JP2017075103A - 動物忌避剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】動物に対して十分な忌避効果を有し、かつ人間にとって好ましい香りを持った使用感の良好な動物用忌避剤を提供する。【解決手段】動物忌避剤は、シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドを含んでおり、これにより、バラのような香りを持つとともに、動物に対して十分な忌避効果を持たせることができる。【選択図】なし

Description

本発明は、猫や犬等の動物を対象とした動物忌避剤に関するものである。
従来から、猫や犬等の動物を対象とした動物忌避剤が各種知られている(例えば特許文献1〜5参照。)。特許文献1には、コショウ、トウガラシ、サンショウ、ワサビ等の辛辣性香辛料を含む植物の粉末を有効成分とした動物忌避剤が開示されるとともに、これにチョウジ、タイム、ハッカ等の芳香性香辛料を含む植物の粉末を加えることもできることが開示されている。
特許文献2には、有効成分としてイソトリデシルアルコールを含む犬猫用忌避剤が開示されている。この犬猫用忌避剤にシンナミックアルデヒドおよびリモネンの少なくとも1種を含有させることもできると特許文献2には開示されている。
特許文献3には、忌避成分として、サリチル酸メチル及びサリチル酸エチルの少なくとも一方とペッパーオイルとを含む動物用忌避剤にメントールを含ませることが開示されている。
特許文献4には、動物忌避香料成分の例として、ジフェニールオキサイド(ジフェニルエーテル)等が開示されている。
特許文献5には、レモングラス油、ラベンダー油、オレンジ油、シトロネロール、ゲラニオール、シトラール、テルピネオール、オイゲノール、植物乾留液のうちの一種以上を含む動物忌避剤が開示されている。
特開平1−139515号公報 特許第4615946号公報 特開2013−49636号公報 特表2002−514912号公報 特開2002−60308号公報
ところで、上記特許文献1に開示されているような従来の動物忌避剤は辛辣性香辛料を含んでいることから辛辣性香辛料に由来する独特な刺激臭があり、これによって動物の忌避効果が得られるようになっていると考えられる。しかしながら、猫や犬等の動物を忌避したい場所は、主に人間の活動域にあることが一般的であり、そのような場所に辛辣性香辛料を含んだ動物忌避剤を散布した場合、人間に不快感を与えることにもなる。特に、住宅の周囲や庭等は動物を忌避したい要求が強い反面、人間が通る場面が多い場所であるため、上記特許文献1のような動物忌避剤を使用した場合には人間に与える不快感がより一層顕著なものになる。
このため近年では、人間にとって好ましい香りの動物忌避剤が求められるようになってきている。そこで、例えば特許文献2〜5に開示されているように、人間にとって好ましい香り成分を含有させながらも動物の忌避効果を高めた動物忌避剤を使用することが考えられる。
ところが、近年の消費者ニーズの多様化にともない、特許文献2〜5の動物忌避剤とは異なる種類の香りの動物忌避剤も求められており、また、単一の動物忌避剤を継続使用していると動物によっては少なからず臭い慣れしてしまうものがおり、ひいては忌避効力の低下を招くことが考えられる。
以上のような事情に鑑み、本願発明者は、従来とは違う香りであって、しかも人間にとって好ましい香りの動物忌避剤を新たに開発すべく鋭意研究を行った。しかしながら、本願出願人の従来技術(特許文献2及び3)に匹敵しうるほどの高い忌避効果を上記特許文献に開示されているような特定の香料だけで実現することは難しい。そこで本願発明者は、複数の忌避香料を組み合わせることによって動物に対する忌避効果を向上させることを考えた。
ところが、特に哺乳動物の嗅覚は複雑であり、臭いを単純に『足し算』で考えることはできない。例えば、複数の忌避香料を混合したとしても、マスキング効果などによって却って忌避効果が低下してしまうことすら有り得る。このように、複数の忌避香料を組み合わせたからといって期待した忌避効果が得られるとは限らない。
また、人間を対象として香料を調合する場合も同様に複雑な嗅覚の問題があって、単体では良い香りがすると言われる香料であっても、複数の香料を組み合わせることでより良い香りになるとは限らない。
