JPH05238268A - 可動ルーフのチルトアップ装置 - Google Patents

可動ルーフのチルトアップ装置

Info

Publication number
JPH05238268A
JPH05238268A JP7545392A JP7545392A JPH05238268A JP H05238268 A JPH05238268 A JP H05238268A JP 7545392 A JP7545392 A JP 7545392A JP 7545392 A JP7545392 A JP 7545392A JP H05238268 A JPH05238268 A JP H05238268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
tilt
movable
movable roof
trunk lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7545392A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Azumi
悟 安積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP7545392A priority Critical patent/JPH05238268A/ja
Priority to US08/024,274 priority patent/US5360254A/en
Publication of JPH05238268A publication Critical patent/JPH05238268A/ja
Priority to US08/308,581 priority patent/US5489134A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 可動ルーフ11の後端を上昇させるチルトア
ップ装置41を備える車両であって、このチルトアップ
装置41を、可動ルーフ11後方の固定ルーフ8の車幅
方向略中央部で、可動ルーフ11後端と固定ルーフ8と
の間に設けられるシール部材よりも前方、且つ車室2内
側に備える。 【効果】 チルトアップ装置41が、固定ルーフ8の車
幅方向略中央部で、可動ルーフ11後端との間のシール
部材よりも前方、且つ車室2内側にあるため、左右の乗
員のヘッドクリアランスを確保でき、ルーフオープン状
態での良好な外観が得られるとともに、ルーフクローズ
状態でのチルトアップ装置への雨水侵入の心配もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両における可動ルー
フのチルトアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平3−79429号公報において、
トランクリッドを略水平状態に保ったまま昇降させるト
ランクリッド昇降装置を備えるとともに、そのトランク
リッドに、可動ルーフの後端に係合して可動ルーフを前
後方向にスライドさせるルーフスライド装置と、可動ル
ーフを収納し得るルーフ収納部を設けてなる車両が公知
となっている。この車両では、可動ルーフの装着状態
で、その可動ルーフ後端を固定ルーフの上面に重ねた構
造を採用し、上昇させたトランクリッド内を前進させた
スライダに設けた左右の係合ピンを、可動ルーフ後端面
に設けた左右の係合孔に嵌合して、固定ルーフ上面に設
けたロック装置により係合ピンに可動ルーフをロック状
態にしてから、再び上昇させた後、可動ルーフを後方に
スライドしてトランクリッド内に収納し、トランクリッ
ドを下降させる構成のものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ルーフ
オープン状態で、固定ルーフ上にロック装置が露出する
ことから、必ずしも外観が良好とは言えない。また、固
定ルーフ前端に、可動ルーフ後端との間をシールするシ
ール部材を設けた場合、そのシール部材よりも後方にロ
ック装置が位置することから、ルーフクローズ状態にお
いて、雨水がロック装置に侵入する心配があり、その対
策を要する。
【0004】そこで本発明の目的は、可動ルーフの後端
を上昇させてからルーフをオープンできるようにし、固
定ルーフ上へのロック装置等の配置を廃止して、ルーフ
オープン状態での外観を良好にするとともに、ルーフク
ローズ状態での雨水侵入の心配もなく、且つ乗員のヘッ
ドクリアランスも確保できるようにした可動ルーフのチ
ルトアップ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、可動ルーフの後端を上昇させるチルトアップ
装置を備える車両であって、このチルトアップ装置を、
可動ルーフ後方の固定ルーフの車幅方向略中央部で、可
動ルーフ後端と固定ルーフとの間に設けられるシール部
材よりも前方、且つ車室内側に備えたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】可動ルーフの後端を上昇させるチルトアップ装
置が、固定ルーフとの間のシール部材よりも前方、且つ
車室内側にあり、固定ルーフ上にないので、ルーフオー
プン状態での良好な外観が得られ、また、ルーフクロー
ズ状態でのチルトアップ装置への雨水の侵入もなく、し
かも、このチルトアップ装置は車幅方向略中央部にある
ので、左右の乗員のヘッドクリアランスを損うことがな
い。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用した車両の構成例を示す図1におい
て、1は車体、2は車室、3はトランクルーム、4はフ
ロントピラー、5はフロントピラークロスメンバ、6は
ロールバー、7はリヤピラー、8は固定ルーフであるリ
ヤルーフレール、9はドア、11は可動ルーフ、21は
トランクリッドである。ロールバー6は、左右のリヤピ
ラー7,7間をリヤルーフレール8により連結して構成
されており、このリヤルーフレール8と前方のフロント
ピラークロスメンバ5との間に可動ルーフ11が設けら
れている。
【0008】可動ルーフ11は、左右に手動式のルーフ
サイドロック装置12,12を備えるとともに、後部中
央にセンタハンドル16を備える。ルーフサイドロック
装置12は、サイドレバー13の操作により前後のロッ
クピン14,14を進退作動させるもので、この前後の
ロックピン14,14は、フロントピラークロスメンバ
5後端面とリヤルーフレール8前端面に形成した図略の
ピン係合孔に各々挿入可能となっている。尚、図示しな
いが、可動ルーフ11の後端面左右には、ピン係合孔が
形成されている。
【0009】トランクリッド21は、前方から可動ルー
フ11を出し入れ可能とするルーフ収納部22を備える
とともに、電動式のルーフスライド装置23を備えてな
る。ルーフスライド装置23は、図略のモータにより前
後移動可能なスライダ24の左右に、前方へ延びるルー
フ係合ピン25,25を設けてなり、このルーフ係合ピ
ン25,25が、可動ルーフ11後端面左右に形成した
図略の前記ピン係合孔に各々挿入可能となっている。ま
た、トランクルーム3の後部に、トランクロック装置2
6が設けられている。
【0010】そして、トランクルーム3の前部には、ト
ランクリッド21を略水平状態に保ったまま昇降させる
電動式のトランクリッド昇降装置31が組み込まれてい
る。このトランクリッド昇降装置31は、トランクルー
ム3前部に固設した左右のガイドレール32,32に昇
降フレーム33,33を係合して、図略のモータ及び送
りねじ機構により昇降フレーム33,33を昇降作動さ
せる構成となっている。トランクリッド21は、この昇
降フレーム33,33に固定されている。更に、リヤル
ーフレール8前端面の車幅方向中央部には、可動ルーフ
11の後端を上昇させる電動式のルーフチルトアップ装
置41が備えられている。
【0011】図2はルーフの開閉とトランクリッドの昇
降を手順毎に示したもので、(A)に示す可動ルーフ1
1の装着状態からルーフ開閉スイッチのON操作に先立
