JPS634728Y2 - - Google Patents

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JPS634728Y2
JPS634728Y2 JP6855380U JP6855380U JPS634728Y2 JP S634728 Y2 JPS634728 Y2 JP S634728Y2 JP 6855380 U JP6855380 U JP 6855380U JP 6855380 U JP6855380 U JP 6855380U JP S634728 Y2 JPS634728 Y2 JP S634728Y2
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JP
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board
sealer
impregnated
cut
inorganic
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JP6855380U
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JPS56169013U (ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ケイ酸カルシウム板、石綿セメント
ケイ酸カルシウム板等の比重が1.5以下である無
機質板を基板とし、該基板表面に塗装等の表面仕
上げ処理を施して建築物の内外装材として使用す
る建築用板に関するものである。
従来より、ケイ酸カルシウム板、石綿セメント
ケイ酸カルシウム板等の無機質板は、建築物の内
外装材料用基板として汎用されており、通常その
表面には塗装、積層、印刷等の表面化粧を良好に
施すために含浸性を有し基材表面の補強効果を合
わせもつシーラーを用いてシーラー処理が施され
ている。なんとなれば、上記の如き無機質板、と
りわけその比重が1.5以下の多孔質で吸水性の大
きい無機質板は、その表面に直接塗料を塗布した
り、接着剤を塗布したりすると、塗布後短時間で
前記塗料や接着剤中の溶液分が無機質板内に吸収
されてしまうため、塗膜あるいは接着剤層と無機
質板との密着性が極めて悪くなつて、硬化後無機
質板から塗膜等が剥落し易くなるとともに、その
表面自体が脆弱で表面層から塗膜とともに剥落す
ることもあるためであり、基板あるいは塗料等の
性状に応じ含浸量が固型分換算で5g/m2〜40
g/m2のシーラー含浸層を無機質板表面に設ける
ことにより、塗料等を無機質板に良好に密着さ
せ、且つ無機質板表面をも強化している。
しかしながら、前記無機質板には、その化粧性
を向上させたり立体感を現出させるために、端面
表面側を傾斜状に面取り切削したり、無機質板の
表面に積層、切削等により凸状部あるいは凹状部
を設けることが実施、検討されているが、これら
無機質板の切削端面あるいは凸状部の切削周端
面、凹状部の切削周壁面等の切削面は、表面に較
べて塗料等の溶液分の吸収が著しく、さらには粗
な面であつたりするため、表面と同等又はそれ以
下の含浸量では塗料等の密着性に劣り、極めて不
安定な剥落し易い層しか形成できず、内外装材と
して用いる場合塗膜の剥落によりその表面外観を
著しく低下させる原因となつていた。
本考案はかかる従来の欠点に鑑みてなされたも
ので、表面に平面部および切削面が露出するよう
に形成されたケイ酸カルシウム板、石綿セメント
ケイ酸カルシウム板等の比重が1.5以下である無
機質板の切削面に平面部に対し少くとも1.5倍以
上含浸量の大なるシーラー含浸層を設けることに
より、平面部は勿論のこと前記切削面において
も、塗装等の良好な化粧仕上げを施すことのでき
る建築用板を提供しようとするものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案の第1実施例である建築用板A
を示し、1はケイ酸カルシウム板、石綿セメント
ケイ酸カルシウム板等の比重が1.5以下である無
機質板からなる基板であつて、該基板1の端面に
は該端面表面側を面取り切削した面取り切削面
2,2が形成されているとともに、基板1の表面
1aには前記面取り切削面2,2と各々同一の傾
斜角でもつてV字状に凹陥切削した周壁傾斜切削
面3aを有する凹状部3が形成され、前記基板1
の平面部である表面1aにはウレタン系等のシー
ラーを含浸量が固型分換算で5g/m2〜40g/m2
となるように塗布してなるシーラー含浸量4が設
けられているとともに、前記面取り切削面2,2
および凹状部3の周壁傾斜切削面3a,3aには
前記表面1aのシーラー含浸層4に対し1.5倍以
上含浸量の大なるシーラー含浸層が設けられてな
るものである。
ここにおいて、含浸層4の含浸量を固型分換算
で5g/m2〜40g/m2に設定したのは、前記含浸
量が5g/m2未満となると基板1への塗料等の溶
液分の急速な浸透を押える効果が減少し、塗料等
と基板1の密着性を充分改善できないとともに、
基板1表面の補強効果も不充分となる為であり、
また40g/m2を越えると、基板1表面上に膜を形
成し易くなり、このような膜の形成は、基板1と
塗料等との密着性をかえつて低下させ、且つ不経
