JPH0523159Y2 - - Google Patents
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- JPH0523159Y2 JPH0523159Y2 JP1987163889U JP16388987U JPH0523159Y2 JP H0523159 Y2 JPH0523159 Y2 JP H0523159Y2 JP 1987163889 U JP1987163889 U JP 1987163889U JP 16388987 U JP16388987 U JP 16388987U JP H0523159 Y2 JPH0523159 Y2 JP H0523159Y2
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Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、食品を蒸すことができる蒸し容器に
関し、特に水蒸気発生手段を内蔵した蒸し容器に
関する。
関し、特に水蒸気発生手段を内蔵した蒸し容器に
関する。
〈従来の技術〉
従来戸外で弁当等を加温するための容器は多く
知られており、実開昭55−63880号公報、実開昭
61−35635号公報等がある。これらは容器内を二
室に区画し、底部に収納した生石灰等の発熱手段
を用い、その熱で加温するものであつた。また、
同様に生石灰等を用いて食品を蒸すことのできる
容器としては、実開昭61−137318号公報が知られ
ている。
知られており、実開昭55−63880号公報、実開昭
61−35635号公報等がある。これらは容器内を二
室に区画し、底部に収納した生石灰等の発熱手段
を用い、その熱で加温するものであつた。また、
同様に生石灰等を用いて食品を蒸すことのできる
容器としては、実開昭61−137318号公報が知られ
ている。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかしながら前述の実開昭55−63880号公報、
実開昭61−35635号公報に示されるものは、熱に
よる加温のみしかできず、米飯やしゆうまい等の
蒸されることが好ましい食品に対しては、良好な
食感を与えることができなかつた。
実開昭61−35635号公報に示されるものは、熱に
よる加温のみしかできず、米飯やしゆうまい等の
蒸されることが好ましい食品に対しては、良好な
食感を与えることができなかつた。
また、実開昭61−137318号公報に示されるもの
は、上述の点では改善されているが、発生する水
蒸気は中蓋の透気孔を通り直接食品等にあたるた
め、食品の孔に接する部分と孔に接しない部分で
は、均一な食感が得られなかつた。また発熱用化
合物は容器本体と直接接している等、実際上は採
用し難い構成であつた。
は、上述の点では改善されているが、発生する水
蒸気は中蓋の透気孔を通り直接食品等にあたるた
め、食品の孔に接する部分と孔に接しない部分で
は、均一な食感が得られなかつた。また発熱用化
合物は容器本体と直接接している等、実際上は採
用し難い構成であつた。
また本考案のような容器は携帯するため、コン
パクトに形成する必要がある。他方、生石灰は水
と反応して膨張することが知られている。このた
め、コンパクトにするために生石灰を容器内に満
杯に充填した場合、反応時の膨張による容器の変
形や、膨張した生石灰が他の容器構成部分に接触
してその部分が溶けたり変形するといつた問題が
ある。他方、上記膨張を考慮して生石灰を余裕を
もつて充填した場合は、輸送時等の振動などによ
り生石灰がこぼれたり、食品と接触して食品を汚
染するといつた問題がある。
パクトに形成する必要がある。他方、生石灰は水
と反応して膨張することが知られている。このた
め、コンパクトにするために生石灰を容器内に満
杯に充填した場合、反応時の膨張による容器の変
形や、膨張した生石灰が他の容器構成部分に接触
してその部分が溶けたり変形するといつた問題が
ある。他方、上記膨張を考慮して生石灰を余裕を
もつて充填した場合は、輸送時等の振動などによ
り生石灰がこぼれたり、食品と接触して食品を汚
染するといつた問題がある。
そこで本考案は、コンパクトに設計された蒸し
容器であつて、生石灰の膨張による容器などの変
形や溶融といつた問題がなく、しかも生石灰が食
品と接することなしに、食品を蒸すことのできる
蒸し容器を提供するものである。
容器であつて、生石灰の膨張による容器などの変
形や溶融といつた問題がなく、しかも生石灰が食
品と接することなしに、食品を蒸すことのできる
蒸し容器を提供するものである。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は上記問題点に鑑みなされたものであつ
て、容器本体内に、生石灰を収納した反応トレー
を収納するとともに、該反応トレー上には食品収
容トレーを載置し、容器本体を蓋材で封止してな
る蒸し容器であつて、反応トレーの底部には水浸
入孔を形成し、反応トレー内には水浸入孔に接し
て吸水性材料を配置するとともに、吸水性材料上
に収納した生石灰の上には押さえ内蓋を設け、反
応トレーの上端開口部を通気性材料で封止したこ
とを特徴とする、蒸し容器である。
