JPH1112105A - 鳥獣忌避剤組成物 - Google Patents

鳥獣忌避剤組成物

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JPH1112105A
JPH1112105A JP9171331A JP17133197A JPH1112105A JP H1112105 A JPH1112105 A JP H1112105A JP 9171331 A JP9171331 A JP 9171331A JP 17133197 A JP17133197 A JP 17133197A JP H1112105 A JPH1112105 A JP H1112105A
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repellent
repellent composition
microcapsule particles
composition according
birds
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JP9171331A
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Yoshikazu Takashima
芳計 高島
Sadaaki Hayashi
貞昭 林
Yoshiyuki Mimura
義行 三村
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NISSEI TEKUNIKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラス、ハト、ネズミ、ネコ等の鳥獣の接近
を防ぎ無傷で撃退するのに有効であって効力持続性のあ
る新しい鳥獣忌避剤組成物を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 揮発性で臭気を出す鳥獣忌避剤、あるい
はこれと担体との混合物を徐放性付与性のある壁材膜で
包被してなるマイクロカプセル粒子が有機質結合剤を溶
解、含有する水または有機溶剤中に分散されてある分散
液の形であることを特徴とする、鳥獣忌避剤組成物が開
発された。この組成物はカラス、ハト、ネコ、ネズミ、
イヌ等に対する忌避効果を持続できることが認められ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食物、廃棄食物ま
たは畑、庭、家屋内部、倉庫等に接近するカラス、ハ
ト、ネズミ、ネコ等の鳥獣を無傷で撃退させるのに有用
である効力持続性のある忌避剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】田畑を荒すカラス、ネズミを撃退する手
段はすでに古くから工夫されており、また庭および家屋
内部、倉庫等に侵入するハト、ネズミ、ネコを無傷に撃
退する種々な手段も工夫されて来た。
【0003】例えば、レモン等の植物抽出成分を塗布さ
れた塩化ビニルフィルムの薄板を釣り下げる形態にした
鳥用忌避具、またカンキツ系の天然精油と香料を溶解含
有する樹脂製のロープ状の形態のイヌ・ネコ用忌避具、
レモングラス油等の植物抽出成分を配合したエアゾール
状ネコ用忌避剤、オレンジやガーリック等の天然物から
抽出した忌避性成分を封入したマイクロカプセルを樹脂
のエマルジョンと混合した混合物を、軽石にコーチング
して粒度1.2から2.3mmに整粒した形態のイヌ・ネコ用忌
避剤等が考案されている。しかし、これらの考案物はハ
トや犬・猫にたいしては一定の効果があるが、ハシブト
カラスやハシボソカラス等のカラス類にはあまり有効で
はないことが認められている。カラスに対して考案され
た撃退法として、種々の駆除対策が考案されているが、
これらの対策は経験的な方法が多く、永続性のある決定
的な駆除方法となっていないのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の例示した鳥獣の
