JPH05239427A - 耐熱性接着剤組成物 - Google Patents
耐熱性接着剤組成物Info
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- JPH05239427A JPH05239427A JP4078324A JP7832492A JPH05239427A JP H05239427 A JPH05239427 A JP H05239427A JP 4078324 A JP4078324 A JP 4078324A JP 7832492 A JP7832492 A JP 7832492A JP H05239427 A JPH05239427 A JP H05239427A
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Abstract
性、特に高温下の接着強度に優れた耐熱接着剤組成物を
提供する。 【構成】 本発明の耐熱接着剤組成物は、主としてポリ
カルボジイミド樹脂とエポキシ樹脂とからなり、ポリカ
ルボジイミド樹脂の100重量部に対しエポキシ樹脂を
1重量部以上含有することを特徴とするか、主としてポ
リカルボジイミド樹脂とエポキシ樹脂及びポリカルボジ
イミド樹脂の硬化剤とからなり、ポリカルボジイミド樹
脂の100重量部に対しエポキシ樹脂を1重量部以上、
ポリカルボジイミド樹脂の硬化剤を0.1重量部以上含
有することを特徴とするか、或いは、主としてポリカル
ボジイミド樹脂とエポキシ樹脂及びエポキシ樹脂の硬化
剤とからなり、ポリカルボジイミド樹脂の100重量部
に対しエポキシ樹脂を1重量部以上、エポキシ樹脂の1
00重量部に対しエポキシ樹脂の硬化剤を0.1重量部
以上含有することを特徴とする。
Description
関するものであり、更に詳しくは、被着体としてその少
なくとも一方が膨張黒鉛又は金属であるガスケット材
料、電磁波シールド材、電気機器、土木建築材又は家庭
用品などを接着する際に用いて好適な、耐熱接着性に優
れた接着剤組成物に関するものである。
・耐薬品性・シール性や応力緩和特性などが優れている
ことから、自動車エンジン用、原子炉用、造船用や一般
産業用のガスケット又は電磁波シールド材として広く使
用されている。
器類の高性能化に伴い、膨張黒鉛シート自体にも性能の
向上が求められるようになった。特に、機械的特性であ
る曲げ・引張強度及び液の浸透による漏れや著しい強度
低下が問題視されている。
鉛シートに対し補強材を用いる方法が提案されている。
この補強材には、金属板・金属箔・金網や高強度繊維及
びその織物などが使用されており、これら補強材を接着
剤によって膨張黒鉛シートに貼り合わせ、ガスケット等
を製造することが広く行われている。このような膨張黒
鉛シートと補強材の貼り合わせに使用される従来の接着
剤は、ゴム系・エポキシ系・アクリル系・ポリアミド系
などのものが主流であるが、上記市場ニーズの向上に伴
い、前記従来の接着剤については耐熱性・接着強度・耐
薬品性などの特性を十分に保持しているとは言い難いと
いう問題が指摘されるようになった。
ンツイミダーゾル系の優れた耐熱性を有する接着剤が開
発されているが、これらは特殊な高沸点溶剤を含んでい
るばかりか、その物理的性質により、高温高圧の過酷な
接着条件を満たす必要があり、コストも高く用途が限定
されるという難点を有していた。
に、エポキシ樹脂の改質がおこなわれており、例えば特
開昭60−260669号公報には、耐熱性エポキシ樹
脂系接着剤としてのトリスフェノールのトリグリシジル
エーテル他の多官能的エポキシ樹脂、硬化剤としての芳
香族ジアミン及び無機充填剤とからなる組成物が開示さ
れている。又、特開昭59−89380号公報や特開昭
60−79079号公報には、エポキシ樹脂にゴム成分
を分散させたエポキシ樹脂系接着剤組成物が開示されて
いる。
固体でポットライフが短く、作業性が悪かったり、耐熱
性の面で十分とはいえないものであった。又、特開昭6
2ー30122号公報には、ポリイミド樹脂に熱硬化性
のビスマレイミド化合物を添加して耐熱接着強さを高め
たものが記載されているが、硬化温度が275℃と高
く、実際のガスケット等の生産に供し得る接着条件には
