JP2005339426A - データ処理システム及び設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 MACデバイス等の機能回路ブロックを含むデータ処理システム及び設定方法に関し、設定データの再設定所要時間を短縮する。
【解決手段】 メインプロセッサ1と、単一又は複数のMACデバイス3等の機能回路ブロックと、この機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラ2とを含むデータ処理システム及び設定方法であって、デバイスコントローラ2に、MACデバイス3等の機能回路ブロックに設定する設定データを保持する内部FIFO10と、メインプロセッサ1からの指示により内部FIFO10に保持した設定データを、MACデバイス3等の機能回路ブロックに転送して設定する制御を行うシーケンサ8とを設け、内部FIFO10に保持した設定データを読み出して、MACデバイス3等の機能回路ブロックに対する再設定を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 メインプロセッサ1と、単一又は複数のMACデバイス3等の機能回路ブロックと、この機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラ2とを含むデータ処理システム及び設定方法であって、デバイスコントローラ2に、MACデバイス3等の機能回路ブロックに設定する設定データを保持する内部FIFO10と、メインプロセッサ1からの指示により内部FIFO10に保持した設定データを、MACデバイス3等の機能回路ブロックに転送して設定する制御を行うシーケンサ8とを設け、内部FIFO10に保持した設定データを読み出して、MACデバイス3等の機能回路ブロックに対する再設定を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、設定データをメインプロセッサの制御により機能回路ブロックに設定処理するデータ処理システム及び設定方法に関する。
メインプロセッサと各種の機能回路ブロックとを含み、機能回路ブロックにより各種の処理を実行させるデータ処理システムが知られており、単一或いは複数の機能回路ブロックに対して、メインプロセッサの制御により設定データの初期設定を行うものである。又メインプロセッサとその周辺回路とを集積回路化し、機能回路ブロックも集積回路化し、プリント基板上に搭載して、所望の機能を実現するデータ処理システムが比較的多く採用されている。
例えば、インターネットに接続するルータ等の装置は、周辺回路含めて集積回路化したメインプロセッサと、IPパケットのルーティング制御を行う構成を集積回路化した機能回路ブロックと、この機能回路ブロックを制御する構成を集積回路化したデバイスコントローラとをプリント基板上に搭載し、メインプロセッサから各種の処理動作を行う為の設定データを、デバイスコントローラを介して各機能回路ブロックに初期設定することにより、ルーティング制御を行うことになる。
その場合に、何らかの障害発生により機能回路ブロックが制御処理を実行できなくなった時は、メインプロセッサは、ログ情報を収集した後、各機能回路ブロックのリセット処理を行い、再度設定データをメインプロセッサからデバイスコントローラを介して設定する処理を行うものである。従って、再設定処理が完了するまで、IPパケットのルーティング処理が中止されることになる。
又命令とパラメータとからなるデータに対して、命令を一時的に保持する命令FIFO(Fist−In Fist−Out)を介して入力命令レジスタに現在実行する命令を保持させ、パラメータを一時的に保持するパラメータFIFOを介して、1命令分のパラメータを保持させるレジスタ群を含む構成のデータの入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
又プロセッサバスと、デバイスを接続するSCSI(Small Computer System Interface)バスとの間に、データFIFOとコマンドFIFOとシーケンサとを含むコントローラが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−144731号公報
特開平5−35661号公報
