JPH11333819A - コンクリート床の形成方法 - Google Patents

コンクリート床の形成方法

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JPH11333819A
JPH11333819A JP14694298A JP14694298A JPH11333819A JP H11333819 A JPH11333819 A JP H11333819A JP 14694298 A JP14694298 A JP 14694298A JP 14694298 A JP14694298 A JP 14694298A JP H11333819 A JPH11333819 A JP H11333819A
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JP
Japan
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floor
concrete
precast
mold
building
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JP14694298A
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Yoshinari Tsuda
淑成 津田
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルコニーのコンクリート床の上面に、均一
できれいな仕上がりの水勾配11と排水溝12を形成す
ること。 【解決手段】 プレキャスト用のベット面22上に、第
1、第2の型23,24をセットし、周囲を側枠25に
て囲んで、内部にコンクリート27を打設し、養生後、
脱型・反転して床版6とし、このプレキャスト床版6を
バルコニーの床として建物に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面に傾斜や凹凸
があって非平坦であったり、上面に面一状態にインサー
ト金物が露出されていたり、上面から所定深さの位置に
インサート金物が露出状態に備えられているようなコン
クリート床の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば集合住宅などの鉄骨造りの建物で
は、図7(イ)に示すように、バルコニーや共用廊下な
ど、建物の外壁77の外方に突出される出っ張り部71
の床72の上面は、水勾配81や排水溝82などを有す
る非平坦面形状に形成しておく必要がある。
【0003】従来、上記のような水勾配81や排水溝8
2の形成は、建物の躯体の大梁73から延ばした受け用
の小梁74の上面にデッキプレート75を敷き、その上
にコンクリート76を打設し、コンクリート76の上面
に左官処理を施すというようにして行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床72
の上面の水勾配81や排水溝82などの非平坦面形状を
左官処理により仕上げていく方法では、仕上がりを均一
にするのが非常に難しいという問題があった。
【0005】また、上記のような出っ張り部71の床7
2に限らず、図7(ロ)に示すように、インサート金物
83をコンクリート床72の上面と面一に露出させて埋
め込む施工を行うような場合、インサート金物83を、
床72の上面と面一のきれいな埋め込み状態に備えさせ
るのが非常に難しいという問題もあった。また、図示し
ないが、インサート金物を床上面から所定深さの位置に
備えさせる施工も、非常に難しいものであった。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、上面を均一できれいな仕上がりの非平坦面形状に形
成することができ、また、インサート金物を、床上面に
精度良く面一に露出させたきれいな埋め込み状態に備え
させることができ、また、インサート金物を床上面から
所定の深さ位置に精度良く備えさせることができる、コ
ンクリート床の形成方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、プレキャス
ト用のベット面上に、コンクリート床の上面の非平坦面
形状を成形する成形面を備えさせ、周囲を側枠にて囲ん
で、内部にコンクリートを打設し、養生後、脱型・反転
して床版とし、このプレキャスト床版を建物に設置する
ことを特徴とするコンクリート床の形成方法によって解
決される。
【0008】即ち、コンクリート床をプレキャスト版と
