開する
ドーム架構1を、図4に示したように4種類の構成要素
に分割して構成し、これらの構成要素は建て方前に工場
または建設現場の地面上で予め製作組立される。なお、
本発明では正多角形の用語は、正三角形を含むものとし
て使用されている。第1の構成要素は、ドーム架構1の
中心部最上位に水平配置される正多角形のコアリング2
である。コアリング2は、平面座標に投影したとき最も
内側に来る正多角形の各辺を構造部材で構成したもので
ある。
すると、本発明の建て方工法では、前記方式で展開する
ドーム架構1を、図4に示したように4種類の構成要素
に分割して構成し、これらの構成要素は建て方前に工場
または建設現場の地面上で予め製作組立される。なお、
本発明では正多角形の用語は、正三角形を含むものとし
て使用されている。第1の構成要素は、ドーム架構1の
中心部最上位に水平配置される正多角形のコアリング2
である。コアリング2は、平面座標に投影したとき最も
内側に来る正多角形の各辺を構造部材で構成したもので
ある。
【0010】第2の構成要素は、コアリング2の下方に
コアリング2と同心に水平配置され、コアリング2より
外接円の半径が大きい正多角形のミドルリング3であ
る。ミドルリング3は、平面座標に投影したとき2番目
に配置される正多角形の各辺を構造部材で構成したもの
であり、コアリング2の2倍の辺数を有し、一辺の長さ
がコアリング2の一辺の長さに等しい。
コアリング2と同心に水平配置され、コアリング2より
外接円の半径が大きい正多角形のミドルリング3であ
る。ミドルリング3は、平面座標に投影したとき2番目
に配置される正多角形の各辺を構造部材で構成したもの
であり、コアリング2の2倍の辺数を有し、一辺の長さ
がコアリング2の一辺の長さに等しい。
【0011】第3の構成要素は、水平方向に横断する屈
折線6にて外向きに凸に屈折し、コアリング2とミドル
リング3に接合される四角形の屈折パネル4である。屈
折パネル4は、最も内側の正多角形と2番目の正多角形
の間に形成される上側四角形と、2番目の正多角形と3
番目の正多角形の間に形成され、横辺の一つとして2番
目の正多角形の辺を上側正多角形と共有している下側正
多角形とから成り、これら上下の四角形の各横辺と各縦
辺を構造部材で構成したものである。屈折線6は上下の
四角形の前記共有辺であり、上下の各四角形の横辺の長
さはコアリング2の一辺の長さに等しい。屈折パネル4
はコアリング2の辺数と同数個だけ用意される。
折線6にて外向きに凸に屈折し、コアリング2とミドル
リング3に接合される四角形の屈折パネル4である。屈
折パネル4は、最も内側の正多角形と2番目の正多角形
の間に形成される上側四角形と、2番目の正多角形と3
番目の正多角形の間に形成され、横辺の一つとして2番
目の正多角形の辺を上側正多角形と共有している下側正
多角形とから成り、これら上下の四角形の各横辺と各縦
辺を構造部材で構成したものである。屈折線6は上下の
四角形の前記共有辺であり、上下の各四角形の横辺の長
さはコアリング2の一辺の長さに等しい。屈折パネル4
はコアリング2の辺数と同数個だけ用意される。
【0012】第4の構成要素は、屈折線6より下側の屈
折パネル部分の間に配置され、ミドルリング3に接合さ
れる四角形の平面パネル5である。平面パネル5は、2
番目の正多角形と3番目の正多角形の間に形成される四
角形のうち、屈折パネル4の下側四角形に含まれない方
の四角形の各横辺と各縦辺を構造部材で構成したもので
ある。平面パネル5の各横辺の長さはミドルリング3の
一辺の長さに等しい。平面パネル5はミドルリング3の
辺数の半数個だけ用意される。
折パネル部分の間に配置され、ミドルリング3に接合さ
れる四角形の平面パネル5である。平面パネル5は、2
番目の正多角形と3番目の正多角形の間に形成される四
角形のうち、屈折パネル4の下側四角形に含まれない方
の四角形の各横辺と各縦辺を構造部材で構成したもので
ある。平面パネル5の各横辺の長さはミドルリング3の
一辺の長さに等しい。平面パネル5はミドルリング3の
辺数の半数個だけ用意される。
【0013】請求項1の建て方工法では、図1に示した
ようにドーム架構1の建設用敷地7の中心部に中心仮設
柱8を設置し、中心仮設柱8に連結したリング保持ワイ
ヤー9によってコアリング2とミドルリング3の連繋物
を所定高さに保持する。次に、各屈折パネル4の上側横
辺をコアリング2の各辺に接合し、各屈折パネル4の屈
