JPH05240356A - Oリングによるシール構造 - Google Patents

Oリングによるシール構造

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Publication number
JPH05240356A
JPH05240356A JP7333692A JP7333692A JPH05240356A JP H05240356 A JPH05240356 A JP H05240356A JP 7333692 A JP7333692 A JP 7333692A JP 7333692 A JP7333692 A JP 7333692A JP H05240356 A JPH05240356 A JP H05240356A
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
holding groove
ring holding
pressure
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7333692A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Tanaka
征一 田中
Tomohiro Iiboshi
智裕 飯干
Kazutaka Yokoyama
和孝 横山
Yoji Kurotobi
洋司 黒飛
Yuji Yamamoto
裕司 山本
Mamoru Arikawa
守 有川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH05240356A publication Critical patent/JPH05240356A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温時のシール性能を確保することができる
Oリングによるシール構造を提供する。 【構成】 第1実施例に係るOリング保持溝3は、Oリ
ング保持溝3の底部3aにおいて、Oリング4の外面に
接する円弧状断面でなる傾斜部3bをなす。第2実施例
に係るOリング保持溝3は、Oリング保持溝3の底部3
aにおいて、Oリング4の断面半径を越える半径の円弧
状断面の傾斜部3bをなす。第3実施例に係るOリング
保持溝3は、Oリング保持溝3の底部3aにおいて、V
字状断面でなる傾斜部3bをなす。Oリング4を上記O
リング保持溝3に装着し、所定の締代にて対向面2bに
対して組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Oリングによるシール
構造に関し、特に、低温時のシール性を確保することが
できるOリングによるシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン内に燃料を噴射する燃料噴射弁
の燃料供給系との接続部等において、加圧された燃料の
漏出を防止するために、Oリングによるシール構造が用
いられている。Oリングによるシール構造は、図3
(a)に示すごとく、弾性素材でなるOリング11を溝
12内に保持して対向面13との間に介設し、この対向
面にOリング11が押圧された際に生じる面圧によって
矢印A方向から作用する加圧流体のをシールする技術と
して従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Oリン
グ11は低温時においてはその弾性が低下し、したがっ
て、対向面13との間に作用する面圧が十分に得られ
ず、そのシール力が低下する。この状態で加圧流体が矢
印Aの方向から作用すると、図3(b)に示すごとく、
流体の圧力が、Oリング11と対向面13との間に作用
する僅かな押圧力に打ち勝って流体がその間から侵入
し、漏れの問題を生じることがある。この問題に対し
て、低温時における弾性低下の少ない材料を用いること
により、ある程度の効果を得ることができるが、燃料噴
射弁等の高圧流体に対するシール性を満たすには十分で
はない。本願の目的は、低温時においてもシール性能の
低下を起こすことがないOリングによるシール構造を得
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、Oリング保持溝の底部には、流体の圧力を受けた時
に低圧になる側に、圧力方向に溝の深さが変化する傾斜
面をなす傾斜部を形成し、流体圧力が加わった時に上記
傾斜部にOリングを受けることによりOリングを対向面
に押圧するようにその傾斜部を形成した。
【0005】
【作用】Oリングは、流体の圧力を受けた時に低圧にな
る側に向って力を受け、この時、Oリング保持溝の底部
の傾斜部がOリングを受けることによってOリングは対
向面に押圧され、Oリングの弾性低下時にあっても対向
面に対する押圧力を生じ、この押圧力によって加圧流体
がシールされる。
【0006】
【実施例】発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説
明する。図1は発明に係るOリングによるシール構造を
採用した燃料噴射弁の燃料供給系との接続部を示す図、
図2a,b,cはそれぞれ発明の第1〜第3実施例を示
す要部断面図である。
【0007】図1において、燃料噴射弁1に加圧燃料を
供給する燃料供給系2との接続部1aに、発明に係るO
リングによるシール構造をなすOリング溝3を形成し、
このOリング溝3内にはOリング4を装着する。
【0008】このOリングによるシール構造は、低温時
においても、燃料供給系2の流路2aから外部への漏れ
を生じることなく加圧燃料を燃料噴射弁1に供給するこ
とができる。5はエンジン本体である。
【0009】次に、発明に係るOリングによるシール構
造について詳細に説明する。第1実施例に係るOリング
によるシール構造のOリング保持溝3は、図2(a)に
示すごとく、Oリング保持溝3の底部3aにおいて、O
リング4の外面に接する円弧状断面でなる傾斜部3bを
なす。
【0010】第2実施例に係るOリングによるシール構
造のOリング保持溝3は、図2(b)に示すごとく、O
リング保持溝3の底部3aにおいて、Oリング4の断面
半径を越える半径の円弧状断面でなる傾斜部3bをな
す。
【0011】第3実施例に係るOリングによるシール構
造のOリング保持溝3は、図2(c)に示すごとく、O
リング保持溝3の底部3aにおいて、V字状断面でなる
傾斜部3bをなす。
【0012】上記構成からなるOリングによるシール構
造の作用は以下の通りである。上記Oリング保持溝3に
Oリング4を装着し、所定の締代にて対向面2bに組み
付けることにより、対向面2bとの間に作用する押圧力
が、矢印A方向から作用する加圧流体をシールする。
【0013】低温等によってOリングの弾性が低下した
場合においては、上記Oリング保持溝3の傾斜部3b
は、流体の圧力を受けた時に低圧になる側に溝3の深さ
が変化する傾斜面をなし、矢印A方向から流体の圧力を
受けた時には、その傾斜面にOリング4を受けることに
よってOリング4は対向面2bに押圧される。この時、
Oリングは対向面2bに対する押圧力を生じ、この押圧
力によって加圧流体がシールされる。
【0014】なお、前記Oリングによるシール構造は、
穴側(図2の対向面2b側)にOリング保持溝を形成
し、このOリング保持溝にOリングを装着し、軸側を対
向面としてシールする場合、および、互いに平行する二
平面間をシールする場合においても、上記した実施例と
同様の作用効果を生じることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】Oリング保持溝の底部に傾斜面を形成し
たので、流体圧力が加わった時には、上記傾斜面によっ
てOリングが対向面に押圧され、この押圧力によって加
圧流体がシールされる。
【0016】したがって、発明に係るOリングによるシ
ール構造は、流体圧力が加わった時には、低温等による
Oリングの弾性低下時においても、加圧流体は漏れるこ
とがなく、シール性能が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係るOリングによるシール構造を応用し
た燃料噴射弁の燃料供給系との接続部を示す図
【図2】a,b,cはそれぞれ発明の第1〜第3実施例
を示す要部断面図
【図3】a,bはそれぞれ従来のOリングによるシール
構造の断面図およびその低温時を示す断面図
【符号の説明】
2b…対向面、3…Oリング保持溝、3a…底部、3b
…傾斜部、4…Oリング、A…圧力作用方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒飛 洋司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山本 裕司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 有川 守 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Oリングを保持する保持溝をなし、この
    保持溝に保持したOリングを対向面との間に介設し、そ
    の押圧力によって加圧流体のシールを行うOリングによ
    るシール構造において、上記Oリング保持溝の底部に
    は、流体の圧力を受けた時に低圧になる側に、圧力方向
    に溝の深さが変化する傾斜面をなす傾斜部を形成し、流
    体圧力が加わった時に上記傾斜部にOリングを受けるこ
    とによりOリングを対向面に押圧するようにしたことを
    特徴とするOリングによるシール構造。
JP7333692A 1992-02-25 1992-02-25 Oリングによるシール構造 Pending JPH05240356A (ja)

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