JPH05238905A - 動物咬害防止用樹脂組成物およびその成形品 - Google Patents

動物咬害防止用樹脂組成物およびその成形品

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JPH05238905A
JPH05238905A JP7306392A JP7306392A JPH05238905A JP H05238905 A JPH05238905 A JP H05238905A JP 7306392 A JP7306392 A JP 7306392A JP 7306392 A JP7306392 A JP 7306392A JP H05238905 A JPH05238905 A JP H05238905A
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resin
microcapsules
resin composition
core substance
average particle
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JP7306392A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kurata
三男 倉田
Keishin Okui
敬信 奥井
Kanji Yoshizawa
寛治 吉沢
Taro Yuki
太郎 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電線、ケーブル、ホース、チューブ、パイプ、
テープ、シート、プレートなどの樹脂成形組成物を動物
の咬害から防止する。 【構成】カプサイシン類を芯物質としたマクロカプセル
を含有する動物咬害防止用樹脂成形組成物およびその成
形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動物の咬害を防止する性
能を有する樹脂組成物およびその成形品ならびにそれに
用いられるマイクロカプセル製剤に関するものであり、
電力、通信、信号等のケーブル被覆材、包装資材、機器
類、建築物の構造物等に広範に用いられている樹脂成形
品及び樹木等のネズミ類やその他動物類による咬害を防
ぐために用いられる。
【0002】
【従来の技術】ネズミ類やその他の動物類による農林業
の被害防止、営業用ビル、マンション、家屋、食料倉
庫、工場、電気設備施設、通信設備施設への侵入防止、
包装材料、電線、電話線、信号・通信ケーブル、コンピ
ューター施設等の咬害防止に有効な手段のひとつとして
種々の忌避剤が報告され、その内の一部は実際には使用
されている。例えば天然樹脂および合成樹脂の表面に処
理する忌避剤としてはシクロヘキシミド、ZAC(ジン
ク・ジメチルジチオカーバーメートとシクロヘキシルア
ミン複合体)、トリアルキル錫化合物等が、また、樹脂
類に混合できる忌避剤としてはシクロヘキシミド、ZA
C、R−55(ターシャリ・ブチルスルフェニル・ジチ
オカーバーメート)等が挙げられる。
【0003】特に1950年に発見された抗生物質シク
ロヘキシミドはネズミ類に優れた咬害防止効果を有する
為、広範に利用されているが、抗生物質であるため価格
が高く、また、比較的毒性が強い上に人に対する味覚が
ほとんどないため、家庭用の電気コード等に処理された
ものを幼児等が嘗めた場合に危険性がある等で使用しに
くい面がある。また、シクロヘキシミドは水溶性が高
く、高温等で分解しやすいため、マイクロカプセル化し
て影響を少なくして電線などへ練り込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のシクロヘキシミ
ドがネズミ類に対する優れた咬害防止効果がある反面、
高価であること、毒性が比較的強く人に対する味覚がほ
とんどないこと、水溶性が高く、高温で分解されやすい
等、自然界或いは加工工程での影響を受けやすいことを
鑑み、本発明者等は同様の分野に使用でき、より有効で
安全な物或いは方法を開発することを課題として、鋭意
