JPH05237989A - ワーク取付用治具とパレットの嵌込構造 - Google Patents

ワーク取付用治具とパレットの嵌込構造

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JPH05237989A
JPH05237989A JP4041633A JP4163392A JPH05237989A JP H05237989 A JPH05237989 A JP H05237989A JP 4041633 A JP4041633 A JP 4041633A JP 4163392 A JP4163392 A JP 4163392A JP H05237989 A JPH05237989 A JP H05237989A
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下 治 雄 宮
Hiromichi Saito
藤 浩 通 斎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送コンベアのパレット上にワークを安定し
て固定することができるとともに、搬送コンベアからの
ワークの移載を容易かつ簡単に行なうこと。 【構成】 ワーク8を載置固定する上部フレーム120
と下部フレーム121とからなるワーク取付用治具11
5と、下部フレーム121が取付けられる共通搬送コン
ベア40の共通パレット100とを備えている。共通パ
レット100は底板130と、下部フレーム121を側
方から保持する側板131とを有しており、側板131
には下部フレーム121の一側縁と係合する爪101が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲面または不規則形状
面を有するワークに印刷物を水圧転写印刷方法で転写す
る際に用いるワーク取付用冶具とパレットの嵌込構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】液、例えば水の液槽内の液面上に、その
液に対して可溶性の薄膜の面上に印刷すべき印刷パター
ンを設けてなる印刷パターン支持フィルムを浮かすよう
に供給する水圧転写方法は公知である(特開昭51−2
1914号公報参照)。
【0003】この水圧転写方法では、印刷パターン支持
フィルムは、液面に接すると転写に必要な程度液に配分
的に溶解する。そして印刷すべき印刷パターンが配分的
に溶解したフィルムと共に液面上に浮かぶ。このため、
液面上の印刷パターンに向って印刷すべきワークの被印
刷面を押下げ液中へ浸漬すると、液圧によって印刷パタ
ーンが被印刷面に付着する。したがって、そのままワー
クを液中から引上げ、フィルムを液によって洗い流すと
印刷パターンの転写印刷が完了する。
【0004】この方式の水圧転写方法は、被印刷面が曲
面、不規則形状面等の非平面であっても任意の印刷パタ
ーンを印刷できる点で有利であり、プラスチック製掛時
計ケース、テレビ、ラジオのキャビネットなどの表面へ
の印刷に適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水圧転写方
法が施されるワークに対しては、水圧転写を行なう前に
ゴミ取りおよび脱脂等が施され予め表面が清浄化され
る。また水圧転写装置により表面に印刷パターンが転写
されたワークは、その後表面に塗装が施される。
【0006】しかしながら、ワークに対して行なわれる
ゴミ取りおよび脱脂作業は、水圧転写作業とは別の工程
で行なわれ、もっぱら手作業に頼っているのが実情であ
る。またワークに対する塗装作業も水圧転写作業とは別
の工程で行なわれる。このため、ワークに対するゴミ取
りおよび脱脂作業から水圧転写作業を経て塗装作業に至
るまで長時間かかってしまう。また各々の作業工程が独
立しているため、各工程間にワークを移送する際、ワー
ク表面に新たなゴミ等が付着することも考えられる。
【0007】このような問題に対して、ワークに対する
ゴミ取り脱脂作業、水圧転写作業および塗装作業を連続
的に自動化して行なうことが考案されている。この場
合、ワークを搬送コンベア上のパレットに載せて連続的
に搬送することも考えられるが、連続的に搬送するため
にはワークを簡単にパレット上に載せたり降ろしたりす
ることができ、かつ搬送中の落下を防止することが求め