ほど遠いものであった。
下で膨張黒鉛などを接着することができ、且つ、耐熱性
や耐薬品性、特に高温下での接着強度に優れた耐熱性接
着剤組成物を提供することを目的とする。
に本発明が採用した構成は、主としてポリカルボジイミ
ド樹脂とエポキシ樹脂とからなり、ポリカルボジイミド
樹脂の100重量部に対しエポキシ樹脂を1重量部以上
含有することを特徴とするか、主としてポリカルボジイ
ミド樹脂とエポキシ樹脂及びポリカルボジイミド樹脂の
硬化剤とからなり、ポリカルボジイミド樹脂の100重
量部に対しエポキシ樹脂を1重量部以上、ポリカルボジ
イミド樹脂の硬化剤を0.1重量部以上含有することを
特徴とするか、或いは、主としてポリカルボジイミド樹
脂とエポキシ樹脂及びエポキシ樹脂の硬化剤とからな
り、ポリカルボジイミド樹脂の100重量部に対しエポ
キシ樹脂を1重量部以上、エポキシ樹脂の100重量部
に対しエポキシ樹脂の硬化剤を0.1重量部以上含有す
ることを特徴とするものである。
ド樹脂は、例えば特開昭51−61599号公報に開示
されている方法、L.M.Alberinoらの方法
〔J.Appl.Polym.Sci.、21、199
9(1977)〕或いは特開平2−292316号公報
に開示されている方法などによって製造することができ
るものである。即ち、有機ポリイソシアネートから、イ
ソシアネートのカルボジイミド化を促進する触媒の存在
下に製造することができるのである。この場合の有機ポ
リイソシアネートとしては、例えば2,4−トリレンジ
イソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、
2,4−と2,6−トリレンジイソシアネートの混合
物、粗トリレンジイソシアネート、粗メチレンジフェニ
ルジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメ
チレントリイソシアネート、キシレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、リジ
ンジイソシアネート、水添メチレンジフェニルジイソシ
アネート、m−フェニルジイソシアネート、ナフチレン
−1,5−ジイソシアネート、4,4’−ビフェニレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイ
ソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフ
ェニルジイソシアネート、3,3’−ジメチルジフェニ
ルメタン−4,4’−ジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネートやこれらの混合物を挙げることができ
る。
分子量をモノイソシアネートの一種以上を用いることに
より、重縮合をある段階で停止させる等して調整しつつ
製造されたものでもよい。このようにポリカルボジイミ
ドの端末を封止してその分子量を制御するためのモノイ
ソシアネートしては、フェニルイソシアネート、(オル
ト、メタ、パラ)−トリルイソシアネート、ジメチルフ
ェニルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネー
ト、メチルイソシアネート等を例示することができる。
又、容易に類推されることであるが、この他にも末端封
止剤としては−OH,−NH2,−COOH,−S,−
NHアルキル末端を有する化合物約1モルと、芳香族ジ
イソシアネート2モルとの反応によって簡便に製造でき
るイソシアネート末端化合物から誘導されるものでもよ
い。
ルボジイミド化を促進する触媒としては、種々のものを
例示することができるが、1−フェニル−2−ホスホレ
ン−1−オキシド,3−メチル−2−ホスホレン−1−
オキシド,1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド
やこれらの3−ホスホレン異性体などが収率その他の面
で好適である。
溶媒又はテトラヒドロフランやテトラクロルエチレン等
の溶媒中で行うものであり、本発明ではこれらにより製
造した粉末状又はワニス状のポリカルボジイミド樹脂の