折線部分をミドルリング3の各辺に接合し、各平面パネ
ル5の上側横辺をミドルリング3の各辺に接合する。そ
して、各屈折パネル4と各平面パネル5の各下側横辺を
敷地7の基礎定着部材10に接合した後、リング保持ワ
イヤー9を取り外し、中心仮設柱8を撤去する。
ようにドーム架構1の建設用敷地7の中心部に中心仮設
柱8を設置し、中心仮設柱8に連結したリング保持ワイ
ヤー9によってコアリング2とミドルリング3の連繋物
を所定高さに保持する。次に、各屈折パネル4の上側横
辺をコアリング2の各辺に接合し、各屈折パネル4の屈
折線部分をミドルリング3の各辺に接合し、各平面パネ
ル5の上側横辺をミドルリング3の各辺に接合する。そ
して、各屈折パネル4と各平面パネル5の各下側横辺を
敷地7の基礎定着部材10に接合した後、リング保持ワ
イヤー9を取り外し、中心仮設柱8を撤去する。
【0014】請求項2の建て方工法では、図5に示した
ように建設用敷地7の中心部に1台または複数台のクレ
ーン11を設置し、クレーン11に連結したリング保持
ワイヤー9によってコアリング2とミドルリング3の連
繋物を所定高さに保持する。次に、各屈折パネル4の上
側横辺をコアリング2の各辺に接合し、各屈折パネル4
の屈折線部分をミドルリング3の各辺に接合し、各平面
パネル5の上側横辺をミドルリング3の各辺に接合す
る。そして、各屈折パネル4の下側横辺と各平面パネル
5の下側横辺を敷地7の基礎定着部材10に接合した
後、リング保持ワイヤー9を取り外し、クレーン11を
撤去する。
ように建設用敷地7の中心部に1台または複数台のクレ
ーン11を設置し、クレーン11に連結したリング保持
ワイヤー9によってコアリング2とミドルリング3の連
繋物を所定高さに保持する。次に、各屈折パネル4の上
側横辺をコアリング2の各辺に接合し、各屈折パネル4
の屈折線部分をミドルリング3の各辺に接合し、各平面
パネル5の上側横辺をミドルリング3の各辺に接合す
る。そして、各屈折パネル4の下側横辺と各平面パネル
5の下側横辺を敷地7の基礎定着部材10に接合した
後、リング保持ワイヤー9を取り外し、クレーン11を
撤去する。
【0015】請求項3の建て方工法では、図6に示した
ように建設用敷地7の周辺部に1台または複数台のクレ
ーン11を設置し、クレーン11に連結したリング保持
ワイヤー9によってコアリング2とミドルリング3の連
繋物を所定高さに保持する。次に、各屈折パネル4の上
側横辺をコアリング2の各辺に接合し、各屈折パネル4
の屈折線部分をミドルリング3の各辺に接合し、各平面
パネル5の上側横辺をミドルリング3の各辺に接合す
る。そして、各屈折パネル4の下側横辺と各平面パネル
5の下側横辺を敷地7の基礎定着部材10に接合した
後、リング保持ワイヤー9を取り外し、各クレーン11
を撤去する。
ように建設用敷地7の周辺部に1台または複数台のクレ
ーン11を設置し、クレーン11に連結したリング保持
ワイヤー9によってコアリング2とミドルリング3の連
繋物を所定高さに保持する。次に、各屈折パネル4の上
側横辺をコアリング2の各辺に接合し、各屈折パネル4
の屈折線部分をミドルリング3の各辺に接合し、各平面
パネル5の上側横辺をミドルリング3の各辺に接合す
る。そして、各屈折パネル4の下側横辺と各平面パネル
5の下側横辺を敷地7の基礎定着部材10に接合した
後、リング保持ワイヤー9を取り外し、各クレーン11
を撤去する。
【0016】
【作用】請求項1の建て方工法では、中心仮設柱8はド
ーム架構1の平面図における中心点を通るように敷地7
に設置される。中心仮設柱8の先端部には、撚り鋼線な
どで構成したリング保持ワイヤー9の端末部が地上で緊
結される。中心仮設柱8は敷地7の地盤に打設した基礎
コンクリート中に基端部を固定される。トラス等の連繋
部材12によるコアリング2とミドルリング3の組立
は、連繋物全体の大きさと運搬手段の能力に対応して、
工場段階あるいは建設現場で行なわれる。コアリング2
とミドルリング3の連繋物はクレーン11によって中心
仮設柱8の先端部よりも高い位置に一旦吊り上げられた
後、各自の内側空間に中心仮設柱8が挿入されるように
所定高さまで降ろされ、当該位置に保持される。
ーム架構1の平面図における中心点を通るように敷地7
に設置される。中心仮設柱8の先端部には、撚り鋼線な
どで構成したリング保持ワイヤー9の端末部が地上で緊
結される。中心仮設柱8は敷地7の地盤に打設した基礎