られている。
【0008】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、ワークを搬送コンベアのパレット上に確実
に固定することができるとともに、搬送中のワークの落
下を防止することができるワーク取付用冶具とパレット
の嵌込構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを載置
固定する上部フレームと、この上部フレームに連結フレ
ームを介して接続された略四角形状外形を有する下部フ
レームとからなるワーク取付用治具と、搬送コンベア上
に設けられ、前記下部フレームが載置されるパレットと
を備え、前記パレットは底板と、底板周縁に設けられ前
記下部フレームを側方から保持する側板とを有し、この
側板に前記下部フレームの一側縁と係合する爪を取付け
たことを特徴とするワーク取付用治具とパレットの嵌込
構造である。
【0010】
【作用】下部フレームの一側縁が下方に位置するようワ
ーク取付用治具を傾斜させて、ワーク取付用治具をパレ
ットの底板上に載置し、ワーク取付用治具をパレットの
爪方向へ摺動させて下部フレームの一側縁を爪に係合さ
せる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。はじめにワーク取付用治具を用いる水圧転
写印刷設備について図5および図6により説明する。
【0012】図5は、水圧転写印刷設備の2階部分を示
す図であり、図6はその1階部分を示す図である。まず
図6に示すように、水圧転写印刷設備は、ワーク8の表
面を清浄化するゴミ取り脱脂装置50を備えている。こ
のゴミ取り脱脂装置50は、図6に示すように、処理室
56内を区画して設けられた脱脂室51、第1水洗室5
2、第2水洗室53、後処理室54およびエアブロー室
55から構成されている。また処理室56内には、脱脂
室51、第1水洗室52、第2水洗室53、後処理室5
4およびエアブロー室55を貫通してゴミ取り脱脂コン
ベア57が配設されている。
【0013】また図6に示すように、ゴミ取り脱脂装置
50の側方には、ゴミ取り脱脂装置50によって表面が
洗浄されたワーク8を次の装置に搬送するための共通ワ
ーク搬送コンベア40が配設されている。この共通ワー
ク搬送コンベア40は、図6に示すようにゴミ取り脱脂
装置50の側方から水切乾燥炉26を通り、開口42か
ら図5に示す2階フロアに達している。
【0014】図5に示すように、2階フロアには2列の
水圧転写装置20,20が配設されており、水圧転写装
置20,20の側方には各々予備コンベア24,24が
配設されている。
【0015】次に水圧転写装置20について、図7によ
り詳述する。図7に示すように、水圧転写装置20は、
水2を貯えた水槽1と、水槽1上に設けられた搬送チェ
ン10とを有している。搬送チェン10はローラ15,
16,17間に張り渡され、この搬送チェン10にはワ
ーク8を保持する転写用パレット9が取付けられてい
る。すなわち、転写用パレット9はパレット取付用治具
115を介してワーク8を保持している。水槽1の一側
にはスライド板13が取付けられている。そして、供給
ローラ7に巻付けられた水溶性フィルム3が、送りロー
ラ4および湿しローラ5の間を通ってスライド板13か
ら水槽1内に送られるようになっている。湿しローラ5
は活性化液槽6内に収納され、活性化液6aを水溶性フ
ィルム3の印刷パターン3a側表面に塗布するようにな
っている。また水槽1内には、水流ノズル11が配設さ
れ、水槽1内に図7の左方へ向う水流を形成するように
なっている。
【0016】このような水圧転写装置20において、供
給ローラ7には、予め表面に印刷パターン3aが形成さ
れた水溶性フィルム3が巻付けられている。供給ローラ
7から繰出された水溶性フィルム3は、送りローラ4と
湿しローラ5との間を通りスライド板13から水槽1内
に送られる。この間、水溶性フィルム3の印刷パターン
3a側表面に湿しローラ5から活性化液6aが塗布さ
れ、印刷パターン3aが活性化する。
【0017】水槽1内に達した水溶性フィルム3は、印
刷パターン3aを上方に向けて水2上を左方へ浮動す
る。この間、水槽1の上方に設けられた搬送チェン10
が、パレット9に載置されたワーク8を図7の矢印L方
向に搬送する。ローラ16からローラ17側へ搬送され
