JPH05233305A - プログラムロ−ドシステム - Google Patents
プログラムロ−ドシステムInfo
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- JPH05233305A JPH05233305A JP3760692A JP3760692A JPH05233305A JP H05233305 A JPH05233305 A JP H05233305A JP 3760692 A JP3760692 A JP 3760692A JP 3760692 A JP3760692 A JP 3760692A JP H05233305 A JPH05233305 A JP H05233305A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のロ−ジモジュ−ルからなるプログラム
を計算機上で実行する場合に、外部記憶装置へのアクセ
ス回数を減らし、プログラムロ−ド時間を短縮すること
ができるようにする。 【構成】 ロ−ドモジュ−ルのデ−タ部の原本をプロセ
ス領域とは別の領域に配置し、そこから必要に応じて各
プロセスのプロセス領域のデ−タ部に複写することによ
り、プログラムロ−ド時の外部記憶装置へのアクセス回
数を減らし、プログラムロ−ドの時間を減少させる。
を計算機上で実行する場合に、外部記憶装置へのアクセ
ス回数を減らし、プログラムロ−ド時間を短縮すること
ができるようにする。 【構成】 ロ−ドモジュ−ルのデ−タ部の原本をプロセ
ス領域とは別の領域に配置し、そこから必要に応じて各
プロセスのプロセス領域のデ−タ部に複写することによ
り、プログラムロ−ド時の外部記憶装置へのアクセス回
数を減らし、プログラムロ−ドの時間を減少させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オペレ−ティングシス
テムのうち、複数のロ−ドモジュ−ルからなるプログラ
ムを実行するプログラム実行制御部のプログラムロ−ド
システムに関する。
テムのうち、複数のロ−ドモジュ−ルからなるプログラ
ムを実行するプログラム実行制御部のプログラムロ−ド
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムがプログラムを実行する
場合、実行に先立って外部記憶装置に格納されているプ
ログラムモジュ−ルをプロセッサが直接アクセスできる
主メモリに読み込む必要がある。実行すべきプログラム
は、1個ないし複数個のロ−ドモジュ−ルから構成され
ており、それらを順次主メモリにロ−ドしなければなら
ない。ここで、ロ−ドとは、ロ−ドモジュ−ルをプログ
ラムを実行するプロセスのプロセス領域上に読み込むこ
とである。従来、プログラムが複数のロ−ドモジュ−ル
から構成される場合には、プログラムロ−ドを次のよう
な手順で行っていた。先ず、プログラムの中で最初に起
動されるロ−ドモジュ−ルをロ−ドする。このモジュ−
ルは、プログラムが必要とするロ−ドモジュ−ルの情報
を保持しており、次に、この情報を用いて残りのロ−ド
モジュ−ルをロ−ドする。しかしながら、全てのロ−ド
モジュ−ルを外部記憶装置から読み込むと、外部記憶装
置に対するアクセスが多くなるため、ロ−ドに時間がか
かる。一方、従来より外部記憶装置に対するアクセス回
数を少なくして、高速にロ−ドできるようにしたテキス
ト共有方式が知られている。このテキスト共有方式は、
複数のプログラムが同じロ−ドモジュ−ルを使用する場
合において、一旦読み込まれたロ−ドモジュ−ルの内容
のうち、テキスト部(操作命令部)をプロセス間で共有
することにより、テキスト部に対する外部記憶装置から
の読み込み回数を減少させるものである。
場合、実行に先立って外部記憶装置に格納されているプ
ログラムモジュ−ルをプロセッサが直接アクセスできる
主メモリに読み込む必要がある。実行すべきプログラム
は、1個ないし複数個のロ−ドモジュ−ルから構成され
ており、それらを順次主メモリにロ−ドしなければなら
ない。ここで、ロ−ドとは、ロ−ドモジュ−ルをプログ
ラムを実行するプロセスのプロセス領域上に読み込むこ
とである。従来、プログラムが複数のロ−ドモジュ−ル
から構成される場合には、プログラムロ−ドを次のよう