し、コンクリート床の上面の非平坦面形状を、このプレ
キャスト版キャスティング用のベッド面上の成形面にて
成形するものであるから、コンクリート床の上面を均一
できれいな仕上がりの非平坦面形状に形成することがで
きる。
【0009】しかも、プレキャスト用のベット面上に、
非平坦面形状成形用の成形面を備えさせるものであるか
ら、非平坦面形状成形用の成形面の形成を容易に行うこ
とができ、従って、非平坦面形状を一方の面に有するプ
レキャスト版を容易かつコスト的に有利に製作すること
ができる。
【0010】特に、水平で平坦なベッド面に対して非平
坦面形状成形用の型をセットすることによってベッド面
上に成形面を備えさせるようにする場合は、ベッド面の
平坦さを利用して、型のセットを容易にかつ精度良く行
うことができる。
【0011】また、上記方法において、ベッド面に備え
させる成形面が、水勾配面及び排水溝用の成形面を含
み、プレキャスト床版を、建物の外壁の外方に突出され
る出っ張り部の床として建物に設置するものとするのが
よい。これにより、出っ張り部の床の上面の水勾配や排
水溝を均一できれいな仕上がりにすることができる。し
かも、プレキャスト版を建物の外壁外方に突出させるよ
うに設置するだけで出っ張り部の床を形成することがで
き、出っ張り部の床の施工を、工種少なく、短工期にて
行うことが可能となる。即ち、プレキャスト版はそれ自
身に充分な強度をもたせることができるから、建物躯体
に、出っ張り部の床の受けとなる小梁鉄骨を備えさせる
必要はなく、その工事を排除することができる。また、
コンクリートの打設が不要となり、養生期間を考慮する
必要もない。また、出っ張り部の床の上面側について
は、上記のように予めその上面を所定の水勾配と排水溝
が形成されているので、床面の左官工事も必要ない。ま
た、出っ張り部の床の下面側についても、プレキャスト
版が露出するだけで、スッキリしており、ボードを春な
ど大掛かりな軒天の仕上げ工事も必要ない。出っ張り部
の床の鼻先部分についても、プレキャスト版の鼻先部分
が露出しているだけで、スッキリしており、鼻先隠しの
工事も必要ない。このように、少工種、短工期にて、建
物の出っ張り部の床を施工することができる。
【0012】また、上記課題は、プレキャスト用のベッ
ト面上に、コンクリート床の上面に露出されるインサー
ト金物をセットし、周囲を側枠にて囲んで、内部にコン
クリートを打設し、養生後、脱型・反転して床版とし、
このインサート金物付きプレキャスト床版を建物に設置
することを特徴とするコンクリート床の形成方法によっ
て解決される。
【0013】即ち、キャスティングにおいて、インサー
ト金物の下面はベッド面上に位置しており、コンクリー
トはこのベッド面上に打設されるから、インサート金物
の下面の高さ位置と、打設されたコンクリートの下面高
さ位置とが精度良く一致し、従って、インサート金物
を、床上面に精度良く面一に露出させたきれいな埋め込
み状態に備えさせることができる。
【0014】しかも、インサート金物をプレキャスト用
のベット面上に対してセットするものであるから、イン
サート金物のセットを容易に行うことができ、従って、
一方の面にインサート金物を面一露出状態に有するプレ
キャスト版を容易にかつコスト的に有利に製作すること
ができる。
【0015】また、上記の課題は、プレキャスト用のベ
ット面上に、スペーサーを介してインサート金物をセッ
トし、周囲を側枠にて囲んで、内部にコンクリートを打
設し、養生後、スペーサーの取外しを含んで脱型・反転
して床版とし、このインサート金物付きプレキャスト床
版を建物に設置することを特徴とするコンクリート床の
形成方法によって解決される。
【0016】即ち、キャスティングにおいて、インサー
ト金物の下面はスペーサーを介してベッド面上に位置し
ており、コンクリートはこのベッド面上に打設されるか
ら、インサート金物の下面の高さ位置と、打設されたコ
ンクリートの下面高さ位置とが精度良く一致し、従っ
て、インサート金物を床上面から所定の深さ位置に精度
良く備えさせることができる。
【0017】しかも、インサート金物をスペーサーを介
してプレキャスト用のベット面上に対しセットするもの
であるから、インサート金物のセットを容易に行うこと
ができ、従って、インサート金物を床上面から所定の深
さ位置に備えさせたプレキャスト床版を容易にかつコス
ト的に有利に製作することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0019】第1実施形態において形成しようとするコ
ンクリート床は、図2(イ)に示す、集合住宅などの鉄
骨造りの建物における床、具体的には、この建物の外壁
