JP3036657B2 - エポキシ樹脂接着剤組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂接着剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂接着剤組
成物に関し、特に、構造用接着剤として特に油面鋼板接
着性における剪断強度と剥離強度のバランスに優れた樹
脂接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】構造用接着剤は航空・宇宙・車両・船舶
・建築・土木・電気・電子などの幅広い産業分野で使用
されている。
【0003】近年、これらの分野において従来使用され
てきた構造部材である鋼板、アルミニウム等の金属材料
も軽量化の方向で薄肉鋼板、ラミネート鋼板などが用い
られるようになってきた。
【0004】これに伴ない、従来の溶接接合では接合強
度の低下、溶接部の変形などの弊害が生じ、ウエルドボ
ンド接合、接着接合に対する期待が高まっている。
【0005】工業的には、プレス油、防錆油などの除去
工程が省略できれば経済的メリットが高く、また除去工
程においても除去困難な部位も存在する。このような部
位の接着には油面接着性が必須条件となる。
【0006】上記のような性能を有する接着剤として
は、エポキシ樹脂系接着剤、アクリル系接着剤及びポリ
ウレタン系接着剤などが知られている。(例えば、特開
昭60−235877号、同54−26000号、同6
0−206882号、同49−97052号、同50−
35232号、同54−86562号等各公報)
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、アク
リル系接着剤においては、熱時強度劣化や作業性に問題
があり、またポリウレタン系接着剤においては、油面接
着性、耐水性に劣るなどの問題があった。一方、エポキ
シ樹脂系接着剤についても、その改良例として特開昭5
4−26000号公報において提案されているウレタン
変性エポキシ樹脂からなる接着剤組成物が知られている
が、接着強度は優れているものの油面接着性に関しては
充分とは云えなかった。かかる現状に鑑みて、本出願人
は、ゴム変性エポキシ樹脂とウレタンプレポリマーとを
反応して得られる変性エポキシ樹脂(A)と潜在性硬化
剤(B)との組成物が優れた油面接着性を発揮すること
を見出し、先に提案した(特開昭63−205379、
特開平2−45587)。これらは前記した接着剤組成
物に比較して確かに優れた油面接着性を有するが、適用
される鋼板接着構造物の構造・形態さらに該鋼板接着構
造物の使用条件によっては、接着力、剪断強度・剥離強
度のバランスが必ずしも充分とは言えないことが判明し
た。
【0008】
【問題点を解決するための手段】従って、本発明は、構
造用接着剤としてさらに油面鋼板への接着性が良好であ
り、かつ機械的強度に優れたエポキシ樹脂接着剤組成物
を提供することを主たる目的とするものである。
【0009】そして、その目的は本発明によれば、 (A)下記(a)と(b)を反応せしめて得た変性エポ
キシ樹脂100重量部と、 (a)末端カルボキシル基を有する数平均分子量1,0
00〜7,000のジエン系液状ゴムで変性した変性エ
ポキシ化合物を含むエポキシプレポリマー(但し、エポ
キシプレポリマー中のジエン系液状ゴム成分の量は40
重量%以内である) (b)数平均分子量500〜3,000のポリエーテル
ポリオールとポリイソシアネート化合物とを反応して得
たウレタンプレポリマー (B)飽和ポリエステル樹脂0.5〜100重量部と (C)潜在性硬化剤2〜30重量部とを含有することを
特徴とするエポキシ樹脂接着剤組成物、により達成され
る。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
接着剤組成物に配合されるA成分は、(a)末端にカル
ボキシル基を有する数平均分子量1,000〜7,00
0のジエン系液状ゴムで変性した変性エポキシ化合物を
含むエポキシプレポリマー(但し、エポキシプレポリマ
ー中のジエン系液状ゴム成分の量は40重量%以内であ
る)と、(b)数平均分子量500〜3,000のポリ
エーテルポリオールとポリイソシアネート化合物とを反
応して得たウレタンプレポリマーと、を反応させた変性
エポキシ樹脂である。
【0011】このA成分は、上記変性エポキシ樹脂から
のみなっていてもよく、あるいは上記変性エポキシ樹脂
と未変性エポキシ化合物の混合物であってもよい。上記
(a)成分のエポキシプレポリマーを得るのに用いるエ
ポキシ化合物としては、通常のエポキシ樹脂系接着剤の
成分として用いられる、一分子中に平均二個以上のエポ
キシ基を有するエポキシ化合物が用いられる。そのよう
なエポキシ化合物の例としては、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラ
ック型エポキシ樹脂、多官能フェノール型エポキシ樹
脂、および各種のハロゲン化エポキシ樹脂を挙げること