な手順で行っていた。先ず、プログラムの中で最初に起
動されるロ−ドモジュ−ルをロ−ドする。このモジュ−
ルは、プログラムが必要とするロ−ドモジュ−ルの情報
を保持しており、次に、この情報を用いて残りのロ−ド
モジュ−ルをロ−ドする。しかしながら、全てのロ−ド
モジュ−ルを外部記憶装置から読み込むと、外部記憶装
置に対するアクセスが多くなるため、ロ−ドに時間がか
かる。一方、従来より外部記憶装置に対するアクセス回
数を少なくして、高速にロ−ドできるようにしたテキス
ト共有方式が知られている。このテキスト共有方式は、
複数のプログラムが同じロ−ドモジュ−ルを使用する場
合において、一旦読み込まれたロ−ドモジュ−ルの内容
のうち、テキスト部(操作命令部)をプロセス間で共有
することにより、テキスト部に対する外部記憶装置から
の読み込み回数を減少させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このテキスト共有方式
では、プログラムがテキスト部に対しては更新処理を行
わずに、参照のみを行うことを利用しているので、テキ
スト部に対しては外部記憶装置に対するアクセス回数を
少なくすることができる。しかしながら、ロ−ドモジュ
−ルの内容のうち、プログラムが更新を行うデ−タ部、
すなわちプログラムが走行したときに利用する数値や文
字列等を持つ部分に対しては、このようにプロセス間で
共有することはできない。その結果、テキスト共有方式
を用いた場合でも、デ−タ部を読み込むためにはロ−ド
モジュ−ル毎に外部記憶装置に対するアクセスが発生す
る。このように、従来のプログラムロ−ド方法では、ロ
−ドモジュ−ルの数に比例した回数だけ、外部記憶装置
に対してアクセスが発生するため、ロ−ドに時間がかか
るという問題があった。本発明の目的は、このような従
来の課題を解決し、プログラムロ−ド時の外部記憶装置
へのアクセス回数を減少させることにより、プログラム
ロ−ドにかかる時間を短縮することが可能なプログラム
ロ−ドシステムを提供することにある。
では、プログラムがテキスト部に対しては更新処理を行
わずに、参照のみを行うことを利用しているので、テキ
スト部に対しては外部記憶装置に対するアクセス回数を
少なくすることができる。しかしながら、ロ−ドモジュ
−ルの内容のうち、プログラムが更新を行うデ−タ部、
すなわちプログラムが走行したときに利用する数値や文
字列等を持つ部分に対しては、このようにプロセス間で
共有することはできない。その結果、テキスト共有方式
を用いた場合でも、デ−タ部を読み込むためにはロ−ド
モジュ−ル毎に外部記憶装置に対するアクセスが発生す
る。このように、従来のプログラムロ−ド方法では、ロ
−ドモジュ−ルの数に比例した回数だけ、外部記憶装置
に対してアクセスが発生するため、ロ−ドに時間がかか
るという問題があった。本発明の目的は、このような従
来の課題を解決し、プログラムロ−ド時の外部記憶装置
へのアクセス回数を減少させることにより、プログラム
ロ−ドにかかる時間を短縮することが可能なプログラム
ロ−ドシステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプログラムロ−ドシステムは、オペレ−テ
ィングシステムのうち、テキスト部とデ−タ部を内容と
する複数のロ−ドモジュ−ルからなるプログラムを実行
するプログラム実行制御部のうちのプログラムロ−ドシ
ステムにおいて、主メモリ内に、プログラムを実行する
プロセスのプロセス領域のデ−タ部とは別に、ロ−ドモ
ジュ−ルのデ−タ部原本の内容を格納する領域と、格納
領域を管理するテ−ブルとを設け、プログラム実行制御
部は、プログラムのロ−ド時にプログラムが必要とする
ロ−ドモジュ−ルが既に主メモリ上に読み込まれている
か否かを管理テ−ブルを検索することにより判定し、主
メモリ上に読み込まれている場合には、テキスト部は既
に読み込まれているテキスト部と共有し、デ−タ部はデ
−タ部原本格納領域からプロセス領域のデ−タ部に複写
することに特徴がある。
め、本発明のプログラムロ−ドシステムは、オペレ−テ
ィングシステムのうち、テキスト部とデ−タ部を内容と
する複数のロ−ドモジュ−ルからなるプログラムを実行
するプログラム実行制御部のうちのプログラムロ−ドシ
ステムにおいて、主メモリ内に、プログラムを実行する
