JPH0523234A - 肘掛け等の成形品及びその成形方法 - Google Patents
肘掛け等の成形品及びその成形方法Info
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- JPH0523234A JPH0523234A JP3205598A JP20559891A JPH0523234A JP H0523234 A JPH0523234 A JP H0523234A JP 3205598 A JP3205598 A JP 3205598A JP 20559891 A JP20559891 A JP 20559891A JP H0523234 A JPH0523234 A JP H0523234A
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- outer skin
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- molding
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Abstract
組立を行う。 【構成】弾性層6は、外皮2から外圧によりたわむため
のものである。弾性層6と表皮2の内周面は、熱融着さ
れている。この熱融着は、射出成形金型内で形成され
る。弾性層6の中心部には、熱可塑性合成樹脂で作られ
た構造体7が配置されている。この構造体7に平端部4
がビス5により固定されている。構造体7は、肘掛け1
の骨組みをなすものであるから比較的硬い熱可塑性合成
樹脂で作られる。
Description
その成形方法に関する。更に詳しくは、外皮が布、合成
皮革、皮革、天然繊維等で外側表面が覆われている肘掛
け等の成形品及びその成形方法に関する。
の手、背中が接触することから適度な軟らかさがあると
良い。更に、この軟らかさに加えて、近年装飾性も要求
される。例えば、皮革、布地などで外表面が被覆されて
いると更に良い。しかし、これらの機能を果たすには、
外皮の内側に海綿状のゴム材等を固定して、弾力性のあ
る感触を作っている。これらの製造は、手動又は自動に
よる糸の縫い込み又は接着剤などを用いて行うので、多
工程となる。したがって、この種のものは、必然的に製
造コストがかかり高価である。
にな技術的背景で発明されたものであり、次のような目
的を達成する。
及び組立てを行うための肘掛け等の成形品及びその成形
方法を提供することにある。
数を少なくした肘掛け等の成形品及びその成形方法を提
供することにある。
に次のような手段を採る。
で作られ外表面を形成する外皮層と、前記外皮層に熱融
着され、構造体を構成する熱可塑性合成樹脂と、からな
る肘掛け等の成形品である。
で作られ外表面を形成する外皮層と、前記外皮層の内側
で、かつ前記外皮層に熱融着され前記外皮層からの外圧
により弾性を生み出すために熱可塑性エラストマから作
られる弾性層と、前記外皮層又は前記弾性層に熱融着さ
れ熱可塑性合成樹脂から作られる構造体と、からなる肘
掛け等の成形品である。
次の工程からなる。
金型内に挿入し、載置する載置工程と、前記外皮層に包
まれた空間に熱可塑性合成樹脂を射出する射出工程とか
らなる。
金型内に挿入し、載置する外皮層載置工程と、前記外皮
層に包まれた空間に予め成形された構造体を挿入し、載
置する構造体載置工程と、前記外皮層と前記構造体との
間の空間に熱可塑性エラストマを射出する射出工程とか
らなる。
ー処理又はラミネートする表面処理工程とを設けると良
い。
程から作られる。
る外皮層載置工程と、前記外皮層に包まれた空間に予め
成形された構造体を挿入し、載置する構造体載置工程
と、前記外皮層と前記構造体との間の空間に熱可塑性エ
ラストマを射出する射出工程と、からなる肘掛け等の成
形方法である。
観図である。肘掛け1は、外表面が表皮2で被覆されて
いる。表皮2は、本例では合成皮革で作られている。し
かしながら、表皮2は、合成皮革に限らず、天然皮革、
合成繊維で作られた布、天然の布など人間の肌に接した
とき感触の良いものが望ましい。肘掛け1は、支持パイ
プ3の先端の平端部4で支持されている。平端部4と肘
掛け1は、ビス5により相互に固定されている。
である。表皮2の内側の層には、熱可塑性エラストマで
作られた弾性層6が形成されている。弾性層6は、外皮
2から外圧によりたわむためのものである。したがっ
て、表皮2から押圧されても硬い感触はなく軟らかい感
触となる。弾性層6と表皮2の内周面は、熱融着されて
いる。この熱融着は、射出成形金型内で形成される。弾
性層6の中心部には、熱可塑性合成樹脂で作られた構造
体7が配置されている。この構造体7に平端部4がビス
5により固定されている。構造体7は、肘掛け1の骨組
みをなすものであるから比較的硬い熱可塑性合成樹脂で
作られる。
す。最初に可動型板10内のキャビィ部11の外皮2を
挿入し載置する。しかし、外皮2は、布、皮革などの柔
軟性のあるものであるからキャビティ部11の内周壁面
に密着しにくい。そこで、、可動型板10には、小孔1
3が内周壁面12の全面に穿けられている。この小孔1
3は、真空装置(図示せず)に接続されている。したが
って、真空装置を作動させると、表皮2は、内周壁面1
2に密着されることになる。
入し、位置決めする。構造体7の外周には、円柱状の間
隔突起14が一体に形成されている。間隔突起14は、
構造体7の外周面全体に配置されている。間隔突起14
は、表皮2の裏面との間の間隔を一定以上保つために設
けたものである。次に、射出成形機(図示せず)で可動
型板10を移動させて、ランナストリッパプレート1
6、固定側取付板17を一体に固定する。
8、ランナ19、ゲート20を介してキャビティ部15
に熱可塑性エラストマが注入される。溶融した熱可塑性
エラストマは、キャビティ部15に流入し構造体7の表
面を一部溶かして一体とする。同時に表皮2の表面にも
融着する。表皮2は、合成皮革、天然繊維、皮革などで
作られているので、溶かしにくい。このため、表皮2の
表面にシリコンなどでプライマー処理又はラミネートを
あらかじめ行うと良い。キャビティ部15は、弾性層6
を形成する。
例を示す。前記第1実施例では弾性層6を有していた
が、弾性層6を除いた実施例である。接触したとき弾力
的な感触の必要がないものにこの構造は用いられる。
施例を示す。前記第1実施例は、弾性層6を構造体7の
外周表面に層をなして配置されたものであった。第3実
