JPH0523733Y2 - - Google Patents

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JPH0523733Y2
JPH0523733Y2 JP1986107785U JP10778586U JPH0523733Y2 JP H0523733 Y2 JPH0523733 Y2 JP H0523733Y2 JP 1986107785 U JP1986107785 U JP 1986107785U JP 10778586 U JP10778586 U JP 10778586U JP H0523733 Y2 JPH0523733 Y2 JP H0523733Y2
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hinge
arm
hinge arm
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vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両扉のヒンジに関する。
[従来の技術] 冷凍車等の荷室後部開口扉は観音開きとするこ
とが多く、特に大型の扉を使用する場合には、
270度回転可能な扉ヒンジにより開放時の扉を荷
室のクオータパネルに沿つて納まり良く位置する
ようにしてある。かかる扉ヒンジの一例を第5
図、第6図に示す。
図において、荷室Cの後部開口を開閉する扉D
はその側縁をヒンジアーム1′に固定支持せしめ
てあり、該ヒンジアーム1′は、荷室Cのバツク
パネル側端に後方へ向けて突設したブラケツト2
1′の支軸2′に回転自在に結合してある。
しかして、ヒンジアーム1′は扉Dの開放時に
は第5図矢印の如く車両外方へほぼ270度回動し、
これにより、扉Dは荷室のクオータパネルC1に
沿つて位置せしめられる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来のヒンジではブラケツト2
1′が車両外面に突出しているために見栄えが悪
く、しかもブラケツト取付面との連続性を考慮し
てボデーパネルを直線的な平面とす必要がある等
の意匠上の制約をもたらしていた。
本考案はかかる問題点に鑑み、従来の如くブラ
ケツトが車両外面に突出することがなく、したが
つて意匠性に優れており、かつ大きな扉開放角を
保証する車両扉のヒンジを提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 車両開口内縁に設けた第1の支軸12に基端が
回転自在に支持されて開口内より外方へ回動する
第1のヒンジアーム13と、上記第1の支軸12
に回転自在に装着され、バネ部材18により上記
第1のヒンジアーム13を覆う位置に付勢されて
車両のアウタパネルD1と連続面をなし、第1の
ヒンジアーム13の外方回動の途中でこれに当接
して一体に回動するヒンジカバーEと、上記第1
のヒンジアーム13の先端に設けた第2の支軸1
4に回転自在に支持されてさらに外方へ回動し、
開口扉D内に位置してこれを固定支持する第2の
ヒンジアーム15と、上記第1の支軸12回りに
設けられ一部に切欠き部を有するカム面11a
と、上記第1のヒンジアーム13に沿つて設けら
れ、該ヒンジアーム13に設けた回転軸16に中
間位置を支持されて、その基端が上記カム面11
aに当接するロツクアーム16とを具備し、上記
第1のヒンジアーム13が開口内より所定角度外
方へ回動する間は上記ロツクアーム16の先端が
上記第2のヒンジアーム15に係合してこれの上
記第2の支軸14回りの回動を阻止するととも
に、第1のヒンジアーム13が上記所定角度まで
回動した時にロツクアーム16の基端が上記カム
面11aの切欠き部に至り、ロツクアーム16が
上記回転軸161回りに回動して上記第2のヒン
ジアーム15との係合を解消するものである。
[作用] 扉Dの開放時には上記第1のヒンジアーム13
は開口内より外方へ回動するが、該ヒンジアーム
13が所定角度外方へ回動する間は、上記ロツク
アーム16は上記カム面11aに沿つて移動せし
められてその先端が上記第2のヒンジアーム15
に係合し、該ヒンジアーム15の第2の支軸14
回りの回動を阻止する。
ヒンジアーム13が上記所定角度回動して図の
A位置に至ると、ロツクアーム16と第2のヒン
ジアーム15との係合が解消されるため上記第2
のヒンジアーム15は第2の支軸14回りに回動
可能となり、外方へ回動して図のB位置に至つて
車両のクオータパネルC1に沿つて位置する。
なお、上記第1のヒンジアーム13が外方へ回
動する途中でヒンジカバーEに当接し、以後ヒン
ジカバーEはヒンジアーム13と一体にバネ力に
抗して回動する。
[効果] 上記構造の車両ヒンジによれば、支軸で連結さ
れた2本のヒンジアームを順次回動せしめること
により充分に大きな扉開放角が保証される。ま
た、扉閉鎖時にはヒンジカバーEによりヒンジ全
体が露出することなく覆われるから意匠性に優
れ、かつボデーパネルの形状の自由度を上げるこ
とができる。
さらに本考案は、互いに連結されたヒンジアー
ム13,15にロツクアーム16とカム面11a
を設ける簡易な構成で実現することができる。
[実施例] 第4図には荷室Cの後端開口に観音開きの開口
扉Dを設けた車両を示し、各扉Dはその側縁に設
けたヒンジ1(一方のみ図示)によりボデーパネ
ルに結合されている。ヒンジ1の詳細を第1図な
いし第3図に示す。
ヒンジ1は荷室のインナパネルC2(第1図)
に固定されるブラケツト11を有し、該ブラケツ
ト11は車両後方に向けて配設されてその先端は
扉DのアウタパネルD1と連続面をなすヒンジカ
バーE内に位置している。上記ブラケツト11の
先端部は二股状(第3図)としてあり上下の先端
間に第1の支軸12が設けてある。
上記第1の支軸12には車両内方へU字状に湾
曲する第1のヒンジアーム13が連結してあり、
該ヒンジアーム13の先端に第2の支軸14が設
けてある。該支軸14には第2のヒンジアームた