研究した結果、自然界に存在するトウガラシの辛味成分
であるカプサイシン類に注目し、それを発展させて本発
明を完成させた。
【0005】カプサイシン類に関しては、過去、トウガ
ラシの抽出液を液剤の形で野ネズミ、野ウサギ等からの
植物を保護するための忌避剤として使ったり、カプサイ
シン類化合物を塗料に混入して対象物に塗布し、対象物
を子供が噛んだり嘗めたりして起こる鉛中毒(鉛含有塗
料による)を防止しようとする試みがあった。(特開昭
49−112932)。
【0006】しかし、本発明の目的である樹脂成形品或
いは樹木等のネズミ類に代表される動物による咬害をカ
プサイシン類を使用して防止する場合、塗料にして表面
処理するのでは皮膜が薄く、剥離等により長期間に亘っ
て活性を持続させることは難しく、また、液剤の噴霧で
は長期間の効力を期待することが難しいだけでなく、作
業者の衣類、手足等に薬液が付着するといつまでも辛味
成分が残り、強い刺激性もあることから取り扱いにくい
欠点があり、あまり使用されておらず、より安全な使用
方法が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記の課題
を解決するにあたって、カプサイシン類が強烈な辛味お
よび刺激性を有し取り扱いが難しい反面、動物類に優れ
た忌避性を有すること、自然界しかも食物中に存在する
こと、一般的に樹脂類を成形する温度である200℃以
下ではほとんど気化しないし、分解も起こらなく、ま
た、樹脂成分および可塑剤等との相溶性が比較的あり、
難水溶性であるため樹脂加工しやすく自然界での影響を
受けにくいことに着目し、鋭意研究した結果、カプサイ
シン類を芯物質としたマイクロカプセル製剤を樹脂中に
含有させて使用することにより強烈な辛味および刺激性
が飛散等により他所に移ることなく適度にマスクされ、
しかも動物咬害防止用に十分実用性があることを見出
し、本発明に達した。更に、都合のよいことにこの樹脂
成形物は適度の辛味を有し、幼児や子供が嘗めたり齧っ
たりすることを防止できるのも利点である。以下に本発
明を詳細に説明する。
【0008】本発明は式(1)で示されるカプサイシン
類を芯物質としたマイクロカプセル製剤を含有してなる
動物咬害防止用樹脂組成物およびその成形品ならびに当
該マイクロカプセル製剤に関する。
【0009】 (式中Rは炭素数7〜12のアルキル基、アルキニル基
またはアルケニル基を示す。)
【0010】式(1)のRのうちより好ましいものは以
下のような炭素数が7〜10のRのもの等が挙げられる
がこれらに限定される訳ではない。
【0011】RがCH3 (CH2 6 −のもの(カプリ
リックアシドバニリルアミド)、RがCH3 (CH2
7 −のもの(ノニリックアシドバニリルアミド)、Rが
CH3 (CH2 8 −のもの(デシリックアシドバニリ
ルアミド)、Rが(CH3 2 CH(CH2 5 −のも
の(ノルジヒドロカプサイシンI)、Rが(CH3 2
CH(CH2 6 −のもの(ジヒドロカプサイシン)、
Rが(CH3 2 CH(CH2 7 −のもの(ホモジヒ
ドロカプサイシンI)、RがCH3 CH2 CH(C
3 )(CH2 4 −のもの(ノルジヒドロカプサイシ
ンII)、RがCH3CH2 CH(CH3 )(CH2 6
−のもの(ホモジヒドロカプサイシンII)、Rが(CH
3 2 CHCH=CH(CH2 4 −のもの(カプサイ
シン)、Rが(CH3 2 CHCH2 CH=CH(CH
2 4 −のもの(ホモカプサイシンI)、RがCH3
2 CH(CH3 )CH=CH(CH2 4 −のもの
(ホモカプサイシンII)。
【0012】本発明の式(1)の化合物はトウガラシか
ら抽出することもでき、該トウガラシ抽出物は以下のよ
うにして得ることができる。
【0013】乾燥し、粉砕したトウガラシをメタノー
ル、エタノール等のアルコール系溶剤、エチルエーテル
等のエーテル系溶剤、アセトン等のケトン系溶剤、ベン
ゼン等の芳香族系溶剤、ジクロルエタン、クロロホルム
等の塩素系溶剤等で抽出し、濾過した後、濾液をエバポ
レーターで加温、減圧して溶剤を留去し、トウガラシ抽