機能回路ブロックの障害発生により、メインプロセッサからその機能回路ブロックに設定データを再設定することになるが、メインプロセッサからPCIバス等を介して設定データを機能回路ブロックに設定する為には複数ステップを要するもので、その再設定が完了するまでの間は、所定の処理を実行できないことになる。例えば、ルータ等の通信装置に於いては、前述の再設定時には、設定処理完了まで通信制御を停止することになるから、サービス低下が大きい問題があった。
本発明は、機能回路ブロックに対する設定データの設定処理に要する時間を短縮して、サービス低下を回避することを目的とする。
本発明のデータ処理システムは、メインプロセッサと、単一又は複数の機能回路ブロックと、該機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラとを含むデータ処理システムであって、デバイスコントローラに、MACデバイス等の機能回路ブロックに設定する設定データを保持する内部FIFOと、メインプロセッサからの指示により内部FIFOに保持した設定データを、機能回路ブロックに転送して設定する制御を行うシーケンサとを設けた構成を有するものである。
又デバイスコントローラは、内部FIFOに保持された設定データを、メインプロセッサからの指示により展開して変更する為の内部RAMを備えることができる。
又本発明の設定方法は、メインプロセッサと、単一又は複数の機能回路ブロックと、該機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラとを含むデータ処理システムの前記設定データを前記機能回路ブロックに設定する設定方法であって、メインプロセッサからデバイスコントローラを介して、機能回路ブロックに設定データを設定すると共に、デバイスコントローラに設けた内部FIFOに書き込んで保持する過程と、内部FIFOに保持した設定データを、メインプロセッサからの指示により読み出して、機能回路ブロックに再設定する過程とを含むものである。
又内部FIFOに保持された設定データを、メインプロセッサからの指示により内部RAMに展開して設定データを変更し、この変更した設定データを、内部FIFOに書き込む過程を含むことができる。
MACデバイス等の機能回路ブロックに設定する設定データを、内部FIFOに保持しておき、機能回路ブロックの障害発生等により設定データの再設定処理を行う時に、内部FIFOに保持していた設定データを読み出して、機能回路ブロックに設定することにより、メインプロセッサからの設定データをPCIバスとデバイスコントローラとを介して再設定処理に要する時間より、PCIバスからの再設定処理の設定データの転送に要する時間を短縮することができる利点がある。又内部FIFOは、他のメモリに比較してアドレス制御等の周辺回路が簡単化できる利点がある。
本発明のデータ処理システムは、図1を参照すると、メインプロセッサ1と、単一又は複数のMACデバイス3等の機能回路ブロックと、この機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラ2とを含むデータ処理システムであって、デバイスコントローラ2に、MACデバイス3等の機能回路ブロックに設定する設定データを保持する内部FIFO10と、メインプロセッサ1からの指示により内部FIFO10に保持した設定データを、MACデバイス3等の機能回路ブロックに転送して設定する制御を行うシーケンサ8とを設けた構成を有する。
本発明の設定方法は、メインプロセッサ1と、単一又は複数のMACデバイス3等の機能回路ブロックと、この機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラ2とを含むデータ処理システムの設定データを、前記機能回路ブロックに設定する設定方法であって、メインプロセッサ1からデバイスコントローラ2を介して、MACデバイス3等の機能回路ブロックに設定データを設定すると共に、デバイスコントローラ2に設けた内部FIFO10に書き込んで保持する過程と、内部FIFO10に保持した設定データを、メインプロセッサ1からの指示により読み出して、MACデバイス3等の機能回路ブロックに再設定する過程とを含むものである。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1はメインプロセッサ(CPU)、2はデバイスコントローラ、3は機能回路ブロックとしてのMAC(Media Access Control)デバイス、4はPCIバス、5はローカルバス、6はPCIインタフェース(PCI I/F)、7はレジスタ(REG)、8はシーケンサ、9はFIFOインタフェース(FIFO I/F)、10は内部FIFOを示す。