ができる。また、レゾルシノールとエピハロヒドリンと
の反応で得られるジグリシジルエーテル化合物、グリシ
ジルエステル型エポキシ樹脂、ポリグリコール型エポキ
シ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂、ヒダントイン型エポ
キシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂なども用い
ることができる。エポキシ化合物は単独でも、あるいは
2種類以上混合しても使用することができる。
【0012】エポキシ化合物の変性に用いられる末端カ
ルボキシル基を有するジエン系液状ゴムの例としては、
カルボキシル基末端のアクリロニトリルブタジエンゴ
ム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、ポリク
ロロプレンゴムなどで、その数平均分子量が1,000
〜7,000程度の液状ゴムを挙げることができる。特
に、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリブタジエン
ゴムが好ましい。代表的商品としては、 ハイカー(Hycar) CTBN 1300×8 ハイカー(Hycar) CTBN 1300×13 ハイカー(Hycar) CTBN 2000×162 (以上、いずれもB.F.グッドリッチ社製) NISSO PB C−1000 NISSO PB C−2000 (いずれも日本曹達(株)製) POly bd R−45MA (出光石油化学(株)製) 等を挙げることができる。
【0013】これらの数平均分子量はVPO法等で測定
することができる。 (a)成分のエポキシプレポリマー中に含まれるジエン
系液状ゴムは、40重量%以内の量であり、これを超え
るとゴム質となり、剪断強度が低下する。なお、(a)
成分のエポキシプレポリマー中に含まれるジエン系液状
ゴムは3〜35重量%であることが好ましい。エポキシ
化合物とカルボキシル基末端ジエン系液状ゴムとの反応
は通常80〜200℃、好ましくは100〜170℃で
行なわれる。
【0014】(b)成分のウレタンプレポリマーの調製
に用いるポリオールとしては、ポリエーテルポリオール
及びポリエステルポリオールがあるが、特にポリエーテ
ルポリオールが望ましい。ポリエーテルポリオールは、
ポリウレタンの合成において一般的に用いられるもので
良く、その具体的な例としては、次に列挙する化合物が
挙げられるが、これらに限られるものではない。すなわ
ち、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイドなどの環状オキサイドやオキシシクロブ
タン、テトラヒドロフランなどの環式化合物の開環重合
体及び共重合体、アルキレンオキサイドを塩基性触媒及
びグリコール、グリセロールなどの多価アルコールまた
は第一級モノアミンの共存下に重合させることにより得
られるポリオキシアルキレングリコールと称されるもの
が用いられる。
【0015】本発明に用いられるポリエーテルポリオー
ルは、上記のうち好適なものとして、ポリオキシテトラ
メチレングリコール及びポリオキシプロピレングリコー
ルなどが挙げられる。本発明に用いられるポリエーテル
ポリオールの数平均分子量は500〜3,000、特に
500〜2,000が好ましく、分子量が500より小
さくなると接着強度が向上せず、3,000を超えると
油面接着性が低下する。
【0016】次に、(b)成分のウレタンプレポリマー
調製用のポリイソシアネート化合物としては、イソシア
ネート基を一分子中に複数個有する化合物であって、例
えばヘキサメチレンジイソシアネート、2,4−ジイソ
シアネート−1−メチルシクロヘキサン、2,6−ジイ
ソシアネート−1−メチルシクロヘキサン、ジイソシア
ネートシクロブタン、テトラメチレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネートのような脂肪族または脂環族のジ
イソシアネート化合物のほか、2,4−トリレンジイソ
シアネート、トリレン−2,6−ジイソシアネート、ジ
フェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、3−メ
チルジフェニルメタン−4′,4−ジイソシアネート、
フェニレンジイソシアネート、クロロフェニレン−2,
6−ジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシ
アネート、ジフェニルー4′,4′−ジイソシアネー
ト、1,3,5−トリイソプロピルベンジン−2,4−
ジイソシアネート、ジフェニルエーテルジイソシアネー
トのようなトリイソシアネート化合物が単独もしくは混
合して用いられる。
【0017】本発明において好適に用いられるポリイソ
シアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネートが挙げられる。分子末端にイソシアネート基
を有するウレタンプレポリマーを得るために前記ポリエ