って、先ず、サイドレバー13の手動操作により可動ル
ーフ11のサイドロック装置12をレリーズ動作させ
る。そして、ルーフ開閉スイッチをON操作すると、こ
れに連動して、ドアガラスが下降し、トランクロック装
置26がレリーズ作動し、続いて、トランクリッド昇降
装置31が作動し、トランクリッド21が上昇して、
(B)に示す状態となる。引き続き、ルーフチルトアッ
プ装置41が作動して、(C)に示すように、可動ルー
フ11の後端を押し上げる。
【0012】次に、ルーフスライド装置23が作動し、
トランクリッド21内をスライダ24が前進して、その
左右のルーフ係合ピン25,25が可動ルーフ11後端
面のピン係合孔に進入し、続いて、ルーフチルトアップ
装置41が第1の下降動作を行なう。ここで、ルーフ開
閉スイッチがOFFとなり、次いで、センタハンドル1
6をOPEN位置に手動操作することにより、可動ルー
フ11の後部を押し下げて、ルーフ係合ピン25,25
にロック状態とすることで、(D)に示すように、可動
ルーフ11の前端がフロントピラークロスメンバ5から
上方に持ち上げられる。そして、再び、ルーフ開閉スイ
ッチをON操作すると、ルーフチルトアップ装置41が
第2の下降動作を行なう。
【0013】続いて、スライダ24の後退により可動ル
ーフ11が後方へ移動して、(E)に示すように、トラ
ンクリッド21内に可動ルーフ11が収納される。引き
続き、トランクリッド昇降装置31が、(F)に示すよ
うに、トランクリッド21の下降動作を行ない、その下
降位置において、トランクロック装置26によるトラン
クリッド21後端のロックが行なわれる。以上の如くル
ーフオープン作動が行なわれ、また、概ね逆の手順によ
りルーフクローズ動作が行なわれる。
【0014】以上において、ルーフチルトアップ装置4
1は、図3にも示す如くリヤルーフレール8前端面の車
幅方向中央部にユニット化して備えられており、特に、
図4に示すように、リヤルーフレール8前端に設けたシ
ール部材10より前方であって、車室2内に臨む状態で
取り付けられている。そして、このルーフチルトアップ
装置41の内部構成を図5及び図6に示しており、42
はユニットベース、43はモータ出力軸、49はチルト
アップ軸支持部、51はチルトアップ軸である。即ち、
モータ出力軸43に噛み合うウォームホイール44と同
軸のギヤ45に一方のチルトアップ軸51のギヤ52が
噛み合うとともに、ギヤ45に2個のギヤ46,47を
介して他方のチルトアップ軸51のギヤ52が噛み合っ
ている。
【0015】左右一対のチルトアップ軸51は同構造で
あり、ギヤ52に角形嵌合により上下方向摺動可能に第
1の軸部53が組み付けられ、この第1の軸部53は支
持部49内周にねじ54により噛み合っている。更に、
この第1の軸部53内周にねじ55により噛み合う第2
の軸部56が設けられており、この第2のねじ部56上
にチルトアッププレート57が結合されている。従っ
て、チルトアップ軸51は、ギヤ52に伝達された回転
運動をねじ54により第1の軸部53の回転運動を伴う
上下方向運動に変換し、更に、この第1の軸部53の回
転運動をねじ55により第2の軸部56の上下方向運動
に変換して、チルトアッププレート57の昇降作動を行
なう。
【0016】また、チルトアップ軸51のギヤ52に噛
み合うギヤ61と、このギヤ61と同軸のギヤ62に噛
み合うギヤ63が設けられており、このギヤ63とユニ
ットベース42側との間には、図7及び図8にも示すよ
うに、互いに干渉するストッパ突部64,65が各々設
けられている。このようにチルトアップ軸51部分とは
別のギヤ63の箇所において、ストッパ突部64,65
を設けておくことにより、チルトアップ軸51の上昇限
界位置及び下降限界位置でのねじ54,55部における
噛み込み防止を図っている。尚、66,67,68はチ
ルトアップ軸51の伸縮状態を検出するマイクロスイッ
チである。
【0017】以上の如くユニット化したルーフチルトア
ップ装置41を、リヤルーフレール8前端面であって、
そのシール部材10より前方において、車室2内に臨む
状態で取り付けたため、即ち、リヤルーフレール8上に
ルーフチルトアップ装置41が露出しないので、ルーフ
オープン状態での良好な外観が得られる。また、ルーフ
クローズ状態において、ルーフチルトアップ装置41へ
の雨水の侵入もない。しかも、このルーフチルトアップ
装置41は車幅方向中央部にあるため、運転席及び助手
席に座る左右の乗員のヘッドクリアランスを損うことも
ない。
【0018】尚、具体的な細部構造等については、実施
例の他、適宜に変更可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の可動ルーフのチル
トアップ装置によれば、固定ルーフの車幅方向略中央部
で、可動ルーフ後端との間のシール部材よりも前方、且
つ車室内側にあるため、左右の乗員のヘッドクリアラン
スを確保でき、ルーフオープン状態での良好な外観を得
ることができるとともに、ルーフクローズ状態でのチル
トアップ装置への雨水侵入の心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両の構成例を示す一部を分
解した概略斜視図
【図2】ルーフの開閉とトランクリッドの昇降を手順毎
に示す概略説明図
【図3】本発明に係る可動ルーフのチルトアップ装置の
配置状態を示す車両の要部概略斜視図
【図4】そのチルトアップ装置を拡大して示す要部透視
側面図
【図5】同じくチルトアップ装置の内部構造を示す要部
を破断した正面図
【図6】その歯車機構等を示す概略平面図
【図7】ストッパ構造部の平面図
【図8】その分解斜視図
【符号の説明】
1…車体、2…車室、3…トランクルーム、6…ロール
バー、8…固定ルーフ、10…シール部材、11…可動
ルーフ、12…ルーフサイドロック装置、21…トラン
クリッド、22…ルーフ収納部、23…ルーフスライド
装置、24…スライダ、25…ルーフ係合ピン、31…
トランクリッド昇降装置、41…ルーフチルトアップ装
置、51…チルトアップ軸、57…チルトアッププレー
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動ルーフの後端を上昇させるチルトア
    ップ装置を備える車両であって、このチルトアップ装置
    を、可動ルーフ後方の固定ルーフの車幅方向略中央部
    で、可動ルーフ後端と固定ルーフとの間に設けられるシ
    ール部材よりも前方、且つ車室内側に備えたことを特徴
    とする可動ルーフのチルトアップ装置。
JP7545392A 1992-02-26 1992-02-26 可動ルーフのチルトアップ装置 Pending JPH05238268A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7545392A JPH05238268A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 可動ルーフのチルトアップ装置
US08/024,274 US5360254A (en) 1992-02-26 1993-02-26 Automobile with movable roof storable in trunk lid
US08/308,581 US5489134A (en) 1992-02-26 1994-09-16 Automobile with movable roof storable in trunk lid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7545392A JPH05238268A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 可動ルーフのチルトアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05238268A true JPH05238268A (ja) 1993-09-17