て、容器本体内に、生石灰を収納した反応トレー
を収納するとともに、該反応トレー上には食品収
容トレーを載置し、容器本体を蓋材で封止してな
る蒸し容器であつて、反応トレーの底部には水浸
入孔を形成し、反応トレー内には水浸入孔に接し
て吸水性材料を配置するとともに、吸水性材料上
に収納した生石灰の上には押さえ内蓋を設け、反
応トレーの上端開口部を通気性材料で封止したこ
とを特徴とする、蒸し容器である。
〈作用〉
本考案の蒸し容器は、蓋材に設けられた水注入
孔等から水を注入するか、予め内蔵した水袋を破
壊し、水と生石灰とを反応させるものである。
孔等から水を注入するか、予め内蔵した水袋を破
壊し、水と生石灰とを反応させるものである。
水は注入されると一旦容器本体底部にたまり、
次いで反応トレーの底部に設けた水浸入孔から反
応トレー内に浸入し生石灰と反応する。この際、
反応トレー内の吸水性材料は、反応トレー内への
水の浸入を助けるものであり、その具体的作用は
吸水性材料の毛細管現象である。
次いで反応トレーの底部に設けた水浸入孔から反
応トレー内に浸入し生石灰と反応する。この際、
反応トレー内の吸水性材料は、反応トレー内への
水の浸入を助けるものであり、その具体的作用は
吸水性材料の毛細管現象である。
反応トレー内に浸入した水は、生石灰と反応
し、熱が発生して、水は水蒸気となつて反応トレ
ーを封止している通気性材料を通過して食品を蒸
す。この際、通気性材料は水蒸気の放出を拡散し
て均一にし、局部的な水蒸気の放出を防ぐ。ま
た、通気性材料は反応トレー内の生石灰が食品に
接することも防いでいる。
し、熱が発生して、水は水蒸気となつて反応トレ
ーを封止している通気性材料を通過して食品を蒸
す。この際、通気性材料は水蒸気の放出を拡散し
て均一にし、局部的な水蒸気の放出を防ぐ。ま
た、通気性材料は反応トレー内の生石灰が食品に
接することも防いでいる。
本考案の蒸し容器は反応トレー内に押さえ内蓋
を備えており、生石灰が輸送時等に振動すること
が抑えられている。そして、使用時に吸水、反応
した生石灰は膨張するが、押さえ内蓋によりその
膨張がある程度抑えられ、容器の変形や他の構成
部分に生石灰が接触して変形するといつた問題が
生じない。
を備えており、生石灰が輸送時等に振動すること
が抑えられている。そして、使用時に吸水、反応
した生石灰は膨張するが、押さえ内蓋によりその
膨張がある程度抑えられ、容器の変形や他の構成
部分に生石灰が接触して変形するといつた問題が
生じない。
〈実施例〉
次に、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同実施例の外観斜視図である。
図は同実施例の外観斜視図である。
まず、容器本体1は、少なくとも耐水性を有
し、かつ、容器内で発生する熱に耐えることが必
要で、好ましくは断熱性を有する材料からなり、
具体的には発泡スチロール、耐水性を有する紙、
あるいは複合材料を用いたものを使用することが
できる。
し、かつ、容器内で発生する熱に耐えることが必
要で、好ましくは断熱性を有する材料からなり、
具体的には発泡スチロール、耐水性を有する紙、
あるいは複合材料を用いたものを使用することが
できる。
蓋材2は容器本体と同様の材料からなることが
好ましく、水を外部から注入する場合は、図示の
ように水注入孔21が設けられる。この場合は必
要に応じて、水を注入し易くするための案内部2
2や案内溝23を設けることができる。
好ましく、水を外部から注入する場合は、図示の
ように水注入孔21が設けられる。この場合は必
要に応じて、水を注入し易くするための案内部2
2や案内溝23を設けることができる。
また、水袋を予め内蔵する場合は、所定の量の
水を封入した、易破壊性の水袋および該水袋の破
壊手段を適当な位置に配置する。蓋材2と容器本
体1は、一体に設けてもよく、また、図示のよう
に別体に設ける場合は相互に嵌合可能に形成する
ことが好ましい。
水を封入した、易破壊性の水袋および該水袋の破
壊手段を適当な位置に配置する。蓋材2と容器本
体1は、一体に設けてもよく、また、図示のよう
に別体に設ける場合は相互に嵌合可能に形成する
ことが好ましい。
反応トレー3は、その内部で生石灰5と水が発
熱反応を生じるので、耐熱性が要求され、耐熱性
プラスチツク、金属等からなるものが用いられ、
特に加工性および軽量性の点からアルミニウム製
のトレーが好適である。反応トレー3の底部に
は、水の浸入用の孔31が設けられる。
熱反応を生じるので、耐熱性が要求され、耐熱性
プラスチツク、金属等からなるものが用いられ、
特に加工性および軽量性の点からアルミニウム製
のトレーが好適である。反応トレー3の底部に
は、水の浸入用の孔31が設けられる。
反応トレー3内には、水の浸入を容易にするた
めの吸水性材料4が、少なくとも水浸入孔31に
接するように設けられる。吸水性材料4として
は、紙、不織布等の吸水性を有する材料が用いら
れ、この吸水性材料4に吸い上げられて水は反応
トレー3内に浸入し、生石灰5と反応する。
めの吸水性材料4が、少なくとも水浸入孔31に
接するように設けられる。吸水性材料4として
は、紙、不織布等の吸水性を有する材料が用いら
れ、この吸水性材料4に吸い上げられて水は反応
トレー3内に浸入し、生石灰5と反応する。