プロセスのプロセス領域のデ−タ部とは別に、ロ−ドモ
ジュ−ルのデ−タ部原本の内容を格納する領域と、格納
領域を管理するテ−ブルとを設け、プログラム実行制御
部は、プログラムのロ−ド時にプログラムが必要とする
ロ−ドモジュ−ルが既に主メモリ上に読み込まれている
か否かを管理テ−ブルを検索することにより判定し、主
メモリ上に読み込まれている場合には、テキスト部は既
に読み込まれているテキスト部と共有し、デ−タ部はデ
−タ部原本格納領域からプロセス領域のデ−タ部に複写
することに特徴がある。
【0005】
【作用】本発明においては、ロ−ドモジュ−ルのデ−タ
部の原本をプロセス領域とは別個のデ−タ部原本格納領
域に配置し、そのロ−ドモジュ−ルに関する情報をロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブルに保持する。以後は、そこか
ら必要に応じて各プロセスのプロセス領域のデ−タ部に
複写することにより、プログラムロ−ド時の外部記憶装
置へのアクセス回数を減少させる。すなわち、プログラ
ムをロ−ドする際に、そのプログラムが必要とするロ−
ドモジュ−ルが既にメモリ上に読み込まれているか否か
を、ロ−ドモジュ−ル管理テ−ブルを検索することによ
り判断し、メモリ上に読み込まれている場合には、テキ
スト部はプロセス間で共有し、デ−タ部は原本の内容を
デ−タ部原本格納領域よりプロセス領域に複写すること
により、外部記憶装置に対するアクセスは不要となる。
これにより、プログラムのロ−ドにかかる時間を短縮す
ることができる。
部の原本をプロセス領域とは別個のデ−タ部原本格納領
域に配置し、そのロ−ドモジュ−ルに関する情報をロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブルに保持する。以後は、そこか
ら必要に応じて各プロセスのプロセス領域のデ−タ部に
複写することにより、プログラムロ−ド時の外部記憶装
置へのアクセス回数を減少させる。すなわち、プログラ
ムをロ−ドする際に、そのプログラムが必要とするロ−
ドモジュ−ルが既にメモリ上に読み込まれているか否か
を、ロ−ドモジュ−ル管理テ−ブルを検索することによ
り判断し、メモリ上に読み込まれている場合には、テキ
スト部はプロセス間で共有し、デ−タ部は原本の内容を
デ−タ部原本格納領域よりプロセス領域に複写すること
により、外部記憶装置に対するアクセスは不要となる。
これにより、プログラムのロ−ドにかかる時間を短縮す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す計算機シス
テムの全体構成図である。図1において、1はプロセッ
サ、2はメモリ、3は外部記憶装置である。プロセッサ
1はプログラムを実行するに先立ち、外部記憶装置3か
らロ−ドモジュ−ルをメモリ2にロ−ドする。ロ−ドモ
ジュ−ルを外部記憶装置3から読み込む際に、そのデ−
タ部を原本としてメモリ2上に格納しておく。以後、そ
のロ−ドモジュ−ルを用いるプログラムのロ−ド要求が
あったときには、デ−タ部をメモリ2上の原本をコピ−
して用いることにより、外部記憶装置3に対するアクセ
スは不要となる。テキスト部に対しては、従来と同じよ
うに、テキスト共有方式によりテキスト部を複数のプロ
セス間で共有することにより、外部記憶装置3に対する
アクセスを不要にする。図2は、本発明におけるプログ
ラムロ−ドを制御する部分の機能ブロック図である。図
2において、11はプログラムの読み込みを制御するプ
ログラムロ−ド制御部、12はデ−タ部原本格納領域お
よびテキスト部格納領域を管理するロ−ドモジュ−ル管
理テ−ブル、13はロ−ドモジュ−ルのデ−タ部原本を
格納するデ−タ部原本格納領域、14はプログラムを実
行するプロセス領域である。図3は、図2におけるロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブルの内容を示す図である。ロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブル12には、図3に示すよう
に、ロ−ドモジュ−ルファイル名121と、テキスト部
を格納するテキスト部格納領域の領域先頭アドレス12
2と、デ−タ部を格納するデ−タ部原本格納領域の領域