コンクリート中に基端部を固定される。トラス等の連繋
部材12によるコアリング2とミドルリング3の組立
は、連繋物全体の大きさと運搬手段の能力に対応して、
工場段階あるいは建設現場で行なわれる。コアリング2
とミドルリング3の連繋物はクレーン11によって中心
仮設柱8の先端部よりも高い位置に一旦吊り上げられた
後、各自の内側空間に中心仮設柱8が挿入されるように
所定高さまで降ろされ、当該位置に保持される。
【0017】コアリング2とミドルリング3の連繋物に
対するリング保持ワイヤー9の端末部の緊結作業は、ク
レーン11で支持した作業用ゴンドラから行なわれ、連
繋物は中心仮設柱8の周囲空間に水平に保持される。リ
ング保持ワイヤー9はコアリング2とミドルリング3の
一方または両方に緊結できるが、連繋物を安定かつ強固
に吊り下げるには、リング保持ワイヤー9を両リングに
緊結し、緊結点を等角度間隔に設定するのが望ましい。
連繋物の外側空間には屈折パネル4と平面パネル5がク
レーン11によって吊り上げられ、ボルト締付や溶接等
の公知手段によって、屈折パネル4がコアリング2とミ
ドルリング3に接合され、平面パネル5がミドルリング
3に接合される。
対するリング保持ワイヤー9の端末部の緊結作業は、ク
レーン11で支持した作業用ゴンドラから行なわれ、連
繋物は中心仮設柱8の周囲空間に水平に保持される。リ
ング保持ワイヤー9はコアリング2とミドルリング3の
一方または両方に緊結できるが、連繋物を安定かつ強固
に吊り下げるには、リング保持ワイヤー9を両リングに
緊結し、緊結点を等角度間隔に設定するのが望ましい。
連繋物の外側空間には屈折パネル4と平面パネル5がク
レーン11によって吊り上げられ、ボルト締付や溶接等
の公知手段によって、屈折パネル4がコアリング2とミ
ドルリング3に接合され、平面パネル5がミドルリング
3に接合される。
【0018】コアリング2とミドルリング3の連繋物の
総重量と屈折パネル4や平面パネルの重量との見合いに
よって、最初に幾つかの屈折パネル4や平面パネル5を
連繋物に接合するとき、偏位荷重によって連繋物が所定
の水平位置から傾斜することがあり得る。このような傾
斜動作を防止したいときには、敷地7の地盤と連繋物と
の間に緊張ワイヤーを架設する。コアリング2やミドル
リング3に対する屈折パネル4と平面パネル5の接合
は、当初段階ではクレーンで吊り上げられた作業用ゴン
ドラからなされる。連繋物の総重量の関係や緊張ワイヤ
ーの併用によって、連繋物が水平状態に的確に維持され
ているときには、当初からコアリング2やミドルリング
3を足場に使用して接合作業が行なわれる。接合がある
程度進行した段階からは、作業用ゴンドラからコアリン
グ2やミドルリング3あるいは接合済み屈折パネル4や
平面パネル5に移乗して、接合作業を行なえる。
総重量と屈折パネル4や平面パネルの重量との見合いに
よって、最初に幾つかの屈折パネル4や平面パネル5を
連繋物に接合するとき、偏位荷重によって連繋物が所定
の水平位置から傾斜することがあり得る。このような傾
斜動作を防止したいときには、敷地7の地盤と連繋物と
の間に緊張ワイヤーを架設する。コアリング2やミドル
リング3に対する屈折パネル4と平面パネル5の接合
は、当初段階ではクレーンで吊り上げられた作業用ゴン
ドラからなされる。連繋物の総重量の関係や緊張ワイヤ
ーの併用によって、連繋物が水平状態に的確に維持され
ているときには、当初からコアリング2やミドルリング
3を足場に使用して接合作業が行なわれる。接合がある
程度進行した段階からは、作業用ゴンドラからコアリン
グ2やミドルリング3あるいは接合済み屈折パネル4や
平面パネル5に移乗して、接合作業を行なえる。
【0019】コアリング2とミドルリング3に対する全
ての屈折パネル4と平面パネル5の接合が終了し、ドー
ム架構1が完成された後、各屈折パネル4と平面パネル
5が、敷地7の基礎定着部材10に接合される。この基
礎定着部材10としては、敷地7の地盤に施工した基礎
構造、または該基礎構造に固着したアンカー体が使用さ
れる。基礎定着部材10に接合するに当たり、必要に応
じてドーム架構全体の位置修正が最終的になされる。
ての屈折パネル4と平面パネル5の接合が終了し、ドー
ム架構1が完成された後、各屈折パネル4と平面パネル
5が、敷地7の基礎定着部材10に接合される。この基
礎定着部材10としては、敷地7の地盤に施工した基礎