生石灰5は、前述の吸水性材料4上に収容さ
れ、さらに必要に応じて前記吸水性材料4あるい
は他の材料に包まれた状態で収納されてもよい。
なお、この場合でも、生石灰5は水と反応できる
状態となつていることが必要である。いずれにし
ても、生石灰5の反応で発生した熱により、水が
水蒸気となつて放出される。
れ、さらに必要に応じて前記吸水性材料4あるい
は他の材料に包まれた状態で収納されてもよい。
なお、この場合でも、生石灰5は水と反応できる
状態となつていることが必要である。いずれにし
ても、生石灰5の反応で発生した熱により、水が
水蒸気となつて放出される。
また、前記生石灰5は、水と接触し反応すると
膨張するため、反応トレー3の容積の50〜80%程
度の容積に充填されることが好ましい。この場
合、製品の輸送時などにおいて、反応トレー3内
で生石灰5が激しく振動する等により、通気性材
料6が傷つく場合があり、また、使用時におい
て、局部的に膨張、盛り上がつた生石灰5が、通
気性材料6に接し、過熱により通気性材料6が損
傷することもあり得る。
膨張するため、反応トレー3の容積の50〜80%程
度の容積に充填されることが好ましい。この場
合、製品の輸送時などにおいて、反応トレー3内
で生石灰5が激しく振動する等により、通気性材
料6が傷つく場合があり、また、使用時におい
て、局部的に膨張、盛り上がつた生石灰5が、通
気性材料6に接し、過熱により通気性材料6が損
傷することもあり得る。
この通気性材料6の損傷を防ぐため、反応トレ
ー3内には、生石灰押さえ内蓋35を設けてあ
る。この押さえ内蓋35は、生石灰5上にトレー
状に成形したものを載置するか、あるいは反応ト
レー3の開口端部に巻き締めなどにより固定して
配置するとができ、生石灰5が反応トレー3内で
容易には移動しないように、生石灰5を押さえつ
ける状態で設けられる。当然のことながら、押さ
え内蓋35には水蒸気放出のための孔37が適宜
設けられる。押さえ内蓋35の材料としては、反
応トレー3と同様、耐熱性プラスチツクあるいは
金属製のものが好ましい。
ー3内には、生石灰押さえ内蓋35を設けてあ
る。この押さえ内蓋35は、生石灰5上にトレー
状に成形したものを載置するか、あるいは反応ト
レー3の開口端部に巻き締めなどにより固定して
配置するとができ、生石灰5が反応トレー3内で
容易には移動しないように、生石灰5を押さえつ
ける状態で設けられる。当然のことながら、押さ
え内蓋35には水蒸気放出のための孔37が適宜
設けられる。押さえ内蓋35の材料としては、反
応トレー3と同様、耐熱性プラスチツクあるいは
金属製のものが好ましい。
反応トレー3の上端開口部は、通気性材料6に
より封止される。通気性材料6としては水蒸気を
できるだけ均一に拡散して放出できるよう、紙、
不織布等を用いることが好ましく、耐水性および
強度の点では不織布を用いることが望ましい。反
応トレー3と通気性材料6の封止方法は、接着剤
による接合のほか、材料にヒートシール性を持た
せておけば、ヒートシールによつても可能であ
り、生産が自動化できて、好ましい。
より封止される。通気性材料6としては水蒸気を
できるだけ均一に拡散して放出できるよう、紙、
不織布等を用いることが好ましく、耐水性および
強度の点では不織布を用いることが望ましい。反
応トレー3と通気性材料6の封止方法は、接着剤
による接合のほか、材料にヒートシール性を持た
せておけば、ヒートシールによつても可能であ
り、生産が自動化できて、好ましい。
前記封止された反応トレー3上には食品8を収
容した食品収容トレー7が載置される。食品収容
トレー7は、耐水性および耐熱性を有する材料か
らなり、具体的には、耐熱ポリプロピレン等のプ
ラスチツクが、加工性の点で好ましい。食品収容
トレー7には、生石灰の反応により生じた水蒸気
が食品に接することを妨げないように、開口部7
1を多く設けることが好ましい。
容した食品収容トレー7が載置される。食品収容
トレー7は、耐水性および耐熱性を有する材料か
らなり、具体的には、耐熱ポリプロピレン等のプ
ラスチツクが、加工性の点で好ましい。食品収容
トレー7には、生石灰の反応により生じた水蒸気
が食品に接することを妨げないように、開口部7
1を多く設けることが好ましい。
さらに、食品収容トレー7と反応トレー3の間
に、紙あるいは不織布等からなる。緩衝層9を設
けることができる。この緩衝層9は、通気性材料
6を透過して放出される水蒸気をさらに拡散して
食品に接触させる働きを有すると共に、水蒸気に
より湿潤状態となつた緩衝層9が冷却体となつ
て、食品収容トレー7の過熱による変形や破壊を
防ぐ作用を有する。
に、紙あるいは不織布等からなる。緩衝層9を設
けることができる。この緩衝層9は、通気性材料
6を透過して放出される水蒸気をさらに拡散して
食品に接触させる働きを有すると共に、水蒸気に
より湿潤状態となつた緩衝層9が冷却体となつ
て、食品収容トレー7の過熱による変形や破壊を
防ぐ作用を有する。
発生した水蒸気は食品を蒸し、必要以上に発生
した水蒸気は、蓋材2に設けられた水注入孔21
等から放出される。
した水蒸気は、蓋材2に設けられた水注入孔21
等から放出される。
以上の構成からなる蒸し容器は、必要に応じて
