JPH0370293A - 輝度信号・色信号分離方法及び回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明ハカラーテレビジ璽ン信号の輝度信号・色信号分
離方法及び回路にかか９、特に、家庭用ビデオテープレ
コーダ（以下、ＶＴＲと記す）の再生信号のように、標
準カラーテレビジョン信号としての規格を厳密には守っ
ていない非標準カラーテレビジ璽ン信号を入力するのに
好適な、輝度信号・色信号分離方法及び回路に関する。

〔従来の技術〕

現行のカラーテレビジ璽ン万式で４るＮ’ｒＳＣ方式を
例にとると、色信号を伝送するのに色副搬送波を色信号
で変調し、４２ＭＨｚの映像信号帯域中のＬ１〜４２Ｍ
Ｈｚの部分に多重している。

このとき、色副搬送波ｆｓｏと水平走査周波数ｆｈとは
、 という関係を持つ。筐た、水平走査周波数ｆｈとｆｉ［
走査周波数ｆｖとは、 とい５関係を持つ。したがって、色副搬送波の位相はテ
レビジ璽ン信号の１フレ一ム周期離れた信号間で逆相に
なっている。この性質を利用して、静止画に対してはフ
レーム間の和を取ることで、輝度信号と色信号とを正確
に分離することができる。これによシ、クロスカラー　
ドツト妨害などのクロスコンポーネント成分の除去をほ
ぼ完全に行うことができ、高画質化が図れる。

但し、この７レ一ム間輝度信号・色信号分離は、静止画
に関しては大きな効果が得られるが、動画に対しては大
きな妨害を生じる。すなわち、二重像を生じたシ、色信
号を誤って輝度信号として処理するために大画面のドツ
ト妨害を生じたシする。

これにたいして、たとえば１フレ一ム周期離れた信号間
の差を基に画像の動きを検出し、検出した画像の動きが
小さいならば静止画であるとしてフレーム間の輝度信号
・色信号分離を行い、画像の動きが大きいときは動画像
であるとして伝送されたフィールド内の処理によう輝度
信号・色信号分離を行うといった動き適応型の処理が考
えられる。

特開昭６１−１４７６９７号公報にみられる従来例では
、カラーテレビジ璽ン信号のフレーム間差信号をもとに
画像の動きを検出し、静止画にたいしては巡回型のフレ
ーム間輝度信号・色信号分離を行い、動門にたいしては
ライン間の輝度信号・色信号分離を行うようにしている
。

本従来例の構成を第４図面の簡単な説明する。

第４図にかいて、１０１は入力端子、１０２はフレーム
間輝度信号・色信号分離（以下、ＹＣ分離と記す）回路
、１０３はフィールド内ＹＣ分離回路、１０４は選択回
路、１０５は動き検出回路、１０６．１０７は出力端子
である。

入力端子１０１から入力された複合カラ−テレビジ１ン
信号は、フレーム間ＹＣ分離回路１０２に印加されると
ともにフィールド内ＹＣ分離回路１（ｌに入力される。

フレーム間ＹＣ分離回路１０２では、フレーム間の処理
を行って輝度信号と色信号を分離する。フィールド内Ｙ
Ｃ分離回路１０３では、ライン間の相関性をもとに輝度
信号と色信号を分離する。選択回路１０４は、フレーム
間ＹＣ分離回路１０２から出力される輝度信号と色信号
あるいは、フィールド内ＹＣ分離回路１０３から出力さ
れる輝度信号と色信号のいずれかを、選択して出力する
。動き検出回路１０５は上記カラーテレビジ■ン信号に
含まれる画像の動きを検出し、選択回路１０４を制御す
る。このとき、画像の動きが小さいときは静止画である
として、フレーム間ＹＣ分離回路１０２の出力信号を選
択し、画像の動きが大きいときはフィールド内ＹＣ分離
回路１０３の出力信号を選択するように制御を行う。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来例では、入力したテレビジ１ン信号が標準カラ
ーテレビジ璽ン信号の規格に沿った標準信号の場合には
期待した高画質が得られる。但し、家庭用ＶＴＲの再生
信号など、標準カラーテレビシロン信号の規格を厳密に
は守っていない非標準信号を入力した場合についての配
慮がされていない。このために、非標準信号入力時には
所定の高画質化動作が行えず、色信号が輝度信号に混入
することによシドット妨害などが発生する可能性があっ
た。すなわち、非標準信号のような時間的な揺らぎをも
った信号にたいして、フレーム間処理を行うことによう
、かえって画質が劣化する可能性があった。