うち、カラスが道路、空き地に出された生ごみ袋を荒す
ことは良く見られる。破れた生ごみ袋から散乱した生ご
みは異臭を出して衛生的にも悪い。カラスは知能も高
く、これを撃退する手段が種々工夫されたが、永続的に
効果のある駆除手段は未だ見い出されていない。また、
ハトは多数繁殖してフン害を及ぼすが、ハトを傷つけな
いが効果的に且つ永続的に撃退する十分な手段も未だ見
出されていない。
【0005】カラス、ハトのみならず、ネズミ、ネコ、
イヌ等が食物、あるいは人間の使用物、等に接近して何
らかの害を加えるのを防ぐため、これら鳥獣を無傷で撃
退または駆逐するのに有用である効力持続性のある忌避
剤が常に要望されている。
【0006】本発明者らは、鳥獣を無傷で撃退できる効
力持続性のある新規な忌避性薬剤を開発する目的で種々
検討をした。その結果、実験によって、揮発性のサリチ
ル酸メチル、サリチル酸エチル、メントールの臭気をカ
ラスが嫌うことを認めた。また、ハトはけい皮酸アミド
またはその他のけい皮酸誘導体を配合した餌を喰べるけ
れども、何度か喰べた後には嫌悪する習性をもつことが
知られているが、実験の結果として、カラスも同様な習
性を有することを本発明者らは認めた。 その他の実験
によれば、メントール、ハッカ油、サリチル酸メチル、
サリチル酸エチル、けい皮酸アミドのようなけい皮酸誘
導体、トウガラシエキス、ノニル酸ワニルアミド、ニコ
チン酸ベンジルエステルがカラス、ハト、ネズミ、ネ
コ、イヌ等の鳥獣に対して忌避剤として有効に作用でき
ることが今回、認められた。これらの鳥、ネズミ、ネ
コ、イヌ等は、これらの忌避剤化合物を嗅覚および(ま
たは)味覚上で嫌悪する習性を有すると推定される。
【0007】特に、カラスは強烈な臭いを有する物質に
対して回避行動をとることが知られるが、強い化合物臭
は人にとっても好ましくない。 本発明者らは、先づ、
サリチル酸メチルをゼラチン−アラビアゴム壁材で包被
してなるマイクロカプセル粒子をアクリル樹脂系の結合
剤を溶解した酢酸エチル中に分散し、これによってサリ
チル酸メチルを封入したマイクロカプセル粒子の分散液
を調製し、この分散液を、生ごみを入れたポリエチレン
製袋の表面にスプレー法で塗布し、カラスの飛来する屋
外に放置する実験を行った。この実験において、カラス
は上記の生ごみ袋に一度は近づき突ついたが、異臭を感
じて直ちに飛び去った。他の場所に実験場所を移して実
験を反復した時も同様なことが観察された。
【0008】カラスは知能が高いため、意味不明な物体
あるいは不快な経験のある物体を必要以上に警戒する習
性があり、この習性のため、上記のサリチル酸メチル入
りマイクロカプセル粒子を塗布した生ごみ袋を突ついた
時にマイクロカプセル粒子の破壊によりサリチル酸メチ
ル臭が放出することを覚えることによって、カラスは上
記サリチル酸メチル入りのマイクロカプセルを塗布して
ある生ごみ袋に接近しなくなることが認められた。
【0009】さらに実験を重ねて、上記の各種の忌避剤
化合物は徐放性マイクロカプセルに封入されて他物の表
面に塗着された時には、カラス、ハト、ネズミ、ネコ等
に対して忌避作用を有効に発揮できることを本発明者は
知見した。これらの知見に基づいて本発明をなすに至っ
た。
【0010】従って、本発明によれば、揮発性で臭気を
出す鳥獣忌避剤の1種またはそれ以上、あるいは該忌避
剤と液状または固体状担体との混合物を、徐放性付与性
のある壁材膜で包被してなるマイクロカプセル粒子が有
機質結合剤を溶解、含有する水または有機溶剤中に分散
されてある分散液の形であることを特徴とする、鳥獣忌
避剤組成物が提供される。
【0011】本発明の忌避剤組成物において、マイクロ
カプセルに包被、封入される忌避剤(成分)は、そのまま
の形で封入されてもよいが、液状担体、例えば水、メタ
ノール、エタノール、酢酸エチルのような有機溶剤また
はオリーブ油等に溶かした溶液の形、あるいはでんぷ
ん、タルクのような多孔質固体との混合物の形で封入さ
れてもよい。マイクロカプセルに封入される忌避剤(成