一種又は混合物を用いることができる。
しては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ノボ
ラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂などに代表されるグリシジルエーテル型エポキシ
樹脂;脂環式エポキシ樹脂;グリシジルエステル型エポ
キシ樹脂;複素環式エポキシ樹脂;液状ゴム変性エポキ
シ樹脂などの一分子中にエポキシ基を1個以上有するエ
ポキシ樹脂の1種又は混合物を挙げることができるが、
本発明で使用するエポキシ樹脂はこれらに限定されるも
のではなく、一般に知られているエポキシ樹脂であれば
いずれも使用することができ、中でも液状のものが好ま
しい。
樹脂の硬化剤としては、特開昭60−87460号公
報、特開昭61−235414号公報や特開昭61−2
68714号公報などに開示されている活性水素化合
物、即ち、分子中に1個以上のアミノ基、フェノール性
水酸基、アルコール性水酸基、カルボキシ基やチオール
基を有する化合物の1種又は混合物を例として挙げるこ
とができる。具体的には、尿素、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−イソプロピリデンジフェノール、アミノ
−S−トリアジン、1,3,5−トリヒドロキシトリア
ジン、ハイドロキノン、テレフタル酸、o・m−フタル
酸、チオフェノール、ピロメリッドイミド、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸、フェノールノボラックなどであ
る。
媒化するジアザビシクロウンデセン、p−ジメチルアミ
ノフェノール、トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘ
キサハイドロ−S−トリアジン、酢酸ナトリウム、酢酸
カリウム、第三級アミンなどもポリカルボジイミド樹脂
の硬化剤として使用することができる。
般的にエポキシ樹脂の硬化剤として公知のものであるポ
リアミン類、酸無水物、ポリフェノール、ポリメルカプ
タン等の1種又は混合物を例示することができる。具体
的には、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、トルエンジアミン、イ
ソホロンジアミン、N−アミノエチルピペラジン、3,
9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−
テトラオキシスピロ−(5,5’)ウンデカンアダク
ト、ジアミノジフェニルスルホン、m−フェニレンジア
ミン、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、無水
メチルナジック酸、無水ピロメリット酸、フェノールノ
ボラック、ポリメルカプタン、2,4,6−トリス(ジ
メチルアミノメチル)フェノール、2−エチル−4−メ
チルイミダゾール、BF3モノエチルアミン錯体やアミ
ノ樹脂などである。尚、ポリカルボジイミド樹脂及びエ
ポキシ樹脂の双方に対し硬化作用を示すものもあるが、
本発明ではこのような硬化剤を使用することもできる。
発明の耐熱性接着剤は、以下に述べるような方法により
製造することができる。
の場合は、まず、ポリカルボジイミド樹脂の一種又は混
合物を製造した後、エポキシ樹脂の1種以上を添加し、
混合するのである。この場合、エポキシ樹脂の添加量
は、ポリカルボジイミド樹脂100重量部に対し1重量
部以上とする。この場合、エポキシ樹脂を例えば200
重量部程度添加することも可能であるが、あまりに多量
のエポキシ樹脂を添加すると、ポリカルボジイミド樹脂
の耐熱性等に悪影響を及ぼすことがある。
し、あらかじめエポキシ樹脂の1種以上を添加し、ポリ
カルボジイミド樹脂の製造条件下で本発明の耐熱性接着
剤を製造することもできる。但し、このようにする場合
は、反応温度は好ましくは約150℃以下としなければ
ならず、約150℃以上の反応条件で製造すると、イソ
シアネート基とエポキシ基の反応が起こって、オキサゾ
リドンを与え、耐熱性や接着性の面で好ましくない。
後、エポキシ樹脂を添加して混合する方法では、エポキ