本発明の目的は上記課題を解決し、標準信号と非標準信
号のどちらを入力した場合にも、フレーム間処理を可能
とし、高画質が得られる輝度信号・色（ｉ号分離方法及
び回ｊｉｉ！ｒを提供することにある。

會た、さらに、本発明の目的は、標準信号処理から非標
準信号処理あるいは非標準信号処理から標準信号処理へ
と、信号処理方法を切υ替えたときにも誤動作を防止し
、ドツト妨害などの発生しない輝度信号・色信号分離方
法及び回路を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、複合カラーテレビジ曹ン信号を入力し、少
なくとも色副搬送波周波数を含んだ周波数帯域を分離す
る第１の分離回路と、上記カラーテレビジラン信号を入
力し、第１の分離回路で分離された周波数帯域よシも広
帯域の周波数帯域を分離する第２の分離回路と、上記第
１の分離回路の出力信号と第２の分離回路の出力信号と
を切替える選択回路と、上記選択回路を制御する標準・
非標準判別回路と、上記選択回路の出力信号を入力しテ
レビジ冒ン信号の画像の動きに応じてフレーム間あるい
はフィールド内の処理を切替えて輝度信号と色信号とを
分離する第３の分離回路とから輝度信号・色信号分離回
路を構成することによう達成される。

〔作用〕

第５の分離回路は、画像の動きに応じてフレーム間ある
いはフィールド内の処理を切替えて、輝度信号と色信号
とを分離する。これによシ、ドツト妨害のない高画質を
得ている。

第２の分離＠路は非標準信号入力時に、あらかじめフィ
ールド内の処理によう色副搬送波周波数ｆｓｏを中心と
した色信号帯域を分離したのちに、第５の分離回路に信
号を供給する。これにより１非標準信号入力時には、色
信号は第２の分離回路によう分離されるので、第３の分
離回路にかいて静止画にフレーム間処理を行ってもドツ
ト妨害などを起こすことはない。また、このとき第３の
分離回路は信号対雑音比（Ｓ／Ｎ比）を向上する雑音除
去回路として動作する。

一方、第１の分離回路は、標準信号を入力した場合にも
、少なくとも色副搬送波周波数ｆａｏを中心とした周波
数帯域を分離する。これにより、標準信号の処理と非標
準信号の処理とに信号処理の方法が切り替わっても、処
理の切り替え前後にかいて選択回路の出力信号はともに
色副搬送波周波数ｆａａを中心とした帯域を含んでいな
いので、フレーム間処理を行ってもドツト妨害などの画
質劣化を防ぐことができる。

以上により、標準信号と非標準信号のいずれを入力した
場合にも、ドツト妨害を生じることなく高画質を実現で
きる。さらに、信号処理の方法を切り替えた場合にも、
画質劣化の発生を防ぐことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図によ砂説明する。第１
図にかいて、１は入力端子、２は第１の分離回路、３は
第２の分離回路、４は選択回路、５は標準・非標準判別
回路、６はアナログ・ディジタル変換回１２）（以下、
ＡＤＣと記す）、７は動き適応型ＹＣ分離回路、８は出
力端子である。

本実施例では、複合カラーテレビジ曹ン信号として、Ｎ
ＴＢＣ方式のカラーテレビジ曹ン信号を入力した場合に
ついて動作を説明する。

入力端子１から入力したカラーテレビジ嘗ン信号は、第
１の分離回路２及び第２の分離回路３に供給され、それ
ぞれ色副搬送波周波数ｆｇｏを中心とした周波数帯域が
分離される。このとき、第１の分離回路２及び第２の分
離回路３では、入力したテレビジ曹ン信号にたいしフィ
ールド内の処理を行って色信号を分離する。

ここで、第２の分離回路３０通過特性は例えば第２ｒ！
！Ａに示すようなものとする。第２図では、横軸に水平
空間周波数μを、縦軸に垂直空間周波数νをとって通過
帯域を説明する。色副搬送波周波数ｆａｏはＡ２Ｂ（Ｍ
Ｈｚ〕、５２５／４（ｏｙ。

１ｅｐｅｒ　ｈｉｇｈｔ、　ｏｐｈ　）の点で表され、
色信号はこの点の周囲に分布する。斜線部が輝度信号の
通過帯域である。この特性はフィールド内の処理である
ライン＜シ型フィルタによう実現する。

−万、第１の分離回路２０通過特性は例えば第３図に示
すようなものとする。この特性の目的は、色副搬送波周
波数ｆｇｏを中心とした周波数帯域を、除去するための
ものである。８ｇ５図にかいて、ｆ２は色信号の帯域が
ＣＬ５〜ｔ　５　Ｍ　Ｈｚであることから、約２ＭＨｚ
程度とする。

