JP2003177957A - メモリ制御回路 - Google Patents
メモリ制御回路Info
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- JP2003177957A JP2003177957A JP2001375898A JP2001375898A JP2003177957A JP 2003177957 A JP2003177957 A JP 2003177957A JP 2001375898 A JP2001375898 A JP 2001375898A JP 2001375898 A JP2001375898 A JP 2001375898A JP 2003177957 A JP2003177957 A JP 2003177957A
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- srom
- sdram
- control circuit
- data
- bus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 SROMとSDRAMとが同一のバスに接続
されたコンピュータシステムにおいて、パフォーマンス
を低下させることなくメモリのアクセスを可能とするメ
モリ制御回路を提供すること。 【構成】 シンクロナスROM(SROM)とシンクロ
ナスDRAM(SDRAM)とが同一のバスに接続され
たコンピュータシステムのメモリ制御回路において、C
PUによるSROMからの読み出し命令に対し、SRO
Mからの読み出しサイクル内でSDRAMへの書き込み
動作を実行するか否かを制御する制御手段を設け、該制
御手段にSDRAMへの書き込み動作を実行するように
設定された場合は、SROMからの読み出し動作とSD
RAMへの書き込み動作を同一のサイクル内に実行す
る。
されたコンピュータシステムにおいて、パフォーマンス
を低下させることなくメモリのアクセスを可能とするメ
モリ制御回路を提供すること。 【構成】 シンクロナスROM(SROM)とシンクロ
ナスDRAM(SDRAM)とが同一のバスに接続され
たコンピュータシステムのメモリ制御回路において、C
PUによるSROMからの読み出し命令に対し、SRO
Mからの読み出しサイクル内でSDRAMへの書き込み
動作を実行するか否かを制御する制御手段を設け、該制
御手段にSDRAMへの書き込み動作を実行するように
設定された場合は、SROMからの読み出し動作とSD
RAMへの書き込み動作を同一のサイクル内に実行す
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンクロナスRO
MとシンクロナスDRAMとが同一のバスに接続された
情報処理装置のメモリ制御回路に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ、プリン
タ等の情報処理装置において、処理の高速化に伴い、ク
ロック信号に同期して動作するシンクロナスROM(以
後、SROMと略称する)及びシンクロナスDRAM
(以後、SDRAMと略称する)が使用されている。 【0003】又、装置の小型化及び軽量化を図る目的
で、CPUの周辺回路をASIC化し、同ASICのピ
ン数削減及びICを搭載する基板の小型化を実現すべく
バス信号等の削減が図られている。その方法として、バ
ス制御信号が同様のSROMとSDRAMを共通のバス
に接続する方法がある。 【0004】一般に上記装置においては、SROM内に
格納されたフォントデータ、イメージデータ等のデータ
をSDRAMにコピーする場合、一旦CPUがSROM
からデータを読み出し、CPU内のレジスタに格納した
後、RAMに同レジスタのデータを書き込むことによっ
て実現されていた。或は、DMACにより、メモリ制御
回路がSROMからデータを読み出し、DMAC内に設
けられたFIFO或はレジスタ等に格納し、その後、S
DRAMにデータを書き込むことによって実現されてい
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、前述のようにSROM内に格納されたフ
ォントデータ、イメージデータ等のデータをSDRAM
にコピーする場合、一旦CPUがSROMからデータを
読み出し、CPU内のレジスタに格納した後にSDRA
Mに同レジスタのデータを書き込む、或はDMACによ
る場合でも、メモリ制御回路がSROMからデータを読
み出し、DMAC内に設けられたFIFO或はレジスタ
等に格納し、その後、SDRAMにデータを書き込むた
