JPH05244632A - 動き適応形画像信号処理装置及び方法 - Google Patents

動き適応形画像信号処理装置及び方法

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JPH05244632A
JPH05244632A JP4231938A JP23193892A JPH05244632A JP H05244632 A JPH05244632 A JP H05244632A JP 4231938 A JP4231938 A JP 4231938A JP 23193892 A JP23193892 A JP 23193892A JP H05244632 A JPH05244632 A JP H05244632A
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JP
Japan
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signal
filter
motion
time
image line
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JP4231938A
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English (en)
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Marcel Fuehren
フューレン マルセル
Adriaan Peter Eduard Sturm
ペーター エデュアルド スツーム アドリアン
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動きが存在するときにクロス成分を大きく除
去し得ると共に動きの誤検出時でも良好な画質を提供し
得る動き適応形画像信号処理装置を提供することにあ
る。 【構成】 時変画像信号プロセッサ101と、時不変画
像信号プロセッサ103と、動き検出器109により制
御され、時変及び時不変信号プロセッサの出力を合成し
て出力信号を出力する合成回路105とを具える。時変
画像信号プロセッサ103は原画像ライン信号と第1の
反転先行画像信号とを平均する第1平均回路411,4
13と、第2の先行画像信号と第1の反転先行画像信号
とを平均する第2平均回路415,417と、原画像ラ
イン信号、第1の反転先行画像ライン信号、第2の先行
画像ライン信号及び第1及び第2平均信号をフィルタリ
ングしてメジアン信号を出力するメジアンフィルタ(4
07,419)とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時変画像信号処理出力
と時不変画像信号処理出力とを動き検出制御信号に応じ
て合成する動き適応形画像信号処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】このような動き適応形画像信号処理は国
際出願WO−A−90/13210号公報に開示されて
いる。この出願に開示されている時変信号処理はクロス
ルミナンス成分及びクロスクロミナンス成分の完全な除
去を与える。しかし、動きが存在するとアーチファクト
が生ずるため、動きが存在するときはこの出願の発明の
時変拡張PAL符号化及び復号化方法の代わりに通常の
PAL符号化及び復号化方法を用いている。従って、動
きが存在するときはクロスカラー及びクロスルミナンス
成分が再び存在することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、動き
が存在するとき、従来提案されている通常のPAL符号
化及び復号化方法の代わりに、クロス成分を大きく除去
し得ると共に、動きが誤って検出されたときでも良好な
表示画質を可能にする時不変信号プロセッサを使用する
ようにした動き適応形画像信号処理装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明の第1の特徴は特許請求の範囲第1項に記載した構成
の動き適応形画像信号処理装置を提供することにある。
第2の特徴は特許請求の範囲第9項に記載した構成の動
き適応形画像信号処理方法を提供することにある。有利