このため、動物に対して十分な忌避効果を有し、かつ人間にとって好ましい香りを実現できるような香料の組み合わせを見つけ出すことは非常に困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、動物に対して十分な忌避効果を有し、かつ人間にとって好ましい香りを持った使用感の良好な動物忌避剤を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドを組み合わせることにより、動物に対する忌避効果が高く、かつ人間にとっても好ましい香りを実現できることを見出し、本願発明を完成させた。
第1の発明は、シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドを含むことを特徴とする動物忌避剤である。
この構成によれば、シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドの香りが混合してバラのような香りになるので、人間にとって好ましく、しかも、従来の各動物忌避剤とは異なった独特の香りになる。また、この香りにより動物に対して十分な忌避効果が得られる。
第2の発明は、第1の発明において、フェニールエチルアルコールを更に含むことを特徴とする。
この構成によれば、シトロネロール、ゲラニオール、ジフェニールオキサイド及びフェニールエチルアルコールの香りが混合することでよりバラらしい香りになる。また、動物に対する忌避効果はフェニールエチルアルコールを追加することによって低下することは殆どない。
第3の発明は、第1または2の発明において、サリチル酸メチル及びペッパーオイルの少なくとも何れか一方を更に含むことを特徴とする。
この構成によれば、動物に対する忌避効果が長期にわたって持続するようになる。また、サリチル酸メチル等の特有の臭いがシトロネロール、ゲラニオール等によってマスキングされる。
第1の発明によれば、人間にとって好ましいバラ様の香りで、動物に対しては高い忌避効果を発揮できる動物忌避剤を提供できる。
第2の発明によれば、フェニールエチルアルコールを追加することにより、動物に対する忌避効果を低下させることなく、人間にとってはよりバラらしい香りにすることができ、使用感を良好にすることができる。
第3の発明によれば、サリチル酸メチルやペッパーオイルを追加することで、忌避効果を長期にわたって持続することができる。また、シトロネロール、ゲラニオール等によってサリチル酸メチル等の特有の臭いをある程度マスキングすることができ、人間にとって不快ではない香りの動物忌避剤とすることができる。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態に係る動物忌避剤は、シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドを少なくとも含んでいる。シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドを含んでいることで、人間にとって好ましいバラ様の香りになるとともに、後述するように動物に対しては高い忌避効果を発揮する。
また、動物忌避剤は、フェニールエチルアルコールを更に含んでいることが好ましい。
フェニールエチルアルコールはバラの香料の1つで、シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドと組み合わせることにより、人間にとって十分に満足できるバラの香りを実現できる。フェニールエチルアルコール(β−フェニールエチルアルコール)は、猫の誘引剤(マタタビの有効成分)として知られている。つまり、フェニールエチルアルコールは、従来は動物の誘引成分として加えられることはあっても、忌避効果が大きく損なわれてしまうと予想されるので動物忌避剤に加えられることはない成分であった。しかしながら、本願発明者はフェニールエチルアルコールを加えたものと加えないものとで意外にも猫に対する忌避効果は殆ど差がないことを見出した(後述の実施例を参照のこと)。このように、動物忌避剤にフェニールエチルアルコールを追加することにより、人間にとってはよりバラらしい香りとなり、しかも猫に対する忌避効果が低下することは殆どない。
また、動物忌避剤は、サリチル酸メチル及びペッパーオイルの少なくとも何れか一方を更に含んでいることが好ましい。ペッパーオイルは、コショウオイルとも呼ばれるものであり、刺激系香辛料である。サリチル酸メチルとペッパーオイルの何れか一方を加えることで、忌避効果を長期にわたって持続することができる。また、上述したバラの香料(シトロネロール、ゲラニオール等)によってサリチル酸メチル等の特有の臭いをある程度マスキングし、人間にとって不快ではない香りの動物忌避剤とすることができる。
