JPH05233471A - マイクロプロセッサ及びそれを使用したデータ処理装置 - Google Patents

マイクロプロセッサ及びそれを使用したデータ処理装置

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JPH05233471A
JPH05233471A JP4035326A JP3532692A JPH05233471A JP H05233471 A JPH05233471 A JP H05233471A JP 4035326 A JP4035326 A JP 4035326A JP 3532692 A JP3532692 A JP 3532692A JP H05233471 A JPH05233471 A JP H05233471A
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JP
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address
bus
signal
external device
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JP4035326A
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Yoji Asao
洋司 浅尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロプロセッサとメモリ間のデータ転送
技術に関し、パリティチェックを行なった場合にも、パ
リティチェックを行なわない場合と同等のクロック数
で、メモリに対するリードアクセスを行なうことを可能
とするマイクロプロセッサ及びそれを使用したデータ処
理装置を提供することを目的とする。 【構成】 データ転送を制御するバスコントローラ2
と、アクセスのアドレス値を所定の期間保持する第2の
アドレスレジスタ7とを有して構成し、バスコントロー
ラ2は、データバスDBUSから転送データを取り込ん
でバスサイクルを終了した後に、第2の信号PERR#
のチェックを行ない、第2の信号PERR#によりパリ
ティエラーの発生が検出された場合には、第2のアドレ
ス保持手段7に保持されているアドレスの内容に基づき
エラー処理するよう指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサと
メモリ間のデータ転送技術に関し、特に、バスサイクル
を実行した時に、そのバスサイクルでパリティエラーが
発生したことをマイクロプロセッサに知らせる信号を備
え、パリティチェックを行なった場合にも、パリティチ
ェックを行なわない場合と同等のクロック数で、メモリ
に対するリードアクセスを行なうことを可能とするマイ
クロプロセッサ及びそれを使用したデータ処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロプロセッサ(以下MPU
と略記する)のメモリからのデータ読み出しに関する部
分構成図を図5に示す。
【0003】この従来のMPU101は、バスコントロ
ーラ102、データ要求部103、リードデータレジス
タ104、アドレスレジスタ105、及びエラーアドレ
スレジスタ106を備えている。
【0004】先ず、本従来例の基本的動作を説明する。
【0005】今、データ要求部103が外部メモリ上に
在るデータを要求しているとする。データ要求部103
は、内部アドレスバスIABUS上に読み出したいデー
タが格納されているアドレス値を出力し、同時にアドレ
スストローブ信号ASTBをイネーブルにして、有効な
アドレス値が出力されていることをバスコントローラ1
02に示す。またこの時、アドレスストローブ信号AS
TBは、データ要求部103がデータリードサイクルを
要求していることをバスコントローラ102に示すこと
にもなる。
【0006】バスコントローラ102は、アドレススト
ローブ信号ASTBがイネーブルになっているのを検出
すると、アドレスレジスタ制御信号ARCをイネーブル
にして、アドレスレジスタ105にこれからアクセスす
るアドレス値の格納を指示する。同時に、応答信号AC
Kをイネーブルにして、データ要求部103に対して、
アドレスレジスタ105内に内部アドレスバスIABU
S上のアドレス値を格納したことを知らせる。データ要
求部103は、応答信号ACKを受け取ると、読み出し
データの待ち状態に入り、また、更に読み出したいデー
タがある場合には、そのアドレスを内部アドレスバスI
ABUS上に出力し、アドレスストローブ信号ASTB
によりその旨をバスコントローラ102に知らせる。
【0007】一方、バスコントローラ102では、アド