シ樹脂を添加した後にポリカルボジイミド樹脂又はエポ
キシ樹脂の硬化剤を加えることもできる。ポリカルボジ
イミド樹脂又はエポキシ樹脂の硬化剤を添加する時期
は、エポキシ樹脂の添加直後でも差しつかえないが、好
ましくは接着剤として使用する直前がよく、又、その添
加量は、ポリカルボジイミドの硬化剤の場合は該樹脂1
00重量部に対し0.1乃至50重量部程度、エポキシ
樹脂の硬化剤の場合は該樹脂100重量部に対し0.1
乃至100重量部程度である。
合も、ポリカルボジイミド樹脂の一種又は混合物を製造
した後、エポキシ樹脂の1種以上を添加し混合すればよ
い。この際のエポキシ樹脂の添加量は、ワニス状のポリ
カルボジイミド樹脂を用いる場合と同様である。尚、エ
ポキシ樹脂の形態については、液状・粉末状のどちらで
も差しつかえないが、液状のものが好ましい。即ち、液
状のものを使用することにより、得られる本発明接着剤
は無溶剤のペーストタイプのものとなり、使いやすく、
環境汚染性のないものが得られるからである。但し、エ
ポキシ樹脂に粉末状のものを使用し、粉末状の本発明接
着剤としても差しつかえなく、このような接着剤はその
まま或いは用時に溶媒を加えて使用することができる。
も、エポキシ樹脂を添加した後にポリカルボジイミド樹
脂又はエポキシ樹脂の硬化剤を前記と同様の割合で加え
ることもできる。ポリカルボジイミド樹脂又はエポキシ
樹脂の硬化剤を添加する時期は、エポキシ樹脂の添加直
後でも差しつかえないが、好ましくは接着剤として使用
する直前がよい。
を接着する方法は以下のとおりである。
は、被着体の少なくとも一方の接着面に塗布量が所定
量、例えば100g/m2となるように、はけ塗、スプ
レー、ロールコーターなどの一般的な塗布方法により塗
布し、その後に溶剤を徐去する。次に、接着すべき対象
を重ね合わせ、100℃以上の温度で数秒〜数分加圧し
接着するのである。加熱加圧後に、100〜250℃の
温度でアニーリングしてもよい。
しては、膨張黒鉛シート.金属板・箔などの金属材料、
ポリイミド・ポリアミド・ポリエステル・ポリカーボネ
ート・レーヨン・セルロース・フッ素樹脂・ゴム・フィ
ルム・成形体・不織布・紙の形状を有する高分子材料又
はガラス材料、ロックウール材料、セラミック材料、炭
素材料などの無機材料を挙げることができる。中でも膨
張黒鉛シート又は金属板・箔を被着体の少なくとも一方
に使用するものが好ましい。
被着体の少なくとも一方の接着面に上記と同様にして塗
布するか(ペースト状の場合)、ロールのクリアランス
を利用する等して適用し(粉状の場合)、もう一方の被
着体を重ね合わせ、100℃以上の温度で数秒乃至数分
加圧し、接着すればよい。加熱加圧後に、100〜25
0℃の温度でアニーリングしてもよい。尚、被着体とし
ては上記のものを一例として挙げることができるが、中
でも一方の被着体が膨張黒鉛シート又は金属板・箔であ
るものが性能面からいって好ましい。
明する
計、攪拌装置及び凝縮器を取付けた反応装置に、原料イ
ソシアネートとして80−TDI(2,4−トリレンジ
イソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの
8:2の混合物)、溶媒としてテトラヒドロフラン、触
媒として3−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−
1−オキシドを、下記の組成で投入し、リフラックス下
で70時間反応を行い、ワニス状ポリカルボジイミドを
得た。 80−TDI 150g テトラヒドロフラン 2400ml 触媒 0.3g 接着剤組成物の調製 上記合成したワニス状ポリカルボジイミドと、エポキシ
樹脂としてエピコート828(油化シェルエポキシ
(株)製)を下記の組成で混合し、目的とする接着剤組
成物の調製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 90g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を、厚さ50μmのステンレ
ス板に塗布量10g/m2で塗布した。これを70℃で
10時間乾燥をした。乾燥後のステンレス板に厚さ0.
