JPH05239758A - 刺繍縫い機の裏糸もしくは下糸のための把持及び切断装置 - Google Patents

刺繍縫い機の裏糸もしくは下糸のための把持及び切断装置

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JPH05239758A
JPH05239758A JP4281267A JP28126792A JPH05239758A JP H05239758 A JPH05239758 A JP H05239758A JP 4281267 A JP4281267 A JP 4281267A JP 28126792 A JP28126792 A JP 28126792A JP H05239758 A JPH05239758 A JP H05239758A
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JP
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cutting
thread
gripping
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stitch
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JP4281267A
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English (en)
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Juerg Henz
ハインツ ユルグ
Max Schreiber
シュライベル マクス
Armin Kobler
アルミン コブレル
Karl W Wiest
ヴィースト カール−ヴォルフガング
Livio Selm
セルム リビオ
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ZAURERU SHIYUTEIKUZUISUTEEME A
ZAURERU SHIYUTEIKUZUISUTEEME AG
OC Oerlikon Textile Holding AG
Original Assignee
ZAURERU SHIYUTEIKUZUISUTEEME A
ZAURERU SHIYUTEIKUZUISUTEEME AG
Saurer Sticksysteme AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C11/00Devices for guiding, feeding, handling, or treating the threads in embroidering machines; Machine needles; Operating or control mechanisms therefor
    • D05C11/20Arrangements for cutting the needle or lower threads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍縫い機において、針側の刺繍部位を、シ
ャットル側の遊んでいる裏糸もしくは下糸を摩擦するこ
となく切り換えできる、糸の把持及び切断装置を提供す
る。 【構成】 ステッチ孔を有するステッチプレート、シャ
ットルガイド、およびシャットルガイド内に変位可能に
取付けられたシャットルを具備する、刺繍縫い機内の裏
糸もしくは下糸の把持及び切断をなす装置であって、前
記糸を把持する摺動可能な装置と前記糸を切断する切断
装置とを備え且つステッチ孔の領域内に配置され、前記
切断装置が、前記把持装置とは別個に、前記糸を切断方
向に切断する切断刃先を有する切断刃を有し、前記把持
装置が切断装置の延長方向に配置された把持間隙を有
し、これにより、前記切断装置によって先に把持され次
いで切断された前記糸は、切断方向の後方に位置する把
持間隙に係合し固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステッチ孔を有するス
テッチプレート、シャットルガイド、およびシャットル
ガイド中に変位可能に取付けられたシャットルを具備す
る、刺繍縫い機内の裏糸もしくは下糸の把持及び切断を
なす装置であって、摺動可能な糸把持装置と糸切断装置
とを備えた装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】このような装置は例えば、
西独特許第2065264号明細書に開示されており、
参考のため本明細書にて簡単に紹介する。前記特許明細