レスレジスタ105に対してこれからアクセスするアド
レス値を設定した後、スタート信号START#をイネ
ーブルにして、バスサイクルの開始を外部に知らせる。
(ここで、表記法として、信号名に続く#はその信号が
負論理信号であることを示す。)そして、読み出しデー
タがデータバスDBUS上に確定したことを示すデータ
転送完了信号DC#がイネーブルになったことを検出す
ると、リードデータレジスタ制御信号RDRCをイネー
ブルにして、リードデータレジスタ104にデータバス
DBUS上のデータを格納する。
【0008】この時、本従来例では、データ転送完了信
号DC#の検出と同時に、リードデータレジスタ104
に格納したデータにパリティエラーが発生していないか
どうかを確認するために、パリティエラー信号PERR
#をチェックする。正しいことが確認できれば、アドレ
スストローブ信号ASTBをチェックして、更にデータ
リードサイクルが要求されているかどうかを調べる。も
し、アドレスストローブ信号ASTBがイネーブルにな
っていれば、次のバスサイクルを行なう為にアドレスレ
ジスタ制御信号ARCをイネーブルにして、内部アドレ
スバスIABUS上のアドレス値をアドレスレジスタ1
05に設定して、MPU101外部に出力し、応答信号
ACKをイネーブルにして、内部アドレスバスIABU
S上のアドレスをアドレスレジスタ105に設定したこ
とを知らせる。
【0009】また、リードデータレジスタ制御信号RD
RCをイネーブルにすると同時に、データイネーブル信
号DENをイネーブルにして、データ要求部103に対
して内部リードデータバスIRDBUS上に正しい読み
出しデータが出力されていることを示す。これにより、
データ要求部103は、要求するデータを受け取ること
が出来る。
【0010】パリティエラーが発生したことを検出した
場合には、次に要求されているデータのデータリードサ
イクルを開始せずに、エラーアドレスレジスタ制御信号
ERRCをイネーブルにして、パリティエラーを発生し
たアドレス値をエラーアドレスレジスタ106に格納す
る。また、リードデータレジスタ制御信号RDRCをイ
ネーブルにすると同時にエラー信号ERRをイネーブル
にして、データ要求部103に対してデータリードサイ
クルでパリティエラーが発生したことを示す。以後、M
PU1はエラー処理の実行に移り、エラーアドレスレジ
スタ106の内容もそのエラー処理に使用される。
【0011】図6は、本従来例のアドレスnに対するデ
ータリードサイクルでは正しいデータが読み出され、ア
ドレスn+4に対するデータリードサイクルでパリティ
エラーが発生した場合のタイミングチャートを示してい
る。
【0012】本実施例のMPU101に、DRAM12
3を接続して構成したデータ処理装置の構成図を図7に
示す。この場合、MPU101とDRAM123とのイ
ンタフェースでは、同図に示すように、DRAM制御回
路122及びパリティチェック回路124が必要であ
る。
【0013】DRAM制御回路122では、信号RAS
#、信号CAS#等をDRAM123に出力し、MPU
1に対してはデータ転送完了信号DC#、パリティエラ
ー信号PERR#等を生成する。DRAM123は、信
号RAS#及び信号CAS#がイネーブルになってから
データをデータバスDBUSに出力する。パリティチェ
ック回路124は、DRAM123から出力されたデー
タをチェックし、その結果をDRAM制御回路122に
知らせる。
【0014】また、図7の動作を説明するタイミングチ
ャートを図8に示す。同図において、tCAC は信号CA
S#がイネーブルになってからのアクセス時間、tPC
パリティチェックとパリティエラー信号PERR#の生
成に要する時間である。
【0015】本従来例のMPU1では、図8に示すよう
に、データ完了信号DC#がイネーブルになったことを
検出して、読み出しデータをリードデータレジスタ10
4に格納し、バスサイクルを終了すると同時に、パリテ
ィエラーのチェックと次のリードサイクル要求のチェッ
クを行なう。そして、もしエラーが発生したならば、次
の読み出しデータ要求のためのバスサイクルは行なわ
ず、直ちにエラー処理を開始するようになっている。
【0016】そのため、図7におけるDRAM制御回路
122のような外部回路は、パリティチェックが終了し
て、その結果としてのパリティエラー信号PERR#の
値が確定するまでは、データ転送完了信号DC#をイネ
ーブルにしてデータリードサイクルを終了させることは
出来ない。つまり、読み出しデータが出力されているに
も関わらず、パリティエラー信号PERR#の信号生成
に要する時間(tPC)だけ待たなければならない。尚、
デバイスとしてTTLやPALを使用してDRAM12
3のインタフェース回路を作成した場合、tPCは約30