動物忌避剤は、忌避成分を溶媒に溶かして液状にし、散布または塗布して使用することができる。また、液状の動物忌避剤を布や発泡体等の含浸体に含浸させて使用することができる。さらに、忌避成分を例えばゼオライト等にしみ込ませて、粒状の動物忌避剤として使用することができる。このように、動物忌避剤の使用形態は特に限定されない。
動物忌避剤の製造方法の一例として、例えば、シトロネロール、ゲラニオール、ジフェニールオキサイド、フェニールエチルアルコール、サリチル酸メチル及びペッパーオイルを所定の溶媒に溶かして忌避成分の混合物を作っておき、この混合物とゼオライトとを混ぜ合わせてゼオライトに混合物をしみ込ませる方法を挙げることができる。尚、溶媒には多少の香料が含まれていてもよい。
上記のようにして得られた動物忌避剤を例えば屋外に置くと、ゼオライトにしみ込んだ忌避成分がゼオライトから徐々に放出されていき、周囲には、バラのような香りが漂うことになり、これにより、動物の忌避効果が得られる。特に、サリチル酸メチル及びペッパーオイルは人体に触れても害はなく、また、環境に悪影響を及ぼすことも殆どない。尚、動物忌避剤はサリチル酸エチルを含んでいてもよい。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は実施例に限定して解釈されるものではない。
(実施例1)
実施例1の忌避成分は、シトロネロールを2重量%、ゲラニオールを4重量%、ジフェニールオキサイドを25重量%、β−フェニールエチルアルコールを17重量%、その他溶媒成分等を52重量%含んでおり、この忌避成分をゼオライトにしみ込ませて実施例1の動物忌避剤としている。このとき、実施例1の忌避成分を2重量%とし、ゼオライトを98重量%としている。
(実施例2)
実施例2の忌避成分は、実施例1の忌避成分からβ−フェニールエチルアルコールを抜いた配合になっている。実施例2の忌避成分を2重量%とし、ゼオライトを98重量%として、忌避成分をゼオライトにしみ込ませて実施例2の動物忌避剤としている。
(実施例3)
実施例3の動物忌避剤は、実施例1の動物忌避剤に、サリチル酸メチル及びペッパーオイルを加えている。実施例3では、実施例1の忌避成分を2重量%とし、サリチル酸メチルを5重量%とし、ペッパーオイルを0.075重量%とし、ゼオライトを92.925重量%として、実施例1の忌避成分、サリチル酸メチル及びペッパーオイルをゼオライトにしみ込ませて動物忌避剤としている。この実施例3の動物忌避剤の香りは、バラの香りがメインであって、サリチル酸メチル及びペッパーオイルの香り(シトロネロール、ゲラニオール、ジフェニールオキサイド及びβ−フェニールエチルアルコール)によってマスキングされており、人間にとって不快な香りではない。
尚、上記実施例1〜3の各成分含有量は例示であり、上記成分含有量以外の量にすることもできる。また、忌避対象動物に応じて各成分の含有量を調整するようにしてもよい。また、一般の使用環境(屋外)で人間が嗅いだときにバラの香りに近い香りになるように各成分の含有量を調整すればよく、バラの香りと全く同じでなくてもよい。
(比較例)
比較例は、特開2013−49636号公報の表1に開示されている成分からなる動物忌避剤である。すなわち、シンナミックアルデヒド、イソトリデシルアルコール、リモネン、シトロネリルニトリル、α−アミンシンナミックアルデヒド、ジプロピレングリコール、酢酸イソブチル及び酢酸エチルからなる混合忌避成分と、サリチル酸メチルと、ペッパーオイルとを配合してなるものであり、これら成分をゼオライトにしみ込ませている。混合忌避成分は10g、サリチル酸メチルは20g、ペッパーオイルは0.3g、ゼオライトは369.7gである。
なお、この比較例の動物忌避剤については、優れた忌避効果を有していることが本願出願人によって確認済みである(詳しくは特開2013−49636号の明細書を参照のこと)。そこで、この比較例の動物忌避剤と同等以上の忌避効果が得られれば、十分な効果を有する動物忌避剤として認めることができる。
(忌避効力試験方法)
忌避効力の試験方法は以下のとおりである。樹脂等からなる餌かごを2つ準備し、それぞれに市販されている一般的な猫用の餌を200gずつ入れる。第1の餌かごの餌の上には、動物忌避剤をしみ込ませたゼオライト10gをメッシュ状の袋に入れたものを置く(忌避剤あり)。第2の餌かごの餌の上には、何もしみ込ませていないゼオライト10gをメッシュ状の袋に入れたものを置く(ブランク)。
