JPH09114673A - プログラムロード装置と方法 - Google Patents

プログラムロード装置と方法

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JPH09114673A
JPH09114673A JP27301995A JP27301995A JPH09114673A JP H09114673 A JPH09114673 A JP H09114673A JP 27301995 A JP27301995 A JP 27301995A JP 27301995 A JP27301995 A JP 27301995A JP H09114673 A JPH09114673 A JP H09114673A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムロード装置と方法に関し、イニシ
ャルロード処理をオンライン開始処理と並行して処理
し、オンラインシステム立ち上げ時間の短縮を図ること
を目的とする。 【解決手段】 複数のプログラムをロードするプログラ
ムロード装置であって、プログラムの属性とロード状態
を記憶し各手段の同期をとるプログラムロードテーブル
3と、テーブル3に基づいてプログラムをロードするプ
ログラムロード手段2と、テーブル3にプログラムの大
きさとロードするメモリ領域を記憶してプログラムロー
ド手段2を起動するプログラムロード依頼手段1と、プ
ログラム利用時、プログラムがロード済の状態となって
いることを確認するプログラムロード確認手段4とを備
えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータのオン
ライン処理システム立ち上げ時のプログラムロード装置
と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模なコンピュータオンライン処理シ
ステムではオンライン処理のレスポンス保証のために、
電文(トランザクション)処理中に共通的に必要なプロ
グラムのローディングが発生しないようにあらかじめオ
ンラインシステム開始時に共通的なプログラムのローデ
ィングを終了しておくイニシャルプログラムロード方式
を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このイニシャルロード
処理では、プログラムのロード処理は、ロードされるプ
ログラムが動作するタスクが自分の領域内にメモリを確
保して、そこにファイルから読み込む必要があり、オン
ライン立ち上げ処理の一部としてプログラムロード処理
(イニシャルロード処理)を組み込む必要があった。こ
のため、イニシャルロード処理と本来のオンライン開始
処理とは順次処理せざるを得ず、オンライン立ち上げ処
理に時間がかかるという問題があった。
【0004】図7に従来技術のオンライン処理開始手順
の説明図(その1)を示す。ここにはフローチャートで
オンライン処理を開始するときに必要なステップを示し
てある。
【0005】オンライン処理は通常24時間運転をする
ので開始処理はシステムの運用開始のときや大々的にシ
ステムの入替えを行ったときなど限られた場合に必要と
なる。しかし、日常の運用の中でシステムの改善のため
に一部システムの入替えや何らかのトラブルによってシ
ステムの運転が一部中断するなどは起こりうることであ
り、このようなときに一部あるいは全システムの再起動
が必要となりここで述べるようなオンライン開始処理が
動作することになる。このような場合のシステムの再立
ち上げの時間は出来るだけすばやく短時間で行われるこ
とが望まれる。
【0006】フローチャートについて順次説明する。ス
テップS71ではまず新たに起動するオンラインシステ
ムが動作する環境としてオンライン処理タスクを発生さ
せる。
【0007】ステップS72においては多重仮想記憶シ
ステムの1つの仮想記憶装置をこれに割り当て他のオン
ライン処理と同時並行して動作するようにする。ステッ
プS73においてオンライン処理の主プログラムのロー
ディングが行われ主プログラムが起動される。
【0008】ステップS74では、主プログラムがオン
ライン処理に必要な多数の副プログラムやサブルーチン
をこれらを呼び出したときにローディング動作が発生し
ないようにあらかじめ実メモリに常駐させるようにペー