2の外方に突出して備えられる出っ張り部たるバルコニ
ー3、屋外廊下部分4のコンクリート床5,5である。
【0020】即ち、このコンクリート床5の上面には、
図2(ロ)に示すように、水勾配面11と排水溝12と
が備えられている。また、この床5は、建物躯体の大梁
1よりも内方に一体に延長され、外壁2の下部の位置に
おける上面に、外壁の仕様、取付け方法に対応する形状
の凸16が備えられている。その他、図示しないが、鼻
先部13の上面には、手摺りなどを取り付ける嵌め込み
用の凹部なども備えられている。コンクリート床5の上
面は、これらにより非平坦な形状に形成されている。
【0021】本実施形態では、次のようにして製作した
プレキャスト床版を用いて、この床5を形成する。プレ
キャスト床版の製作は、次のようにして行う。まず、図
1(イ)に示すような型枠21を用意する。型枠21
は、上面が平滑で平坦なプレキャスト用の水平ベッド面
22上に、第1の型23と第2の型24をセットし、周
囲を側枠25にて囲んだものである。第1の型23及び
第2の型24は、ベッド面22上に、床5の上面の非平
坦面形状を成形する成形面を形成するもので、第1の型
23が、床5の水勾配面11及び排水溝12を成形す
る。第2の型24は、建物の外壁2の内方に突出される
部分の上面を成形するもので、外壁2の下部に備えられ
る凸16は、第1の型23と第2の型24との協働によ
りそれらの間に成形されるようになされている。ベット
面22に対して型23,24をセットして非平坦面形状
の成形面を形成するものであるから、成形面の形成を容
易に行うことができ、また、ベッド面22の平坦さを利
用して型23,24を精度良くセットすることができ
る。
【0022】そして、上記の型枠21の内部に補強用の
筋材26や、その他、必要に応じて、金物類やその他の
型をセットした状態で、図1(ロ)に示すように、型枠
21内にコンクリート27を打ち込み、養生後、図1
(ハ)に示すように脱型し、得られたプレキャスト版6
を図1(ニ)に示すように反転させる。これにより、上
面に、床5の上面の水勾配面11や排水溝12、凸16
などの非平坦形状がきれいに成形されたプレキャスト床
版6が得られる。また、このプレキャスト床版6の下面
は平坦である。
【0023】次いで、このプレキャスト床版6を建物に
設置する。設置は、例えば、図3、図4に示すように、
建物の外で、プレキャスト床版6の出っ張り部の床5と
なる側をクレーンなどで水平に吊り、プレキャスト床版
6のもう一方を建物躯体の大梁1を越えて内方に差し込
み、そして、凸16を外壁2の取付け位置に位置させる
ように、プレキャスト床版6の前後方向中間部を躯体の
大梁1の上面に支承させ、内方側の端部下面を躯体内部
の小梁7に支承させ、大梁1、小梁7に連結するという
ようにして行う。プレキャスト床版6を、このようにそ
の中間部を躯体の大梁1に支承させて設置することによ
り、建物躯体に対し力学的安定性良く設置することがで
き、施工上容易に大梁1、小梁7に連結することができ
る。なお、このプレキャスト床版6は、例えば、図示す
るように、その内方側の端部に外方に突出する筋材17
…を備えさせ、建物の内部に敷き込まれているデッキプ
レート8上にコンクリート9を打ち込んで建物内の床を
形成する際に、上記の筋材17…をこのコンクリート9
内に埋め込み状態にすることなどによって、建物にしっ
かりと保持される。
【0024】以上のようにして、上面に、均一できれい
な仕上がりの水勾配面11や排水溝12、凸16を有す
るバルコニー3や廊下4の床5,5を形成することがで
きる。しかも、上記のように、バルコニー3や廊下4の
床5,5を、プレキャスト床版6にて形成することによ
り、プレキャスト床版6を建物の外壁2の外方に突出さ
せるように設置するだけで、バルコニー3や廊下4の床
を形成することができ、出っ張り部の床の施工を、工種
少なく、短工期にて行うことが可能となる。即ち、建物
躯体に、従来のような受けとなる小梁鉄骨を備えさせる
必要がなく、コンクリートの打設も不要で、養生期間を
考慮する必要もなく、また、床5,5の上面の左官工事
も必要ない。また、出っ張り部の床の下面側について
も、プレキャスト床版6の下面が露出するだけで、スッ
キリしており、塗装等するのみで、大掛かりな軒天の仕
上げ工事も必要なく、鼻先部分13についても、プレキ
ャスト床版6の鼻先部分が露出するだけで、スッキリし
ており、鼻先隠しの工事も必要ない。
【0025】次に、第2実施形態を示す。第2実施形態
は、インサート金物が、上面に面一に露出された埋め込
み状態で備えられるコンクリート床の形成に関するもの
