JPH05243202A - 枚葉式半導体製造ウェット処理装置 - Google Patents

枚葉式半導体製造ウェット処理装置

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JPH05243202A
JPH05243202A JP45792A JP45792A JPH05243202A JP H05243202 A JPH05243202 A JP H05243202A JP 45792 A JP45792 A JP 45792A JP 45792 A JP45792 A JP 45792A JP H05243202 A JPH05243202 A JP H05243202A
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JP
Japan
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cup
wafer
pure water
semiconductor manufacturing
chemical solution
Prior art date
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Application number
JP45792A
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English (en)
Inventor
春人 ▲浜▼野
Haruto Hamano
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】純水がカップ3内に入り込み薬液温調槽10に
混入することを防止することによって、カップ3内の薬
液滴下による洗浄を無くし、薬液の消費量を低減し、同
時にウェハ8毎に薬液と純水の滴下によりパーティクル
の混入をも防止している。 【構成】カップ3の外縁部19を伸ばしカップ3の開口
部をウェハチャック2の外径と同程度にし、かつウェハ
カップ2を上昇・下降させる上昇・下降機構であるシリ
ンダ20を回転機構部18に取付け、純水をウェハ8に
滴下するとき、ウェハチャック2を上昇させ、純水がカ
ップ3に入り込まないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造工程に使用
される半導体製造装置に関し、特に半導体ウェハを化学
薬液によって処理する枚葉式半導体製造ウェット処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の枚葉式半導体製造ウェット
処理装置の一例を示す模式断面図である。従来、この種
の枚葉式半導体製造ウェット処理装置は、例えば、図3
に示すように、ウェハ8を載置し回転するウェハチャッ
ク2と、このウェハ8に薬液を滴下する薬液ノズル4
と、ウェハに純水を噴射する純水ノズル5と、カップ3
の薬液を回収して再生させ薬液ノズル4に供給する薬液
循環装置とを有していた。
【0003】この枚葉式半導体製造ウェット処理装置に
おける動作でカップ3の位置は、カップポート6が回収
ポート7位置に通常一致している。そして薬液ノズル4
から噴出した薬液は、高速回転するウェハ8に滴下され
て飛散する。この飛散した薬液はカップ3にて収集され
る。回収された薬液はカップポート6から回収ポート7
に流入し、回収配管9を流れ、温調槽10に戻る。この
ように薬液スプレー動作は、温調槽10内の薬液をポン
プ11で圧送することにより、フィルター12、薬液バ
ルブ13を通り、薬液ノズル4から噴出される。
【0004】一方、薬液の温調については、温調槽10
内の薬液をポンプ14で圧送し、電子冷熱器15に通す
ことによって行なわれている。
【0005】次に、カップ3の回転動作について説明す
ると、純水バルブ16を通し、純水ノズル5から純水を
噴出させる場合、温調槽10に純水が流入することを防
止するため、カップ3を回転させることによりカップポ
ート6を回収ポート7からずらし、純水がチャンバード
レン17に排液されることになる。
【0006】また、この装置でウェハ8を処理する場合
に次に記す2通りの方法があった。第一の方法は、薬液
ノズル4から薬液を噴出させウェハ8の薬液処理後、ウ
ェハ8を水洗、乾燥専用のチャンバーへ移送し、その水
洗、乾燥専用のチャンバーにて、ウェハ8の水洗、乾燥
を行う方法である。
【0007】図4は図3の枚葉式半導体製造ウェット処
理装置の一動作を説明するためのシーケンス図である。
また、第二の方法は、図4に示すように、まず、薬液ノ
ズル4から噴出させた薬液を止める2秒前に、純水ノズ
ル5から純水を噴出させ、薬液と純水を同時に2秒間噴
出した後、薬液を止め、その後純水だけを数秒間噴出し
た後、ウェハ8を水洗、乾燥専用のチャンバーにウェハ
8を移送し、その水洗,乾燥専用のチャンバーにてウェ
ハ8の水洗・乾燥を行う方法である。さらにこの処理シ
ーケンスにおけるカップ3の回転動作を説明すると、純
水ノズル5から純水を噴出している時は、カップ3を回
転させ、チャンバードレン17に排液するようにしてお
り、なおかつ、カップ3に付着した純水が温調槽10内
に混入することを防止するための対策として、次のウェ
ハを薬液処理する時、最初の数秒間(シーケンス図に示
すAの時間)、薬液をチャンバードレン17に排液し、
カップ3に付着していた純水を洗い流していることであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の枚葉式半導
体製造ウェット処理装置でウェハ処理する場合、前述し
た第一の方法では、パーティクルが多いため製品の歩留
り低下を招いていた。また、第二の方法では、パーティ
クルが少ないという利点はあるが、カップに付着した純
水を洗い流すため薬液をウェハ1枚につき数秒間滴下し
ているので、例えば、ウェハ50枚処理すると薬液が約
10リットル減少し、薬液コストが高額となり、量産に
適用できないという問題があった。
【0009】本発明は、パーティクルの少ない第二の方
法に着目し、かつ薬液の消費量の問題を解決しようとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の枚葉式半導体製
造ウェット処理装置は、ウェハを保持し回転させるウェ