標準・非標準判別回ｗｒ５は、入力したテレビジ曹ン信
号が標準カラ−テレビジ１ン信号としての規格に沿った
標準信号であるか、規格に沿わない非標準信号であるか
を判別し、この結果により選択回路４を制御する。選択
回路４は入力したテレビジョン信号が標準信号のときは
第１の分離回路２の出力信号を選択し、非標ｍ信号のと
きは第２の分離回路３の出力信号を選択して出力する。

なか、標準・非標準の判別は例えば、入力したカラーテ
レビジ雪ン信号に含まれるカラーバースト信号をもとに
発生したクロックを分周して作成したｍ厘同期信号と、
水平同期信号をもとに発生したクロックを分局して作成
した垂直同期信号とを比較することにより実現できる。

ＡＤＣ６は選択回路４の出力信号をディジタルデータに
変換し、動き適応型ＹＣ分離回路７に供給する。動き適
応型ＹＱ分離回路７では、画像の動きに応じて、フレー
ム間信号処理あるいはフィールド内信号処理とが切少替
えられ、輝度信号と色信号とが分離される。

このように本実施例では、非標準信号を入力した場合に
はあらかじめアナログ信号にかいて、第２の分離回路３
によう輝度信号と色信号とを分離している。このため、
非標準信号のような不安定な信号にたいしてフレーム間
処理によるＹＣ分離を行う必要がない。したがって、フ
レーム間処理が誤動作することによシ、かえってドツト
妨害などの画質劣化が発生するのを防ぐことができる。

さらに、本実施例では標準信号を入力した場合にも、あ
らかじめアナログ信号にかいて、第１の分離回路２によ
り色副搬送波周波数ｆｓｏを中心とした帯域を分離して
いる。このために、標準信号処理から非標準信号処理、
あるいは非標準信号処理から標準信号処理へと、信号処
理の方法を切り替えたときの誤動作を軽減できる。すな
わち、信号処理が切り替えられた前後にかいて、選択回
路４から出力される信号は、ともに色副搬送波周波数ｆ
ｓｅｔ−中心とした帯域を含んでいないので、フレーム
間処理を行ってもドツト妨害などをかえって発生してし
筐うことはない。

筐た、この標準信号処理時に用いる第１の分離回路２の
通過帯域は、色副搬送波周波数ｆｓｏを中心とした帯域
を分離するのが目的であって、それほど狭帯域とする必
要はない。したがって、画像の斜め方向の解像度劣化は
少ない。

以上のように本実施例では、信号処理の切り替え時にも
、ドツト妨害による画質劣化が最も顕著な、色の平坦部
にかける妨害の発生を防止できる。

第５図に本発明による他の一実施例のブロック図を示す
。第５図にかいて、９はラインメモリ、１０．１２．１
４は減算回路、１１．１３は第１゜第２０帯域通過フィ
ルタ（以下、ＢＰＦと記す）、１５はクロック発生回路
、他は第１図の実施例と同じである。

本実施例は第１図の実施例にかける第１の分離回路と第
２の分離回路とを一体化し、回路の共有を行うことによ
り、回路規模の削減を図ったものである。

入力端子１からのカラーテレビジ画ン信号はラインメモ
リ９と減算回路１０に供給され、減算回路１０の出力に
！Ｉｌ［方向に高域通過処理のされた信号を得る。減算
回路１０の出力信号をさらに第１０ＢＰＦＩＩによって
水平方向に帯域制限し、第１０ＢＰＦ１１の出力に色副
搬送波周波数ｆｓ。

を中心とした色信号帯域の信号を得ている。このとき、
第１のＢＰＦｌ　１０通過帯域を第６図に示すように五
５８±１．５（ＭＨｚ〕程度に設定することによう、減
算回路１２の出力に第Ｓ図で示した通過帯域の信号を得
ている。

また、第１のＢＰＦｌ　１の出力は第２のＢＰＦ１５に
供給されてさらに帯域制限されたのちに、減算回［１４
において入力端子１から入力したカラーテレビジョン信
号から減算することにより、第２図で示した通過帯域の
信号を得ている。このとき、第２のＢＰＦｌ３は第１０
ＢＰＰ１１と縦続接続して狭帯域フィルタを構成してい
るので、単独で狭帯域フィルタを構成するよりも回路規
模を小さくできる。

