JPH0616619Y2 - ミシンの糸切断装置 - Google Patents
ミシンの糸切断装置Info
- Publication number
- JPH0616619Y2 JPH0616619Y2 JP1989046114U JP4611489U JPH0616619Y2 JP H0616619 Y2 JPH0616619 Y2 JP H0616619Y2 JP 1989046114 U JP1989046114 U JP 1989046114U JP 4611489 U JP4611489 U JP 4611489U JP H0616619 Y2 JPH0616619 Y2 JP H0616619Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- knife
- moving knife
- sewing machine
- cutting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B65/00—Devices for severing the needle or lower thread
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はミシンの糸切断装置に関する。
従来の技術 ミシンの糸切断装置においては、刃部を有する２個のメ
スを用い、２つの刃部の間に糸を入れて２つの刃部間で
切断する。
スを用い、２つの刃部の間に糸を入れて２つの刃部間で
切断する。
切断に必要な２つの刃部間の加圧力を得るためには２個
のメスのうちの一方から加圧する方法と、双方から加圧
する方法があるが、いずれの方法による場合もこの加圧
力は一定であった。
のメスのうちの一方から加圧する方法と、双方から加圧
する方法があるが、いずれの方法による場合もこの加圧
力は一定であった。
考案が解決しようとする課題 一般的には縫製に用いる糸が太くなるに従い、切断に要
する加圧力が増大する。従って従来のように加圧力が一
定の糸切断装置においては、縫製に用いる糸が種々の太
さに渡る場合、太い糸に要する大きな加圧力が得られる
ように設計する必要がある。しかし、加圧力が大きくな
ると、ミシンの駆動力を減少させる原因となる上、刃部
の寿命が短くなる。
する加圧力が増大する。従って従来のように加圧力が一
定の糸切断装置においては、縫製に用いる糸が種々の太
さに渡る場合、太い糸に要する大きな加圧力が得られる
ように設計する必要がある。しかし、加圧力が大きくな
ると、ミシンの駆動力を減少させる原因となる上、刃部
の寿命が短くなる。
糸の切れ味を良くするためには加圧力を増す方法の他
に、刃の角度を鋭くする方法がある。しかし、この方法
を用いた場合も刃部の寿命が短くなる。
に、刃の角度を鋭くする方法がある。しかし、この方法
を用いた場合も刃部の寿命が短くなる。
従って本考案の目的は、糸の太さに対応して自動的に加
圧力が変化することにより刃部の寿命を長くすることが
できる糸切断装置を提供することにある。
圧力が変化することにより刃部の寿命を長くすることが
できる糸切断装置を提供することにある。
課題を達成するための手段 本考案を実施例を示す第１図に基づいて説明すると、固
定メス２と、糸捕捉部１４ａ，１４ｂを設けられた移動
メス１０とを備え、移動メス１０により捕捉された糸２
２，２３を移動メス１０と固定メス２間で切断するミシ
ンの糸切断装置において、前記移動メス１０から微小距
離下方に離れた支持面２１ａ，２１ｂを有する剛性の支
持体１９をミシンに固定して設け、糸を切断する際に移
動メスと該支持体の間に糸を挟持可能に構成したことを
特徴とする。
定メス２と、糸捕捉部１４ａ，１４ｂを設けられた移動
メス１０とを備え、移動メス１０により捕捉された糸２
２，２３を移動メス１０と固定メス２間で切断するミシ
ンの糸切断装置において、前記移動メス１０から微小距
離下方に離れた支持面２１ａ，２１ｂを有する剛性の支
持体１９をミシンに固定して設け、糸を切断する際に移
動メスと該支持体の間に糸を挟持可能に構成したことを
特徴とする。
作用 第１図〜第３Ｃ図に示すように固定メス２の刃部３（３
ａ，３ｂ）と移動メス１０の刃部１６（１６ａ，１６
ｂ）の間において上糸２２及び下糸２３を切断する。こ
のとき、上糸２２及び下糸２３は移動メス１０と支持体
１９の支持面２１（２１ａ，２１ｂ）の間に挟持され、
糸の太さに応じて移動メス１０を押し上げる。この結
果、移動メス１０は固定メス２方向に加圧される。
ａ，３ｂ）と移動メス１０の刃部１６（１６ａ，１６
ｂ）の間において上糸２２及び下糸２３を切断する。こ
のとき、上糸２２及び下糸２３は移動メス１０と支持体
１９の支持面２１（２１ａ，２１ｂ）の間に挟持され、
糸の太さに応じて移動メス１０を押し上げる。この結
果、移動メス１０は固定メス２方向に加圧される。
実施例 以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を説明す
る。
る。
第１図は本考案の一実施例の要部を示した概略断面図、
第４図は同実施例の取り付け構造を示す斜示図である。
第４図は同実施例の取り付け構造を示す斜示図である。
これらの図において２は固定メスであり、先端に２つの
刃部３ａ，３ｂを有し、ねじ４により取り付け台６に固
定される。取り付け台６はねじ８により図示しないミシ
ンの本体に直接固定されるか或いは他の部材を介してミ
シン本体に間接的に固定される。１０は移動メスであ
り、ねじ穴１１を設けられた基部１２と、糸捕捉用の切
り欠け１３ａ，１３ｂを形成する２個の糸捕捉部１４
ａ，１４ｂを設けられた先端部１５とから構成される。
各糸捕捉部１４ａ，１４ｂにはそれぞれ刃部１６ａ，１
６ｂが設けられる。移動メス１０の基部１２はねじ１７
により移動メス取り付け台１８に固定される。移動メス
取り付け台１８は図面矢印方向に回転可能にされてい
る。１９は移動メス１０の下方に設けられた剛性の支持
体であり、ねじ２０によりミシン本体に直接固定される
か或いは他の部材を介してミシン本体に間接的に固定さ
れる。この支持体１９は移動メス１０から微小距離だけ