施例に示すものは、構造体7と構造体7との間に弾性層
6を架橋させて配置されている。弾性層6は、架橋され
ているので比較的大きな弾性ひずみを得られる。
に行う。まず射出成形金型21,21に表皮2を載置し
固定する。めこの後、キャビティ部7aに熱可塑性合成
樹脂を注入し表皮2と一体に成形する。この後、一体に
成形された表皮2と構造体7は、他の射出成形金型2
2,22に移されて載置される。この射出成形金型2
2,22は、キャビティ部6aが形成される。このキャ
ビティ部6aに溶融された熱可塑性エラストマが注入さ
れ、表皮2及び構造体7に熱融着し、図7に示すような
一体の成形品となる。
ロピレン、ABS、ポリカーボネイトなどが強度や耐摩
耗上から適当である。
に直接当たることから比較的弾性に富んだものが適して
おり、ウレタン系エラストマ、オレフィン系エラスト
マ、ジエン系エラストマ、可塑化ポリ塩化ビニルなどの
熱可塑性エラストマが適用される。今回、特に注目され
るのは、熱可塑性弾性体にポリエーテルブロックアミド
またはポリエステル系熱可塑性エラストマを含有させた
ものを使用する、構造体7の材質を選ばなくても、ほと
んどの材料と接着または溶着可能となり、極めて自由度
のある材質組合せが可能となることである。
対してポリエーテルブロックアミド25〜185重量
部、特に好ましくは、熱可塑性弾性体100重量部に対
して、ポリエーテルブロックアミド40〜60重量部を
力学的にブレンドし均一に分散されたものが使用される
(特開平1−139240号、特開平1−139241
号参照)。
体100重量部に対してポリエステル系熱可塑性エラス
トマ25〜185重量部、特に好ましくは、熱可塑性弾
性体100重量部に対してポリエステル系熱可塑性エラ
ストマ40〜60重量部を力学的にブレンドし均一に分
散されたものが使用すると良い(特開平3−10004
5号)。
等の表皮を有する成形品が射出成形金型内で組み立てら
れるので、少ない工程で製造できる。また、一体に成形
するので強度的にも強い成形品が得られた。
る。
り、表皮を入れたときの金型の断面図である。
面図である。
面図である。
る。
面図である。
6…弾性層、7…構造体、10…可動型板
Claims (5)
- 【請求項1】布、合成皮革、皮革などで作られ外表面を
形成する外皮層と、 前記外皮層に熱融着され、構造体を構成する熱可塑性合
成樹脂と、からなる肘掛け等の成形品。 - 【請求項2】布、合成皮革、皮革などで作られ外表面を
形成する外皮層と、 前記外皮層の内側で、かつ前記外皮層に熱融着され前記
外皮層からの外圧により弾性を生み出すために熱可塑性
エラストマから作られる弾性層と、 前記外皮層又は前記弾性層に熱融着され熱可塑性合成樹
脂から作られる構造体と、からなる肘掛け等の成形品。 - 【請求項3】請求項1に記載された肘掛け等の成形品の
成形方法であって次の工程からなるもの、 前記外皮層を謝出成形金型内に挿入し、載置する載置工
程と、 前記外皮層に包まれた空間に熱可塑性合成樹脂を射出す
る射出工程と、からなる肘掛け等の成形品。 - 【請求項4】請求項2に記載された肘掛け等の成形品の
成形方法であって次の工程からなるもの、 前記外皮層を謝出成形金型内に挿入し、載置する外皮層
載置工程と、 前記外皮層に包まれた空間に予め成形された構造体を挿
入し、載置する構造体載置工程と、 前記外皮層と前記構造体との間の空間に熱可塑性エラス
トマを射出する射出工程と、からなる肘掛け等の成形方
法。 - 【請求項5】請求項3又は4において、 前記外皮層にプライマー処理又はラミネートする表面処
理工程と、からなる肘掛け等の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205598A JPH0523234A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 肘掛け等の成形品及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205598A JPH0523234A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 肘掛け等の成形品及びその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523234A true JPH0523234A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16509530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205598A Pending JPH0523234A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 肘掛け等の成形品及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523234A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6224104B1 (en) | 1997-12-03 | 2001-05-01 | Nsk Ltd. | Impact-absorbing steering column device |
JP2017061051A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 株式会社クラレ | 可撓性加飾積層体、及び可撓性加飾積層体の製造方法 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP3205598A patent/JPH0523234A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6224104B1 (en) | 1997-12-03 | 2001-05-01 | Nsk Ltd. | Impact-absorbing steering column device |
JP2017061051A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 株式会社クラレ | 可撓性加飾積層体、及び可撓性加飾積層体の製造方法 |
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