JP3831434B2 - ボタン孔かがりミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシン、特にカッタと対抗カッタとを備え、回動可能な針板を備えたボタン孔かがりミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
西独国特許明細書第1104805号は二重環縫ミシンと連結した糸切断装置を示す。針板の案内溝の下方に設けられたスリットを介してカッタが配設されており、カッタはねじを介して針板のウエブに固定されている。カッタの刃は案内溝中に移動可能に配設されているスライド部材の下側に形成されている刃縁の軌道中に進入する。カッタの刃から側下方に湾曲されたカッタの案内突起は針板に形成されたウエブで下方を支持される。スライダ部材は更に操作スライダと結合している。糸の切断のために操作スライダは手動で引き外され、それによってスライダ部材の下側に設けられた刃縁は糸を把持しかつ切断のためにカッタ上に引き寄せる。操作スライダと結合したばねは解放後操作スライダを出発位置に戻す。下糸及び上糸ループの切断は両最後の針差し個所が針孔から略等しい距離だけ離れた、縫製物の個所で行われる。従って縫製物に残っている糸端は略等しい長さを有する。しかし糸端の長さは設定された縫い目長さに依存する。
【0003】
米国特許明細書第2752871号は針板の下方にカッタが対抗カッタなしに配設されている、ボタン孔かがりミシンにおける糸切断装置を開示する。カッタはL型に湾曲されかつ案内ブロックに固定されている。案内ブロックは更にホルダに支承されている。その結果カッタの案内個所は切断個所から非常に離れている。更にそのようなカッタは既に熱処理されて供給された平鋼から成ることはできない。更にそのように作られたカッタは寸法保持のために研削されることができない。糸切断装置の許容できる作業方法はその結果非常に限られている。糸切断装置が対抗カッタなしに下糸の切断に関与するので、刃は太い糸−略糸の太さ50/3よりも太い−は困難となる。針板及び糸切断装置は相互に無関係に固定され、その結果下糸の残った長さは切断装置に対する針孔の正確な相対的な調整に一般的に依存する。
【0004】
前記糸切断装置では糸端は切断後空間において刃からフリーになる。この制御されない状態により信頼のある縫製結果(縫い目形成)が阻害される。
本出願人により「デュルコップ アドラー クラス558」の名称で販売されているボタン孔かがりミシンでは、ボタン孔の縫製と切断は相異なる個所で行われる。ボタン孔の縫製後縫製物は切断のためにミシンに固定された切断カッタに搬送される。切断工程後ルーパ支承体はその出発位置に回動して戻され、その際下糸のための切断カッタの操作運動が始動される。切断カッタのミシンに固定された配列のために、ボタン孔の切断は特定の個所でのみ行われることができる。それによってボタン孔の長さとは無関係にボタン孔が縫製個所(針)から常に等しい位置だけ離れており、一方ボタン孔端の位置はボタン孔の長さに依存して変わる。それによって縫製物における切断された下糸端はボタン孔の長さに依存する。短いボタン孔ではその端は長いボタン孔の場合よりも縫製個所から離れている。その結果切断された糸端はボタン孔が短いければ短いだけ長くなる。上糸は下糸とは無関係に別個に設けられたカッタによって切断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題から出発して、回動可能な針板を備えたボタン孔かがりミシンを、特に回動可能な縫製工具を備えたミシンで使用されることができ、その際切断装置の切断能力、信頼性及び連続負荷性が向上されかつ残りの糸の長さが設定されたボタン孔の長さとは無関係であるように構成することを課題の基礎とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、本発明によれば、【請求項1】 布支持プレート(9)の針板のための凹部内かつ供給される上糸(7a)の下方に位置する回動可能な針板(1)を備えたボタン孔かがりミシンにおいて、
糸切断用のカッタ(12;12’’)と対抗カッタ(16)とを備え、カッタ(12;12’’)は針板(1)の案内溝(19)中を移動可能であり、
針板(1)は少なくとも針板上部分(11;11’’)と針板下部分(10;10’’)とから成り、
カッタ(12;12’’)は針板上部分(11;11’’)と針板下部分(10;10’’)によって全側面を案内されており、
対抗カッタ(16)は針板上部分(11;11’’)内に形成されており、
カッタ(12;12’’)が、ばね力によって針板上部分(11;11’’)に当接可能であり、
糸締付け板(33)がカッタ(12;12’’)の下方に配設されており、