な実施例はそれらの従属請求項に記載されている。
【0005】同様の非線形くし形フィルタ自体は特開平
3−71786号公報から既知である点に注意された
い。本発明の発明者は、時不変画像信号プロセッサは非
線形くし形フィルタを含むべきであることを認識し、次
の理由のために多数の既知のくし形フィルタの中からこ
の非線形くし形フィルタを選択したものである。動きを
飛越し走査画像信号の順次の2フィールド間で検出する
場合、画像信号内の高垂直周波数のために誤った動きの
存在の検出を生じるため、従来の装置では不必要に通常
の低品質のPAL符号化及び復号化技術に頼ることにな
っている。本発明で選択使用する非線形くし形フィルタ
は動きを有する画像に好適な良好なフィールド内フィル
タであるのみならず、非線形動作のために垂直方向に優
れたステップ応答を有するため、動きが高垂直周波数に
より誤って検出されたときでも優れた表示画質が得られ
る。最後に、このくし形フィルタはクロス成分を大きく
除去するため、本発明による動き適応形画像信号処理装
置では動きがあるときでもないときでもクロス成分のな
い高品質の画像が得られる。
【0006】
【実施例】図面を参照して本発明を実施例につき説明す
る。図1に示す本発明によるエンコーダでは、ルミナン
ス信号Lを時変エンコーダ101及び時不変くし形フィ
ルタエンコーダ103に供給する。時変エンコーダ10
1の一好適例は前記の国際出願WO−A−90/132
10号に詳細に記載されているため、その詳細について
は説明を省略する。尚、欧州特許出願EP−A−039
0271号の図4に示されている時変エンコーダを用い
て時変エンコーダ101を実現することもできる。時不
変くし形フィルタエンコーダ103は図4につき後に詳
細に説明する。クロミナンス信号U,Vもエンコーダ1
01及び103に供給する。エンコーダ101及び10
3の出力をミクサ105で合成して複合ビデオ信号CV
BSを形成する。時変エンコーダ101は1フィールド
の処理遅延を有するので、くし形フィルタエンコーダ1
03の出力信号をミクサ105に供給する前にフィール
ド遅延素子106により補償遅延する。
【0007】ルミナンス信号Lは回路素子107〜11
9の縦続配置にも供給してミクサ105を制御する動き
依存制御信号を発生させる。空間フィルタ107につい
ては図5を参照して後に詳細に説明する。空間フィルタ
107の出力信号を画素動き検出器109に供給する。
この目的のためには欧州特許出願EP−A−03448
43号(特開平2−26484号)に記載されているト
ランジェント適応形動き検出器を使用するのが好まし
い。動き検出器109は動き検出の実行のために任意の
(フィールド)遅延を含む。この動き検出器はかなり空
間的に不一致の動き決定出力を生じ得るので、画素動き
検出器109の出力信号を空間低域フィルタ111に供
給する。この空間低域フィルタ111の出力信号を量子
化器113に供給し、2進動き決定出力を発生させる。
時変エンコーダ出力とくし形フィルタエンコーダ出力と
のなめらかな合成を可能にするために、量子化器113
の出力信号を空間低域フィルタ115に供給する。1フ
レームの両フィールドに対し同一の動き決定を得るため
に(これはブロック101における時変フレーム内符号
化のために必要)、低域フィルタ115の出力信号をフ
ィールド順次スイッチ119の切換接点に直接及びフィ
ールド遅延素子117を経て供給し、これにより動き依
存制御信号をミクサ105に供給する。
【0008】図2に示す本発明によるデコーダでは、複
合ビデオ信号CVBSを高域フィルタ201を経て時変
デコーダ203に供給し、更に、時変デコーダ203の
処理遅延を補償するフィールド遅延素子205を経てく
し形フィルタデコーダ207Aに供給すると共に直接く
し形フィルタデコーダ207Bに供給する。時変デコー
ダ203の一好適例が前記の国際出願WO−A−90/
13210号に詳細に記載されており、その詳細につい
ては説明を省略する。尚、この時変デコーダ203は欧
州特許出願EP−A−0390271号の図5に示され
ている時変デコーダを用いて実現することもできる。時
不変くし形フィルタデコーダ207A及び207Bは同
一であり、これについては図3を参照して後に詳細に説
明する。
【0009】ミクサ209は時変デコーダ203により
出力される時変復号クロミナンス信号CTV -1とくし形フ