るブラケツト15が連結され、該ブラケツト15
は扉D内に延びてこれを固定支持している。
ヒンジアーム13の上面にはこれに沿つてわん
曲するロツクアーム16が設けてあり、該ロツク
アーム16は中間部を回転軸161で上記ヒンジ
アーム13上面に結合してある。ロツクアーム1
6には基端にローラ17が設けられ、該ローラ1
7は、ブラケツト11先端に上記支軸12と同心
の円形に形成したカム面11aに当接している。
カム面11aはヒンジカバーEに面する後部がロ
ツクアームの回転軸161を中心とする円弧状に
切り欠いてある。また、ブラケツト11には、上
記ロツクアーム16のローラ17がカム面11a
の切欠き部に来た時にヒンジアーム13のそれ以
上の回動を制限するストツパ11bが一体に形成
してある。
ロツクアーム16の先端は、扉Dを閉鎖した図
示の状態でブラケツト15の連結部外周に形成し
た凹部15aに嵌入しており、これによりブラケ
ツト15が支軸14回りに車両外方へ回動するこ
とは防止されている。上記凹部15Aの近傍には
凸部15bが形成してある。なお、扉Dのアウタ
パネルD1とクオータパネルC1とに連続するコ
ーナ部を形成する上記ヒンジカバーEは、第5図
および第6図に示す如く、上下の側面で支軸12
に回動自在に連結されている。そして、支軸12
回りに設けたコイルバネ18により第5図の矢印
方向へ付勢され、扉Dの閉鎖状態では図示の如く
背面の突起E2がブラケツト11の端面に当接位
置決めされて、アウタパネルD1とクオータパネ
ルC1とに連続するコーナ面を形成している。
扉開放時には、ブラケツト15は上記ロツクア
ーム16により支軸14回りの回転を阻止されて
いるから、ブラケツト15とヒンジアーム13は
一体となつて支軸12回りに外方へほぼ180度回
動し、ブラケツト11のストツパ11bに当接し
て止まる(第1図A位置)。この間、ロツクアー
ム16のローラ17は上記カム面11aの周面部
に当接して移動するからロツクアーム16とブラ
ケツト15の係合状態は維持される。上記A位置
で扉Dをさらに押し開くと、上記ロツクアーム1
6は、ローラ17がカム面11aの切欠き部に移
動することにより、回転軸161を中心に回動し
その先端がブラケツト15の凹部15aより外れ
る。
これにより、ブラケツト15が支軸14回りに
回動可能となり、扉Dはさらに90度回動してクオ
ータパネルC1に沿つて位置する(第1図B位
置)。この間、ヒンジカバーEの屈曲する端縁E
1(第5図)にはヒンジアーム13が回動途中で
当接し、一体に回動する。なお、ロツクアーム1
6のローラ17がカム面11aの切欠き部に嵌入
している間はヒンジアーム13が第1の支軸12
回りに回動することはストツパ11bにより阻止
される。
扉Dの閉鎖時には、扉Dを90度戻し回動すると
ブラケツト15の凸部15bによつてロツクアー
ム16は戻し回転せしめられ、その先端が再び凹
部15aに嵌入するとともに、ローラ17はカム
面11aの周面部に移動する。
上記構造のヒンジによれば、車両の開口扉はほ
ぼ270度と大きな角度で開放され、しかもヒンジ
アームを支持するブラケツトが車両外面に突出す
ることがないから意匠的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両ヒンジを設けた車両コーナ部の断
面図、第2図はその正面図、第3図は車両ヒンジ
の斜視図、第4図は車両の後部斜視図、第5図は
車両コーナ部のヒンジカバーにおける断面図、第
6図はヒンジカバーを設けた車両ヒンジの斜視
図、第7図は従来例を示す車両ヒンジの平面図、
第8図はその斜視図である。 1……ヒンジ、11……ブラケツト、11a…
…カム面、12……第1の支軸、13……第1の
ヒンジアーム、14……第2の支軸、15……ブ
ラケツト(第2のヒンジアーム)、15a……凹
部、16……ロツクアーム、17……ローラ、1
8……コイルバネ(バネ部材)、D……車両扉、
E……ヒンジカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両開口内縁に設けた第1の支軸に基端が回転
    自在に支持されて開口内より外方へ回動する第1
    のヒンジアームと、上記第1の支軸に回転自在に
    装着され、バネ部材により上記第1のヒンジアー
    ムを覆う位置に付勢されて車両のアウタパネルと
    連続面をなし、第1のヒンジアームの外方回動の
    途中でこれに当接して一体に回動するヒンジカバ
    ーと、上記第1のヒンジアームの先端に設けた第
    2の支軸に回転自在に支持されてさらに外方へ回
    動し、開口扉内に位置してこれを固定支持する第
    2のヒンジアームと、上記第1の支軸回りに設け
    られ一部に切欠き部を有するカム面と、上記第1
    のヒンジアームに沿つて設けられ、該ヒンジアー
    ムに設けた回転軸に中間位置を支持されて、その
    基端が上記カム面に当接するロツクアームとを具
    備し、上記第1のヒンジアームが開口内より所定
    角度外方へ回動する間は上記ロツクアームの先端
    が上記第2のヒンジアームに係合してこれの上記
    第2の支軸回りの回動を阻止するとともに、第1
    のヒンジアームが上記所定角度まで回動した時に
    ロツクアームの基端が上記カム面の切欠き部に至
    り、ロツクアームが上記回転軸回りに回動して上
    記第2のヒンジアームとの係合を解消することを
    特徴とする車両扉のヒンジ。
JP1986107785U 1986-07-14 1986-07-14 Expired - Lifetime JPH0523733Y2 (ja)

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JPS59179974U (ja) * 1983-05-19 1984-12-01 トヨタ自動車株式会社 自動車のサイドドアヒンジ

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