JP2559344Y2 - 農用カッターの切截機構における刃物組付装置 - Google Patents
農用カッターの切截機構における刃物組付装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、藁稈・牧草等を切截処
理する農用カッターの切截室内に収蔵せしめる切截機構
において、それの回転刃および固定刃の刃物を、刃物取
付台に組付ける刃物組付手段に関する。
理する農用カッターの切截室内に収蔵せしめる切截機構
において、それの回転刃および固定刃の刃物を、刃物取
付台に組付ける刃物組付手段に関する。
【０００２】さらに具体的にいえば、回転刃・固定刃の
刃物の刃身が、薄手の鋼板により帯板状に形成してあ
り、かつ、その刃物の刃身を、刃物取付台の上面に載置
して、その刃身の上に重ねる押え金を締付ボルトにより
前記刃物取付台に締着することで、この刃物取付台と押
え金との間に挟持せしめることにより、組付けが行なわ
れる形態の刃物組付手段についての改良に関する。
刃物の刃身が、薄手の鋼板により帯板状に形成してあ
り、かつ、その刃物の刃身を、刃物取付台の上面に載置
して、その刃身の上に重ねる押え金を締付ボルトにより
前記刃物取付台に締着することで、この刃物取付台と押
え金との間に挟持せしめることにより、組付けが行なわ
れる形態の刃物組付手段についての改良に関する。
【０００３】
【従来の技術】上述の形態の農用カッターの切截機構に
おける刃物の組付手段は、回転刃ａの組付手段にあって
は、図１に示しているように、機枠１に装架した切截室
２の軸芯部位を貫通する回転軸Ｓを、前記機枠１に設け
た軸受支持部材１０により軸架し、この回転軸Ｓに、図
２および図３に示している如く、ホイル状または翼車状
に形成する刃物取付金３を装着して、それの前記回転軸
Ｓを中心とする放射方向の外端部に、刃物組付座３０を
形成して、これに、図４に示している如く台板状に形成
した刃物取付台４を、それに設けた長穴４０に嵌挿する
組付ボルト５０・５０の刃物取付金３に対する螺合によ
り組付けるとともに、刃物取付金３に螺合しておく調節
ネジ５１を衝合させておくことにより、回転軸Ｓの回転
方向に一定範囲の変位調節が行なえるように組付ける。
おける刃物の組付手段は、回転刃ａの組付手段にあって
は、図１に示しているように、機枠１に装架した切截室
２の軸芯部位を貫通する回転軸Ｓを、前記機枠１に設け
た軸受支持部材１０により軸架し、この回転軸Ｓに、図
２および図３に示している如く、ホイル状または翼車状
に形成する刃物取付金３を装着して、それの前記回転軸
Ｓを中心とする放射方向の外端部に、刃物組付座３０を
形成して、これに、図４に示している如く台板状に形成
した刃物取付台４を、それに設けた長穴４０に嵌挿する
組付ボルト５０・５０の刃物取付金３に対する螺合によ
り組付けるとともに、刃物取付金３に螺合しておく調節
ネジ５１を衝合させておくことにより、回転軸Ｓの回転
方向に一定範囲の変位調節が行なえるように組付ける。
【０００４】そして、この刃物取付台４の上面の先端側
に段部状に形成しておく刃物載置台４ａに、刃身を薄手
の鋼板により帯板状に形成しておく回転刃ａを載置し、
それの刃身の上面の基端側に、刃物取付台４の上面に載
置する押え金６の先端側を被せ、この押え金６の基端側
を、締付ボルト６０により刃物取付台４に締着すること
で、刃物取付台４の先端側の刃物載置台４ａの台面ｙと
押え金６の内面６ａの先端側との間に回転刃ａの刃身を
挟持せしめることで行なっている。
に段部状に形成しておく刃物載置台４ａに、刃身を薄手
の鋼板により帯板状に形成しておく回転刃ａを載置し、
それの刃身の上面の基端側に、刃物取付台４の上面に載
置する押え金６の先端側を被せ、この押え金６の基端側
を、締付ボルト６０により刃物取付台４に締着すること
で、刃物取付台４の先端側の刃物載置台４ａの台面ｙと
押え金６の内面６ａの先端側との間に回転刃ａの刃身を
挟持せしめることで行なっている。
【０００５】また、固定刃ｂの組付手段にあっては、図
７および図８に示している如く、切截室２の入口部位の