ィルタデコーダ207Aにより出力されるくし形フィル
タ復号クロミナンス信号Cc -1とを合成する。ここで、
添数“−1”はその信号が入力信号に対して1フィール
ド遅延していることを示す。カラー復調器211は合成
クロミナンス信号を復調し、クロミナンス信号U及びV
を出力する。ミクサ213は時変デコーダ203により
出力される時変復号高周波ルミナンス信号YH, TV -1と、
くし形フィルタデコーダ207Aにより出力され空間フ
ィルタ215を経て供給されるくし形フィルタ復号高周
波ルミナンス信号YH,C -1とを合成する。空間フィルタ
215は低周波ルミナンス信号YL も出力し、このルミ
ナンス信号YL を加算器217によりミクサ213から
出力される高周波ルミナンス信号YH と加算する。
【0010】ミクサ209及び213のための動き依存
制御信号を得るために、図1のエンコーダ内の画素動き
検出器109と同一の画素動き検出器221がくし形フ
ィルタデコーダ207Aから空間フィルタ215を経て
供給される前フィールドのルミナンス信号Y-1と、くし
形フィルタデコーダ207Bから空間フィルタ219を
経て供給される現フィールドのルミナンス信号Yとを受
信する。空間フィルタ215及び219については図5
を参照して後に詳細に説明する。動き検出に低周波ルミ
ナンス成分を使用するだけで満足な場合には、画素動き
検出器221の両入力端子を適切な設計の低域フィルタ
を経てフィールド遅延素子205の入力端子と出力端子
にそれぞれ結合してもよい。しかし、動き検出には全ル
ミナンススペクトルを使用するのが好適であるため、く
し形フィルタデコーダ207A及び207Bの出力を使
用する。フレーム内時変デコーダ出力は動き検出に使用
することはできない。その理由は、この方法ではフレー
ムの両フィールドの高周波ルミナンス成分が同一である
ためである。エンコーダにおいてくし形フィルタエンコ
ーダブランチが選択されたときはくし形フィルタデコー
ダ207A及び207Bの出力信号を動き検出に高信頼
度で使用することができることは言うまでもない。エン
コーダにおいては時変エンコーダブランチが選択された
ときは、高周波数の垂直周期クロミナンス成分が誤った
動き決定を生じ得るが、これら周波数成分は空間フィル
タ215及び219によりある程度抑圧されるため、実
際上何の問題も生じない。画素動き検出器221の出力
信号を空間一致改善回路223に供給し、これから動き
依存制御信号をミクサ209及び213に供給する。こ
の空間一致改善回路223は図1に示す回路素子111
〜119に相当する。このようにしてデコーダにおいて
動き依存制御信号を得る方法をエンコーダにおいてこれ
を得る方法とできるだけ同一にして、エンコーダとデコ
ーダが異なる動き決定を行なうことに起因するアーチフ
ァクトが生じないようにする。
【0011】時変デコーダブランチ及び時不変デコーダ
ブランチは高周波成分に対し相違するだけであるから、
原理的には低周波ルミナンス信号YL は時変デコーダブ
ランチから等しく得ることもできること明らかである。
しかし、低周波ルミナンス信号YL は時不変デコーダブ
ランチから得るのが好適であり、これは時変デコーダブ
ランチから得る場合にはこのブランチ内に低周波ルミナ
ンス信号用の追加の補償フィールドメモリが必要になる
からである。
【0012】図3は時不変くし形フィルタデコーダを示
し、このデコーダでは復号ビデオ信号CVBSを帯域フ
ィルタ301Aに供給すると共に2個の2ライン遅延素
子303及び305の縦続接続に供給する。第1メジア
ンフィルタ307を帯域フィルタ301Aの出力端子に
結合し、更に帯域フィルタ301B及びインバータ30
9を経て2ライン遅延素子303の出力端子に結合する
と共に帯域フィルタ301Cを経て2ライン遅延素子3
05の出力端子に結合する。加算器311及び半減回路
313から成る第1平均回路により帯域フィルタ301
Aの出力とインバータ309の出力を平均する。加算器
315及び半減回路317から成る第2平均回路により
帯域フィルタ301Cの出力とインバータ309の出力
を平均する。第2メジアンフィルタ319を半減回路3
13及び317の出力端子及び第1メジアンフィルタ3
07の出力端子に結合する。第2メジアンフィルタ31
9の出力端子を帯域フィルタ323及びインバータ32
1を経てクロミナンス出力端子Cに結合する。インバー