め、SROMの読み出しとSDRAMへの書き込み動作
が発生し、処理に要する時間が長くなってしまうととも
に、バスの占有時間も長くなってしまうことよりCPU
の命令のフェッチ等の他のメモリヘのアクセスが難しく
なり、装置のパフォーマンスが低下することとなってい
た。 【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とする処は、SROMとSDRAMとが
同一のバスに接続されたコンピュータシステムにおい
て、パフォーマンスを低下させることなくメモリのアク
セスを可能とするメモリ制御回路を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シンクロナスROM(SROM)とシン
クロナスDRAM(SDRAM)とが同一のバスに接続
されたコンピュータシステムのメモリ制御回路におい
て、CPUによるSROMからの読み出し命令に対し、
SROMからの読み出しサイクル内でSDRAMへの書
き込み動作を実行するか否かを制御する制御手段を設
け、該制御手段にSDRAMへの書き込み動作を実行す
るように設定された場合は、SROMからの読み出し動
作とSDRAMへの書き込み動作を同一のサイクル内に
実行することを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。 【0009】図1は本発明を適用した情報処理装置の構
成を説明するブロック図であり、同図において、1はC
PUであり、そのバス6にはASIC2が接続され、こ
のASIC2には、SROM3、SDRAM4及びI/
O5が接続されている。7はSROM3及びSDRAM
4がASIC2に接続された共通のバスである。ASI
C2内には、CPU1の指示によりSROM3及びSD
RAM4を制御するためのメモリ制御回路2aを備えて
いる。CPU1は、SROM3に格納されたプログラム
に基いてSDRAM4及びI/O5をASIC2を介し
てアクセスし、所定の処理を実行する。 【0010】図2は図1におけるメモリ制御回路2aの
詳細な構成を示すブロック図であり、同図に示すよう
に、メモリ制御回路2a内には、データ制御回路21、
アドレス制御回路22及び制御信号生成回路23が設け
られている。制御信号生成回路23は、CPU1からの
制御信号6aに接続され、データ制御回路21とアドレ
ス制御回路22に制御信号を出力するとともに、SRO
M3及びSDRAM4に対して制御信号7aを出力す
る。データ制御回路21は、CPU1とデータバス6
c、SROM3及びSDRAM4とデータバス7cで接
続されている。又、アドレス制御回路22は、CPU1
とアドレスバス6b、SROM3及びSDRAM4とア
ドレスバス7bで接続されている。 【0011】CPU1がSROM3及びSDRAM4に
アクセスする場合、CPU1から出力される制御信号6
a、アドレスバス信号6b(ライトの場合はデータバス
信号6c)に基づき、制御信号生成回路23、データ制
御回路21とアドレス制御回路22が動作し、制御信号
7a、アドレスバス信号7b(ライトの場合はデータバ
ス信号7c)出力してSROM3及びSDRAM4にア
クセスがアクセスされる。尚、制御信号7aは、制御信
号の論理レベルで組み合わせたものがコマンドと呼ぱれ
ており、代表的なコマンドには、アクティブコマンド
(ACT)、リードコマンド(READ)、ライトコマ
ンド(WRITE)があるが、これらは公知であるため
詳細な説明は省略する。又、前記コマンドとアドレスバ
ス7b及びデータバス信号7cとの関係についても同様
に公知であるため、これについての詳細な説明は省略す
る。 【0012】制御信号生成回路23内には、CPU1に
よるSROM3からのリード命令に対し、SROM3か
らのリードサイクル内でSDRAM4へのライト動作を
実行するか否かを制御するための制御レジスタ23aが
設けられており、又、アドレス制御回路22内には、C
PU1によるSROM3からのリード命令に対し、SR
OM3からのリードサイクル内でSDRAM4へのライ
ト動作を実行する場合のSDRAM4のアドレスを指定
するアドレスレジスタ22aが設けられており、何れの
レジスタもCPU1により設定される。 【0013】メモリ制御回路2aは、制御レジスタ23
aに1がセットされているとき、CPU1のSROM3
へのリードアクセスに対しては、SROM3からのリー
ドとSDRAM4へのライトを同一のサイクルで実行す
るように動作する。 【0014】図3〜図5は動作を示すタイミングチャー
トであり、何れの図もメモリ制御回路2aとSROM3
