JPH0524646Y2 - - Google Patents

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JPH0524646Y2
JPH0524646Y2 JP1988077472U JP7747288U JPH0524646Y2 JP H0524646 Y2 JPH0524646 Y2 JP H0524646Y2 JP 1988077472 U JP1988077472 U JP 1988077472U JP 7747288 U JP7747288 U JP 7747288U JP H0524646 Y2 JPH0524646 Y2 JP H0524646Y2
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hanger
roof
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horizontal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば自動車の塗装工程と組立工
程間及び組立工程内においてトラツクのキヤブを
吊下げて搬送するような場合に使用されるトロリ
ーコンベアのトラツクキヤブ用ハンガーに係り、
詳しくはキヤブを水平姿勢に保持する技術に関す
る。
(従来の技術) この種のトロリーコンベアにおけるハンガーと
しては、キヤブの左右の側窓開口部上縁を左右一
対の前部ハンガーアームと後部ハンガーアームに
より支持することによつてキヤブを吊下げる方式
が知られている。。この場合、前後のハンガーア
ームはキヤブの側窓開口部の上縁水平部分に係止
されるが、とくにシングルタイプの場合には、キ
ヤブの重心位置が前側のハンガーアームよりも前
寄りとなるケースが普通であることから吊下げ時
にキヤブが前傾姿勢となるおそれがあるため、従
来はキヤブのルーフ後部上面をルーフ押えによつ
て押圧することによつてキヤブを水平姿勢に保持
するようにしている。第7図はこのような従来装
置を例示した概略図である。図では左右のうちの
片側のみを示しており、キヤブCの側窓開口部上
縁を支持する前後のハンガーアーム31,32に
ルーフの後部上面を押える機構が付設されてい
る。すなわち、前側のハンガーアーム31にセン
サーアーム33を取付ける一方、後側のハンガー
アーム32にルーフ押え34を取付け、ハンガー
アーム32によるキヤブCの吊下時にキヤブCの
側窓開口部上縁によりセンサーアーム33をスプ
リング35に抗して上から押えつけることにより
チエンを利用した伝達機構36を介してルーフ押
え34をルーフ上面に押圧させてキヤブCを水平
に保持するようにしたものである。なお、このよ
うな押圧方式の場合は、単に下側から支持する方
式に比較すると、ハンガーによる搬送移動中にキ
ヤブCが不測にずれないよう規制し得る点でも有
効である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した従来方式は、キヤブCの重
量を利用してセンサーアーム33を押圧回動さ
せ、それに連動してルーフ押え34をルーフ上面
に押圧する方式であることから、ルーフ押え34
の回動量が常に一定であり、一方、キヤブCは車
種によつてその形状や重心位置が異なるのが普通
であることから、各種キヤブのルーフ上面に対し
てルーフ押え34が適合するように該ルーフ押え
34の形状あるいは位置等を調整することは困難
であり、そのため、車種毎でルーフ押え34によ
る押圧作用に過不足が生じ、キヤブCの吊下姿勢
がばらついて不安定になるという問題がある。ま
た、図示のように、ルーフ押え34が鉤型に形成
され、キヤブCの側面をも押圧するような形状と
したときは、ハンガーアーム31,32による吊
下時においてキヤブCが幅方向にずれていたりす
ると、ルーフあるいは側面に無理な外力が作用し
てキヤブCにひねりが発生するおそれがある。
そこで本考案は、従来の問題に鑑み、車種の如
何に関係なくキヤブを安定状態に支持できるよう
にしたトロリーコンベアのトラツクキヤブ用ハン
ガーを提供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案は下記の如
く構成したものである。すなわち、トロリーコン
ベアに取付けられるトラツクキヤブ用ハンガーで
あつて、キヤブの側窓開口部上縁に係止してキヤ
ブを支持するために前後に配置された複数のハン
ガーアームと、キヤブの前後方向重心位置が前記
ハンガーアームによる前後の支持点の一側に片寄
つていることによつて生ずる不安定姿勢のキヤブ
を、前記支持点の反対側において自重を利用して
ルーフ上面から押えることによつて水平に支持す
るための押え面が平板状に形成された水平保持装
置とを備え、上記水平保持装置は、前記ハンガー
アームによる前後の支持点の荷重配分をバランス
させるに必要な重量を有し、かつリンク機構によ
つて水平姿勢で上下移動可能に支持される構成と
したものである。
(作用) 従つて、上述の如く構成された水平保持装置
は、ハンガーアームによるキヤブの吊下時におい
て、キヤブのルーフ上面を下向きに押圧すること
によりキヤブを水平姿勢に保持するよう作用す
る。水平保持装置は、それ自体がリンク機構を介
して水平姿勢を保ちながらルーフを自重により真
上から押えつけ、しかもその押圧力はハンガーア