ジを固定した領域を確保してまとめてローディングす
る。
【0009】これらのプログラムのローディングが終わ
ってから、ステップS75でオンライン開始処理を行
う。ここでは、データベースや各種制御用のファイルに
ついて初期設定オープンする。また、メモリ上の制御テ
ーブルについても初期状態に設定しテーブルの初期化を
行う。
【0010】以上のような準備ができたところで、本来
のオンライン業務処理が開始する。すなわち、電文が端
末から送られてくればそれぞれに必要な処理を行うプロ
グラムが呼び出されトランザクションの処理が行われ
る。このとき、必要となる共通的な副プログラムやサブ
ルーチンがすでにローディングされていてレスポンスが
早くなるようにしているのである。
【0011】このように、ステップS74で示したイニ
シャルロード処理とステップS75のオンライン開始処
理が順に実行されるがここに必要な時間がどのように発
生しているかを図8従来技術のオンライン処理開始手順
の説明図(その2)にタイムチャートとして示してあ
る。
【0012】イニシャルロード処理として複数のプログ
ラムのローディングと各種テーブルなどの初期設定を行
うオンライン開始処理と、トランザクション処理で必要
となったプログラム呼び出しとが順次動作して行く様子
を示している。ここで各処理の時間軸上の要素として
「━」で示しているのはCPU処理すなわちメモリ上の
テーブルなどの操作を行っている時間の経過であり、
「■」で示しているのはファイルアクセスなどを伴う処
理が起動され入出力装置の動作の完了を待っている時間
を表している。
【0013】イニシャルロード処理ではファイルにある
プログラムライブラリからプログラムを読み出すのが主
たる動作であり、■で示すI/O処理待ちの時間が多
い。また、オンライン開始処理ではファイルのオープ
ン、ファイル制御表の初期設定などファイルのアクセス
もあるがCPU処理時間の割合が多い。
【0014】トランザクション処理では業務データの入
出力の他にあらかじめロードしていなかったプログラム
の呼び出しでプログラムロード処理が発生することもあ
ることを示している。
【0015】上記のことから分かるようにオンライン業
務であるトランザクション処理の開始を早くするには、
イニシャルロード処理とオンライン開始処理におけるI
/O処理待ち時間をいかに有効に使うようにするかが問
題である。
【0016】本発明はこのような点にかんがみて、イニ
シャルロード処理をオンライン開始処理と並行して処理
することにより、オンライン立ち上げの処理時間短縮を
図ったイニシャルロード処理の実現手段を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成されたプログラムロード装置と方法によって解決
される。
【0018】図1は、本発明の構成図である。請求項1
および請求項3において、3はロードする複数のプログ
ラム毎に属性(プログラム名など)と少なくとも未ロー
ド、ロード中、ロード済の3つのロード状態を区別して
記憶するプログラムロードテーブルであり、2は上記プ
ログラムロードテーブル3に基づき、ロード状態が未ロ
ードであるプログラムのロード状態をロード中に変更し
てプログラムをロードするプログラムロード手段であ
り、1は上記プログラムロードテーブル3にあるプログ
ラム名に基づいてプログラムライブラリを検索して上記
プログラムの大きさを知りプログラムをロードするメモ
リ領域を獲得し、上記獲得したメモリ領域のアドレスと
大きさを上記プログラムロードテーブル3に記憶して上
記プログラムロード手段2を起動するプログラムロード
依頼手段であり、請求項2および請求項4において、4
は上記プログラムを呼び出すとき、上記プログラムロー
ドテーブル3に基づきロード状態が未ロードであればロ
ード中に変更して新たにプログラムをロードし、上記呼
び出されるプログラムがロード済の状態となったことを
確認するプログラムロード確認手段である。
【0019】上記のような構成により、プログラムロー
ドテーブル3にプログラム名を記憶した複数のプログラ
ムを、プログラムロード依頼手段1から依頼されたプロ
グラムロード手段2が依頼元タスクと並行して動作して
ロードを行う(請求項1、請求項3)。
【0020】並行して動作する依頼元タスクの処理の中
で必要となったプログラムを呼び出すときには、プログ