書に記載の装置においては、該装置の各シャットルに付
属している糸の把持・切断装置は、シャットルの走行方
向に対して垂直に、回転機構によって変位可能に駆動さ
れる。
【0003】前記糸把持装置と糸切断装置は各々、別個
に確実に制御するために、それ自体個々の駆動機構を備
えていなければならず、かような別々の駆動部を設ける
ことはスペース的に不経済である。このような装置は4
/4の比率を有する従来のシャットル刺繍縫い機には使
用できない。これは、別個の駆動部に必要なスペースが
ないからである。更に、切断された糸が長いので、刺繍
された布地の裏面の刺繍の外観が損われ且つ糸の使用量
が明らかに多い。
【0004】更にこの把持・切断装置はシャットルガイ
ドの領域内に配置されているので、裏糸もしくは下糸の
経路が減少する。これは特に、公知の把持・切断装置は
シャットルキャリヤを通過しているからである。
【0005】公知の刺繍縫い機では、切断装置の切断刃
は、それ自体糸の把持を始動し、この糸の把持は、切断
プロセス自体に直接依存している。したがって裏糸もし
くは下糸の切断が完了した後、糸は板ばねの把持面と、
切断刃自体との間に把持されている。そのため、新たに
切断作動が行われる場合、糸の把持が停止されて切断さ
れた裏糸もしくは下糸が放出される。針側の作動されな
い刺繍部位では、切断されて自由に垂下している裏糸も
しくは下糸がシャットルによって上下するので摩擦され
る。したがって、このような刺繍部位が再び作動する際
に糸の切断もしくは刺繍もれが生じ得る。
【0006】
【発明の概要】本発明の目的は、手動もしくは機械によ
り始動される針側の刺繍部位を、シャットル側の遊んで
いる裏糸もしくは下糸を摩擦することなく切換えできる
糸の把持・切断装置を備えた刺繍縫い機を提供すること
にある。
【0007】本発明によれば、裏糸もしくは下糸の糸把
持装置とは別個に、切断刃先付き切断刃に形成された切
断装置が備えられている。前記糸の把持及び切断装置
は、ステッチ孔の領域内に配置され、且つ切断刃の切断
装置の延長線上に糸把持装置の間隙が配置されている。
糸は先ず切断装置に把持され次いで切断され、切断方向
の後方に位置する把持間隙に係合し固定される。
【0008】本発明は、裏糸もしくは下糸の把持が、こ
の糸の切断とは独立的に行われることに特徴がある。糸
の把持は、切断装置の切断刃の運動とは別個に行われ
る。従来技術においては、切断刃は同時に把持要素であ
り、その結果、裏糸もしくは下糸が前述のように放出さ
れる。糸は切断プロセスとは別個に把持されるので、シ
ャットル糸の全てが、切断されてから切断プロセスとは
別個に作動する把持装置に送られ、切断刃が再び戻って
さらに切断プロセスを実施しても、シャットル糸は把持
装置に保持されている。このように、切断された裏糸も
しくは下糸はいずれの場合も把持装置に保持されるの
で、次に移動する切断刃によって放出されることはな
い。
【0009】裏糸もしくは下糸は、対応する刺繍部位が
再び刺繍縫いされるときに、前の糸に結束されて、裏糸
もしくは下糸に対する引張力がその糸を把持部位から引
出すのに充分な場合に、この糸に対する対応する引張力
によってのみ把持装置から放出される。したがって、遊
びの刺繍部位が針側で離された場合、移動するシャット
ルにより、把持された裏糸もしくは下糸が損傷され又は
摩擦されることは確実に回避され得る。裏糸もしくは下
糸が摩擦されるのを避けるため、シャットルの駆動部を
停止することは公知である。
【0010】本発明の場合、切断・把持装置のシャット
ル側に必要なスペースはごく小さいものである。これ
は、切断装置と把持装置の各々に個々の駆動部を必要と
しないからである。全把持装置は、共通の作動バーによ
って、共通して同時に平行して始動させることができ
る。
【0011】本発明の好ましい実施例によれば、切断刃
自体が、把持プロセスを始動させる作動要素として使用
される。その切断刃は、切断された裏糸もしくは下糸を
把持装置まで運び該装置にて放す。したがって、切断刃
が再び元に戻ったときは、裏糸もしくは下糸は把持装置
に残っており、切断刃の元に戻る運動により把持装置か
ら放出されることはない。
【0012】本発明の第2の実施例によれば、把持プロ
セスは、切断プロセスとは別個に開始されるが、それ自
身の作動要素によって開始され、その作動要素は、切断
刃とは別個に移動することができる。それ故に、この作
動要素は、切断された裏糸もしくは下糸を取上げて対応
する把持装置まで運び、糸は該装置にて把持される。
【0013】スペース面での経済性のために、切断刃の
移動はシャットルの移動と平行して行なわれ、切断と把
持の機構はステッチプレート内に組込まれ、このプレー
トはシャットルキャリアに接続されている。
【0014】本発明の好ましい実施例では、把持装置は
