JPH0111578Y2 - - Google Patents

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JPH0111578Y2
JPH0111578Y2 JP2324283U JP2324283U JPH0111578Y2 JP H0111578 Y2 JPH0111578 Y2 JP H0111578Y2 JP 2324283 U JP2324283 U JP 2324283U JP 2324283 U JP2324283 U JP 2324283U JP H0111578 Y2 JPH0111578 Y2 JP H0111578Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、トロリ・コンベヤにおける被搬送
物ハンガの開閉装置に関するものである。
従来、この種の被搬送物ハンガの開閉装置とし
ては、たとえば実開昭54−165491号公報に示され
るように、トロリ・コンベヤのキヤリヤに吊り下
げられたハンガ支持部材の左右両端部にハンガ・
アームがピンによつて揺動自在に取り付けられた
ものが知られている。しかしながら、この従来の
装置では、各ハンガ・アームの下端部に被搬送物
を受けるように内側に突出した被搬送物受け部材
が取り付けられているため、ハンガ・アームがピ
ンを中心として揺動すると、被搬送物受け部材が
それぞれ円弧を描くように下方に突出しながら左
右両外側に移行する。したがつて被搬送物を積み
降す場所ではハンガの下方に比較的広いスペース
をあけておく必要があり、このため工場にトロ
リ・コンベヤを設備するにさいし、コンベア・レ
ールの高さに制約を受けることになるし、またハ
ンガの開閉位置においてはハンガの下方に何も設
置することができないので、工場内スペースの有
効利用を果し得ず、非常に不便であるという欠点
があつた。
この考案は、上記の欠点を除去するためになさ
れたもので、その構成を以下図面に示す実施例に
基づいて説明する。
この明細書において、前後はトロリ・コンベヤ
の搬送方向を規準とし、前とは搬送方向側を、後
とはその逆方向をいい、また左右は前を規準とし
ていうものとする。
図面において、1はI形鋼よりなるパワ・ライ
ン・レール、2はパワー・トロリ、3はトロリ・
ローラ、4はパワー・トロリ2によつて吊下げら
れた駆動チエン、5はチエン4に所定間隔おきに
取り付けられたプツシヤである。6は一対のみぞ
形鋼を互いに対向状に配置してなるフリー・ライ
ン・レール、7はこれに吊り下げられているキヤ
リヤで、このキヤリヤ7は前後一対のチルチン
グ・ド・グ8,9を有する先頭の主フリー・トロ
リ10と、これに連結部材11を介して連結され
た中間フリー・トロリ12と、後部フリー・トロ
リ13とによつて構成されている。14,15は
キヤリヤ7に取り付けられた前後一対の吊手で、
前側吊手14は連結部材11の長さの中央部にピ
ンによつて揺動自在に取に付けられ、後側吊手1
5は後部フリー・トロリ13にピンによつて揺動
自在に取り付けられている。16は前後一対の吊
手14,15の下端部に前後方向に取り付けられ
たハンガ支持部材で、これの前後両端部にそれぞ
れ左右両側に伸びる一対のガイド部材17,18
が取り付けられている。各ガイド部材17,18
は一対のみぞ形鋼をそれらの開口部を内側にして
対向せしめたものである。19,19はこれらの
前後両ガイド部材17,18を相互に連結する左
右一対の連結補強材、20,20,21,21は
前後両ガイド部材17,18にそれぞれ左右一対
ずつ案内された摺動部材で、各摺動部材20,2
0,21,21は両端が塞がれた鋼管よりなるも
のである。22は各摺動部材20,20,21,
21に軸によつて取り付けられた垂直ローラ、2
3は前側摺動部材20,20にのみ軸によつて下
方突出状に取り付けられた揺れ止め用水平ローラ
で、これは前側ガイド部材17の下面に互いに対
向状に取り付けられた横断面倒L形のガイド板2
4,24によつて案内されるものである。26,
26はキヤリヤ7の左右両側に配置された一対の
被搬送物ハンガで、これらはキヤリヤ7を中心と
して互いに対称形を有している。すなわち、ハン
ガ25,26は、自動車ボデイなどの被搬送物H
を受けるように内側に突出した前後一対の被搬送
物受け部材30,31を有する下部水平部材2
7,27と、これの前端より上方に伸びる垂直部
材28,28と、これの上端より後方に伸びる上
部水平部材29,29とよりなる側面よりみて〓
形を有している。そしてハンガ25,26の上部
水平部材29,29の前後両端部がそれぞれ摺動
部材20,20,21,21に取り付けられてお
り、両ハンガ25,26はそれぞれ摺動部材2
0,20,21,21と一緒に左右に開閉するよ
うになつている。各ハンガ25,26の構成部材
27,28,29は、軽量化のためにそれぞれ鋼
管によりつくられている。32は各ハンガ25,