出物を得る。また、この抽出物をシリカゲルまたはアル
ミナ等を使用したカラムクロマトグラフィーを利用して
より高濃度のカプサイシン類を含むトウガラシ抽出物を
得ることができる。
【0014】本発明で用いるマイクロカプセル製剤中の
カプサイシン類の濃度は樹脂組成物全体に対して通常
0.01〜10%好ましくは0.1〜5%で有効であ
り、使用形態における種々の条件を考慮して効力と経済
性に鑑み決定すればよい。該マイクロカプセル製剤を樹
脂に含有させる方法としては直接樹脂材料および可塑剤
や顔料等の補助剤に添加して混和し、成形する通常の公
知の方法や、予め樹脂材料に高濃度に含有させたマスタ
ーバッチを作成しておき、成形する時に他の樹脂材料で
希釈して所定の濃度にする公知の方法等がある。
【0015】カプサイシン類を予めマイクロカプセル化
しておき上記の方法で樹脂に含有せしめる利点としては
以下のことが挙げられる。即ちカプサイシン類は熱可塑
性樹脂等とともに加熱して成形するとき、刺激性の強い
気化物質が極めて僅かではあるが発生し、製造現場では
慎重な対策が必要とされるが、マイクロカプセル化した
カプサイシン類ではほとんど問題なく好都合となる。
【0016】また、成形された樹脂表面に多少残存する
辛味が抑制され、取り扱い易くなったにもかかわらずネ
ズミ類に対する咬害防止効果は抑制されず逆に高まるこ
とが確認されたが、これはネズミ類が対象物を齧った時
にカプセル膜が破壊され、カプセル内の高濃度のカプサ
イシン類が強烈な辛味となって刺激し、より効果的に働
いたと推察される。使用できるマイクロカプセル化技術
は特に限定はされず、一般的に知られているところの例
えばカプセル化される側のカプサイシン類を含む芯物質
に膜材を溶解してこれに不溶の分散媒中(通常は水)に
分散させ、攪拌しながら分散媒に可溶の反応材を添加し
て分散粒子の表面で両者を反応させて芯物質を内包した
高分子のカプセル膜を形成せしめる界面重合法、或いは
分散粒子か分散媒のどちらか一方のみから膜材が供給さ
れ分散粒子の表面でカプセル膜が形成されるIn situ重
合法、その他、コアセルベーション、気中カプセル化法
等の何れの方法でマイクロカプセル化してもよい。
【0017】また、液中でのマイクロカプセル化に於い
ては芯物質は液状であることが好ましく、この場合、加
温して液状にしても溶剤でカプサイシン類を溶解して液
状にしてもよく、溶剤としてはブチルエーテル、エチル
ビニルエーテル等のエーテル類、ヘプタン、キシレン等
の脂肪族、芳香族の炭化水素類、ジクロロメタン、トリ
クロロエタン等の有機塩素類、マシン油等の鉱油類、植
物油類、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、リン
酸エステル、マレイン酸エステル等、低分子エポキシ化
合物等の主に樹脂類の可塑剤として使用される溶剤が挙
げられるがこれらに限定されるものではない。水中に芯
物質を微小粒子で分散させ、その粒子表面で被膜を作る
界面重合やIn situ重合法等のマイクロカプセル化法
では、分散粒子のコントロ−ルや、効率良いカプセル化
を行うために分散剤が重要な役割を果たす。分散剤とし
ては水溶性のものが使用され、例えば、アクリル酸重合
物、(メタ)アクリル酸共重合物(アクリル酸メチル等
のアクリル酸エステル、アクリル酸アミド、アクリロニ
トリル、スチレンスルホン酸、酢酸ビニル等との共重合
物)、マレイン酸共重合物(スチレン、エチレン、プロ
ピレン、メチルビニルエ−テル、酢酸ビニル、イソブチ
レンとの共重合物)、カルボキシメチルセル−ス、メチ
ルセルロ−ス、ポリビニルアルコ−ル等の高分子物質、
キサンタンガム、アラビアガム、アルギン酸ソ−ダ等の
天然多糖類、ポリオキシエチレンアルキルアリルエ−テ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル、ポリオキシ
エチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニル縮合物、ポリオキシエチレンアルキルアミノ