ラムロード確認手段4によりプログラムロードテーブル
3のロード状態により上記プログラムロード手段2が未
だロードしてない状態であれば依頼元タスクに属するプ
ログラムロード確認手段4で直接プログラムをロード
し、いずれかの手段によりロード済となったことを確認
する(請求項2、請求項4)。
【0021】
【発明の実施の形態】図2に本発明の実施の形態の構成
図を示す。21はオンライン処理タスクを示し、オンラ
イン処理を行う本体のプログラムである。内部は上記し
た従来技術のオンライン処理開始手順に似ているが最初
にイニシャルロード処理ではなくイニシャルロード処理
22の呼び出しとなっている。違いはイニシャルロード
処理で行うべき複数のプログラムのローディングについ
ては後述するように22のイニシャルロード処理で必要
なメモリの確保のみを行いイニシャルロード管理テーブ
ル24にプログラム名、アドレスなどを記憶して、実際
のローディングを他のタスク23に任せてしまうように
なっている。
【0022】オンライン開始処理、トランザクション処
理の内容は上記した従来技術の説明と同様である。CA
LLとあるのはプログラムの呼び出しをするとき、上記
のようにプログラムのローディングを他のタスク23に
任せているため確かにローディングされているか実際に
プログラムを呼び出すときに確認する必要があり25の
プログラム呼び出し機能によって同期をとるようにして
ある。このとき、イニシャルロードタスク23が対象の
プログラムについてロード処理を開始していない場合に
は依頼を取り消して直接ロードする機能をも合わせ持つ
ようになっている。
【0023】各構成要素を結ぶ線は実線の矢印でプログ
ラムの呼び出し関係あるいは起動をかけることを示して
おり、点線の矢印では24のイニシャルロード管理テー
ブルの参照、更新を行うことを示している。
【0024】図1に示す本発明の構成図の手段との対応
は次のようになっている。プログラムロード手段2はイ
ニシャルロードタスク23、プログラムロード依頼手段
1はイニシャルロード処理22、プログラムロードテー
ブル3はイニシャルロード管理テーブル24、プログラ
ムロード確認手段4はプログラム呼び出し機能25がそ
れぞれ対応する。
【0025】図3にはイニシャルロード管理テーブルの
構成を示している。このテーブルはオンライン処理タス
ク21から呼び出されたイニシャルロード処理22、イ
ニシャルロード処理22から起動されるイニシャルロー
ドタスク23とオンライン処理タスク21のトランザク
ション処理から呼び出されたプログラム呼び出し機能2
5との間で引き渡すべき情報とローディングに関する作
業状態、作業の待ち合わせ通知のための情報の交換など
を行うためのテーブルでありどの仮想記憶装置の領域に
あるタスクからでも参照、更新ができるシステム共通領
域にあらかじめ設置しておくものである。
【0026】プログラム名の欄にはイニシャルロード処
理22がロードすべきプログラム名を、また、大きさの
欄には対応するプログラムについてプログラムライブラ
リを調べローディングに必要な領域の大きさを記録し、
その大きさのロードすべき領域を確保して仮想アドレス
と対応する実アドレスを記入する。そしてイニシャルロ
ード処理がこのテーブルに示したプログラムのロードを
イニシャルロードタスク23に依頼するようにする。
【0027】ロード状態の欄は、依頼されたイニシャル
ロードタスク23がこのイニシャルロード管理テーブル
24に基づいてプログラムを実メモリにローディングす
るとき、未ロード状態では「0」となっているロード状
態の表示をロード作業の進捗にともないロード中
「1」、ロード済「2」のように状態表示を変更して行
くものである。
【0028】依頼元のオンライン処理タスク21での処
理の進捗にともないプログラム呼び出し機能25が呼び
出され、呼び出そうとする対象のプログラムが未ロード
なら直接プログラム呼び出し機能25がそのプログラム
のロードを行う。このようにオンライン処理タスクとイ
ニシャルロードタスクの複数のプログラムロード機能が
並行して動作するので上記ロード状態表示によりプログ
ラムロードの重複を避けるようにしている。
【0029】また、すでにロード中「1」の状態表示が
あるときにロードしようとするタスクはロードが完了す
るのを待つことになり、ロードが完了したときには待ち
となっているタスクに通知する必要がある。このため例