構造、または該基礎構造に固着したアンカー体が使用さ
れる。基礎定着部材10に接合するに当たり、必要に応
じてドーム架構全体の位置修正が最終的になされる。
【0020】敷地7の地盤へのドーム架構1の定着が完
了した後、リング保持ワイヤー9がコアリング2やミド
ルリング3から外され、中心仮設柱8が敷地7から撤去
される。中心仮設柱8の撤去は、コアリング2やミドル
リング3等の構成要素を歪曲したり損傷することがない
ように注意して行なわれる。連繋部材12を仮設トラス
としたときには、この除去も行われる。
了した後、リング保持ワイヤー9がコアリング2やミド
ルリング3から外され、中心仮設柱8が敷地7から撤去
される。中心仮設柱8の撤去は、コアリング2やミドル
リング3等の構成要素を歪曲したり損傷することがない
ように注意して行なわれる。連繋部材12を仮設トラス
としたときには、この除去も行われる。
【0021】請求項2の建て方工法では、クレーン11
はドーム架構1が完成されたときの総重量とクレーンの
揚重能力に対応して、1台または複数台使用される。ク
レーン11は建設用敷地7の中央部に配置され、コアリ
ング2とミドルリング3の連繋物に対するリング保持ワ
イヤー9の緊結は地上で行なわれる。連繋物が所定高さ
に吊り上げられたとき、クレーン11のブームはコアリ
ング2とミドルリング3の各内側空間を貫通する。その
他の工程は請求項1の建て方工法とほぼ同じである。ク
レーン11のブームがコアリング2とミドルリング3の
内側空間に入り込む関係上、この建て方工法は、コアリ
ング2の正多角形の角数が大きく、リング内側空間が広
いドーム架構に用いるのに適する。
はドーム架構1が完成されたときの総重量とクレーンの
揚重能力に対応して、1台または複数台使用される。ク
レーン11は建設用敷地7の中央部に配置され、コアリ
ング2とミドルリング3の連繋物に対するリング保持ワ
イヤー9の緊結は地上で行なわれる。連繋物が所定高さ
に吊り上げられたとき、クレーン11のブームはコアリ
ング2とミドルリング3の各内側空間を貫通する。その
他の工程は請求項1の建て方工法とほぼ同じである。ク
レーン11のブームがコアリング2とミドルリング3の
内側空間に入り込む関係上、この建て方工法は、コアリ
ング2の正多角形の角数が大きく、リング内側空間が広
いドーム架構に用いるのに適する。
【0022】請求項3の建て方工法では、ドーム架構1
が完成されたときの総重量と揚重能力に対応して1台ま
たは複数台使用されるクレーン11は、建設用敷地7の
周辺部に等間隔に配置される。コアリング2とミドルリ
ング3の連繋物に対するリング保持ワイヤー9の緊結は
地上で行なわれ、連繋物が所定高さに吊り上げられたと
き、クレーン11のブームはコアリング2とミドルリン
グ3の外側空間に起立している。その他の工程は請求項
1の建て方工法とほぼ同じである。この建て方工法で
は、クレーン11のブームがコアリング2とミドルリン
グ3の内側空間に入り込まないため、コアリング2の正
多角形の角数上の制約はない。このように中心仮設柱8
の代わりにクレーン11を使用する建て方工法では、ド
ーム架構1の完成後における撤去作業がより簡単かつ能
率良く行なえる。
が完成されたときの総重量と揚重能力に対応して1台ま
たは複数台使用されるクレーン11は、建設用敷地7の
周辺部に等間隔に配置される。コアリング2とミドルリ
ング3の連繋物に対するリング保持ワイヤー9の緊結は
地上で行なわれ、連繋物が所定高さに吊り上げられたと
き、クレーン11のブームはコアリング2とミドルリン
グ3の外側空間に起立している。その他の工程は請求項
1の建て方工法とほぼ同じである。この建て方工法で
は、クレーン11のブームがコアリング2とミドルリン
グ3の内側空間に入り込まないため、コアリング2の正
多角形の角数上の制約はない。このように中心仮設柱8
の代わりにクレーン11を使用する建て方工法では、ド
ーム架構1の完成後における撤去作業がより簡単かつ能
率良く行なえる。
【0023】
【実施例】図7から図9に示した実施例では、屈折パネ
ル4と平面パネル5は外力に対してX軸、Y軸、Z軸の
いずれの方向にも変形をしないようにH形鋼の組立物で
構成され、補強プレート13やブレース材14が表面に
取り付けてある。屈折パネル4の左右側面には屈折線よ
り斜め下向きに取付プレート15を設けてある。平面パ
ネル5は上側横辺をミドルリング3に辺に接合されるだ
