JPH0523706Y2 - - Google Patents

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JPH0523706Y2
JPH0523706Y2 JP1986166058U JP16605886U JPH0523706Y2 JP H0523706 Y2 JPH0523706 Y2 JP H0523706Y2 JP 1986166058 U JP1986166058 U JP 1986166058U JP 16605886 U JP16605886 U JP 16605886U JP H0523706 Y2 JPH0523706 Y2 JP H0523706Y2
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concrete
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は建築土木工事用およびコンクリート
製品製造用に用いるコンクリート用型枠に関す
る。
(従来の技術) 従来この種の型枠としては、木製あるいは金属
製の型枠が広く用いられている。また特開昭52−
126416号公報により提案された型板表面にウレタ
ン樹脂層を設けた型枠も知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記従来の型枠は、コンクリートの型
離れが比較的悪いので、使用の都度、コンクリー
トに接する表面を清掃してコンクリート固着残片
の除去と塗油をおこなう必要があり、作業性がわ
るかつた。また打上がつたコンクリート体(コン
クリート成形品)の表面も必ずしも平滑でなく、
比較的平滑な表面の得られるウレタン樹脂層を有
する型枠は、数回の使用で樹脂層表面が荒れ、木
製型枠と共に型枠寿命が短いものであつた。
この考案は上記従来の問題点を解決するもの
で、離型性がよく、表面が緻密できれいなコンク
リート体が得られ、寿命の長いコンクリート用型
枠を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの考案のコンクリ
ート用型枠は、コンクリートに接する型板の表面
に、ほうろう層を設ける構成とした。
この考案におけるほうろう層は、型枠のコンク
リートに接する型板部が、鋼、鋳鉄、アルミニウ
ム、ステンレス、銅などの各種金属から成る場
合、この型板の表面に直接ほうろうフリツトを施
釉焼成してほうろう層を設けたものとしてもよい
が、前記の各種金属から成る金属板の表面にほう
ろう層を設けたものを、木製、金属製、プラスチ
ツク製などの型枠の型板表面部に接着や溶接など
により固着する構成とすれば、ほうろうフリツト
の施釉焼成は上記金属板のみに対しておこなえば
よいので製作が容易で好ましい。なおこの金属板
にプレス加工などにより凹凸模様を形成させ、そ
の上にほうろう層を設ければ、このほうろう層の
凹凸模様に応じた模様をコンクリート体の表面に
形成できる。またほうろう層形成用のフリツト
は、施釉対象の金属の種類に応じて公知の各種の
ものを用いることができるが、ほうろう層の厚さ
は50〜300μm程度とすればよい。
(作用) この考案のコンクリート用型枠においては、型
板表面部のほうろう層が硬質のガラス状で緻密か
つ平滑な表面を有するため、コンクリートとの離
型性が良好で、コンクリート体の表面にも緻密か
つ平滑な面が形成され、またほうろう層は傷付き
や肌荒れが極めて少なく長期の使用に耐える。ま
た型板の表面に凹凸模様を形成するかほうろう層
の厚さを変えるかしてほうろう層の表面に凹凸模
様を形成させたものを用いれば、上記のほうろう
層の特性によりコンクリート体にも上記凹凸模様
が精密に反転転写され、きれいな凹凸模様付きの
コンクリート体が得られる。
(実施例) 以下第1図および第2図によりこの考案の一実
施例を説明する。
図中、1は厚さ1.6mmのほうろう用鋼板を浅い
箱状に折曲成形したパネルで、平板状の型板2
と、この四周に連設する折曲片3とから成る。こ
のパネル1の表面側にはケイ酸系フリツトを用い
て常法により厚さ200μmのほうろう層4を設けて
ある。5は厚さ15mmの木板から成る補強板で、パ
ネル1の裏面側に接着剤6により固着してある。
上記構成の型枠7を、第2図に示すように建物
外部側に連結配置し、建物内部側には従来の木製
の型枠8を連結配置して、建物外壁のコンクリー
ト打設をおこなつた。図中9は型枠連結部に挿入
したゴムパツキン、10は連結用ボルト、11は
打設したコンクリートである。コンクリート固化
後、型枠7は型枠8に比べて極めて容易に型ばら
しでき、建物外部側のコンクリート壁表面は平滑
美麗であつて、ほうろう層4上のコンクリート付
着残片は皆無であつた。この型枠7は、表面を布
で拭う程度でその後10回の繰返使用によつても離
型性、コンクリート体表面の平滑度、およびほう
ろう層4の平滑度は殆んど変化が認められなかつ
た。
次に第3図乃至第5図はこの考案の他の実施例
を示し、厚さ0.8mmのアルミナイズド鋼板から成
る金属板21の表面にケイ酸系フリツトを用いて
厚さ70μmのほうろう層22を形成したものを、
木製の型板23と補強材24とから成る公知の木
製の型枠25の型板部表面に接着剤26により固
着して、型枠27を構成したものである。
この型枠27を第5図に示すように組立ててコ
ンクリート柱の成形に用いたところ、前記実施例
と同様な作用効果が得られた。なお図中28は鉄
筋、29は打設したコンクリート、30はゴムパ
ツキンを示す。
この考案は上記各実施例に限定されるものでは
なく、たとえば型板が湾曲板や折曲板状を呈する
等、型枠各部の形状、構造は上記以外のものとし
てもよい。またこの考案は、コンクリートブロツ
クや側溝などのコンクリート製品を工場生産する
のに用いる型枠にも適用できるものである。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、型板表
面部のほうろう層が硬質のガラス状で緻密かつ平
滑な表面を有するため、コンクリートとの離型性
が良好であり、コンクリート体の表面にも緻密か
つ平滑な面が形成され、きれいな表面のコンクリ
ート体を成形することができる。またほうろう層
は傷付きや肌荒れが極めて少なく、長期の使用に
耐え、型枠寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す型枠の断面
図、第2図は同じく使用状態説明断面図、第3図
はこの考案の他の実施例を示す型枠の一部切欠平
面図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図
は第3図の型枠の使用状態説明断面図である。 1……パネル、2……型板、3……折曲片、4
……ほうろう層、5……補強板、7……型枠、2
1……金属板、22……ほうろう層、23……型
板、26……接着剤、27……型枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 コンクリートに接する型板の表面に、ほうろ
    う層を設けたことを特徴とするコンクリート用
    型枠。 2 ほうろう層が、型板に固着した金属板の表面
    に設けられている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のコンクリート用型枠。 3 ほうろう層の表面に凹凸模様が形成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載のコンクリート用型枠。
JP1986166058U 1986-10-29 1986-10-29 Expired - Lifetime JPH0523706Y2 (ja)

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JP1986166058U JPH0523706Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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JPS6371356U JPS6371356U (ja) 1988-05-13
JPH0523706Y2 true JPH0523706Y2 (ja) 1993-06-17

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JPH036404Y2 (ja) * 1984-11-19 1991-02-19

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JPS6371356U (ja) 1988-05-13

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