JPH036404Y2 - - Google Patents

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JPH036404Y2
JPH036404Y2 JP1984175425U JP17542584U JPH036404Y2 JP H036404 Y2 JPH036404 Y2 JP H036404Y2 JP 1984175425 U JP1984175425 U JP 1984175425U JP 17542584 U JP17542584 U JP 17542584U JP H036404 Y2 JPH036404 Y2 JP H036404Y2
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synthetic resin
ceramic
formwork
coating layer
coated
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコンクリート打設用の型枠の改良に関
する。
[従来の技術] コンクリート打設用の型枠としては、古くから
木製のものが一般的であつたが、近年これに代る
ものとして鋼製のものや合成樹脂製のものが利用
されるようになつている。殊に鋼製のものは型枠
として様々な利点を有し利用範囲が拡大している
が、腐食しやすい難点があることから、型枠表面
にエポキシ樹脂等の合成樹脂を塗布したり(特開
昭53−67712号参照)、合成樹脂シートによつて被
覆したり、或いはセラミツク溶射により表面処理
を施す等して(実開昭59−98997号参照)耐腐食
性、離型性等を向上させることが行われている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、型枠の表面に合成樹脂を直接塗布した
り、或いは合成樹脂シートによつて被覆したもの
では、耐摩性が良好でなく型枠の耐久性に難点が
あるだけでなく、合成樹脂層の表面に塗布する剥
離剤の保持性が悪いので離型効果が持続しないと
いう欠点を有している。
一方、型枠表面にセラミツクを溶射してセラミ
ツク層を形成したものでは、セラミツク層は多孔
質となる為、完全に型枠の表面が被覆された状態
にはならず錆が発生しやすく腐食が進行すること
から、雨水に晒される場所、塩風に当る海岸付近
での工事、或いは腐食ガスの発生するトンネル工
事等では使用することが望ましくないということ
が判明した。
[考案の目的] 本考案の目的は、耐摩性、耐腐食性が高く、し
かも剥離剤の保持性が良くて離型効果の持続性が
高いコンクリート打設用型枠を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案者は、上記目的を達成するため、鋭意検
討を重ねた結果、本考案に至つたものである。
即ち、本考案に係るコンクリート打設用型枠
は、鋼製型枠の表面をセラミツクにより、その表
面が非平滑面となるように小さな凹凸をつけて表
面被覆し、更に、該セラミツク層表面を合成樹脂
により、セラミツク内部の孔部にまで浸透し且つ
表面に剥離剤の保持性を有する微細な凹凸状態に
被覆した表面被覆層を設けたことを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、耐摩性を向上させるセラミツ
ク層の表面を非平滑に形成することにより、耐腐
食性を向上させる合成樹脂による表面被覆層との
結合性が高い。
しかも、該合成樹脂による表面被覆層の表面に
も微細な凹凸を形成することにより、表面に塗布
する剥離剤の保持性が高く、しかも均一に塗布で
きるので、離型効果の持続性が高い。
尚、表面被覆層の表面に形成する微細な凹凸
は、剥離剤の保持性を確保できるものであればよ
いので、例えば合成樹脂塗布液をスプレー塗布す
ればよい。
さらに型枠の繰り返し利用によつて合成樹脂に
よる表面被覆層の一部が脱落しセラミツク層が露
出した場合においても、合成樹脂が、多孔質であ
るセラミツク内部の孔部にまで浸透しているの
で、雨水や腐食ガス等が鋼製型枠にまで浸透する
ことがなく、型枠の腐食が防ぐことができる。
さらにまた、かかる合成樹脂のセラミツク内部
の孔部への浸透により、前記したセラミツク層と
表面被覆層との結合性がより高まる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に従つて詳細
に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す拡大断面図
である。
図において、1は鋼製の型枠板であり、その表
面はセラミツク層2により被覆されている。該セ
ラミツク層2の表面は全くの平滑でなく小さな凹
凸を付けられている。の凹凸によつて該セラミツ
ク層2の外表面を被覆する合成樹脂による表面被
覆層3との結合性を高め、表面被覆層3の剥離を
防止する。尚、この表面被覆層3は合成樹脂塗布
液を数回に分けてスプレー塗布する。
この合成樹脂によるセラミツク層2の被覆は、
合成樹脂が多孔質であるセラミツク内部の孔部に
まで浸透した状態に被覆しているので、セラミツ
ク層2と表面被覆層3との結合性をより高めるだ
けでなく、表面被覆層3が脱落しセラミツク層が
露出しても、露出したセラミツク層が雨水や腐食
ガス等を吸収するのを防止する。
また、表面被覆層3の表面にも微細な凹凸が設
けられており、この凹凸によつて表面に塗布する
剥離剤が均一に且つ保持性が高く塗布できるの
で、離型効果が持続する。
[考案の効果] 本考案によれば、耐摩性を向上させるセラミツ
ク層の表面を非平滑に形成することにより、耐腐
食性を向上させる合成樹脂による表面被覆層との
結合性が高い。
しかも、該合成樹脂による表面被覆層の表面に
も微細な凹凸を形成することにより、表面に剥離
剤を均一に且つ保持性高く塗布でき、離型効果の
持続性が高い。
また、型枠の繰りかえし利用によつて合成樹脂
による表面被覆層の一部が脱落した場合において
も、合成樹脂がセラミツク内部の孔部にまで浸透
しているので、従来のセラミツク層或いは合成樹
脂層の何れか一方のみによる被覆のものと異り、
耐腐食性が良好であり型枠の耐久性を格段に向上
させる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す拡大断面図で
ある。 1:鋼製型枠板、2:セラミツク層、3:合成
樹脂による表面被覆層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼製型枠の表面をセラミツクにより、その表面
    が非平滑面となるように小さな凹凸をつけて表面
    被覆し、更に、該セラミツク層表面を合成樹脂に
    より、セラミツク内部の孔部にまで浸透し且つ表
    面に剥離剤の保持性を有する微細な凹凸状態に被
    覆した表面被覆層を設けたことを特徴とするコン
    クリート打設用型枠。
JP1984175425U 1984-11-19 1984-11-19 Expired JPH036404Y2 (ja)

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JPS6190502U JPS6190502U (ja) 1986-06-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61196064A (ja) * 1985-02-25 1986-08-30 清水建設株式会社 型枠の製造方法
JPH0523706Y2 (ja) * 1986-10-29 1993-06-17

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5367712A (en) * 1976-11-30 1978-06-16 Kobe Steel Ltd Concrete mold made of aluminum alloy with coated surface

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5998997U (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 岐阜工業株式会社 セラミツク加工を施したコンクリ−ト型枠

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JPS6190502U (ja) 1986-06-12

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