図1に於いては、メインプロセッサ1とデバイスコントローラ2とをPCIバス4を介して接続し、このデバイスコントローラ2とMACデバイス3とをローカルバス5により接続して、データ処理システムを構成した場合を示し、デバイスコントローラ2は、PCIインタフェース6とレジスタ7とシーケンサ8とFIFOインタフェース9と内部FIFO10とを含み、内部バスにより接続した構成を有し、又このデバイスコントローラ2は、(FPGA)として示すように、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイにより構成した場合を示しているが、他の構成、例えば、個別回路部品により、或いは、全体の機能部分を集積回路化により実現することも可能である。
又デバイスコントローラ2に設けた内部FIFO10は、ランダムアクセスメモリに比較して、データの書き込み及び読み出しの為のアドレス制御等の制御構成が簡単化されるもので、この実施例に於いては、レジスタ7に設定されたFIFO選択情報により、FIFOインタフェース9を介して内部の複数のブロック領域が選択され、その選択されたブロック領域に対して、シーケンサ8のシーケンス処理により、設定データの書き込み及び読み出しが行われる。従って、レジスタ7は、メインプロセッサ1からの設定データ及びFIFO選択情報等を一時的に保持するレジスタ群に相当する。又機能回路ブロックとしてのルーティング処理等を行うMACデバイス3は、集積回路化して、デバイスコントローラ2等と共にプリント基板上に搭載することもできる。又MACデバイス3を複数設けることもできる。
システム立ち上げ時に、メインプロセッサ1からMACデバイス3に対する設定データの初期設定は、(1)〜(3)で示す順の処理で行われる。即ち、処理(1)は、メインプロセッサ1からPCIバス4を介したMACデバイス3に対する設定データやアドレス等を含むアクセス要求を示し、デバイスコントローラ2のレジスタ7を介して、処理(2)のようにMACデバイス3に中継する。即ち、メインプロセッサ1から初期設定する為の設定データは、PCIバス4を介してデバイスコントローラ2のレジスタ7に一旦保持し、それからローカルバス5を介してMACデバイス3に転送されて設定される。
その初期設定過程に於いて、処理(3)として示すように、設定データを、レジスタ7からFIFOインタフェース9を介して内部FIFO10に書き込む。その時の内部FIFO10のブロック領域がレジスタ7を介して選択される。それによって、内部FIFO10には、MACデバイス3に対する設定データが保持されることになる。なお、内部FIFO10に対する設定データの書き込み及び読み出しの制御は、既に知られている各種の手段により実行することができる。このように、メインプロセッサ1からレジスタ7を介した設定データが、MACデバイス3に設定されると共に、内部FIFO10に書き込まれることにより、初期設定処理は完了する。
図2は、再設定処理の説明図であり、処理(4),(5)の順序により再設定処理を実行するもので、前述の初期設定時に、メインプロセッサ1からの設定データをMACデバイス3に設定し、且つ内部FIFO10に設定データを書き込んで、システム運用中に、MACデバイス3に障害が発生した場合、そのMACデバイス3のリセット処理を行い、メインプロセッサ1は、再設定の為のFIFOロード指示(4)を行うことにより、デバイスコントローラ2のレジスタ7を介してシーケンサ8を起動する。それにより、内部FIFO10に保持された設定データを、ローカルバス5を介してMACデバイス3に転送し(5)、MACデバイス3に設定する。この場合、レジスタ7からのFIFO選択情報に従って、FIFOインタフェース9により内部FIFO10のMACデバイス3対応のブロック領域が選択され、そのブロック領域に保持されたMACデバイス3に対する設定データを順次読み出して、ローカルバス5を介してMACデバイス3に転送して設定することにより、再設定処理が完了する。
従って、メインプロセッサ1からPCIバス4とデバイスコントローラ2のレジスタ7とを介して、MACデバイス3に対する再設定処理を行う場合に比較して、内部FIFO10に保持させた設定データを順次読み出して、再設定処理を行うことにより、再設定処理時間を著しく短縮することができる。例えば、メインプロセッサ1からPCIバス4を介してのアクセスが、33MHzのクロック周波数で、32ビット幅のPCIバス4であると、設定データの1ステップ当り,480nsecを要することになり、設定コマンドが67ステップの場合、設定完了までに32.16μsecを要することになる。これに対して、内部FIFO10からのアクセスの場合、1ステップ当り240nsecで、設定コマンドが前述と同様に67ステップの場合、設定完了までに16.08μsecを要することになる。即ち、内部FIFO10を用いて再設定処理することにより、従来のメインプロセッサから直接的に再設定処理する場合に比較して、約半分の時間ですむことができる。
図3は、複数のMACデバイスを有するデータ処理システムの概要と、設定データの再設定処理とを説明する為のもので、図1及び図2と同一符号は同一部分を示し、3−1,3−2は機能回路ブロックとしてのMACデバイス、5−1,5−2はローカルバス、8−1,8−2はシーケンサを示す。シーケンサ8−1,8−2は、MACデバイス3−1,3−2対応のものであり、又内部FIFO10には、同一の設定データが保持されているか、又はMACデバイス3−1,3−2対応の設定データが、それぞれ異なるブロック領域に保持されている。このブロック領域は、レジスタ7からのFIFO選択情報により選択される。
例えば、MACデバイス3−1が,初期設定後に何らかの障害が発生すると、前述の場合と同様に、メインプロセッサ1は、FIFOロード指示を行う。この時,MACデバイス3−1を指定する。それにより、レジスタ7を介してシーケンサ8−1が起動され、又MACデバイス3−1対応の設定データが保持されている内部FIFO10のブロック領域が、FIFO選択情報によって選択され、そのブロック領域に保持された設定データがローカルバス5−1を介してMACデバイス3−1に転送されて設定される。この場合も前述のように、内部FIFO10からの設定データによる再設定処理であるから、メインプロセッサ1からPCIバス4を介して再設定する場合に比較して短時間で完了することができる。
図4は、保持している設定データの変更処理の説明図であり、図1及び図2と同一符号は同一部分を示し、又(6)〜(9)は処理の順序を示し、又11はメモリインタフェース(RAM I/F)、12は内部RAM(Random Access Memory)を示す。内部RAM12は、内部FIFO10とメモリインタフェース11を介して設定データの転送を可能とし、且つPCIインタフェース6とPCIバス4とを介してメインプロセッサ1との間で設定データの転送を可能とする。
MACデバイス3に設定した設定データを内部FIFO10に保持しているが、この設定データを変更する場合、レジスタ7を介してFIFO選択情報により内部FIFO10のブロック領域を選択し(6)、そのブロック領域に保持している設定データを、メモリインタフェース11を介して内部RAM12に展開する(7)。この内部RAM12に展開した設定データを、PCIインタフェース6を介してメインプロセッサ1により変更する(8)。この変更した設定データを、内部RAM12から内部FIFO10に、メモリインタフェース11を介して書き込む。そして、前述のように、シーケンサ8を起動して、変更した設定データを、内部FIFO10からMACデバイス3に、FIFOインタフェース9とローカルバス5とを介して転送して設定する。この場合、MACデバイス3の設定データは、例えば、上書き処理されることになる。
図5は、デバイスコントローラの説明図であり、図4と同一符号は同一部分を示し、13はデータインタフェース(DATA I/F)、14はアドレスインタフェース(ADD I/F)、15はトリステートのゲート回路を示す。又CPUは前述のメインプロセッサを示し、このメインプロセッサCPU等からのクロック信号CLKやリセット信号RSTが入力される。又内部FIFO10は、FIFO.0〜FIFO.3のブロック領域を有する場合の例を示している。
このデバイスコントローラ2とMACデバイスとの間では、シーケンサ8から、デバイス選択信号XCSB、MACデバイスへのリード指示信号XRDB、ライト指示信号XWRB、アドレスラッチ指示信号XALEが出力される。又データインタフェース13とゲート回路15を介してMACデバイスとの間で、16ビット構成の設定データMAC_D[15:0]が転送され、又アドレスインタフェース14からMACデバイスの15ビット構成のアクセスアドレスMAC_A[14:0]が転送されて、ライト指示の場合は、設定データMAC_D[15:0]が、アクセスアドレスMAC_A[14:0]に従って書き込まれて設定される。
図6及び図7は、デバイスコントローラの内部信号説明図であり、図5に於けるデバイスコントローラ2の内部信号の信号略称と、その内容とを示すものである。なお、信号略称の説明の欄のMACは、デバイスを省略して示すものである。例えば、メインプロセッサCPUからのMACアクセス開始指示信号mac_reqにより、レジスタ7からシーケンサ8に“1”の起動指示信号startが入力され、又“1”のロード指示信号loadが入力されると、シーケンサ8からMACデバイスに、“0”のデバイス選択信号XCSBと、ライト指示信号XWRBと、アドレスラッチ指示信号XALEとが転送され、又シーケンサ8からゲート回路15に、データ出力指示のデータイネーブル信号DATA_OEが加えられる。
それによって、ライトデータmwdata[15:0]が、データインタフェース13とゲート回路15とを介して、MACデバイスに対する設定データMAC_D[15:0]が転送され、初期設定時等のメインプロセッサからの設定データの設定時のアドレスmadd[14:0]又は再設定時の内部FIFO10のアドレスに対応したアドレスfadd[14:0]が、アドレスインタフェース14を介して、MACデバイスのアクセスアドレスMAC_A[14:0]となり、そのアドレスに設定データが書き込まれる。
又レジスタ7から設定データmwdaa[15:0]と、起動信号startと、ロード指示信号loadと、FIFOセレクト信号fifo_sel[1:0]とにより、FIFOインタフェース9を介して内部FIFO10に、アクセスイネーブル信号fifo_enと、ライトイネーブル信号fifo_weと、ライトデータfifo_din[30:0]とを入力して、MACデバイスに設定する設定データを、内部FIFO10に書き込んで保持することができる。
又再設定時は、内部FIFO10からのリードデータfifo_dout[30:0]の中の16ビット分が,FIFOインタフェース9を介してデータfdata[15:0]となり、データインタフェース13を介して設定データMAC_DとしてMACデバイスに転送される。又リードデータfifo_dout[30:0]の中の15ビット分が,FIFOインタフェース9を介してアドレスfadd[14:0]となり、アドレスインタフェース14を介して、アクセスアドレスMAC_AとしてMACデバイスに転送される。その場合、内部FIFO10から設定データを総て読み出した時に内部データ無しを示すエンプティ信号fifo_emptyを出力し、再設定処理の終了を表示することができる。
又内部RAM12を用いて設定データを変更する場合は、図4に示す接続構成と多少相違させているが、内部RAM12は、メモリインタフェース11とFIFOインタフェース9とを介して内部FIFO10との間で設定データの転送を行う構成としている。又内部RAM12とメインプロセッサCPUとの間は、PCIインタフェース6を介して設定データ等の転送を行う構成としている。従って、メインプロセッサCPUの制御処理により、内部RAM12を用いて設定データの変更を行って、内部FIFO10に、メモリインタフェース11とFIFOインタフェース9とを介して書き込み、この内部FIFO10からMACデバイスに、変更した設定データを、FIFOインタフェース9とデータインタフェース13とアドレスインタフェース14とを介して転送して書き込むことにより、設定データの変更処理を行うことができる。この場合も、内部FIFO12から変更した設定データをMACデバイスにロードするものであるから、メインプロセッサCPUからPCIバスを介して、変更した設定データをロードする場合に比較して所要時間を短縮することができる。
図8は、内部FIFO内デバイス設定データのフォーマット説明図であり、内部FIFOには、15ビット構成のアドレスMAC_A[14:0]と、16ビット構成の設定データMAC_D[15:0]との合計31ビットの幅で、アドレス0〜255に格納した場合を示す。なお、内部FIFOについてのフォーマットは、これに限定されるものでない。
図9は、MACデバイスへのアクセス処理のフローチャートを示し、FIFOは,前述の内部FIFO10を示すもので、ロード指示信号loadの有無を判定し(A1)、ロード指示でない場合は、リード要求信号mac_readか否かを判定し(A2)、リード要求でない場合は、ライト要求信号mac_writeか否かを判定し(A3)、ライト要求でもない場合は、処理を終了する。
又ロード指示有りの場合、内部FIFOが空か否か、即ち、データが保持されているか否かを判定し(A4)、空の場合は、設定データがないので処理を終了する。又空でない場合は、設定データが保持されているから、内部FIFOから設定データを読み出して(A5)、MACデバイスに書き込む(A6)。そして、ステップ(A4)に移行し、内部FIFOが空となるまで、内部FIFOから設定データを読み出して、MACデバイスに書き込む。そして、内部FIFOが空となると、エンプティ信号fifo_emptyを送出するから、保持していた設定データを読み出してMACデバイスに書き込む再設定処理が完了したことを示すので、この処理を終了する。なお、再設定処理後、内部FIFOが空になるから、この内部FIFOにのみ、メインプロセッサから再度設定データを書き込む処理を行っておき、次に再設定処理が必要になった時に、その設定データを読み出して、MACデバイスに設定することもできる。
又リード要求の場合は、MACデバイスからデータを読み出して(A7)、前述のように、メインプロセッサに転送して、その処理を終了することになる。又ライト要求の場合は、MACデバイスに対する設定データの書き込みと、内部FIFOに対する設定データの書き込みとが行われ(A8)、その処理を終了することになる。即ち、前述の初期設定の処理に相当するものである。
図10は、デバイスコントローラのライトタイミングシーケンスチャートを示し、図5を参照すると、PCIインタフェース(PCI I/F)6と、レジスタ(REG)7と、シーケンサ(SEQ)8と、データインタフェース(DATA I/F)14と、FIFOインタフェース(FIFO I/F)9と、MACデバイスとについて示す。又CLKはクロック信号であり、デバイスコントローラは、このクロック信号CLKに同期して各部が動作する。
又PCIインタフェースPCI I/Fのmac_reqはアクセス開始指示信号、mac_writeはライト信号、mac_ackはメインプロセッサへ送出する為のアクセス完了信号、mac_adr[14:0]はMACデバイスのアドレス信号、mac_wdata[15:0]はMACデバイスへのライトデータ(設定データ)を示す。又レジスタREGのstartはシーケンサSEQの起動信号であり、シーケンサSEQのMAC_STATEは、状態遷移を示し、起動信号startにより、IDLEからW1,W2,・・・W6,IDLEの状態に遷移する場合を示す。
又データインタフェースDATA I/Fのdata_oeはMACデバイスとの間のデータ出力(“1”)又はデータ入力(“0”)イネーブル信号を示し、図5に示すように、シーケンサ8からゲート回路15に加えられる。又FIFOインタフェースFIFO I/Fのfifo_enは内部FIFOへのアクセスイネーブル信号、fifo_weはライトイネーブル信号、fifo_din[30:0]は内部FIFOへのライトデータ(設定データ)を示す。又MACデバイスに対するXMAC_CSBはMACデバイスに対する選択信号で、“0”でMACデバイスを選択し、“1”で他のデバイスを選択する信号、XMAC_RDBはリード指示信号、XMAC_WRBは“0”でライトアクセスを示すライト指示信号、XMAC_ALEは“0”でMACデバイスに対するアドレスラッチ信号、MAC_A[14:0]はアドレス信号、MAC_D[15:0]はデータ(設定データ)を示す。
従って、メインプロセッサからの指示によるPCIインタフェースPCI I/Fからのアクセス指示信号mac_reqと、ライト信号mac_writeと、アドレス信号mac_adr[14:0]と、ライトデータ(設定データ)mac_wdata[15:0]とにより、MACデバイスに設定データが書き込まれると共に、内部FIFOにも書き込まれる。即ち、前述の初期設定の処理が行われる。
図11は、内部FIFOのロードタイミングシーケンスチャートを示し、信号の名称は、図10と同様であり、レジスタREGのloadはFIFOロード指示信号、FIFOインタフェースFIFO I/Fのfifo_dout[30:0]は、内部FIFOからのリードデータ、fifo_emptyは内部FIFOに保持したデータを読み出して、保持データがなくなったことを示すエンプティ信号を示す。
レジスタREGからのロード指示信号loadにより、内部FIFOへのアクセスイネーブル信号fifo_enが“1”となり、内部FIFOからのデータfifo_dout[30:0]がMACデバイスに対するアドレス信号MAC_A[14:0]及びデータ(設定データ)MAC_D[15:0]となり、MACデバイスに設定される。即ち、再設定処理が行われる。
図12は、デバイスコントローラの状態遷移説明図であり、アイドルIDLE状態から、R1〜R6又はW1〜W6の状態に遷移する場合を示し、その場合の状態遷移の条件を図13に示す。例えば、現在の状態がIDLEの時に,MACデバイスに対するリード指示信号mac_readが“1”、且つアクセス開始指示信号mac_reqが“1”の条件で、次のR1の状態に遷移する。この状態R1から順次状態R2〜R6に遷移し、アクセス開始指示信号mac_reqが“0”となると、IDLEの状態に遷移する。又信号の次の状態のCS/RD/WR/ALE/DOEは、デバイス選択信号、リード指示信号、ライト指示信号、アドレスラッチ指示信号、データの出力及び入力のイネーブル信号を示し、=01110等は、それぞれの信号の“0”,“1”を示す。
又現在の状態がIDLEの時に、MACデバイスに対するライト指示信号mac_writeが“1”、且つアクセス開始指示信号mac_reqが“1”の条件、又はロード指示信号loadが“1”、且つ内部FIFOのエンプティ信号fifo_emptyが“0”の場合に、次のW1の状態に遷移する。この状態W1から順次状態W2〜W5に遷移し、エンプティ信号fifo_emptyが“1”(内部FIFOが空)の時に、状態W6に遷移し、“0”(内部FIFOにデータ有り)の時に、状態W2に遷移する。又状態W6の時に、アクセス開始指示信号mac_reqが“0”となると、IDLEの状態に遷移する。この状態W1〜W6の遷移について、図10及び図11のシーケンサSEQのMAC_STATEに例示している。
1 メインプロセッサ(CPU)
2 デバイスコントローラ
3 MACデバイス
4 PCIバス
5 ローカルバス
6 PCIインタフェース(PCI I/F)
7 レジスタ(REG)
8 シーケンサ
9 FIFOインタフェース(FIFO I/F)
10 内部FIFO
2 デバイスコントローラ
3 MACデバイス
4 PCIバス
5 ローカルバス
6 PCIインタフェース(PCI I/F)
7 レジスタ(REG)
8 シーケンサ
9 FIFOインタフェース(FIFO I/F)
10 内部FIFO
Claims (4)
- メインプロセッサと、単一又は複数の機能回路ブロックと、該機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラとを含むデータ処理システムに於いて、
前記デバイスコントローラに、前記機能回路ブロックに設定する設定データを保持する内部FIFOと、前記メインプロセッサからの指示により前記内部FIFOに保持した設定データを前記機能回路ブロックに転送して設定する制御を行うシーケンサとを設けた
ことを特徴とするデータ処理システム。 - 前記デバイスコントローラは、前記内部FIFOに保持された設定データを前記メインプロセッサからの指示により展開して変更する為の内部RAMを備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ処理システム。
- メインプロセッサと、単一又は複数の機能回路ブロックと、該機能回路ブロックの設定データを設定処理するデバイスコントローラとを含むデータ処理システムの前記設定データを前記機能回路ブロックに設定する設定方法に於いて、
前記メインプロセッサから前記デバイスコントローラを介して前記機能回路ブロックに設定データを設定すると共に、前記デバイスコントローラに設けた内部FIFOに書き込んで保持する過程と、
前記内部FIFOに保持した設定データを前記メインプロセッサからの指示により読み出して前記機能回路ブロックに再設定する過程とを含む
ことを特徴とする設定方法。 - 前記内部FIFOに保持された設定データを前記メインプロセッサからの指示により内部RAMに展開して、該設定データを変更し、該変更した設定データを前記内部FIFOに書き込む過程を含むことを特徴とする請求項3記載の設定方法。
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