ーテルポリオールとポリイソシアネートとを反応せしめ
る方法は、ウレタンプレポリマーを合成する場合に用い
られる一般的合成方法が適用されるものであり、ポリオ
ールに比して過剰のモル比からなるポリイソシアネート
にポリオールを逐次添加する方法によって得られる。
【0018】本発明における分子末端にイソシアネート
基を有するウレタンプレポリマーの調製においては、特
にポリエーテルポリオール中の水酸基に対しポリイソシ
アネート化合物中のイソシアネート基が過剰の状態で反
応させる。さもなくば油面接着強度が低下する。(a)
成分のエポキシプレポリマーと(b)成分のウレタンプ
レポリマーとの反応は、100〜150℃にて2〜3時
間反応させればよく、イソシアネート基が消失するまで
反応を行なう。
【0019】(A)成分中に含まれる(b)のウレタン
プレポリマーは、(a)のエポキシプレポリマー100
重量部に対し、2〜40重量部、好ましくは2〜30重
量部反応せしめるのが良く、40重量部を超えると油面
接着性が低下し、2重量部未満では接着強度が向上しな
い。
【0020】(B)成分の飽和ポリエステル樹脂は通常
公知の方法で製造され得るものであり、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、
1,10−デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジ
カルボン酸、1,2−ドデカンジカルボン酸、1,2−
オクタデカンジカルボン酸、アイコサンジカルボン酸、
シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキサヒドロフタル酸、
テトラヒドロフタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸成
分、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、
プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、1,
10−デカンジオール、ネオペンチルグリコール、スピ
ログリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオール等
のグリコール成分及びリンゴ酸、酒石酸、ε−オキシカ
プロン酸、1,2−ヒドロキシステアリン酸、β−ヒド
ロキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸成分等か
ら得ることができる。また本発明の趣旨を損なわない範
囲の量のトリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット
酸、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリ
スリトールの如き、1分子中に3個以上のエステル形成
性官能基を有する化合物を用いても差支えないことはも
ちろんである。本発明の飽和ポリエステルの分子量は、
通常、1,000〜30,000、好ましくは、2,0
00〜20,000である。
【0021】また、本発明に用いる飽和ポリエステルの
ガラス転移温度は−15℃以下が好ましく、特に−20
〜−50℃が好ましい。−15℃を超えると、接着強度
が低く、又剪断強度と剥離強度とのバランスが悪くな
る。本発明の飽和ポリエステルの添加量は0.5〜10
0重量部である。0.5重量部未満では剥離強度が向上
せず、100重量部を超えると剪断強度が低下しすぎ
る。好ましくは5〜70重量部である。
【0022】飽和ポリエステル樹脂の市販品として UE3400(ユニチカ製) ガラス転移温度 −20℃ バイロンGN−915P(東洋紡)ガラス転移温度 −20℃ バイロンGN−935P(東洋紡)ガラス転移温度 −25℃ PES 095P(東亜合成) ガラス転移温度 −40℃ PES 110P(東亜合成) ガラス転移温度 −32℃ 等がある。
【0023】次に(C)成分として用いられる潜在性硬
化剤には、エポキシ樹脂用硬化剤として一般に用いられ
るものが使用される。例えば、ジシアンジアミド、グア
ニジン誘導体、トリアジン誘導体、イミダゾール誘導
体、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、酸ヒドラ
ジッド化合物、N,N′ージアルキル尿素誘導体、N,
N′−ジアルキルチオ尿素誘導体、アミンアダクト化合
物等が挙げられ、これら一種以上を使用に供する。潜在
性硬化剤の配合量は、A成分の変性エポキシ樹脂100
重量部に対して2〜30重量部、好ましくは5〜30重
量部で選定すればよい。2重量部未満では硬化不充分の
ため接着強度が発現せず、30重量部を超えるとガラス
状となってもろくなる。
【0024】本発明のエポキシ樹脂接着剤組成物は、上
述の(A),(B)および(C)成分を所定の割合で配
合することにより調製できるが、必要に応じて公知の添
加剤、例えば充填剤(炭酸カルシウム、クレー、シリ