分)の量は、該化合物の揮発性の強弱および効力の持続
時間、等を配慮して適宜に設定できる。
【0012】忌避剤(成分)を封入したマイクロカプセ
ル粒子を分散させる連続液相は、水であってもよい。し
かし、本組成物を他物または基材表面に塗布後に早く乾
燥塗膜を形成し易くするために揮発性の有機溶剤、例え
ばメタノール、エタノール、酢酸エチルまたはアセトン
よりなるのがよい。この水または有機溶剤の量は組成物
の重量について10〜65%であるのがよい。
【0013】分散液の連続液相をなす水または有機溶剤
中には、本組成物を他物または基材表面に塗布後に形成
される塗膜中でマイクロカプセル粒子を結合し且つ(ま
たは)該表面に固着させるために、水溶性のまたは有機
溶媒可溶性の有機質結合剤を溶解、含有する。分散液の
液相中に溶解させる有機質結合剤は、合成重合体系の接
着剤または結合剤、あるいは天然ゴム系の接着剤である
ことができ、その配合量は、組成物の重量について5〜
40%の範囲にあるのが好ましい。 有機結合剤の配合量
が多すぎると、マイクロカプセル粒子からの忌避剤成分
の揮発を妨害するが、少なすぎるとマイクロカプセルと
基材表面との接着が弱い。
【0014】有機質結合剤の好ましい例は、ブチラール
系樹脂、アクリル系樹脂、ケイ素樹脂、アルキッド樹
脂、エポキシ樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂ま
たはポリエステルである結合性樹脂、あるいはウレタン
樹脂、クロロプレン系樹脂、イソブチレン系樹脂、ブタ
ジエン系樹脂、CNTB、アクリル樹脂、等であるゴム
系接着剤である。
【0015】本発明組成物を噴霧法あるいはブラシまた
ははけ塗り法で基材表面に塗布した時の塗膜に十分な厚
さおよび機械的強度を与えるために、本発明組成物の液
相中に充填剤として酸化チタン、タルク、ベントナイ
ト、カオリン、活性炭、ホワイトカーボン、クレー、シ
クロデキストリン等を配合することが好ましい。これら
充填剤は、本組成物を噴霧法でスプレー塗布する場合に
は、塗膜のタレ防止にも有効である。 また、マイクロ
カプセル粒子の液中の懸濁安定性をよくするために、界
面活性剤、および(または)アラビアゴムまたはでんぷ
んの如き粘稠剤を配合でき、また塗膜の所在を明示する
ために黒、白、赤、黄色の着色料または蛍光染料を配合
できる。
【0016】本発明の組成物中に分散されているマイク
ロカプセル粒子の配合量は組成物の重量について1〜20
%の範囲であるのがよい。マイクロカプセルの粒径は1
μ〜100μが適当である。
【0017】上記のマイクロカプセル粒子は忌避剤成分
を徐放性付与性の壁材膜で包被して作製されるが、その
作製法は既知のマイクロカプセル化技術によるものであ
る。壁材膜は、その内方の芯物質中の忌避剤成分を透過
して揮発できて徐放するために適当な膜厚、多孔度およ
び(または)透過性を有するものとする。
【0018】上記のマイクロカプセル壁材膜をなす材料
は尿素、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ゼラチン、アラ
ビアゴム、ゼラチン−アラビアゴム混合物であるのがよ
い。しかし、一般的には、具体的なマイクロカプセル壁
材料としては、ゼラチン、アラビアゴム、カルボキシメ
チルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ポリアクリル酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウ
ム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコー
ル、アルブミン、デキストラン、スターチ、カゼイン、
アガー、グルテン等、がある。また、ポリ塩化ビニル、
ポリカーボネート、ポリビニルホルマール、セルロース
アセテート、ポリウレタン、ポリスチレン、スチレン−
マレイン酸共重合体、ポリアクリル、ポリアミド、ポリ
イミド、塩ビ−酢ビ共重合体、ポリエステル、酢酸プロ