で、この場合も、床は、プレキャスト床版による。この
プレキャスト床版の製作は、図5に示すようにして行
う。即ち、まず、図5(イ)に示すような型枠21を用
意する。型枠21は、上面が平滑で平坦なプレキャスト
用の水平ベッド面22上を側枠25で囲んだものであ
る。このベッド面22上にインサート金物28をセット
する。ベット面22に対してインサート金物28をセッ
トするものであるから、セットが容易であると共に、ベ
ッド面22の平坦さを利用してインサート金物28を精
度良くセットすることができる。そして、上記の型枠2
1の内部に補強用の筋材26をセットすると共に、必要
に応じて、その他の金物類、型などをセットした状態
で、図5(ロ)に示すように、型枠21内にコンクリー
ト27を打ち込み、養生後、図5(ハ)に示すように脱
型し、得られたプレキャスト床版6を図5(ニ)に示す
ように反転させ、そして、これを建物に設置する。これ
により、インサート金物28がコンクリート床の上面に
精度良く面一に露出させたきれいな埋め込み状態のコン
クリート床を形成することができる。
【0026】次に、第3実施形態を示す。第3実施形態
は、インサート金物が、上面から所定の深さ位置に埋め
込み状態で備えられるコンクリート床の形成に関するも
ので、この場合も、床は、プレキャスト床版による。こ
のプレキャスト床版の製作は、図6に示すようにして行
う。即ち、まず、図5(イ)に示すような型枠21を用
意する。型枠21は、上面が平滑で平坦なプレキャスト
用の水平ベッド面22上を側枠25で囲んだものであ
る。このベッド面22上にスペーサー30を介してイン
サート金物28をセットする。ベット面22に対してス
ペーサー30を介してインサート金物28をセットする
ものであるから、セットが容易であると共に、ベッド面
22の平坦さを利用してインサート金物28を精度良く
セットすることができる。そして、上記の型枠21の内
部に補強用の筋材26をセットすると共に、必要に応じ
て、その他の金物類、型などをセットした状態で、図6
(ロ)に示すように、型枠21内にコンクリート27を
打ち込み、養生後、図6(ハ)に示すように脱型し、ま
た、スペーサー30を取り外し、得られたプレキャスト
床版6を図6(ニ)に示すように反転させ、そして、こ
れを建物に設置する。これにより、インサート金物28
がコンクリート床の上面から所定の深さ位置に精度良く
埋込み状態に備えられたコンクリート床を形成すること
ができる。なお、スペーサー30の取外しは反転前に行
われてもよいし、反転後に行われてもよい。また、スペ
ーサー30は、ベッド22面上に固着状態に取り付けら
れていてもよい。
【0027】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、発明思想を逸
脱しない範囲で、各種変更が可能である。例えば、上記
の第1実施形態では、バルコニー3や廊下4などの、建
物の出っ張り部の床の形成について説明しているが、請
求項1に記載の発明方法は、その他、上面に傾斜や凹凸
などの各種非平坦形状を有するような各所のコンクリー
ト床の形成に広く適用されてよい。また、請求項3、4
に記載の発明方法で形成されるコンクリート床は、上記
のような建物のバルコニー3や廊下4などの出っ張り部
の床であってもよいし、建物の内部の床であってもよ
い。また、上面が非平坦状の床であってもよいし、上面
が平坦な床であってもよい。
【0028】
【発明の効果】上述の次第で、本発明のコンクリート床
の形成方法は、プレキャスト用のベット面上に、コンク
リート床の上面の非平坦面形状を成形する成形面を備え
させ、周囲を側枠にて囲んで、内部にコンクリートを打
設し、養生後、脱型・反転して床版とし、このプレキャ
スト床版を建物に設置するものであるから、コンクリー
ト床の上面を均一できれいな仕上がりの非平坦面形状に
形成することができる。しかも、プレキャスト用のベッ
ト面上に、非平坦面形状成形用の成形面を備えさせるも
のであるから、非平坦面形状成形用の成形面の形成を容
易に行うことができ、従って、非平坦面形状を一方の面
に有するプレキャスト版を容易にかつコスト的に有利に
製作することができる。
【0029】また、上記方法において、ベッド面に備え
させる成形面が、水勾配面及び排水溝用の成形面を含
み、プレキャスト床版を、建物の外壁の外方に突出され
る出っ張り部の床として建物に設置するものとすること
により、出っ張り部の床の上面の水勾配や排水溝を均一
できれいな仕上がりにすることができ、しかも、建物の
外壁の外方に突出される出っ張り部の床の施工を、工種
少なく、短工期にて行うことが可能となる。
【0030】更に、本発明のコンクリート床の形成方法
