JPH0721286Y2 - 替刃式ルータビット及びその替刃 - Google Patents

替刃式ルータビット及びその替刃

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JPH0721286Y2
JPH0721286Y2 JP1988143565U JP14356588U JPH0721286Y2 JP H0721286 Y2 JPH0721286 Y2 JP H0721286Y2 JP 1988143565 U JP1988143565 U JP 1988143565U JP 14356588 U JP14356588 U JP 14356588U JP H0721286 Y2 JPH0721286 Y2 JP H0721286Y2
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blade
cutting
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JPH0264004U (ja
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哲朗 萬谷
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Kanefusa KK
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は金属加工用エンドミルに相当する木工用又は類
似加工用の小径にできる替刃式のルータビット及びその
替刃に関する。
従来の技術 従来知られている替刃式ルータビットは例えば出願人が
先に提案した実開昭59-153202号がある。また木工用の
スロアウエイ刃としては上記に開示されたものの他、例
えば出願人が提案した実開昭63-93105号がある。
考案が解決しようとする課題 前者に示されたものは第15図に示すようにルータビット
は替刃1が平板状であり広巾の一面をそのまますくい面
1aとすることにより側面切刃1bを形成しているため裏座
2を介してシャンク3に固定している。この形の替刃1
を用いシャンク3の径が大きなものでは第16図のように
裏座を用いず小ねじ4で替刃1をシャンクの取付壁5に
固定する方法がとられる。
これらのものは径が比較的大きなものには適用できるが
刃体側面をそのまますくい面1aとするようにシャンクに
取付けるために取付角度に制限されて小径になる程取付
壁5がうすくなり強度面で不足するという問題があっ
た。またこれらの替刃では回転中心まで刃体が届かずエ
ンドミル加工時に被削材へ軸端から突っ込む際にシャン
クの取付台座自体かまたは裏座で被削材を削る又は押し
つぶすことになり切削抵抗が大きくまた底部あるいは周
辺の焼けの原因となるばかりか、本体の耐久性にも影響
する問題があった。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に艦みな
されたもので、その目的とするところは耐久性の向上、
切削抵抗の軽減、焼けの発生の低減とともにより小径の
替刃式ルータビット並びにその替刃を提供するを目的と
する。
課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために本考案の替刃は、梯形柱状
又は平角柱状の長手方向の稜線に沿うすくい面形成溝を
梯形の底となる柱面又は平角柱状の柱面に少なくとも一
条削設して稜線部位に側面切刃を形成するとともに少な
くとも一端に端面切刃を形成したものである。
また替刃式ルータビットは、梯形柱状又は平角柱状の長
手方向の稜線に沿うすくい面形成溝を梯形の底となる柱
面又は平角柱状の柱面に少なくとも一条削設して稜線部
位に側面切刃を形成するとともに少なくとも一端に端面
切刃を形成した切削半径より広巾の刃体を、前記端面切
刃と反対側の端部でシャンクに軸方向で且つ端面切刃が
中心近くを通るように締着したものである。
また梯形柱状又は平角柱状の長手方向の稜線に沿うすく
い面形成溝を梯形の底となる柱面又は平角柱状の柱面に
少なくとも一条削設して稜線部位に側面切刃を形成する
とともに少なくとも一端に端面切刃を形成した切削半径
より広巾の刃体を、シャンクの台座に軸方向で且つ端面
切刃が中心近くを通るように締着したものである。
また平角柱状の長手方向の各稜線に沿うすくい面形成溝
を取付面にそれぞれ削設して稜線部位に側面切刃を形成
するとともに両端面に対角線の一個に沿う端面切刃を形
成した切削半径より広巾の刃体をシャンクの台座に軸方
向で且つ端面切刃が中心近くを通るように締着したもの
である。
作用 本考案のルータビットは切削に際して刃体とその取付に
よって決まる大きさの回転刃先径をもって溝切り等のエ
ンドミル加工ができ端面切刃が軸方向への突っ込み時の
切削抵抗を小さくし、加工時の焼けをおさえる。すくい
面が多条のものは切れ味低下により適宜切刃を取り替え
るものである。
実施例 以下本考案の実施例を第1図〜第8図にもとづいて説明
する。
刃体を示す第1図,第2図において、刃体11の長手方向
に対する直角断面が両側に僅かの平行面12a,12bを有す
る梯形に納まる形状を有し、底隅13a,13bに掛り長手方
向の稜線に沿って長さいっぱいのすくい面形成用の底の
広いV状溝15a,15bが底面14上に2条削設されている。
この溝15a,15bの隅13a,13b側側面16a,16bは後述のすく
い面となる。そしてV状溝15aと平行面12a及びV状溝15
bと平行面12bとによって形成された三角山の稜線が鋭角
の側面切刃17a,17bとされる。刃体11の両端18は直角端
面でなく直角面に対して巾方向に傾斜するとともに梯形
の頂面19側にも傾斜した斜面に形成されて斜面と底面14
及びV状溝15a,15bとの交線が端面切刃19a,19bに形成さ
れている。