左右の両側部位に、刃物取付金７・７を左右に一対に対
向させて機枠１に固定装設し、これらに、左右に長い平
板状に形成した刃物取付台４を渡架して組付ボルト５０
…により組付け、この刃物取付台４の先端側に形設して
おく刃物載置台４ａに、刃身を薄手の鋼板により帯板状
に形成した固定刃ｂの刃身を載置し、刃物取付台４の上
面側（または外面側）に載置する押え金６の先端側を、
固定刃ｂの刃身の上面側の基端側に被せて、その押え金
６の基端側を締付ボルト６０により刃物取付台４に締着
することで、刃物取付台４の先端側の刃物載置台４ａの
台面ｙと押え金６の先端側の内面６ａとの間に固定刃ｂ
の刃身を挟持せしめることで行なっている。
７および図８に示している如く、切截室２の入口部位の
左右の両側部位に、刃物取付金７・７を左右に一対に対
向させて機枠１に固定装設し、これらに、左右に長い平
板状に形成した刃物取付台４を渡架して組付ボルト５０
…により組付け、この刃物取付台４の先端側に形設して
おく刃物載置台４ａに、刃身を薄手の鋼板により帯板状
に形成した固定刃ｂの刃身を載置し、刃物取付台４の上
面側（または外面側）に載置する押え金６の先端側を、
固定刃ｂの刃身の上面側の基端側に被せて、その押え金
６の基端側を締付ボルト６０により刃物取付台４に締着
することで、刃物取付台４の先端側の刃物載置台４ａの
台面ｙと押え金６の先端側の内面６ａとの間に固定刃ｂ
の刃身を挟持せしめることで行なっている。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】この形態の農用カッタ
ーＡにおける刃物の組付手段は、刃物（回転刃ａまたは
固定刃ｂ）の刃身を、刃物取付台４に形設しておく刃物
載置台４ａに嵌合するようにセットし、それを刃物取付
台４に締付ボルト６０により締着する押え金６により、
その押え金６と刃物取付台４とに挟持させることで組付
けることから、回転刃ａ・固定刃ｂに摩耗が生じたとき
に、刃物取付台４が所定の位置に調整してあれば、その
刃物取付台４に締付ボルト６０で締着してある押え金６
を外して刃物（回転刃ａ・固定刃ｂ）を装脱すること
で、刃合わせ調整を行なわなくても刃物の交換が行なえ
ることになるが、切截作業中に、刃物の刃身とそれを挟
持する押え金６の内面６ａと刃物載置台４ａの台面ｙと
の間に、被切截資料の屑片がはさまり込んで、回転刃ａ
・固定刃ｂの刃身を動かし、それら刃物の刃先位置を狂
わせるようになる問題がある。
ーＡにおける刃物の組付手段は、刃物（回転刃ａまたは
固定刃ｂ）の刃身を、刃物取付台４に形設しておく刃物
載置台４ａに嵌合するようにセットし、それを刃物取付
台４に締付ボルト６０により締着する押え金６により、
その押え金６と刃物取付台４とに挟持させることで組付
けることから、回転刃ａ・固定刃ｂに摩耗が生じたとき
に、刃物取付台４が所定の位置に調整してあれば、その
刃物取付台４に締付ボルト６０で締着してある押え金６
を外して刃物（回転刃ａ・固定刃ｂ）を装脱すること
で、刃合わせ調整を行なわなくても刃物の交換が行なえ
ることになるが、切截作業中に、刃物の刃身とそれを挟
持する押え金６の内面６ａと刃物載置台４ａの台面ｙと
の間に、被切截資料の屑片がはさまり込んで、回転刃ａ
・固定刃ｂの刃身を動かし、それら刃物の刃先位置を狂
わせるようになる問題がある。
【０００７】即ち、回転刃ａについていえば、図９に示
している如く、刃物取付金３に組付けられた刃物取付台
４とそれに締付ボルト６０により締着された押え金６と
によって、刃身が挟持された回転刃ａが、刃物取付金３
の回動作動で、図８において鎖線に示す回動軌跡ｗをも
って回動し、機枠１に固定装架してある固定刃ｂとによ
り、被切截資料を切断していくとき、その被切截資料の
圧力が、回転刃ａの刃身に対し、それを押え金６の内面
６ａに向けて押し出していくように作用する。
している如く、刃物取付金３に組付けられた刃物取付台
４とそれに締付ボルト６０により締着された押え金６と
によって、刃身が挟持された回転刃ａが、刃物取付金３
の回動作動で、図８において鎖線に示す回動軌跡ｗをも
って回動し、機枠１に固定装架してある固定刃ｂとによ