26の下部水平部材27と垂直部材28とを連結
する補強板、33は垂直部材28と上部水平部材
29とを連結する傾斜状の鋼管製補強部材であ
る。34,35は前側ガイド部材17の近くにお
いてハンガ支持部材16に設けられた左右一対の
ハンガ停止装置で、これらは吊手14を中心とし
て互いに対称形を有している。すなわち、各ハン
ガ停止装置34,35は、前側吊手14の左右両
側壁に軸36,36によつてその中間部を揺動自
在に支持されたレバー37,37と、このレバー
37,37の前端部に下方突出状に取り付けられ
たストツパ・ピン38,38と、同レバー37,
37の後端に軸によつて止められたレバー押下げ
用ローラ39,39と、前側吊手14の左右両側
壁にブラケツト40,40を介して取り付けられ
かつストツパ・ピン38,38を下方に付勢する
ばね41,41とよりなり、前側摺動部材20,
20の所定箇所に貫通状に取り付けられた嵌込み
部材42,42にストツパ・ピン38,38の先
端が嵌め込まれることにより、左右両ハンガ2
5,26が所定の開閉状態で停止するようになさ
れている。43,43は左右両ハンガ25,26
の開閉位置においてレバー押下げ用ローラ39,
39を下方に押え込むためのガイド板、44,4
4は左右両ハンガ25,26の垂直部材28,2
8の上端にそれぞれ軸によつて取り付けられた左
右一対の水平ローラで、これはコンベヤ・ライン
の所定箇所に配置された左右一対のガイド板4
5,45に案内され、左右両ハンガ25,26を
開閉するためのものである。
上記において、コンベヤ・ラインを移行するキ
ヤリヤ7の左右両ハンガ25,26によつて自動
車ボデイ等の被搬送物Hが運ばれている状態にお
いては、ハンガ停止装置34,35のばね41,
41の弾発力によつてストツパ・ピン38,38
が前側摺動部材20,20の嵌込み部材42に嵌
め込まれており、したがつて左右両ハンガ25,
26は開かない。そしていま被搬送物Hを降すべ
き所定位置に至ると、まず左右一対のガイド板4
3,43によつてハンガ停止装置34,35のレ
バー押下げ用ローラ39,39が下方に押え込ま
れ、これによつてレバー37,37の後端部が押
し下げられ、相対的にレバー37,37前端のス
トツパ・ピン38,38が上昇せしめられて、摺
動部材20,20との係合が外れ、左右両ハンガ
25,26がフリーの状態となる。ついでこの状
態で左右両側のガイド板45,45によつて水平
ローラ44,44が両外側に強制的に案内される
ことにより、左右両ハンガ25,26が左右両外
側に開かれ、これによつて被搬送物Hが受け部材
30,31から所定箇所に降されるものである。
なお、反対に被搬送物Hをキヤリヤ7の左右両
ハンガ25,26の受け部材30,31上にのせ
る場合には、まず左右両ハンガ25,26を左右
両外側に開き、この状態でキヤリヤ7の移動によ
り両ハンガ25,26を被搬送物Hの左右両側に
移行せしめたのち、両ハンガ25,26を内側に
閉じて、受け部材30,30,31,31を被搬
送物Hの下側に差し込む。このとき被搬送物は他
の支持装置によつて若干持ち上げ状態に保たれて
いる。ついでこの支持装置を除いて受け部材3
0,30,31,31上に被搬送物Hをのせたの
ち、ストツパ・ピン38,38を嵌込み部材4
3,43に嵌め入れて、左右両ハンガ25,26
を止めればよいものである。
なお、上記実施例においては、キヤリヤ7の左
右両ハンガ25,26に取り付けられた水平ロー
ラ44,44をガイド板45,45によつて外側
に導き出しあるいは内側に導き入れることによつ
て両ハンガ25,26が開閉するようになされて
いるものであるが、ハンガ25,26の開閉機構
はその他の構造のものを用いてもよい。たとえば
コンベヤ・ラインの所定箇所の左右両側にハンガ
開閉用流体圧シリンダを設置しておき、被搬送物
Hの積降しのさいにキヤリヤ7を一旦停止させ、
その間にシリンダの作動によつて両ハンガ25,
26を開閉するようにしてもよい。また場合によ
つては両ハンガ25,26を人手により開閉する
こともある。またハンガ支持部材16には、一対
のガイド部材17,18が前後両端部に取り付け
られているが、ハンガ支持部材16の長さの中央
部にガイド部材17を1つだけ取り付けることも
ある。またハンガ停止装置34,35のストツ
パ・ピン38,38を嵌め止めるための嵌込み部
材42,42が摺動部材20,20に1個取り付
けられているが、ストツパ・ピン38,38の取
付け位置を外側にずらせるとともに、嵌込み部材
42,42を2個以上ずつ設けることにより、摺
動部材20,20の突出長さを調節できるように
してもよい。あるいはまた、このような嵌込み部
材42,42を設けることなく、摺動部材20,
20の所定箇所に単にストツパ・ピン38,38
を嵌め入れる1個以上の孔をあけるだけでもよ
い。さらにハンガ停止装置34,35としては、
図示のものに限らず、その他の構造を有するもの