先頭アドレス123とが組で登録されている。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す計算機シス
テムの全体構成図である。図1において、1はプロセッ
サ、2はメモリ、3は外部記憶装置である。プロセッサ
1はプログラムを実行するに先立ち、外部記憶装置3か
らロ−ドモジュ−ルをメモリ2にロ−ドする。ロ−ドモ
ジュ−ルを外部記憶装置3から読み込む際に、そのデ−
タ部を原本としてメモリ2上に格納しておく。以後、そ
のロ−ドモジュ−ルを用いるプログラムのロ−ド要求が
あったときには、デ−タ部をメモリ2上の原本をコピ−
して用いることにより、外部記憶装置3に対するアクセ
スは不要となる。テキスト部に対しては、従来と同じよ
うに、テキスト共有方式によりテキスト部を複数のプロ
セス間で共有することにより、外部記憶装置3に対する
アクセスを不要にする。図2は、本発明におけるプログ
ラムロ−ドを制御する部分の機能ブロック図である。図
2において、11はプログラムの読み込みを制御するプ
ログラムロ−ド制御部、12はデ−タ部原本格納領域お
よびテキスト部格納領域を管理するロ−ドモジュ−ル管
理テ−ブル、13はロ−ドモジュ−ルのデ−タ部原本を
格納するデ−タ部原本格納領域、14はプログラムを実
行するプロセス領域である。図3は、図2におけるロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブルの内容を示す図である。ロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブル12には、図3に示すよう
に、ロ−ドモジュ−ルファイル名121と、テキスト部
を格納するテキスト部格納領域の領域先頭アドレス12
2と、デ−タ部を格納するデ−タ部原本格納領域の領域
先頭アドレス123とが組で登録されている。
【0007】図4は、本発明の一実施例を示すプログラ
ムロ−ド制御部の動作フロ−チャ−トである。プログラ
ムロ−ド制御部11は、プログラムの実行要求を受ける
と、先ずロ−ドモジュ−ルの中で最初に起動されるロ−
ドモジュ−ルをプロセス領域に読み込む(ステップ10
1)。次に、読み込んだファイルの内容から、プログラ
ムに必要なロ−ドモジュ−ル名のリストを取り出す(ス
テップ102)。このリストに記述されているファイル
をプロセス領域に読み込むためには、次の手順により行
う。先ず、そのファイル名がロ−ドモジュ−ル管理テ−
ブル12内にあるか否かを検索する(ステップ10
4)。ロ−ドモジュ−ル管理テ−ブル12内にロ−ドモ
ジュ−ルファイル名がある場合には(ステップ10
6)、そのロ−ドモジュ−ルはメモリ上に既に読み込ま
れていることになる。このときには、テキスト部はロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブル12内のテキスト部格納領域
先頭アドレスを用いてプロセス間で共有する(ステップ
110)。また、デ−タ部は、ロ−ドモジュ−ル管理テ
−ブル12内のデ−タ部原本格納領域先頭アドレスを用
いて、その内容をプロセス領域のデ−タ部に複写する
(ステップ111)。そして、再度、ステップ103に
戻り、全てのロ−ドモジュ−ルを読み込んだか否かを判
断し(ステップ103)、全て読み込んだならば、プロ
グラムロ−ドは終了する(ステップ105)。
ムロ−ド制御部の動作フロ−チャ−トである。プログラ
ムロ−ド制御部11は、プログラムの実行要求を受ける
と、先ずロ−ドモジュ−ルの中で最初に起動されるロ−
ドモジュ−ルをプロセス領域に読み込む(ステップ10
1)。次に、読み込んだファイルの内容から、プログラ
ムに必要なロ−ドモジュ−ル名のリストを取り出す(ス
テップ102)。このリストに記述されているファイル
をプロセス領域に読み込むためには、次の手順により行
う。先ず、そのファイル名がロ−ドモジュ−ル管理テ−
ブル12内にあるか否かを検索する(ステップ10
4)。ロ−ドモジュ−ル管理テ−ブル12内にロ−ドモ
ジュ−ルファイル名がある場合には(ステップ10
6)、そのロ−ドモジュ−ルはメモリ上に既に読み込ま
れていることになる。このときには、テキスト部はロ−
ドモジュ−ル管理テ−ブル12内のテキスト部格納領域
先頭アドレスを用いてプロセス間で共有する(ステップ