る間、ワーク8は水溶性フィルム3を下方へ押圧しなが
ら徐々に水槽1の水2内に浸漬し、その後ワーク8はロ
ーラ15に向うに従って水2から引上げられる。ワーク
8が浸漬する際、ワーク8表面には印刷パターン3aを
有する水溶性フィルム3が付着し、ワーク8が水2から
引上げられると、ワーク8の表面に水溶性フィルム3が
そのまま付着する。
【0018】このようにして、ワーク8の表面に印刷パ
ターン3aが転写される。水槽1上の残りの水溶性フィ
ルム3は、その後水槽1の下流側で水2により溶解す
る。
【0019】また図5に示すように水圧転写装置20,
20の下流側には、連結コンベア27を介して脱膜装置
21が配設されている。脱膜装置21は水圧転写装置2
0によって表面に水溶性フィルム3が付着したワーク8
に対して温水を噴射し、水溶性フィルム3を溶解させる
ものである。
【0020】開口24から2階フロアに上がった共通ワ
ーク搬送コンベア40は、水圧転写装置20および脱膜
装置21によって処理されたワーク8を搬送して水切乾
燥炉24内に入る。その後共通ワーク搬送コンベア40
は、水切乾燥炉24内を通り焼付乾燥炉23を横切って
塗装装置22に達している。
【0021】このうち水切乾燥炉24は、脱膜装置21
内で温水が噴射されたワーク8の表面から水滴を除去す
るものである。また塗装装置22は4つの塗装ブース3
1a,31b,31c,31dからなり、各塗装ブース
は表面に印刷パターンが転写されたワーク8に対して塗
装を施すようになっている。すなわち、各塗装ブース3
1a,31b,31c,31d内には、塗装ロボット3
2a,32b,32c,32dが設けられ、これら塗装
ロボット32a,32b,32c,32dは異なる形状
のワーク8に対応することができるようになっている。
【0022】図5に示すように、共通ワーク搬送コンベ
ア40から塗装装置22に供給されたワーク8は自動移
載装置65によって塗装装置22内の入口コンベア61
に移載されるようになっている。また共通ワーク搬送コ
ンベア40は、その後塗装装置22の側緑を通って焼付
乾燥炉23まで延びている。
【0023】一方、塗装装置22内には、入口コンベア
61と平行に出口コンベア62が延びており、出口コン
ベア62は共通ワーク搬送コンベア40の上方に位置し
ている。入口コンベア61と出口コンベア62との間に
は、これら入口コンベア61および出口コンベア62と
直交するとともに、各塗装ブース31a,31b,31
c,31d内を貫通するブースコンベア63a,63
b,63c,63dが配設されている。また出口コンベ
ア62の出口側には、出口コンベア上のワーク8を共通
ワーク搬送コンベア40に移載する自動移載装置66が
設けられている。また自動移載装置66には、連結コン
ベア64が接続されている。
【0024】また図5に示すように、塗装装置22の下
流側には、塗装装置22によって表面に塗装が施された
ワーク8を乾燥させ塗料を固める焼付乾燥炉23が配設
されている。共通ワーク搬送コンベア40は、塗装装置
22の側線から焼付乾燥炉23内に延び、その後焼付乾
燥炉23から開口43を通って1階フロアまで降下す
る。その後、共通ワーク搬送コンベア40は、脱荷部9
5の側方を経て、ゴミ取り脱脂装置50の側方まで延び
ている。
【0025】以上が水圧転写印刷設備の概略である。次
に本発明によるワーク取付用治具とパレットの嵌込構造
について説明する。
【0026】まず共通ワーク搬送コンベア40について
説明する。図1および図2に示すように、共通ワーク搬
送コンベア40は、レール105上を滑るローラ103
を有する可動本体102と、可動本体102の脚部10
8と当接して可動本体102を水平方向に移動させる駆
動体110とを備え、可動本体102は共通パレット1
00を保持している。
【0027】また駆動体110はチェーン111により
保持されており、可動本体102の脚部108と当接自
在となっている。可動本体102はレール105上に複
数配置されており、各可動本体102はその前面に揺動
突部104を有し、後面に固定突部106を有してい
る。また各可動本体102の揺動突部104は、隣接す
る可動本体102の固定突部106に当接して上方へ揺
動し、揺動突部104に取付けられた脚部108を上昇
させるようになっている。
【0028】すなわち、複数の可動本体102が一箇所