えば、ロードしたイニシャルロードタスク23がそのロ
ーディング完了をロード待ちタスクであるオンライン処
理タスク21に通知するために通知するべきアドレス
(ECBアドレス)を用意しておき、お互いに連絡でき
るようにしている。
【0030】次に、図4、図5、図6により動作の説明
を行う。図4はイニシャルロード処理のフローチャート
である。イニシャルロード処理22はオンライン処理タ
スク21から呼び出され、ロードすべきプログラムに関
する情報をイニシャルロード管理テーブルに記憶して、
イニシャルロードタスク23に起動を掛けて呼出元のオ
ンライン処理タスク21に戻るものである。すなわちタ
スクとしてはオンライン処理タスク21の一部として動
作する。
【0031】ステップS41はイニシャルロード管理テ
ーブル24のプログラム名欄(図3)以外を全てクリア
し未ロードの状態とし、テーブルの先頭から1行ずつ処
理をすすめるためにポインタを設定する。
【0032】ステップS42ではポインタが示すテーブ
ルの1行を取り出す。ステップS43では、ポインタの
示すプログラム名でロードすべきプログラムを格納して
いるプログラムライブラリを検索してプログラムが動作
するのに必要なメモリ領域の大きさを調べ、テーブルの
大きさ項目に記憶する。
【0033】ステップS44においては、上記大きさの
プログラムをロードすべき領域を獲得する。このとき、
ロードしようとしているプログラムは共通的なプログラ
ムであり実メモリに常駐していつでもオンライン処理タ
スク21で利用できるようにする必要がありロードする
領域を確保するときに「ページ固定」のオプション指定
をしておく。確保された仮想アドレスをテーブル上該当
の仮想アドレス項目に記憶する。
【0034】ステップS45では他のタスク、イニシャ
ルロードタスク23で実メモリに直接ロードするため
に、獲得した領域の仮想アドレスをセグメントテーブ
ル、ページテーブルにより実アドレスに変換し、実アド
レスの項目に記憶する。
【0035】以上が1つのプログラム名に対応するロー
ド依頼のための情報設定であり、ステップS46で処理
のポインタがテーブルの最後まできていたかどうかを調
べている。
【0036】まだ、他のプログラムについて処理が残っ
ているときはステップS47でポインタを進めてステッ
プS42に戻る。全てのロードすべきプログラムについ
て処理が終り依頼する情報の設定がされたときにはステ
ップS48でこのテーブルをパラメータとしてイニシャ
ルロードタスク23を起動する。すなわち、ここから別
タスクでローディングを並行処理することになる。
【0037】図5はイニシャルロードタスクのフローチ
ャートである。上記のようにロードすべきプログラムの
情報をイニシャルロード管理テーブル24に設定してパ
ラメータとして起動されたイニシャルロードタスク23
は依頼元のオンライン処理タスク21と並行してプログ
ラムロード処理を進める。
【0038】処理はイニシャルロード管理テーブルの先
頭から処理ポインタを設定し順次ロード処理を進める。
ステップS52ではテーブル24のロード状態表示を調
べそのプログラムは未ロードか否かを知る。ロード中、
ロード済の場合はイニシャルロードタスクでは該当のプ
ログラムについてはロードを行わない。これらはすでに
ロード済あるいは他のタスクすなわちオンライン処理タ
スク21が先にロードを開始している場合である。これ
らのタスクは並行して処理を進めるので場合によっては
イニシャルロードタスク23がロードする前にオンライ
ン処理タスク21の処理が進み実際にトランザクション
処理に入ってそのプログラムの呼び出しをしようとする
場合が発生する。このようなときロード中であればその
完了を待ち、未ロードであれば直ちに自分でロードする
ようにしている。このとき、重複してイニシャルロード
タスクで新たにロードしないようにテーブルのロード状
態表示をロード中とするようにしている。
【0039】従って未ロード以外のときはステップS5
7で処理ポインタを進め、ステップS58で終りを確認
している。未ロードの場合ステップS53では先ずロー
ド状態表示を「ロード中」に設定する。これは上記した
ようにオンライン処理タスク21でトランザクション処
理が進みプログラム呼び出し機能25が働くときに待た
せるための表示である。
【0040】ステップS54では処理ポインタの示すプ