ハチャックと、ウェハに純水を滴下する純水ノズルと、
前記ウェハに薬液を滴下する薬液ノズルと、前記ウェハ
の周囲を囲むカップと、このカップに回収される前記薬
液を貯える温調槽と、前記ウェハチャックを前記カップ
の上あるいは下に上昇下降させる上昇・下降機構と、こ
の上昇・下降機構により前記ウェハチャックが前記カッ
プの上に上昇するとき前記カップの開口部を遮蔽する手
段とを備えている。また、前記遮蔽手段は前記カップの
外縁部が伸び開口部の大きさを略々前記ウェハチャック
の外形と同程度であることを特徴としている。さらに他
の前記遮蔽手段が前記カップの開口部を塞ぐ2枚の遮蔽
板と、この遮蔽板を互いに対向方向に移動する移動機構
とを有している。
【0011】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)及び(b)は本発明の第一実施例の枚葉
式半導体製造ウェット処理装置を示し、(a)は全体の
構成を示す模式断面図、(b)は(a)のカップを拡大
して示す斜視図である。ドーム状のこの枚葉式半導体製
造ウェット処理装置は、図1(b)に示すように、カッ
プ3の外縁部19を伸ばし、カップの開口をウェハチャ
ックの外径と同程度に形成し、外縁部19をドーム状に
したことである。また、ウェハチャック2を上昇・下降
させるための上昇・下降機構であるシリンダ20を設け
たことである。それ以外は従来例と同じである。
【0012】このようにカップ3の開口を小さくし、ウ
ェハチャック2の上昇機構を設けることによって、点線
で示したように、ウェハチャック2は外縁部19の上方
まで上昇させ、飛散した純水を外縁部19で受止め、カ
ップ3内に流入することを防止するのである。
【0013】従って、カップ3内に付着した純水を薬液
で洗い流す必要がなくなり、薬液の消費量を大幅に削減
することができる。結局、薬液をチャンバードレン17
に排液する時間は、薬液と純水を同時に噴出する時間
(2秒間)のみになるので、薬液消費量は、従来の4分
の1、つまり、例えば、ウェハ50枚処理で2.5リッ
トル程度と考えられる。
【0014】図2(a)及び(b)は本発明の第2の一
実施例の枚葉式半導体製造ウェット処理装置を示し、
(a)は全体の構成を示す模式断面図、(b)は(a)
のシャッタ機構を示す平面図である。この枚葉式半導体
製造ウェット処理装置は、図に示すように、前述の実施
例と同じカップ3の上昇・下降機構であるシリンダ20
の他に、カップ3の開口を閉じるシャッタ機構を設けた
ことである。このシャッタ機構は、図2(b)に示すよ
うに、2枚の遮蔽板19aと、この遮蔽板19aを移動
させてカップ3の開口を塞ぐシリンダ21とを有してい
る。
【0015】この装置で、ウェハ8に純水を滴下すると
きは、ウェハチャック2が上昇した後、左右からシリン
ダ21に装着された遮蔽板19aがカップ3をおおうよ
うに移動する。また、純水を噴出しない時は、遮蔽板1
9は、カップ3の開口を開くように移動するようになっ
ている。
【0016】この実施例では、前述の実施例と比較し
て、カップ3上部の開口部が大きいので、カップ3内の
清掃作業性が良いという利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、純水がカ
ップ内に入り込むことを阻止する手段を設け、カップに
薬液を流し込んでカップ内を洗浄する必要がなくなり、
薬液の使用量を低減出来るという効果が得られる。ま
た、ウェハ毎に薬液と純水を滴下して処理する方法を取
ることによってパーティクルの混入する機会がなくなる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の枚葉式半導体製造ウェ
ット処理装置を示し、(a)は全体の構成を示す模式断
面図、(b)は(a)のカップを拡大して示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例の枚葉式半導体製造ウェ
ット処理装置を示し、(a)は全体の構成を示す模式断
面図、(b)は(a)におけるシャッタ機構を示す平面
図である。
【図3】従来の枚葉式半導体製造ウエット処理装置の一
例を示す模式断面図である。
【図4】図3の枚葉式半導体製造ウエット処理装置の一
動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 チャンバ 2 ウェハチャック 3 カップ 4 薬液ノズル 5 純水ノズル 6 カップポート 7 回収ポート 8 ウェハ 9 回収配管 10 温調槽 11,14 ポンプ 12 フィルタ 13 薬液バルブ 15 電子冷熱器 16 純水バルブ 17 チャンバドレーン 18 回転機構部 19 外縁部 19a 遮蔽板 20,21 シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハを保持し回転させるウェハチャッ
    クと、ウェハに純水を滴下する純水ノズルと、前記ウェ
    ハに薬液を滴下する薬液ノズルと、前記ウェハの周囲を
    囲むカップと、このカップに回収される前記薬液を貯え
    る温調槽と、前記ウェハチャックを前記カップの上ある
    いは下に上昇下降させる上昇・下降機構と、この上昇・
    下降機構により前記ウェハチャックが前記カップの上に
    上昇するとき前記カップの開口部を遮蔽する手段とを備
    えることを特徴とする枚葉式半導体製造ウェット処理装
  2. 【請求項2】 前記遮蔽手段は前記カップの外縁部が伸
    び開口部の大きさを略々前記ウェハチャックの外形と同
    程度であることを特徴とする請求項1記載の枚葉式半導
    体製造ウェット処理装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽手段が前記カップの開口部を塞
    ぐ2枚の遮蔽板と、この遮蔽板を互いに対向方向に移動
    する移動機構とを有していることを特徴とする請求項1
    記載の枚葉式半導体製造ウェット処理装置。
JP45792A 1992-01-07 1992-01-07 枚葉式半導体製造ウェット処理装置 Pending JPH05243202A (ja)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980623