り、被切截資料を切断していくとき、その被切截資料の
圧力が、回転刃ａの刃身に対し、それを押え金６の内面
６ａに向けて押し出していくように作用する。
【０００８】そして、これにより、回転刃ａの刃身が、
図１０に示しているように、刃物取付台４の刃物載置台
４ａの台面ｙから浮き上るようになって、この台面ｙと
回転刃ａの刃身の側面との間に、被切截資料の屑が、は
さまり込んで、次第に回転刃ａの刃身を押え金６の側に
動かして、回転刃ａの刃先の回動軌跡ｗに狂いを生ぜし
めるようになる。
図１０に示しているように、刃物取付台４の刃物載置台
４ａの台面ｙから浮き上るようになって、この台面ｙと
回転刃ａの刃身の側面との間に、被切截資料の屑が、は
さまり込んで、次第に回転刃ａの刃身を押え金６の側に
動かして、回転刃ａの刃先の回動軌跡ｗに狂いを生ぜし
めるようになる。
【０００９】また、固定刃ｂにあっては、被切截資料の
圧力が、固定刃ｂの刃身を、刃物載置台４ａの台面ｙに
向けて押圧するように作用して、固定刃ｂの側面と押え
金６の挟持面との間に間隙が形成されていくようにな
り、ここに、はさまり込んでいく被切截資料の屑によ
り、固定刃ｂの刃先の位置を回転刃ａの刃先の回動軌跡
ｗに対し狂わせるようになる。
圧力が、固定刃ｂの刃身を、刃物載置台４ａの台面ｙに
向けて押圧するように作用して、固定刃ｂの側面と押え
金６の挟持面との間に間隙が形成されていくようにな
り、ここに、はさまり込んでいく被切截資料の屑によ
り、固定刃ｂの刃先の位置を回転刃ａの刃先の回動軌跡
ｗに対し狂わせるようになる。
【００１０】本考案は、従来手段に生じているこれらの
問題を解決するためになされたものであって、刃物取付
台に設けた刃物載置台とこの刃物取付台に締付ボルトに
より締着される押え金との間に、刃身を挟持させること
により回転刃・固定刃の刃物を組付ける際の、刃身の挟
持が適確に行なわれるようにして、組付けた刃物の刃身
とその刃身を挟持する刃物取付台および押え金の挟持面
との間に、被切截資料の屑がはさまりこむことで生ず
る、刃物の刃先の位置の狂いを効果的に防止するように
する新たな手段を提供することを目的とする。
問題を解決するためになされたものであって、刃物取付
台に設けた刃物載置台とこの刃物取付台に締付ボルトに
より締着される押え金との間に、刃身を挟持させること
により回転刃・固定刃の刃物を組付ける際の、刃身の挟
持が適確に行なわれるようにして、組付けた刃物の刃身
とその刃身を挟持する刃物取付台および押え金の挟持面
との間に、被切截資料の屑がはさまりこむことで生ず
る、刃物の刃先の位置の狂いを効果的に防止するように
する新たな手段を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】そして、本考案において
は、上述の目的を達成するための手段として、刃物取付
台の先端側に形設する刃物載置台に、帯板状に形成した
回転刃・固定刃の刃物の刃身を載置し、その刃身を、前
記刃物取付台の上面に当接して締付ボルトにより締着す
る押え金の先端側の内面と前記刃物取付台の台面とによ
り挟持せしめて刃物を組付ける農用カッターの切截機構
の刃物組付装置において、刃物取付台の先端側に形設す
る刃物載置台の台面を、側面視において、押え金の内面
に対して、先端側に向い次第に近づく傾斜面に形成する
手段を提起し、また、上述の農用カッターの切截機構の
刃物組付装置において、押え金の内面の先端部位に、刃
物載置台の台面に向けて膨出する膨出部を装設する手段
を提起し、さらに、上述の農用カッターの切截機構の刃
物組付装置において、刃物取付台の上面に当接する押え
金の内面の基端部位に、刃物取付台の上面に向けて膨出
する膨出部を装設する手段を提起するものである。
は、上述の目的を達成するための手段として、刃物取付
台の先端側に形設する刃物載置台に、帯板状に形成した
回転刃・固定刃の刃物の刃身を載置し、その刃身を、前
記刃物取付台の上面に当接して締付ボルトにより締着す
る押え金の先端側の内面と前記刃物取付台の台面とによ
り挟持せしめて刃物を組付ける農用カッターの切截機構
の刃物組付装置において、刃物取付台の先端側に形設す