下方に離れた支持面２１ａ，２１ｂを有し、これら支持
面２１ａ，２１ｂは移動メス１０が糸切断位置へ移動し
た状態において各糸捕捉部１４ａ，１４ｂに対応する位
置に設けられ、上糸２２及び下糸２３を切断する際に移
動メス１０と支持面２１ａ，２１ｂの間に糸を挟持可能
に構成される。
刃部３ａ，３ｂを有し、ねじ４により取り付け台６に固
定される。取り付け台６はねじ８により図示しないミシ
ンの本体に直接固定されるか或いは他の部材を介してミ
シン本体に間接的に固定される。１０は移動メスであ
り、ねじ穴１１を設けられた基部１２と、糸捕捉用の切
り欠け１３ａ，１３ｂを形成する２個の糸捕捉部１４
ａ，１４ｂを設けられた先端部１５とから構成される。
各糸捕捉部１４ａ，１４ｂにはそれぞれ刃部１６ａ，１
６ｂが設けられる。移動メス１０の基部１２はねじ１７
により移動メス取り付け台１８に固定される。移動メス
取り付け台１８は図面矢印方向に回転可能にされてい
る。１９は移動メス１０の下方に設けられた剛性の支持
体であり、ねじ２０によりミシン本体に直接固定される
か或いは他の部材を介してミシン本体に間接的に固定さ
れる。この支持体１９は移動メス１０から微小距離だけ
下方に離れた支持面２１ａ，２１ｂを有し、これら支持
面２１ａ，２１ｂは移動メス１０が糸切断位置へ移動し
た状態において各糸捕捉部１４ａ，１４ｂに対応する位
置に設けられ、上糸２２及び下糸２３を切断する際に移
動メス１０と支持面２１ａ，２１ｂの間に糸を挟持可能
に構成される。
次に以上の構成を有する糸切断装置の動作を第３Ａ図〜
３Ｃ図に基づいて説明する。
３Ｃ図に基づいて説明する。
糸切りを行なう際に、まず図示しない始動ペダルを後踏
みすると、支持体１９が第４図矢印左方向に回転し、移
動メス１０が第３Ａ，３Ｂ図に示したように矢印方向に
移動して上糸２２及び下糸２３を糸捕捉部１４ａ，１４
ｂにより捕捉する。その後移動メス１０は第３Ｃ図に示
すように後退し、固定メス２の刃部３ａ，３ｂと移動メ
ス１０の刃部１６ａ及び１６ｂの間において上糸２２及
び下糸２３を切断する。このとき、第１図及び第２図に
示すように、上糸２２は移動メス１０と支持面２１ａの
間に、下糸２３は移動メス１０と支持面２１ｂの間にそ
れぞれ挟持され、糸の太さに応じて移動メス１０を押し
上げる。この結果移動メス１０は固定メス２方向に加圧
される。したがって、自動的に糸の太さに応じた加圧力
を得ることができる。
みすると、支持体１９が第４図矢印左方向に回転し、移
動メス１０が第３Ａ，３Ｂ図に示したように矢印方向に
移動して上糸２２及び下糸２３を糸捕捉部１４ａ，１４
ｂにより捕捉する。その後移動メス１０は第３Ｃ図に示
すように後退し、固定メス２の刃部３ａ，３ｂと移動メ
ス１０の刃部１６ａ及び１６ｂの間において上糸２２及
び下糸２３を切断する。このとき、第１図及び第２図に
示すように、上糸２２は移動メス１０と支持面２１ａの
間に、下糸２３は移動メス１０と支持面２１ｂの間にそ
れぞれ挟持され、糸の太さに応じて移動メス１０を押し
上げる。この結果移動メス１０は固定メス２方向に加圧
される。したがって、自動的に糸の太さに応じた加圧力
を得ることができる。
以上、本考案を、固定メス２及び移動メス１０が各々２
個の刃部３ａ，３ｂ及び１６ａ，１６ｂを設けられた糸
切断装置に適用した例を説明したが、本考案はこれには
限定されず、各メスに１個の刃部だけ設けられた糸切断
装置にも適用可能である。
個の刃部３ａ，３ｂ及び１６ａ，１６ｂを設けられた糸
切断装置に適用した例を説明したが、本考案はこれには
限定されず、各メスに１個の刃部だけ設けられた糸切断
装置にも適用可能である。
考案の効果 本考案の糸切断装置によれば簡単な機構を用い、糸の太
さに応じて加圧力を自動的に変化させることができるの
で、刃部の寿命を長くすることができる。
さに応じて加圧力を自動的に変化させることができるの
で、刃部の寿命を長くすることができる。
第１図及び第２図は本考案の一実施例の要部を示し、第
１図は細い糸を切断する場合、第２図は太い糸を切断す
る場合を示す概略断面図、第３Ａ図〜３Ｃ図は糸切断装
置の動作を説明する図、第４図は同実施例の取り付け構
造を示す斜示図である。 ２……固定メス、１０……移動メス、１４ａ，１４ｂ…
…糸捕捉部、１９……剛性の支持体、２１ａ，２１ｂ…
…支持面、２２，２３……糸。
１図は細い糸を切断する場合、第２図は太い糸を切断す
る場合を示す概略断面図、第３Ａ図〜３Ｃ図は糸切断装
置の動作を説明する図、第４図は同実施例の取り付け構
造を示す斜示図である。 ２……固定メス、１０……移動メス、１４ａ，１４ｂ…
…糸捕捉部、１９……剛性の支持体、２１ａ，２１ｂ…
…支持面、２２，２３……糸。
Claims (1)
- 【請求項１】固定メス（２）と、糸捕捉部を有し弾性力
を持つと共に固定メス下方に設けられた移動メス（１
０）とを備え、移動メスにより捕捉された糸を該移動メ
スと固定メス間で切断するミシンの糸切断装置におい
て、 前記移動メスから微小距離下方に離れた支持面を有する
剛性の支持体（１９）をミシンに固定して設け、糸を切
断する際に前記移動メス下面と該支持体上面との間に糸
を挟持可能に構成したことを特徴とする、ミシンの糸切
断装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989046114U JPH0616619Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | ミシンの糸切断装置 |
| DE9003911U DE9003911U1 (de) | 1989-04-19 | 1990-04-04 | Fadenabschneidevorrichtung |
| KR2019900004295U KR940004062Y1 (ko) | 1989-04-19 | 1990-04-11 | 재봉틀 실 절단장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989046114U JPH0616619Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | ミシンの糸切断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02138682U JPH02138682U (ja) | 1990-11-20 |