ログラム名とロードする領域の実アドレスをパラメータ
としてプログラムを実メモリにロードする。ロードされ
たことを確認してステップS55ではテーブルのロード
状態表示を「ロード済」に変更する。
【0041】ステップS56はテーブルのロード待ちタ
スクの項目に待ちの通知アドレスが表示されているかを
調べている。待ちはイニシャルロードタスク23が、あ
るプログラムのロードを開始し、ロード中の状態表示を
しているときプログラム呼び出し機能がそのプログラム
のロード状態がロード中表示であることを確認したとき
にオンライン処理タスク21が待ち状態に入ることにな
りこの状態が発生する。このとき、オンライン処理タス
ク21の一部であるプログラム呼び出し機能25が待ち
を解除するための通知アドレスをテーブルに記憶するよ
うにしておく。
【0042】上記待ちタスクがあるときにはステップS
59でテーブルのロード待ちタスクの項目に記憶されて
いる通知すべきECBアドレスを用いて待ちタスクに完
了を通知する。
【0043】図6はプログラム呼び出し機能のフローチ
ャートである。プログラム呼び出し機能25はオンライ
ン処理タスク21から呼び出されてプログラム呼び出し
ができるかどうか、すなわち、呼び出すプログラムがす
でに実メモリにローディングされているか否かを確認す
る機能を果たすもので、タスクとしてはオンライン処理
タスク21に属する。
【0044】まず、ステップS60ではロード状態を確
認すべきプログラムの名前でイニシャルロード管理テー
ブル24を検索して処理ポインタを設定する。ステップ
S61、ステップS62でテーブルのロード状態表示を
調べ、指定されたプログラムはロード済か、ロード中か
を判定する。
【0045】ロード済であれば直ちに確認されたとして
呼出元のトランザクション処理に戻る。ロード中である
ことが分かったときは、イニシャルロードタスク23が
ロード処理中でありその完了を待つことになる。すなわ
ち、ステップS63でイニシャルロード管理テーブルに
ロード待ちタスクの表示をしてオンライン処理タスク2
1はステップS64で待ち(WAIT)状態に入る。つ
まり、ステップS10でイニシャルロードタスク23が
そのプログラムのローディングを完了して通知(POS
T)してくるまで待ち状態となる。
【0046】ステップS62で未ロードであることが分
かったときは、イニシャルロードタスク23によるロー
ディングではなくプログラム呼び出し機能25でプログ
ラムのローディングを行う。
【0047】先ずステップS65でテーブルのロード状
態表示を「ロード中」とする。ステップS66でテーブ
ルの処理ポインタで示されるプログラム名とアドレスを
指定してプログラムをロードする。
【0048】完了したらステップS67でテーブルのロ
ード状態表示をロード済に変更する。これで、必要なプ
ログラムのロードが完了したが、タイミングで他のタス
クでそのプログラムのローディング完了を待っているも
のがなかったかをステップS68で調べる。あったとき
には、ステップS69で待ちタスクに通知する。
【0049】上記した本発明の実施の形態では説明をし
易くするためにオンライン処理タスクが1つであるよう
にして説明したが、複数のオンライン処理タスクで共通
のプログラムを常駐化させて利用する場合にもイニシャ
ルロード管理テーブル24とイニシャルロードタスク2
3を共通に利用して同様の並行処理を行わせることも容
易である。すなわち、イニシャルロード処理22ではロ
ードすべきプログラムの属性とロード状態の設定をテー
ブルの空き行を確認して探して記憶させるようにして、
複数のオンライン処理タスクからのロード要求を重複し
ないようにテーブルに登録する。また、イニシャルロー
ドタスクについては、このタスクの起動を複数のオンラ
イン処理タスク21から重複して起動を掛けさせるが、
各起動されたタスクが並行して動作してもテーブルの状
態表示による制御で重複したローディングが発生しない
ようになっているので問題ない。さらに、待ちタスクへ
の通知も多重仮想記憶装置を区別して通知するようにし
てあるので対応できる。また、複数の待ちに対する通知
を行うためには通知先を示す行列を用いるようにすれば
よい。
【0050】なお、上記説明において複数のタスクで参
照するシステム共通領域にあるイニシャルロード管理テ
ーブル24についての排他制御は断っていないが当然考
慮したものとする。