ns〜50nsとなる。
【0017】MPU101の動作周波数が数MHz〜1
0MHz位の間は、tPCが30ns程度となっても、D
RAM123へのアクセスに必要なウェイト数を増加さ
せることなく回路設計できたが、現在のMPU1のよう
に動作周波数が30MHz以上になってしまうと、1ク
ロックの周期が30ns程度になり、パリティチェック
を行なうと、本来のDRAM123のアクセスに要する
クロック数よりも、必ず1クロックは増加してしまうこ
とになる。
【0018】本来、システムの動作状態においてパリテ
ィエラーが検出されるようなことは、確率としては非常
に少ないはずである。本従来例のMPU101を使用し
たデータ処理装置では、メモリに対してアクセスする場
合、発生する確率の低いパリティエラーをチェックする
ために、全てのDRAM123からのデータリードサイ
クル(システムによってはSRAMの場合で)で、1ク
ロックかそれ以上費やしてしまうことになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
マイクロプロセッサを使用したデータ処理装置では、メ
モリに対してアクセスする場合、発生する確率の低いパ
リティエラーをチェックするために、全てのメモリから
のデータリードサイクルで、1クロックかそれ以上費や
してしまうという欠点があった。
【0020】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、メモリからのデータリードサイクルにおい
て、パリティチェックを行なった場合にも、パリティチ
ェックを行なわない場合と同等のクロック数で、メモリ
に対するリードアクセスを行なうことの可能なマイクロ
プロセッサ及びそれを使用したデータ処理装置を提供す
ることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のマイクロプロセッサの第1の特徴は、図1
に示す如く、当該マイクロプロセッサ1外部に接続され
る装置20とのデータ転送を制御するバスコントローラ
2と、前記外部装置20に対するアクセスのアドレス値
を所定の期間保持する第2のアドレスレジスタ7とを具
備し、当該マイクロプロセッサ1と前記外部装置20と
は、データバスDBUSと、アドレスバスABUSと、
前記外部装置20からの転送データにパリティエラーが
存在することを知らせる第2の信号PERR#とによっ
て接続され、前記バスコントローラ2は、前記データバ
スDBUSから転送データを取り込んでバスサイクルを
終了した後に、前記第2の信号PERR#のチェックを
行ない、前記第2の信号PERR#によりパリティエラ
ーの発生が検出された場合には、前記第2のアドレス保
持手段7に保持されているアドレスの内容に基づきエラ
ー処理するよう指示することである。
【0022】本発明のマイクロプロセッサの第2の特徴
は、図1に示す如く、当該マイクロプロセッサ1外部に
接続される装置20内の任意のアドレスのデータの読み
出しを要求するデータ要求部3と、前記データ要求部3
からのアドレスをリードバスサイクルの間保持する第1
のアドレス保持手段5と、前記外部装置20へのアクセ
スにおいてパリティエラーが発生したアドレスを保持す
るエラーアドレス保持手段6と、前記第1のアドレス保
持手段5の出力を保持し、前記エラーアドレス保持手段
6に出力する第2のアドレス保持手段7と、前記外部装
置20へのアクセスを制御するバスコントローラ2とを
有し、当該マイクロプロセッサ1と前記外部装置20と
は、データバスDBUSと、アドレスバスABUSと、
前記外部装置20からの読み出しデータが前記データバ
スDBUS上に用意されたことを示す第1の信号DC#
と、前記外部装置20からの読み出しデータにパリティ
エラーが存在することを知らせる第2の信号PERR#
と、前記外部装置20に対してバスサイクルの開始を知
らせる第3の信号START#とによって接続され、前
記バスコントローラ2は、前記第1の信号DC#がアク
ティブと成って読み出しデータの格納とバスサイクルの
終了が行なわれる時に、前記データ要求部3からのデー
タ要求がある場合には、前記第1のアドレス保持手段5
に対して前記データ要求部3から出力されているアドレ
スを保持するよう指示すると共に、前記第3の信号ST
ART#をアクティブにし、あるリードバスサイクルに
関するパリティエラーの有無を前記第2の信号PERR
#により確認できるまで、前記第2のアドレス保持手段
7に対して前記第1のアドレス保持手段5に保持されて
いた該リードバスサイクルに対応するアドレス値を保持
するよう指示し、前記第2の信号PERR#によりパリ
ティエラーの発生が検出された場合には、前記エラーア
ドレス保持手段6に対して前記第2のアドレス保持手段