は、プレキャスト用のベット面上に、コンクリート床の
上面に露出されるインサート金物をセットし、周囲を側
枠にて囲んで、内部にコンクリートを打設し、養生後、
脱型・反転して床版とし、このプレキャスト床版を建物
に設置するものであるから、インサート金物を、床上面
に精度良く面一に露出させたきれいな埋め込み状態に備
えさせることができる。しかも、インサート金物をプレ
キャスト用のベット面に対してセットするものであるか
ら、インサート金物のセットを容易に行うことができ、
一方の面にインサート金物を面一露出状態に有するプレ
キャスト版を容易にかつコスト的に有利に製作すること
ができる。
【0031】また、本発明のコンクリート床の形成方法
は、プレキャスト用のベット面上に、スペーサーを介し
てインサート金物をセットし、周囲を側枠にて囲んで、
内部にコンクリートを打設し、養生後、スペーサーの取
外しを含んで脱型・反転して床版とし、このインサート
金物付きプレキャスト床版を建物に設置するものである
から、インサート金物を床上面から所定の深さ位置に精
度良く備えさせることができる。しかも、インサート金
物をスペーサーを介してプレキャスト用のベット面上に
対しセットするものであるから、インサート金物のセッ
トを容易に行うことができ、インサート金物を床上面か
ら所定の深さ位置に備えさせたプレキャスト床版を容易
にかつコスト的に有利に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の方法を示すもので、図(イ)な
いし図(ニ)はプレキャスト床版の製造方法を順次に示
す側面断面図である。
【図2】図(イ)は床の断面側面図、図(ロ)は出っ張
り部に床を拡大して示す断面側面図である。
【図3】プレキャスト床版の設置方法を示すもので、図
(イ)は設置前の側面断面図、図(ロ)は設置状態の側
面断面図である。
【図4】プレキャスト床版の設置状態の平面図である。
【図5】第2実施形態の方法を示すもので、図(イ)な
いし図(ニ)はプレキャスト床版の製造方法を順次に示
す側面断面図である。
【図6】第3実施形態の方法を示すもので、図(イ)な
いし図(ニ)はプレキャスト床版の製造方法を順次に示
す側面断面図である。
【図7】図(イ)(ロ)はそれぞれ従来の床構造を示す
断面側面図である。
【符号の説明】
3…バルコニー(出っ張り部) 4…廊下(出っ張り部) 5…コンクリート床 6…プレキャスト床版 11…水勾配面 12…排水溝 16…凸 22…ベッド面 23…第1の型 24…第2の型 25…側枠 27…コンクリート 28…インサート金物 30…スペーサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 5/02 E04B 5/02 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャスト用のベット面上に、コンク
    リート床の上面の非平坦面形状を成形する成形面を備え
    させ、周囲を側枠にて囲んで、内部にコンクリートを打
    設し、養生後、脱型・反転して床版とし、このプレキャ
    スト床版を建物に設置することを特徴とするコンクリー
    ト床の形成方法。
  2. 【請求項2】 ベッド面に備えさせる成形面が、水勾配
    面及び排水溝用の成形面を含み、プレキャスト床版を、
    建物の外壁の外方に突出される出っ張り部の床として建
    物に設置する請求項1に記載のコンクリート床の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 プレキャスト用のベット面上に、インサ
    ート金物をセットし、周囲を側枠にて囲んで、内部にコ
    ンクリートを打設し、養生後、脱型・反転して床版と
    し、このインサート金物付きプレキャスト床版を建物に
    設置することを特徴とするコンクリート床の形成方法。
  4. 【請求項4】 プレキャスト用のベット面上に、スペー
    サーを介してインサート金物をセットし、周囲を側枠に
    て囲んで、内部にコンクリートを打設し、養生後、スペ
    ーサーの取外しを含んで脱型・反転して床版とし、この
    インサート金物付きプレキャスト床版を建物に設置する
    ことを特徴とするコンクリート床の形成方法。
JP14694298A 1998-05-28 1998-05-28 コンクリート床の形成方法 Pending JPH11333819A (ja)

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