済な為である。
尚、上記シーラーは通常基板1に応じて適度な
浸透性を発揮できるよう溶剤で希釈して用いられ
るが、基板1は一般にその比重が低くなる程塗料
等に含まれる溶液分をより浸透し易くなるので、
上記範囲内で基板1の比重が低くなる程、含浸量
を多くすることが好ましい。
又、含浸層5の含浸量を含浸層4の含浸量に対
し1.5倍以上となるように設定したのは、1.5倍未
満であると、切削面2,2,3a,3aと塗料等
との密着性が不十分となるとともに、層間剥離等
破損し易い切削面を充分に補強するのが困難とな
る為である。
本考案の建築用板Aは前記の如き構成を有して
いるので、切削面2,2および3a,3aを含む
表面全体に塗装等の表面仕上げ処理を施した場
合、基板表面1aは勿論のこと、面取り切削面
2,2および凹状部3の周壁傾斜切削面3a,3
aにも塗料等が良好に密着し、かつ表面層が強化
されるので、従来の如き塗膜等の剥落あるいは表
面層を伴う塗膜等の剥落を生じることがなく、内
外装材として永年良好な仕上がりの表面外観を維
持させることができる。
第2図および第3図は本考案の第2実施例であ
る建築用板A′を示し、無機質板基板1の表面1
a上に、該基板1と同種類の無機質板よりなる凸
状部6,6,6′を接着剤層7を介して貼着し、
そのうちの凸状部6,6は切削により傾斜状に形
成された周端傾斜切削面6a,6aを有し、また
凸状部6′は切削により略垂直状に形成された周
端垂直切削面6′aを有しており、前記基板1の
表面1aおよび凸状部6,6,6′の上面には第
1実施例と同様範囲の含浸量を有するシーラー含
浸層4,8,8…を設ける一方、前記凸状部6′
の周端垂直切削面6′aおよび凸状部6,6の周
端傾斜切削面6a,6aには前記シーラー含浸層
4,8,8に対し1.5倍以上含浸量の大なるシー
ラー含浸層9,10,10を設けたものである。
本例においても前記第1実施例と同様に、基板1
表面1aおよび凸状部6,6,6′上面は勿論の
こと、凸状部6,6,6′の周端傾斜切削面6a,
6aおよび周端垂直切削面6′aにも良好な塗装
等による化粧仕上げを施すことができるものであ
る。
以上説明したように、本考案によれば、表面に
平面部および切削面が露出するように形成された
ケイ酸カルシウム板、石綿セメントケイ酸カルシ
ウム板等の比重が1.5以下である無機質板の表面
にシーラー含浸層を設けるとともに、該無機質板
の切削面に前記表面に対し、1.5倍以上含浸量の
大なるシーラー含浸層を設けてなることにより、
無機質板の切削面を含む全表面に対し、塗膜等の
剥落や表面層の塗膜等とともに剥落を生じること
なく塗膜等が良好に密着した表面化粧仕上げを施
すことができるので、永年良好な表面外観を維持
することができる無機質板製の建築用板を提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は第2実施例を示す断面図、第3図は第2図
の部分拡大図である。 A,A′……建築用板、1……基板、1a……
基板表面、2……面取り切削面、3……凹状部、
3a……周壁傾斜切削面、4,5,8,9,10
……シーラー含浸層、6,6′……凸状部、6a
……周端傾斜切削面、6′a……周端垂直切削面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面に平面部および切削面が露出するように
    形成されたケイ酸カルシウム板、石綿セメント
    ケイ酸カルシウム板等の比重が1.5以下である
    無機質板の切削面に平面部に対し1.5倍以上含
    浸量の大なるシーラー含浸層を設けてなること
    を特徴とする建築用板。 (2) 切削面が傾斜状に形成されてなる実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の建築用板。
JP6855380U 1980-05-19 1980-05-19 Expired JPS634728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6855380U JPS634728Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6855380U JPS634728Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56169013U JPS56169013U (ja) 1981-12-14
JPS634728Y2 true JPS634728Y2 (ja) 1988-02-08

Family

ID=29662484

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JP6855380U Expired JPS634728Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19

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JPS56169013U (ja) 1981-12-14

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