7に保持されているアドレスの内容を格納させて、エラ
ー処理を行なうよう指示することである。
【0023】本発明のデータ処理装置の第1の特徴は、
図3に示す如く、請求項1に記載のマイクロプロセッサ
1と外部装置20とを、データバスDBUSと、アドレ
スバスABUSと、前記外部装置20からの読み出しデ
ータにパリティエラーが存在することを知らせる第2の
信号PERR#とによって接続して構成することであ
る。
【0024】本発明のデータ処理装置の第2の特徴は、
図3に示す如く、請求項2に記載のマイクロプロセッサ
1と外部装置20とを、データバスDBUSと、アドレ
スバスABUSと、前記外部装置20からの読み出しデ
ータが前記データバスDBUS上に用意されたことを示
す第1の信号DC#と、前記外部装置20からの読み出
しデータにパリティエラーが存在することを知らせる第
2の信号PERR#と、前記外部装置20に対してバス
サイクルの開始を知らせる第3の信号START#とに
よって接続して構成することである。
【0025】本発明のデータ処理装置の第3の特徴は、
図3に示す如く、請求項3または4に記載のデータ処理
装置において、前記外部装置20は、メモリ23と、前
記メモリ23に対するアクセスを制御するメモリ制御回
路22と、前記メモリ23からの出力データを所定の期
間保持するデータラッチ29と、前記データラッチ29
の出力データのパリティチェックを行なうパリティチェ
ック回路24とを具備することである。
【0026】
【作用】本発明の第1、第3、及び第5の特徴のマイク
ロプロセッサまたはデータ処理装置では、図1及び図3
に示す如く、バスコントローラ2は、データバスDBU
Sから転送データを取り込んでバスサイクルを終了した
後に、第2の信号PERR#のチェックを行ない、第2
の信号PERR#によりパリティエラーの発生が検出さ
れた場合には、第2のアドレス保持手段7に保持されて
いるアドレスの内容に基づきエラー処理するよう指示す
るようにしている。
【0027】つまり、マイクロプロセッサ1がパリティ
エラーの有無を示す第2の信号PERR#をチェックす
るタイミングを、データバスDBUSからの読み出しデ
ータを取り込んでバスサイクルを終了するタイミングよ
りも遅らせることにより、データバスDBUS上に読み
出しデータが確定すれば、すぐにバスサイクルを終了
し、また次のバスサイクルを開始することができるよう
にしている。また、第2の信号PERR#をマイクロプ
ロセッサ1がチェックする時には、既に次のリードサイ
クルが開始されていることが在り得るので、エラー処理
を確実にするために、エラーを発生したアドレスの値を
第2の信号PERR#をマイクロプロセッサ1がチェッ
クするまで保持しておく第2のアドレスレジスタ7を備
えて、パリチィエラーが検出された場合には、第2のア
ドレスレジスタ7の内容に基づきエラー処理を行なうよ
うにしている。
【0028】従って、外部装置(メモリ)に対するリー
ドサイクルにおいて、パリティチェックを行なった場合
にも、パリティチェックを行なわない場合と同等のクロ
ック数で、外部装置に対するリードアクセスを行なうこ
とが可能となる。
【0029】本発明の第2、第4、及び第5の特徴のマ
イクロプロセッサまたはデータ処理装置では、図1及び
図3に示す如く、バスコントローラ2は、第1の信号D
C#がアクティブと成って読み出しデータの格納とバス
サイクルの終了が行なわれる時に、データ要求部3から
のデータ要求がある場合には、第1のアドレス保持手段
5に対してデータ要求部3から出力されているアドレス
を保持するよう指示すると共に、第3の信号START
#をアクティブにし、あるリードバスサイクルに関する
パリティエラーの有無を第2の信号PERR#により確
認できるまで、第2のアドレス保持手段7に対して第1
のアドレス保持手段5に保持されていた該リードバスサ
イクルに対応するアドレス値を保持するよう指示し、第
2の信号PERR#によりパリティエラーの発生が検出
された場合には、エラーアドレス保持手段6に対して第
2のアドレス保持手段7に保持されているアドレスの内
容を格納させて、エラー処理を行なうよう指示するよう
にしている。
【0030】従って、外部装置(メモリ)に対するリー
ドサイクルにおいて、パリティチェックを行なった場合
にも、パリティチェックを行なわない場合と同等のクロ
ック数で、外部装置に対するリードアクセスを行なうこ
とが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0032】図1に本発明の第1の実施例に係るマイク
ロプロセッサのメモリからのデータ読み出しに関する部
分の部分構成図を示す。図1において、図5(従来例)
と重複する部分には同一の符号を附して説明を簡略にす
る。