8mmの膨張黒鉛を重ね合わせ、200℃、10分、1
0Kgf/cm2の条件下で加熱加圧を行い、シート状
の接着物を得た。
熱接着性を以下のようにして測定した。 接着性の評価 JIS−K5400に準じ、接着直後の碁盤目テープ試
験により評価を行った。 耐熱接着性の評価 接着したシート状物を250℃、70時間加熱した後、
JIS−K5400に準じ、碁盤目テープ試験により評
価を行った。
レンに変更すると共に下記の割合で原料を投入し、リフ
ラックス下で5時間反応を行い、ワニス状ポリカルボジ
イミドを得た。 80−TDI 275g テトラクロルエチレン 2400ml 触媒 0.55g 接着剤組成物の調製 上記合成したワニス状ポリカルボジイミドとエポキシ樹
脂を下記の組成で混合し、目的とする接着剤組成物の調
製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 160g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
フランとテトラクロルエチレンの両者を用いると共に、
下記の割合で原料を投入し、リフラックス下で10時間
反応を行い、ワニス状ポリカルボジイミドを得た。 80−TDI 212g テトラヒドロフラン 1200ml テトラクロルエチレン 1200ml 触媒 0.42g 接着剤組成物の調製 上記合成したワニス状ポリカルボジイミドとエポキシ樹
脂を下記の組成で混合し、目的とする接着剤組成物の調
製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 130g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
−MDI(4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト)に変更すると共に、下記の割合で原料を投入し、リ
フラックス下で17時間反応を行い、ワニス状ポリカル
ボジイミドを得た。 p−MDI 136g テトラヒドロフラン 2400ml 触媒 0.27g 接着剤組成物の調製 上記合成したワニス状ポリカルボジイミドとエポキシ樹
脂を実施例1と同様の組成で混合し、目的とする接着剤
組成物の調製を行った。 シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
DI(ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネー
ト)に変更すると共に、下記の割合で原料を投入し、リ
フラックス下で10時間反応を行い、ワニス状ポリカル
ボジイミドを得た。 EDI 136g テトラヒドロフラン 2400ml 触媒 0.27g 接着剤組成物の調製 上記合成したワニス状ポリカルボジイミドとエポキシ樹
脂を実施例1と同様の組成で混合し、目的とする接着剤
組成物の調製を行った。 シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
ODI(トリジンジイソシアネート)に変更すると共
に、下記の割合で原料を投入し、リフラックス下で20
0時間反応を行い、ワニス状ポリカルボジイミドを得
た。 TODI 134g テトラヒドロフラン 2400ml 触媒 0.27g 接着剤組成物の調製 上記合成したワニス状ポリカルボジイミドとエポキシ樹
脂を実施例1と同様の組成で混合し、目的とする接着剤
組成物の調製を行った。 シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
て80−TDIとp−MDIの両者を用いると共に、下
記の割合で原料を投入し、リフラックス下で20時間反
応を行い、ワニス状ポリカルボジイミドを得た。 80−TDI 57g p−MDI 83g テトラヒドロフラン 2400ml 触媒 0.28g 接着剤組成物の調製 上記合成したワニス状ポリカルボジイミドとエポキシ樹
脂を実施例1と同様の組成で混合し、目的とする接着剤
組成物の調製を行った。 シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
樹脂としてエピコート828を下記の割合で原料を投入
し、リフラックス下で17時間反応を行い、ワニス状ポ
リカルボジイミドを得た。 80−TDI 112g エピコート828 150g テトラヒドロフラン 2400ml 触媒 0.3g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
と、エポキシ樹脂としてエピコート828を下記の割合
で混合し、目的とする接着剤組成物の調製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 10g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
と、エポキシ樹脂としてエピコート828を下記の割合
で混合し、目的とする接着剤組成物の調製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 180g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
と、エポキシ樹脂としてエピクロンN−730(大日本
インキ化学(株)製)を下記の割合で混合し、目的とす
る接着剤組成物の調製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピクロンN−730 90g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
と、エポキシ樹脂としてエピクロンN−665XP(大
日本インキ化学(株)製)を下記の割合で混合し、目的
とする接着剤組成物の調製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピクロンN−665XP 90g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