けでなく、左右縦辺が取付プレート15を介して隣接の
屈折パネル4,4に接合されるため、接合は強固かつ安
定になされる。
ル4と平面パネル5は外力に対してX軸、Y軸、Z軸の
いずれの方向にも変形をしないようにH形鋼の組立物で
構成され、補強プレート13やブレース材14が表面に
取り付けてある。屈折パネル4の左右側面には屈折線よ
り斜め下向きに取付プレート15を設けてある。平面パ
ネル5は上側横辺をミドルリング3に辺に接合されるだ
けでなく、左右縦辺が取付プレート15を介して隣接の
屈折パネル4,4に接合されるため、接合は強固かつ安
定になされる。
【0024】コアリング2とミドルリング3も所要の構
造的強度を確保するために屈折パネル4や平面パネル5
と同様にH形鋼の組立物で構成されている。コアリング
2とミドルリング3のいずれにおいても、H形鋼の上側
フランジは外側半分2a,3aが斜め下向きに屈曲して
おり、屈折パネル4や平面パネル5が広い面積で安定良
く当接し、強固なボルト締め接合や溶接接合が行なえる
ようになっている。所定間隔でコアリング2とミドルリ
ング3を繋ぐ連繋部材12としては、アングル形鋼のト
ラスが使用されている。
造的強度を確保するために屈折パネル4や平面パネル5
と同様にH形鋼の組立物で構成されている。コアリング
2とミドルリング3のいずれにおいても、H形鋼の上側
フランジは外側半分2a,3aが斜め下向きに屈曲して
おり、屈折パネル4や平面パネル5が広い面積で安定良
く当接し、強固なボルト締め接合や溶接接合が行なえる
ようになっている。所定間隔でコアリング2とミドルリ
ング3を繋ぐ連繋部材12としては、アングル形鋼のト
ラスが使用されている。
【0025】図10から図12に示した実施例では、コ
アリング2の正多角形は正三角形で構成され、ミドルリ
ング3の正多角形は正六角形で構成され、3個の屈折パ
ネル4と3個の平面パネル5は、同一高さにある水平方
向の付加屈折線16,17にて外向きに凸に屈折されて
いる。
アリング2の正多角形は正三角形で構成され、ミドルリ
ング3の正多角形は正六角形で構成され、3個の屈折パ
ネル4と3個の平面パネル5は、同一高さにある水平方
向の付加屈折線16,17にて外向きに凸に屈折されて
いる。
【0026】図13から図14に示した実施例では、コ
アリング2の正多角形は正四角形で構成され、ミドルリ
ング3の正多角形は正八角形で構成され、4個の屈折パ
ネル4と4個の平面パネル5は、同様に水平方向の付加
屈折線16,17において外向きに凸に屈折されてい
る。このような屈折はドーム架構1の底面積をある程度
減少させるけれども、ドーム架構1の外周側部分の天井
高さを高くするため、ドーム架構1の使用上の利便性を
良くする。
アリング2の正多角形は正四角形で構成され、ミドルリ
ング3の正多角形は正八角形で構成され、4個の屈折パ
ネル4と4個の平面パネル5は、同様に水平方向の付加
屈折線16,17において外向きに凸に屈折されてい
る。このような屈折はドーム架構1の底面積をある程度
減少させるけれども、ドーム架構1の外周側部分の天井
高さを高くするため、ドーム架構1の使用上の利便性を
良くする。
【0027】図1に示した実施例では、各屈折パネル4
の下側横辺と各平面パネル5の下側横辺はボトムリング
18に接合され、ドーム架構1はボトムリング18を介
して基礎定着部材10に固定されている。このボトムリ
ング18は必要に応じて幾つかの部分に分割して建設現
場に搬入され、複数の屈折パネル4と平面パネルをコア
リングとミドルリング3の連繋物に順次接合する過程
で、あるいは連繋物に対する全ての屈折パネル4と平面
パネル5の接合が完了した段階で、屈折パネル4と平面
パネル5に接合される。
の下側横辺と各平面パネル5の下側横辺はボトムリング
18に接合され、ドーム架構1はボトムリング18を介
して基礎定着部材10に固定されている。このボトムリ
ング18は必要に応じて幾つかの部分に分割して建設現
場に搬入され、複数の屈折パネル4と平面パネルをコア
リングとミドルリング3の連繋物に順次接合する過程
で、あるいは連繋物に対する全ての屈折パネル4と平面
パネル5の接合が完了した段階で、屈折パネル4と平面
パネル5に接合される。
【0028】中心仮設柱の撤去作業をドーム架構1を損
傷せずに安全かつ能率良く行なう方策としては、中心仮
設柱を長さ方向に幾つかの柱部分に分割して構成し、ド
ーム架構1を敷地7に定着した後、上位側柱部分をクレ