タ321はインバータ309により生じた180°の位
相シフトを相殺する180°の位相シフトを与える。帯
域フィルタ323の出力端子を、一方の入力端子が2ラ
イン遅延素子303の出力端子に結合された加算器32
7の他方の入力端子にも結合する。この加算器327は
ルミナンス信号Lを出力する。帯域フィルタ323はメ
ジアンフィルタ307及び319の非線形動作により生
じた第3高周波成分を除去する。
【0013】回路素子301A〜319から成る非線形
くし形フィルタは2つの線形くし形フィルタを含むもの
とみなせ、一つの線形くし形フィルタは2ライン遅延素
子303を用い、その出力端子として半減回路313の
出力端子を有し、他の一つの線形くし形フィルタは2ラ
イン遅延素子305を用い、その出力端子として半減回
路317の出力端子を有する。両線形くし形フィルタ
は、PAL色副搬送波の位相は2ライン周期後に180
°シフトされているという公知の事実を利用する。画像
内容に依存して、メジアンフィルタ307及び319は
第1線形くし形フィルタの出力、第2線形くし形フィル
タの出力、又は帯域フィルタ310A,301B又は3
01Cにより供給される帯域通過フィルタ処理された
(及び遅延された)入力信号を選択する。メジアンフィ
ルタ307及び319は、それらの入力信号を平均化し
ないでそれらの中央値を選択するので、垂直クロミナン
ストランジエント及び高周波ルミナンストランジェント
が非線形くし形フィルタにより劣化しないでそのまま維
持される。従って、極めて良好な表示画質が得られる。
【0014】図4は時不変くし形フィルタエンコーダを
示し、このエンコーダでは搬送波上に変調されたクロミ
ナンス信号Cを帯域フィルタ401及び2個の2ライン
遅延素子403及び405の縦続回路に供給する。第1
メジアンフィルタ407を帯域フィルタ401の出力端
子に、インバータ409を経て2ライン遅延素子403
の出力端子に、及び2ライン遅延素子405の出力端子
に結合する。加算器411及び半減回路413から成る
第1平均回路は帯域フィルタ401の出力とインバータ
409の出力を平均する。加算器415及び半減回路4
17から成る第2平均回路は2ライン遅延素子405の
出力とインバータ409の出力を平均する。第2メジア
ンフィルタ419を半減回路413及び418の出力端
子及び第1メジアンフィルタ407の出力端子に結合す
る。第2メジアンフィルタ419の出力端子をインバー
タ421及び帯域フィルタ423を経て複合ビデオ信号
CVBSを形成する加算器425の第1入力端子に結合
する。
【0015】ルミナンス信号Lは同様の回路401A〜
423Aに供給し、この回路の詳細については上述した
回路401〜423の説明を参照されたい(対応する素
子には同一の参照番号にAを付加してある)。帯域フィ
ルタ423Aの出力を減算器427で2ライン遅延素子
403Aの出力から減算する。減算器427の出力端子
を加算器425の第2入力端子に結合する。図4のエン
コーダを図3のデコーダと比較すると、デコーダで使用
するものと同一のくし形フィルタが時不変エンコーダブ
ランチのルミナンスパスとクロミナンスパスの両パス内
に存在する。ルミナンスエンコーダパス内の非線形くし
形フィルタはデコーダ内でクロスカラーを生じる周波数
成分を除去する。図4のエンコーダと図3のデコーダの
組合せは垂直トランジェントを劣化することなく任意の
クロス成分を除去する。
【0016】図4に示すエンコーダの変形例では帯域フ
ィルタ423及び423Aの一方を省略することができ
る。この変形例では、回路素子421,423,42
5,423A及び427及びそれらの相互接続を次の構
成と置き替える。メジアンフィルタ419の出力をメジ
アンフィルタ419Aの出力から減算し、その差を帯域
通過フィルタ処理し、加算器の一方の入力端子に供給す
る。この加算器の他方の入力端子を2ライン遅延素子4
03Aの出力端子に結合する。この加算器がその出力端
子に複合ビデオ信号CVBSを出力する。
【0017】図3及び図4に示す非線形くし形フィルタ
をPAL信号ではなくNTSC信号をフィルタリングす
るようにする場合には、2ライン遅延素子を1ライン遅
延素子と置き替える必要があること明らかである。ま
た、図3又は図4において2ライン遅延素子305(4
05A)の入力端子を帯域フィルタ301B(401