及びSDRAM4間の信号(制御信号7a、アドレスバ
ス7b及びデータバスc)の動作を示すものであり、C
PU1とメモリ制御回路2a間の信号についての説明は
省略する。 【0015】図3はCPU1がSROM3を通常のリー
ドする場合における制御信号7a、アドレスバス7b及
びデータバスcの動作を示すタイミングチャートであ
る。即ち、制御信号生成回路23内の制御レジスタ23
aに1がセットされていない場合の動作を示すものであ
る。同図を用いて本実施例の動作を説明する。 【0016】一般に、SDRAMに比較してSROMの
アクセス時間は遅く、本実施の形態におけるSROM3
のリードコマンドからのデータが出力されるまでのクロ
ック数、所謂CASレーテンシ(CL)は5クロックで
ある(CL=5)。又、RASレーテンシ(RL)は2
クロックである(RL=2)。タイミングチャートでの
バースト長は、何れも4で示している。 【0017】先ず、CPU1からSROM3へのリード
が開始されると、メモリ制御回路2aは、アクティブコ
マンド(ACT)及びローアドレス(ROW)を出力す
る(T1)。次に、所定のRL後、リードコマンド(R
EAD)及びカラムアドレス(COL)を出力する(T
2)。これにより、SROM3が所定のCL経過後、即
ち、5クロック後以降(T8〜T11)にデータバス7
c上に、設定されたバースト長のデータを出力されるた
め、それに同期してメモリ制御回路2aは、データを取
り込んでCPU1に転送することによってリード動作が
完了する。 【0018】図4はCPU1がSDRAM4をアクセス
する場合における制御信号7a、アドレスバス7b及び
データバスcの動作を示すタイミングチャートであり、
図4(a)はリードの場合、図4(b)はライトの場合
を示す。 【0019】本実施の形態におけるSDRAM4のCA
Sレーテンシ(CL)は2クロックである(CL=
2)。又、RASレーテンシ(RL)は2クロックであ
る(RL=2)。タイミングチャートでのバースト長は
何れも4で示している。 【0020】図4(a)において、先ず、CPU1から
SDARM4へのリードが開始されると、メモリ制御回
路2aは、アクティブコマンド(ACT)及びローアド
レス(ROW)を出力する(T1)。次に、所定のRL
後、リードコマンド(READ)及びカラムアドレス
(COL)を出力する(T2)。これにより、SDRA
M4が所定のCL後、即ち2クロック後以降(T5〜T
8)にデータバス7c上に、設定されたバースト長のデ
ータを出力されるため、それに同期してメモリ制御回路
2aは、データを取り込んでCPU1に転送することに
よってリード動作が完了する。 【0021】次に、図4(b)に基づいてCPU1のS
DRAM4へのライト動作について説明する。 【0022】図4(b)において、先ず、CPU1から
SDARM4へのライトが開始されると、メモリ制御回
路2aは、アクティブコマンド(ACT)及びローアド
レス(ROW)を出力する(T1)。次に、所定のRL
後、ライトコマンド(WRITE)及びカラムアドレス
(COL)を出力する(T3)。又、同じタイミング
(T3)にてCPU1から転送された最初のデータ(D
0)をデータバス7c上に出力する。引き続き順次バー
スト長分のデータを出力することにより(T4〜T
6)、ライト動作が完了する。 【0023】図5はCPU1がSROM3をのリードす
ることによりSROM3からの読み出しサイクル内でS
DRAM4へのライトを実行する場合における制御信号
7a、アドレスバス7b及びデータバスcの動作を示す
タイミングチャートである。 【0024】この場合は、前記の通り、予めCPU1が
制御レジスタ23aに1をセットするとともに、アドレ
スレジスタ22aにSDRAM4のコピー先アドレスを
設定しておく必要がある。 【0025】先ず、CPU1からSROM3へのリード
が開始されると、メモリ制御回路2aは、アクティブコ
マンド(ACT)及びローアドレス(ROW)を出力す
る(T1)。次に、所定のRL後、リードコマンド(R
EAD)及びカラムアドレス(COL)を出力する(T
2)。尚、SROM3に対して出力されるROW及びC
OLアドレスは、CPU1によりアドレスバス6b上に
出力されたアドレス情報に基づいてアドレス制御回路2
2により分割されたものである。これにより、SROM
3が所定のCL経過後、即ち5クロック後以降(T8〜
T11)にデータバス7c上に設定されたバースト長の
データを出力されることになる。 【0026】一方、SDRAM4に対して、メモリ制御