【0033】本実施例のマイクロプロセッサ(以下MP
Uと略記する)1は、バスコントローラ2、データ要求
部3、リードデータレジスタ4、アドレスレジスタ5、
エラーアドレスレジスタ6、及びアドレスコピーレジス
タ7を備えている。
【0034】本実施例において、データ要求部3からデ
ータ読み出しの要求があった場合の動作を説明する。
【0035】データ要求部3は、内部アドレスバスIA
BUS上に読み出したいデータが格納されているアドレ
ス値を出力し、同時にアドレスストローブ信号ASTB
をイネーブルにして、データリードサイクルの要求と、
有効なアドレス値が内部アドレスバスIABUS上に出
力されていることをバスコントローラ2に示す。
【0036】バスコントローラ2は、アドレスストロー
ブ信号ASTBがイネーブルになっているのを検出する
と、アドレスレジスタ制御信号ARCをイネーブルにし
て、これからアクセスするアドレス値をアドレスレジス
タ5に設定する。同時に、応答信号ACKをイネーブル
にして、アドレスレジスタ5内に内部アドレスバスIA
BUS上のアドレス値を格納したことを、データ要求部
3に知らせる。
【0037】データ要求部3は、応答信号ACKを受け
取ると、読み出しデータの待ち状態に入り、また、更に
読み出したいデータがある場合には、そのアドレスを内
部アドレスバスIABUS上に出力し、アドレスストロ
ーブ信号ASTBによりその旨をバスコントローラ2に
知らせる。
【0038】一方、バスコントローラ2では、アドレス
レジスタ5に対してこれからアクセスするアドレス値を
設定した後、スタート信号START#をイネーブルに
して、バスサイクルを開始する。更にバスサイクルの開
始1クロック後に、アドレスコピーレジスタ制御信号A
CRCをイネーブルにして、現在アクセス中のアドレス
値をアドレスコピーレジスタ7に格納する。
【0039】そして、データ転送完了信号DC#がイネ
ーブルになったことを検出すると、リードデータレジス
タ制御信号RDRCをイネーブルにして、リードデータ
レジスタ4にデータバスDBUS上のデータを格納す
る。
【0040】この時、本実施例では、パリティエラー信
号PERR#をチェックすることなしに、アドレススト
ローブ信号ASTBをチェックして、更にデータリード
サイクルが要求されているかどうかを調べる。もし、ア
ドレスストローブ信号ASTBがイネーブルになってい
れば、バスコントローラ2は次のデータリードサイクル
に入り、アドレスレジスタ制御信号ARCをイネーブル
にして、アドレスレジスタ5に内部アドレスバスIAB
US上のアドレス値を設定し、応答信号ACKをイネー
ブルにする。また、スタート信号START#をイネー
ブルにしてリードバスサイクルを開始する。
【0041】パリティエラー信号PERR#は、1クロ
ック後にチェックする。もし、パリティエラーが発生し
ていなければ、データイネーブル信号DENをイネーブ
ルにして、データ要求部3に対して正しいデータを読み
出すことができたことを知らせる。これにより、データ
要求部3は、内部リードデータバスIRDBUS上のデ
ータを受け取ることができ、更に次のデータの待ち状態
に入る。
【0042】また、もしパリティエラーが発生した場合
には、データ要求部3に対して、エラー信号ERRをイ
ネーブルにしてパリティエラーが発生したことを知らせ
る。またこの時、アドレスコピーレジスタ7に格納され
ているアドレス値を、パリティエラーを発生したアドレ
ス値を保存するエラーアドレスレジスタ6に格納する。
そして、現在実行中のバスサイクルが終了した時点でエ
ラー処理を実行する。
【0043】図2は、本実施例のアドレスn及びn+8
に対するデータリードサイクルでは正しいデータが読み
出され、アドレスn+4に対するデータリードサイクル
でパリティエラーが発生した場合のタイミングチャート
を示している。
【0044】次に、図3に本発明の第2の実施例に係る
データ処理装置の構成図を示す。図3において、図7
(従来例)と重複する部分には同一の符号を附して説明
を簡略にする。また、図3の動作を説明するタイミング
チャートを図4に示す。
【0045】図3に示すデータ処理装置は、第1の実施
例のMPU1に、DRAM23を接続して構成したもの
である。
【0046】本実施例のデータ処理装置においては、D
RAM23から出力されるデータは、図4に示すように
バスサイクルの終了時に消えてしまう。このデータに対
してパリティチェックを行なう為に、DRAMデータラ
ッチ29を設ける必要がある。
【0047】本実施例では、従来のデータ処理装置(図
7)と同等の速度のDRAM23を使用した場合、DR
AM23からデータが出力された時点で、すぐにバスサ
イクルを終了させ、データバスDBUS上のデータをM