B)の出力端子に結合すれば、帯域フィルタ301C
(401C)を省略することができる。
【0018】図3及び図4に各々3個の入力端子を有す
る2個のメジアンフィルタの縦続接続配置を含む非線形
くし形フィルタを示したが、本願人に係る未公開のドイ
ツ国特許出願第4106076.8号に、簡略比較ロジ
ックを具えた5個の入力端子を有する単一メジアンフィ
ルタを含む非線形くし形フィルタの有利な実施例といく
つかの走行時間等価技術が示されており、このような5
入力単一メジアンフィルタを各々3個の入力端子を有す
る2個のメジアンフィルタの縦続配置の代わりに使用す
ることができることは言うまでもなく、またこのドイツ
国特許出願に記載された走行時間等価技術を本発明動き
適応形画像信号処理装置に有利に使用し得ることも言う
までもない。
【0019】図5に示す空間フィルタにおいて、入力ル
ミナンス信号Yinを水平低域フィルタ501を経て減算
器503の負入力端子に供給すると共にその正入力端子
に直接供給する。水平低域フィルタ501の出力端子に
は複合ビデオ信号内のクロミナンス成分を含まない周波
数成分のみを含む低周波ルミナンス信号YL が得られ
る。減算器503の出力端子には高周波ルミナンス信号
H が得られる。この高周波ルミナンス信号YH を垂直
帯域阻止フィルタ505に供給し、このフィルタはフィ
ールドサンプリング周波数の1/4の周波数位置にノッ
チを有するものとすることが好ましい。垂直帯域阻止フ
ィルタ505の主力端子を水平低域フィルタ501の出
力も受信する加算器507に結合する。加算器507の
出力端子を水平低域フィルタ509及び垂直低域フィル
タ511の縦続配置に供給し、空間的にフィルタリング
された出力ルミナンス信号Y0 を出力させる。この縦続
配置は出力ルミナンス信号Y0 において動き検出が不明
確になるのを阻止する。
【0020】図5の空間フィルタをエンコーダに使用す
る場合には、垂直帯域阻止フィルタ505に図3に示す
ような2個の非線形くし形フィルタの縦続配置を含め
て、エンコーダ内の動き検出器がデコーダ内の動き検出
器に供給される信号にできるだけ類似する信号を受信す
るようにする必要がある。周期的垂直ルミナンス成分に
対し、このような非線形くし形フィルタはその入力信号
と、2ライン周期遅延された入力信号と4ライン周期遅
延された入力信号とをそれぞれ1/4,1/2及び1/
4の比で合成する線形垂直くし形フィルタとみなすこと
ができる(NTSC信号に対しては2個の2ライン遅延
素子の代わりに2個の1ライン遅延素子を用いる必要が
ある)。これがため、エンコーダでは、垂直帯域阻止フ
ィルタ505は2個のこのような線形垂直くし形フィル
タの縦続配置を含む必要がある。デコーダでは、簡単な
実施例では垂直帯域阻止フィルタ505はスルー接続か
ら成るものとすることができる。しかし、デコーダ内の
垂直帯域阻止フィルタ505も上述の如き単一の線形垂
直1/4,1/2,1/4くし形フィルタを具えるもの
とすると、動き検出誤差が減少する。この場合には、デ
コーダの垂直帯域阻止フィルタは3個の線形垂直1/
4,1/2,1/4くし形フィルタを具えるものとする
必要がある。
【0021】図6は本発明によるデコーダの変形例を示
し、本例ではフィールド遅延素子117及スイッチ11
9の組合せを必要としないためにハードウェア構成が簡
単になる。図6Aにおいて、入力複合ビデオ信号が2つ
のフィールドメモリM1及びM2に供給される。図6B
の第1行は第1奇フィールド10、第1偶フィールド1
E、第2奇フィールド2O、第2偶フィールド2E及び
第3奇フィールド3Oの系列を示す。第2及び第3行は
フィールドメモリM1及びM2の書込制御信号WR M
1及びWR M2を示す。第4及び第5行はフィールド
メモリM1及びM2の読出制御信号RD M1及びRD
M2を示す。フィルードメモリM1の出力端子をスイ
ッチS1のスイッチング接点a及びスイッチS2のスイ
ッチング接点bに結合する。フィールドメモリM2の出
力端子をスイッチS1のスインチング接点b及びスイッ
チS2のスイッチング接点aに接続する。図6Bの下か
ら2番目の行は順次のフィールドにおけるこれらスイッ
チの位置を示し、最後の行はスイッチS1,S2の出力
端子にどのフィールド信号X,Yが得られるかを示す。
この最後の行から明らかなように、各フィールド周期中