回路2aは、アクティブコマンド(ACT)及びローア
ドレス(ROW)を出力する(T6)。次に、所定のR
L後、ライトコマンド(WRITE)及びカラムアドレ
ス(COL)を出力する(T8)。尚、SDRAM4に
対して出力されるROW及びCOLアドレスは、CPU
1により予めアドレス制御回路22内のアドレスレジス
タ22aに設定されたアドレス情報に基づいてアドレス
制御回路22により分割されたものである。このタイミ
ング(T8)には、前記の通りデータバス7c上にはS
ROM3から最初のデータ(D0)が出力されているた
め、SDRAM4にはそのデータ(D0)がライトされ
たことになる。引き続きデータバス7c上には、SRO
M3からリードされた残りのバースト長分のデータ(D
1〜D3)が出力されいるため、SDRAM4には順次
残りのバースト長分のデータがライトされたことになる
(T9〜T11)。 【0027】以上により、SROM3からのリード動作
と同一サイクルで、SROM3からリードされたデータ
がそのままSDRAM4の所定のアドレスにライトされ
たこととなる。 【0028】尚、本実施の形態では、CASレーテンシ
(CL)及びRASレーテンシ(RL)について、SR
OMの場合、CL=5、RL=2、又、SDRAMの場
合、CL=2、RL=2として説明したが、これらのタ
イミングパラメータはクロックの周波数及びSROM、
SDRAMのICの仕様で決められるものであり、同パ
ラメータが異なる場合には、それに応じたタイミングで
各コマンドを出力すれば良いことは言うまでもない。 【0029】又、本実施の形態では、バースト長を4と
して説明したが、他の転送サイズでも同様であることは
言うまでもない。 【0030】更に、本実施の形態では、SROMからS
DRAMへのコピー動作について説明したが、読み出し
側及び書き込み側はこれらに限るものではなく、同様の
インターフェースを備えたデバイスであれば良く、例え
ばシンクロナスフラッシュメモリ等にも本発明を適用す
ることができる。ここで、シンクロナスフラッシュメモ
リを書き込み側に適用する場合には、各々のサイクル間
にシンクロナスフラッシュメモリのプログラムコマンド
等のそのデバイスに応じたコマンドを挿入すれば良い。 【0031】又、本実施の形態では、メモリ制御回路と
SROM及びSDRAM間で、アドレスバス、データバ
ス及び制御信号を共通に接続される信号として説明した
が、全てを共通に接続する必要はなく、データバスが共
通であれば、本発明が適用できることは言うまでもな
い。 【0032】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、シンクロナスROM(SROM)とシンクロナ
スDRAM(SDRAM)とが同一のバスに接続された
コンピュータシステムのメモリ制御回路において、CP
UによるSROMからの読み出し命令に対し、SROM
からの読み出しサイクル内でSDRAMへの書き込み動
作を実行するか否かを制御する制御手段を設け、該制御
手段にSDRAMへの書き込み動作を実行するように設
定された場合は、SROMからの読み出し動作とSDR
AMへの書き込み動作を同一のサイクル内に実行するよ
うにしたため、SROMとSDRAMとが同一のバスに
接続されたコンピュータシステムにおいて、パフォーマ
ンスを低下させることなくメモリのアクセスが可能とな
るという効果が得られる。
MとシンクロナスDRAMとが同一のバスに接続された
情報処理装置のメモリ制御回路に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ、プリン
タ等の情報処理装置において、処理の高速化に伴い、ク
ロック信号に同期して動作するシンクロナスROM(以
後、SROMと略称する)及びシンクロナスDRAM
(以後、SDRAMと略称する)が使用されている。 【0003】又、装置の小型化及び軽量化を図る目的
で、CPUの周辺回路をASIC化し、同ASICのピ
ン数削減及びICを搭載する基板の小型化を実現すべく
バス信号等の削減が図られている。その方法として、バ
ス制御信号が同様のSROMとSDRAMを共通のバス
に接続する方法がある。 【0004】一般に上記装置においては、SROM内に
格納されたフォントデータ、イメージデータ等のデータ
をSDRAMにコピーする場合、一旦CPUがSROM
からデータを読み出し、CPU内のレジスタに格納した
後、RAMに同レジスタのデータを書き込むことによっ
て実現されていた。或は、DMACにより、メモリ制御
回路がSROMからデータを読み出し、DMAC内に設