ーンで吊り持ちした状態で、上位側柱部分と下位側柱部
分間の接合ボルトを外し、当該上位側柱部分をクレーン
で敷地に降ろすという作業を、順次繰り返す方法があ
る。また、鋼管などで構成した中心仮設柱を、クレーン
で支持しながら上から一定長さ毎に切断して行く方法も
ある。更にまた、ドーム架構の全体の高さによっては、
中心仮設柱をコアリングの上方空間に引き抜くこともで
きる。
傷せずに安全かつ能率良く行なう方策としては、中心仮
設柱を長さ方向に幾つかの柱部分に分割して構成し、ド
ーム架構1を敷地7に定着した後、上位側柱部分をクレ
ーンで吊り持ちした状態で、上位側柱部分と下位側柱部
分間の接合ボルトを外し、当該上位側柱部分をクレーン
で敷地に降ろすという作業を、順次繰り返す方法があ
る。また、鋼管などで構成した中心仮設柱を、クレーン
で支持しながら上から一定長さ毎に切断して行く方法も
ある。更にまた、ドーム架構の全体の高さによっては、
中心仮設柱をコアリングの上方空間に引き抜くこともで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の建て方工法は、ド
ーム架構をコアリングとミドルリングと屈折パネルと平
面パネルに分割して構成し、建設用敷地の中心部に中心
仮設柱またはクレーンを設置するか、建設用敷地の周辺
部にクレーンを設置し、該中心仮設柱またはクレーンに
連結したリング保持ワイヤーによって、コアリングとミ
ドルリングを所定高さに保持した状態で、各屈折パネル
の上側横辺をコアリングの各辺に接合し、各屈折パネル
の屈折線部分をミドルリングの各辺に接合し、各平面パ
ネルの上側横辺をミドルリングの各辺に接合するもので
あり、建て方に必要な補助手段としては、設置および撤
去が簡単かつ能率良くなされる中心仮設柱またはクレー
ンとリング保持ワイヤーだけであり、仮設架構が大幅に
簡略化されるため、ドーム架構全体の建設工期の大幅な
短縮が可能であり、仮設架構の資材コストと組上げ用労
賃コストの削減によってドーム架構全体の建設コストの
節減も可能である。
ーム架構をコアリングとミドルリングと屈折パネルと平
面パネルに分割して構成し、建設用敷地の中心部に中心
仮設柱またはクレーンを設置するか、建設用敷地の周辺
部にクレーンを設置し、該中心仮設柱またはクレーンに
連結したリング保持ワイヤーによって、コアリングとミ
ドルリングを所定高さに保持した状態で、各屈折パネル
の上側横辺をコアリングの各辺に接合し、各屈折パネル
の屈折線部分をミドルリングの各辺に接合し、各平面パ
ネルの上側横辺をミドルリングの各辺に接合するもので
あり、建て方に必要な補助手段としては、設置および撤
去が簡単かつ能率良くなされる中心仮設柱またはクレー
ンとリング保持ワイヤーだけであり、仮設架構が大幅に
簡略化されるため、ドーム架構全体の建設工期の大幅な
短縮が可能であり、仮設架構の資材コストと組上げ用労
賃コストの削減によってドーム架構全体の建設コストの
節減も可能である。
【0030】また、ドーム架構本体の組立は、上下に同
心配置したコアリングとミドルリングの各辺を単位とし
て屈折パネルと平面パネルを順次接合して行けば良いの
で、施工手順と施工内容が単純化されることになり、組
立作業が簡単かつ能率良くなされ、建設工期の一層の短
縮が可能である。
心配置したコアリングとミドルリングの各辺を単位とし
て屈折パネルと平面パネルを順次接合して行けば良いの
で、施工手順と施工内容が単純化されることになり、組
立作業が簡単かつ能率良くなされ、建設工期の一層の短
縮が可能である。
【図1】本発明の一実施例に係るドーム架構の建て方工
法を示す斜視図である。
法を示す斜視図である。
【図2】本発明の建て方工法が適用されるドーム架構の
基本原理を示す平面図であり、最も内側の正多角形を正
三角形としたものである。
基本原理を示す平面図であり、最も内側の正多角形を正
三角形としたものである。
【図3】本発明の建て方工法が適用されるドーム架構の
基本原理を示す平面図であり、最も内側の正多角形を正
五角形としたものである。
基本原理を示す平面図であり、最も内側の正多角形を正
五角形としたものである。
【図4】図1に示したドーム架構の各構成要素の分解状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例に係るドーム架構の建て方
工法を示す斜視図である。