に同一フレームの2つのフィールドがスイッチS1,S
2の出力端子に得られる。
【0022】スイッチS1の出力信号Xをくし形フィル
タ207Aに供給すると共にスイッチS2の出力信号Y
をくし形フィルタ207Bに供給する。素子207A,
207B,215,219,221,207,211,
213及び217及びそれらの相互接続の殆どは図2に
示すものに対応するため、図2と相違する点についての
み説明する。画素動き検出器221の出力信号を空間一
致改善回路623に供給し、この回路がミクサ209及
び213に動き依存制御信号を供給する。この空間一致
改善回路623は図1に示す回路素子111〜115と
同様である。
【0023】スイッチS1の出力信号Xを更に高域フィ
ルタ601に供給すると共にスイッチS2の出力信号Y
を高域フィルタ603に供給する。高域フィルタ60
1,603の出力を加算器605及び半減回路607に
より平均化し、高周波時変フィルタリングされたルミナ
ンス信号YH,TVをミクサ213に供給する。高域フィル
タ601,603の出力を更に減算器609及び半減回
路611に供給し、時変フィルタリングされたクロミナ
ンス信号CTVをミクサ209に供給する。
【0024】図6の実施例では、時変デコーダは回路素
子M1,M2,S1,S2及び601〜611から成
る。時変デコーダのこの好適構成の結果として、くし形
デコーダ207A,207Bの入力端子をスイッチS
1,S2の出力端子に結合することにより、動き検出器
221は各フレームの両フィールド周期中に同一の出力
信号を出力するため、フィールドメモリ117及びスイ
ッチ219は最早不要になる。当業者であれば本発明の
範囲内で多くの他の変更が可能であることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンコーダのブロック回路図であ
る。
【図2】本発明によるデコーダのブロック回路図であ
る。
【図3】図2のデコーダの時不変ブランチのブロック回
路図である。
【図4】図1のエンコーダの時不変ブランチのブロック
図である。
【図5】本発明信号処理装置に用いる空間フィルタ回路
のブロック回路図である。
【図6】本発明によるデコーダの他の例のブロック回路
図である。 101 時変エンコーダ 103 時不変くし形フィルタエンコーダ 105 ミクサ 107 空間フィルタ 109 動き検出器 111〜119 空間一致改善回路 201 高域フィルタ 203 時変デコーダ 205 フィールド遅延素子 207A,207B 時不変デコーダ 209,213 ミクサ 211 復調器 215,219 空間フィルタ 221 動き検出器 223 空間一致改善回路 301A,301B,301C 帯域フィルタ 303,305 2ライン遅延素子 307,319 メジアンフィルタ 323 帯域フィルタ 401,401A 帯域フィルタ 403,405,403A,403B 2ライン遅延素
子 407,419,407A,419A メジアンフィル
タ 423,423A 帯域フィルタ M,M2,S1,S2,601〜611 時変デコーダ
フロントページの続き (72)発明者 アドリアン ペーター エデュアルド ス ツーム オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置入力端子に結合された時変画像信号
    プロセッサ及び時不変画像信号プロセッサと、前記両プ
    ロセッサの出力を動き検出器により供給される制御信号
    に応じて合成して当該装置の出力信号を供給する合成回
    路とを具えた動き適応形画像信号処理装置において、前
    記時不変画像信号プロセッサは、原画像ライン信号及び
    第1の反転した先行画像ライン信号を平均して第1平均
    信号を発生する第1平均装置と、第2の先行画像ライン
    信号及び前記第1の反転した先行画像ライン信号を平均
    して第2平均信号を発生する第2平均装置と、前記原画
    像ライン信号、前記第1の反転先行画像ライン信号、前
    記第2の反転先行画像ライン信号、前記第1平均信号及
    び前記第2平均信号をフィルタリングしてメジアン信号
    を出力するメジアンフィルタとを含む非線形くし形フィ
    ルタを具えることを特徴とする動き適応形画像信号処理
    装置。
  2. 【請求項2】 当該装置の入力端子が複合ビデオ信号を