上記のようにして準備した第1の餌かご及び第2の餌かごを屋外(広島県廿日市市)に設置し、一晩放置しておく。試験対象動物は猫である。
翌朝、各餌かごの重量を測定して猫による喫食量を得て、下記の計算式によって忌避率を算出する。すなわち、喫食量が少ないということは猫がその餌かごを忌避したということで、この考え方に基づいて忌避率を得ている。
忌避率(%)=(1−第1の餌かごの喫食量/(第1の餌かごの喫食量+第2の餌かごの喫食量))×100
実施例1のゼオライト10gをメッシュ状の袋に入れて第1の餌かごの餌の上に置いた場合には、3回の平均忌避率が86%であった。
実施例2のゼオライト10gをメッシュ状の袋に入れて第1の餌かごの餌の上に置いた場合には、3回の平均忌避率が85%であった。
実施例3のゼオライト10gをメッシュ状の袋に入れて第1の餌かごの餌の上に置いた場合には、3回の平均忌避率が89%であった。
比較例のゼオライト10gをメッシュ状の袋に入れて第1の餌かごの餌の上に置いた場合には、3回の平均忌避率が85%であった。
以上のように、フェニールエチルアルコールを含まない実施例2は平均忌避率が85%と非常に高い値であったので、十分な忌避効果を有していることが分かる。この場合、動物忌避剤はバラのような香りとなるので、人間にとって好ましい香りとなる。
また、フェニールエチルアルコールを含む実施例1は実施例2のものよりもバラらしい香りになるので、人間にとってより好ましい香りとなっている。なお前述のように、フェニールエチルアルコールは単独では猫の誘引成分として知られている。しかしながら、このフェニールエチルアルコールを含む実施例1の平均忌避率は86%であり、フェニールエチルアルコールを含まない実施例2のものと殆ど変わらない程度の十分な忌避効果を有している。
また、サリチル酸メチル及びペッパーオイルを含む実施例3は平均忌避率が89%であり、実施例1、2のものよりも更に高い忌避率を得ることができるとともに、サリチル酸メチル等の特有の臭いがシトロネロール、ゲラニオール等によってマスキングされて使用感は良好である。
さらに、比較例では平均忌避率が85%であった。つまり、比較例も十分な忌避効果を有している。実施例1〜3では比較例のものとは異なるバラのような香りを持ちながらも比較例と同等もしくはそれ以上の十分な忌避効果を得ていることが分かる。
以上説明したように、本発明によれば、人間にとって好ましいバラ様の香りで、動物に対しては高い忌避効果を発揮できる動物忌避剤を提供できる。
また、フェニールエチルアルコールを追加することにより、動物に対する忌避効果を低下させることなく、人間にとってはよりバラらしい香りにすることができ、使用感を良好にすることができる。
また、サリチル酸メチルとペッパーオイルを追加することで、忌避効果を長期にわたって持続することができる。また、シトロネロール、ゲラニオール等によってサリチル酸メチル等の特有の臭いをある程度マスキングすることができ、人間にとって不快ではない香りの動物忌避剤とすることができる。
さらに、本発明の実施形態に係る動物忌避剤と、特開2013−49636号公報に開示されている動物忌避剤とを準備しておき、これらを交互に使用することもできる。すなわち、バラのような香りを持った動物忌避剤と、これとは異なる香りを持った動物忌避剤とを交互に使用することで、動物の臭い慣れによる忌避効果の低下を抑制することができる。本発明の実施形態に係る動物忌避剤と、特開2013−49636号公報に開示されている動物忌避剤とは、例えば1週間から10日ごとに変えて使用するのが好ましい。これにより、両動物忌避剤による高い忌避効果を継続して得ることができる。
また、本発明に係る動物忌避剤は、猫だけでなく、犬等に対しても十分な忌避効果を得ることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る動物忌避剤は、例えば住宅の周りや庭等に散布して使用することができる。

Claims (3)

  1. シトロネロール、ゲラニオール及びジフェニールオキサイドを含むことを特徴とする動物忌避剤。
  2. 請求項1に記載の動物忌避剤において、
    フェニールエチルアルコールを更に含むことを特徴とする動物忌避剤。
  3. 請求項1または2に記載の動物忌避剤において、
    サリチル酸メチル及びペッパーオイルの少なくとも何れか一方を更に含むことを特徴とする動物忌避剤。
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