なお、平行面12a及び12bを形成しない場合、側面切刃17
a,17bはV状溝15a,15bとテーパ20とにより形成される。
この刃体の他の実施例を示す第3図,第4図において、
第1実施例の1条のV状溝の両側面を両側の側面切刃の
すくい面となるようV状溝の底巾を大きく広げたもので
ある。
これらの刃体11を取付けるシャンクを第5図〜第7図に
もとづき説明する。
シャンク21は刃体取付側を小径とするストレートであっ
て、大径部から小径部22にかけて軸中心を越えない深さ
に軸方向に切欠き23が形成されている。この小径部22に
は切欠き23に開口するV状溝24がそのV中心をシャンク
中心より偏位して軸方向に削設され、V状溝24は刃体11
の梯形のテーパ20と同じテーパ25で且つ刃体11の底面14
がシャンク切欠き23とほぼ同一面となる深さにされてい
る。そして切欠き23には刃体の押さえ金26を締付けるね
じ穴28が刻設されている。
シャンク21に刃体11を取付けるにはV状溝24のテーパ25
の面に刃体11のテーパ20の面を合わせて溝いっぱいに差
し込み、押さえ金26の先を刃体11の上に当て小ねじによ
って押さえ金26の固定し、刃体11をシャンク21と一体と
するものである。
この工具で木材の溝切り等エンドミル加工を行うときは
端面切刃19aまたは19bにより軸方向への突っ込み時の切
削抵抗を小さくし、加工時の焼け発生をおさえることが
できる。
他の実施例を第9図〜第11図にもとづき説明する。刃体
を示す第9図〜第11図において刃体31は長手方向に対す
る直角断面が長方形に納まる形状を有し、この断面の4
個所の隅部で両側の取付面32a,32bに隅33に掛かるすく
い面形成用の底の広いV状溝34a,34b,34c,34dを各稜線
に沿ってそれぞれ2条ずつ削設されている。このV状溝
34a,34cと基準面35a及びV状溝34b,34dと基準面35bとで
それぞれ形成した三角山の稜線が鋭利な側面切刃36a,36
b,36c,36dを形成している。そしてこの刃体31の端面は
切刃36aと36dを結ぶ対角線を境としてまたは対角線に沿
って取付面32a,32b側に傾斜するすくい面と逃げ面が削
設されて端面切刃38aを形成し、他端面は切刃36bと36c
とを結ぶ対角線を境としてまたは対角線に沿って取付面
32a,32b側に傾斜するすくい面と逃げ面が削設されて端
面切刃38bが形成されている。そして刃体31には取付穴3
9が2個所に穿設されている。
この刃体31を取り付けシャンクを示す第12図〜第14図に
おいて、ストレートシャンク41の小径とした部分に刃体
31の取付面32aまたは32bを当接する取付面42をシャンク
中心を越えた深さに軸方向に削設し、刃体31の基準面35
aまたは35bを位置決めする面43を取付面42と直角で刃体
位置決め時に側面切刃が突出する位置に削設されてなる
台座44が刃体31の長さ程度に形成されて台座44は断面が
肉太のL形をなす。そして取付面42に刃体取付用の2個
所のねじ穴45が穿設されるとともに長さ方向の位置決め
ピン46が植設されている。シャンク41に刃体31を取付け
るには、切刃を36aとすれば基準面35bを面43に当接し取
付面32bをシャンク取付面42に当接して位置決めピン46
に刃体31の端面を当て、穴39に小ねじを通してねじ穴45
にねじ込み締着するものである。
なお、梯形柱状の刃体11を使用する場合には面43はテー
パ20を位置決めする面として形成されるか、又は面43の
縁でテーパ20を位置決めできる様に形成される。
このルータビットで溝切り等エンドミル加工を行うとき
は端面切刃38a又は38bが工具中心を越えて形成されてい
るため軸方向への突っ込み時の切削抵抗を小さくし、加
工時の焼け発生を押さえることができる。
効果 上述のように構成されているので、本考案の替刃式ルー
タビット並びにその替刃は以下の効果を奏する。
請求項1のルータビット用の替刃は、すくい面形成溝を
梯形の底となる柱面又は平面柱状の柱面に形成したの
で、シャンクに取付けるための取付角度の制限が少な
く、取付壁を厚くすることができて強度の低下が少な
く、小径シャンクに適用できる。また端面切刃をほぼ回
転中心に位置させることにより穿孔時の切削抵抗が軽減
されるとともに焼けの発生を押さえることができる。
請求項2のルータビットは、シャンクの切刃部の裏側と
なる取付部がないので従来のルータビットより小径のも
のを製作することが可能である。
また回転中心迄端面切刃があるため切削性能が改善され
軸方向突っ込み時に切削抵抗を小さくし、焼けの発生を
おさえることができる。
また2個の切刃を設けると2回取替えることができコス
ト低減に寄与する。
請求項3のルータビットは、刃体取付台座を肉厚にでき
て取付強度が増し従来の台座を有する形式より小径とす
ることが可能である。また端面切刃により切削性能が改
善され軸方向突っ込み時に切削抵抗を小さくし、焼けの
発生を押さえることができる。
請求項4のルータビットは、側面切刃が4個設けられて
いるので四回取り替えることができコスト低減に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は刃体の平面図、第2図は同拡大端面図、第3図
は他の実施例の刃体の平面図、第4図は同拡大端面図、
第5図はシャンクの平面図、第6図は同正面図、第7図
は同拡大端面図、第8図は押さえ金の平面図、第9図は
他の形の刃体の平面図、第10図は同拡大端面図、第11図
は第10図のA方向よりの視図、第12図はシャンクの平面
図、第13図は同背面図、第14図は第12図のB方向の拡大
視図、第15図,第16図は従来のルータビットの端面視図
である。 11,31……刃体 15a,15b,34a,34b,34c,34d……V状溝 17a,17b,36a,36b,36c,36d……側面切刃 19a,19b,38a,38b……端面切刃 21,41……シャンク、24……刃体取付用V溝、44……台