に溜まり互いに接触した場合は、各可動本体102の揺
動突部104が前方に位置する可動本体102の固定突
部106と当接して脚部108を上昇させることによ
り、駆動体110と脚部108との係合が解除されるよ
うになっている。そして、その後前方に位置する可動本
体102が離れると、揺動突部104が下方へ揺動し、
駆動体110脚部108とが再び係合し、可動本体10
2が駆動体110により駆動されてレール105上を移
動するようになっている。
【0029】また、共通パレット100上に、ワーク取
付用治具115が載置されている。ワーク取付用治具1
15は、図3および図4に示すように、ワーク8を載置
するとともに、図示しない固定手段によりワーク8を固
定する上部フレーム120と、共通パレット100上に
取付けられた下部フレーム121とを有している。ま
た、上部フレーム120と下部フレーム121とは、連
結フレーム122によって連結されている。これら上部
フレーム120、下部フレーム121および連結フレー
ム122は、いずれも鋼製等の材料からなり、下部フレ
ーム121にはフラッグ117が取付けられている。
【0030】また、図3に示すように、下部フレーム1
21は略四角形の外径を有しており、共通パレット10
0も下部フレーム121に対応する形状を有している。
すなわち、図1および図2に示すように、共通パレット
100は下部フレーム121が載置される底板130を
有しており、底板130の外形は略四角形状となってい
る。また底板130の周縁には、下部フレーム121を
側方から保持する側板131が四角形状に設けられてい
る。さらに側板131の一側縁131aには、下部フレ
ーム121の一側縁121aと係合する爪101が直線
状に延びて取付けられている。この爪101は底板13
0との間で、下部フレーム121の一側縁121aを挟
んで係合するものであり、下部フレーム121を水平方
向に摺動させることにより解除可能となっている。
【0031】ところで図4に示すように、ワーク取付用
治具115が例えば小さなワーク8aを載置固定する場
合は、小さなフラッグ117aが下部フレーム121に
取付けられ、大きなワーク8bを載置固定する場合は、
大きなフラッグ117bが取付けられるようになってい
る。フラッグ117は、例えば自動移載装置65(図
5)に設けられた投光器125aと受光器125bとに
よりその形状が読み取られ、パレット取付用冶具115
に載置されたワーク8の形状を識別するようになってい
る。
【0032】なお、ワーク取付用治具115は、各コン
ベアのパレットにワーク8を取付けるための冶具であ
り、全工程中ワーク8を固定している。
【0033】次に、このような構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0034】まず、ワーク取付用治具115の上部フレ
ーム120上にワーク8を固定する。この場合、小さな
ワーク8aは小さなフラッグ117aを有するワーク取
付用治具115上に固定され、また大きなワーク8bは
大きなフラッハ117bを有するワーク取付用治具11
5上に固定される。
【0035】次にワーク8を固定したパレット取付用治
具115が、ゴミ取り脱脂コンベア57の入口側に載置
される。その後ワーク8は脱脂室51内に搬送され、脱
脂室51内においてワーク8に対してノズル93から脱
脂液が噴出される。
【0036】脱脂液としては、界面活性剤不念のカリウ
ム・リン酸塩系の液体を用いることができる。このよう
なカリウム・リン酸塩系の液は、界面活性剤を含まない
ので、ワーク8の表面から水をはじくことができる。こ
のようにワーク8の表面において水とのなじみを押える
ことにより、後述する水圧転写装置20内において、ワ
ーク8と水溶性フィルム3との間に水が浸入することを
防止することができ、ワーク8表面に水溶性フィルム3
を直接的かつ確実に付着させることができる。
【0037】次にワーク8は、ゴミ取り脱脂コンベア5
7によって脱脂室51から第1水洗室52および第2水
洗室53まで搬送され、ワーク8表面に対して水が噴出
される。
【0038】その後、ワーク8は後処理室54およびエ
アブロー室55まで搬送され、このエアブロー室55に
おいてワーク8の表面に残る水滴が吹飛ばされる。
【0039】その後、ワーク8はパレット取付用治具1