一方、クロック発生回路１５は入力したカラーテレビジ
ョン信号からクロックを発生する。クロック発生の方法
としては、例えば、カラーテレビジョン信号のカラーバ
ースト信号をもとにクロックを発生するものがある。！
た、別の方法としては、テレビジョン信号の水平同期信
号をもとにクロックを発生するものがある。本実施例で
は、上記２種類のクロックを非標準判別回路５の出力信
号にしたがって切す替えて用いる構成とした。これによ
り、標準信号にたいしては、バースト信号に位相ロック
したクロックで信号処理を行うので、ＹＣ分離を誤シな
く行うことができる。

筐た、非標準信号入力時には、水平同期信号に位相ロッ
クしたクロックで信号処理を行うので、ＶＩＲの再生信
号のように時間的に揺らぎをもった信号を入力した場合
にも、画面が歪んだりするのをふせぐことができる。

以上述べたように本実施例では、信号処理切り替え時の
画質劣化を防止するための２つの分離回・・路を一体化
し、回路を共有化して構成してかυ、回路規模を削減で
きる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、入力したテレビジョン信号が標準カラ
ーテレビジョン信号の規格に沿った標準信号のみならず
、家庭用ＶＴＲの再生信号など、標準カラーテレビジ菖
ン信号の規格を厳密には守っていない非標準信号であっ
ても、フレーム間処理を可能とし、高画質な輝度信号・
色信号分離回路が実現できる。

さらに、本発明によれば、標準信号処理から非標準信号
処理あるいは非標準信号処理から標準信号処理へと、信
号処理方法を切υ替えたときにも誤動作を防止し、ドツ
ト妨害などの発生しない輝度信号・色信号分離回路を実
現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図の実施例にかける第１の分離回路の通過帯域を示
す特性図、第５図は同じく第２の分離回路の通過帯域を
説明する図、第４図はＹＣ分離回路の従来例を示すブロ
ック図、第５図は本発明の他の一実施例を示すブロック
図、第６図は第５図の実施例にかける第１０ＢＰＦの通
過帯域を説明する特性図、である。 符号の説明 ２．３・・・・・・・・・分離回路、 ４．１０４・・・・・・・・・選択回路、５・・・・・
・・・・標準・非標準判別回路、…・・・・・・Ａ　Ｄ
　Ｃ。 ・・・・・・・・・動き適応型ＹＣ分離回路、・・・−
・・・・ラインメモリ ０．１２ｉ４・・・・・・・・・減算回路、５・・・・
・・・・・クロック発生回路、０２・・・・・・・・・
フレーム間ＹＣ分離回路、０３・・・…・・・フィール
ド内ＹＣ分離回路、０５・・・・・・・・・動き検出回
路。 ア 蔦１日 ＃空間用Ｘ牧 ヌ４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複合カラーテレビジヨン信号を入力され、少なくと
   も色副搬送波周波数を含んだ周波数帯域を分離して出力
   する第１の分離回路と、前記カラーテレビジョン信号を
   入力され、前記第１の分離回路で分離された周波数帯域
   よりも広帯域の周波数帯域を分離して出力する第２の分
   離回路と、入力される前記複合カラーテレビジョン信号
   が標準カラーテレビジヨン信号の規格に沿った標準信号
   であるか、規格に沿わない非標準信号であるか、を判別
   する標準・非標準判別回路と、前記第１の分離回路の出
   力信号と第２の分離回路の出力信号の何れかを前記標準
   ・非標準判別回路の判別出力に依存して選択して出力す
   る選択回路と、該選択回路の出力信号を入力されテレビ
   ジヨン信号の画像の動きに応じてフレーム間或いはフィ
   ールド内の処理を切り替えて輝度信号と色信号を分離し
   て出力する第３の分離回路と、から成ることを特徴とす
   る輝度信号・色信号分離回路。 ２、複合カラーテレビジヨン信号を入力し、上記カラー
   テレビジヨン信号が標準カラーテレビジヨン信号の規格
   に沿った標準信号であるときは、少なくとも色副搬送波
   周波数を含んだ周波数帯域を分離したのちに、テレビジ
   ョン信号の画像の動きに応じてフレーム間あるいはフィ
   ールド内の処理を切り替えて輝度信号と色信号とを分離
   し、上記カラーテレビジヨン信号が標準カラーテレビジ
   ヨン信号の規格に沿わない非標準信号であるときは、標
   準信号において分離した色副搬送波周波数を含んだ周波
   数帯域よりも広帯域の周波数帯域を分離したのちに、テ
   レビジヨン信号の画像の動きに応じてフレーム間あるい
   はフィールド内の処理を切り替えて輝度信号と色信号と
   を分離することを特徴とする輝度信号・色信号分離方法
   。