る刃物載置台の台面を、側面視において、押え金の内面
に対して、先端側に向い次第に近づく傾斜面に形成する
手段を提起し、また、上述の農用カッターの切截機構の
刃物組付装置において、押え金の内面の先端部位に、刃
物載置台の台面に向けて膨出する膨出部を装設する手段
を提起し、さらに、上述の農用カッターの切截機構の刃
物組付装置において、刃物取付台の上面に当接する押え
金の内面の基端部位に、刃物取付台の上面に向けて膨出
する膨出部を装設する手段を提起するものである。
【００１２】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【００１３】図１１は、本考案手段の第１の実施例の縦
断した側面図で、図において、４は刃物取付台、６は押
え金、ａは回転刃を示す。
断した側面図で、図において、４は刃物取付台、６は押
え金、ａは回転刃を示す。
【００１４】刃物取付台４は、図４に示している如く、
農用カッターの機枠１に軸架した回転軸Ｓに装着される
刃物取付金３に形設した刃物組付座３０に対して組付け
られる台板状に形成した刃物取付台であって、基端側
（図１１において左端側）には、前記刃物組付座３０に
セットする組付ボルト５０を嵌挿する長穴４０が形設さ
れ、先端側には、回転刃ａの刃身を嵌合状態に載置する
段部の刃物載置台４ａが装設され、また、この刃物載置
台４ａよりも基端側に寄る部位には、押え金６を締着す
る締付ボルト６０と螺合させるための螺子穴４１が装設
してあることについては、従来手段のものと変わりがな
いものである。
農用カッターの機枠１に軸架した回転軸Ｓに装着される
刃物取付金３に形設した刃物組付座３０に対して組付け
られる台板状に形成した刃物取付台であって、基端側
（図１１において左端側）には、前記刃物組付座３０に
セットする組付ボルト５０を嵌挿する長穴４０が形設さ
れ、先端側には、回転刃ａの刃身を嵌合状態に載置する
段部の刃物載置台４ａが装設され、また、この刃物載置
台４ａよりも基端側に寄る部位には、押え金６を締着す
る締付ボルト６０と螺合させるための螺子穴４１が装設
してあることについては、従来手段のものと変わりがな
いものである。
【００１５】また、押え金６も、前記刃物取付台４の先
端側に設けた刃物載置台４ａの台面ｙ上に回転刃ａの刃
身を載置した状態において、該押え金６を刃物取付台４
の上に載せ、該押え金６の先端側を回転刃ａの刃身の上
に被せて、締付ボルト６０により刃物取付台４に締着す
ることで、押え金６の先端部の内面６ａと刃物載置台４
ａの台面ｙとにより、回転刃ａの刃身を挟持し、これに
より、その回転刃ａを組付けられるようになること、従
来手段のものと変わりがないものである。
端側に設けた刃物載置台４ａの台面ｙ上に回転刃ａの刃
身を載置した状態において、該押え金６を刃物取付台４
の上に載せ、該押え金６の先端側を回転刃ａの刃身の上
に被せて、締付ボルト６０により刃物取付台４に締着す
ることで、押え金６の先端部の内面６ａと刃物載置台４
ａの台面ｙとにより、回転刃ａの刃身を挟持し、これに
より、その回転刃ａを組付けられるようになること、従
来手段のものと変わりがないものである。
【００１６】しかし、前記刃物取付台４の先端側に形設
せる刃物載置台４ａは、それの台面ｙが、側面視におい
て、該刃物取付台４の上面に締付ボルト６０…により締
着する押え金６の内面６ａに対し、先端側に向うに従い
次第に近寄る傾斜面に形成してある。
せる刃物載置台４ａは、それの台面ｙが、側面視におい
て、該刃物取付台４の上面に締付ボルト６０…により締
着する押え金６の内面６ａに対し、先端側に向うに従い
次第に近寄る傾斜面に形成してある。
【００１７】そして、これにより、この刃物載置台４ａ
の台面ｙ上に回転刃ａを載置して、刃物取付台４の上面
に載せた押え金６を締付ボルト６０…により締着し、そ
の押え金６の内面６ａの先端側が、刃物載置台４ａに嵌
合状態に載置してある回転刃ａの刃身を押圧していく状
態となったときに、押え金６の内面６ａの先端部が、図
１２に示しているように回転刃ａの刃身の先端側に寄る
部位を押圧して、刃物載置台４ａの台面ｙに押し付けて
いくようになって、この回転刃ａの刃身をそれの先端側
に寄る部位において強力に挟持していくようになり、そ
の回転刃ａの刃身の挟持を、側圧に対し安定したものと
するようにしてある。この手段は、そのまま固定刃ｂの
組付手段に適用される。
の台面ｙ上に回転刃ａを載置して、刃物取付台４の上面
に載せた押え金６を締付ボルト６０…により締着し、そ
の押え金６の内面６ａの先端側が、刃物載置台４ａに嵌
合状態に載置してある回転刃ａの刃身を押圧していく状
態となったときに、押え金６の内面６ａの先端部が、図
１２に示しているように回転刃ａの刃身の先端側に寄る
部位を押圧して、刃物載置台４ａの台面ｙに押し付けて
いくようになって、この回転刃ａの刃身をそれの先端側
に寄る部位において強力に挟持していくようになり、そ
の回転刃ａの刃身の挟持を、側圧に対し安定したものと
するようにしてある。この手段は、そのまま固定刃ｂの
組付手段に適用される。
【００１８】次に、図３は本考案手段の第２の実施例を
示している。この実施例は、刃物取付台４については従
前のものと同様に作り、この刃物取付台４の上面に締付
ボルト６０…により締着する押え金６を、それの内面６
ａの先端部位に、刃物取付台４の先端側に形設せる刃物
載置台４ａの台面ｙに向けて膨出する膨出部６ｂを具備
する形状に作っておくことで、刃物取付台４の先端側の
刃物載置台４ａに回転刃ａの刃身を載置して、押え金６
の締付ボルト６０…による締着で、回転刃ａの刃身を挟
持させたときに、図１４に示している如く、その回転刃
ａの刃身の先端側に寄る部位を、この押え金６の内面６
ａの先端部位に設けた膨出部６ｂにより、刃物載置台４
ａの台面ｙに強く押圧していき、回転刃ａの刃身の挟持
が側圧に対して強固なものとなるようにした例である。
示している。この実施例は、刃物取付台４については従
前のものと同様に作り、この刃物取付台４の上面に締付
ボルト６０…により締着する押え金６を、それの内面６
ａの先端部位に、刃物取付台４の先端側に形設せる刃物
載置台４ａの台面ｙに向けて膨出する膨出部６ｂを具備
する形状に作っておくことで、刃物取付台４の先端側の
刃物載置台４ａに回転刃ａの刃身を載置して、押え金６
の締付ボルト６０…による締着で、回転刃ａの刃身を挟
持させたときに、図１４に示している如く、その回転刃
ａの刃身の先端側に寄る部位を、この押え金６の内面６
ａの先端部位に設けた膨出部６ｂにより、刃物載置台４
ａの台面ｙに強く押圧していき、回転刃ａの刃身の挟持
が側圧に対して強固なものとなるようにした例である。
【００１９】この実施例において、押え金６の内面６ａ
の先端部位に形成する膨出部６ｂの形状は任意である。
押え金６の内面６ａの刃物載置台４ａの台面ｙに対向す
る部位を、側面視において、先端側に向うに従い前記刃
物載置台４の台面ｙに近づくテーパー面に形成しておく
ことで、そのテーパー面の先端側の部分をもって膨出部
６ｂとするなど適宜に形成してよい。この手段も、固定
刃ｂの組付手段にそのまま適用される。
の先端部位に形成する膨出部６ｂの形状は任意である。
押え金６の内面６ａの刃物載置台４ａの台面ｙに対向す
る部位を、側面視において、先端側に向うに従い前記刃
物載置台４の台面ｙに近づくテーパー面に形成しておく
ことで、そのテーパー面の先端側の部分をもって膨出部
６ｂとするなど適宜に形成してよい。この手段も、固定
刃ｂの組付手段にそのまま適用される。
【００２０】次に、図１５は、本考案手段の第３の実施
例を示している。この実施例は、前述の図１３に示す実
施例における膨出部６ｂを、押え金６の内面６ａの基端
部位に設けて、押え金６を締付ボルト６０…により刃物
取付台４の上面に締着したときに、押え金６の内面６ａ
が先端側に向い刃物載置台４ａの台面ｙに近づく傾斜面
となるようにして、押え金６の内面６ａの先端部位が刃
物載置台４ａの台面ｙ上に載置せる回転刃ａの刃身の先
端側に寄る部位を、刃物載置台４ａの台面ｙに押し付け
て挟持していくようにした例であり、その余の構成につ
いては、前述の図１３に示した実施例のものと変わりが
ないので、同効の構成部材について同一の符号を付して
詳しい説明は省略する。
例を示している。この実施例は、前述の図１３に示す実
施例における膨出部６ｂを、押え金６の内面６ａの基端
部位に設けて、押え金６を締付ボルト６０…により刃物
取付台４の上面に締着したときに、押え金６の内面６ａ
が先端側に向い刃物載置台４ａの台面ｙに近づく傾斜面
となるようにして、押え金６の内面６ａの先端部位が刃
物載置台４ａの台面ｙ上に載置せる回転刃ａの刃身の先
端側に寄る部位を、刃物載置台４ａの台面ｙに押し付け
て挟持していくようにした例であり、その余の構成につ
いては、前述の図１３に示した実施例のものと変わりが
ないので、同効の構成部材について同一の符号を付して
詳しい説明は省略する。
【００２１】この実施例においても、膨出部６ｂの形状
は任意である。押え金６の内面６ａの、刃物取付台４の
基端側の上面に当接する部分の全部が膨出部となるよう
にするなど適宜に形成してよいものである。この手段
も、固定刃ｂの組付手段に適用される。
は任意である。押え金６の内面６ａの、刃物取付台４の
基端側の上面に当接する部分の全部が膨出部となるよう
にするなど適宜に形成してよいものである。この手段
も、固定刃ｂの組付手段に適用される。
【００２２】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による農用
カッターの切截機構における刃物組付装置は、回転刃ａ
・固定刃ｂの刃物の刃身を、刃物取付台４に設けた刃物
載置台４ａとこの刃物取付台４に締付ボルト６０…によ
り締着される押え金６との間に挟持せしめるに際し、そ
の刃物の刃身の先端側に寄る部位を挟持するようになる
ので、刃物の刃身の挟持が適確に行なわれるようになっ
て、組付けた刃物の刃身と、それを挟持する刃物載置台
４ａの台面ｙ及び押え金６の内面６ａとの間に、被切截
資料の屑がはさまりこむことで生ずる、刃物の刃先の位
置の狂いを効果的に防止し得るようになる。
カッターの切截機構における刃物組付装置は、回転刃ａ
・固定刃ｂの刃物の刃身を、刃物取付台４に設けた刃物
載置台４ａとこの刃物取付台４に締付ボルト６０…によ
り締着される押え金６との間に挟持せしめるに際し、そ
の刃物の刃身の先端側に寄る部位を挟持するようになる
ので、刃物の刃身の挟持が適確に行なわれるようになっ
て、組付けた刃物の刃身と、それを挟持する刃物載置台
４ａの台面ｙ及び押え金６の内面６ａとの間に、被切截
資料の屑がはさまりこむことで生ずる、刃物の刃先の位
置の狂いを効果的に防止し得るようになる。
【図１】農用カッターの一部破断した側面図である。
【図２】同上の切截機構の刃物取付金の正面図である。
【図３】同上刃物取付金の平面図である。
【図４】同上刃物取付金の斜視図である。
【図５】回転刃の組付装置の分解した斜視図である。
【図６】同上組付装置の組付けた状態の縦断側面図であ
る。
る。
【図７】固定刃の組付装置の正面図である。
【図８】同上固定刃の組付装置の縦断側面図である。
【図９】回転刃および固定刃の組付装置の作用の説明図
である。
である。
【図１０】回転刃および固定刃の組付装置の作用の説明
図である。
図である。
【図１１】本考案による回転刃の組付装置の縦断側面図
である。
である。
【図１２】同上の作用の説明図である。
【図１３】本考案による回転刃の組付装置の別の実施例
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
【図１４】同上の作用の説明図である。
【図１５】本考案による回転刃の組付装置のさらに別の
実施例の縦断側面図である。
実施例の縦断側面図である。
【図１６】同上の作用の説明図である。
Ａ…農用カッター、ａ…回転刃、ｂ…固定刃、ｙ…台
面、ｗ…回動軌跡、Ｓ…回転軸、１…機枠、１０…軸受
支持部材、２…切截室、３…刃物取付金、３０…刃物組
付座、４…刃物取付台、４ａ…刃物載置台、４０…長
穴、４１…螺子穴、５０…組付ボルト、５１…調節ネ
ジ、６…押え金、６ａ…内面、６ｂ…膨出部、６０…締
付ボルト、７…刃物取付金。
面、ｗ…回動軌跡、Ｓ…回転軸、１…機枠、１０…軸受
支持部材、２…切截室、３…刃物取付金、３０…刃物組
付座、４…刃物取付台、４ａ…刃物載置台、４０…長
穴、４１…螺子穴、５０…組付ボルト、５１…調節ネ
ジ、６…押え金、６ａ…内面、６ｂ…膨出部、６０…締
付ボルト、７…刃物取付金。
Claims (3)
- 【請求項１】 刃物取付台４の先端側に形設する刃物載
置台４ａに、帯板状に形成した回転刃ａ・固定刃ｂの刃
物の刃身を載置し、その刃身を、前記刃物取付台４の上
面に当接して締付ボルト６０…により締着する押え金６
の先端側の内面６ａと前記刃物取付台４ａの台面ｙとに
より挟持せしめて刃物を組付ける農用カッターの切截機
構の刃物組付装置において、刃物取付台４の先端側に形
設する刃物載置台４ａの台面ｙを、側面視において、押
え金６の内面６ａに対して、先端側に向い次第に近づく
傾斜面に形成したことを特徴とする農用カッターの切截
機構における刃物組付装置。 - 【請求項２】 刃物取付台４の先端側に形設する刃物載
置台４ａに、帯板状に形成した回転刃ａ・固定刃ｂの刃
物の刃身を載置し、その刃身を、前記刃物取付台４の上
面に当接して締付ボルト６０…により締着する押え金６
の先端側の内面６ａと前記刃物取付台４ａの台面ｙとに
より挟持せしめて刃物を組付ける農用カッターの切截機
構の刃物組付装置において、押え金６の内面６ａの先端
部位に、刃物載置台４ａの台面ｙに向けて膨出する膨出
部６ｂを装設したことを特徴とする農用カッターの切截
機構における刃物組付装置。 - 【請求項３】 刃物取付台４の先端側に形設する刃物載
置台４ａに、帯板状に形成した回転刃ａ・固定刃ｂの刃
物の刃身を載置し、その刃身を、前記刃物取付台４の上
面に当接して締付ボルト６０…により締着する押え金６
の先端側の内面６ａと前記刃物取付台４ａの台面ｙとに
より挟持せしめて刃物を組付ける農用カッターの切截機
構の刃物組付装置において、刃物取付台４の上面に当接
する押え金６の内面６ａの基端部位に、刃物取付台４の
上面に向けて膨出する膨出部６ｂを装設したことを特徴
とする農用カッターの切截機構における刃物組付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8707891U JP2559344Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 農用カッターの切截機構における刃物組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8707891U JP2559344Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 農用カッターの切截機構における刃物組付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531544U JPH0531544U (ja) | 1993-04-27 |
| JP2559344Y2 true JP2559344Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13904913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8707891U Expired - Fee Related JP2559344Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 農用カッターの切截機構における刃物組付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559344Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP8707891U patent/JP2559344Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531544U (ja) | 1993-04-27 |
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