JP2742244B2 - 用紙切断装置 - Google Patents

用紙切断装置

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JP2742244B2
JP2742244B2 JP7102534A JP10253495A JP2742244B2 JP 2742244 B2 JP2742244 B2 JP 2742244B2 JP 7102534 A JP7102534 A JP 7102534A JP 10253495 A JP10253495 A JP 10253495A JP 2742244 B2 JP2742244 B2 JP 2742244B2
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blade
fixed
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rib
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洋一 岡田
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日本電気データ機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置等において、
連続用紙を切断するために用いられる用紙切断装置に関
し、特に固定刃と可動刃とによって鋏方式によって連続
用紙を切断する用紙切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の用紙切断装置の一例を示す
斜視図である。
【0003】印字装置等において、固定刃と可動刃とに
よって鋏方式によって連続用紙を切断する従来の用紙切
断装置は、図3に示すように、ベースフレーム13と、
中央部をねじ12によってベースフレーム13に固定さ
れた固定刃11と、ベースフレーム13に設けられてい
る軸15によって端部が支持され、前後方向(矢印B方
向)に揺動可能な可動刃14とを備えており、可動刃1
4を動かしながら固定刃11の端面と可動刃14の端面
とで鋏方式によってその間の連続用紙を切断する構成を
有している。
【0004】このとき、固定刃11と可動刃14とが接
触する位置が連続的に移動しながら連続用紙を切断する
ことができるように、固定刃11に矢印Aに示すような
反りを与えているが、この反りは、手作業で固定刃11
に与えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の用紙切断装置は、手作業で固定刃11に反りを与えて
いるため、反りの形状が一定せず、従って用紙切断装置
の切れ味が不安定であるという問題点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙切断装置
は、中央部をねじによってフレームに固定された固定刃
と、一端が軸で支持され、他端が前後方向に揺動自在に
保持され前記固定刃との間の用紙を鋏方式によって切断
する可動刃とを備える用紙切断装置において、前記フレ
ームの前記ねじの貫通穴の前後に上方に突出したリブを
設け、前記リブによって前記固定刃の下面を支持しなが
ら前記ねじによって前記固定刃を前記フレームに固定す
ることによって前記固定刃に一定の形状のそりを与えた
ものであり、特に、フレームのリブの上に上方に突出し
た突出部を設け、固定刃の前記リブの前記突出部に対応
する位置に穴を設け、前記穴に前記突出部を挿入して前
記ねじによって前記固定刃を前記フレームに固定したも
のである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す斜視図、図
2は図1の実施例の固定刃の状態を示す断面図で、
(a)はねじで締付ける前の状態を示す図、(b)はね
じで締付けた後の状態を示す図である。
【0009】本実施例は、図1に示すように、ベースフ
レーム3と、中央部をねじ2によってベースフレーム3
に固定された固定刃1と、ベースフレーム3に設けられ
ている軸5によって端部が支持され、前後方向(矢印B
方向)に揺動可能な可動刃4とを備えており、可動刃4
を矢印B方向に動かしながら固定刃1の端面と可動刃4
の端面とで鋏方式によってその間の連続用紙を切断す
る。可動刃4は、通常状態ではスプリング6によってそ
の先端部が下方に押下げれているが、可動刃4と固定刃
1との間には隙間があり、その隙間を連続用紙が通過す
る。用紙を切断するときは、可動刃4が矢印B方向に揺
動し、可動刃4と固定刃1の接触点が連続的に移動して
鋏方式によってその間の連続用紙を切断する。
【0010】ベースフレーム3は、図2に示すように、
中央部にねじ2を貫通させる貫通穴3bが設けられてお
り、貫通穴3bの前後に、固定刃1を支持するリブ3a
が設けてある。一方固定刃1には、貫通穴3bに対応す
る位置にねじ穴1bが設けてあり、またリブ3aに対応
する位置に、リブ3aの上に設けた突出部3cを挿入さ
せる穴1aが設けてある。
【0011】固定刃1の形状は、通常状態においては図
2(a)に示すようにほぼ平面であるが、図2(b)に
示すように、ベースフレーム3上に載置してねじ2によ
って固定すると、前後端がリブ3aによって支持され、
中央部がねじ2によって締め付けられるため、矢印Aに
示すような反りが生ずる。この反りの形状は、リブ3a
の位置および高さが一定であるため、常に同じ形状とな
る。このとき、突出部3cが穴1aに挿入されているた
め、固定刃1の位置決めと回転止めとの役割を果してい
る。
【0012】このように、本実施例は、固定刃1に対し
て常に同じ形状の反りを与えることができるため、安定
した切れ味の用紙切断装置を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の用紙切断
装置は、中央部をねじによってフレームに固定された固
定刃と、一端を前後方向に移動自在に保持され前記固定
刃との間の用紙を鋏方式によって切断する可動刃とを備
える用紙切断装置において、フレームのねじ用の貫通穴
の前後に上方に突出したリブを設け、このリブによって
固定刃の下面を支持しながらねじによって固定刃をフレ
ームに固定することにより、固定刃に対して常に同じ形
状の反りを与えることができるという効果があり、従っ
て、安定した切れ味の用紙切断装置を得ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の固定刃の状態を示す断面図で、
(a)はねじで締付ける前の状態を示す図、(b)はね
じで締付けた後の状態を示す図である。
【図3】従来の用紙切断装置の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 固定刃 1a 穴1a 1b ねじ穴 2 ねじ 3 ベースフレーム 3a リブ 3b 貫通穴 3c 突出部 4 可動刃 5 軸 6 スプリング 11 固定刃 12 ねじ 13 ベースフレーム 14 可動刃 15 軸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部をねじによってフレームに固定さ
    れた固定刃と、一端が軸で支持され、他端が前後方向に
    揺動自在に保持され前記固定刃との間の用紙を鋏方式に
    よって切断する可動刃とを備える用紙切断装置におい
    て、前記フレームの前記ねじの貫通穴の前後に上方に突
    出したリブを設け、前記リブによって前記固定刃の下面
    を支持しながら前記ねじによって前記固定刃を前記フレ
    ームに固定することによって前記固定刃に一定の形状の
    そりを与えたことを特徴とする用紙切断装置。
  2. 【請求項2】 フレームのリブの上に上方に突出した突
    出部を設け、固定刃の前記リブの前記突出部に対応する
    位置に穴を設け、前記穴に前記突出部を挿入して前記ね
    じによって前記固定刃を前記フレームに固定したことを
    特徴とする請求項1記載の用紙切断装置。
JP7102534A 1995-04-26 1995-04-26 用紙切断装置 Expired - Fee Related JP2742244B2 (ja)

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