ームの前後の支持点間にキヤブ重心がくるように
加えられ、結果としてハンガーアームにて吊下げ
られたキヤブは水平姿勢で安定する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。図中1はトロリーコンベアであつ
て、ガイドレール2に移動可能に支持されたトロ
リー3と、このトロリー3に取付けられたトラツ
クキヤブ吊下用ハンガー4とを有する。
ハンガー4のハンガーフレーム5はその長手方
向を移動方向としてほぼ長方形状に枠組みされる
とともに、その左右両側には水平に延在するアー
ムシヤフト6を回動可能に備えており、このアー
ムシヤフト6にはシングルタイプあるいはダブル
タイプのキヤブCの側窓開口部上縁に係止してそ
れらキヤブCを吊下げるための左右一対のかつ前
後三組のハンガーアーム7,8,9が取付けられ
ている。そして、前側のハンガーアーム7と中間
のハンガーアーム8がシングルタイプのキヤブC
の側窓開口部上縁あるいはダブルタイプのキヤブ
Cの前側の側窓開口部上縁に係止し、後側のハン
ガーアーム9がダブルタイプのキヤブCの後側の
側窓開口部上縁に係止するようその間隔が設定さ
れている。すなわち、後側のハンガーアーム9は
ダブルタイプのキヤブCの専用アームとなつてお
り、従つて第1図及び第2図に示す如く中間のハ
ンガーアーム8から相当の間隔を置いて配設され
ている。なお、第1図において、シングルタイプ
のキヤブCは実線で示し、ダブルタイプのキヤブ
Cは仮想線で示してある。
また、前記ハンガーフレーム5の後側には水平
保持装置10が設置されている。この水平保持装
置10は方形の平板状に形成された本体11と、
この本体11の前後部下面にそれぞれ取付けられ
た前後のルーフ押え12,13と、本体11の中
央上面に載置固定されたプレート状のバランスウ
エイト14とからなり、そして前後のルーフ押え
12,13は、具体的には下面にスポンジ12
a,13aを有するとともに、第2図及び第3図
に示す如く本体11の左右外側方に向かつてほぼ
水平の張出状に取付けられている。また、前記バ
ランスウエイト14はハンガー4によるシングル
タイプのキヤブCの吊下時において、前側ルーフ
押え12によるルーフ後部の押圧作用によつて当
該キヤブCのキヤブ重心が前側ハンガーアーム7
と中間ハンガーアーム8との間に位置するように
その重量が予め調整されている。
しかして、上述の如く構成された水平保持装置
10はハンガーフレーム5に対して左右一対のパ
ンタグラフ式シンク機構15を介して吊下状に支
持され、水平姿勢を保持した状態で上下動可能と
なつている。リンク機構15は、第1図に示すよ
うにX字状に重合されかつその重合部をピン17
にて枢着された左右2枚ずつのリンク16と、左
右のリンク16の対向端部を互いに連結するため
の連結ロツド18とからなり、そしてリンク16
は前端上部がハンガーフレーム5の前後方向のほ
ぼ中間部位に、前端下部が水平保持装置10の本
体11の前端部にそれぞれ枢着され、また後端上
部がハンガーフレーム5の後側に取付けられた水
平のガイドレール19に、後端下部が本体11の
後側に取付けられた水平のガイドレール20にそ
れぞれローラ21,22を介して水平移動可能に
支持されている。すなわち、リンク機構15のリ
ンク16は前端部を固定点とし、後端部を可動点
として上下に伸縮作動するように構成されてい
る。なお、リンク機構15の下降端はハンガーフ
レーム5のガイドレール19に設けたローラ規制
用のストツパ23によつて制限されている。ま
た、水平保持装置10には安全対策として、ハン
ガーフレーム5に取付けられた前後一対の落下防
止用チエン24が連結されている。
本実施例のトロリコンベアのトラツクキヤブ用
ハンガーは上述のように構成したものであり、以
下キヤブCの吊下作用を主として第4図〜第6図
を中心にして説明する。
キヤブCの吊下作用は、トロリーコンベア1の
搬送ライン上におけるキヤブ搬入工程で行なわれ
るものであり、第4図は、ハンガー4が搬入工程
に設置されたドロツプリフタ25の真上に待機さ
れ、そして該ドロツプリフタ25のトレー26上
にはシングルタイプのキヤブCが搬入された状態
を示している。このとき、ハンガー4のハンガー
アーム7,8,9は第3図に仮想線で示す如く外
方へ退避している。かかる状態でドロツプリフタ
25が上昇作動すると、キヤブCのルーフの後端
上面が下降状態の水平保持装置10の前側ルーフ
押え12に当接してこれを押上げるので、リンク
機構15にて吊られた水平保持装置10は水平状
態を維持したまま上昇される。
しかして、ドロツプリフタ25が上昇端に達す
ると、第5図に示すようにハンガーアーム7,
8,9が図示省略の作動装置を介して内方へ回動
され、前側のハンガーアーム7と中間のハンガー
アーム8がキヤブCの側窓開口部内に突入され
る。
この状態で、ドロツプリフタ25が下降する
と、キヤブCの側窓開口部上縁にハンガーアーム
7,8が係止される。従つて、第6図に示すよう
にキヤブCはドロツプリフタ25から切離されて
ハンガーアーム7,8によつて吊下支持される
が、このとき水平保持装置10によつてルーフの
後部上面に所定の荷重が付加されるため、キヤブ
Cは水平状態に支持される。通常の場合、キヤブ
Cの重心Gは、第6図に示すように前側のハンガ
ーアーム7よりもやや前側下方にあり、従つてキ