カ、カーボンブラック、金属粉)、顔料、耐炎剤、レベ
リング剤、チキソトロピー付与剤などを添加してもよ
い。なお、A成分(変性エポキシ樹脂)、B成分(飽和
ポリエステル樹脂)、(C)成分(潜在性硬化剤)との
混合および各種添加剤などの添加等は、各種の混合装置
を使用して行なうことができ、そのような目的で用いる
混合装置の例としては、ロール、ニーダー、エクストル
ーダーなどを挙げることができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明がこれら実施例に限定
されるものではない。 (A)成分の変性エポキシ樹脂を下記のようにして調製
した。 例1 (a)市販のエポキシ化合物100部[(油化シェルエ
ポキシ社製品)エピコート828(23部)、エピコー
ト1001(23部)、エピコート872(可撓性エポ
キシ、54部)]およびハイカー(B.F.グッドリッ
チ製)55部[CTBN1300×13(数平均分子量
3500)]を反応容器に仕込み窒素気流中、150
℃、3時間反応させて、エポキシプレポリマーを得た。
エポキシプレポリマー中のジエン系液状ゴム成分は3
5.4重量%である。 (b)反応容器中に2,4−トリレンジイソアネート
(TDI)23部を仕込み、窒素置換後、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール100部[PTG1500
(保土ヶ谷化学工業社製、数平均分子量1500)]、
PTG:TDI(モル比)=1:2を110℃で滴下
後、3時間反応させてウレタンプレポリマーを得た。
【0026】A 変性エポキシ樹脂の合成 (a)エポキシプレポリマーと(b)ウレタンプレポリ
マーとの反応は(a)100部と(b)3.3部とを窒
素ガス下液状となるまで加熱した後混合し、120℃、
3hrイソシアネート基の赤外線吸収ピークがなくなる
まで反応させ、変性エポキシ樹脂を得た。
【0027】例2,3 例1の各原料の種類、配合量を変えた以外例1と全く同
じ反応条件で変性エポキシ樹脂を得た。これらの配合を
表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】接着剤組成物 例1〜3で調製した(A)成分変性エポキシ樹脂と
(B)、(C)成分等を表2に示す配合比で、ブラベン
ダー(樹脂温度94〜95℃、回転数25〜30rp
m、30〜240分混練)で混合した後脱泡して、エポ
キシ樹脂接着剤組成物を得た。これらの物性を表2に示
す。なお、物性値の試験方法は次のとおりである。 剪断強度:JIS K6850に準拠して行なった。
試験片はJIS G3141による厚さ1.6mmの鋼
板の間にラップ長12.5mm、接着厚さ0.15mm
に接着剤を塗布し、170℃、30分で硬化し作製し
た。試験は東洋ボールドウィン社製テンシロン引張試験
機を用い、引張速度5mm/minで行なった。 剥離強度:JIS K6854に準拠してT型剥離試
験を行なった。試験片はJIS G3141による厚さ
0.8mmの鋼板間に接着厚さ0.15mmに接着剤を
塗布し、170℃、30分で硬化し作製した。試験は東
洋ボールドウィン社製テンシロン引張試験機を用い、引
張速度200mm/minで行なった。 なお、上記、の鋼板は防錆油(メタルガード#83
1、モービル石油化学社製)中に浸漬したのち、24時
間大気中で懸垂したものを用いた。
【0030】以上の実施例および比較例の結果より明ら
かなように、本発明のエポキシ樹脂接着剤組成物によれ
ば、油面鋼板においても優れた接着強度と優れた剪断強
度・剥離強度のバランスを示す。なお、本発明のエポキ
シ樹脂接着剤組成物が脱脂鋼板に対しても有効なことは
論をまたない。
【0031】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 1/00 - 201/10 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記(a)と(b)を反応せしめて
    得た変性エポキシ樹脂100重量部と、 (a)末端カルボキシル基を有する数平均分子量1,0
    00〜7,000のジエン系液状ゴムで変性した変性エ
    ポキシ化合物を含むエポキシプレポリマー(但し、エポ
    キシプレポリマー中のジエン系液状ゴム成分の量は40
    重量%以内である) (b)数平均分子量500〜3,000のポリエーテル
    ポリオールとポリイソシアネート化合物とを反応して得
    たウレタンプレポリマー (B)飽和ポリエステル樹脂0.5〜100重量部と (C)潜在性硬化剤2〜30重量部と を含有することを特徴とするエポキシ樹脂接着剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 (B)の飽和ポリエステル樹脂のガラス
    転移温度が−15℃以下である請求項1のエポキシ樹脂
    接着剤組成物。
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