けられたFIFO或はレジスタ等に格納し、その後、S
DRAMにデータを書き込むことによって実現されてい
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、前述のようにSROM内に格納されたフ
ォントデータ、イメージデータ等のデータをSDRAM
にコピーする場合、一旦CPUがSROMからデータを
読み出し、CPU内のレジスタに格納した後にSDRA
Mに同レジスタのデータを書き込む、或はDMACによ
る場合でも、メモリ制御回路がSROMからデータを読
み出し、DMAC内に設けられたFIFO或はレジスタ
等に格納し、その後、SDRAMにデータを書き込むた
め、SROMの読み出しとSDRAMへの書き込み動作
が発生し、処理に要する時間が長くなってしまうととも
に、バスの占有時間も長くなってしまうことよりCPU
の命令のフェッチ等の他のメモリヘのアクセスが難しく
なり、装置のパフォーマンスが低下することとなってい
た。 【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とする処は、SROMとSDRAMとが
同一のバスに接続されたコンピュータシステムにおい
て、パフォーマンスを低下させることなくメモリのアク
セスを可能とするメモリ制御回路を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シンクロナスROM(SROM)とシン
クロナスDRAM(SDRAM)とが同一のバスに接続
されたコンピュータシステムのメモリ制御回路におい
て、CPUによるSROMからの読み出し命令に対し、
SROMからの読み出しサイクル内でSDRAMへの書
き込み動作を実行するか否かを制御する制御手段を設
け、該制御手段にSDRAMへの書き込み動作を実行す
るように設定された場合は、SROMからの読み出し動
作とSDRAMへの書き込み動作を同一のサイクル内に
実行することを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。 【0009】図1は本発明を適用した情報処理装置の構
成を説明するブロック図であり、同図において、1はC
PUであり、そのバス6にはASIC2が接続され、こ
のASIC2には、SROM3、SDRAM4及びI/
O5が接続されている。7はSROM3及びSDRAM
4がASIC2に接続された共通のバスである。ASI
C2内には、CPU1の指示によりSROM3及びSD
RAM4を制御するためのメモリ制御回路2aを備えて
いる。CPU1は、SROM3に格納されたプログラム
に基いてSDRAM4及びI/O5をASIC2を介し
てアクセスし、所定の処理を実行する。 【0010】図2は図1におけるメモリ制御回路2aの
詳細な構成を示すブロック図であり、同図に示すよう
に、メモリ制御回路2a内には、データ制御回路21、
アドレス制御回路22及び制御信号生成回路23が設け
られている。制御信号生成回路23は、CPU1からの
制御信号6aに接続され、データ制御回路21とアドレ
ス制御回路22に制御信号を出力するとともに、SRO
M3及びSDRAM4に対して制御信号7aを出力す
る。データ制御回路21は、CPU1とデータバス6
c、SROM3及びSDRAM4とデータバス7cで接
続されている。又、アドレス制御回路22は、CPU1
とアドレスバス6b、SROM3及びSDRAM4とア
ドレスバス7bで接続されている。 【0011】CPU1がSROM3及びSDRAM4に
アクセスする場合、CPU1から出力される制御信号6
a、アドレスバス信号6b(ライトの場合はデータバス
信号6c)に基づき、制御信号生成回路23、データ制
御回路21とアドレス制御回路22が動作し、制御信号
7a、アドレスバス信号7b(ライトの場合はデータバ
ス信号7c)出力してSROM3及びSDRAM4にア
クセスがアクセスされる。尚、制御信号7aは、制御信
号の論理レベルで組み合わせたものがコマンドと呼ぱれ
ており、代表的なコマンドには、アクティブコマンド
(ACT)、リードコマンド(READ)、ライトコマ
ンド(WRITE)があるが、これらは公知であるため
詳細な説明は省略する。又、前記コマンドとアドレスバ
ス7b及びデータバス信号7cとの関係についても同様
に公知であるため、これについての詳細な説明は省略す
る。 【0012】制御信号生成回路23内には、CPU1に
よるSROM3からのリード命令に対し、SROM3か
らのリードサイクル内でSDRAM4へのライト動作を
実行するか否かを制御するための制御レジスタ23aが