ピオン酸セルロース、天然ゴム、ケトン樹脂、ニトロセ
ルロース、セラックシリコーン、フッ素系ポリマー等々
も適している。
【0019】これらの壁材を用い、化学的手法の界面重
合法、in situ重合法、液中硬化被覆法、あるいは物理
化学的手法のコアセルベーション(相分離)法、界面沈殿
法、あるいは物理的手法のスプレードライ法、気中懸濁
被覆法、高速気流中衝撃法等によりマイクロカプセル化
する。
【0020】さらに、本発明の忌避剤組成物は、噴射ノ
ズルおよびバルブ付きの通常のスプレー容器中に噴射用
圧縮ガスと共に封入することによって、スプレー剤の形
にすることができる。
【0021】上記のようにスプレー剤とする場合、噴射
用ガスは、圧縮空気でもよいが携帯用の場合はLPG
(液化石油ガス)、ジメチルエーテル(DME)、二酸化
炭素、イソヘキサン等が適しており、これをスプレー容
器内にマイクロカプセル粒子を噴霧散布するために必要
な圧力源として圧入する。本発明のスプレー剤型の忌避
剤組成物を入れるスプレー容器は、圧縮ガスの噴射エネ
ルギーで霧化し散布するもので内部混合式でもよいし、
外部混合式であってもよい。前者では気液の混合が空気
キャップ内で行なわれるものが、後者では忌避剤液ノズ
ルとガスキャップの前面外部で行なわれる。
【0022】なお、忌避剤を内包したマイクロカプセル
粒子は、スプレー散布後に基材上の単位面積当り(m
m2 )5〜100個程度になるように本発明忌避剤を施用す
ることが好ましい。5個以下の場合には効果がうすれ、
100個以上だと臭いが強すぎて、かえって生理的に忌避
効果が弱まることが認められた。
【0023】実施例1 ゼラチンの10%水溶液30gとアラビアゴムの10%水溶液
30gとを混合し、その混合液を30分間攪拌した。次いで
その混合液の液温を30℃に加温した後、該混合液を 700
〜1000rpmで攪拌しながら、エル型−メントール50%含
有ハッカ油9gを滴下容器から滴下して加えた。その
後、精製水を加えコアセルベーションを起こさせた。反
応容器の外周を循環する低温冷媒により反応液の温度を
下げ3℃とした。グルタルアルデヒドを加え、pHを弱
アルカリ化することによりゼラチン−アラビアゴムを硬
化させた。この状態で45分間放置後、毎分7℃の昇温速
度で25℃まで昇温した。1lの水で希釈後、3日間静置
した。水部分を除去した後、スプレードライ装置で乾燥
し、マイクロカプセル粒子よりなる粉末を得た。
【0024】上記のマイクロカプセル粒子を下記の割合
で結合剤および有機溶剤と混合し、十分に攪拌して均一
化した。 マイクロカプセル粒子 25重量部 結合剤(アクリル樹脂系ゴム) 10重量部 有機溶剤(酢酸エチル) 65重量部
【0025】得られた均質な液状組成物をノズル付きス
プレー容器の収液部に入れ、噴射用ガス供給源として圧
縮ジメチルエーテル(DME)を加圧装填した。これに
よって、スプレー剤型の忌避剤組成物が調製された。
【0026】実施例2 尿素、メラミンおよびホルムアルデヒドを反応させて作
ったプレポリマー 800gに対して、回転数 1200rpm、反
応液の pH 3.3、温度32℃の条件下でサリチル酸メチル
の135gを滴下し、これによって、in situ法でマイクロ
カプセルを作成した。このマイクロカプセルを下記の諸
成分と混合して下記の組成の忌避剤組成物を得た。
【0027】 マイクロカプセル粒子 15重量部 アクリル樹脂系接着剤 (商品名:ニカゾール,日本カーバイト(株)製) 15重量部 シリカゲル 10重量部 タルク 6重量部 非イオン系界面活性剤 2重量部 精製水 52重量部
【0028】試験例1 実施例1で得た本発明による忌避剤組成物のスプレー剤
を、生ごみが入ったポリエチレン袋表面にスプレー容器
から吹き付け、該組成物の吹き付け量をマイクロカプセ
ル粒の換算量として約5mg/cm2 の割合にして直径ほぼ
10cmの円形状に白色の塗膜を作った。この生ごみ袋を屋
外のごみ置場に放置して、これに接近するカラス、ネコ