工法を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るドーム架構の建て方
工法を示す斜視図である。
工法を示す斜視図である。
【図7】本発明の建て方工法が適用されるドーム架構の
屈折パネルの斜視図である。
屈折パネルの斜視図である。
【図8】本発明の建て方工法が適用されるドーム架構の
平面パネルの斜視図である。
平面パネルの斜視図である。
【図9】図7の屈折パネルと図8の平面パネルを接合し
たドーム架構のコアリングとミドルリングの要部斜視図
である。
たドーム架構のコアリングとミドルリングの要部斜視図
である。
【図10】本発明の建て方工法で完成されたドーム架構
を骨格的に示す平面図であり、コアリングを正三角形と
したものである。
を骨格的に示す平面図であり、コアリングを正三角形と
したものである。
【図11】図10に示したドーム架構の斜視図である。
【図12】図10に示したドーム架構の正面図である。
【図13】本発明の建て方工法で完成されたドーム架構
を骨格的に示す平面図であり、コアリングを正四角形と
したものである。
を骨格的に示す平面図であり、コアリングを正四角形と
したものである。
【図14】図13に示したドーム架構の斜視図である。
【図15】図13に示したドーム架構の正面図である。
1 ドーム架構 2 コアリング 3 ミドルリング 4 屈折パネル 5 平面パネル 6 屈折線 7 建設用敷地 8 中心仮設柱 9 リング保持ワイヤー 10 基礎定着部材 11 クレーン 12 連繋部材 13 補強プレート 14 ブレース材 15 取付プレート 16 付加屈折線 17 付加屈折線 18 ボトルリング
Claims (3)
- 【請求項1】 高さ位置をずらせて同心に配置され、平
面座標に投影したとき内外三重になる各正多角形につい
て、内側に来る正多角形の辺数をNとし、一辺の長さを
Xとしたとき、その外側に来る正多角形の辺数が2Nと
なり、一辺の長さがXとなるように、当該内側の正多角
形と外側の正多角形の間に形成される四角形の縦辺の平
面座標における長さYを下記数1 【数1】 で定め、各正多角形の各辺と各四角形の各辺を構造部材
で構成したドーム架構を (a) ドーム架構の中心部最上位に水平配置される正多角
形のコアリング、 (b) コアリングの下方にコアリングと同心に水平配置さ
れ、コアリングより外接円の半径が大きい正多角形のミ
ドルリング、 (c) 水平方向に横断する屈折線にて外向きに凸に屈折
し、コアリングとミドルリングに接合される四角形の屈
折パネル、及び (d) 屈折線より下側の屈折パネル部分の間に配置され、
ミドルリングに接合される四角形の平面パネル、 とに分割して構成し、ドーム架構の建設用敷地の中心部
に中心仮設柱を設置し、中心仮設柱に連結したリング保
持ワイヤーによってコアリングとミドルリングの連繋物
を所定高さに保持し、各屈折パネルの上側横辺をコアリ
ングの各辺に接合し、各屈折パネルの屈折線部分をミド
ルリングの各辺に接合し、各平面パネルの上側横辺をミ
ドルリングの各辺に接合し、各屈折パネルと各平面パネ
ルの各下側横辺を敷地の基礎定着部材に接合した後、リ
ング保持ワイヤーを取り外し、中心仮設柱を撤去するこ
とを特徴とするドーム架構の建て方工法。 - 【請求項2】 高さ位置をずらせて同心に配置され、平
面座標に投影したとき内外三重になる各正多角形につい
て、内側に来る正多角形の辺数をNとし、一辺の長さを
Xとしたとき、その外側に来る正多角形の辺数が2Nと
なり、一辺の長さがXとなるように、当該内側の正多角
形と外側の正多角形の間に形成される四角形の縦辺の平
面座標における長さYを下記数1 【数1】で定め、各正多角形の各辺と各四角形の各辺を
構造部材で構成したドーム架構を (a) ドーム架構の中心部最上位に水平配置される正多角
形のコアリング、 (b) コアリングの下方にコアリングと同心に水平配置さ
れ、コアリングより外接円の半径が大きい正多角形のミ
ドルリング、 (c) 水平方向に横断する屈折線にて外向きに凸に屈折
し、コアリングとミドルリングに接合される四角形の屈
折パネル、及び (d) 屈折線より下側の屈折パネル部分の間に配置され、
ミドルリングに接合される四角形の平面パネル、 とに分割して構成し、ドーム架構の建設用敷地の中心部
に1台または複数台のクレーンを設置し、クレーンに連
結したリング保持ワイヤーによってコアリングとミドル