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】梯形柱状又は平角柱状の長手方向の稜線に
    沿うすくい面形成溝(15a,34a)を梯形の底となる柱面
    (14)又は平角柱状の柱面(32a)に少なくとも一条削
    設して稜線部位に側面切刃(17a,36a)を形成するとと
    もに少なくとも一端に端面切刃を形成したことを特徴と
    する替刃式ルータビット用の替刃。
  2. 【請求項2】梯形柱状又は平角柱状の長手方向の稜線に
    沿うすくい面形成溝(15a,34a)を梯形の底となる柱面
    (14)又は平角柱状の柱面(32a)に少なくとも一条削
    設して稜線部位に側面切刃(17a,36a)を形成するとと
    もに少なくとも一端に端面切刃(19a,38a)を形成した
    切削半径より広巾の刃体(11,31)を、前記端面切刃(1
    9a,38a)と反対側の端部でシャンク(21)に軸方向で且
    つ端面切刃が中心近くを通るように締着したことを特徴
    とする替刃式ルータビット。
  3. 【請求項3】梯形柱状又は平角柱状の長手方向の稜線に
    沿うすくい面形成溝(15a,34a)を梯形の底となる柱面
    (14)又は平角柱状の柱面(32a)に少なくとも一条削
    設して稜線部位に側面切刃(17a,36a)を形成するとと
    もに少なくとも一端に端面切刃(19a,38a)を形成した
    切削半径より広巾の刃体(11,31)を、シャンク(41)
    の台座(44)に軸方向で且つ端面切刃(19a,38a)が中
    心近くを通るように締着したことを特徴とする替刃式ル
    ータビット。
  4. 【請求項4】平角柱状の長手方向の各稜線(38)に沿う
    すくい面形成溝(34a,34b,34c,34d)を取付面(32a,32
    b)にそれぞれ削設して稜線部位に側面切刃(36a,36b,3
    6c,36d)を形成するとともに両端面に対角線の一個に沿
    う端面切刃(38a,38b)を形成した切削半径より広巾の
    刃体(31)のシャンク(41)の台座(44)に軸方向で且
    つ端面切刃(38a,38b)が中心近くを通るように締着し
    たことを特徴とする替刃式ルータビット。
JP1988143565U 1988-11-02 1988-11-02 替刃式ルータビット及びその替刃 Expired - Lifetime JPH0721286Y2 (ja)

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JPH0264004U JPH0264004U (ja) 1990-05-14
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4848014U (ja) * 1971-10-07 1973-06-23
JPS586650U (ja) * 1981-07-06 1983-01-17 池田物産株式会社 自動車用のヘツドライニングトリム材
JPS5848014U (ja) * 1982-08-12 1983-03-31 ベルテック株式会社 車輌用音響機器等における照明表示装置

Patent Citations (3)

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