設けられており、又、アドレス制御回路22内には、C
PU1によるSROM3からのリード命令に対し、SR
OM3からのリードサイクル内でSDRAM4へのライ
ト動作を実行する場合のSDRAM4のアドレスを指定
するアドレスレジスタ22aが設けられており、何れの
レジスタもCPU1により設定される。 【0013】メモリ制御回路2aは、制御レジスタ23
aに1がセットされているとき、CPU1のSROM3
へのリードアクセスに対しては、SROM3からのリー
ドとSDRAM4へのライトを同一のサイクルで実行す
るように動作する。 【0014】図3〜図5は動作を示すタイミングチャー
トであり、何れの図もメモリ制御回路2aとSROM3
及びSDRAM4間の信号(制御信号7a、アドレスバ
ス7b及びデータバスc)の動作を示すものであり、C
PU1とメモリ制御回路2a間の信号についての説明は
省略する。 【0015】図3はCPU1がSROM3を通常のリー
ドする場合における制御信号7a、アドレスバス7b及
びデータバスcの動作を示すタイミングチャートであ
る。即ち、制御信号生成回路23内の制御レジスタ23
aに1がセットされていない場合の動作を示すものであ
る。同図を用いて本実施例の動作を説明する。 【0016】一般に、SDRAMに比較してSROMの
アクセス時間は遅く、本実施の形態におけるSROM3
のリードコマンドからのデータが出力されるまでのクロ
ック数、所謂CASレーテンシ(CL)は5クロックで
ある(CL=5)。又、RASレーテンシ(RL)は2
クロックである(RL=2)。タイミングチャートでの
バースト長は、何れも4で示している。 【0017】先ず、CPU1からSROM3へのリード
が開始されると、メモリ制御回路2aは、アクティブコ
マンド(ACT)及びローアドレス(ROW)を出力す
る(T1)。次に、所定のRL後、リードコマンド(R
EAD)及びカラムアドレス(COL)を出力する(T
2)。これにより、SROM3が所定のCL経過後、即
ち、5クロック後以降(T8〜T11)にデータバス7
c上に、設定されたバースト長のデータを出力されるた
め、それに同期してメモリ制御回路2aは、データを取
り込んでCPU1に転送することによってリード動作が
完了する。 【0018】図4はCPU1がSDRAM4をアクセス
する場合における制御信号7a、アドレスバス7b及び
データバスcの動作を示すタイミングチャートであり、
図4(a)はリードの場合、図4(b)はライトの場合
を示す。 【0019】本実施の形態におけるSDRAM4のCA
Sレーテンシ(CL)は2クロックである(CL=
2)。又、RASレーテンシ(RL)は2クロックであ
る(RL=2)。タイミングチャートでのバースト長は
何れも4で示している。 【0020】図4(a)において、先ず、CPU1から
SDARM4へのリードが開始されると、メモリ制御回
路2aは、アクティブコマンド(ACT)及びローアド
レス(ROW)を出力する(T1)。次に、所定のRL
後、リードコマンド(READ)及びカラムアドレス
(COL)を出力する(T2)。これにより、SDRA
M4が所定のCL後、即ち2クロック後以降(T5〜T
8)にデータバス7c上に、設定されたバースト長のデ
ータを出力されるため、それに同期してメモリ制御回路
2aは、データを取り込んでCPU1に転送することに
よってリード動作が完了する。 【0021】次に、図4(b)に基づいてCPU1のS
DRAM4へのライト動作について説明する。 【0022】図4(b)において、先ず、CPU1から
SDARM4へのライトが開始されると、メモリ制御回
路2aは、アクティブコマンド(ACT)及びローアド
レス(ROW)を出力する(T1)。次に、所定のRL
後、ライトコマンド(WRITE)及びカラムアドレス
(COL)を出力する(T3)。又、同じタイミング
(T3)にてCPU1から転送された最初のデータ(D
0)をデータバス7c上に出力する。引き続き順次バー
スト長分のデータを出力することにより(T4〜T
6)、ライト動作が完了する。 【0023】図5はCPU1がSROM3をのリードす
ることによりSROM3からの読み出しサイクル内でS
DRAM4へのライトを実行する場合における制御信号
7a、アドレスバス7b及びデータバスcの動作を示す
タイミングチャートである。 【0024】この場合は、前記の通り、予めCPU1が
制御レジスタ23aに1をセットするとともに、アドレ
スレジスタ22aにSDRAM4のコピー先アドレスを
設定しておく必要がある。 【0025】先ず、CPU1からSROM3へのリード