リングの連繋物を所定高さに保持し、各屈折パネルの上
側横辺をコアリングの各辺に接合し、各屈折パネルの屈
折線部分をミドルリングの各辺に接合し、各平面パネル
の上側横辺をミドルリングの各辺に接合し、各屈折パネ
ルの下側横辺と各平面パネルの下側横辺を敷地の基礎定
着部材に接合した後、リング保持ワイヤーを取り外し、
クレーンを撤去することを特徴とするドーム架構の建て
方工法。 - 【請求項3】 高さ位置をずらせて同心に配置され、平
面座標に投影したとき内外三重になる各正多角形につい
て、内側に来る正多角形の辺数をNとし、一辺の長さを
Xとしたとき、その外側に来る正多角形の辺数が2Nと
なり、一辺の長さがXとなるように、当該内側の正多角
形と外側の正多角形の間に形成される四角形の縦辺の平
面座標における長さYを下記数1 【数1】で定め、各正多角形の各辺と各四角形の各辺を
構造部材で構成したドーム架構を (a) ドーム架構の中心部最上位に水平配置される正多角
形のコアリング、 (b) コアリングの下方にコアリングと同心に水平配置さ
れ、コアリングより外接円の半径が大きい正多角形のミ
ドルリング、 (c) 水平方向に横断する屈折線にて外向きに凸に屈折
し、コアリングとミドルリングに接合される四角形の屈
折パネル、及び (d) 屈折線より下側の屈折パネル部分の間に配置され、
ミドルリングに接合される四角形の平面パネル、 とに分割して構成し、ドーム架構の建設用敷地の周辺部
に1台または複数台のクレーンを設置し、クレーンに連
結したリング保持ワイヤーによってコアリングとミドル
リングの連繋物を所定高さに保持し、各屈折パネルの上
側横辺をコアリングの各辺に接合し、各屈折パネルの屈
折線部分をミドルリングの各辺に接合し、各平面パネル
の上側横辺をミドルリングの各辺に接合し、各屈折パネ
ルの下側横辺と各平面パネルの下側横辺を敷地の基礎定
着部材に接合した後、リング保持ワイヤーを取り外し、
各クレーンを撤去することを特徴とするドーム架構の建
て方工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8262792A JPH05248001A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ドーム架構の建て方工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8262792A JPH05248001A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ドーム架構の建て方工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05248001A true JPH05248001A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13779690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8262792A Withdrawn JPH05248001A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | ドーム架構の建て方工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05248001A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7992350B2 (en) * | 2006-05-23 | 2011-08-09 | Four Elements N.V. | Column borne building construction |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP8262792A patent/JPH05248001A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7992350B2 (en) * | 2006-05-23 | 2011-08-09 | Four Elements N.V. | Column borne building construction |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |