JP2523518Y2 - トレパニング工具 - Google Patents

トレパニング工具

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JP2523518Y2
JP2523518Y2 JP1047390U JP1047390U JP2523518Y2 JP 2523518 Y2 JP2523518 Y2 JP 2523518Y2 JP 1047390 U JP1047390 U JP 1047390U JP 1047390 U JP1047390 U JP 1047390U JP 2523518 Y2 JP2523518 Y2 JP 2523518Y2
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JP
Japan
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wedge piece
mounting groove
tool
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seat
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JP1047390U
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JPH03103109U (ja
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昭宏 藤本
篤 遠藤
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東芝タンガロイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トレパニング工具に関し、特に切刃チップ
の取付け構造を改善して刃幅の狭い多刃形式のものに適
用できるようにたものである。
(従来の技術) 従来、この種のトレパニング工具としては、例えば実
公昭54−4703号公報にみられるようにスローアウェイチ
ップを備えたブレードが工具本体に組込まれるものが開
示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述した公報にみられるものでは、刃
幅の狭いものには適用できず、また多刃形式のものに適
用できないという問題点があった。
このようなことから、本考案では、刃幅が5〜10mm程
度で多刃形式にも適用できるトレパニング工具を提供す
るものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、工具本体
のチップ座内に配置される切刃チップは、すくい面側か
ら楔片よって固定され、この楔片が工具本体の後端側か
ら回動操作されるように構成したものである。そして、
この楔片は、幅広の本体部分およびこの本体部分から凸
出する幅狭の押圧部分からなり、また締付けねじは、2
つのねじ部分を有し、取付け溝のねじ穴および楔片のね
じ穴にそれぞれねじ込まれる。この場合、取付け楔のね
じ穴は、工具本体の後端側に設けられた切欠凹部に開口
するものである。
(作用) 本考案のトレパニング工具は、切刃チップがすくい面
側から楔片の幅狭な押圧部分によって圧接固定されるも
のである。そして、楔片にねじ込まれる締付けねじは、
工具本体の後端側にある切欠凹部側から回動操作するも
のである。
(実施例) 以下、本考案トレパニング工具における一実施例につ
いて図を参照しながら説明する。
第1図乃至第3図において、(1)は、円筒状をなす
工具本体であり、この工具本体(1)の先端面側から
は、中心取付け穴(2)、内穴(3)および4つのボル
ト穴(4)がそれぞれ穿設されている。そして、内穴
(3)の存在により、工具本体(1)の外周部分には、
環状突起状の切削頭部(5)が構成される。
この切削頭部(5)は、切刃チップ(6)を受入れる
チップ座(7)、楔片(8)を受入れる取付け溝(9)
および切屑ポケット(10)がそれぞれ形成される。この
場合、チップ座(7)は、工具本体(1)の軸方向に延
びるものでV字凹部の係合面(7a)を備えられるもので
ある。また、前記取付け溝(9)は、その底部が工具本
体(1)の軸方向では、チップ座(7)よりも深く、径
方向では、切削頭部(5)の環状突起を切欠して内穴
(3)の底部に延びることによってチップ座(7)より
も幅広になる。したがって、前記楔片(8)は、第3図
の想像線で示したように取付け溝(9)内に位置する本
体部分(8a)およびこの本体部分(8a)から凸出した幅
狭の押圧部分(8b)から構成される。そして、この押圧
部分(8b)が切刃チップ(6)をすくい面側から押圧す
る。したがって、切刃チップ(6)の刃幅が狭いもの例
えば5〜10mm程度のものについても適用できる。
なお、楔片(8)にねじ込まれる締付けねじ(11)
は、2つのねじ部分(11a)(11b)からなり、取付け溝
(9)のねじ穴(12)および楔片(8)のねじ穴(13)
にそれぞれねじ込まれる。この場合、取付け溝(9)の
底部に設けられたねじ穴(12)は、工具本体(1)の後
端面側に凹設された切欠凹部(14)に開口するものであ
る。開口させたのは、締付けねじ(11)の回動操作が工
具本体(1)の後端面側から行なえるようにするためで
ある。
また、前記切刃チップ(6)は、2コーナーが使用可
能となるもので、その底面には、V字突起の係合面(6
a)が形成されている。なお、切刃チップ(6)の係合
面(6a)は、チップ座(7)の係合面(7a)がV字突起
となる場合には、V字凹部となる。
第4図は、前記切刃チップ(6)の回転軌跡を示すも
ので、切刃チップ(6)は外刃(15a)および内刃(15
b)を構成する。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように切刃チップ(6)がす
くい面側から楔片(8)の押圧部分(8b)によって固定
されるようにし、その楔片(8)のねじ込み回動操作が
工具本体(1)の後端側から行なわれるように構成した
ものである。したがって、刃幅が5〜10mm程度のもで、
被削材からのコア厚さが小さい例えば20mm以下程度のも
のについては、特に好適するという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案トレパニング工具における一実施例を
示す正面図、第2図は、その一部平面図、第3図は、切
刃チップの取付け部分における第1図の一部縦断面、第
4図は、切刃チップの回転軌跡を示す説明図である。 (1)…工具本体、(3)…内穴 (5)…切削頭部、(6)…切刃チップ (7)…チップ座、(7a)…係合面 (8)…楔片、(9)…取付け溝 (10)…切屑ポケット、(11)…締付けねじ (10a)(11b)…ねじ部分、(12)(13)…ねじ穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状をなす工具本体(1)には、被削材
    からの削残しコアを受入れる内穴(3)が形成されるこ
    とにより、その外周部分に環状突起状の切削頭部(5)
    が構成され、しかもこの切削頭部(5)の周方向には、
    V字状の係合面(7a)を備えたチップ座(7)、楔片
    (8)を受入れる取付け溝(9)および切屑ポケット
    (10)がそれぞれ設けられるとともに、チップ座(7)
    に係合配置された切刃チップ(6)が前記楔片(8)お
    よびこの楔片(8)にねじ込まれる締付けねじ(11)に
    よってすくい面側から固定されるようにしたトレパニン
    グ工具において、 前記取付け溝(9)は、その底部が工具本体(1)の軸
    方向では、チップ座(7)よりも深くなり、また径方向
    では、切削頭部(5)の環状突起を切欠して内穴(3)
    の底部に延びることによってチップ座(7)よりも幅広
    になり、しかもその底部中央には、ねじ穴(12)が穿設
    されるとともに、このねじ穴(12)が工具本体(1)の
    後端面側から凹設された切欠凹部(14)に開口するよう
    になっており、 前記楔片(8)は、取付け溝(9)内に受入れられる本
    体部分(8a)および取付け溝(9)から切刃チップ
    (6)の切削端側に凸出する幅狭の押圧部分(8b)から
    なり、しかもその底部側からはねじ穴(13)が穿設され
    るようになっており、 前記締付けねじ(11)は、締付け回動操作が工具本体
    (1)の切欠凹部(14)側から行なえるように、取付け
    溝(9)のねじ穴(12)にねじ込まれるねじ部分(11
    a)および楔片(8)のねじ穴(13)にねじ込まれるね
    じ部分(11b)からなっていることを特徴とするトレパ
    ニング工具。
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