エ−テル、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロオピレンブロックポリマ
−、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、(アルキル)ナフタレンスル
ホン酸ホルムアルデヒド縮合物等の界面活性剤が挙げら
れ、これらを1種または2種以上組み合わせて使用で
き、芯物質を分散させる系全体に対して通常0.01〜
10%、好ましくは0.1〜5.0%を使用する。
【0018】使用方法としては使用する水にこれら分散
剤の所定量を溶解しておき、攪拌しながらこれに難水溶
性あるいは非水溶性の芯物質を加えるか、加えた後攪拌
するかして分散系を作成する。但し、芯物質に可溶の界
面活性剤については芯物質に溶解しておいてもよい。
【0019】一般的に界面重合法とIn situ重合
法によるマイクロカプセル化の工程は、(1)カプサイ
シン類を水中に懸濁させ分散系を作成する工程と(2)
その分散粒子の表面で膜材を反応させて樹脂膜によるマ
イクロカプセルを作成する重合反応工程の2段階に分け
られるが、マイクロカプセルの粒子径は(1)の分散系
の作成工程でほぼ決定され、(2)の重合反応工程では
極端に速い攪拌等ではなく、通常に攪拌している限りで
は粒子径に殆ど影響を与えない。そのため分散系の作成
工程でカプセル粒子の設計に合わせた分散剤及び攪拌方
法(攪拌機、攪拌スピ−ド等)等を選択することが重要
である。
【0020】また、必要に応じてその他の補助剤例えば
カプサイシン類の酸化を防止するための酸化防止剤など
を内包させることもできる。液中カプセル化の膜材とし
てはモノマー、低分子プレポリマー、架橋剤、重合開始
剤等によって反応させる尿素樹脂、メラミン樹脂、グア
ナミン樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリウレ
ア、
【0021】ポリウレタン、ポリエステル、ゼラチン
等、また、気中カプセル化法の膜材としてはポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸、セルロースアセテート、
ポリメタクリレート等が挙げられこれらの1種または2
種以上を使用すればよいが好ましくはメラミン樹脂をカ
プセルの膜材として使用すると動物による咬害忌避効果
は高くなることが判明した。
【0022】具体的には、メラミンとホルムアルデヒド
あるいはその初期縮合物(メチロールメラミン)を原料
とし、酸性下において、In−situ重合法によって、マ
イクロカプセルを調製することができる。しかし、これ
らに限定されるわけでなく、使用形態や種々の条件、経
済性等に鑑み適宜使用すればよいものである。
【0023】また、本発明で使用できるマイクロカプセ
ル製剤はカプサイシン類を通常は1%(重量)以上好ま
しくは5〜80%(重量)含有する粉体にするが、この
場合のドライ化する方法としてはスプレードライヤー、
多段式温風乾燥機、真空乾燥機等何れの方法でもよく、
特に限定されない。また、マイクロカプセル中の芯物質
と膜材の重量比は、通常1:0.01〜1:10好まし
くは1:0.1〜1:2であるが、特にこの範囲に限定
されない。
【0024】本発明においてマイクロカプセルの平均粒
径は5〜15μmに調整されるが、この範囲はカプサイ
シン類が動物咬害防止効果を示す上では、樹脂中でマイ
クロカプセルに包まれて高濃度に局存することによって
高い効果を示す。さらに、樹脂他の材料との混合、特に
熱可塑性樹脂に混練する工程でマイクロカプセルの破壊
を防ぎ、咬害防止効果を高めるためにも平均粒径を5〜
15μmに調整することが好ましい。粒径の調整は、芯
物質の粘度、分散時の温度、分散装置、その回転速度・
回転数、分散時間、分散剤の種類およびその添加量等に
よって影響される。例えば、1リットル容量の家庭用ミ
キサ−中で1リットルの分散液(分散系)を得る場合、
分散液の温度を20〜50℃とし、回転数1000〜2
000rpmで5分間処理することによって所望の粒径
が得られる。また、1リットル容量の丸底フラスコ中で