| JPH0616619Y2 true JPH0616619Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12737976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989046114U Expired - Lifetime JPH0616619Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | ミシンの糸切断装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616619Y2 (ja) |
| KR (1) | KR940004062Y1 (ja) |
| DE (1) | DE9003911U1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102399A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Juki Corp | ミシン |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4202891A1 (de) * | 1991-11-08 | 1993-05-19 | Saurer Sticksysteme Ag | Fadenklemm- und schneideinrichtung fuer den hinten- oder unterfaden einer stickmaschine |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514545U (ja) * | 1974-06-27 | 1976-01-13 | ||
| JPS618856U (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-20 | 秋雄 小枝 | 試料採水器 |
-
1989
- 1989-04-19 JP JP1989046114U patent/JPH0616619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-04-04 DE DE9003911U patent/DE9003911U1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-04-11 KR KR2019900004295U patent/KR940004062Y1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102399A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Juki Corp | ミシン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR940004062Y1 (ko) | 1994-06-17 |
| DE9003911U1 (de) | 1990-07-19 |
| KR900018777U (ko) | 1990-11-08 |
| JPH02138682U (ja) | 1990-11-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6131754Y2 (ja) | ||
| JPH0616619Y2 (ja) | ミシンの糸切断装置 | |
| US3762258A (en) | Punch for removing a desired segment from a paper record | |
| JP4195532B2 (ja) | ミシンの糸切り装置 | |
| US3789782A (en) | Sewing machine cutter | |
| JPH0214780Y2 (ja) | ||
| JP2742244B2 (ja) | 用紙切断装置 | |
| US219601A (en) | Improvement in machines for cutting leather-board for heel-stiffeners | |
| US2354491A (en) | Folder and cutter attachment for sewing machines | |
| JPS6037108Y2 (ja) | ミシンに於ける下糸切断装置 | |
| JPH1094996A (ja) | 手動食品切削器 | |
| JPS623429Y2 (ja) | ||
| JPH0650150Y2 (ja) | 紙切断装置 | |
| JPH0874Y2 (ja) | 回転式糸切り装置における固定刃調整装置 | |
| JPH0650109Y2 (ja) | 棒材の切断及び端面研磨装置 | |
| JPH0527161Y2 (ja) | ||
| JP2559344Y2 (ja) | 農用カッターの切截機構における刃物組付装置 | |
| JPH09300274A (ja) | シート裁断装置 | |
| JP3467992B2 (ja) | 切断機のブレード保持装置 | |
| US2472509A (en) | Blade-shearing band-saw attachment | |
| JPS6331915Y2 (ja) | ||
| JP2004321532A (ja) | ミシンの布切断装置 | |
| JPH0718555Y2 (ja) | 配線基板の切断装置 | |
| JPS6040213Y2 (ja) | ミシンの糸切りメス | |
| JPH0957689A (ja) | 食肉スライサーの肉屑除去装置 |