が開始されると、メモリ制御回路2aは、アクティブコ
マンド(ACT)及びローアドレス(ROW)を出力す
る(T1)。次に、所定のRL後、リードコマンド(R
EAD)及びカラムアドレス(COL)を出力する(T
2)。尚、SROM3に対して出力されるROW及びC
OLアドレスは、CPU1によりアドレスバス6b上に
出力されたアドレス情報に基づいてアドレス制御回路2
2により分割されたものである。これにより、SROM
3が所定のCL経過後、即ち5クロック後以降(T8〜
T11)にデータバス7c上に設定されたバースト長の
データを出力されることになる。 【0026】一方、SDRAM4に対して、メモリ制御
回路2aは、アクティブコマンド(ACT)及びローア
ドレス(ROW)を出力する(T6)。次に、所定のR
L後、ライトコマンド(WRITE)及びカラムアドレ
ス(COL)を出力する(T8)。尚、SDRAM4に
対して出力されるROW及びCOLアドレスは、CPU
1により予めアドレス制御回路22内のアドレスレジス
タ22aに設定されたアドレス情報に基づいてアドレス
制御回路22により分割されたものである。このタイミ
ング(T8)には、前記の通りデータバス7c上にはS
ROM3から最初のデータ(D0)が出力されているた
め、SDRAM4にはそのデータ(D0)がライトされ
たことになる。引き続きデータバス7c上には、SRO
M3からリードされた残りのバースト長分のデータ(D
1〜D3)が出力されいるため、SDRAM4には順次
残りのバースト長分のデータがライトされたことになる
(T9〜T11)。 【0027】以上により、SROM3からのリード動作
と同一サイクルで、SROM3からリードされたデータ
がそのままSDRAM4の所定のアドレスにライトされ
たこととなる。 【0028】尚、本実施の形態では、CASレーテンシ
(CL)及びRASレーテンシ(RL)について、SR
OMの場合、CL=5、RL=2、又、SDRAMの場
合、CL=2、RL=2として説明したが、これらのタ
イミングパラメータはクロックの周波数及びSROM、
SDRAMのICの仕様で決められるものであり、同パ
ラメータが異なる場合には、それに応じたタイミングで
各コマンドを出力すれば良いことは言うまでもない。 【0029】又、本実施の形態では、バースト長を4と
して説明したが、他の転送サイズでも同様であることは
言うまでもない。 【0030】更に、本実施の形態では、SROMからS
DRAMへのコピー動作について説明したが、読み出し
側及び書き込み側はこれらに限るものではなく、同様の
インターフェースを備えたデバイスであれば良く、例え
ばシンクロナスフラッシュメモリ等にも本発明を適用す
ることができる。ここで、シンクロナスフラッシュメモ
リを書き込み側に適用する場合には、各々のサイクル間
にシンクロナスフラッシュメモリのプログラムコマンド
等のそのデバイスに応じたコマンドを挿入すれば良い。 【0031】又、本実施の形態では、メモリ制御回路と
SROM及びSDRAM間で、アドレスバス、データバ
ス及び制御信号を共通に接続される信号として説明した
が、全てを共通に接続する必要はなく、データバスが共
通であれば、本発明が適用できることは言うまでもな
い。 【0032】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、シンクロナスROM(SROM)とシンクロナ
スDRAM(SDRAM)とが同一のバスに接続された
コンピュータシステムのメモリ制御回路において、CP
UによるSROMからの読み出し命令に対し、SROM
からの読み出しサイクル内でSDRAMへの書き込み動
作を実行するか否かを制御する制御手段を設け、該制御
手段にSDRAMへの書き込み動作を実行するように設
定された場合は、SROMからの読み出し動作とSDR
AMへの書き込み動作を同一のサイクル内に実行するよ
うにしたため、SROMとSDRAMとが同一のバスに
接続されたコンピュータシステムにおいて、パフォーマ
ンスを低下させることなくメモリのアクセスが可能とな
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメモリ制御回路を備える情報処理
装置の構成を示すブロック図である。 【図2】本発明に係るメモリ制御回路の構成を示すブロ