1リットルの分散液(分散系)を得る場合、攪拌羽根の
長さ7cmのものを使用し、分散液の温度を50〜85
℃とし、回転数700〜1500rpmで30分間処理
することにより所望の粒径が得られる。
【0025】本発明の樹脂組成物およびその成形品に於
いてカプサイシン類を芯物質とするマイクロカプセルを
含有せしめる樹脂には特に限定されないが、半合成樹
脂、純合成樹脂、天然樹脂、合成ゴム、共重合樹脂およ
び2種以上の樹脂を混練若しくはグラフト化したプラス
チックアロイ等を1種或いは2種以上使用することがで
きる。
【0026】具体的には半合成樹脂としてはニトロセル
ロース、アセチルセルロース、プロピオン酸セルロー
ス、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース等があり、純合成樹脂の熱可塑性樹脂
としてはポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹
脂、フッソ樹脂、シリコン樹脂、ポリカーボネート、ポ
リエーテル樹脂等があり、熱硬化性樹脂としてはフェノ
ール樹脂、フルフラール樹脂、キシレン樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アルキド樹脂、フラ
ン樹脂、アニリン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリイミド樹脂等がある。合成ゴムとしてはジエン
系、オレフィン系、アクリル系、シリコン系、フッソ系
等が挙げられ、天然樹脂としてはコバール、ロジン、天
然ゴム及びこれを硫化したものが挙げられるが、本発明
の目的に最も頻繁に使用されるのは加工しやすい純合成
の熱可塑性樹脂類や熱可塑性のあるゴム類であり、熱に
よって影響されにくいカプサイシン類には最も適してい
る樹脂と言える。尚、これらの樹脂にはその加工性や安
定性をはかるために可塑剤、安定剤、難燃剤、滑剤、着
色剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の補助剤の
ほかに例えば病害虫防除剤、植物コントロール剤等を処
理しての他の機能を付加させてもよい。本発明の樹脂成
形組成物の代表的な使用形態は次の通りである。
【0027】1) 熱可塑性樹脂を主体とした樹脂加工
品(成形品)一般 電気通信・電力・光通信等のケーブル類、電気器具およ
び電気配線などのコード類への練り込み。 2) 家具、建築物の内・外装資材、コンテナ類、ホー
ス、チューブ、パイプ、プレート、ネット、包装容器、
包装資材への処理。 3) 繊維加工品における糸への処理。 4) 各種テープ、シートへ処理し、動物による咬害を
防止すべき対象物(器材、樹木等)に貼り付けたり巻き
付けたりして使用。 5) シーラントコーキング材、パテ他各種樹脂類のペ
ースト状製品へ練り込んでネズミ類の侵入口 等を封
鎖して使用。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する(以
下、部は重量部を表す)。
【0029】実施例1 フタル酸ジオクチル75部にノニリックアシドバニリル
アミド10部とミリオネートMR−400(日本ポリウ
レタン社製)10部を溶解し、これを1%のポリビニル
アルコール水溶液300部中に分散させ、O/W型エマ
ルジョンを調製した。一方、水95gをエチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミンの各2.5gを溶解し、上記
のエマルジョンを攪拌しながらこれに滴下し、60℃で
3時間反応を続けポリウレア膜の水中懸濁状マイクロカ
プセル(平均粒径14μm)を調製し、スプレードライ
ヤーで乾燥し、水分を除去して10%のノニリックアシ
ドバニリルアミドを内包するマイクロカプセル剤を得
た。PVC樹脂配合物(PVC樹脂(重合度1,10
0)100重量部、ジオクチルフタレート50重量部を
ペンシェルミトキサーにて混合したPVC樹脂配合物)
をバンドリーミキサーで150℃で熔融した後、上記、
マイクロカプセルを加えて3分間混練した。次に2本ロ