の行動を観察した。ごみ袋にカラス、ネコは一度は近よ
るが、放出されたメントール臭を嗅ぐとごみ袋から遠去
ることが確認でき、忌避効果が認められた。ポリエチレ
ン袋に付着したメントール臭は8〜12時間持続すること
が認められた。
【0029】試験例2 実施例2で得た本発明の忌避剤組成物を、塩化ビニル樹
脂シートの中央部にマイクロカプセル粒の換算量として
約7mg/cm2 の量でほゞ直径10cmの円形に塗布した。
塗布5分後に、焼魚または焼肉を入れた小皿をシート中
央部に置いてから、イヌ1頭またはネコ1頭をシート上
に放ち、行動を観察した。 一旦は小皿に向うが、サリ
チル酸メチル臭に気付くと後ずさりすることが認められ
た。さらにイヌ、ネコは方向を変えて何回か挑戦する
が、シート上を歩くだけで皿に達することができず、最
后には断念する状態を呈することから、忌避効果が確認
できた。
【0030】試験例3 住宅の下屋根および樹木上の鳩の巣、ならびにその周辺
に、実施例1の忌避剤組成物をスプレーで吹き付け、そ
の吹き付け量はマイクロカプセル粒の換算量として3mg
/cm2 の程度とした。その後、帰巣する鳩の様子を観察
した結果、鳩は異変に敏感に反応して巣入りしなかっ
た。更に、翌日の朝、夕の2回、継続して実施例1の忌
避剤組成物を同じ場所にマイクロカプセル粒の換算量と
して4mg/cm2 の吹き付け量でスプレーした。1ヶ月経
過した後も、帰巣した痕跡が認められないところから、
忌避効果が確認できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 25/18 102 A01N 25/18 102A 31/06 31/06 35/06 35/06 37/18 37/18 Z 37/40 37/40 43/40 101 43/40 101D 65/00 65/00 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性で臭気を出す鳥獣忌避剤の1種ま
    たはそれ以上、あるいは該忌避剤と液状または固体状担
    体との混合物を、徐放性付与性のある壁材膜で包被して
    なるマイクロカプセル粒子が有機質結合剤を溶解、含有
    する水または有機溶剤中に分散されてある分散液の形で
    あることを特徴とする、鳥獣忌避剤組成物。
  2. 【請求項2】 忌避剤がメントール、ハッカ油、サリチ
    ル酸メチルまたはエチル、カンフル、けい皮酸誘導体、
    特にけい皮酸アミド、トウガラシエキス、ノニル酸ワニ
    ルアミド、ニコチン酸ベンジルエステルから選ばれる請
    求項1に記載の忌避剤組成物。
  3. 【請求項3】 酸化チタン、タルク、ベントナイト、カ
    オリン、活性炭、ホワイトカーボン、クレー、シクロデ
    キストリンおよび着色料の1種またはそれ以上を分散液
    の連続液相中に含有する請求項1に記載の忌避剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 カラスおよびハトに対する忌避剤として
    サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、メントールおよ
    びけい皮酸アミドの少くとも1種をマイクロカプセル粒
    子中に含有する請求項1に記載の忌避剤組成物。
  5. 【請求項5】 ネズミ、ネコおよびイヌに対する忌避剤
    としてサリチル酸メチル、サリチル酸エチルおよびメン
    トールの少くとも1種をマイクロカプセル粒子中に含有
    する請求項1に記載の忌避剤組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の忌避剤組成物が噴射用
    圧縮ガスと共に、噴射ノズルおよびバルブ付きのスプレ
    ー用容器に封入されたスプレー剤の形である請求項1に
    記載の忌避剤組成物。
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