ック図である。 【図3】本発明に係るメモリ制御回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。 【図4】本発明に係るメモリ制御回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。 【図5】本発明に係るメモリ制御回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。 【符号の説明】 1 CPU 2 ASIC 3 シンクロナスROM 4 シンクロナスDRAM 5 I/O 6 CPUバス 7 メモリバス
装置の構成を示すブロック図である。 【図2】本発明に係るメモリ制御回路の構成を示すブロ
ック図である。 【図3】本発明に係るメモリ制御回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。 【図4】本発明に係るメモリ制御回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。 【図5】本発明に係るメモリ制御回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。 【符号の説明】 1 CPU 2 ASIC 3 シンクロナスROM 4 シンクロナスDRAM 5 I/O 6 CPUバス 7 メモリバス
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シンクロナスROM(SROM)とシン
クロナスDRAM(SDRAM)とが同一のバスに接続
されたコンピュータシステムのメモリ制御回路におい
て、 CPUによるSROMからの読み出し命令に対し、SR
OMからの読み出しサイクル内でSDRAMへの書き込
み動作を実行するか否かを制御する制御手段を設け、該
制御手段にSDRAMへの書き込み動作を実行するよう
に設定された場合は、SROMからの読み出し動作とS
DRAMへの書き込み動作を同一のサイクル内に実行す
ることを特徴とするメモリ制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001375898A JP2003177957A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | メモリ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001375898A JP2003177957A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | メモリ制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003177957A true JP2003177957A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19184194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001375898A Pending JP2003177957A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | メモリ制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003177957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009252277A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Spansion Llc | 積層型メモリ装置、メモリシステム、及びそのリフレッシュ動作制御方法 |
JP2012089167A (ja) * | 2012-01-27 | 2012-05-10 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001375898A patent/JP2003177957A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009252277A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Spansion Llc | 積層型メモリ装置、メモリシステム、及びそのリフレッシュ動作制御方法 |
JP2012089167A (ja) * | 2012-01-27 | 2012-05-10 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
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