ール機(140℃、2分間)で板状にした後にカットし
てマイクロカプセルを含んだコンパウンドを作製した。
このコンパウンドを2本ロール機(180℃10分間)
を用いてノニリックアシドバニルアミド0.2%含有す
るあっさ1mmのポリ塩化ビニルシートを作製した。
【0030】実施例2 フタル酸ジオクチル65部にノニリックアシドバニリル
アミド10部とゼバシン酸クロライド20部を溶解し、
これを1%ポリビニルアルコール水溶液200部中に分
散させ、O/W型エマルジョンを調製した。一方、水8
0部にエチレンジアミン、ジエチレントリアミンの各5
部及び水酸化ナトリウム10部を溶解し、上記のエマル
ジョンを攪拌しながらこれに滴下し、60℃で3時間反
応を続け、ポリアミド膜の水中懸濁状マイクロカプセル
を調製した。
【0031】このマイクロカプセルの平均粒径は10μ
mであった。これをスプレードライヤーで乾燥し、ノニ
リックアシドバニリルアミドを10%内包するマイクロ
カプセル剤を得た。このマイクロカプセルを用いて実施
例1と同様の方法でコンパウンドを作製し、ノニリック
アシドバニリルアミド0.2%を含有する厚さ1mmのポ
リ塩化ビニルシートを作製した。
【0032】実施例3 アジピン酸ジオクチル70部にノニリックアシドバニリ
ルアミド10部を溶解し、これを、スチレン無水マレイ
ン酸樹脂を少量の水酸化ナトリウムと共に溶解して調製
したpHが4.5の3%水溶液200部中に加え、1リ
ットル容量の家庭用ミキサ−(松下電器社製MX−M
2)で分散温度35℃回転数1200rpmで5分間処
理しO/W型エマルジョンを調製した。一方、メラミン
ホルマリンプレポリマー水溶液「スミレズレジン61
3」(商品名、住友化学社製)の50%水溶液35部
を、上記エマルジョンに回転速度250rpmで攪拌し
ながら滴下し、70℃で3時間攪拌を続け、メラミン樹
脂膜の水中懸濁状マイクロカプセルを調製した。このマ
イクロカプセルの平均粒径は12μmであった。
【0033】これをスプレードライヤーで乾燥し、実施
例1と同様の方法でビニルコンパウンドに添加し、ノニ
リックアシドバニリルアミド0.2%を含有する厚さ1
mmのポリ塩化ビニルシートを作製した。
【0034】実施例4 フタル酸ジオクチル65部にノニリックアシドバニリル
アミド10部を溶解し、これを、スチレン無水マレイン
酸樹脂を少量の水酸化ナトリウムと共に溶解して調製し
たpHが4.5の3%水溶液200部中に加え、1リッ
トル容量の丸底フラスコに入れ、長さ7cmの攪拌羽根
を取りつけ、分散液の温度85℃、回転数1100rp
mで30分間処理し、O/W型のエマルジョンを調製し
た。一方、メラミンホルマリンプレポリマー水溶液「ス
ミレズレジン613」(商品名、住友化学社製)の50
%水溶液50部を、上記エマルジョンに回転速度350
rpmで攪拌しながら滴下し、70℃で3時間攪拌を続
け、メラミン樹脂膜の水中懸濁状マイクロカプセルを調
製した。このマイクロカプセルの平均粒径は11μmで
あった。
【0035】これをスプレードライヤーで乾燥し、実施
例1と同様の方法でビニルコンパウンドに添加し、ノニ
リックアシドバニリルアミド0.2%を含有する厚さ1
mmのポリ塩化ビニルシートを作製した。
【0036】実施例5 実施例4と同様の方法で、分散条件のみを変え、メラミ
ン樹脂膜の水中懸濁状マイクロカプセルを調製した。こ
のマイクロカプセルの平均粒径は3μmであった。これ
を実施例1と同様の操作で乾燥し、ビニルコンパウンド
に添加し、ノニリックアシドバニリルアミド0.2%を
含有する厚さ1mmのポリ塩化ビニルシートを作製した。
【0037】実施例6 実施例4と同様の方法で、分散条件のみを変え、メラミ
ン樹脂膜の水中懸濁状マイクロカプセルを調製した。こ
のマイクロカプセルの平均粒径は30μmであった。こ
れをスプレードライヤーで乾燥し、実施例1と同様の方
法でビニルコンパウンドに添加し、ノニリックアシドバ
ニリルアミド0.2%を含有する厚さ1mmのポリ塩化ビ
ニルシートを作製した。
【0038】対照例1 実施例1と同様の方法でカプサイシンをビニルコンパウ