【0051】また、本発明の実施の形態としてオンライ
ン処理タスクにおける例として示したが、一般的に複数
プログラムを多重仮想記憶装置上に効率良くローディン
グする必要があるときにも適用可能となるものである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば大規模なオンライン処理システムにおいてシステ
ムの立ち上げ、再立ち上げなどのときに長時間必要とす
るイニシャルロード処理をオンライン開始処理と並行し
て処理することにより、オンライン立ち上げの処理時間
の短縮を図ることができ、大規模コンピュータシステム
の運転の効率化、と利用者の利便性向上という著しい工
業的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の実施の形態の構成図
【図3】 イニシャルロード管理テーブル
【図4】 イニシャルロード処理のフローチャート
【図5】 イニシャルロードタスクのフローチャート
【図6】 プログラム呼び出し機能のフローチャート
【図7】 従来技術のオンライン処理開始手順の説明図
(その1)
【図8】 従来技術のオンライン処理開始手順の説明図
(その2)
【符号の説明】
1 プログラムロード依頼手段 2 プログラムロード手段 3 プログラムロードテーブル 4 プログラムロード確認手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプログラムをロードするプログラ
    ムロード装置であって、 上記ロードするプログラム毎に属性と少なくとも未ロー
    ド、ロード中、ロード済の3つのロード状態を区別して
    記憶するプログラムロードテーブルと、 上記プログラムロードテーブルに基づき、ロード状態が
    未ロードであるプログラムのロード状態をロード中に変
    更してロードするプログラムロード手段と、 上記プログラムロードテーブルにあるプログラム名に基
    づいてプログラムライブラリを検索して上記プログラム
    の大きさを知りプログラムをロードするメモリ領域を獲
    得し、上記獲得したメモリ領域のアドレスと大きさを上
    記プログラムロードテーブルに記憶して上記プログラム
    ロード手段を起動するプログラムロード依頼手段と、を
    備えることを特徴とするプログラムロード装置。
  2. 【請求項2】 上記プログラムを呼び出すとき、上記ロ
    ードテーブルに基づきロード状態が未ロードであればロ
    ード中に変更して新たにロードし、上記呼び出されるプ
    ログラムがロード済の状態となったことを確認するプロ
    グラムロード確認手段を追加して備えることを特徴とす
    る請求項1のプログラムロード装置。
  3. 【請求項3】 複数のプログラムをロードするプログラ
    ムロード方法であって、 プログラムロードテーブルに上記ロードするプログラム
    毎に属性と少なくとも未ロード、ロード中、ロード済の
    3つのロード状態を区別して記憶し、 上記プログラムロードテーブルにあるプログラム名に基
    づいてプログラムライブラリを検索して上記プログラム
    の大きさを知りプログラムをロードするメモリ領域を獲
    得し、上記獲得したメモリ領域のアドレスと大きさを上
    記プログラムロードテーブルに記憶し、 上記プログラムロードテーブルに基づき、ロード状態が
    未ロードであるプログラムのロード状態をロード中に変
    更してロードすることを特徴とするプログラムロード方
    法。
  4. 【請求項4】 上記プログラムを呼び出すとき、上記ロ
    ードテーブルに基づきロード状態が未ロードであればロ
    ード中に変更して新たにロードし、上記呼び出されるプ
    ログラムがロード済の状態となったことを確認すること
    を追加して特徴とする請求項3のプログラムロード方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007065753A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Fujitsu Ten Ltd 起動方法およびナビゲーション装置
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