JPH0414243Y2 - - Google Patents

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JPH0414243Y2
JPH0414243Y2 JP1986051821U JP5182186U JPH0414243Y2 JP H0414243 Y2 JPH0414243 Y2 JP H0414243Y2 JP 1986051821 U JP1986051821 U JP 1986051821U JP 5182186 U JP5182186 U JP 5182186U JP H0414243 Y2 JPH0414243 Y2 JP H0414243Y2
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JP
Japan
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axle
sealing
seal
case
air
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JP1986051821U
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JPS62163404U (ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/001Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving
    • B60C23/003Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving comprising rotational joints between vehicle-mounted pressure sources and the tyres

Description

【考案の詳細な説明】 1 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は自動車のタイヤ空気圧調整用装置に使
用するシール装置に関する。
(2) 従来の技術 タイヤ空気圧調整装置の構造は、空気供給源か
らタイヤ内へ圧縮空気を送るために、送気パイプ
を車軸ケースの空気孔に接続し、車軸の空気孔へ
通す方法が取られている。したがつて、車軸ケー
スと車軸との空間に空気の通路を形成する必要が
あり、その部分には必ず何等かのシール装置が使
用される。(第5図) 従来シール装置の一つとして、耐圧オイルシー
ルを使用したシール装置がある。(第6図)。
耐圧オイルシール型シール装置の構造は、車軸
ケース内部にシール装着部を形成して、通気孔を
設けたスペーサーを介して、一対の耐圧オイルシ
ールを向い合せて装着し、止め輪で固定してい
る。
例えばタイヤに空気を供給する場合第5図に示
すよう、矢印A方向から供給された空気は、車軸
ケース2の空気孔、スペーサー11に設けた空気
孔を通つて、上記一対の耐圧オイルシールとスペ
ーサーおよび車軸とによつて形成される空間に入
り、矢印Bのように車軸の空気孔4を通つてタイ
ヤ17に送られる。
(3) 考案が解決しようとする問題点 前記シール装置に使用している耐圧オイルシー
ルの許容圧力は、3kgf/cm2であるが、タイヤ空
気圧は最大5kgf/cm2と高いために、リツプの締
め付け力が過剰になり、摩耗が促進され長期にわ
たつて密封性を維持することができない。
また、前記オイルシールでは積載荷重等により
車軸が撓んだ場合、ラジアル方向の追随性が悪い
ために密封性能が著しく低下する。
更に、密封対象が空気であるため潤滑性が乏し
く、摩耗が促進され長期にわたつて密封性を維持
することができない。
本考案は、以上の問題点を解決するために、耐
圧性、耐摩耗性、軸追随性に優れたシール装置を
考案することを課題とする。
2 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために講じた手段は、車
軸ケースと車軸との間に通気孔を持つ断面コ字型
のシールケースを形成し、該シールケースを車軸
ケースに密封固定し、前記シールケースの内部に
前記車軸に締代を持つて嵌着されたゴム様弾性を
有する環状部材を装着した空気孔を有するスペー
サーの両側に前記車軸と摺接するリツプ部を有す
る密封部材を嵌着したことである。
(2) 作用 上記手段の各構成要素の作用は、次の通りであ
る。
まず、スペーサーに設けた空気孔は、車軸ケー
スの空気孔と車軸の空気孔とを連結し、空気を通
すための通路となる。該スペーサーに装着されて
いる環状部材は、スペーサー内周と、車軸外周の
隙間から漏れる圧縮空気を遮断密封し、密封部材
のリツプ部へ圧縮空気を通さない働きをする。ま
た、車軸の撓みに対しては、該環状部材の内径に
締代を与え、車軸に嵌着しており、車軸と共に密
封状態で動くので、空気漏れを生じることがな
い。
(3) 実施例 第1図に本考案の手段を具体化した、第一の実
施例を示す。
この例において、シールケースは、断面がコ字
型の環体で断面L字型のハウジング5と側板6と
から構成されており、ハウジング5と側板6は車
軸ケース2に止め輪16によつて固定されてい
る。ハウジング5の外周部には、車軸ケース2と
の間の気密を保持するためにOリング7を使用し
ている。
作業面では、シールケース内に密封部材および
スペーサーを入れてセツトとして装着できるので
作業が容易である。
シールケース内には、スペーサー11を介して
2個の密封部材8を向い合せて装着する。
密封部材8の形状は、ばねなしオイルシールと
同形状をしており、車軸1に摺接する。リツプ内
面には低摩擦高分子材9を一体成形し、摩擦トル
クを低減し、発熱を防いでいる。
スペーサー11には、車軸ケース2および車軸
1の空気孔3,4とを連通する空気孔12を設け
てある。この孔を通過する圧縮空気が、外周部か
ら漏れるのをOリング15にて防止し、内周から
の漏れを環状部材14で防止している。