切断装置の直ぐ近くに配置され、切断装置の切断刃先
は、把持装置の一部と略一直線上にある。そのため、糸
の把持と切断は、可能な限り最短距離にて行なわれる。
【0015】本発明の糸の切断・把持装置は、ステッチ
プレートのステッチ孔に対して略一直線上で且つ対向し
ていなければならず、その上、切断された裏糸もしくは
下糸は確実にごく短い長さになる。したがって刺繍縫い
された布地に残る裏糸もしくは下糸の残留部はごく短
い。切断刃は糸把持装置に対して略一直線で対向して配
置されているので、裏糸もしくは下糸を指定どおり切断
するのに、切断要素はごく短かい切断行程しか必要とし
ない。
【0016】本発明の糸の把持・切断装置は全体がステ
ッチプレート内に配置されているので、スペースの節減
が達成され、ステッチプレート上の駆動部に対して入口
が設けられ、そのプレートが糸の把持・切断装置の駆動
部の上側に位置している。
【0017】本発明の好ましい実施例では、糸の把持装
置は固定され、切断刃はステッチプレート内を移動でき
るように案内される。両方の部材は、全部または一部が
交換可能なように、ステッチプレートの対応する摺動ガ
イドに取付けられている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例につき添付図面を参照
しつつ説明する。図1は複数のステッチプレート2の1
つの断面を示し、該プレート表面に沿って平行に布地材
料1が案内される。各ステッチプレート2は、幾つか
の、例えば4つの刺繍部位上に延出し、その上に各シャ
ットル3に対するシャットルガイド6,6aおよび6b
を備えている。
【0019】各シャットルガイド6,6aおよび6bは
半開チャネルとして形成され、そのチャネル内を各シャ
ットル3が摺動駆動部(詳細には図示していない)によ
って移動する。シャットルガイド6,6aおよび6bは
図3に示すようにステッチプレート上を斜めに延びてい
る。各シャットル3は、各シャットルガイド中を、図1
中矢印4で示す方向に摺動される。
【0020】各ステッチプレート2に、中間プレート3
7が取付けられ(図5)、該中間プレートにはそれぞれ
のガイド部11のための凹部13が形成されている。ガ
イド部11は、好ましくはプラスチック製部品とされ、
取外すことができるように凹部13に保持されている。
凹部13は、図5に示すように細長い穴状に形成されて
おり、各々一方の端縁が、そこに押圧される各ガイド部
11を受入れるために開口している。
【0021】図1に示すように、プラスチック製の各ガ
イド部11は、それぞれの中間プレート内にデテントマ
ウンティング(detent mounting)14
により保持され、且つステッチプレート2内に保持され
ている。したがって、ガイド部11全体を中間プレート
37から簡単に取外すことができる。
【0022】各ガイド部11は内凹部21を具備し、そ
の凹部内を作動スライダ18が摺動可能に案内される。
作動スライダ18は図1に、より詳細に示され、また図
3の右側に示されている。作動スライダ18は作動バー
26を備えており、該バーはその下端に延出部8を具備
し、この延出部に対向して、ガイド部11に配置された
延出部7が位置している。延出部7と8との間にはばね
9が設置されている。それ故、ばね9の作用によって、
作動スライダ18は、図1に示すように下部の位置で保
持されている。
【0023】ピストン−シリンダ駆動装置34が、作動
バー26したがって作動スライダ18全体を摺動により
駆動させるために設けられている。駆動装置34の作動
は、旋回運動のために取付けられたレバー31のピボッ
トピン32のピストンロッド33を通じて行われる。レ
バー31はシャフト30に接続され回転するよう取付け
られている。シャフト30は、特定の数の刺繍部位上を
縦方向に延びている。
【0024】装置34のピストンロッド33は、例えば
図1の矢印41の方向に急激な衝撃で駆動されるとレバ
ー31が右回りに位置31′に旋回し、その結果、延出
部8を、ばね9の作用に抗して上方に押上げ、そのため
作動ロッド26全体が図1中にて矢印4で示す上方向に
変位する。
【0025】作動スライダ18はねじ27によって作動
バー26に接続されている。作動スライダ18はU字形
部分を具備し、そのU字形部分は図6乃至図9に示すよ
うに前部プレート19と後部プレート20を有してい
る。プレート19と20は互いに間隔を置いて配置され
凹部21を形成し(図1)、該凹部に、ガイド部11の
対応する延出部12が係合している。その結果、作動ス
ライダ18の直線の案内がガイド部11の領域内で確実
に行われる。
【0026】前部プレート19の鍵穴形凹部22は丸穴
23を有し、該丸穴の上部は長穴24と連通している。
図7に示すように丸孔23の下部リムの左側は糸切断刃