そしてばね力が糸締付け板(33;33’’)によって付勢可能であり、そして、
ルーパ糸(7)の端は、切断後糸締め付け板(33’’)を介して締め付け固定されることを特徴とするボタン孔かがりミシンによって解決される。
針板の少なくとも2部分から成る構成によって、カッタの全側面の案内が可能にされた。切断されるべき糸部分の個所と切断カッタの支承部との間の距離はそれによって短く保持されることができる。それによって信頼のある切断とカッタの連続負荷性の向上が達成される。
【0007】
カッタの切断運動が縫製物の搬送方向とは反対方向に行われ、又は冒頭の糸切断装置では、縫製後少なくとも下糸の切断のために糸のルーパ側端が切断の前に針板に位置していて針孔から縫製物の搬送方向と反対方向に逸らされることができる場合に、切断された下糸端は新たに作られるべきボタン孔の方向に位置することが達成される。それによって切断され、いずれにせよ短い下糸端はボタン孔かがりの開始時に縫い込まれ、その結果下糸端は完全に見えなくなる。前もって短く切断された端はそのためにかがり縫い込まれた糸は表面に出ないことが保証される。
【0008】
有利な方法で、糸の逸らされた端は切断前にその位置に固定される。それによって続いて形成されるべき孔かがりの内方における確実な位置決めと同様に、糸端の特定された残りの長さが保証される。
対抗カッタの特に有利なかつ簡単な製造は、対抗カッタが矩形の、特に横断面矩形の溝の下端に形成されている場合に可能である。それによってレザー光による針板の切断によって可能な長さの刃縁が得られることができ、その結果下糸の確実な切断が可能にされる。
【0009】
針板上部分と針板下部分との相互のねじ止めによって糸切断装置は針板中に、糸切断装置は針板は一体に形成される。
ボタン孔かがりミシンではボタン孔かがりの形成のために周知なように針板が回動されねばならない。糸切断装置は針板に組み込まれているので、糸切断装置は針板と共に回動される。それによって縫製物がボタン孔の切断のために更に搬送される前に、下糸を縫製の端の直後に切断することが可能となる。その結果縫製物中の切断された糸端の長さは設定されたボタン孔長さには無関係である。
【0010】
針板上部分と針板下部分とが相対運動可能に配設されている場合、最適の調整が可能である。
カッタがばね力によって針板に当接可能である場合、調整の際、いわば、針板上部分と針板下部分の調整の際、対抗カッタにカッタに対して付勢される予圧が達成される。それによって運転中の糸切断装置のセルフドレッシング及び寿命の向上が行われる。
【0011】
好適に針板下部分に固定ウエブが形成されている。固定ウエブには更に好適にねじが設けられている。固定ウエブを受けるための、ルーパ支承体の部分であるホルダはスリット状に上方に開いた凹部を有し、その結果固定ウエブとホルダとの間にねじにより締付け結合が形成可能である。
この構成により、針板糸切断装置ユニットが組み立てられることができかつ締付け結合により最も簡単な方法でミシンに組み込まれることができる。ミシンでは調整作業が省略される。単一のねじによる固定によってユニットの取りつけ及び取り外しは−例えば掃除又は交換のために−最小の時間消費で可能となる。
【0012】
好適にカッタの下方に糸締付けが配設されている。曲げられた締付け板とねじとから成る糸締付けには下糸の切断前に下糸がカッタによって押し込まれる。ルーパ側の糸端は特定された位置に締付けられる。その際板の締付け力は、締付け力が一方では、下糸が確実に締付けられる程度に高く、他方では針糸の続いての縫い目形成の第1又は第2ステッチ後に下糸ループが把持されかつ下糸を締付け板から針孔を通って上方に引き抜くように作用する。
【0013】
糸締付けは、下糸が糸締付け中に引き込まれた場合、切断の際にカッタを対抗カッタに付勢するためにカッタに必要な予圧を与えるように構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は公知の方法で昇降案内される針4を備えたボタン孔かがりミシン2を示す。布支持プレート9には中に配設される針糸のための糸切断装置と下糸のための糸切断装置とを備えた針板のための相応した凹部が設けられている。針糸のための糸切断装置は技術水準と変わらない。ミシン2の下部分で、布支持プレート9の下方には同様に公知の方法で、下糸を案内するルーパ5が支承されている。平らに円形孔KA を縫製することができるために、ボタン孔Kの形成のために縫製工具(ルーパ5、中に形成された針孔1’を備えた針板1)は周知のように回転されなければならない。このために縫製物は、縫製されたボタン孔が糸切断装置34の下方にあるように、搬送されなければならない。ボタン孔K1、K2の長さL1 、L 2は任意に変えられることができる。所望の長さに相応して糸切断装置34は公知の方法で形成されている。図1に示すように、かがりKA は切断の際に特定の個所になければならない。