15とともに移載ロボット96により、ゴミ取り脱脂コ
ンベア57の出口側から共通ワーク搬送コンベア40の
共通パレット100上に移載される。
【0040】この場合のワーク取付用治具115と共通
パレット100との嵌込作用について、図1および図2
により説明する。
【0041】図1および図2に示すように、パレット取
付用治具115は、はじめ下部フレーム121の一側縁
121aが下方を向くよう傾めにして共通パレット10
0の底板130上に配置される。次にパレット取付用治
具115の下部フレーム121を共通パレット100の
底板130上で爪101方向へ摺動させ、下部フレーム
121の一側縁121aを爪101に係合させる。続い
てパレット取付冶具115を平らにして共通パレット1
00の底板130上に載置する。この場合、下部フレー
ム121の一側縁121aと爪101とが係合し、また
下部フレーム121が側板131により側方から保持さ
れ、このようにしてワーク取付用治具115およびワー
ク8の共通パレット100からの落下が防止される。
【0042】次にワーク8はパレット取付用治具115
とともに共通ワーク搬送コンベア40により水切乾燥炉
26内を通った後、開口42から図5に示す2階フロア
まで搬送される。次にワーク8はパレット取付用治具1
15とともに、共通ワーク搬送コンベア40の共通パレ
ット100から取外され、2列の予備コンベア24,2
4の入口側に移載ロボット97により移載される。
【0043】この場合のワーク取付用治具115と共通
パレット100との解除作用について、図1および図2
で説明する。図1および図2に示すように、爪101と
逆側のワーク取付用治具115が持上げられてパレット
取付用治具115が傾斜し、下部フレーム121が底板
130上を摺動して下部フレーム121の一側縁121
aと爪101との係合が解かれる。次にワーク取付用治
具115全体がワーク8とともに引上げられ、予備コン
ベア24,24の入口側に移載される。
【0044】更にワーク8はパレット取付用治具115
とともに、予備コンベア24,24の出口側から、移載
ロボット98,98により、2列の水圧転写装置20,
20の各搬送チェン10に取付けられた転写用パレット
9(図7参照)上に移載される。
【0045】図7に示す水圧転写装置20において、搬
送チェン10上に載置されたワーク8に対して水圧転写
が施され、その後、ワーク8は脱膜装置21に搬送され
る。脱膜装置21内において、ワーク8の表面に対して
温水が噴射され、ワーク8の表面に付着した水溶性フィ
ルム3が印刷パターン3aを残して完全に溶解する。こ
のようにしてワーク8の表面に印刷パターン3aのみが
残り転写が終了する。
【0046】次にワーク8は、図1および図2に示した
ワーク取付用治具115と共通パレット100との嵌込
作用により、脱膜装置21の下流側から移載ロボット1
00によって共通ワーク搬送コンベア40の共通パレッ
ト100上に移載される。共通ワーク搬送コンベア40
により搬送されたワーク8は、その後水切乾燥炉24内
に入り、水滴が完全に除去される。
【0047】その後ワーク8は、塗装装置22側まで共
通ワーク搬送コンベア40により搬送される。塗装装置
22に達したワーク8はパレット取付用治具115とと
もに、自動移載装置65により共通ワーク搬送コンベア
40の共通パレット100から入口コンベア61の塗装
パレット36(図8参照)上へ移載される。
【0048】この場合、自動移載装置65において、ワ
ーク取付用治具115に取付けられたフラッグ117に
基づいて、ワーク8の種類が識別される。すなわち、自
動移載装置65に設けられた投光器125aからフラッ
グ117に対して光が投光され、その後の受光器125
bにより受光される(図3参照)。そして受光器125
bからの信号に基づき、制御装置(図示せず)によりフ
ラッグの形状が読み取られ、小フラッグ117aの場合
は小さなワーク8aを載置固定していると判断され、大
きなフラッグ117bの場合は大きなワーク8bを載置
固定していると判断される。
【0049】入口コンベア61の塗装パレット36上に
載置されたワーク8は、その後ワーク8の形状に応じて
塗装ブース31a〜31dのうちのいずれか一つの塗装
ブース内に入る。例えばワーク8が塗装ブース31aに
より塗装されるワークであると判定されると、入口コン