先25として形成されているが、この下部リムの残り部
分は丸面取りがなされているので切断刃先としては作動
せず糸の保護をなす。
【0027】図8及び図9に示すように、後部プレート
20には、前部プレート19の鍵穴形凹部22と一直線
上に且つ対面して同じ鍵穴形凹部22が設けられてい
る。しかし後部プレート20の丸穴23の下部リムは全
体が丸面取りがなされ非切断形とされているので、前部
プレート19のリムの残り部分と同様、糸を損傷し得な
いものである。
【0028】V字形切断刃先42を有する金属製カウン
タ刃39が各ガイド部11に係合して固定され、変位で
きないが容易に交換することができる。
【0029】非切断位置にあるとき、作動スライダ18
の丸孔23は、ステッチプレート2のステッチ孔15と
対向し正確に一直線にある。
【0030】糸把持装置16の好ましくは一個構成の糸
把持フィンガー38は、プラスチックガイド部11の一
方の側に弾性的に取付けられている。把持間隙17が、
ガイド部11に挿入されたカウンタ把持片40と協働す
るフィンガー38により設けられている(図1,2およ
び3)。
【0031】把持間隙17は、作動スライダ18の移動
方向に位置していなければならず、したがって前記シャ
ットルガイドの縦方向、すなわち矢印4の方向に位置し
ていなければならず、把持間隙17はステッチ孔15か
ら上方に延びている。
【0032】図3の右側部分及び図1に示すようにカウ
ンター刃39のV字形切断刃先42の先端は把持間隙1
7の中央領域内にある。
【0033】図4に示すように、カウンター刃39は断
面形状が略C字形であり、刃39の2つの側面のシャン
ク43はガイド部11の側面にクリップ留めされてい
る。
【0034】上記のように断面形状がC字形で、且つシ
ャンク43が留められている方向が斜め且つ内側向きな
ので、刃39の前面44が内側に湾曲しステッチ孔15
の丸孔の境界にぴったり当接している。その結果、カウ
ンター刃39の切断前面44が、確実に、前部プレート
19の孔23に対し密着している。
【0035】図4に示すように作動スライダ18のプレ
ート19と20は、互いに接続されているが、ガイドピ
ース11の領域内で凹部21内を案内され、カウンター
把持ピース40がプレート19と20の間に配置されて
いる。把持フィンガー38は糸孔15の反対側に配置さ
れている。
【0036】以下、上記構造よって行われる糸の把持及
び切断のプロセスにつき詳細に説明する。図1から明か
なように、裏糸もしくは下糸10がシャットル3の糸孔
5から取出されてステッチ孔15を通過して図1に示す
位置に走行する。糸10を把持し切断するために、ピス
トン−シリンダ駆動装置34が始動され、ピストンロッ
ド33の急激な運動によってレバー31が位置31′に
移動する。これにより、作動バー26が上方に上げら
れ、2つのプレート19、20を有する作動スライダ1
8も上方に変位し、ガイド部11の延出部12は凹部2
1内に一層深く突っ込まれる。
【0037】したがって、切断すべき糸10は、前部プ
レート19の丸孔23の移動可能な系切断刃先25に当
接するに至り、該糸が固定カウンター刃39の上部切断
刃先42に対向して位置決めされると直ちに切断され
る。作動スライダ18が矢印4の方向において上方への
送り運動を行っているきに、糸が既に把持間隙17内に
位置し、その把持されている間に切断されることは重要
である。このように糸は案内された状態で切断され、切
断される際には保持されている。
【0038】しかし、糸が切断された後、作動スライダ
18は矢印4の方向に更に上昇して、切断された糸の末
端は鍵穴形凹部22の長穴24の上部に到達するが把持
間隙17内に残留したままである。それ故、糸は確実に
把持され、作動スライダ18が矢印4の方向において下
方へ移動して戻ってももはや把持間隙17から放出され
ることはない。これにより、先に考案した従来技術を凌
ぐ重要な利点が提供される。すなわち従来技術では、移
動可能な切断刃(本発明の前部プレート19の切断刃に
相当する)が切断された糸の把持面にもなっているた
め、切断刃が引っ込められると前記把持面が除かれ糸が
外れる。
【0039】本発明の場合、前部プレート19が引っ込
められても、糸は把持間隙17内に残った状態のまま保
持されている。
【0040】刺繍部位が再び作動される場合、切断され
た糸は把持間隙17から引出されるだけである。その切
断された糸は前部の糸と結束されるので、切断された裏
糸もしくは下糸には、切断された糸を把持間隙17から
引出すのに充分な引張力がある。
【0041】レール35は、先にレバー31と呼称した
角ばったベンド部を備えているが、これらのベンド部
は、各延出部8を各作動バー26に対し作動させるため
に設けられている。