さらに別の外容器等に収納することができる。外
容器の材質は任意であり、板紙、段ボール、プラ
スチツク、金属、陶器等が用いられる。
さらに別の外容器等に収納することができる。外
容器の材質は任意であり、板紙、段ボール、プラ
スチツク、金属、陶器等が用いられる。
〈考案の効果〉
本考案の蒸し容器は以上述べた構成からなつて
おり、水を注入するだけで食品を蒸すことがで
き、戸外でも簡単に使用することができる。ま
た、発生する水蒸気は均一に拡散されて食品に接
するので、不均一な加温や水滴の付着による食品
の食感不良がない。さらに、生石灰は反応トレー
内に封入されており食品と接することがなく衛生
上の問題もなく、さらには押さえ内蓋により押さ
えられているので、輸送時等の振動により生石灰
が振動してこぼれたりすることがなく、また、反
応して膨張した生石灰が容器の構成部分を損傷す
ることもない、実用上優れた蒸し容器である。
おり、水を注入するだけで食品を蒸すことがで
き、戸外でも簡単に使用することができる。ま
た、発生する水蒸気は均一に拡散されて食品に接
するので、不均一な加温や水滴の付着による食品
の食感不良がない。さらに、生石灰は反応トレー
内に封入されており食品と接することがなく衛生
上の問題もなく、さらには押さえ内蓋により押さ
えられているので、輸送時等の振動により生石灰
が振動してこぼれたりすることがなく、また、反
応して膨張した生石灰が容器の構成部分を損傷す
ることもない、実用上優れた蒸し容器である。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同実施例の外観斜視図である。 1……容器本体、2……蓋材、3……反応トレ
ー、4……吸水性材料、5……生石灰、6……通
気性材料、7……食品収容トレー、8……食品、
21……水注入孔、31……孔。
図は同実施例の外観斜視図である。 1……容器本体、2……蓋材、3……反応トレ
ー、4……吸水性材料、5……生石灰、6……通
気性材料、7……食品収容トレー、8……食品、
21……水注入孔、31……孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 容器本体内に、生石灰を収納した反応トレーを
収納するとともに、該反応トレー上には食品収容
トレーを載置し、容器本体を蓋材で封止してなる
蒸し容器であつて、 反応トレーの底部には水浸入孔を形成し、反応
トレー内には水浸入孔に接して吸水性材料を配置
するとともに、吸水性材料上に収納した生石灰の
上には押さえ内蓋を設け、反応トレーの上端開口
部を通気性材料で封止したことを特徴とする、蒸
し容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987163889U JPH0523159Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-10-27 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14398887 | 1987-09-21 | ||
JP1987163889U JPH0523159Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-10-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01155934U JPH01155934U (ja) | 1989-10-26 |
JPH0523159Y2 true JPH0523159Y2 (ja) | 1993-06-14 |
Family
ID=31719013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987163889U Expired - Lifetime JPH0523159Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-10-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523159Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60123132U (ja) * | 1984-01-26 | 1985-08-20 | 中外ケミカル工業株式会社 | 食品加熱保温容器 |
JPS61138962U (ja) * | 1985-02-16 | 1986-08-28 | ||
JPS61137318U (ja) * | 1985-02-16 | 1986-08-26 |
-
1987
- 1987-10-27 JP JP1987163889U patent/JPH0523159Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01155934U (ja) | 1989-10-26 |
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JPH0523159Y2 (ja) | ||
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