PU1内部のリードデータレジスタ4に格納できること
になる。本実施例のMPU1では、パリティエラー信号
PERR#は1クロック後にチェックするが、それまで
には、パリティチェックとDRAM制御回路22による
パリティエラー信号PERR#の生成は終了しており、
従来のデータ処理装置(図7)と同等の速度のDRAM
23を使用した場合でも、1回のデータリードサイクル
に4クロックしかかからない。
【0048】第1及び第2の実施例では、パリティエラ
ー信号PERR#をチェックするタイミングを、データ
転送完了信号DC#がイネーブルになったことを検出し
てから1クロック後としているが、MPU1と動作周波
数によっては、2分の1クロック後でも、2クロック以
上後でもかまわない。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、マイクロ
プロセッサがパリティエラーの有無を示す第2の信号を
チェックするタイミングを、データバスからの読み出し
データを取り込んでバスサイクルを終了するタイミング
よりも遅らせることにより、データバス上に読み出しデ
ータが確定すれば、すぐにバスサイクルを終了し、また
次のバスサイクルを開始することができるようにし、ま
た、第2の信号をマイクロプロセッサがチェックする時
には、既に次のリードサイクルが開始されていることが
在り得るので、エラー処理を確実にするために、エラー
を発生したアドレスの値を第2の信号をマイクロプロセ
ッサがチェックするまで保持しておく第2のアドレスレ
ジスタを備えて、パリチィエラーが検出された場合に
は、第2のアドレスレジスタの内容に基づきエラー処理
を行なうこととしたので、外部装置(メモリ)に対する
リードサイクルにおいて、パリティチェックを行なった
場合にも、パリティチェックを行なわない場合と同等の
クロック数で、外部装置に対するリードアクセスを行な
うことが可能なマイクロプロセッサ及びそれを使用した
データ処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るマイクロプロセッ
サのメモリからのデータ読み出しに関する部分の部分構
成図である。
【図2】第1の実施例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図3】本発明の第2の実施例に係るデータ処理装置の
構成図である。
【図4】第2の実施例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図5】従来のマイクロプロセッサ(第1の従来例)の
メモリからのデータ読み出しに関する部分構成図であ
る。
【図6】第1の従来例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図7】従来のデータ処理装置(第2の従来例)の構成
図である。
【図8】第2の従来例の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1,101 マイクロプロセッサ(MPU) 2,102 バスコントローラ 3,103 データ要求部 4,104 リードデータレジスタ 5,105 アドレスレジスタ(第1のアドレス保持手
段) 6,106 エラーアドレスレジスタ(エラーアドレス
保持手段) 7 アドレスコピーレジスタ(第2のアドレス保持手
段) 20 外部装置 22,122 DRAM制御回路 23,123 DRAM 24,124 パリティチェック回路 29 (DRAM)データラッチ DBUS データバス ABUS アドレスバス DC# データ転送完了信号(第1の信号) PERR# パリティエラー信号(第2の信号) START# スタート信号(第3の信号) R/W# リードライト信号 IABUS 内部アドレスバス IRDBUS 内部リードデータバス ASTB アドレスストローブ信号 ACK 応答信号 DEN データイネーブル信号 ERR エラー信号 ARC アドレスレジスタ制御信号 ACRC アドレスコピーレジスタ制御信号 RDRC リードデータレジスタ制御信号 ERRC エラーアドレスレジスタ制御信号 RAS# 信号 CAS# 信号 WE# ライトイネーブル信号 tCAC 信号CAS#がイネーブルになってからのアク
セス時間 tPC パリティチェックと信号PERR#の生成に要す
る時間 n,n+4,n+8 アドレス A,B,C,D,E データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該マイクロプロセッサ外部に接続され
    る装置とのデータ転送を制御するバスコントローラと、
    前記外部装置に対するアクセスのアドレス値を所定の期
    間保持する第2のアドレスレジスタとを有し、 当該マイクロプロセッサと前記外部装置とは、データバ