【0042】作動スライダ18全体は、全ての側面を隠
し閉鎖するようにガイド部11内で案内されなければな
らず、またガイド部11は、ステッチプレート2のシャ
ットルプレート内で中間プレート37中に保持されてい
る。このようにして糸把持装置16は汚損から保護され
ている。
【0043】作動スライダ18全体はその作動バー26
と共にステッチプレート2に組込まれ、すなわちステッ
チプレート2に接続された中間プレート37に各々組込
まれる。特に、移動部分が全てステッチプレート2の面
内で移動するので、スペースについて経済的であるコン
パクトな構造が得られる。
【0044】本発明の装置を組込んだ刺繍縫い機はステ
ッチ部位でスイッチを切ることができる。ステッチ部位
が針側でスイッチを切るか、または針を手動で停止する
場合、シャットルは、裏糸もしくは下糸の摩擦を防ぐた
めに停止する必要がない。
【0045】シャットル側において、シャットルの糸は
全て、最初に把持され次いで切断される。切断されたシ
ャットル糸は次に把持間隙17に送られ、切断装置が新
たに上方に移動した場合に、切断装置によって再び切断
されることなく、とりわけ放出されることがない。これ
により、裏糸もしくは下糸は、ステッチプレートのステ
ッチ孔15の領域に確実に固定され、シャットル3が往
復(oscillating)運動をなすにも拘らず摩
擦されることがない。それ故、糸孔の領域に裏糸もしく
は下糸が固定され、シャットル3が矢印4の方向に往復
運動しても、裏糸もしくは下糸の摩擦は防止される。
【0046】要約すると、本発明の糸の把持・切断装置
は、ステッチ孔の領域に設けられ、該装置内の糸把持装
置16の把持間隙17が、切断刃の切断方向に延出して
配置され、そのため、先に切断装置により把持され次に
切断される糸は、切断方向の後方に位置する把持間隙1
7に係合し固定されている。
【0047】本発明の糸の把持・切断装置はステッチ孔
15の領域内に直接設置されているので、裏糸もしくは
下糸の一部は、布地に残るが、著しく短く切断される。
【0048】切断装置は、切断すべき糸を、切断せずに
把持間隙17に先ず送り、次にその糸だけを該間隙11
にて切断する。糸が切断されたときに、把持間隙17内
の裏糸もしくは下糸が更に上方に送られ最後に固定され
る。
【0049】以上から明らかなように、切断装置は、前
部プレート19と後部プレート20で実質的に構成され
ているプラスチック製ガイド部11の中を摺動できるよ
うに案内される。
【0050】図3はシャットルガイド6,6a及び6b
を示し、図3の中央部は、糸の把持・切断装置を組込ん
だ完成シャットガイド6aの全体を示す。図3の右側部
は、シャットルガイド6の前部壁を除いた状態の糸の把
持・切断装置を示し、図3の左側部は、作動スライダ1
8を除いた状態の糸の把持・切断装置を示す。
【0051】鍵穴形の凹部22が把持間隙17の上に対
向して一直線上に配置されていることにより、把持間隙
17への糸の案内が改善されている。しかしながら、と
りわけ重要なことは、把持間隙17が前部プレート19
の鍵形凹部22に対して充分に長いので、糸を把持間隙
17の前部領域で把持・切断して、次いで切断装置によ
って把持間隙17内に後方へ更に送ることができること
である。
【0052】前部プレート19の鍵穴形凹部22の長穴
24は、作動スライダ18が後退するときに、切断され
た糸10を把持間隙17から押出す作動を行うことがで
きる。後部プレート20の凹部22の長穴24も同じ作
動を行う。
【0053】“裏糸もしくは下糸”という用語は、本明
細書では単糸の“裏糸もしくは下糸”の同義語として用
いる。しかし“裏糸もしくは下糸”という用語は、本明
細書では、シャットルを有する刺繍縫い機に関する本願
に記載の作動プロセス及び装置に対してのみ使用する。
それ故さらに一般的な用語“裏糸もしくは下糸”は、対
応するシャットルと付属シャットル糸を有する刺繍縫い
機のみならず、例えば二重環(double chai
n)刺繍縫い機及び丸形グリッパを有する刺繍縫い機の
ような他の刺繍縫い手段にも関連する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例としての、刺繍縫いス
テーションのステッチプレートを通る図3中のI−I線
に沿う縦断面図である。
【図2】ステッチ孔の領域におけるステッチプレートの
拡大断面図である。
【図3】図1の矢印IIの方向から視た3つの異なるシャ
ットルガイドを示す平面図である。
【図4】糸の把持装置と切断装置を示す図3のIII −II
I 線に沿う断面図である。
【図5】aは刺繍縫いステーションの中間プレートの平
面図、bは中間プレートの側面図である。
【図6】刺繍縫いステーションの作動スライダの前部プ
レートの平面図である。
【図7】図6の前部プレートの断面図である。