ベア61上のワーク8は、塗装パレット36とともに塗
装ブース31a用のブースコンベア63a上に移載され
る。ブースコンベア63a上のワーク8はその後塗装ブ
ース31a内に入り、ワーク8に対して塗装ロボット3
2aのアーム33aの先端から塗料が噴射される。この
ようにして表面に塗料が塗布されたワーク8は、その後
塗装パレット36とともにブースコンベア63aから出
口コンベア62まで搬送される。その後ワーク8は、出
口コンベア62の出口側に設けられた自動移載装置66
によって、出口コンベア62の塗装パレット36から共
通ワーク搬送コンベア40の共通パレット上に、図3お
よび図4により説明した前述の作用により移載される。
【0050】塗装装置22の自動移載装置66から共通
ワーク搬送装置40に移載されたワーク8は、その後焼
付乾燥炉23内を通って加熱され、ワーク8表面の塗料
が乾燥して固められる。次にワーク8は、焼付乾燥炉2
3から開口43を経て図2に示す1階フロアまで降下す
る。その後ワーク8は、移載ロボット95aにより、共
通ワーク搬送装置40から脱荷部95において脱荷さ
れ、脱荷部95から製品として外部に搬送される。
【0051】一方、ワーク8が脱荷された共通ワーク搬
送装置40は、ゴミ取り脱脂装置50の側方まで戻り、
上述の作用を繰返す。
【0052】本実施例によれば、ワーク取付用治具11
5の上部フレーム120にワーク8を載置固定するとと
もに、下部フレーム121の一側縁121aを共通ワー
ク搬送装置40の共通パレット100に設けられた爪1
01に係合させ、かつ下部フレーム121を側板131
で側方から保持することにより、共通パレット100上
にワーク取付用治具115を固定することができる。ま
たワーク取付用治具を共通パレット100上で傾斜させ
るだけでワーク取付用治具115と共通パレット100
との係合および解除を容易に行なうことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下部フレームの一側縁をパレットの爪に係合させ、下部
フレームを側板で側方から保持することにより、パレッ
トの底板上でワークが固定されたワーク取付用治具を安
定して固定することができる。また、ワーク取付用治具
をパレット上で傾斜させるだけでワーク取付用治具とパ
レットとの係合および解除を容易に行なうことができる
ので、パレットに対するワークの自動移載作業を容易に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワーク取付用治具と共通パレット
の嵌込構造を示す平面図。
【図2】ワーク取付用治具と共通パレットの嵌込構造を
示す側面図。
【図3】ワーク取付用治具を示す斜視図。
【図4】ワーク取付用治具の側面図。
【図5】水圧転写印刷設備の二階フロア部分の配置図。
【図6】水圧転写印刷設備の一階フロア部分の配置図。
【図7】水圧転写装置の概略側面図。
【図8】塗装装置の各塗装ブース内の状態を示す側面
図。
【符号の説明】
8 ワーク 40 共通ワーク搬送コンベア 100 共通パレット 101 爪 115 ワーク取付用治具 120 上部フレーム 121 下部フレーム 121a 一側縁 122 連結フレーム 130 底板 131 側板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを載置固定する上部フレームと、こ
    の上部フレームに連結フレームを介して接続された略四
    角形状外形を有する下部フレームとからなるワーク取付
    用治具と、 搬送コンベア上に設けられ、前記下部フレームが載置さ
    れるパレットとを備え、 前記パレットは底板と、底板周縁に設けられ前記下部フ
    レームを側方から保持する側板とを有し、この側板に前
    記下部フレームの一側縁と係合する爪を取付けたことを
    特徴とするワーク取付用治具とパレットの嵌込構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138340A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 株式会社タイカ 液圧転写装置 並びに液圧転写用治具装置

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