ンドに添加してカプサイシンを0.2%含有する厚さ1
mmのポリ塩化ビニルシートを作製した。
【0039】対照例2 実施例1と同様の方法でカプサイシン類を35%含有す
るトウガラシのメタノール抽出液をビニルコンパウンド
に添加してカプサイシン類を0.2%含有する厚さ1mm
のポリ塩化ビニルシートを作製した。
【0040】対照例3 実施例1と同様の方法でノニリックアシドバニリルアミ
ドをビニルコンパウンドに添加してノリニックアシドバ
ニリルアミド0.2%含有する厚さ1mmのポリ塩化ビニ
ルシートを作製した。
【0041】対照例4 カプサイシン類およびそのマイクロカプセルを添加せず
実施例1と同様の方法で厚さ1mmkポリ塩化ビニルシ
ートを作製した。 試験例1−1 ラットにおける咬害防止効果 試験方法;対照例1、対照例2、対照例3、対照例4お
よび実施例1のシートを75×150mmに切断し、二つ
折にしてラット用固形試料2個を入れ、三方をホチキス
で止め、試験試料とする。この試料を体重約400gの
ラットを3匹入れた飼育ケージに入れて一昼夜放置し、
シートのラットによる咬害面積を調べた。1ケージには
各対照例と実施例を1個ずついれ、5ケージ試験した。
【0042】結果
【0043】実施例1は対照例に比較して顕著な咬害防
止効果があり実用的であった。対照例中、対照例4は特
に悪るく、全て中の飼料が食べられていた。
【0044】試験例1−2 ラットにおける咬害防止効果 試験方法;試験例1−1と同様の方法で試験試料を飼育
ケージに入れ一昼夜放置し実施例2、実施例3、実施例
4、実施例5、実施例6及び対照例4のシートのラット
による咬害面積を調べた。
【0045】結果
【0046】実施例では、いずれも対照例4に比較して
顕著な咬害防止効果があり実用的であった。また、実施
例2のポリアミド膜のマイクロカプセルに較べ、実施例
3、実施例4、実施例5及び実施例6のメラミン樹脂膜
マイクロカプセルは、咬害防止効果が勝った。更に、実
施例3及び実施例4のマイクロカプセルの平均粒径が5
μm〜15μmのマイクロカプセルは、実施例5及び実
施例6のマイクロカプセルの粒径、平均粒径が上記の範
囲から外れるマイクロカプセルに比べ咬害防止効果が勝
った。
【0047】試験例2−1 人による辛味及び皮膚刺激性試験 試験方法;(辛味)各実施例及び実施例に使われた各成
分であるカプサイシン、ノニリックアシドバニリルアミ
ド、トウガラシのメタノール抽出液を嘗めて辛味を官能
試験した。(皮膚刺激性)人の腕の内側にシートは3cm
角を貼りつけ各成分はほんの僅か(約1mg)を塗って2
時間の刺激性を調査した。
【0048】結 果;(辛味)各成分を舌の先に極微
量につけただけで口全体に焼けるような辛味を感じた
が、実施例1のマイクロカプセル剤を含有させたシート
では嘗めても多少の辛味を感じただけだった。また、対
照例1、2、3は比較的強い辛味を感じた。(皮膚刺激
性)各成分の場合は塗布後からひりひりした強い刺激性
を感じたが、実施例ではいずれも感じられなかった。
【0049】試験例2−2 人による辛味及び皮膚刺激性試験 試験方法;実施例2〜6のシートについて、試験例2−
1と同様の試験方法で、辛味及び皮膚刺激性について調
べた。 結 果;(辛味)実施例2〜6のマイクロカプセルを
含有させたシートは、嘗めても多少の辛味を感じただけ
であった。(皮膚刺激性)実施例2〜6のマイクロカプ
セルを含有させたシートでは、刺激は感じられなかっ
た。
【0050】試験例3−1 シート加工時のカプサイシン類の安定性 試験方法;対照例1、3、実施例1のシート約5gを正
確に量り採り、テトラヒドロフラン100mlを正確に加
えて70℃で2時間還流抽出し、冷却後、No.5Cの
濾紙で濾過し、濾液1mlにアセトニトリル9mlを正確に
加えて塩化ビニルを析出させ、再び濾過した後、液体ク
ロマトグラフィーでカプサイシンまたはノニリックアシ
ドバニリルアミドを定量分析し、シートに処理した成分
の量と比較して加工時の熱による分解消失を調べた。
【0051】結果 いずれも加工時に熱等による分解消失はほとんどなく、