ドの硬化剤としてカルボジイミド三量化触媒SA−50
1(サンアプロ(株)製)をあらかじめ混合し、これに
実施例1において合成したワニス状ポリカルボジイミド
を混合し、目的をする接着剤組成物の調整を行った。組
成は下記の通りりであった。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 90g SA−501 0.9g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
と、エポキシ樹脂としてエピコート828及びエポキシ
樹脂の硬化剤としてDDS(ジアミノジフェニルスルホ
ン)を下記の割合で混合し、目的とする接着剤組成物の
調製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 90g DDS 30g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
と、エポキシ樹脂としてエピコート828及びエポキシ
樹脂の硬化剤としてHY830(チバガイギー(株)
製)を下記の割合で混合し、目的とする接着剤組成物の
調製を行った。 ワニス状ポリカルボジイミド 2000ml エピコート828 90g HY830 50g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を実施例1と同様に使用し、
シート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られ
たシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
計、攪拌装置及び凝縮器を取付けた反応装置に、原料イ
ソシアネートとしてp−MDI及びフェニルイソシアネ
ート、溶媒としてテトラクロロエチレン、触媒として3
−メチル−1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシ
ドを、下記の組成で投入した。リフラックス下で6時間
反応を行い、室温に冷却することにより粉末が生成し
た。この粉末を濾取し、乾燥を行った後、ボールミルで
粉砕すると目的物である粉末状のポリカルボジイミドが
得られた。 p−MDI 100g フェニルイソシアネート 9.52g テトラクロロエチレン 350ml 触媒 0.2g 接着剤組成物の調製 上記合成した粉末状ポリカルボジイミドとエポキシ樹脂
としてエピコート828を下記の組成で混合し、目的と
する接着剤組成物の調製を行った。 粉末状ポリカルボジイミド 100g エピコート828 11.1g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を、厚さ100μmのポリイ
ミドフィルムに塗布量8g/m2で塗布した。これに厚
さ200μmの膨張黒鉛を重ね合わせ、200℃、10
分、10Kgf/cm2の条件下で加熱加圧を行い、シ
ート状の接着物を得、実施例1と同様にして、得られた
シート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
とエポキシン樹脂としてエピクロンN−730を下記の
組成で混合し、ペースト状の接着剤組成物の調製を行っ
た。 粉末状ポリカルボジイミド 100g エピクロンN−730 45g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を、厚さ100μmのポリイ
ミドフィルムに塗布量13g/m2で塗布した。これに
厚さ100μmのステンレス板を重ね合わせ、200
℃、10分、10Kgf/cm2の条件下で加熱加圧を
行い、シート状の接着物得、実施例1と同様にして、得
られたシート状物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
と、エピコート828及びエポキシ樹脂の硬化剤として
DDS(ジアミノジフェニルスルホン)を下記の割合で
混合し、目的とする接着剤組成物の調製を行った。 粉末状ポリカルボジイミド 100g エピコート828 100g DDS 33g シート状物の接着 上記調製した接着剤組成物を、厚さ100μmの銅板に
塗布量10g/m2で塗布した。これに厚さ0.8mm
の膨張黒鉛シートを重ね合わせ、200℃、10分、5
0Kgf/cm2の条件下でプレスを行い、シート状の
接着物を得、実施例1と同様にして、得られたシート状
物の接着性及び耐熱接着性を測定した。
使用し、シート状の接着物を得た。更に実施例1と同様
にして、得られたシート状物の接着性及び耐熱接着性を
測定した。 エピコート828 150g HY830 90g テトラヒドロフラン 2000ml
例と同様に使用し、シート状の接着物を得た。更に実施
例1と同様にして、得られたシート状物の接着性及び耐
熱接着性を測定した。
ついての測定結果を以下の表1に示す。表1から明らか
なように、本発明の接着剤は常態における接着性及び耐
熱接着性のいずれにおいても優れているが、比較例の接
着剤は耐熱接着性に劣っていることがわかった。
Claims (3)
- 【請求項1】 主としてポリカルボジイミド樹脂とエポ
キシ樹脂とからなり、ポリカルボジイミド樹脂の100
重量部に対しエポキシ樹脂を1重量部以上含有すること
を特徴とする耐熱性接着剤組成物。 - 【請求項2】 主としてポリカルボジイミド樹脂とエポ
キシ樹脂及びポリカルボジイミド樹脂の硬化剤とからな
り、ポリカルボジイミド樹脂の100重量部に対しエポ
キシ樹脂を1重量部以上、ポリカルボジイミド樹脂の硬
化剤を0.1重量部以上含有することを特徴とする耐熱
性接着剤組成物。 - 【請求項3】 主としてポリカルボジイミド樹脂とエポ
キシ樹脂及びエポキシ樹脂の硬化剤とからなり、ポリカ
ルボジイミド樹脂の100重量部に対しエポキシ樹脂を
1重量部以上、エポキシ樹脂の100重量部に対しエポ
キシ樹脂の硬化剤を0.1重量部以上含有することを特
徴とする耐熱性接着剤組成物。
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