第1図の例では、断面が方形の環状部材14を
使用している。この使用目的は、スペーサー11
の空気孔12と車軸1間から漏れる圧縮空気が密
封部材8のリツプ部10にかからないようスペー
サー11で遮断することである。また、断面形状
を方形にしたのは、シールリング13との接触面
積をより大きくすることで、受圧面積も大きくす
ることであり、そのために側面での高圧に対する
密封性が高められる。
また、環状部材14の内径は車軸1に対して締
代を持たせて嵌着しているので、車軸1の撓みに
より車軸1がラジアル方向に動いても、環状部材
14は車軸1と共に密封状態で動くので、空気漏
れを生じることがない。即ち、車軸1のラジアル
方向の動きによる密封部材8の密封性能の低下
を、環状部材14で補える構造となつている。
シールリング13は、耐摩耗性に優れた低摩擦
高分子材からなつており、スペーサー11との接
触部の摩耗がなく、長期間にわたり密封性を保持
できる。
以上のように、環状部材14を使用しているの
で、密封部材8のリツプ部10に高圧がかから
ず、過剰な緊迫力となることがなく、また密封部
材8のリツプ内面に低摩擦高分子材9、例えばテ
フロン等を接着することにより、摩擦トルクの低
減と、リツプ接触部の発熱を防いでいる。
第2図、第3図、第4図、は、他の実施例を示
す。これらの例は、環状部材14以外は第一の実
施例と全く変るところはない。
第2図の例は、環状部材14に一般のOリング
を使用したものである。利点としては、市販のO
リングを使用できるので、単価が安いことであ
る。しかし、シールリング13との接触面積が方
形に比べて小さいので、密封性は方形よりやや劣
るが密封性能上問題はない。
第3図は、環状部材14にXリングを使用した
例である。Xリングの利点は、高圧に対する密封
性がよいことであり、本シール装置の構成部品と
して十分な密封性能を有している。
第4図は、リツプパツキンを環状部材14に利
用した例である。
リツプパツキンは、車軸挿入時には低圧空気が
漏れない程度の緊迫力を与え、高圧空気が供給さ
れた時に、リツプが車軸に押しつけられて嵌着状
態となり、車軸と共に回転するので、高圧空気が
密封される。
3 考案の効果 本考案は、上記の構成により、次のような特有
の効果を持つ。
環状部材の使用により、密封部材のリツプに高
圧がかからず、過剰な緊迫力にならないので、摩
耗の異常増長が全くない。
したがつて、高圧に対する密封性および耐久性
が向上し、車軸のラジアル方向の動きに対して
も、密封性が低下せず、密封部材の長寿命化が図
られる。
タイヤ空気圧調整装置において、シール装置の
密封性能は、自動車の走行安全性に大きく影響す
るため、密封部材の長寿命化が図られたことは、
本考案の手段の大きな効果であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は車輌に装着した本考案のシール装置の
第一の実施例の軸方向一部断面図、第2図、第3
図、第4図は本考案の他の実施例の同断面図、第
5図は車輌に装着した本考案のシール装置の軸方
向断面図、第6図は従来のシール装置の軸方向断
面図である。 1……車軸、2……車軸ケース、3……空気
孔、4……空気孔、5……ハウジング、6……側
板、7……Oリング、8……密封部材、9……低
摩擦高分子材、10……リツプ部、11……スペ
ーサー、12……空気孔、13……シールリン
グ、14……環状部材、15……Oリング、16
……止め輪、17……タイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤ空気圧を運転席から調整するタイヤ空気
    圧調整装置に使用するシール装置であつて、車軸
    ケースと車軸との間に通気孔を持つ断面コ字型の
    シールケースを形成し、該シールケースを車軸ケ
    ースに密封固定し、前記シールケースの内部に前
    記車軸に締代を持つて嵌着されたゴム様弾性を有
    する環状部材を装着した空気孔を有するスペーサ
    ーの両側に、前記車軸と摺接するリツプ部を有す
    る密封部材を嵌着したことを特徴とするタイヤ空
    気圧調整装置用シール装置。
JP1986051821U 1986-04-07 1986-04-07 Expired JPH0414243Y2 (ja)

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JP1986051821U JPH0414243Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

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Publication Number Publication Date
JPS62163404U JPS62163404U (ja) 1987-10-17
JPH0414243Y2 true JPH0414243Y2 (ja) 1992-03-31

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US10207550B2 (en) 2014-06-20 2019-02-19 Dana Heavy Vehicle Systems Group, Llc Rotary joint assembly

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DE102010001345B4 (de) * 2010-01-28 2013-09-19 Trelleborg Sealing Solutions Germany Gmbh Drehdurchführung
DE102015222006A1 (de) * 2015-11-09 2017-05-11 Zf Friedrichshafen Ag Befülleinrichtung

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