【0015】
針板1は針板下部分10とその上に配設されている針板上部分11とから成る。針板下部分10と針板上部分11との間にカッタ12が水平に移動可能に案内されている。図2に示すように、カッタは駆動ブロック25と結合しており、駆動ブロックはその下面にスリット状の長孔28を有する。ピン27を介してこの長孔28中に駆動レバ26が支承されている。駆動レバ26は軸29を介してルーパ54aに支承されておりかつ駆動装置と、駆動レバが往復旋回運動を実施することができるように結合されている。レバ26の旋回運動によってカッタ12は位置Iと位置IIとの間で水平に往復運動可能である。位置Iは切断後かつ縫製中、即ち運転位置におけるカッタ12の位置である。
【0016】
カッタ12はその後端で駆動ブロック25とねじにより結合されている。針板下部分10は略中央に、カッタ12の後方部分の幅に相応する幅の溝19を備え、その結果この溝19にはカッタ12が3つの側面から案内されている。図7に示すように、溝19は下部分10の後方範囲にのみ形成されており、一方下部分10は前方範囲に、前方端まで延びる凹部18を有する。その結果下部分10の周囲面は完全には閉鎖されていない。凹部18に対して側方に溝19の延在部に案内面7aが形成されており、案内面は−後で記載するように−カッタ12の前方部分14のための支持面として役立つ。
【0017】
その後端には下部分10は垂直に経過するウエブ20を備えている。ウエブ20はルーパ支承体5aの部分であるホルダ23中に固定するために役立つ。このためにウエブ20はねじ孔21を有する。案内面19aに向かい合って位置する側に、下部分10は残りの面に対して高く位置する部分10aを備えている。この高く位置する部分10aは、針板上部分11の相応した凹部11bに嵌入する(図5)ように、形成されている。凹部11b及び高く位置する部分10aは、それらの間に略0. 5mmの隙間があるように設計されている。即ち、部分10a、11bの間には、針板上部分11と針板下部分10との間の運動可能性を保証するために、隙間が設けられている。
【0018】
針板上部分11は針板下部分10と相互にずらされた配設されている固定ねじ31a、31bを介してねじ結合されている。しかしねじ込み固定ではなく、むしろ、0. 4mmから0. 5mmまでの僅かな遊隙bが残るようにのみ行われる。こういうことに制限されてかつ前記遊隙によって針板上部分11は結果的に針板下部分10に対して固定ねじ31a、31bの中央を通る軸線Zの周りを傾倒可能である。針板上部分10には略中央にL型凹部18が設けられており、凹部は針板下部分10に設けられている凹部18の部分に相応しかつ凹部と共に針板1の針孔1’を形成する。
【0019】
図5において凹部17、18中の針貫通点はPで表される。針板上部分11はその後端に肉厚部11aを備え、肉厚部はそれによって針板上部分11の中心軸線まで達している(図3)。針板上部分11の前端には凹部11bが斜めに向かい合って位置し、凹部はその寸法が針板下部分10の高く位置する部分10aに相応し、その結果肉厚部11aを度外視して、ねじ結合された針板上部分及び針板下部分10、11では、針板1の均等な表面が調整される。
【0020】
図6及び図11から、針板上部分11に以下に対抗カッタ16が形成されているかが分る。カッタ12は位置Iに相応する位置にその前端で針板1を越えて突出する。カッタ12の前方部分14は後方部分よりも薄く形成されている。刃12aは高く位置する突出部15の前方範囲に形成されており、突出部は図8に示すように薄い前方部分14がある。前方部分14と突出部15の間に詳しく図示しない凹部が設けられている。刃12aは後方に向かって僅かに斜めに経過する。突出部15の後方には半円状の凹部13が設けられており、凹部はカッタ12の運転位置Iにおいて針板上部分10及び針板下部分11における凹部17、18と同列である。それによって針4の貫通のための針孔1’が解放される。図7及び図8は同一の尺度では記載されてない。しかしカッタ12の薄い前方部分14が案内面19a上に経過し、一方カッタの後方範囲は溝19中に全面で案内されている。針板下部分10に針板上部分11を固定する際にカッタ12の高く位置する突出部15は針板上部分11の下面に当接する。カッタ12はそれによって上部分11に対してクランプされかつねじ12aは上部分11中に形成された対抗カッタ16の刃に対して斜めの位置にもたらされることができ、それによって糸の切断はつつくようには行われず、むしろ鋏による切断のように行われる。こうして刃面12a、16は相互に経過しかつセルフドレッシング作用を行う。カッタ12の薄い前方部分14はカッタ12のクランプの際に生じる曲げモーメントを受けるために役立つ。