    受信するよう結合され、前記動き検出器が少なくともフ
    ィールド遅延素子、第1非線形くし形フィルタ及び第1
    空間フィルタを経て当該装置の入力端子に結合された第
    1入力端子と、少なくとも第2非線形くし形フィルタ及
    び第2空間フィルタを経て当該装置の入力端子に結合さ
    れた第2入力端子とを有していることを特徴とする請求
    項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1空間フィルタが低周波ルミナン
    ス信号を出力する出力端子を有し、前記合成回路が高周
    波ルミナンス信号を出力する手段と該高周波ルミナンス
    信号に前記低周波ルミナンス信号を加える手段とを具え
    ていることを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記動き検出器が画素動き検出器と第1
    空間フィルタと量子化器と前記制御信号を前記動き検出
    器の出力端子に出力する第2空間フィルタとの縦続配置
    を具えていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記非線形くし形フィルタが前記メジア
    ンフィルタに結合された帯域通過フィルタを更に含んで
    いることを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記動き検出器が空間フィルタを経て当
    該装置の入力端子に結合され、該空間フィルタが該フィ
    ルタの入力端子に結合され低周波信号及び高周波信号を
    出力する手段と、前記高周波信号を垂直方向にくし形フ
    ィルタ処理する手段と、前記低周波信号と前記垂直方向
    にくし形フィルタ処理された高周波信号とを合成する手
    段とを具えていることを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記垂直方向くし形フィルタ手段が少な
    くとも2個の線形垂直くし形フィルタの縦続配置を含ん
    でいることを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記垂直方向くし形フィルタ手段が係数
    1/4,1/2及び1/4を有する線形垂直フィルタを
    含んでいることを特徴とする請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 時変画像信号処理出力と時不変画像信号
    出力とを動き検出制御信号に応じて合成する動き適応形
    画像信号処理方法において、前記時不変画像信号処理
    は、原画像ライン信号と第1の反転先行画像ライン信号
    を平均して第1平均信号を発生させるステップと、第2
    の反転先行画像ライン信号と前記第1の反転先行画像ラ
    イン信号を平均して第2平均信号を発生させるステップ
    と、前記原画像ライン信号、前記第1の反転先行画像ラ
    イン信号、前記第2の反転先行画像ライン信号、前記第
    1平均信号及び前記第2平均信号をメジアンフィルタリ
    ングしてメジアン信号を発生させるステップとを有する
    くし形フィルタリング処理を含むことを特徴とする動き
    適応形画像信号処理方法。
JP4231938A 1991-09-02 1992-08-31 動き適応形画像信号処理装置及び方法 Pending JPH05244632A (ja)

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NL91202220:9 1991-09-02
EP91202220 1991-09-02

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FI923875A0 (fi) 1992-08-28
EP0530918A3 (en) 1993-06-02
KR930007293A (ko) 1993-04-22
EP0530918A2 (en) 1993-03-10
FI923875A (fi) 1993-03-03

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