110)。また、デ−タ部は、ロ−ドモジュ−ル管理テ
−ブル12内のデ−タ部原本格納領域先頭アドレスを用
いて、その内容をプロセス領域のデ−タ部に複写する
(ステップ111)。そして、再度、ステップ103に
戻り、全てのロ−ドモジュ−ルを読み込んだか否かを判
断し(ステップ103)、全て読み込んだならば、プロ
グラムロ−ドは終了する(ステップ105)。
【0008】一方、検索の結果(ステップ106)、ロ
−ドモジュ−ルファイル名がない場合には、そのロ−ド
モジュ−ルは外部記憶装置3から読み込む必要がある。
このときには、先ずメモリ上にテキスト部格納領域とデ
−タ部原本格納領域とを確保し、テキスト部とデ−タ部
原本を確保したそれぞれの領域に読み込む(ステップ1
07,108)。次に、ロ−ドモジュ−ル管理テ−ブル
12に、いま読み込んだロ−ドモジュ−ルのファイル名
121と、テキスト部格納領域およびデ−タ部原本格納
領域の先頭アドレス122,123とを登録する(ステ
ップ109)。そして、これを実行するプロセスでは、
テキスト部はテキスト部格納領域をプロセス領域のテキ
スト部と共有し(ステップ110)、デ−タ部はデ−タ
部原本格納領域よりプロセス領域のデ−タ部へ複写する
(ステップ111)。以上の処理を、リスト中に記述さ
れているファイル全てに対して行い、プログラムの実行
に必要なロ−ドモジュ−ルをプロセス領域にロ−ドす
る。
−ドモジュ−ルファイル名がない場合には、そのロ−ド
モジュ−ルは外部記憶装置3から読み込む必要がある。
このときには、先ずメモリ上にテキスト部格納領域とデ
−タ部原本格納領域とを確保し、テキスト部とデ−タ部
原本を確保したそれぞれの領域に読み込む(ステップ1
07,108)。次に、ロ−ドモジュ−ル管理テ−ブル
12に、いま読み込んだロ−ドモジュ−ルのファイル名
121と、テキスト部格納領域およびデ−タ部原本格納
領域の先頭アドレス122,123とを登録する(ステ
ップ109)。そして、これを実行するプロセスでは、
テキスト部はテキスト部格納領域をプロセス領域のテキ
スト部と共有し(ステップ110)、デ−タ部はデ−タ
部原本格納領域よりプロセス領域のデ−タ部へ複写する
(ステップ111)。以上の処理を、リスト中に記述さ
れているファイル全てに対して行い、プログラムの実行
に必要なロ−ドモジュ−ルをプロセス領域にロ−ドす
る。
【0009】このように、本実施例においては、ロ−ド
モジュ−ルのデ−タ部原本をプロセス空間領域とは別の
デ−タ部原本格納領域に配置し、そのロ−ドモジュ−ル
に関する情報をロ−ドモジュ−ル管理テ−ブル12に保
持することにより、プログラムを実行する際にそのプロ
グラムが必要とするロ−ドモジュ−ルが既にメモリ上に
読み込まれているか否かをロ−ドモジュ−ル管理テ−ブ
ル12を検索することにより判定する。そして、メモリ
上にある場合には、テキスト部は共有し、デ−タ部はデ
−タ部原本格納領域よりプロセス領域のデ−タ部に複写
するので、プログラムを実行する際に外部記憶装置に対
するアクセス回数を減少させることができる。その結
果、プログラムのロ−ドに要する時間も短縮することが
できる。なお、本実施例では、図2に示す構成について
説明したが、これに限定されることなく、種々の変更が
可能である。
モジュ−ルのデ−タ部原本をプロセス空間領域とは別の
デ−タ部原本格納領域に配置し、そのロ−ドモジュ−ル
に関する情報をロ−ドモジュ−ル管理テ−ブル12に保
持することにより、プログラムを実行する際にそのプロ
グラムが必要とするロ−ドモジュ−ルが既にメモリ上に
読み込まれているか否かをロ−ドモジュ−ル管理テ−ブ
ル12を検索することにより判定する。そして、メモリ
上にある場合には、テキスト部は共有し、デ−タ部はデ
−タ部原本格納領域よりプロセス領域のデ−タ部に複写
するので、プログラムを実行する際に外部記憶装置に対
するアクセス回数を減少させることができる。その結
果、プログラムのロ−ドに要する時間も短縮することが
できる。なお、本実施例では、図2に示す構成について
説明したが、これに限定されることなく、種々の変更が
可能である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既に読み込んだロ−ドモジュ−ルのデ−タ部を、再度外