【0021】
下部分10には貫通する押ねじ30がねじ込まれ、押ねじは上部分11の下面に作用する。この押ねじ30を介して上部分10と下部分11との間の遊隙bが調整されることができる。ねじ31a、31bによる軸線Zの周りの上部分11の傾倒運動はその結果制限可能である。下部分10への上部分11の固定の際にねじ31a、31bは、高い位置にある突出部15による相応した予圧がカッタ12で調整されるように回動される。調整後にねじ固定(例えば「ロックタイト」を介してねじ31a、31bの不意の緩みによる移動が防止される。下部分10の下面10aにはねじ32を介して締付け板33が固定されており、締付け板は糸締付けとして作用する。締付け板33はその縦縁に湾曲した縁33aを有する。図11に示すように、下糸7は位置IIから上方へ向かって位置Iに運動するカッタ12の刃12aによって締付け板33の湾曲された縁33aの下に押圧される。締付け板33は例えば0. 3mmの厚さのばね鋼から形成されかつ糸7を締付け板33と針板下部分10の下面との間に確実に固定するために充分を締付け作用を有するが、しかし他方では、上糸7aの新たな縫い付けの際に下糸7のループが把持されかつ針孔1’を通って上方に引上げられることができることが確保される。図から同様に、カッタ13の凹部は位置Iにおいて上部分11又は下部分10の凹部17と同列である。説明された糸切断装置は下糸7の切断に役立ち、一方上糸7aのためには既に冒頭に説明したように、他の図示しない切断刃が設けられている。下糸7を改めて切断するために、ミシン2が停止した際カッタ12及び縫製物3から出てきた針4は位置IIに戻され、それによって下糸7は凹部17から突出部15の斜め前方に経過する縁15aに沿って経過しかつ続いて刃12aの前に、突出部15とその平らにされたカッタ12の前方部分14との間の凹部に引き込まれる。
【0022】
前組立てられた針板糸切断装置ユニットは固定ウエブ20にねじ込まれたねじ22を介してホルダ23に固定され、ホルダは詳しく図示しないルーパ支承体の部分である。このためにホルダ23は上方に開いた長孔24を有する(図3)。図3に示すように、縫製物3はボタン孔Kのかがり8の製造の間肉厚部11a又は残りは布支持プレート9上に載っている。
【0023】
糸切断装置の運転中切断されるべき下糸7はカッタ12の高く位置する突出部15によって把持されかつその運動に続いて位置IIから位置Iに、図11に示すように、先ず締付け板33の下に引き込まれる。
この工程では締付け板33の弾性撓みが行われ、これは、カッタ12が追加的に対抗カッタ16に押圧されることに繋がる。押ねじ30での針板上部分11の位置決めのために、結果的にカッタ12及び対抗カッタ16の弾性的圧縮が行われ、その結果糸切断工程は非常に許容可能に実施される。
【0024】
締付け板33の弾性的撓みは、カッタ12が対抗カッタ16と共に圧縮されることのみを考慮することができる。本発明による糸切断装置の第2の実施形態において、カッタは偏平に形成されており、即ち突出部15は高く曲げられない。第1の実施形態のカッタ12とは異なり、このカッタは40で表される。図13〜図16はカッタ40と所属の針板上部分11’の相応した構成を示す。
【0025】
図15及び図16から分るように、針板上部分11’はこの実施形態では自由断面で示され、その結果細い端41が得られる。この細い端41は縁42によって制限される。
図14は図11に相応する正面図を示し、図11にはカッタ40の変形が、引き込まれた下糸7による締付け板33の記載された弾性的撓みの結果が示されている。図からわかるように、針板上部分11’の細い端41はカッタ40’の薄い前方部分14と関連して、カッタ40と対抗カッタ16は阻害されずにその刃にのみ接触する。この実施形態では、締付け板33は前に記載したよりも幾分太い材料から作られる。この構成では、カッタ40が偏平に製造可能であることが特に有利である。
【0026】
本発明の他の実施形態は図17〜図26から明らかである。第1の実施形態と同様に作用し又は同一の構成要素はそこで付加された符号で記載されかついずれにせよ、第2の実施形態の構成部分を符号に’’をつけられる。
記載の第1の実施形態とは異なり、カッタ12’’の切断運動は縫製物3の搬送方向Tと反対方向に行われる。このためにカッタ12’’はピストン52を介してスライダ51と結合しており、スライダは棒状に形成されかつ遊隙をもってかつアキシャル方向に移動可能に軸受53によって受けられている。軸受53は針板上部分10’’の構成部分である。軸受53中へのスライダ51の導入後スライダの自由端に駆動ブロック25’’が押圧される。駆動ブロック25’’は駆動レバ26’’を介して駆動される。対抗カッタ16は針板上部分11’’注入材料うに取りつけられた凹部50の下縁に形成されている。好ましくは凹部50は矩形横断面(図19〜図24)を有しかつ好ましくはレーザカッタによって針板上部分11’’中に格納される。