    スと、アドレスバスと、前記外部装置からの転送データ
    にパリティエラーが存在することを知らせる第2の信号
    とによって接続され、 前記バスコントローラは、前記データバスから転送デー
    タを取り込んでバスサイクルを終了した場合に、前記第
    2の信号のチェックを行ない、前記第2の信号によりパ
    リティエラーの発生が検出された場合には、前記第2の
    アドレス保持手段に保持されているアドレスの内容に基
    づきエラー処理するよう指示することを特徴とするマイ
    クロプロセッサ。
  2. 【請求項2】 当該マイクロプロセッサ外部に接続され
    る装置内の任意のアドレスのデータの読み出しを要求す
    るデータ要求部と、前記データ要求部からのアドレスを
    リードバスサイクルの間保持する第1のアドレス保持手
    段と、前記外部装置へのアクセスにおいてパリティエラ
    ーが発生したアドレスを保持するエラーアドレス保持手
    段と、前記第1のアドレス保持手段の出力を保持し、前
    記エラーアドレス保持手段に出力する第2のアドレス保
    持手段と、前記外部装置へのアクセスを制御するバスコ
    ントローラとを有し、 当該マイクロプロセッサと前記外部装置とは、データバ
    スと、アドレスバスと、前記外部装置からの読み出しデ
    ータが前記データバス上に用意されたことを示す第1の
    信号と、前記外部装置からの読み出しデータにパリティ
    エラーが存在することを知らせる第2の信号と、前記外
    部装置に対してバスサイクルの開始を知らせる第3の信
    号とによって接続され、 前記バスコントローラは、 前記第1の信号がアクティブと成って読み出しデータの
    格納とバスサイクルの終了が行なわれる時に、前記デー
    タ要求部からのデータ要求がある場合には、前記第1の
    アドレス保持手段に対して前記データ要求部から出力さ
    れているアドレスを保持するよう指示すると共に、前記
    第3の信号をアクティブにし、 あるリードバスサイクルに関するパリティエラーの有無
    を前記第2の信号により確認できるまで、前記第2のア
    ドレス保持手段に対して前記第1のアドレス保持手段に
    保持されていた該リードバスサイクルに対応するアドレ
    ス値を保持するよう指示し、 前記第2の信号によりパリティエラーの発生が検出され
    た場合には、前記エラーアドレス保持手段に対して前記
    第2のアドレス保持手段に保持されているアドレスの内
    容を格納させて、エラー処理を行なうよう指示すること
    を特徴とするマイクロプロセッサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマイクロプロセッサと
    外部装置とを、データバスと、アドレスバスと、前記外
    部装置からの読み出しデータにパリティエラーが存在す
    ることを知らせる第2の信号とによって接続して構成す
    ることを特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のマイクロプロセッサと
    外部装置とを、データバスと、アドレスバスと、前記外
    部装置からの読み出しデータが前記データバス上に用意
    されたことを示す第1の信号と、前記外部装置からの読
    み出しデータにパリティエラーが存在することを知らせ
    る第2の信号と、前記外部装置に対してバスサイクルの
    開始を知らせる第3の信号とによって接続して構成する
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記外部装置は、メモリと、前記メモリ
    に対するアクセスを制御するメモリ制御回路と、前記メ
    モリからの出力データを所定の期間保持するデータラッ
    チと、前記データラッチの出力データのパリティチェッ
    クを行なうパリティチェック回路とを有することを特徴
    とする請求項3または4に記載のデータ処理装置。
JP4035326A 1992-02-21 1992-02-21 マイクロプロセッサ及びそれを使用したデータ処理装置 Pending JPH05233471A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9715427B2 (en) 2012-11-05 2017-07-25 Mitsubishi Electric Corporation Memory control apparatus

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