【図8】作動スライダの後部プレートの平面図である。
【図9】図8の後部プレートの断面図である。
【符号の説明】
1 布地材料 2 ステッチプレート 3 シャットル 5 糸孔 6 シャットルガイド 11 ガイド部 13 凹部 15 ステッチ孔 17 把持間隙 18 作動スライダ 19 前部プレート 20 後部プレート 21 凹部 22 鍵穴形凹部 23 丸穴 25 糸切断刃先 26 作動レバー 30 シャフト 31 レバー 33 ピストンロッド 38 把持フィンガー 39 カウンター刃 42 V字形切断刃先 43 シャンク
フロントページの続き (72)発明者 コブレル アルミン スイス国 ツェーハー−9320 アルボン シュタンドストラーセ 5 (72)発明者 カール−ヴォルフガング ヴィースト オーストリア国 アー−6840 ゲチス イ ム ブーフ 34 (72)発明者 リビオ セルム スイス国 ツェーハー−9305 ベルグ ボ ルバハ 34

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッチ孔を有するステッチプレート、
    シャットルガイド、およびシャットルガイド内に変位可
    能に取付けられたシャットルを具備する、刺繍縫い機内
    の裏糸もしくは下糸の把持及び切断をなす装置であっ
    て、前記糸を把持する摺動可能な装置と前記糸を切断す
    る切断装置とを備え且つステッチ孔の領域内に配置さ
    れ、前記切断装置が、前記把持装置とは別個に、前記糸
    を切断方向に切断する切断刃先を有する切断刃を有し、
    前記把持装置が切断装置の延長方向に配置された把持間
    隙を有し、これにより、前記切断装置によって先に把持
    され次いで切断された前記糸は、切断方向の後方に位置
    する把持間隙に係合し固定されることを特徴とする、刺
    繍縫い機の裏糸もしくは下糸のための把持及び切断装
    置。
  2. 【請求項2】 前記把持装置の把持作働を始動し、切断
    刃とは別個に移動可能な作動要素を具備し、前記切断装
    置が、最初に、切断すべき糸を切断することなく把持間
    隙に送り該間隙において糸を切断するよう配置され、把
    持間隙中の切断された糸は上方に送られその上昇させた
    位置にて固定される請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記切断装置を摺動可能に案内するガイ
    ド部分を備え、前記切断装置が特に前部プレートと後部
    プレートとを有し、これらの各プレートには、丸穴と長
    穴を形成する鍵穴形凹部が形成されている請求項2記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 前記前部プレートが切断刃を構成し、前
    記切断刃先が前記作働要素を構成する請求項3記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 切断された糸が、次の刺繍縫い作動が開
    始される際に、引張られて前記把持装置から放出される
    請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 切断された糸が、次の刺繍縫い作動が開
    始される際に、引張られて前記把持装置から放出される
    請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】 切断刃の切断運動が前記ステッププレー
    トの面内で行われる請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記把持装置が切断装置の直ぐ近くに配
    設され、前記ステッチプレート内のステッチ孔に対向し
    て略一直線上に配置されている請求項1記載の装置。
  9. 【請求項9】 装置全体がステッチプレート内に配置さ
    れている請求項1記載の装置。
  10. 【請求項10】 切断刃が移動可能であるが、把持装置
    および切断刃と協働するカウンター刃が両者ともに固定
    されている請求項1記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記切断装置と前記把持装置が、全体
    として交換可能なように組込まれている請求項1記載の
    装置。
JP4281267A 1991-11-08 1992-10-20 刺繍縫い機の裏糸もしくは下糸のための把持及び切断装置 Pending JPH05239758A (ja)

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