【0027】
図20に示すように、下糸7はカッタ12’’、16による切断後、締付け板33分’を介して搬送方向Tと反対方向に固定される。締付けは締付け板33’’とカッタ12’’との間で行われる。次に縫製されるべきボタン孔Kの孔8のでは下糸7の締付けられた端が縫製される。図25が示すように、下糸7の端は右側8aに有り、即ち孔の上側が縫込まれる。下糸の短く切断された端はそれによって仕上げられたボタン孔Kは見えなくなる。
【0028】
針板下部分10’’及び針板上部分11’’の構成は、本質的に前に記載した構成に相応する。切断方向の反転又は対抗カッタ16の構成によって必要となる構成への永続的な適合は当業者にその通常の知識に基づいて実施され、その結果詳細な記載は必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるボタン孔かがりミシンの図式的側面図である。
【図2】図2は、駆動装置の部分を伴う糸切断装置の前面図である。
【図3】図3は、縫製部材を搭載された針板−糸切断ユニットの斜視図である。
【図4】図4は、図2の部分拡大図である。
【図5】図5は、図4の矢視Vによる正面図である。
【図6】図6は、針板上部分の側面図である。
【図7】図7は、針板下部分の平面図である。
【図8】図8は、カッタの部分平面図である。
【図9】図9は、図8による矢視IXによるカッタの正面図である。
【図10】図10は、図5による矢視Xによる正面図である。
【図11】図11は、本発明によるボタン孔かがりミシンの糸切断装置の部分断面図である。
【図12】図12は、本発明によるボタン孔かがりミシンの糸切断装置の部分図である。
【図13】図13は、図9に類似した他の実施形態におけるカッタの図式図である。
【図14】図14は、本発明によるボタン孔かがりミシンの糸切断装置の他の実施形態における図11に類似した部分断面図である。
【図15】図15は、本発明の他の実施形態の針板上部分の平面図である。
【図16】図16は、図15による矢視XVIによる針板上部分の正面図である。
【図17】図17は、第2の実施形態によるボタン孔かがりミシンの糸切断装置であって、その際針板上部分が取り外されているものの平面図である。
【図18】図18は、図17に相応する図であって、カッタが他の端位置に位置決めされている状態を示す図である。
【図19】図19は、針板上部分を備えた糸切断装置の平面図である。
【図20】図20は、図19のXX−XX線に沿う糸切断装置の部分断面正面図である。
【図21】図21は、図17及び図18に示された構造群の縮小正面図である。
【図22】図22は矢視XXIIによに図21に示された構成部分の部分側面図である。
【図23】図23は、図17による矢視XXIIIによる正面図である。
【図24】図24は、図20による矢視XXIVによる正面図である。
【図25】図15は、図20による矢視に相応する縫い目形成領域の図式図である。
【図26】図26は、図25による矢視XXVIに相応する縫製物の正面図である。
【符号の説明】
1 針板
2 ミシン
7 下糸
7a 上糸
10 針板下部分
10′′ 針板下部分
11 針板上部分
11′′ 針板上部分
12 カッタ
12′′ カッタ
16 対抗カッタ
19 案内溝

Claims (1)

  1. 布支持プレート(9)の針板のための凹部内かつ供給される上糸(7a)の下方に位置する回動可能な針板(1)を備えたボタン孔かがりミシンにおいて、
    糸切断用のカッタ(12;12’’)と対抗カッタ(16)とを備え、カッタ(12;12’’)は針板(1)の案内溝(19)中を移動可能であり、
    針板(1)は少なくとも針板上部分(11;11’’)と針板下部分(10;10’’)とから成り、
    カッタ(12;12’’)は針板上部分(11;11’’)と針板下部分(10;10’’)によって全側面を案内されており、
    対抗カッタ(16)は針板上部分(11;11’’)内に形成されており、
    カッタ(12;12’’)が、ばね力によって針板上部分(11;11’’)に当接可能であり、
    糸締付け板(33)がカッタ(12;12’’)の下方に配設されており、
    そしてばね力が糸締付け板(33;33’’)によって付勢可能であり、そして、
    ルーパ糸(7)の端は、切断後糸締め付け板(33’’)を介して締め付け固定されることを特徴とするボタン孔かがりミシン。
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