Family

ID=13576721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7545392A Pending JPH05238268A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 可動ルーフのチルトアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05238268A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5489134A (en) Automobile with movable roof storable in trunk lid
JPH1171950A (ja) 自動車用ドアロック装置
JPS63173722A (ja) 車両のオ−プンル−フ構造
JPH085322B2 (ja) 車両用摺動屋根装置
JP2007500103A (ja) 乗物
JPH0156002B2 (ja)
JPH05238268A (ja) 可動ルーフのチルトアップ装置
JPS62198517A (ja) 自動車の開閉式屋根構造
JPH076422Y2 (ja) 車両のドアロツク装置
US4664440A (en) Roof door structure for vehicles
JP2736551B2 (ja) 自動車におけるルーフの開閉方法及び装置
JPH0746570Y2 (ja) オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置
JP4207594B2 (ja) 車両用ルーフトリム
JP2528275Y2 (ja) オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置
CN220243123U (zh) 用于车载显示屏的平移翻转机构及车载显示屏系统
JPH0370627A (ja) 車両用摺動屋根装置
JPH0133364Y2 (ja)
JPS6340375Y2 (ja)
JP3521917B2 (ja) 自動車のオープンルーフ構造
JPH0425373Y2 (ja)
JPS59202932A (ja) 自動車のドア装置
JP4395571B2 (ja) 車両用ドアロックストライカ構造
JPH0547687Y2 (ja)
JPH0722348Y2 (ja) 自動車用スライドルーフ装置
JP3153291B2 (ja) 自動車のサンルーフ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010124