部記憶装置から読み込まずに、メモリ間で複写するの
で、外部記憶装置に対するアクセス回数を減少すること
ができる。この結果、外部記憶装置から読み込む場合に
比べて、同一のロ−ドモジュ−ルを用いてプログラムを
起動する際に、プログラムを実行するまでの時間を短縮
することができる。
既に読み込んだロ−ドモジュ−ルのデ−タ部を、再度外
部記憶装置から読み込まずに、メモリ間で複写するの
で、外部記憶装置に対するアクセス回数を減少すること
ができる。この結果、外部記憶装置から読み込む場合に
比べて、同一のロ−ドモジュ−ルを用いてプログラムを
起動する際に、プログラムを実行するまでの時間を短縮
することができる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラムロ−ド方法を適用する計算
機システムの構成図である。
機システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示すプログラムロ−ド制御
部の機能ブロック図である。
部の機能ブロック図である。
【図3】図2におけるロ−ドモジュ−ル管理テ−ブルの
内容を示す図である。
内容を示す図である。
【図4】本発明のプログラムロ−ド制御部の動作フロ−
チャ−トである。
チャ−トである。
1 プロセッサ 2 メモリ 3 外部記憶装置 11 プログラムロ−ド制御部 12 ロ−ドモジュ−ル管理テ−ブル 13 デ−タ部原本格納領域 14 プロセス領域 121 ロ−ドモジュ−ルファイル名 122 テキスト部格納領域先頭アドレス 123 デ−タ部格納領域先頭アドレス
Claims (1)
- 【請求項1】 オペレ−ティングシステムのうち、テキ
スト部とデ−タ部を内容とする複数のロ−ドモジュ−ル
からなるプログラムを実行するプログラム実行制御部の
うちのプログラムロ−ドシステムにおいて、主メモリ内
に、プログラムを実行するプロセスのプロセス領域のデ
−タ部とは別に、ロ−ドモジュ−ルのデ−タ部原本の内
容を格納する領域と、該格納領域を管理するテ−ブルと
を設け、上記プログラム実行制御部は、プログラムのロ
−ド時に該プログラムが必要とするロ−ドモジュ−ルが
既に主メモリ上に読み込まれているか否かを上記管理テ
−ブルを検索することにより判定し、主メモリ上に読み
込まれている場合には、テキスト部は既に読み込まれて
いるテキスト部と共有し、デ−タ部は上記デ−タ部原本
格納領域からプロセス領域のデ−タ部に複写することを
特徴とするプログラムロ−ドシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3760692A JPH05233305A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | プログラムロ−ドシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3760692A JPH05233305A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | プログラムロ−ドシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05233305A true JPH05233305A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12502243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3760692A Pending JPH05233305A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | プログラムロ−ドシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05233305A (ja) |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP3760692A patent/JPH05233305A/ja active Pending
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