加工可能であった。
【0052】試験例3−2 シート加工時のカプサイシン類の安定性 試験方法;実施例2〜6のシートを試験例3−1と同様
の方法でノニリックアシドバニリルアミドを定量分析
し、シートに処理した成分の量と比較して加工時の熱に
よる分解消失を調べた。
【0053】結果 いずれも加工時に熱等による分解消失はほとんどなく加
工可能であった。
【0054】試験例4−1 シート表面の遊離成分量測定 試験方法;5×5cmの対照例1、3、実施例3のシート
2枚を蒸留水50mlで3時間振盪し、洗浄液中の成分量
を液体クロマトグラフィ−で定量分析し、試料中に含有
していた成分量に対する百分率を計算して遊離成分率と
した。
【0055】結果 実施例1のマイクロカプセル剤を含有させたシートの遊
離成分率は対照例1、3の1/3以下であった。
【0056】試験例4−2 シート表面の遊離成分量測定 試験方法;実施例2〜6のシートを試験例4−1と同様
の方法で遊離成分率を測定した。
【0057】結果 実施例のいずれも遊離成分率は極めて低く試験例4−1
と同様に問題ないと推察された。
【0058】
【発明の効果】本発明のマイクロカプセル化されたカプ
サイシン類を含有した樹脂成形品は優れた動物咬害防止
効果を有し、
【0059】特に、メラミン樹脂膜でマイクロカプセル
化されたカプサイシン類の場合は効果が高く、その中で
も、マイクロカプセルの粒径が5μm〜100μmの範
囲に90%以上あり、且つ平均粒径が15μm〜50μ
mのマイクロカプセルは、更に効果が高かった。
【0060】また、耐水性、耐熱性にも優れているため
加工性に富み、加工工程および使用場面での効力の低下
は非常に少なく、長期間安定的に効力を持続することが
できかつ人に対する刺激性及び辛味が顕著に軽減され取
扱いが容易になった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1)で示されるカプサイシン類を芯物
    質としたマイクロカプセルを含有することを特徴とする
    動物咬害防止用樹脂組成物。 (式中Rは炭素数7〜12のアルキル基、アルキニル基
    又はアルケニル基を表す。)
  2. 【請求項2】マイクロカプセルの平均粒径が5μm〜1
    5μmである請求項1記載の動物咬害防止用樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】マイクロカセルの膜材がメラミン樹脂であ
    る請求項1または2記載の動物咬害防止用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】樹脂が熱可塑性樹脂である請求項1、2ま
    たは3の動物咬害防止用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の樹脂組成
    物を成形して得られた動物咬害防止用樹脂成形品。
  6. 【請求項6】電線、ケーブル、ホース、パイプ、テー
    プ、シート、またはプレートに成形された請求項5記載
    の樹脂成形品。
  7. 【請求項7】式(1)で示されるカプサイシン類を芯物
    質とし、マイクロカプセルの平均粒径が5〜15μmで
    あるマイクロカプセル製剤。
  8. 【請求項8】膜材がメラミン樹脂である請求項7記載の
    マイクロカプセル製剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2012201618B2 (en) * 2012-03-19 2014-05-08 Hiraoka & Co., Ltd. Bird and animal repellant sheet
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CN115014564A (zh) * 2022-08-04 2022-09-06 河北微探电子设备有限公司 一种可恢复式差定温型感温电缆

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