を使用してもよい。
この考案によるトロリ・コンベヤにおける被搬
送物ハンガの開閉装置は、上述のように、トロ
リ・コンベヤの搬送用キヤリヤ7に吊り下げられ
たハンガ支持部材16に左右方向に略水平に伸び
るガイド部材17,18が取り付けられ、ガイド
部材17,18に左右一対の摺動部材20,2
0,21,21が案内され、キヤリヤ7の左右両
側に配置された一対の被搬送物ハンガ25,26
の上端部がそれぞれ摺動部材20,20,21,
21に取り付けられ、ハンガ支持部材16にハン
ガ25,26を所定位置で停止させるハンガ停止
装置34,35が設けられているものであるか
ら、左右両ハンガ25,26が開閉するさい被搬
送物受け部材30,30,31,31が水平状に
移行し、したがつてコンベヤ・ラインの被搬送物
Hの積降し箇所においてハンガ25,26の下方
に余分なスペースをとる必要がなく、このためコ
ンベヤ・レールの高さを必要最低限のものとする
ことができるし、またハンガ25,26の下側に
は種々の装置を設置してもハンガ25,26の開
閉のさいにはじやまにならず、工場内スペースの
有効利用を果し得て、非常に便利であるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
はトロリ・コンベヤの背面図、第2図は第1図
−線に沿う断面図、第3図は第2図−線に
沿う断面図である。 1……パワー・ライン・レール、6……フリ
ー・ライン・レール、7……キヤリヤ、10,1
2,13……フリー・トロリ、14,15……吊
手、16……ハンガ支持部材、17,18……ガ
イド部材、20,21……摺動部材、25,26
……ハンガ、27……下部水平部材、28……垂
直部材、29……上部水平部材、30,31……
被搬送物受け部材、34,35……ハンガ停止装
置、37……レバー、38……ストツパ・ピン、
42……嵌込み部材、43,45……ガイド板、
H……被搬送物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トロリ・コンベヤの搬送用キヤリヤ7に吊り下
    げられたハンガ支持部材16に左右方向に略水平
    に伸びるガイド部材17,18が取り付けられ、
    ガイド部材17,18に左右一対の摺動部材2
    0,20,21,21が案内され、キヤリヤ7の
    左右両側に配置された一対の被搬送物ハンガ2
    5,26の上端部がそれぞれ摺動部材20,2
    0,21,21に取り付けられ、ハンガ支持部材
    16にハンガ25,26を所定位置で停止させる
    ハンガ停止装置34,35が設けられているトロ
    リ・コンベヤにおける被搬送物ハンガの開閉装
    置。
JP2324283U 1983-02-18 1983-02-18 トロリ・コンベヤにおける被搬送物ハンガの開閉装置 Granted JPS59128458U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2324283U JPS59128458U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 トロリ・コンベヤにおける被搬送物ハンガの開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2324283U JPS59128458U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 トロリ・コンベヤにおける被搬送物ハンガの開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS59128458U JPS59128458U (ja) 1984-08-29
JPH0111578Y2 true JPH0111578Y2 (ja) 1989-04-05

Family

ID=30154330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2324283U Granted JPS59128458U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 トロリ・コンベヤにおける被搬送物ハンガの開閉装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2507193Y2 (ja) * 1991-06-17 1996-08-14 株式会社椿本チエイン 位置調整可能なワ―ク回動ア―ムを具えたワ―ク搬送装置

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JPS59128458U (ja) 1984-08-29

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