ヤブCは前方に倒れようとするが、ルーフの後部
には前述の如くバランスウエイト14により調整
された水平保持装置10の荷重(自重)を受ける
ことによつて前倒れの力とバランスする、つまり
水平保持装置10による押圧力が付加されること
によつてキヤブCは水平の安定状態に保持され
る。
すなわち、水平保持装置10はそれ自体が水平
姿勢を保ちながらルーフを真上から押しつける方
式であるため、キヤブCに対し横向きの外力を及
ぼすことがなく、また車種の違いによりルーフ形
状が異なつても、その形状の如何を問わずキヤブ
Cに対してハンガーアーム7,8による前後の支
持点に関する荷重配分がバランスするよう適切な
押圧力を加えることができる。
なお、ダブルタイプのキヤブCの吊下げは、
前、中間、後の3本のハンガーアーム7,8,9
によつて行なわれ、そのときのキヤブ重心は通常
の場合、中間のハンガーアーム8と後側のハンガ
ーアーム9との間にあるので、ハンガーアーム
7,8,9による支持によつてダブルタイプのキ
ヤブCは水平に保持されるが、その場合、第1図
に示すように水平保持装置10の前後のルーフ押
え12,13がルーフの前後部をそれぞれ押圧す
ることになるので、キヤブCは搬送途中において
前後方向ならびに左右方向の動きを規制され、安
定状態で搬送される。
なお、本実施例で説明した水平保持装置のバラ
ンスウエイトは、シングルタイプのキヤブのルー
フ後部に加える押圧力を設定する上で有効である
が、水平保持装置のバランスウエイトを除く他の
構成部材をもつて前記押圧力を得るように構成部
材の重量を設定することも可能である。すなわ
ち、水平保持装置自体がバランスウエイトの機能
を兼備する構成であつても差支えない。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、ハンガ
ーアームによるキヤブの吊下時において、吊下姿
勢にばらつきを生じさせることなく水平にかつ安
定状態に保持することができる。とくに本考案の
水平保持装置は平板状の押え面によりルーフを真
上から押えつける方式であるから、ルーフとの当
り面をルーフの形状に合わせて調整する必要もな
くなり、またキヤブに対して横向きの押圧力を付
加することもないので、キヤブにひねりや横方向
のずれを生じさせることがなく、吊降し工程での
トレーへの搭載不良が防止される。また本考案は
特にシングルタイプのキヤブに対して有効であつ
て、しかも水平保持装置の自重を利用する方式を
採用したことによつて特別の動力を必要とせず、
しかも押圧力を常に一定に保持でき、キヤブに必
要以上の押圧力が付加されて変形するという虞が
ない等の利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は同じく平面図、第3図は同じく背面図、第4図
〜第6図はキヤブの吊下態様を示す動作説明図、
第7図は従来例を示す概略斜視図である。 4……ハンガー、5……ハンガーフレーム、
7,8,9……ハンガーアーム、10……水平保
持装置、11……本体、12……前側ルーフ押
え、13……後側ルーフ押え、14……バランス
ウエイト、15……リンク機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トロリーコンベアに取付けられるトラツクキヤ
    ブ用ハンガーであつて、キヤブの側窓開口部上縁
    に係止してキヤブを支持するために前後に配置さ
    れた複数のハンガーアームと、キヤブの前後方向
    重心位置が前記ハンガーアームによる前後の支持
    点の一側に片寄つていることによつて生ずる不安
    定姿勢のキヤブを、前記支持点の反対側において
    自重を利用してルーフ上面から押えることによつ
    て水平に支持するための押え面が平板状に形成さ
    れた水平保持装置とを備え、上記水平保持装置
    は、前記ハンガーアームによる前後の支持点の荷
    重配分をバランスさせるに必要な重量を有し、か
    つリンク機構によつて水平姿勢で上下移動可能に
    支持されていることを特徴とするトロリーコンベ
    アのトラツクキヤブ用ハンガー。
JP1988077472U 1988-06-10 1988-06-10 Expired - Lifetime JPH0524646Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5385041A (en) * 1976-12-30 1978-07-27 Nissei Ltd Article elevator for translift monorail conveying system
JPS5928975U (ja) * 1982-08-17 1984-02-23 澤 敬一 外部端子具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5385041A (en) * 1976-12-30 1978-07-27 Nissei Ltd Article elevator for translift monorail conveying system
JPS5928975U (ja) * 1982-08-17 1984-02-23 澤 敬一 外部端子具

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